JP7299056B2 - 印刷装置、サーバ装置、および消耗品 - Google Patents

印刷装置、サーバ装置、および消耗品 Download PDF

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Description

本発明は、適切な消耗品のみを許可認証することにより印刷品質の低下や装置故障を防止する印刷装置、サーバ装置、および消耗品に関する。
印刷装置ではその印刷方式によってインクカートリッジや孔版原紙など様々な消耗品が着脱可能に設けられている。
例えば、インクジェット印刷装置では、消耗品として色ごとにインクが貯留されたインクカートリッジが着脱可能に設けてられており、インクカートリッジからインクジェットヘッドへインクが供給され、インクジェットヘッドのノズルからインクを印刷用紙に向けて吐出して画像や文字などを印刷する。
このとき、不適切なインクカートリッジがインクジェット印刷装置に装着されて使用されると、例えば、インクが凝集し、凝集したインクがノズルを閉塞させ吐出不良が発生したり、用紙に着弾したインクがにじみ、画像のエッジ不良などが発生したりする。これらの不具合は印刷画像の品質低下の原因となっていた。また、インクが凝集すると装置内の各機器に過剰な負荷がかかり装置故障の原因となる場合もある。
そこで、特許文献1には、装着された消耗品と本体装置との間で情報を伝達し、消耗品に設置された消耗品情報(例えば、適合機種情報、マッチングパラメータの設定情報、製造年月日など)に基づいて、特性を照合する画像記録装置に関する技術が開示されている。
特開2001-18507号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載の画像記録装置では、伝達した消耗品情報に基づいて特性を照合するので、照合の精度が低いという問題点があった。
照合の精度が低いと不適切な消耗品が装着されることがあり、これにより印刷画像品質の低下や印刷装置の故障の原因となる場合があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、適切な消耗品のみを許可認証することにより印刷品質の低下や装置故障を防止する印刷装置、サーバ装置、および消耗品を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る印刷装置の特徴は、
内部にメモリを有する消耗品が装着され、前記装着された消耗品を用いて印刷する印刷装置であって、
前記メモリに記憶された消耗品記憶情報に基づいて前記印刷装置により生成された静的情報である第1の照合情報と、前記消耗品記憶情報に基づいて生成され前記メモリに記憶されている第2の照合情報とを照合する第1照合手段と、
前記印刷装置の取得情報に基づいて前記印刷装置により生成された第3の照合情報と、前記消耗品の取得情報に基づいて生成されて前記メモリに記憶されている第4の照合情報とを照合する第2照合手段と、
各印刷装置に使用されている消耗品の装着回数を含む使用状況情報を備えるサーバから取得した前記印刷装置に対応する装着回数に基づいて、前記消耗品が前記印刷装置に初めて装着されたか否かを判定する判定手段と、
前記第1照合手段と前記第2照合手段との照合の結果がいずれも一致し、かつ前記判定手段により前記消耗品が初めて装着されたと判定された場合に、前記消耗品を許可認証する認証手段と、
を備えたことにある。
ここで、消耗品記憶情報とは、消耗品に記憶された情報のことであり、例えば、位置情報やID、またはその組み合わせなどのことをいう。
また、印刷機の取得情報は、印刷機に対して外部から入力される情報や印刷機内部で生成されることにより取得する情報であり、製造時に取得されてもよいし、流通過程において取得されてもよいし、使用開始時に取得されてもよく、取得の時期は問わない。例えば、印刷機の取得情報は、接続された消耗品や時計その他入力装置など外部から入力されるID、仕向け情報(位置情報)、インク残量情報、時刻情報、またはその組み合わせや、印刷機が内蔵する時計などにより印刷機内部で取得した時刻情報や、印刷機が内蔵するGPS(Global Positioning System)機能などにより印刷機内部で取得した位置情報などが該当する。
また、消耗品の取得情報は消耗品に対して外部から入力される情報や消耗品内部で生成されることにより取得する情報であり、製造時に取得されてもよいし、流通過程において取得されてもよいし、使用開始時に取得されてもよく、取得の時期は問わない。例えば、取得情報は、接続された印刷装置や時計その他入力装置など外部から入力されるID、仕向け情報(位置情報)、インク残量情報、時刻情報、またはその組み合わせや、消耗品が内蔵する時計などにより消耗品内部で取得した時刻情報や、消耗品が内蔵するGPS(Global Positioning System)機能などにより消耗品内部で取得した位置情報などが該当する。
本発明に係る印刷装置、サーバ装置、および消耗品の特徴によれば、適切な消耗品のみを許可認証することにより印刷品質の低下や装置故障を防止することができる。
本発明の実施例1に係る印刷システムの構成を説明した図である。 本発明の実施例1に係る画像形成装置の構成を説明した図である。 本発明の実施例1に係る画像形成装置が備える印刷装置とインクカートリッジの機能を説明した説明図である。 本発明の実施例1に係る携帯端末とサーバとにおける使用状況コード発行処理の処理手順を示したフローチャートである。 本発明の実施例1に係る画像形成装置における認証処理の処理手順を示したフローチャートである。 本発明の実施例1に係る画像形成装置における認証処理の処理手順を示したフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る印刷システムの実施形態を詳細に説明する。
<実施例1に係る印刷システムの全体構成>
図1は、本発明の実施例1に係る印刷システム100の構成を説明した図である。
図1に示すように、印刷システム100は、携帯端末5と、携帯端末5とネットワーク6を介して接続されたサーバ4と、印刷装置2と、この印刷装置2に対して着脱可能に取り付けられた消耗品である色毎のインクカートリッジ150K,150C,150M,150Yとを備えている。インクカートリッジ150K,150C,150M,150Yには、QRコード(登録商標)が印刷されている。このインクカートリッジ150K,150C,150M,150Yと印刷装置2とを画像形成装置1という。
携帯端末5は、スマートフォンなどのカメラ53が搭載された携帯電話であり、読み取り手段51と、入出力インタフェイス52とを備えている。
読み取り手段51は、カメラ53で撮像されたQRコード画像Q1を切り出し、切り出したQRコード画像Q1を解析することにより、インクカートリッジ150K,150C,150M,150Yのシリアルナンバー(S/N)、および接続先であるサーバ4のサイトのアドレスを抽出する。
入出力インタフェイス52は、例えば、タッチパネルと、このタッチパネルの裏面に配置され、各種表示画面を表示する液晶表示パネル(いずれも図示せず)とを有している。ユーザは、液晶表示パネルの表示画面を見ながら、タッチパネルの表面を指などでタッチ操作することで、表示画面で各種操作を行うことができる。
また、入出力インタフェイス52は、通信機能を有している。例えば、入出力インタフェイス52は、例えば使用状況コードの発行を要求する操作などユーザによるタッチ操作に基づいた操作信号をサーバ4へ送信する。また、入出力インタフェイス52は、読み取り手段51により抽出されたアドレスに接続して、アドレスが示すサイトの画面を表示したり、読み取り手段51により抽出されたシリアルナンバー(S/N)をサーバ4へ送信したり、サーバ4から使用状況コードを受信したりする。
サーバ4は、HTTPプロトコルに基づいて、携帯端末5からのリクエストに応じて各種サービスを提供する。サーバ4は、通信インタフェイス41と、記憶部42と、使用状況コード生成手段43とを備えている。
通信インタフェイス41は、ネットワーク6を介して携帯端末5へ表示画面データや使用状況コードなど各種データを提供する。
記憶部42は、使用状況情報と、コード生成アルゴリズムを記憶している。使用状況情報は、使用状況コード生成手段43により使用状況コードを生成する際に用いられる情報を含んでいる。また、使用状況情報は、使用状況コード生成手段43により使用状況コードが生成されると、生成した使用状況コードの生成に用いられた使用状況情報が記憶される。使用状況情報は、インクカートリッジ150K,150C,150M,150Yのシリアルナンバー(以下、カートリッジS/Nという)と、ユーザが保有する印刷装置2を特定する情報(例えば、印刷装置のシリアルナンバー)である機械情報(印刷装置識別情報)と、インクカートリッジ150が装着された装着回数を示す回数情報とを含む情報である。なお、機械情報は、印刷装置のシリアルナンバーに限らず、ユーザが保有する印刷装置2を識別できるように任意に付与したナンバーでもよい。カートリッジS/Nと、機械情報とは、携帯端末5から送信される。
コード生成アルゴリズムは、使用状況コード生成手段43が使用状況コードを生成する際に用いられるプログラムである。
使用状況コード生成手段43は、携帯端末5から使用状況コードの発行を要求する要求信号を受信すると、記憶部42に記憶された使用状況情報に基づいて、コード生成アルゴリズムを用いて使用状況コードを生成する。具体的には、使用状況コード生成手段43は、要求信号に含まれるカートリッジS/Nと機械情報との組み合わせで使用状況コードの発行を何回要求したか、即ち、インクカートリッジ150が装着された装着回数を示す回数情報と、機械情報とを、コード生成アルゴリズムを用いて演算処理を行い、使用状況コードを生成する。
例えば、要求信号に含まれるカートリッジS/Nと機械情報との組み合わせが、記憶部42の使用状況情報に記憶されていない場合には、1回目の発行であることを示す回数情報と、要求信号に含まれる機械情報とを、コード生成アルゴリズムを用いて演算処理を行い、使用状況コードを生成する。
すなわち、使用状況コードとは、回数情報と、機械情報とに基づいて、コード生成アルゴリズムを用いて演算処理を行うことで生成されるコードである。
以上のように、本発明の実施例1に係る印刷システム100が備えるサーバ4によれば、携帯端末5から使用状況コードの発行を要求する要求信号を受信すると、記憶部42に記憶された使用状況情報に基づいて、コード生成アルゴリズムを用いて使用状況コードを生成するので、ユーザが保有する印刷装置2(複数ある場合には複数の印刷装置2)に対応した使用状況コードの発行を何回要求したかを示す使用状況コードを発行することができる。
<画像形成装置の構成>
図2は、本発明の実施例1に係る画像形成装置1の構成を説明した図である。
本発明の実施例1に係る画像形成装置1は、インクカートリッジと、インクカートリッジ以外の構成を有する印刷装置とを備えており、図2では、印刷装置にインクカートリッジが装着された状態の画像形成装置1を例に挙げて説明する。
図2に示すように、画像形成装置1は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)のインクに対応するインクジェットヘッド110C,110M,110Y,110Kを備えており、印刷用紙は、インクジェットヘッド110C,110M,110Y,110Kの対向面に設けられた環状の搬送ベルト(図示しない)によって印刷条件により定められる速度で搬送されながら、インクジェットヘッド110C,110M,110Y,110Kから吐出されたインクによりライン単位で印刷される。
各インクは着脱可能なインクカートリッジに設けられたインクボトルから供給されるようになっており、C(シアン)のインクを供給するインクボトル151C、M(マゼンタ)のインクを供給するインクボトル151M、Y(イエロー)のインクを供給するインクボトル151Y、K(ブラック)のインクを供給するインクボトル151Kが備えられている。なお、以下においてインク色にこだわらない場合にはインクボトル151で代表させて説明する。他の機能部についても同様である。
インクボトル151から供給されたインクは、樹脂、金属等のパイプにより形成されたインク循環経路を通って、インクジェットヘッド110の下流側に設けられた下流タンクに一旦溜められる。このため、画像形成装置1には、C(シアン)のインクを溜める下流タンク120C、M(マゼンタ)のインクを溜める下流タンク120M、Y(イエロー)のインクを溜める下流タンク120Y、K(ブラック)のインクを溜める下流タンク120Kが備えられている。
画像形成装置1には、ポンプ170C、ポンプ170M、ポンプ170Y、ポンプ170Kおよび上流タンク130C、上流タンク130M、上流タンク130Y、上流タンク130Kが備えられている。下流タンク120に溜められたインクは、ポンプによりインクジェットヘッド110の上流側に設けられた上流タンクに送られる。上流タンク130に送られたインクは、インクを吐出する多数のノズルが設けられているインクジェットヘッド110に送液される。
上流タンク130は共通空気室172と接続されている。共通空気室172には、ポンプ173および図示しない大気開放弁が備えられており、大気開放弁を全閉してポンプ173により上流タンク130に空気を送り込んだり、大気開放弁を全開して大気圧にしたりすることにより、上流タンク130内の空気の圧力を調整する。
インクジェットヘッド110で吐出されなかったインクは、下流タンク120に戻される。上流タンク130からインクジェットヘッド110を経由して下流タンク120へのインク帰還は、上流タンク130と下流タンク120との水頭差を利用している。
インクは印刷品質が保証される温度範囲が定められており、環境温度が低く、インク温度が印刷可能である下限温度を下回っているとインクを加熱する必要がある。一方、インクジェットヘッド110内に設けられたドライバやピエゾ素子は動作することにより発熱し、これらの発熱やインク振動のジュール熱により、高温時におけるインク温度上昇の影響等を抑制する必要がある。そこで、インク循環経路上に、温度調節器161が設けられており、温度調節器161により、インクは、加温又は冷却される。
このような構成を有するインクジェット印刷装置に不適切なインクカートリッジが装着されると、例えば、インクが凝集してしまい凝集したインクがインクジェットヘッド110のノズルを閉塞させ吐出不良を発生させたり、搬送された印刷用紙に着弾したインクがにじみ、画像のエッジ不良などが発生したりする。さらに、インク循環経路内でインクが凝集すると、ポンプ170などインク送液手段に過剰な負荷がかかり装置故障の原因になる場合もある。
そこで、本発明の実施例1に係る画像形成装置1は、印刷品質の低下や印刷装置の故障を防止するため、装着されたインクカートリッジが使用可能か否かの認証を行う。
図3は、本発明の実施例1に係る画像形成装置1が備える印刷装置2とインクカートリッジ150K,150C,150M,150Yの機能を説明した説明図である。
図3に示すように、本発明の実施例1に係る画像形成装置1は、印刷装置2と、印刷装置2に装着されたインクカートリッジ150K,150C,150M,150Yとを備えており、インクカートリッジ150K,150C,150M,150Yがそれぞれ使用可能か否かの認証を行う。ここでは、インクカートリッジ150Kを例に挙げて説明するが、インクカートリッジ150C,150M,150Yも同一の構成を有している。
K(ブラック)のインクに対応するインクカートリッジ150Kは、それぞれインクボトル151Kと、非接触IC(符号152K)とを備えている。
非接触IC(符号152K)は、メモリ153KとCPU154Kとを有しており、印刷装置2との間で無線によるデータ通信を行う。
メモリ153Kは、インクカートリッジ150Kを一意に特定するIDと、IDに基づいて第1アルゴリズムを用いて生成されて記憶されている第1パスワードと、インクボトル151Kに貯留されたインクの属性データと、インクカートリッジ150Kが用いられる地域を示す仕向け情報に基づいて第2アルゴリズムを用いて生成されて記憶されている第2パスワードと、後述する認証手段16により許可認証されたときの使用状況コードとが記憶されている。なお、使用状況コードは必ずしも記憶されている必要はない。また、インクの属性データには、インク色情報、インク溶媒種類情報、インク残量情報が含まれている。
CPU154Kは、演算処理機能を有し、例えば、インクジェットヘッド110C,110M,110Y,110Kから吐出されたインクの吐出量に基づいて、インク色毎にインクボトル151C,151M,151Y,151K内のインク残量を算出し、インク残量情報として、メモリ153Kに記憶させる。また、CPU154Kは、第1照合手段12、第2照合手段13、パスワード生成手段14、位置情報取得手段15、認証手段16、判定手段19を実装することもできる。
C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)のインクに対応するインクカートリッジ150C,150M,150Yも同様に、それぞれインクボトル151C,151M,151Yと、非接触IC(符号152C,152M,152Y)とを備えており、印刷装置2との間で無線によるデータ通信を行う。
印刷装置2は、無線通信手段11と、第1照合手段12と、第2照合手段13と、パスワード生成手段14と、位置情報取得手段15と、認証手段16と、メモリ18と、判定手段19と、操作パネル30とを備えている。
無線通信手段11は、非接触IC(符号152)との間で無線通信を確立し、非接触IC(符号152)から種々の情報を読み込み、読み込んだ情報を第1照合手段12や、第2照合手段13や、パスワード生成手段14などに供給する。なお、無線通信手段11と非接触IC(符号152)との間で無線通信を行う際、送信側は乱数を付加して送信し、受信側は付加された乱数を削除することにより情報を取り出す。これにより、通信する情報の傍受を防止することができる。
第1照合手段12は、消耗品であるインクカートリッジ150Kに記憶されたID(消耗品記憶情報)に基づいて、印刷装置2のパスワード生成手段14により生成された静的情報であるパスワード(第1の照合情報)と、ID(消耗品記憶情報)に基づいて生成され、メモリ153Kに記憶されている第1パスワード(第2の照合情報)とを照合する。ここで静的情報とは、照合や認証の度に変化しない固定的な情報のことである。
第2照合手段13は、印刷装置2の位置情報(取得情報)に基づいて印刷装置2のパスワード生成手段14により生成されたパスワード(第3の照合情報)と、インクカートリッジ150の位置情報(取得情報)に基づいて生成されてメモリ153Kに記憶されている第2パスワード(第4の照合情報)とを照合する。
パスワード生成手段14は、無線通信手段11により読み込まれたIDに基づいて、メモリ18に記憶された第1アルゴリズムを用いてパスワード(第1の照合情報)を生成する。また、パスワード生成手段14は、位置情報取得手段15により取得された位置情報に基づいて、メモリ18に記憶された第2アルゴリズムを用いてパスワード(第3の照合情報)を生成する。
位置情報取得手段15は、メモリ18に記憶された仕向け情報を印刷装置2の位置情報として読み込む。
判定手段19は、ユーザが携帯端末5で受信した使用状況コードを、操作パネル30から入力すると、第3アルゴリズムを用いて使用状況コードを解析してインクカートリッジ150Kが装着された装着回数を示す回数情報と、ユーザが保有する印刷装置2の機械情報とを抽出する。そして、判定手段19は、回数情報と機械情報とに基づいて、インクカートリッジ150Kが初めて装着されたか否かを判定する。
認証手段16は、第1照合手段12と第2照合手段13との照合の結果がいずれも一致し、かつ判定手段19によりインクカートリッジ150Kが初めて装着されたと判定された場合に、インクカートリッジ150Kを許可認証する。
また、認証手段16は、第1照合手段12と第2照合手段13との照合の結果がいずれも一致し、かつ判定手段19によりインクカートリッジ150Kが初めて使用されるが、機械情報に自装置が含まれないと判定された場合に、インクカートリッジ150Kを認証不許可とする。
そして、認証手段16は、機械情報に自装置が含むように使用状況コードの発行を促すメッセージを操作パネル30に表示させる。
メモリ18は、画像形成装置1が使用される地域を示す仕向け情報と、パスワード(第1の照合情報)を生成するためのプログラムである第1アルゴリズムと、パスワード(第3の照合情報)を生成するためのプログラムである第2アルゴリズムと、使用状況コードを解析して回数情報と機械情報とを抽出するためのプログラムである第3アルゴリズムとを記憶している。
操作パネル30は、例えば、タッチパネルと、このタッチパネルの裏面に配置され、各種表示画面を表示する液晶表示パネル(いずれも図示せず)とを有している。ユーザは、液晶表示パネルの表示画面を見ながら、タッチパネルの表面を指などでタッチ操作することで、表示画面で各種操作を行うことができる。
また、操作パネル30は、使用状況コード入力画面を表示し、ユーザのタッチ操作により使用状況コードが入力されると、入力された使用状況コードを判定手段19へ送信する。
さらに、操作パネル30は、認証手段16の指示により、機械情報に自装置が含むように、例えば、「インクカートリッジのQRコードを読み込み、使用状況コードを再発行してください。」などの使用状況コードの発行を促すメッセージを表示する。
<印刷システムの作用>
次に、本発明の実施例1に係る印刷システム100の作用について説明する。印刷システム100では、使用状況コード発行処理と、認証処理とを実行するため、それぞれについて説明する。
<使用状況コード発行処理>
図4は、本発明の実施例1に係る携帯端末5とサーバ4とにおける使用状況コード発行処理の処理手順を示したフローチャートである。
図4に示すように、携帯端末5のカメラ53がインクカートリッジ150K,150C,150M,150Yに印刷されたQRコード(登録商標)を撮像し、読み取り手段51が、カメラ53で撮像されたQRコード画像Q1から情報を読み取る(ステップS401)。具体的には、読み取り手段51は、撮像されたQRコード画像Q1を解析することにより、カートリッジS/N、および接続先のサイトのアドレスを抽出する。
そして、携帯端末5の入出力インタフェイス52は、接続先のアドレスが示すサイトに接続し、カートリッジS/Nをサーバ4へ送信する(ステップS403)。
そして、入出力インタフェイス52は、サーバ4から送信されてきたHTMLデータに基づいてサイトの入力画面(機械情報入力画面)を開く(ステップS405)。
ユーザが、携帯端末5の入出力インタフェイス52から、保有する全ての印刷装置2の機械情報を入力すると(ステップS407;YES)、入出力インタフェイス52は、使用状況コードの発行を要求する要求信号を、ネットワーク6を介してサーバ4へ送信する(ステップS409)。この要求信号には、機械情報入力画面から入力された機械情報が含まれている。
次に、サーバ4の使用状況コード生成手段43は、要求信号に含まれるカートリッジS/Nが、記憶部42の使用状況情報に記憶されているか否かを判定する(ステップS411)。
カートリッジS/Nが、記憶部42の使用状況情報に記憶されていないと判定された場合(ステップS411;NO)、このカートリッジS/Nに対して初めて使用状況コードの発行が要求されたことになる。
そこで、使用状況コード生成手段43は、1回目の使用状況コードを生成する(ステップS413)。具体的には、使用状況コード生成手段43は、1回目の発行であることを示す回数情報と、要求信号に含まれる機械情報とを、コード生成アルゴリズムを用いて演算処理を行い使用状況コードを生成し、生成に用いたカートリッジS/Nと機械情報と、1回目であることを示す回数情報を対応づけた使用状況情報を記憶部42に記憶する。
一方、カートリッジS/Nが、既に記憶部42の使用状況情報に記憶されていると判定された場合(ステップS411;YES)、同一のカートリッジS/Nを含む使用状況情報に、要求信号に含まれる機械情報と同一の機械情報を含む組み合わせがあるか否かを判定する(ステップS417)。
要求信号に含まれる機械情報と同一の機械情報を含む組み合わせがあると判定された場合(ステップS417;YES)、ユーザが印刷装置2を増設した可能性があると推測できる。例えば、ユーザが印刷装置2A,2B,2Cの3台の印刷装置を保有しており、その後、新たに印刷装置2Dを増設し、印刷装置2Aに装着していたインクカートリッジ150Kを印刷装置2Dに装着したとする。
印刷装置2Aに最初にインクカートリッジ150Kを装着したとき(印刷装置2A,2B,2Cの3台の印刷装置を保有しているとき)、1回目の使用状況コードが発行される。このとき、インクカートリッジ150KのカートリッジS/Nと、印刷装置2A,2B,2Cの機械情報との組み合わせを含む情報が使用状況情報として記憶されている。
そして、印刷装置2Aに装着していたインクカートリッジ150KのカートリッジS/Nと、印刷装置2A,2B,2C,2Dの機械情報とに基づいて、使用状況コードの発行が要求された場合、インクカートリッジ150KのカートリッジS/Nと、印刷装置2A,2B,2Cの機械情報との組み合わせを含む情報が使用状況情報として記憶されているので、使用状況コード生成手段43は、要求信号に含まれる機械情報と同一の機械情報を含む組み合わせがあると判定する。
この場合、印刷装置2Dが増設されただけで、適切なインクカートリッジ150が適切な印刷装置2に装着されていると考えられる。
そこで、使用状況コード生成手段43は、新たに1回目の使用状況コードを生成する(ステップS419)。具体的には、使用状況コード生成手段43は、1回目であることを示す回数情報と、要求信号に含まれる機械情報とを、コード生成アルゴリズムを用いて演算処理を行い、使用状況コードを生成し、インクカートリッジ150KのカートリッジS/Nと、印刷装置2A,2B,2C,2Dの機械情報との組み合わせと、回数情報とを含む情報を使用状況情報として記憶部42に記憶する。
一方、要求信号に含まれる機械情報と同一の機械情報を含む組み合わせがないと判定された場合(ステップS417;NO)、1回目の使用状況コードを発行したときの使用環境とは異なる印刷装置2が配置された環境で使用されようとしていると推測できる。この場合、不適切なインクがインクカートリッジ150Kに再充填されて、異なる使用環境で使用されようとしている可能性がある。
そこで、使用状況コード生成手段43は、2回目の使用を示す使用状況コードを生成する(ステップS421)。具体的には、使用状況コード生成手段43は、2回目であることを示す回数情報と、要求信号に含まれる機械情報とを、コード生成アルゴリズムを用いて演算処理を行い、使用状況コードを生成する。
そして、通信インタフェイス41は、ネットワーク6を介して携帯端末5へ生成した使用状況コードを送信する(ステップS423)。
<認証処理>
図5,6は、本発明の実施例1に係る画像形成装置1における認証処理の処理手順を示したフローチャートである。
図5に示すように、本発明の実施例1に係る画像形成装置1は、電源オン、省電力モードからの復帰、または図示しないセンサーの検出結果に基づいて印刷装置2にインクカートリッジ150が装着されたことを検出すると(ステップS101;YES)、印刷装置2の無線通信手段11が非接触IC(符号152K)との間で無線通信を確立し、非接触IC(符号152K)からIDと第1パスワードとを読み込む(ステップS103)。
次に、パスワード生成手段14は、無線通信手段11により読み込まれたIDに基づいて、メモリ18に記憶された第1アルゴリズムを用いてパスワード(第1の照合情報)を生成する(ステップS105)。
そして、第1照合手段12は、無線通信手段11により読み込まれた第1パスワード(第2の照合情報)と、ステップS105において生成されたパスワード(第1の照合情報)とが一致するか否かの照合を行う(ステップS107)。ここで、第1パスワードは、IDに基づいて第1アルゴリズムを用いて予め生成されて記憶されているので、インクカートリッジ150Kが画像形成装置1に適合する製品である場合には、第1パスワードと、ステップS105において生成されたパスワードとは一致することになる。
第1パスワードと、ステップS105において生成されたパスワードとが一致しない場合(ステップS107;NO)、インクカートリッジ150Kは画像形成装置1に適合する製品ではないことになるので、認証手段16は、操作パネル30に装着されているインクカートリッジは使用することができない旨警告メッセージを表示させる(ステップS109)。
一方、第1パスワードと、ステップS105において生成されたパスワードとが一致する場合(ステップS107;YES)、装着されているインクカートリッジは適切なものである可能性がある。
そこで、印刷装置2の無線通信手段11が非接触IC(符号152K)との間で無線通信を確立し、非接触IC(符号152K)から第2パスワードを読み込む(ステップS111)。
さらに、位置情報取得手段15は、メモリ18に記憶された仕向け情報を印刷装置2の位置情報として取得する(ステップS113)。
パスワード生成手段14は、ステップS103において読み込まれたIDと、ステップS113において取得された位置情報とに基づいて、メモリ18に記憶された第2アルゴリズムを用いてパスワード(第3の照合情報)を生成する(ステップS115)。
そして、第2照合手段13は、無線通信手段11により読み込まれた第2パスワード(第4の照合情報)と、ステップS115において生成されたパスワード(第3の照合情報)とが一致するか否か照合する(ステップS117)。ここで、第2パスワードは、インクカートリッジの仕向け情報に基づいて第2アルゴリズムを用いて生成されて記憶されている。インクカートリッジ150Kと画像形成装置1とは同じ地域で使用されることが前提であるので、インクカートリッジ150Kが画像形成装置1に適合する製品である場合には、第2パスワードと、ステップS115において生成されたパスワードとは一致することになる。
第2パスワードと、ステップS115において生成されたパスワードとが一致しない場合(ステップS117;NO)、インクカートリッジ150Kは画像形成装置1に適合する製品ではないことになるので、認証手段16は、操作パネル30に装着されているインクカートリッジは使用することができない旨警告メッセージを表示させる(ステップS109)。
一方、第2パスワードと、ステップS115において生成されたパスワードとが一致する場合(ステップS117;YES)、装着されているインクカートリッジは適切なものである可能性がある。
そこで、図6に示すように、印刷装置2は、操作パネル30に、使用状況コード入力画面を表示する(ステップS119)。
ユーザが、使用状況コード入力画面から使用状況コードの入力操作を行うと(ステップS121;YES)、判定手段19は、入力された使用状況コードは1回目か否かを判定する(ステップS123)。具体的には、判定手段19は、第3アルゴリズムを用いて入力された使用状況コードを解析し、インクカートリッジ150Kが使用された回数情報と、ユーザが保有する印刷装置2の機械情報とを抽出し、回数情報に基づいて、インクカートリッジ150Kが初めて使用されるか否かを判定する。
入力された使用状況コードは1回目ではないと判定された場合(ステップS123;NO)、インクカートリッジ150Kは画像形成装置1に適合する製品ではないことになるので、認証手段16は、操作パネル30に装着されているインクカートリッジは使用することができない旨警告メッセージを表示させる(ステップS109)。
一方、入力された使用状況コードは1回目であると判定された場合(ステップS123;YES)、インクカートリッジ150Kが初めて使用される可能性がある。
そこで、判定手段19は、抽出した機械情報に自装置の機械情報が含まれているか否かを判定する(ステップS125)。
抽出した機械情報に自装置の機械情報が含まれていると判定された場合(ステップS125;YES)、認証手段16は、装着されているインクカートリッジは適切なものであると判定し、装着されているインクカートリッジの使用を許可認証する(ステップS127)。
一方、抽出した機械情報に自装置の機械情報が含まれていないと判定された場合(ステップS125;NO)、自装置が新たに増設されたが、サーバ4の使用状況情報に未だ登録されていないと推測できる。
そこで、認証手段16は、認証許可することなく、機械情報に自装置が含むように、例えば、「機械情報を更新してください」や「インクカートリッジのQRコードを読み込み、使用状況コードを再発行してください。」などの使用状況コードの発行を促すメッセージと共に、「続ける」、または「再入力」のいずれかを選択する選択ボタンを操作パネル30に表示させる(ステップS129)。
ユーザが「続ける」ボタンを選択した場合(ステップS131;「続ける」)、認証手段16は、操作パネル30に装着されているインクカートリッジは使用することができない旨警告メッセージを表示させる(ステップS109)。
その一方、ユーザが「再入力」ボタンを選択した場合(ステップS131;「再入力」)、ユーザは、携帯端末5を操作して、図4に示したフローチャートに従って、使用状況コードの再発行の操作を行う(ステップS141)。
以上のように、本発明の実施例1に係る印刷システム100によれば、第1照合手段12と第2照合手段13との照合の結果がいずれも一致し、かつ判定手段19によりインクカートリッジ150が初めて使用されると判定された場合に、インクカートリッジ150の使用を許可認証する。
このように、第1照合手段12、第2照合手段13の多段階の照合と判定手段19の判定がいずれも成立しなければ許可認証されないので、認証の精度を向上させることができる。
また、インクカートリッジ150が初めて使用されるものではないと判定された場合、許可認証されないので、不適正なインクが再充填されインクカートリッジ150が用いられることを防止することができる。
このようにして認証の精度を向上させることができるので、不適切なインクカートリッジが使用されないように確実に識別することができるので、印刷品質の低下や装置故障を防止することができる。
なお、本発明の実施例1では、ステップS115において、パスワード生成手段14が、ステップS103において読み込まれたIDと、ステップS113において取得された位置情報とに基づいて、メモリ18に記憶された第2アルゴリズムを用いてパスワード(第3の照合情報)を生成したが、これに限らない。例えば、ステップS113において取得された位置情報のみに基づいてメモリ18に記憶された第2アルゴリズムを用いてパスワード(第3の照合情報)を生成するようにしてもよい。このとき、当然に、第2パスワード(第4の照合情報)は、位置情報のみに基づいて生成されて予めメモリ153Kに記憶されている。
さらに、パスワード生成手段14は、ステップS103において読み込まれたIDに基づいて、メモリ18に記憶された第2アルゴリズムを用いてパスワード(第3の照合情報)を生成するようにしてもよい。このとき、当然に、第2パスワード(第4の照合情報)は、IDに基づいて生成されて予めメモリ153Kに記憶されている。
具体的には、第1照合手段12が、消耗品であるインクカートリッジ150Kに記憶されたIDに基づいて、印刷装置2のパスワード生成手段14により第1アルゴリズムを用いて生成された静的情報であるパスワード(第1の照合情報)と、IDに基づいて第1アルゴリズムを用いて生成され、メモリ153Kに記憶されている第1パスワード(第2の照合情報)とを照合する。そして、第2照合手段13が、消耗品であるインクカートリッジ150Kに記憶されたIDに基づいて第2アルゴリズムを用いて印刷装置2のパスワード生成手段14により生成されたパスワード(第3の照合情報)と、IDに基づいて第2アルゴリズムを用いて生成されてメモリ153Kに記憶されている第2パスワード(第4の照合情報)とを照合する。
また、ステップS111において、無線通信手段11が非接触IC(符号152K)から第2パスワードと共に属性データのインク残量情報を読み込み、パスワード生成手段14が、ステップS103において読み込まれたIDと、ステップS111において読み込んだインク残量情報とに基づいて、メモリ18に記憶された第2アルゴリズムを用いてパスワード(第3の照合情報)を生成するようにしてもよい。このとき、当然に、第2パスワード(第4の照合情報)は、IDとインク残量情報とに基づいて生成されてメモリ153Kに記憶されている。
また、印刷装置2が内部に時計を備えており、パスワード生成手段14が、時計により計時された時刻に基づいて、メモリ18に記憶された第2アルゴリズムを用いてパスワード(第3の照合情報)を生成するようにしてもよい。このとき、印刷装置2が備える時計により計時された時刻は、無線通信手段11によりインクカートリッジ150に送信され、CPU154Kが送信された時刻に基づいて第2パスワード(第4の照合情報)を生成しメモリ153Kに記憶する。
また、本発明の実施例1では、第1照合手段12が、消耗品であるインクカートリッジ150Kに記憶されたIDに基づいて、印刷装置2のパスワード生成手段14により生成された静的情報であるパスワード(第1の照合情報)と、IDに基づいて生成されメモリ153Kに記憶されている第1パスワード(第2の照合情報)とを照合し、一致した場合に、第2照合手段13が、印刷装置2の位置情報に基づいて印刷装置2のパスワード生成手段14により生成されたパスワード(第3の照合情報)と、位置情報に基づいて生成されてメモリ153Kに記憶されている第2パスワード(第4の照合情報)とを照合したが、これに限らず、第2照合手段13が照合し、一致した場合に、第1照合手段12が照合するようにしてもよい。すなわち、第1照合手段12による照合と第2照合手段13による照合とはいずれが先であってもよい。
また、第1照合手段12が、消耗品であるインクカートリッジ150Kに記憶されたIDと、印刷装置2の位置情報とに基づいて、印刷装置2のパスワード生成手段14により生成された静的情報であるパスワード(第1の照合情報)と、IDと印刷装置2の位置情報とに基づいて生成され、メモリ153Kに記憶されている第1パスワード(第2の照合情報)とを照合し、第2照合手段13が、消耗品であるインクカートリッジ150Kに記憶されたIDと、インク残量情報とに基づいて印刷装置2のパスワード生成手段14により生成されたパスワード(第3の照合情報)と、IDとインク残量情報とに基づいて生成されてメモリ153Kに記憶されている第2パスワード(第4の照合情報)とを照合するようにしてもよい。
さらに、第1照合手段12が、消耗品であるインクカートリッジ150Kに記憶されたIDと、印刷装置2の位置情報とに基づいて、印刷装置2のパスワード生成手段14により生成された静的情報であるパスワード(第1の照合情報)と、IDと印刷装置2の位置情報とに基づいて生成され、メモリ153Kに記憶されている第1パスワード(第2の照合情報)とを照合し、第2照合手段13が、消耗品であるインクカートリッジ150Kに記憶されたIDと、時計により計時された時刻とに基づいて印刷装置2のパスワード生成手段14により生成されたパスワード(第3の照合情報)と、IDと、計時された時刻とに基づいて生成されてメモリ153Kに記憶されている第2パスワード(第4の照合情報)とを照合するようにしてもよい。
なお、本発明の実施例1では、印刷装置2が、第1照合手段12と、第2照合手段13と、パスワード生成手段14と、位置情報取得手段15と、認証手段16と、判定手段19とを備え、印刷装置2が各処理を実行したが、これに限らず、CPU154に実装され、各処理を実行するようにしてもよい。
例えば、印刷装置2が無線通信手段11と、第1照合手段12と、パスワード生成手段14と、位置情報取得手段15と、認証手段16と、を備え、CPU154が第2照合手段13と、判定手段19とを備えるようにしてもよい。
そして、印刷装置2の第1照合手段12は、消耗品であるインクカートリッジ150Kに記憶されたIDに基づいて、パスワード生成手段14により生成された静的情報であるパスワード(第1の照合情報)と、IDに基づいて生成され、メモリ153Kに記憶されている第1パスワード(第2の照合情報)とを照合する。
そして、CPU154の第2照合手段13は、印刷装置2の位置情報に基づいてパスワード生成手段14により生成されたパスワード(第3の照合情報)と、位置情報に基づいて生成されてメモリ153Kに記憶されている第2パスワード(第4の照合情報)とを照合し、照合結果を印刷装置2の認証手段16に送信する。
さらに、CPU154の判定手段19は、ユーザが携帯端末5で受信した使用状況コードを、操作パネル30から入力すると、第3アルゴリズムを用いて使用状況コードを解析してインクカートリッジ150Kの回数情報と、ユーザが保有する印刷装置2の機械情報とを抽出する。そして、判定手段19は、回数情報と機械情報とに基づいて、インクカートリッジ150Kが初めて使用されるか否かを判定し、判定結果を印刷装置2の認証手段16に送信する。
このように、CPU154において照合や判定を行う場合、メモリ153Kが、インクカートリッジ150Kの外部から情報を読み取り可能な領域である読み取り可能領域と、インクカートリッジ150Kの外部から情報を読み取り不可な領域である読み取り不可領域とを備え、照合に用いられる情報(ここでは、第2パスワードおよび第3パスワード)を読み取り不可領域に記憶させておくことで、より照合の精度を上げることができる。
例えば、CPU154の第2照合手段13は、印刷装置2から位置情報を取得し、取得した印刷装置2の位置情報に基づいてパスワード生成手段14により生成されたパスワード(第3の照合情報)と、インクカートリッジの位置情報に基づいて生成されてメモリ153Kの読み取り不可領域に記憶されている第2パスワード(第4の照合情報)とを照合し、照合結果を印刷装置2の認証手段16に送信する。
これにより、認証手段16は、第1照合手段12と第2照合手段13と照合の結果いずれも一致すると判定された場合に、インクカートリッジ150を許可認証することができると共に、メモリ153Kの読み取り不可領域に記憶されている第2パスワード(第4の照合情報)は、インクカートリッジの外部から読み取られることがないので、より確実に使用不可のインクカートリッジを識別することができる。これにより、印刷品質の低下や装置故障を防止することができる。
また、第1照合手段12が、消耗品であるインクカートリッジ150Kに記憶されたIDと、印刷装置2の位置情報とに基づいて、印刷装置2のパスワード生成手段14により第1アルゴリズムを用いて生成された静的情報であるパスワード(第1の照合情報)と、IDと位置情報とに基づいて第1アルゴリズムを用いて生成され、メモリ153Kに記憶されている第1パスワード(第2の照合情報)とを照合し、第2照合手段13が、消耗品であるインクカートリッジ150Kに記憶されたIDと、印刷装置2の位置情報とに基づいて、印刷装置2のパスワード生成手段14により第2アルゴリズムを用いて生成された静的情報であるパスワード(第3の照合情報)と、IDと位置情報とに基づいて第2アルゴリズムを用いて生成され、メモリ153Kに記憶されている第2パスワード(第4の照合情報)とを照合するようにしてもよい。
なお、本発明の実施例1では、位置情報取得手段15は、メモリ18に記憶された仕向け情報を位置情報として取得したが、これに限らない。例えば、位置情報取得手段15は、GPS(Global Positioning System)機能を有し、GPS機能により取得した位置座標が含まれる地域を仕向け情報として取得するようにしてもよい。
また、本発明の実施例1では、ステップS411において、カートリッジS/Nが、既に記憶部42の使用状況情報に記憶されていると判定された場合(YES)、使用状況コード生成手段43は、同一のカートリッジS/Nを含む使用状況情報に、要求信号に含まれる機械情報と同一の機械情報を含む組み合わせがあるか否かを判定した(ステップS417)が、これに限らない。
例えば、印刷装置のシリアルナンバーは異なるが、製造元や機種が同一である場合、類似の機械情報を含むので、同一の機械情報と擬制し、使用状況コード生成手段43は、新たに1回目の使用状況コードを生成するようにしてもよい。これにより、例えば、会社を部門毎にグループ化し、グループには同一の機種を配置することで、グループ間でインクカートリッジ150を共有することができる。
また、本発明の実施例1では、第1照合手段12が、インクカートリッジ150Kに記憶されたID(消耗品記憶情報)に基づいて、印刷装置2のパスワード生成手段14により生成されたパスワード(第1の照合情報)と、ID(消耗品記憶情報)に基づいて生成され、メモリ153Kに記憶されている第1パスワード(第2の照合情報)とを照合したが、この照合に用いた第1パスワードは一度限り使用可能とするようにしてもよい。例えば、第1照合手段12により照合が一致すると判定された場合、この照合に用いられた第1パスワードをメモリ18に記憶しておき、メモリ18に記憶された第1パスワードは使用不可とする。これにより、例えば、使用済みのインクカートリッジに低品質のインクを最充填したものを使用することによる印刷品質の低下や装置故障を防止することができる。
また、第1照合手段12、第2照合手段13によるそれぞれの照合について、照合完了までの時間や回数に制限を設定することもできる。具体的には、第1照合手段12、第2照合手段13それぞれについて、照合を行った回数と、1回目の照合からの経過時間をメモリ18に記憶しておく。そして、認証手段16は、第1照合手段12または第2照合手段13いずれかの照合において、照合を行った回数が上限回数を超えた場合、または1回目の照合からの経過時間が上限時間を超えた場合、認証不許可とするようにしてもよい。これにより、それぞれの照合について、パスワード入力を繰り返すことにより不正に照合させることを防止することができる。
さらに、上述したように、認証手段16が許可認証すると、メモリ153Kに許可認証したときの使用状況コードを記憶するようにしてもよい。このとき、判定手段19は、メモリ153Kに使用状況コードが記憶されている場合は、記憶された使用状況コードに含まれるインクカートリッジ150Kの回数情報に基づいて、インクカートリッジ150Kが初めて使用されるか否かを判定するようにしてもよい。これにより、ユーザは操作パネル30から使用状況コードを入力することなく、インクカートリッジ150Kの許可認証を行うことができる。
また、本発明の実施例1では、認証手段16が、第1照合手段12と第2照合手段13との照合の結果いずれも一致すると判定され、かつ判定手段19によりインクカートリッジ150が初めて装着されたと判定された場合に、インクカートリッジ150を許可認証したが、これに限らない。例えば、認証手段16は、インクカートリッジ150を所定回数連続して許可認証をした場合、その認証を要求した特定のユーザに対して、その後の認証において、第1照合手段12と第2照合手段13との照合の結果の両方、またはいずれか一方の照合を省略するようにしてもよい。
また、本発明の実施例1では、消耗品であるインクカートリッジを備えたインクジェット式の印刷装置を例に挙げて説明したが、これに限らず、印刷装置は孔版インクカートリッジや孔版マスターを消耗品とする孔版印刷装置や、トナーボトルを消耗品とする電子写真装置など、消耗品を備えた印刷装置であればどのような印刷方式の印刷装置でも適用することができる。
(付記)
本出願は、以下の発明を開示する。
(付記1)
内部にメモリを有する消耗品が装着され、前記装着された消耗品を用いて印刷する印刷装置であって、
前記メモリに記憶された消耗品記憶情報に基づいて前記印刷装置により生成された静的情報である第1の照合情報と、前記消耗品記憶情報に基づいて生成され前記メモリに記憶されている第2の照合情報とを照合する第1照合手段と、
前記印刷装置の取得情報に基づいて前記印刷装置により生成された第3の照合情報と、前記消耗品の取得情報に基づいて生成されて前記メモリに記憶されている第4の照合情報とを照合する第2照合手段と、
各印刷装置に使用されている消耗品の装着回数を含む使用状況情報を備えるサーバから取得した前記印刷装置に対応する装着回数に基づいて、前記消耗品が前記印刷装置に初めて装着されたか否かを判定する判定手段と、
前記第1照合手段と前記第2照合手段との照合の結果がいずれも一致し、かつ前記判定手段により前記消耗品が初めて装着されたと判定された場合に、前記消耗品を許可認証する認証手段と、
を備えたことを特徴とする印刷装置。
これにより、第1照合手段12、第2照合手段13の多段階の照合と判定手段19の判定がいずれも成立しなければ許可認証されないので、認証の精度を向上させることができる。
また、消耗品が初めて装着されるものではないと判定された場合、一度装着して使い終えた後(例えばインクカートリッジの場合、インクを使い終えた後)、再度、品質の不適正な消耗品(インクを使い終えた後、品質上不適切なインクが再充填されたインクカートリッジ)を装着していると推測でき、許可認証されないので、不適正に消耗品が再利用されることを防止することができる。
このようにして認証の精度を向上させることができるので、不適切な消耗品が使用されないように確実に識別することができるので、印刷品質の低下や装置故障を防止することができる。
(付記2)
各印刷装置を識別する印刷装置識別情報と、前記各印刷装置に装着されている消耗品を識別する消耗品識別情報と、前記消耗品が前記各印刷装置に装着された回数を示す装着回数とが対応づけられた使用状況情報を記憶する記憶手段と、
所定の消耗品識別情報及び所定の印刷装置識別情報が入力され、前記所定の消耗品識別情報が記憶されていない場合には、前記所定の消耗品識別情報と前記所定の印刷装置識別情報とに、1回目の装着回数を対応づけた使用状況情報を前記記憶手段に記憶させる使用状況情報登録手段を備え、
前記使用状況情報の要求に対して、前記記憶手段に記憶された使用状況情報のうち、要求された使用状況情報を送信する送信手段を備えることを特徴とするサーバ装置。
そのため、消耗品情報がサーバ装置の記憶手段に記憶されていない場合には、初めて当該消耗品が装着されたといえるので、1回目の装着回数を記憶させることになる。これにより、初めて装着された場合に適切な消耗品と判定されるので、不適切な消耗品が使用されることがないので印刷品質等が担保される。
(付記3)
前記使用状況情報登録手段は、
前記サーバ装置に、所定の消耗品識別情報及び所定の印刷装置識別情報が入力され、前記所定の消耗品識別情報が記憶されている場合には、前記所定の消耗品識別情報に対応づけられている印刷装置識別情報と、前記所定の印刷装置識別情報とに基づいて、前記記憶手段に記憶させる使用状況情報として、前記所定の消耗品識別情報及び前記所定の印刷装置識別情報に対応する装着回数を決定することを特徴とする付記2に記載のサーバ装置。
これにより、消耗品情報がサーバに記憶されている場合には、通常、当該消耗品が印刷装置に既に装着されているので、2回目以降の装着と判定されるが、例えば、装着対象の印刷装置が既に装着済の印刷装置と同一機種の場合には、印刷装置の増設等と考えられるので、その場合には、1回目の装着回数を記憶させることとなる。これにより、付記2の効果に加えて、印刷装置の増設などの使用環境の変更に応じた認証許可を行うことができる。
(付記4)
内部にメモリを有し、印刷装置に装着される消耗品であって、
前記メモリに記憶された消耗品記憶情報に基づいて前記印刷装置により生成された静的情報である第1の照合情報と、前記消耗品記憶情報に基づいて生成され前記メモリに記憶されている第2の照合情報とを照合する第1照合手段と、
前記印刷装置の取得情報に基づいて前記印刷装置により生成された第3の照合情報と、前記消耗品の取得情報に基づいて生成されて前記メモリに記憶されている第4の照合情報とを照合する第2照合手段と、
各印刷装置に使用されている消耗品の装着回数を含む使用状況情報を備えるサーバから取得した前記印刷装置に対応する装着回数に基づいて、前記消耗品が前記印刷装置に初めて装着されたか否かを判定する判定手段と、
前記第1照合手段と前記第2照合手段との照合の結果がいずれも一致し、かつ前記判定手段により前記消耗品が初めて装着されたと判定された場合に、前記消耗品を許可認証する認証手段とを有し、
前記消耗品の前記メモリには、
前記第1照合手段による前記照合に用いるための前記第2の照合情報と、前記第2照合手段による前記照合に用いるための前記第4の照合情報と、前記許可認証により許可認証されたときの前記使用状況情報とが記憶され、
前記判定手段は、前記メモリに前記使用状況情報が記憶されている場合は、前記記憶された使用状況情報に含まれる装置回数に基づいて、前記消耗品が初めて装着されたか否かを判定する
ことを特徴とする消耗品。
1 画像形成装置
2 印刷装置
4 サーバ(サーバ装置)
5 携帯端末
6 ネットワーク
11 無線通信手段
12 第1照合手段
13 第2照合手段
14 パスワード生成手段
15 位置情報取得手段
16 認証手段
18 メモリ
19 判定手段
30 操作パネル
41 通信インタフェイス(送信手段)
42 記憶部
43 使用状況コード生成手段(使用状況登録手段)
51 読み取り手段
52 入出力インタフェイス
53 カメラ
100 印刷システム
110 インクジェットヘッド
120 下流タンク
130 上流タンク
150 インクカートリッジ
151 インクボトル
153 メモリ

Claims (3)

  1. 内部にメモリを有する消耗品が装着され、前記装着された消耗品を用いて印刷する印刷装置であって、
    前記メモリに記憶された消耗品記憶情報に基づいて前記印刷装置により生成された静的情報である第1の照合情報と、前記消耗品記憶情報に基づいて生成され前記メモリに記憶されている第2の照合情報とを照合する第1照合手段と、
    前記印刷装置の取得情報に基づいて前記印刷装置により生成された第3の照合情報と、前記消耗品の取得情報に基づいて生成されて前記メモリに記憶されている第4の照合情報とを照合する第2照合手段と、
    各印刷装置に使用されている消耗品の装着回数を含む使用状況情報を備えるサーバから取得した前記印刷装置に対応する装着回数に基づいて、前記消耗品が前記印刷装置に初めて装着されたか否かを判定する判定手段と、
    前記第1照合手段と前記第2照合手段との照合の結果がいずれも一致し、かつ前記判定手段により前記消耗品が初めて装着されたと判定された場合に、前記消耗品を許可認証する認証手段と、
    を備え、
    前記使用状況情報は、前記消耗品を識別する消耗品識別情報であって印刷装置に新たに装着された消耗品を識別する第1消耗品識別情報及び新たに消耗品が装着された印刷装置である第1印刷装置を含む各印刷装置を識別する印刷装置識別情報が入力された際、
    前記第1消耗品識別情報が記憶されており、かつ、前記第1印刷装置の印刷装置識別情報である第1印刷装置識別情報と前記第1消耗品識別情報との組み合わせが前記サーバに記憶されておらず、かつ入力された前記第1印刷装置識別情報以外の印刷装置識別情報と前記第1消耗品識別情報との組み合わせが前記サーバに記憶されている場合、
    前記第1消耗品識別情報と前記第1印刷装置識別情報とに、1回目の装着回数対応づけられる
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 各印刷装置を識別する印刷装置識別情報と、前記各印刷装置に装着されている消耗品を識別する消耗品識別情報と、前記消耗品が前記各印刷装置に装着された回数を示す装着回数とが対応づけられた使用状況情報を記憶する記憶手段と、
    前記消耗品識別情報であって印刷装置に新たに装着された消耗品を識別する第1消耗品識別情報及び新たに消耗品が装着された印刷装置である第1印刷装置を含む各印刷装置を識別する印刷装置識別情報が入力された際、
    前記第1消耗品識別情報が記憶されており、かつ、前記第1印刷装置の印刷装置識別情報である第1印刷装置識別情報と前記第1消耗品識別情報との組み合わせがサーバに記憶されておらず、かつ入力された前記第1印刷装置識別情報以外の印刷装置識別情報と前記第1消耗品識別情報との組み合わせが前記サーバに記憶されている場合、
    前記第1消耗品識別情報と前記第1印刷装置識別情報とに、1回目の装着回数を対応づけた使用状況情報を前記記憶手段に記憶させる使用状況情報登録手段を備え、
    前記使用状況情報の要求に対して、前記記憶手段に記憶された使用状況情報のうち、要求された使用状況情報を送信する送信手段を備えることを特徴とするサーバ装置。
  3. 内部にメモリを有し、印刷装置に装着される消耗品であって、
    前記メモリに記憶された消耗品記憶情報に基づいて前記印刷装置により生成された静的情報である第1の照合情報と、前記消耗品記憶情報に基づいて生成され前記メモリに記憶されている第2の照合情報とを照合する第1照合手段と、
    前記印刷装置の取得情報に基づいて前記印刷装置により生成された第3の照合情報と、
    前記消耗品の取得情報に基づいて生成されて前記メモリに記憶されている第4の照合情報とを照合する第2照合手段と、
    各印刷装置に使用されている消耗品の装着回数を含む使用状況情報を備えるサーバから取得した前記印刷装置に対応する装着回数に基づいて、前記消耗品が前記印刷装置に初めて装着されたか否かを判定する判定手段と、
    前記第1照合手段と前記第2照合手段との照合の結果がいずれも一致し、かつ前記判定手段により前記消耗品が初めて装着されたと判定された場合に、前記消耗品を許可認証する認証手段とを有し、
    前記消耗品の前記メモリには、
    前記第1照合手段による前記照合に用いるための前記第2の照合情報と、前記第2照合手段による前記照合に用いるための前記第4の照合情報と、前記許可認証により許可認証されたときの前記使用状況情報とが記憶され、
    前記判定手段は、前記メモリに前記使用状況情報が記憶されている場合は、記憶された使用状況情報に含まれる装置回数に基づいて、前記消耗品が初めて装着されたか否かを判定し、
    前記使用状況情報は、前記消耗品を識別する消耗品識別情報であって印刷装置に新たに装着された消耗品を識別する第1消耗品識別情報及び新たに消耗品が装着された印刷装置である第1印刷装置を含む各印刷装置を識別する印刷装置識別情報が入力された際、
    前記第1消耗品識別情報が記憶されており、かつ、前記第1印刷装置の印刷装置識別情報である第1印刷装置識別情報と前記第1消耗品識別情報との組み合わせが前記サーバに記憶されておらず、かつ入力された前記第1印刷装置識別情報以外の印刷装置識別情報と前記第1消耗品識別情報との組み合わせが前記サーバに記憶されている場合、
    前記第1消耗品識別情報と前記第1印刷装置識別情報とに、1回目の装着回数対応づけられる
    ことを特徴とする消耗品。
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