JP2015193106A - インクジェット印刷装置 - Google Patents

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【課題】異常の状態に応じて、可能な限り印刷処理を継続するインクジェット印刷装置を提供する。【解決手段】インクの色毎に、メモリ11に記憶されたインク残量と、メモリ153の第1インク量記憶領域154に記憶されたインク残量とが一致しない場合に異常と判定し、異常と判定した回数を異常回数として算出する異常回数計数手段と、異常回数Nsが所定回数(閾値Th)未満である場合、メモリ153の第1インク量記憶領域154に、メモリ11に記憶されたインク残量を記憶し、異常回数Nsが所定回数(閾値Th)を超えた場合、異常回数が所定回数を超えたと判定されたインクの色に対応するインクカートリッジ以外の他の少なくとも1つのインクカートリッジ150の第2インク量記憶領域155に、異常回数が所定回数を超えたと判定されたインクに対応するメモリ11に記憶されたインク残量を記憶する記憶制御手段とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、異常の状態に応じて、可能な限り印刷処理を継続するインクジェット印刷装置に関する。
インクジェット印刷装置は、色ごとにインクが貯留されたインクカートリッジを着脱可能に設けており、インクカートリッジからインクジェットヘッドへインクが供給され、インクジェットヘッドのノズルからインクを印刷用紙に向けて吐出して画像や文字などを印刷する。
インクカートリッジは、インクジェット印刷装置の本体から取り外され、他のインクジェット印刷装置の本体に装着された場合にもインクカートリッジ内のインク残量が分かるように、それぞれの色のインクカートリッジにはインク残量が記憶された非接触ICタグが装着されている。
そして、インクカートリッジが、インクジェット印刷装置の本体に装着された場合に、非接触ICタグとインクジェット印刷装置の本体との間で無線通信を行うことにより、インクジェット印刷装置の本体は、装着されたインクカートリッジ内のインク残量を取得することができる。
特許文献1には、インクカートリッジが交換された場合や電源が投入された場合に、インクカートリッジの記憶手段に格納されているインク使用量と、記録装置本体のROMに格納されているインクカートリッジのインク使用量とを比較し、ROMのインク使用量が多い場合、ROMのインク使用量をインクカートリッジの記憶手段に転送して書き換えるインクジェット記録装置に関する技術が提案されている。
特開2001−71471号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載のインクジェット記録装置では、以下のような問題があった。
非接触ICタグとインクジェット印刷装置の本体との間で無線通信を行うことによりデータ通信を行う場合、他の無線装置における電波干渉等の影響によりデータ通信が不安定になることで一時的な偶発的にインク使用量などの転送データが壊れる場合がある一方、非接触ICタグの故障などにより複数回に渡って転送データが壊れるような再現性がある場合もあれば、そもそも転送データの書き換え自体もできなくなるような場合もある。
上述の特許文献1に記載のインクジェット記録装置、転送データの異常がある場合には、一律に、データ異常エラー表示を行い、記録装置を止めてしまうようにすると考えられる。しかしながら、一時的な偶発的な転送データの異常の場合には、その後は問題なく処理できるのに、記録装置を止めてしまうと効率が悪化する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、インク使用量などの転送データの異常が生じた場合に、異常の状態に応じて、可能な限り印刷処理を継続できるインクジェット印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るインクジェット印刷装置の第1の特徴は、用紙に対して印刷を行う本体装置と、この本体装置に対して着脱可能に取り付けられた色毎のインクカートリッジとを備えたインクジェット印刷装置であって、前記色毎のインクカートリッジは、インクを貯留するインクボトルと、前記インクボトルに貯留された色のインク残量を記憶する第1インク量記憶領域と、第1インク量記憶領域に記憶されていない他の色のインク残量を記憶する第2インク量記憶領域とからなるタグ記憶手段が設けられ、前記本体装置との間で無線によるデータ通信を行う非接触タグと、を有し、前記本体装置は、取り付けられた前記色毎のインクカートリッジに貯留された前記インク残量を記憶する本体記憶手段と、前記色毎に、前記インクカートリッジの前記タグ記憶手段にインク残量を書き込む際に書き込みエラーが発生したが、書き込み処理を終了した場合に、前記本体記憶手段に記憶されたインク残量と、前記タグ記憶手段の前記第1インク量記憶領域に記憶されたインク残量とが一致性を判定し、一致しない場合に異常と判定する異常判定手段と、前記異常判定手段により、異常と判定された場合に、前記異常と判定されたインクの色に対応するインクカートリッジ以外の他の少なくとも1つのインクカートリッジの前記第2インク量記憶領域に、前記異常と判定されたインクに対応する前記本体記憶手段に記憶されたインク残量を、記憶する記憶制御手段と、を有することにある。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第2の特徴は、用紙に対して印刷を行う本体装置と、この本体装置に対して着脱可能に取り付けられた色毎のインクカートリッジとを備えたインクジェット印刷装置であって、前記色毎のインクカートリッジは、インクを貯留するインクボトルと、前記インクボトルに貯留された色のインク残量を記憶する第1インク量記憶領域と、第1インク量記憶領域に記憶されていない他の色のインク残量を記憶する第2インク量記憶領域とからなるタグ記憶手段が設けられ、前記本体装置との間で無線によるデータ通信を行う非接触タグと、を有し、前記本体装置は、取り付けられた前記色毎のインクカートリッジに貯留された前記インク残量を記憶する本体記憶手段と、前記色毎に、前記インクカートリッジの前記タグ記憶手段にインク残量を書き込む際に書き込みエラーが発生したが、書き込み処理を終了した場合に、前記本体記憶手段に記憶されたインク残量と、前記タグ記憶手段の前記第1インク量記憶領域に記憶されたインク残量とが一致性を判定し、一致しない場合に異常と判定し、異常と判定した回数を異常回数として計数する異常回数計数手段と、前記異常回数計数手段により計数された異常回数が所定回数未満である場合、前記タグ記憶手段の前記第1インク量記憶領域に、前記本体記憶手段に記憶されたインク残量を記憶し、前記異常回数計数手段により計数された異常回数が所定回数を超えた場合、前記異常回数が所定回数を超えたと判定されたインクの色に対応するインクカートリッジ以外の他の少なくとも1つのインクカートリッジの前記第2インク量記憶領域に、前記異常回数が所定回数を超えたと判定されたインクに対応する前記本体記憶手段に記憶されたインク残量を記憶する記憶制御手段と、を有することにある。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第3の特徴は、前記記憶制御手段が、前記タグ記憶手段への前記インク残量の書込が不可である場合に、書込不可であるインクカートリッジ以外の他の少なくとも1つのインクカートリッジの前記第2インク量記憶領域に、書込不可であるインクカートリッジのインクに対応する前記本体記憶手段に記憶されたインク残量を記憶することにある。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第1の特徴によれば、異常判定手段が、色毎に、インクカートリッジのタグ記憶手段にインク残量を書き込む際に書き込みエラーが発生したが、書き込み処理を終了した場合に、本体記憶手段に記憶されたインク残量と、タグ記憶手段の第1インク量記憶領域に記憶されたインク残量とが一致性を判定し、一致しない場合に異常と判定し、記憶制御手段が、異常判定手段により、異常と判定された場合に、異常と判定されたインクの色に対応するインクカートリッジ以外の他の少なくとも1つのインクカートリッジの第2インク量記憶領域に、異常と判定されたインクに対応する本体記憶手段に記憶されたインク残量を記憶するので、インク使用量などの転送データの異常が生じた場合に、異常の状態に応じて、可能な限り印刷処理を継続できる。より具体的には、書き込みエラーが発生し異常判定手段により異常と判定された場合であっても、インク残量を他のインクカートリッジに記憶し、この記憶したインク残量を用いることにより適切にインク残量を管理できるので、印刷を継続することができる。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第2の特徴によれば、異常回数計数手段が、色毎に、インクカートリッジのタグ記憶手段にインク残量を書き込む際に書き込みエラーが発生したが、書き込み処理を終了した場合に、本体記憶手段に記憶されたインク残量と、タグ記憶手段の第1インク量記憶領域に記憶されたインク残量とが一致性を判定し、一致しない場合に異常と判定し、異常と判定した回数を異常回数として計数し、記憶制御手段が、異常回数計数手段により計数された異常回数が所定回数未満である場合、タグ記憶手段の第1インク量記憶領域に、本体記憶手段に記憶されたインク残量を記憶し、異常回数計数手段により計数された異常回数が所定回数を超えた場合、異常回数が所定回数を超えたと判定されたインクの色に対応するインクカートリッジ以外の他の少なくとも1つのインクカートリッジの第2インク量記憶領域に、異常回数が所定回数を超えたと判定されたインクに対応する本体記憶手段に記憶されたインク残量を記憶するので、インク使用量などの転送データの異常が生じた場合に、異常の状態に応じて、可能な限り印刷処理を継続できる。より具体的には、他の無線装置における電波干渉等の影響によりデータ通信が不安定になることで一時的にインク使用量などの転送データが壊れるような偶発的な異常事象が発生しているのか、非接触ICタグの故障などにより複数回に渡って転送データが壊れるような再現性のある異常事象が発生しているのか、そもそも転送データの書き換え自体もできなくなるような異常事象が発生しているのかという異常事象の内容に応じて、印刷処理を問題なく処理可能であれば可能な限り継続することができる。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第3の特徴によれば、記憶制御手段は、タグ記憶手段へのインク残量の書込が不可である場合に、書込不可であるインクカートリッジ以外の他の少なくとも1つのインクカートリッジの第2インク量記憶領域に、書込不可であるインクカートリッジのインクに対応する本体記憶手段に記憶されたインク残量を記憶するので、タグ記憶手段に書き込み不可である場合にも、他のタグ記憶手段を用いて適切にインク残量を管理するので、印刷処理を継続することができる。
本発明の実施例に係るインクジェット印刷装置の構成を説明した図である。 本発明の実施例に係るインクジェット印刷装置が備える制御部とインクカートリッジの機能を説明した説明図である。 本発明の実施例に係るインクジェット印刷装置が備える非接触ICのメモリを詳細に示した図である。 本発明の実施例に係るインクジェット印刷装置における電源オン処理の処理手順を示したフローチャートである。 本発明の実施例に係るインクジェット印刷装置における装着時処理の処理手順を示したフローチャートである。 本発明の実施例に係るインクジェット印刷装置におけるジョブ受信処理の処理手順を示したフローチャートである。 本発明の実施例に係るインクジェット印刷装置における更新処理の処理手順を示したフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の実施例では、本体装置と、本体装置に対して着脱可能に取り付けられた色毎のインクカートリッジとを備え、インクカートリッジから本体装置が備えるインクジェットヘッドにインクが供給され、吐出されることで印刷するインクジェット印刷装置を例に挙げて説明する。
<インクジェット印刷装置の構成>
図1は、本発明の実施例に係るインクジェット印刷装置1の構成を説明した図である。
本発明の実施例に係るインクジェット印刷装置1は、インクカートリッジと、インクカートリッジ以外の構成を有する本体装置とを備えており、図1では、本体装置にインクカートリッジが装着された状態のインクジェット印刷装置1を例に挙げて説明する。
図1に示すように、インクジェット印刷装置1は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)のインクに対応するインクジェットヘッド110C,110M,110Y,110Kを備えており、印刷用紙は、インクジェットヘッド110C,110M,110Y,110Kの対向面に設けられた環状の搬送ベルト(図示しない)によって印刷条件により定められる速度で搬送されながら、インクジェットヘッド110C,110M,110Y,110Kから吐出されたインクによりライン単位で印刷される。
各インクは着脱可能なインクカートリッジに設けられたインクボトルから供給されるようになっており、C(シアン)のインクを供給するインクボトル151C、M(マゼンタ)のインクを供給するインクボトル151M、Y(イエロー)のインクを供給するインクボトル151Y、K(ブラック)のインクを供給するインクボトル151Kが備えられている。なお、以下においてインク色にこだわらない場合にはインクボトル151で代表させて説明する。他の機能部についても同様である。
インクボトル151から供給されたインクは、樹脂、金属等のパイプにより形成されたインク循環経路を通って、インクジェットヘッド110の下流側に設けられた下流タンクに一旦溜められる。このため、インクジェット印刷装置1には、C(シアン)のインクを溜める下流タンク120C、M(マゼンタ)のインクを溜める下流タンク120M、Y(イエロー)のインクを溜める下流タンク120Y、K(ブラック)のインクを溜める下流タンク120Kが備えられている。
インクジェット印刷装置1には、ポンプ170C、ポンプ170M、ポンプ170Y、ポンプ170Kおよび上流タンク130C、上流タンク130M、上流タンク130Y、上流タンク130Kが備えられている。下流タンク120に溜められたインクは、ポンプによりインクジェットヘッド110の上流側に設けられた上流タンクに送られる。上流タンク130に送られたインクは、インクを吐出する多数のノズルが設けられているインクジェットヘッド110に送液される。
上流タンク130は共通空気室172と接続されている。共通空気室172には、ポンプ173および図示しない大気開放弁が備えられており、大気開放弁を全閉してポンプ173により上流タンク130に空気を送り込んだり、大気開放弁を全開して大気圧にしたりすることにより、上流タンク130内の空気の圧力を調整する。
インクジェットヘッド110で吐出されなかったインクは、下流タンク120に戻される。上流タンク130からインクジェットヘッド110を経由して下流タンク120へのインク帰還は、上流タンク130と下流タンク120との水頭差を利用している。
インクは印刷品質が保証される温度範囲が定められており、環境温度が低く、インク温度が印刷可能である下限温度を下回っているとインクを加熱する必要がある。一方、インクジェットヘッド110内に設けられたドライバやピエゾ素子は動作することにより発熱し、これらの発熱やインク振動のジュール熱により、高温時におけるインク温度上昇の影響等を抑制する必要がある。そこで、インク循環経路上に、温度調節器161が設けられており、温度調節器161により、インクは、加温又は冷却される。
また、インクジェット印刷装置1は、本体装置を制御する制御部10を備えており、制御部10は、本体装置に装着されたインクカートリッジとの間で無線通信によりデータ転送を行う機能を有する。
図2は、本発明の実施例に係るインクジェット印刷装置1が備える制御部10とインクカートリッジの機能を説明した説明図である。
図2に示すように、本発明の実施例に係るインクジェット印刷装置1は、インクカートリッジ150K,150C,150M,150Yと、本体装置に設けられた制御部10と、本体装置に設けられたインクジェットヘッド110K,110C,110M,110Yとを備えている。なお、インクジェットヘッド110K,110C,110M,110Yについては、上述したためここでは説明を省略する。
K(ブラック)のインクに対応するインクカートリッジ150Kは、それぞれインクボトル151Kと、非接触IC(符号152K)とを備えている。
非接触IC(符号152K)は、メモリ153Kを有しており、本体装置の制御部10との間で無線によるデータ通信を行う。
メモリ153Kは、インクボトル151Kに貯留されたK(ブラック)のインクのインク残量を記憶する第1インク量記憶領域154Kと、第1インク量記憶領域154Kに記憶されていない他の色であるC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)のインクのインク残量を記憶する第2インク量記憶領域155Kとを有している。
C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)のインクに対応するインクカートリッジ150C,150M,150Yも同様に、それぞれインクボトル151C,151M,151Yと、非接触IC(符号152C,152M,152Y)とを備えており、本体装置の制御部10との間で無線によるデータ通信を行う。
非接触IC(符号152C)は、メモリ153Cを有しており、メモリ153Cは、インクボトル151Cに貯留されたC(シアン)のインクのインク残量を記憶する第1インク量記憶領域154Cと、第1インク量記憶領域154Cに記憶されていない他の色であるM(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)のインクのインク残量を記憶する第2インク量記憶領域155Cとを有している。
非接触IC(符号152M)は、メモリ153Mを有しており、メモリ153Mは、インクボトル151Mに貯留されたM(マゼンダ)のインクのインク残量を記憶する第1インク量記憶領域154Mと、第1インク量記憶領域154Mに記憶されていない他の色であるK(ブラック)、C(シアン)、Y(イエロー)のインクのインク残量を記憶する第2インク量記憶領域155Mとを有している。
非接触IC(符号152Y)は、メモリ153Yを有しており、メモリ153Yは、インクボトル151Yに貯留されたY(イエロー)のインクのインク残量を記憶する第1インク量記憶領域154Yと、第1インク量記憶領域154Yに記憶されていない他の色であるK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンダ)のインクのインク残量を記憶する第2インク量記憶領域155Yとを有している。
制御部10は、メモリ11と、異常回数計数手段12と、記憶制御手段13とを備えている。
メモリ11は、色毎のインクカートリッジ150K,150C,150M,150Yに貯留されたインク残量を記憶する。また、メモリ11は、後述する異常回数と比較する閾値を記憶している。
異常回数計数手段12は、インクの色毎に、インクカートリッジ150のメモリ153にインク残量を書き込む際に書き込みエラーが発生したが、書き込み処理を終了した場合に、メモリ11に記憶されたインク残量と、メモリ153の第1インク量記憶領域154に記憶されたインク残量とが一致性を判定し、一致しない場合に異常と判定し、異常と判定した回数を異常回数Nsとして計数する。
記憶制御手段13は、異常回数計数手段12により計数された異常回数Nsが所定回数(閾値Th)未満である場合、メモリ153の第1インク量記憶領域154に、メモリ11に記憶されたインク残量を記憶し、異常回数計数手段12により計数された異常回数Nsが所定回数(閾値Th)を超えた場合、異常回数Nsが所定回数(閾値Th)を超えたと判定されたインクの色に対応するインクカートリッジ以外の他の少なくとも1つのインクカートリッジ150の第2インク量記憶領域155に、異常回数Nsが所定回数(閾値Th)を超えたと判定されたインクに対応するメモリ11に記憶されたインク残量を記憶する。
上述したように、メモリ153は、非接触IC(符号152)に備えられ、非接触IC(符号152)は、インクカートリッジ150に備えられている。そのため、インクカートリッジ150を本体装置から取り外した際に、メモリ153が外部の帯電した物体に接触したりする場合があり、また、インクカートリッジ150の移送中の衝撃によりメモリ153が故障することもある。このように、インクカートリッジ150に備えられたメモリ153は、比較的故障し易い使用環境にあるので、本体装置に備えられたメモリ11により異常が発生する可能性が高い。そのため、メモリ153に記憶されたデータよりメモリ11に記憶されたデータの方がデータの信頼性が高いと言える。
そこで、本発明の実施例に係るインクジェット印刷装置1では、メモリ11に記憶されたインク残量を正として、インクカートリッジ150に備えられたメモリ153にデータを書き込む。
図3は、本発明の実施例に係るインクジェット印刷装置1が備える非接触IC(符号152K)のメモリ153Kを詳細に示した図である。
上述したように、メモリ153Kは、第1インク量記憶領域154Kと、第2インク量記憶領域155Kとを有している。
第1インク量記憶領域154Kには、インクカートリッジ150Kを一意に識別するためのシリアル番号と、シリアル番号で特定されるインクカートリッジ150Kの使用開始日と、インクボトル151Kに貯留されたK(ブラック)のインクのインク残量と、書込可と判定されたときに“0”、書込不可と判定されたときに“1”と設定される異常フラグと、異常回数計数手段12により異常と判定された回数をカウントした値である異常回数とが記憶されている。
第2インク量記憶領域155Kは、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)のインクカートリッジ150C、150M、150Yに対応するシリアル番号、使用開始日、インク残量、異常フラグ、異常回数が記憶される領域として確保されている。異常が発生していない通常の状態では、第1インク量記憶領域154Kに記憶された各データが使用され、第2インク量記憶領域155Kに記憶されたデータは使用されることはない。
なお、図示しないが、制御部10のメモリ11は、上述したインク残量だけでなく、K(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)それぞれについて、シリアル番号、使用開始日、異常フラグ、異常回数も記憶している。
<インクジェット印刷装置の作用>
次に、本発明の実施例に係るインクジェット印刷装置1の作用について説明する。
本発明の実施例に係るインクジェット印刷装置1では、主に、電源オン時に実行される電源オン処理、インクカートリッジが装着された際に実行される装着時処理、印刷ジョブを受信したときに実行されるジョブ受信処理、所定周期で実行される更新処理について、説明する。
≪電源オン処理≫
図4は、本発明の実施例に係るインクジェット印刷装置1における電源オン処理の処理手順を示したフローチャートである。
図4に示すように、本発明の実施例に係るインクジェット印刷装置1は、まず、ユーザにより本体装置の電源オンスイッチが押下操作されると(ステップS101;YES)、制御部10が、K(ブラック)インクを第1番インク、C(シアン)インクを第2番インク、M(マゼンタ)インクを第3番インク、Y(イエロー)インクを第4番インクとして設定する(ステップS103)。
次に、制御部10は、変数nに初期値として“1”を代入し(ステップS105)、第n番インクに対応するインクカートリッジ150の第1インク量記憶領域154に記憶されている第n番インクのシリアル番号を読み出す(ステップS107)。
そして、制御部10は、第n番インクのシリアル番号が、他色のインクカートリッジ150の第2インク量記憶領域155に記憶された第n番インクのシリアル番号と同じか否かを判定する(ステップS109)。
ステップS109において、第n番インクのシリアル番号と同じと判定された場合(YES)、制御部10は、第n番インクに対応するインクカートリッジ150の第1インク量記憶領域154に記憶されているその他のデータを、他色のインクカートリッジ150の第2インク量記憶領域155に書き込む。例えば、nが“1”の場合、K(ブラック)インクに対応するインクカートリッジ150Kの第1インク量記憶領域154Kに記憶されているシリアル番号、使用開始日、インク残量、異常フラグ、異常回数を、他色のインクカートリッジ150C、150M、150Yの第2インク量記憶領域155C、155M、155Yに書き込む。
そして、制御部10は、変数nに、“1”だけ加算した後(ステップS113)、変数nが“4”を超えるまで(ステップS115;YES)、ステップS107〜S115の処理を繰り返し実行することにより、電源オン時において、インクカートリッジ150のメモリ153K,153C,153M,153Yに記憶されたデータを同期させることができる。
≪装着時処理≫
図5は、本発明の実施例に係るインクジェット印刷装置1における装着時処理の処理手順を示したフローチャートである。
図5に示すように、本発明の実施例に係るインクジェット印刷装置1は、インクカートリッジ150が本体装置に装着されると(ステップS201;YES)、制御部10は、装着されたインクカートリッジ150のメモリ153から、シリアル番号、使用開始日、インク残量、異常フラグ、異常回数を取得する(ステップS203)。
そして、制御部10は、取得したシリアル番号、使用開始日、インク残量、異常フラグ、異常回数で、メモリ11に記憶されたシリアル番号、使用開始日、インク残量、異常フラグ、異常回数を更新する(ステップS205)。
これにより、インクカートリッジ150が本体装置に装着された場合に、本体装置が備えるメモリ11に、マスターデータとして、シリアル番号、使用開始日、インク残量、異常フラグ、異常回数を記憶することができるので、インクカートリッジ150のデータが壊れてしまった場合においても、適切に復旧することができる。
≪ジョブ受信処理≫
図6は、本発明の実施例に係るインクジェット印刷装置1におけるジョブ受信処理の処理手順を示したフローチャートである。
図6に示すように、本発明の実施例に係るインクジェット印刷装置1は、印刷ジョブを受信すると(ステップS301)、制御部10は、受信した印刷ジョブに基づいて、インクの色毎に、1ページ当たりのインクの吐出量を算出し、この1ページ当たりのインクの吐出量を全ページ分について積算することにより、印刷ジョブ全体に対する色毎のインクの吐出量を算出する(ステップS303)。
そして、制御部10は、受信した印刷ジョブに基づいて印刷処理を実行する(ステップS304)。
印刷ジョブに基づいて印刷処理が終了すると、制御部10の記憶制御手段13は、色毎に、本体装置のメモリ11からインク残量を抽出し、抽出したインク残量から、ステップS303において算出したインクの吐出量を減算することにより、インクボトル151に残っているインク残量を算出し、算出した新たなインク残量を本体装置のメモリ11に記憶する(ステップS305)
次に、記憶制御手段13は、色毎に、インクカートリッジ150の非接触IC152が備えるメモリ153からインク残量を抽出し、抽出したインク残量から、ステップS303において算出したインクの吐出量を減算することにより、インクボトル151に残っているインク残量を算出し、算出した新たなインク残量をインクカートリッジ150のメモリ153に記憶する(ステップS307)。なお、この処理は、S305で本体装置のメモリ11に記憶されたインク残量を、インクカートリッジ150のメモリ153に記憶するようにしてもよい。
そして、記憶制御手段13は、インク残量の書き込み時にエラーが発生したか否かを判定する(ステップS308)。例えば、メモリ153の故障などにより、制御部10が発行する書込指令自体が受け付けられず書込エラーになった場合や、通常時より書き込み動作に時間を要している場合に、書き込みエラーが発生したと判定する。
ステップS308において、インク残量の書き込みエラーが発生したと判定された場合(YES)、記憶制御手段13は、非接触IC152が備えるメモリ153に書き込み可か否かを判定する(ステップS309)。例えば、メモリ153の故障などにより、制御部10が発行する書込指令自体が受け付けられず書込エラーになった場合、記憶制御手段13は、書き込み不可と判定する(NO)。一方、通常時より書き込み動作に時間を要しているが、書き込みの動作自体は実行されており、所定の時間内にある程度のデータの書き込みが実行されている場合には、記憶制御手段13は、書き込み可と判定する(YES)。
ステップS309において、メモリ153に書き込み可であると判定された場合(YES)、書き込みが終了したか否かを判定し(ステップS311)、書き込みが終了している場合には(YES)、記憶制御手段13は、非接触IC152が備えるメモリ153に記憶されたインク残量を読み出す(ステップS313)。
次に、異常回数計数手段12は、色毎に、本体装置のメモリ11に記憶されたインク残量と、非接触IC152が備えるメモリ153の第1インク量記憶領域154に記憶されたインク残量とが一致するか否かを判定する(ステップS315)。
ステップS315において、本体装置のメモリ11に記憶されたインク残量と、非接触IC152が備えるメモリ153の第1インク量記憶領域154に記憶されたインク残量とが一致すると判定された場合(YES)、異常回数計数手段12は、異常回数Nsに“1”だけ加算する(ステップS317)。
次に、記憶制御手段13は、異常回数計数手段12により計数された異常回数Nsが所定の閾値Thを超えたか否かを判定する(ステップS319)。ここで、所定の閾値Thは、例えば、“3”回というように、異常の発生について再現性ありと判断できるような値を予め設定しておく。
ステップS319において、異常回数Nsが所定の閾値Th未満と判定された場合(NO)、例えば、他の無線装置における電波干渉等の影響によりデータ通信が不安定になることで偶発的にインク使用量のデータが壊れた可能性が高いので、本体装置のメモリ11に記憶されたインク残量のデータを正として、記憶制御手段13は、非接触IC152が備えるメモリ153の第1インク量記憶領域154に、本体装置のメモリ11に記憶されたインク残量を記憶する(ステップS321)。
一方、ステップS319において、異常回数Nsが所定の閾値Thを超えたと判定された場合(YES)、例えば、非接触ICタグの故障などによりデータの書き込みは終了するものの異常発生の再現性があると推定できるので、記憶制御手段13は、異常回数Nsが所定の閾値Thを超えたと判定されたインクの色に対応するインクカートリッジ以外の他の少なくとも1つのインクカートリッジ150の第2インク量記憶領域155に、異常回数Nsが所定の閾値Thを超えたと判定されたインクの色に対応する本体装置のメモリ11に記憶されたインク残量を記憶する(ステップS323)。例えば、K(ブラック)インクに対応する異常回数Nsが閾値Thを超えたと判定された場合、記憶制御手段13は、マスターデータである本体装置のメモリ11に記憶されたK(ブラック)インクのインク残量を、メモリ153Cの第2インク量記憶領域155C、メモリ153Mの第2インク量記憶領域155M、メモリ153Yの第2インク量記憶領域155Yのうち、少なくともいずれか1つの記憶領域に記憶する。
これにより、例えば、他の無線装置における電波干渉等の影響によりデータ通信が不安定になることでインク使用量などの転送データが壊れるような偶発的な異常事象が発生しているのか、または、例えば、非接触ICタグの故障などにより複数回に渡って転送データが壊れるような再現性がある異常事象が発生しているのかに応じて、適切にインク残量の値を記憶するメモリを決定することができる。そのため、インク残量を適切な値で書き換えることできるので、適切に印刷を継続することができる。
一方、ステップS309において、メモリ153に書き込み不可であると判定された場合(NO)、メモリ153への書込処理が実行できないので、記憶制御手段13は、書込不可であるインクカートリッジ以外の他の少なくとも1つのインクカートリッジ150の第2インク量記憶領域155に、書込不可であるインクカートリッジ150のインクに対応する本体装置のメモリ11に記憶されたインク残量を記憶する(ステップS331)。例えば、K(ブラック)インクに対応するメモリ153Kの書き込みが不可である場合、記憶制御手段13は、書込不可であるインクカートリッジ150K以外であるインクカートリッジ150Cのメモリ153Cの第2インク量記憶領域155C、インクカートリッジ150Mのメモリ153Mの第2インク量記憶領域155M、インクカートリッジ150Yのメモリ153Yの第2インク量記憶領域155Yのうち、少なくともいずれか1つの記憶領域に、本体装置のメモリ11に記憶されたK(ブラック)インクのインク残量を記憶する。
そして、制御部10は、メモリ11の異常フラグを“1”にした後、メモリ153に書き込み不可である旨のメッセージを、図示しない表示パネルに表示させ(ステップS333)、処理を終了する。
このように、メモリ153に書き込み不可であると判定された場合、記憶制御手段13が、書込不可であるインクカートリッジ以外の他の少なくとも1つのインクカートリッジ150の第2インク量記憶領域155に、書込不可であるインクカートリッジ150のインクに対応する本体装置のメモリ11に記憶されたインク残量を記憶するので、メモリ153に書き込み不可である場合にも、適切にインク残量を管理することができるので、印刷を継続することができる。
なお、本発明の実施例に係るインクジェット印刷装置1では、本体装置のメモリ11に記憶されたインク残量と、非接触IC152が備えるメモリ153の第1インク量記憶領域154に記憶されたインク残量とが一致しないと判定された場合(ステップS315;YES)、異常回数計数手段12により計数された異常回数Nsが所定の閾値Thを超えたか否かを判定し(ステップS319)、異常回数Nsが所定の閾値Thを超えたと判定された場合(YES)、異常回数Nsが所定の閾値Thを超えたと判定されたインクの色に対応するインクカートリッジ以外の他の少なくとも1つのインクカートリッジ150の第2インク量記憶領域155に、異常回数Nsが所定の閾値Thを超えたと判定されたインクの色に対応する本体装置のメモリ11に記憶されたインク残量を記憶した。
しかしながら、これに限らず、本体装置のメモリ11に記憶されたインク残量と、非接触IC152が備えるメモリ153の第1インク量記憶領域154に記憶されたインク残量とが一致しないと判定された場合(ステップS315;YES)、不一致と判定されたインクの色に対応するインクカートリッジ以外の他の少なくとも1つのインクカートリッジ150の第2インク量記憶領域155に、不一致と判定されたインクの色に対応する本体装置のメモリ11に記憶されたインク残量を記憶する(ステップS323)ようにしてもよい。これにより、書き込みエラーが発生し、不一致(異常)と判定された場合であっても、インク残量を他のインクカートリッジに記憶し、この記憶したインク残量を用いることにより適切にインク残量を管理できるので、異常回数Nsを算出することなく簡易な処理で印刷を継続することができる。
また、本発明の実施例に係るインクジェット印刷装置1におけるジョブ受信処理では、印刷ジョブを受信した際に、印刷ジョブ単位で、ステップS303〜S333の処理を実行したが、これに限らず、1ページ毎に、ステップS303〜S333の処理を実行するようにしてもよい。これにより、素早く異常を検知して異常に応じた処理を実行できるので、より適切にインク残量を管理することができる。
また、本発明の実施例に係るインクジェット印刷装置1におけるジョブ受信処理では、受信した印刷ジョブに基づいて印刷処理を実行した(ステップS304)後に、算出したインク残量を本体装置のメモリ11に記憶し(ステップS305)、さらに算出した新たなインク残量をインクカートリッジ150のメモリ153に記憶した(ステップS307)が、これに限らない。
例えば、受信した印刷ジョブに基づいて1ページ分の印刷処理を実行した後に、算出したインク残量を本体装置のメモリ11に記憶し、その後、印刷ジョブに基づいて全ページ分の印刷処理を実行した後に、算出した新たなインク残量をインクカートリッジ150のメモリ153に記憶するようにしてもよい。
≪更新処理≫
図7は、本発明の実施例に係るインクジェット印刷装置1における更新処理の処理手順を示したフローチャートである。
図7に示すように、制御部10は、非接触IC152が備えるメモリ153に記憶されているインク残量が、前回書き込まれてから、256(ml)以上インク量が減少したか否かを判定する(ステップS401)。具体的には、制御部10は、上述した図6のフローチャートに示したジョブ受信処理のステップS303において、1ページ当たりのインクの吐出量を算出しているので、この算出された1ページ当たりのインクの吐出量を積算した値が、前回書き込まれてから、256(ml)に達したかを判定する。なお、ここでは、256(ml)に達したか否かを判定しているが、この数値は、256(ml)に限らず、ユーザが自由に設定できる。
ステップS401において、256(ml)以上インク量が減少したと判定された場合(YES)、記憶制御手段13は、本体装置のメモリ11および非接触IC152のメモリ153の第1インク量記憶領域154に、1ページ当たりのインクの吐出量に基づいて算出されたインク残量を記憶する(ステップS402)。これにより、インク残量のより正確な値を各メモリに記憶させることができる。
なお、図6に示したジョブ受信処理において、受信した印刷ジョブに基づいて1ページ分の印刷処理を実行した後に、算出したインク残量を本体装置のメモリ11に記憶し、その後、印刷ジョブに基づいて全ページ分の印刷処理を実行した後に、算出した新たなインク残量をインクカートリッジ150のメモリ153に記憶するようにした場合は、図7の更新処理のステップS402において、記憶制御手段13は、算出したインク残量を本体装置のメモリ11に記憶する必要はなく、非接触IC152のメモリ153の第1インク量記憶領域154に、1ページ当たりのインクの吐出量に基づいて算出されたインク残量を記憶すればよい。
なお、本発明の実施例では、本体装置に記憶制御手段13を備えるインクジェット印刷装置1を例に挙げて説明したが、これに限らず、インクカートリッジ150K,150C,150M,150Yの非接触IC152K,152C,152M,152Yそれぞれに記憶制御手段13を備えるようにしてもよい。
1…インクジェット印刷装置
10…制御部
11…メモリ(本体記憶手段)
12…異常回数計数手段
13…記憶制御手段
110…インクジェットヘッド
120…下流タンク
130…上流タンク
150K,150C,150M,150Y…インクカートリッジ
151K,151C,151M,151Y…インクボトル
152K,152C,152M,152Y…非接触IC
153K,153C,153M,153Y…メモリ(タグ記憶手段)
154K,154C,154M,154Y…第1インク量記憶領域
155K,155C,155M,155Y…第2インク量記憶領域
161…温度調節器
170K,170C,170M,170Y…ポンプ

Claims (3)

  1. 用紙に対して印刷を行う本体装置と、この本体装置に対して着脱可能に取り付けられた色毎のインクカートリッジとを備えたインクジェット印刷装置であって、
    前記色毎のインクカートリッジは、
    インクを貯留するインクボトルと、
    前記インクボトルに貯留された色のインク残量を記憶する第1インク量記憶領域と、第1インク量記憶領域に記憶されていない他の色のインク残量を記憶する第2インク量記憶領域とからなるタグ記憶手段が設けられ、前記本体装置との間で無線によるデータ通信を行う非接触タグと、を有し、
    前記本体装置は、
    取り付けられた前記色毎のインクカートリッジに貯留された前記インク残量を記憶する本体記憶手段と、
    前記色毎に、前記インクカートリッジの前記タグ記憶手段にインク残量を書き込む際に書き込みエラーが発生したが、書き込み処理を終了した場合に、前記本体記憶手段に記憶されたインク残量と、前記タグ記憶手段の前記第1インク量記憶領域に記憶されたインク残量とが一致性を判定し、一致しない場合に異常と判定する異常判定手段と、
    前記異常判定手段により、異常と判定された場合に、前記異常と判定されたインクの色に対応するインクカートリッジ以外の他の少なくとも1つのインクカートリッジの前記第2インク量記憶領域に、前記異常と判定されたインクに対応する前記本体記憶手段に記憶されたインク残量を、記憶する記憶制御手段と、を有する
    ことを特徴とするインクジェット印刷装置。
  2. 用紙に対して印刷を行う本体装置と、この本体装置に対して着脱可能に取り付けられた色毎のインクカートリッジとを備えたインクジェット印刷装置であって、
    前記色毎のインクカートリッジは、
    インクを貯留するインクボトルと、
    前記インクボトルに貯留された色のインク残量を記憶する第1インク量記憶領域と、第1インク量記憶領域に記憶されていない他の色のインク残量を記憶する第2インク量記憶領域とからなるタグ記憶手段が設けられ、前記本体装置との間で無線によるデータ通信を行う非接触タグと、を有し、
    前記本体装置は、
    取り付けられた前記色毎のインクカートリッジに貯留された前記インク残量を記憶する本体記憶手段と、
    前記色毎に、前記インクカートリッジの前記タグ記憶手段にインク残量を書き込む際に書き込みエラーが発生したが、書き込み処理を終了した場合に、前記本体記憶手段に記憶されたインク残量と、前記タグ記憶手段の前記第1インク量記憶領域に記憶されたインク残量とが一致性を判定し、一致しない場合に異常と判定し、異常と判定した回数を異常回数として計数する異常回数計数手段と、
    前記異常回数計数手段により計数された異常回数が所定回数未満である場合、前記タグ記憶手段の前記第1インク量記憶領域に、前記本体記憶手段に記憶されたインク残量を記憶し、前記異常回数計数手段により計数された異常回数が所定回数を超えた場合、前記異常回数が所定回数を超えたと判定されたインクの色に対応するインクカートリッジ以外の他の少なくとも1つのインクカートリッジの前記第2インク量記憶領域に、前記異常回数が所定回数を超えたと判定されたインクに対応する前記本体記憶手段に記憶されたインク残量を記憶する記憶制御手段と、を有する
    ことを特徴とするインクジェット印刷装置。
  3. 前記記憶制御手段は、
    前記タグ記憶手段への前記インク残量の書込が不可である場合に、書込不可であるインクカートリッジ以外の他の少なくとも1つのインクカートリッジの前記第2インク量記憶領域に、書込不可であるインクカートリッジのインクに対応する前記本体記憶手段に記憶されたインク残量を記憶する
    ことを特徴とする請求項1または2記載のインクジェット印刷装置。
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