JP6796374B2 - 認証装置 - Google Patents

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Description

本発明は、適切な消耗品のみを許可認証することにより印刷品質の低下や装置故障を防止する認証装置に関する。
印刷装置ではその印刷方式によってインクカートリッジや孔版原紙など様々な消耗品が着脱可能に設けられている。
例えば、インクジェット印刷装置では、消耗品として色ごとにインクが貯留されたインクカートリッジが着脱可能に設けてられており、インクカートリッジからインクジェットヘッドへインクが供給され、インクジェットヘッドのノズルからインクを印刷用紙に向けて吐出して画像や文字などを印刷する。
このとき、不適切なインクカートリッジがインクジェット印刷装置に装着されて使用されると、例えば、インクが凝集し、凝集したインクがノズルを閉塞させ吐出不良が発生したり、用紙に着弾したインクがにじみ、画像のエッジ不良などが発生したりする。これらの不具合は印刷画像の品質低下の原因となっていた。また、インクが凝集すると装置内の各機器に過剰な負荷がかかり装置故障の原因となる場合もある。
そこで、特許文献1には、装着された消耗品と本体装置との間で情報を伝達し、消耗品に設置された消耗品記憶情報(例えば、適合機種情報、マッチングパラメータの設定情報、製造年月日など)に基づいて、特性を照合する画像記録装置に関する技術が開示されている。
特開2001−18507号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載の画像記録装置では、伝達した消耗品記憶情報に基づいて特性を照合するので、照合の精度が低いという問題点があった。
照合の精度が低いと不適切な消耗品が装着されることがあり、これにより印刷画像品質の低下や印刷装置の故障の原因となる場合があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、適切な消耗品のみを許可認証することにより印刷品質の低下や装置故障を防止する認証装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る認証装置の第1の特徴は、本体装置、及び、前記本体装置に着脱可能であり且つ消耗品側メモリを有する消耗品からなり、前記消耗品が使用可能であるか否かの認証を行う認証装置であって、前記消耗品側メモリには、前記消耗品のID情報と、前記ID情報に基づいて設定される第1パスワードと、前記消耗品の所望部位の画像に基づいて設定される画像パスワードと、を含む情報が記憶され、前記本体装置は、前記消耗品の前記所望部位の画像を撮像する画像取得手段と、前記ID情報から前記第1パスワードを生成する第1アルゴリズム、及び、前記所望部位の画像とこの画像に対応して設定される画像パスワードを対応付けた画像変換テーブルが記憶された本体装置側メモリと、前記消耗品が前記本体装置に取り付けられた際に、前記消耗品側メモリに記憶された各情報を通信により取得し、取得された前記ID情報に基づき前記第1アルゴリズムにより生成された第1パスワードと、前記通信により取得された第1パスワードと、を照合する第1照合手段と、前記画像取得手段にて取得した前記消耗品の所望部位の画像から、画像変換テーブルを参照して画像パスワードを取得し、この画像パスワードと、前記通信により取得された画像パスワードと、を照合する画像照合手段と、前記第1照合手段、及び、前記画像照合手段の照合結果が、いずれも一致すると判定された場合に、前記消耗品を許可認証する認証手段と、を備えることにある。
本発明に係る認証装置の第2の特徴は、前記消耗品側メモリは、前記ID情報、前記第1パスワード、前記画像パスワードに加えて、前記本体装置が使用される地域を示す仕向け情報、及び、前記仕向け情報に基づいて設定される第2パスワード、が記憶され、前記本体装置側メモリには、前記第1アルゴリズム、及び前記画像変換テーブルに加えて、前記仕向け情報から前記第2パスワードを生成する第2アルゴリズム、が記憶され、更に、前記消耗品が前記本体装置に取り付けられた際に、前記消耗品側メモリに記憶された各情報を通信により取得し、取得された前記仕向け情報に基づき前記第2アルゴリズムを用いて第2パスワードを生成し、前記通信により取得された第2パスワードと、前記第2アルゴリズムを用いて生成された第2パスワードと、を照合する第2照合手段、を備え、前記認証手段は、前記第1照合手段、前記画像照合手段、及び前記第2照合手段による照合結果が、いずれも一致すると判定された場合に、前記消耗品を許可認証することにある。
本発明に係る認証装置の第3の特徴は、前記所望部位の画像は、前記消耗品に付加されている商標の画像、または、前記消耗品に取り付けられているICの形状を示す画像の少なくとも一方であることにある
本発明によれば、認証の精度を上げることができる。これにより不適切なインクカートリッジが使用されることを確実に識別することができるので、印刷品質の低下や装置故障を防止することができる。
本発明の実施例1に係る認証装置であるインクジェット印刷装置の構成を説明した図である。 本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置が備える本体装置とインクカートリッジの機能を説明した説明図である。 本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置におけるインクカートリッジの概略構成を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置におけるカメラ付通信ユニットを説明するための概略断面図である。 本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置における処理手順を示したフローチャートである。 本発明の実施例1に係る画像変換テーブルを説明するための説明図である。 本発明の実施例2に係るインクジェット印刷装置が備える本体装置とインクカートリッジの機能を説明した説明図である。 本発明の実施例2に係るインクジェット印刷装置における処理手順を示したフローチャートである。
以下、本発明の実施例に係る認証装置を、図面を参照しながら詳細に説明する。また、以下に示す実施例は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
[実施例1]
本発明の実施例1では、本体装置と、本体装置に対して着脱可能に取り付けられた消耗品である色毎のインクカートリッジとを備えたインクジェット印刷装置に適用された認証装置を例に挙げて説明する。
<インクジェット印刷装置の構成>
図1は、本発明の実施例1に係る認証装置であるインクジェット印刷装置1の構成を説明した図である。
本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1は、インクカートリッジと、インクカートリッジ以外の構成を有する本体装置とを備えており、図1では、本体装置(印刷機)にインクカートリッジが装着された状態のインクジェット印刷装置1を例に挙げて説明する。
図1に示すように、インクジェット印刷装置1は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)のインクに対応するインクジェットヘッド110C,110M,110Y,110Kを備えており、印刷用紙は、インクジェットヘッド110C,110M,110Y,110Kの対向面に設けられた環状の搬送ベルト(図示しない)によって印刷条件により定められる速度で搬送されながら、インクジェットヘッド110C,110M,110Y,110Kから吐出されたインクによりライン単位で印刷される。
各インクは着脱可能なインクカートリッジに設けられたインクボトルから供給されるようになっており、C(シアン)のインクを供給するインクボトル151C、M(マゼンタ)のインクを供給するインクボトル151M、Y(イエロー)のインクを供給するインクボトル151Y、K(ブラック)のインクを供給するインクボトル151Kが備えられている。なお、以下においてインク色にこだわらない場合にはインクボトル151で代表させて説明する。他の機能部についても同様である。
インクボトル151から供給されたインクは、樹脂、金属等のパイプにより形成されたインク循環経路を通って、インクジェットヘッド110の下流側に設けられた下流タンクに一旦溜められる。このため、インクジェット印刷装置1には、C(シアン)のインクを溜める下流タンク120C、M(マゼンタ)のインクを溜める下流タンク120M、Y(イエロー)のインクを溜める下流タンク120Y、K(ブラック)のインクを溜める下流タンク120Kが備えられている。
インクジェット印刷装置1には、ポンプ170C、ポンプ170M、ポンプ170Y、ポンプ170Kおよび上流タンク130C、上流タンク130M、上流タンク130Y、上流タンク130Kが備えられている。下流タンク120に溜められたインクは、ポンプによりインクジェットヘッド110の上流側に設けられた上流タンクに送られる。上流タンク130に送られたインクは、インクを吐出する多数のノズルが設けられているインクジェットヘッド110に送液される。
上流タンク130は共通空気室172と接続されている。共通空気室172には、ポンプ173および図示しない大気開放弁が備えられており、大気開放弁を全閉してポンプ173により上流タンク130に空気を送り込んだり、大気開放弁を全開して大気圧にしたりすることにより、上流タンク130内の空気の圧力を調整する。
インクジェットヘッド110で吐出されなかったインクは、下流タンク120に戻される。上流タンク130からインクジェットヘッド110を経由して下流タンク120へのインク帰還は、上流タンク130と下流タンク120との水頭差を利用している。
インクは印刷品質が保証される温度範囲が定められており、環境温度が低く、インク温度が印刷可能である下限温度を下回っているとインクを加熱する必要がある。一方、インクジェットヘッド110内に設けられたドライバやピエゾ素子は動作することにより発熱し、これらの発熱やインク振動のジュール熱により、高温時におけるインク温度上昇の影響等を抑制する必要がある。そこで、インク循環経路上に、温度調節器161が設けられており、温度調節器161により、インクは、加温又は冷却される。
このような構成を有するインクジェット印刷装置に不適切なインクカートリッジが装着されると、例えば、インクが凝集してしまい凝集したインクがインクジェットヘッド110のノズルを閉塞させ吐出不良を発生させたり、搬送された印刷用紙に着弾したインクがにじみ、画像のエッジ不良などが発生したりする。さらに、インク循環経路内でインクが凝集すると、ポンプ170などインク送液手段に過剰な負荷がかかり装置故障の原因になる場合もある。
そこで、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1は、印刷品質の低下や印刷装置の故障を防止するため、装着されたインクカートリッジが使用可能か否かの認証を行う。
図2は、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1が備える本体装置とインクカートリッジの機能を説明した説明図である。なお、図2に示す矢印は、主な情報の送受信関係を示しているが、インクジェット印刷装置1において、情報の送受信関係は、図2に示す矢印に限定されるものでない。
図2に示すように、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1は、本体装置2と、本体装置2に装着されたインクカートリッジ150K,150C,150M,150Yとを備えており、インクカートリッジ150K,150C,150M,150Yがそれぞれ使用可能か否かの認証を行う。ここで、インクカートリッジ150K、150C,150M,150Yのそれぞれは、同一の構成を有しているため、ここでは、インクカートリッジ150Kに着目して、その構成を説明する。また、簡略化のため、インクカートリッジ150K、150C,150M,150Yのそれぞれを、適宜、インクカートリッジ150と示す。
インクカートリッジ150は、インクボトル151と、非接触IC152とを備えている。
非接触IC152は、メモリ153と処理部154とを有しており、本体装置2との間で無線によるデータ通信を行う。
メモリ153には、インクカートリッジ150を一意に特定するID(消耗品記憶情報)と、インクボトル151に貯留されたインクの属性データと、IDに基づいて生成された第1パスワード(第2の照合情報)と、画像情報(消耗品の取得情報)に基づいて生成された画像パスワード(第4の照合情報)が記憶される。メモリ153には、インクカートリッジ150が使用される地域を示す仕向け情報が記憶されてもよいし、画像情報が記憶されていてもよい。インクの属性データには、インク色情報、インク溶媒種類情報、インク残量情報が含まれている。なお、本実施例において、画像情報は、インクカートリッジ150を撮像した画像情報であり、印刷機の取得情報及び消耗品の取得情報を構成する。
処理部154は、CPUなどの演算処理装置によって構成されており、演算処理機能を有する。処理部154は、例えば、インクジェットヘッド110C,110M,110Y,110から吐出されたインクの吐出量に基づいて、自インクカートリッジ150のインクボトル151内のインク残量を算出し、インク残量情報として、メモリ153に記憶させる。
本体装置2は、無線通信手段11と、第1照合手段12と、画像照合手段13と、パスワード生成手段14と、認証手段16と、表示手段17と、メモリ18と、画像取得手段20K、20C、20M、20Yとを備えている。
無線通信手段11は、非接触IC152との間で無線通信を確立し、非接触IC152から種々の情報を読み込み、読み込んだ情報を本体装置2内の各種機能に供給する。なお、無線通信手段11と非接触IC152との間で無線通信を行う際、送信側は乱数を付加して送信し、受信側は付加された乱数を削除することにより情報を取り出す。これにより、通信する情報の傍受を防止することができる。
第1照合手段12は、消耗品であるインクカートリッジ150Kに記憶されたID(消耗品記憶情報)に基づいて、本体装置2のパスワード生成手段14により生成された第1パスワード(第1の照合情報)と、ID(消耗品記憶情報)に基づいて生成され、メモリ153に記憶されている第1パスワード(第2の照合情報)とを照合する。本実施例において、第1照合手段12は、第1照合手段を構成する。
画像照合手段13は、画像情報(印刷機の取得情報)に基づいて本体装置2のパスワード生成手段14により生成されたパスワード(第3の照合情報)と、画像情報(消耗品の取得情報)に基づいて生成されてメモリ153に記憶されている第2パスワード(第4の照合情報)とを照合する。
パスワード生成手段14は、無線通信手段11により読み込まれたIDに基づいて、メモリ18に記憶された第1アルゴリズムを用いてパスワード(第1の照合情報)を生成する。また、パスワード生成手段14は、画像取得手段20により取得された画像情報(印刷機の取得情報)に基づいて画像パスワード(第3の照合情報)を生成する。
認証手段16は、第1照合手段12と画像照合手段13との照合結果がいずれも一致すると判定された場合に、インクカートリッジ150を許可認証する。この認証許可により装着されたインクカートリッジ150は使用可能となる。
表示手段17は、認証手段16により認証が不許可の場合、装着されているインクカートリッジ150は使用することができない旨警告メッセージを表示する。
メモリ18は、インクジェット印刷装置1が使用される地域を示す仕向け情報と、第1パスワード(第1の照合情報)を生成するためのプログラムである第1アルゴリズムと、画像パスワード(第2の照合情報)を生成するための画像変換テーブルとを記憶している。
画像変換テーブルは、参照画像情報と画像パスワードとを関連付けて記憶する。なお、画像変換テーブルの詳細は、後述する(図6参照)。
画像取得手段20K、20C、20M、20Yのそれぞれは、インクカートリッジ150K,150C,150M,150Yのそれぞれに対応して配置されており、インクカートリッジ150K,150C,150M,150Yを撮像して画像情報を取得する。
なお、画像取得手段20K、20C、20M、20Yのそれぞれは、同一の構成を有しているため、ここでは、インクカートリッジ150Kを撮像する画像取得手段20Kに着目して、その構成を説明する。また、簡略化のため、画像取得手段20K、20C、20M、20Yのそれぞれを、適宜、画像取得手段20と示す。
画像取得手段20は、インクカートリッジ150の所定領域を撮像するカメラを備えている。本実施例では、画像取得手段20は、インクカートリッジ150の非接触IC152の形状を撮像する。
ここで、図3は、インクカートリッジ150の概略構成を示す斜視図である。図3に示すように、非接触IC152は、インクカートリッジ150の外部に露出している。また、本実施例に係る非接触IC152は、アンテナ形状及び制御基盤形状の組み合わせにより、所定の意匠(デザイン)を形成している。
本実施例では、画像取得手段20は、非接触IC152を含む撮像領域A1を撮像することにより、非接触IC152の形状(外観)を示す画像情報を取得する。
また、画像取得手段20を本体装置2に実装する方法としては、例えば、画像取得手段20を無線通信手段11に組み込んで、画像取得手段20と無線通信手段11とを一体化させてもよい。ここで、図4には、画像取得手段20と無線通信手段11とを一体化させて実装する場合の一例として、画像取得手段20と無線通信手段11とを一体化させたカメラ付通信ユニット30の概略断面図が示されている。
図4に示すように、カメラ付通信ユニット30は、インクカートリッジ150の非接触IC152に対向して配置される。カメラ付通信ユニット30では、非接触IC152と通信するリング状のアンテナ111と、非接触IC152を撮像するカメラ21と、アンテナ111及びカメラ21を制御する制御基盤32とが、筐体31に収容されている。
カメラ付通信ユニット30には、筐体31及びアンテナ111に貫通する貫通孔111Aが形成されており、カメラ21は、貫通孔111Aを介して非接触IC152の形状を撮像する。また、カメラ付通信ユニット30は、品質の良好な画像情報を取得するため、非接触IC152に光を照射する光源22を備えることが好ましい。
なお、カメラ付通信ユニット30において、アンテナ111は、無線通信手段11の一部を構成し、カメラ21及び光源22は、画像取得手段20の一部を構成し、制御基盤32は、無線通信手段11及び画像取得手段20の一部を構成する。
本実施例では、画像取得手段20は、所定の意匠を形成する非接触IC152の形状を撮像して、画像情報を取得する場合を例に挙げて説明するが、撮像する対象は、これに限定されない。例えば、画像取得手段20は、所定のロゴマーク、所定の文字列、インクカートリッジ150の一部又は全体の形状などを撮像して、画像情報を取得してもよい。
すなわち、画像取得手段20は、インクカートリッジ150の一部又は全体に形成される所定の意匠又は所定の商標を撮像して、画像情報を取得してもよい。
なお、本実施例において、IDが、消耗品記憶情報を構成し、画像情報が、印刷機の取得情報と消耗品の取得情報とを構成する。画像取得手段20は、画像パスワード(第3の照合情報)の生成に用いられる画像情報(印刷機の取得情報)を取得する。また、本実施例において、画像照合手段13は、第2照合手段を構成する。
<インクジェット印刷装置の作用>
次に、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1の作用について説明する。
図5は、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1における処理手順を示したフローチャートである。
図5に示すように、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1は、電源オン、省電力モードからの復帰、または図示しないセンサーの検出結果に基づいて本体装置2にインクカートリッジ150が装着されたことを検出すると(ステップS101;“YES”)、本体装置2の無線通信手段11が非接触IC152との間で無線通信を確立し、非接触IC152のメモリ153からIDと第1パスワード(第2の照合情報)とを取得する(ステップS102)。
次に、パスワード生成手段14は、無線通信手段11により読み込まれたIDに基づいて、メモリ18に記憶された第1アルゴリズムを用いて第1パスワード(第1の照合情報)を生成する(ステップS103)。
そして、第1照合手段12は、無線通信手段11により読み込まれた第1パスワード(第2の照合情報)と、ステップS103において生成されたパスワード(第1の照合情報)とが一致するか否かの照合を行う(ステップS104)。ここで、インクカートリッジ150がインクジェット印刷装置1に適合する製品である場合には、2つの第1パスワードは、いずれも共通のIDに基づいて、共通の第1アルゴリズムを用いて生成されることになるので、2つの第1パスワードは、一致することになる。
また、2つの第1パスワードが一致しない場合(ステップS104;NO)、インクカートリッジ150はインクジェット印刷装置1に適合する製品ではないことになるので、認証手段16は、表示手段17に装着されているインクカートリッジは使用することができない旨警告メッセージを表示させる(ステップS109)。
一方、2つの第1パスワードが一致する場合(ステップS104;YES)、装着されているインクカートリッジは適切なものである可能性がある。
そこで、本体装置2の無線通信手段11が非接触IC152との間で無線通信を確立し、非接触IC152のメモリ153から画像パスワードを読み込む(ステップS105)。
さらに、画像取得手段20は、非接触IC152を撮像して画像情報を取得する(ステップS106)。
パスワード生成手段14は、ステップS106において取得された画像情報に基づいて、メモリ18に記憶された画像変換テーブルを参照して画像パスワード(第3の照合情報)を生成する(ステップS107)。
ここで、図6には、画像変換テーブルの一例が示されている。図6に示すように、画像変換テーブルには、参照画像情報Z11〜Z14と、参照画像情報Z11〜Z14のそれぞれ対応する画像パスワードとが、関連づけて記憶されている。図6に示す画像変換テーブルの複数の参照画像情報Z11〜Z12は、本体装置2に適合可能なインクカートリッジ150の非接触IC152の形状を示す画像情報である。図6において、参照画像情報Z11〜12は、所定の意匠を示す参照画像情報を表現しており、参照画像情報Z13〜14は、所定の商標を示す参照画像情報を表現している。
パスワード生成手段14は、画像変換テーブルを参照して、ステップS106において取得された画像情報と画像変換テーブルに記憶される複数の参照画像情報とのマッチング処理を行って、画像情報に最も近似する参照画像情報を特定する。そして、パスワード生成手段14は、特定した参照画像情報に関連づけて記憶されている画像パスワードを特定する。
なお、マッチング処理の手法は、特に限定されないが、特徴点マッチング処理や領域マッチング処理など、公知の処理手法を適用してもよい。
このようにして、パスワード生成手段14は、画像取得手段20によって取得された画像情報から、画像パスワードを生成する。
そして、画像照合手段13は、ステップS105において無線通信手段11により読み込まれた画像パスワード(第4の照合情報)と、ステップS107において生成されたパスワード(第3の照合情報)とが一致するか否か照合する(ステップS108)。
ここで、インクカートリッジ150のメモリ153に記憶される画像パスワードは、自インクカートリッジ150の非接触IC152の形状を撮像した画像情報に基づいて、予め生成されて記憶されている。
具体的に、メモリ153に記憶される画像パスワードは、次のようにして生成される。まず、インクカートリッジ150の製造時において、図6に示す画像変換テーブルが参照されて、非接触IC152の形状を撮像した画像情報に最も近似する参照画像情報が特定される。そして、特定された参照画像情報に関連づけられる画像パスワードが、メモリ153に記憶される画像パスワードとして生成される。
ここで、インクカートリッジ150がインクジェット印刷装置1に適合する製品である場合には、画像取得手段20により撮像された画像情報に最も近似した参照画像情報に関連づけられる画像パスワードと、インクカートリッジ150のメモリ153に記憶されている画像パスワードとは、共通の形状を有する非接触IC152を撮像した画像情報に基づいて、共通の画像変換テーブルを参照して生成されることになるので、2つの画像パスワードが、一致することになる。
具体的には、インクカートリッジ150がインクジェット印刷装置1に適合する製品である場合には、ステップS105において無線通信手段11により読み込まれた画像パスワード(第4の照合情報)と、ステップS106において画像取得手段20により撮像された画像情報に基づいてステップS107において生成された画像パスワード(第3の照合情報)とが一致することになる。
2つの画像パスワードが一致しない場合(ステップS108;NO)、インクカートリッジ150はインクジェット印刷装置1に適合する製品ではないことになるので、認証手段16は、表示手段17に装着されているインクカートリッジは使用することができない旨警告メッセージを表示させる(ステップS109)。
一方、2つの画像パスワードが一致する場合(ステップS108;YES)、認証手段16は、装着されているインクカートリッジ150は適切なものであると判定し、装着されているインクカートリッジ150の使用を許可認証する(ステップS110)。
以上のように、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1によれば、第1照合手段12と画像照合手段13との照合結果がいずれも一致すると判定された場合に、認証手段16が、消耗品であるインクカートリッジ150を許可認証するので、認証の精度を上げることができる。
これにより不適切なインクカートリッジが使用されないように確実に識別することができるので、印刷品質の低下や装置故障を防止することができる。
また、画像照合手段13により照合される2つの第2パスワード(第3照合情報及び第4照合情報)の生成元として画像情報を適用するため、画像照合手段13による照合の精度を高めるとともに、より認証の精度を上げることができる。
特に、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1は、非接触IC152の形状が、意匠登録された所定の意匠であるとともに、インクジェット印刷装置1に適合するインクカートリッジ150のみに設けられた非接触IC152の形状である場合に有用である。この場合に、意匠登録された非接触IC152の形状(外観)を示す画像情報に基づいて生成された2つの画像パスワードの照合が一致するか否かを照合することにより、インクジェット印刷装置1に適合するインクカートリッジ150であるか否かをより正確に認証できる。
このように、画像取得手段20が、インクカートリッジ150の一部又は全体を撮像することにより、意匠登録された所定の意匠を示す画像情報を取得し、画像照合手段13が、意匠登録された所定の意匠を示す画像情報に基づいて生成された2つの画像パスワードを照合することが好ましい。同様に、画像取得手段20が、インクカートリッジ150の一部又は全体を撮像することにより商標登録された所定の商標を示す画像情報を取得し、画像照合手段13が、商標登録された所定の商標を示す画像情報に基づいて生成された2つの画像パスワードを照合することが好ましい。
なお、本発明の実施例1では、ステップS104において、第1照合手段12は、2つの第1パスワードの照合結果が“一致”であるか否かを判定し、2つの第1パスワードの照合結果が“一致”であると判定した後に、ステップS108において、画像照合手段13が、2つの画像パスワードの照合結果が“一致”であるか否かを判定していたが、これに限定されない。画像照合手段13が、先に、2つの画像パスワードの照合結果が“一致”であるか否かを判定し、2つの画像パスワードの照合結果が“一致”である場合に、第1照合手段12が、2つの第1パスワードの照合結果が“一致”であるか否かを判定してもよい。すなわち、ステップS102〜S104と、ステップS105〜S108との順序は、入れ替えてもよい。
なお、本発明の実施例1では、本体装置2が、第1照合手段12と画像照合手段13とを備えていたが、これに限定されない。例えば、インクカートリッジ150の処理部154が、第1照合手段12と画像照合手段13との一方又は両方を備えてもよい。
例えば、本体装置2が第1照合手段12を備え、インクカートリッジ150の処理部154が、画像照合手段13を備える場合、次の構成となる。具体的に、本体装置2の第1照合手段12が、インクカートリッジ150に記憶されたIDに基づいて、パスワード生成手段14により生成された第1パスワード(第1の照合情報)と、IDに基づいて生成され、メモリ153に記憶されている第1パスワード(第2の照合情報)とを照合する。一方、処理部154の画像照合手段13は、本体装置2のパスワード生成手段14により生成された画像パスワード(第3の照合情報)と、メモリ153に記憶されている画像パスワード(第4の照合情報)とを照合し、照合結果を本体装置2の認証手段16に送信する。
また、このように、インクカートリッジ150の処理部154において照合する場合、メモリ153は、インクカートリッジ150の外部から情報を読み取り可能な領域である読み取り可能領域と、インクカートリッジ150の外部から情報を読み取り不可な領域である読み取り不可領域とを備えていてもよい。この場合、照合に用いられる情報(ここでは、画像パスワード(第4の照合情報))を読み取り不可領域に記憶させておくことが好ましい。
例えば、画像パスワード(第4の照合情報)をメモリ153の読み取り不可領域に記憶させておくことで、インクカートリッジの外部から読み取られることを防止できるため、画像照合手段13による照合の精度を上げることができる。これにより、より確実に使用不可のインクカートリッジを識別することができるため、印刷品質の低下や装置故障を防止することができる。
[実施例2]
<インクジェット印刷装置の構成>
次に、本発明の実施例2に係るインクジェット印刷装置1の構成について説明する。
ここで、上述した実施例1では、第1照合手段12と画像照合手段13との2つの照合結果がいずれも一致すると判定された場合に、インクカートリッジ150を許可認証する構成であった。すなわち、上述した実施例1では、2つの照合結果が一致すると判定された場合に、インクカートリッジ150を許可認証する構成であった。
実施例2では、3つの照合結果がいずれも一致すると判定された場合に、インクカートリッジ150を許可認証するように構成される。
図7は、本発明の実施例2に係るインクジェット印刷装置1が備える本体装置2とインクカートリッジ150の機能を説明した説明図である。なお、本発明の実施例2に係るインクジェット印刷装置1と実施例1に係るインクジェット印刷装置1との主な相違点は、次の通りである。
具体的に、図7に示すように、実施例2に係るインクジェット印刷装置1では、本体装置2が、位置情報取得手段15と第2照合手段25とを備え、本体装置2のメモリ18が、第2パスワードを生成するためのプログラムである第2アルゴリズムを記憶する。また、インクカートリッジ150のメモリ153が、IDに基づいて第2アルゴリズムを用いて生成された第2パスワードを記憶する。
位置情報取得手段15は、メモリ18に記憶された仕向け情報を位置情報として読み込む。
第2照合手段25は、本体装置2の位置情報(印刷機の取得情報)に基づいて本体装置2のパスワード生成手段14により生成された第2パスワード(第3の照合情報)と、インクカートリッジ150の位置情報(消耗品の取得情報)に基づいて生成されてメモリ153に記憶されている第2パスワード(第4の照合情報)とを照合する。
また、画像照合手段13は、画像情報から特定された画像パスワード(第5の照合情報)と、画像情報に基づいて生成されてメモリ153に記憶されている画像パスワード(第6の照合情報)とを照合する。
なお、第1照合手段12は、上述した実施例1と同様に、消耗品であるインクカートリッジ150に記憶されたID(消耗品記憶情報)に基づいて、本体装置2のパスワード生成手段14により生成された第1パスワード(第1の照合情報)と、ID(消耗品記憶情報)に基づいて生成され、メモリ153に記憶されている第1パスワード(第2の照合情報)とを照合する。
本実施例において、第1照合手段12は、第1照合手段を構成し、第2照合手段25は、第2照合手段を構成し、画像照合手段13は、第3照合手段を構成する。
<インクジェット印刷装置の作用>
次に、本発明の実施例2に係るインクジェット印刷装置1の作用について説明する。
図8は、本発明の実施例2に係るインクジェット印刷装置1における処理手順を示したフローチャートである。
図7に示すように、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1は、電源オン、省電力モードからの復帰、または図示しないセンサーの検出結果に基づいて本体装置2にインクカートリッジ150が装着されたことを検出すると(ステップS201;“YES”)、本体装置2の無線通信手段11が非接触IC152との間で無線通信を確立し、非接触IC152からIDと第1パスワードとを読み込む(ステップS202)。
次に、パスワード生成手段14は、無線通信手段11により読み込まれたIDに基づいて、メモリ18に記憶された第1アルゴリズムを用いて第1パスワード(第1の照合情報)を生成する(ステップS203)。
そして、第1照合手段12は、無線通信手段11により読み込まれた第1パスワード(第2の照合情報)と、ステップS203において生成されたパスワード(第1の照合情報)とが一致するか否かの照合を行う(ステップS204)。ここで、インクカートリッジ150がインクジェット印刷装置1に適合する製品である場合、2つの第1パスワードは、共通のIDに基づいて、共通の第1アルゴリズムを用いて生成されることになるので、2つの第1パスワードは一致することになる。
2つの第1パスワードが一致しない場合(ステップS204;NO)、インクカートリッジ150は、インクジェット印刷装置1に適合する製品ではないことになるので、認証手段16は、表示手段17に装着されているインクカートリッジは使用することができない旨警告メッセージを表示させる(ステップS213)。
一方、2つの第1パスワードが一致する場合(ステップS204;YES)、装着されているインクカートリッジ150は適切なものである可能性がある。
そこで、本体装置2の無線通信手段11が非接触IC152との間で無線通信を確立し、非接触IC152のメモリ153から第2パスワード(第4の照合情報)を読み込む(ステップS205)。
さらに、位置情報取得手段15は、メモリ18に記憶された仕向け情報を位置情報として取得する(ステップS206)。
パスワード生成手段14は、ステップS202において読み込まれたIDと、ステップS206において取得された本体装置2の位置情報とに基づいて、メモリ18に記憶された第2アルゴリズムを用いて第2パスワード(第3の照合情報)を生成する(ステップS207)。
そして、第2照合手段25は、無線通信手段11により読み込まれた第2パスワード(第4の照合情報)と、ステップS207において生成された第2パスワード(第3の照合情報)とが一致するか否か照合する(ステップS208)。ここで、インクカートリッジ150のメモリ153に記憶される第2パスワードは、インクカートリッジ150の仕向け情報に基づいて第2アルゴリズムを用いて予め生成されて記憶されている。インクカートリッジ150とインクジェット印刷装置1とは同じ地域で使用されることが前提であるので、インクカートリッジ150がインクジェット印刷装置1に適合する製品である場合には、インクカートリッジ150のメモリ153に記憶される第2パスワードと、ステップS207において生成された第2パスワードとは、一致することになる。
2つの第2パスワードが一致しない場合(ステップS208;NO)、インクカートリッジ150はインクジェット印刷装置1に適合する製品ではないことになるので、認証手段16は、表示手段17に装着されているインクカートリッジは使用することができない旨警告メッセージを表示させる(ステップS213)。
一方、2つの第2パスワードが一致する場合(ステップS208;YES)、装着されているインクカートリッジ150は適合可能なものであるかを更に認証する。
具体的に、本体装置2の無線通信手段11が非接触IC152との間で無線通信を確立し、非接触IC152から画像パスワード(第6の照合情報)を読み込む(ステップS209)。
さらに、画像取得手段20は、非接触IC152を撮像して画像情報を取得する(ステップS210)。
パスワード生成手段14は、ステップS106において取得された画像情報に基づいて、メモリ18に記憶された画像変換テーブルを参照して画像パスワード(第5の照合情報)を特定する(ステップS211)。
そして、画像照合手段13は、ステップS209において無線通信手段11により読み込まれた画像パスワード(第6の照合情報)と、ステップS211において特定されたパスワード(第5の照合情報)とが一致するか否か照合する(ステップS212)。
2つの画像パスワードが一致しない場合(ステップS212;NO)、インクカートリッジ150はインクジェット印刷装置1に適合する製品ではないことになるので、認証手段16は、表示手段17に装着されているインクカートリッジは使用することができない旨警告メッセージを表示させる(ステップS213)。
一方、2つの画像パスワードが一致する場合(ステップS212;YES)、認証手段16は、装着されているインクカートリッジ150は適切なものであると判定し、装着されているインクカートリッジ150の使用を許可認証する(ステップS214)。
以上のように、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1によれば、第1照合手段12と第2照合手段25と画像照合手段13との照合結果がいずれも一致すると判定された場合に、認証手段16が、消耗品であるインクカートリッジ150を許可認証する。すなわち、3回の照合結果がいずれも一致すると判定された場合に認証するので、認証の精度をより一層上げることができる。
これにより不適切なインクカートリッジが使用されないように確実に識別することができるので、印刷品質の低下や装置故障を防止することができる。
なお、本発明の実施例2では、ステップS207において、パスワード生成手段14は、ステップS202において読み込まれたIDと、ステップS206において取得された位置情報とに基づいて、メモリ18に記憶された第2アルゴリズムを用いて第2パスワード(第3の照合情報)を生成するように構成されていたが、これに限定されない。例えば、パスワード生成手段14は、IDのみに基づいて、第2アルゴリズムを用いて第2パスワード(第3の照合情報)を生成してもよい。この場合、インクカートリッジ150のメモリ153に記憶される第2パスワード(第4の照合情報)もIDのみに基づいて第2アルゴリズムを用いて生成される。
[本発明のその他の実施例]
以上、上述の実施例を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施例に限定されるものではないということは明らかである。
例えば、上述した実施例では、認証装置がインクジェット印刷装置1である場合を例に挙げて説明したが、本発明に係る認証装置は、消耗品を備えた印刷装置であればどのような印刷方式の印刷装置でも適用することができる。例えば、認証装置は、孔版印刷装置であってもよい。この場合、消耗品は、孔版マスター、孔版インク、又は、その他消耗品であり、消耗品の残量情報は、孔版マスター残量情報、孔版インク残量情報、又は、その他消耗品の残量情報である。
更に、認証装置は、電子写真方式(所謂、トナー方式)により印刷するトナー印刷装置であってもよい。この場合、消耗品は、トナーカートリッジ(トナーボトル)であり、消耗品の残量情報は、トナー残量情報である。
また、上述の実施例では、画像取得手段20は、非接触IC152の形状を撮像して画像情報を取得していたが、特殊インクによりインクカートリッジ150に形成された画像を撮像して画像情報を取得してもよい。この場合、画像は、光源22からの赤外線又は紫外線を照射すると可視化されるステルスインク(不可視インク)等を用いて形成してもよい。
このように、本発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1…インクジェット印刷装置
2…本体装置
11…無線通信手段
12…第1照合手段
13…画像照合手段
14…パスワード生成手段
15…位置情報取得手段
16…認証手段
17…表示手段
18…メモリ
20…画像取得手段
21…カメラ
22…光源
25…第2照合手段
30…カメラ付通信ユニット
31…筐体
32…制御基盤
110C,110M,110Y,110K…インクジェットヘッド
150…インクカートリッジ
151…インクボトル
152…非接触IC
153…メモリ
154…処理部

Claims (3)

  1. 本体装置、及び、前記本体装置に着脱可能であり且つ消耗品側メモリを有する消耗品からなり、前記消耗品が使用可能であるか否かの認証を行う認証装置であって、
    前記消耗品側メモリには、前記消耗品のID情報と、前記ID情報に基づいて設定される第1パスワードと、前記消耗品の所望部位の画像に基づいて設定される画像パスワードと、を含む情報が記憶され、
    前記本体装置は、
    前記消耗品の前記所望部位の画像を撮像する画像取得手段と、
    前記ID情報から前記第1パスワードを生成する第1アルゴリズム、及び、前記所望部位の画像とこの画像に対応して設定される画像パスワードを対応付けた画像変換テーブルが記憶された本体装置側メモリと、
    前記消耗品が前記本体装置に取り付けられた際に、
    前記消耗品側メモリに記憶された各情報を通信により取得し、取得された前記ID情報に基づき前記第1アルゴリズムにより生成された第1パスワードと、前記通信により取得された第1パスワードと、を照合する第1照合手段と、
    前記画像取得手段にて取得した前記消耗品の所望部位の画像から、画像変換テーブルを参照して画像パスワードを取得し、この画像パスワードと、前記通信により取得された画像パスワードと、を照合する画像照合手段と、
    前記第1照合手段、及び、前記画像照合手段の照合結果が、いずれも一致すると判定された場合に、前記消耗品を許可認証する認証手段と、
    を備えることを特徴とする認証装置。
  2. 前記消耗品側メモリは、前記ID情報、前記第1パスワード、前記画像パスワードに加えて、前記本体装置が使用される地域を示す仕向け情報、及び、前記仕向け情報に基づいて設定される第2パスワード、が記憶され、
    前記本体装置側メモリには、前記第1アルゴリズム、及び前記画像変換テーブルに加えて、前記仕向け情報から前記第2パスワードを生成する第2アルゴリズム、が記憶され、 更に、
    前記消耗品が前記本体装置に取り付けられた際に、前記消耗品側メモリに記憶された各情報を通信により取得し、取得された前記仕向け情報に基づき前記第2アルゴリズムを用いて第2パスワードを生成し、前記通信により取得された第2パスワードと、前記第2アルゴリズムを用いて生成された第2パスワードと、を照合する第2照合手段、を備え、
    前記認証手段は、前記第1照合手段、前記画像照合手段、及び前記第2照合手段による照合結果が、いずれも一致すると判定された場合に、前記消耗品を許可認証すること
    を特徴とする請求項1に記載の認証装置。
  3. 前記所望部位の画像は、前記消耗品に付加されている商標の画像、または、前記消耗品に取り付けられているICの形状を示す画像の少なくとも一方であること
    を特徴とする請求項1または2に記載の認証装置。
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