JP2007098618A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】交換部材のメモリに記憶された情報の信頼性を向上することができる印刷装置を提供する。
【解決手段】プリンタ1はインクカートリッジ8の消耗情報を記憶する第1不揮発性メモリ26a及び第2不揮発性メモリ26bと、インクカートリッジ8の識別情報と消耗情報の所定カウントごとの情報を第2不揮発性メモリ26bとインクカートリッジ8に設けられたEEPROM27とに書き込むCPU21とを備える。CPU21は、電源投入時の処理として、第2不揮発性メモリ26bとEEPROM27とを比較して識別情報が一致した場合、消耗情報が不一致であれば第1不揮発性メモリ26aの消耗情報をEEPROM27に書き込み、消耗情報が一致すれば第1不揮発性メモリ26aと第2不揮発性メモリ26bの消耗情報を比較し、それらの情報が不一致であれば第1不揮発性メモリ26aの消耗情報をEEPROM27に書き込む処理を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は印刷装置に係り、詳しくは装置に着脱可能に設けられた交換部材の保守管理を可能にする印刷装置に関する。
従来、記録紙に画像等を印刷する印刷装置の一つとして、例えばインクジェット式プリンタ(以下「プリンタ」)が知られている。この種のプリンタには、キャリッジとは別位置にインクを供給するカートリッジが着脱可能に設けられたもの(所謂オフキャリッジタイプ)があり、このようなプリンタのカートリッジの保守管理を行うために、カートリッジに使用状況等の情報を記憶するメモリを設けている。
例えば、特許文献1には、カートリッジの使用状況が書き込まれるメモリが装置本体とカートリッジに設けられ、カートリッジのメモリに各種情報を書き込む画像形成装置が開示されている。この画像形成装置では、装置本体のメモリ及びカートリッジのメモリにそれぞれカートリッジの識別情報が記憶されており、装置本体に設けられた制御部は装置の使用に伴うカートリッジの使用状況の変化等を両メモリに書き込む。
このような構成の画像形成装置において、カートリッジのメモリへの書き込み中に瞬間的に装置への電源供給が停止した場合、書き込みにエラーが生じカートリッジのメモリの情報と本体メモリの情報とが一致しない。そこで、カートリッジを装置本体へ接続した時に両メモリに記憶された情報のチェックが行われるように構成されている。両メモリの識別情報が一致しても消耗情報が一致しない場合には、カートリッジのメモリに誤情報が書き込まれていると判断され、装置本体のメモリの消耗情報がカートリッジのメモリに書き込まれる。
特開2002−207401号公報
しかしながら、上記従来の構成では、装置本体のメモリの情報が誤っていることがある。例えば、前記画像形成装置において、電源投入中は消耗情報が揮発性メモリにて管理され、定期的及び電源オフ時に揮発性メモリの消耗情報を不揮発性メモリに書き込む。この書き込み時に、印刷装置への電源供給が不意に停止すると不揮発性メモリへの書き込みにエラーが生じる可能性があった。すると、印刷装置のメモリは正しい情報とは言えず、ひいては交換部材に書き込まれた情報も誤情報である可能性があった。従って、カートリッジメモリに記憶された消耗情報は信頼性に乏しかった。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、交換部材のメモリに記憶された情報の信頼性を向上することができる印刷装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、この発明の第1の態様では、使用に伴い消耗する交換部材が着脱可能に設けられた印刷装置であって、前記交換部材の消耗情報を記憶する第1不揮発性メモリ及び第2不揮発性メモリと、前記交換部材の識別情報と消耗情報の所定カウントごとの情報を前記第2不揮発性メモリと前記交換部材に設けられた第3不揮発性メモリとに書き込む制御部と、を備え、前記制御部は、電源投入時の処理として、前記第2不揮発性メモリと前記第3不揮発性メモリとを比較して識別情報が一致した場合、消耗情報が不一致であれば前記第1不揮発性メモリの消耗情報を前記第3不揮発性メモリに書き込み、消耗情報が一致すれば前記第1不揮発性メモリと当該消耗情報を比較し、それらの情報が不一致であれば前記第1不揮発性メモリの消耗情報を前記第2および第3不揮発性メモリに書き込む処理を行うことを要旨としている。
この構成によれば、印刷装置の電源投入時に、印刷装置に交換部材の交換が行われておらず、第2不揮発性メモリと第3不揮発性メモリの消耗情報が不一致で第3不揮発性メモリの消耗情報の書き込みにエラーが生じた可能性がある場合に、第3不揮発性メモリに第1不揮発性メモリの消耗情報が書き込まれる。また、第3不揮発性メモリの消耗情報が第2不揮発性メモリの消耗情報と一致しても、これらの消耗情報が第1不揮発性メモリと不一致である場合には、第1不揮発性メモリの消耗情報が第2及び第3不揮発性メモリに上書きされる。このように、第2不揮発性メモリに誤情報が書き込まれていても、第1不揮発性メモリに記憶された正しい消耗情報が第3不揮発性メモリに記憶されるため、第3不揮発性メモリに記憶された消耗情報の信頼性を向上することができる。
上述した印刷装置において、前記制御部は、前記電源投入時の処理の後は、前記第2不揮発性メモリと前記第3不揮発性メモリとを比較して識別情報が一致した場合、前記第2不揮発性メモリと前記第3不揮発性メモリとを比較し、消耗情報が不一致であれば前記第2不揮発性メモリの消耗情報を前記第3不揮発性メモリに書き込む処理を行う、といった態様を採用することができる。
この構成によれば、第2不揮発性メモリの消耗情報の書き込みにエラーが生じる可能性が低い場合に、第3不揮発性メモリの書き込みエラーのみがチェックされる。このため、必要がないときには第3不揮発性メモリに記憶された消耗情報のチェック処理を簡略化することができる。
上述した印刷装置において、前記制御部は、前記第2不揮発性メモリと前記第3不揮発性メモリとを比較して識別情報が不一致であった場合に、前記第3不揮発性メモリの消耗情報を前記第1及び第2不揮発性メモリに書き込む、といった態様を採用することができる。
この構成によれば、交換部材が交換された可能性がある場合に、新しく装着された交換部材に設けられた第3不揮発性メモリの消耗情報が第1及び第2不揮発性メモリに書き込まれる。このため、交換部材の最新の消耗情報が印刷装置のメモリに書き込まれる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態における印刷装置としてのインクジェット式プリンタ(以下「プリンタ」)1は、略直方体形状の本体ケース2を備え、本体ケース2内の下部にはその長手方向に沿ってプラテン3が架設されている。このプラテン3上には、図示しない紙送り機構によって、給紙トレイから本体ケース2内に記録用紙が給紙されてくるようになっている。そして、給紙された記録用紙は、排紙トレイから本体ケース2の外へ排出される。
また、本体ケース2内においてプラテン3の上方にはガイド軸4が架設され、このガイド軸4にはキャリッジ5が移動可能に支持されている。キャリッジ5は、ガイド軸4にガイドされ、キャリッジモータ(図示略)の駆動によりプリンタ1の長手方向に移動する。
キャリッジ5には下面に複数の噴射ノズルが形成された記録ヘッド6が設けられており、記録ヘッド6はその下方に搬送された紙に向けて各ノズルからインクを噴射するように構成されている。また、キャリッジ5上には、記録ヘッド6にインクを所定圧に調整して供給するサブタンク7が搭載されている。
一方、本実施形態のプリンタ1には、本体ケース2内においてキャリッジ5の移動空間域から外れた位置には、カートリッジホルダ9が固定配置されている。カートリッジホルダ9には、このプリンタ1で使用するインク色の色数(例えば、ブラック、イエロー、マゼンダ、シアンの4色)の交換部材としてのインクカートリッジ8が着脱可能に設けられている。各インクカートリッジ8は、使用に伴いインクを消耗する。
つまり、本実施の形態のプリンタ1は、インクカートリッジ8がキャリッジ5上に装着される所謂オンキャリッジタイプのプリンタではなく、インクカートリッジ8がプリンタ1上においてキャリッジ5とは別位置のカートリッジホルダ9に装着される所謂オフキャリッジタイプのプリンタ1として構成されている。なお、各インクカートリッジ8内にはインクを充填したインクパックがそれぞれ収容されている。
各インクカートリッジ8及びサブタンク7は、それらが対応するインク色毎に、インク供給チューブ10及び流路形成体11を介して接続されている。また、本体ケース2内においてカートリッジホルダ9の近傍には、加圧空気をインクカートリッジ8内に供給する加圧ポンプPが配設されている。加圧ポンプPから加圧空気がインクカートリッジ8内に供給されると、その加圧空気によって収容されたインクパックが押し潰されるように変形し、そのインクパック内に収容されたインクが対応するサブタンク7へ流路形成体11及びインク供給チューブ10を介して圧送される。
次に、プリンタ1の電気的構成について説明する。
図2に示すように、本実施形態のプリンタ1は、制御部としてのCPU21と、該CPU21にバスBを介して接続されたROM22、RAM23及び通信デバイス24等を備えて構成されている。なお、図示は省略するがバスBには前記キャリッジモータや加圧ポンプP等のその他の制御デバイス、及び紙検出センサ等の各種センサが接続されている。
ROM22には各種プログラムを格納するプログラムメモリ25の領域と、不揮発性メモリ26の領域とが設定されている。プログラムメモリ25には、印刷を制御するためのプログラム、エラーチェック処理等を行うための各種プログラムが記憶されている。CPU21はプログラムメモリ25に格納されたプログラムを実行することでプリンタ1の動作を統括的に制御する。また、CPU21はプリンタ1において形成される画像データに基づいて後述するようにインクカートリッジ8の消耗情報をカウントする。
不揮発性メモリ26の領域には、第1不揮発性メモリ26aの領域と第2不揮発性メモリ26bの領域とが設定されている。第1不揮発性メモリ26aにはインクカートリッジ8のインクの消耗情報がカウント数(例えばグラム単位)で記憶され、第2不揮発性メモリ26bにはインクカートリッジ8の識別情報及びインクカートリッジ8の所定タイミングごとの消耗情報(例えばパーセンテージ)が記憶される。なお、インクカートリッジ8の識別情報は、個々のインクカートリッジ8を識別できる固有の製造番号等である。また、インクカートリッジ8のインクの消耗情報として、各色の使用量がカウントされる。
RAM23には、プリンタ1の動作中に書き換えられる各種の情報が記憶されるようになっており、例えば印刷を行う画像データ等が記憶される。また、RAM23には、前記第1不揮発性メモリ26aの情報を記憶するための第1ミラーメモリ23aの領域と、前記第2不揮発性メモリ26bの情報を記憶するための第2ミラーメモリ23bの領域とが設定されている。
インクカートリッジ8には第3不揮発性メモリとしてEEPROM27が設けられており、EEPROM27にはインクカートリッジ8の前記識別情報及びインクカートリッジ8の所定カウントごとの消耗情報が記憶される。なお、EEPROM27には、図中示される通信デバイスのラインの外に給電線が端子(図示略)を介して接続されている。端子は所定の手続を経て電源オン状態で接続・遮断がなされる。
第1不揮発性メモリ26a及び第2不揮発性メモリ26bはバスBを介してCPU21に接続され、EEPROM27は通信デバイス24を介してCPU21に接続されることで、何れのメモリもCPU21による読み出し・書き換え可能に構成されている。
ここで、本実施の形態では、CPU21は第1及び第2ミラーメモリ23a,23b上でインクカートリッジ8の消耗情報をカウントする。
図3は、各メモリに格納される情報を示している。CPU21は、プリンタ1の起動時に第1不揮発性メモリ26a及び第2不揮発性メモリ26bの情報を第1ミラーメモリ23a及び第2ミラーメモリ23bにそれぞれ書き込む。そして、プリンタ1の起動後の通常動作中はインクカートリッジ8の消耗情報を第1ミラーメモリ23a及び第2ミラーメモリ23b上で更新する。
詳しくは、CPU21は第1ミラーメモリ23a上にインクカートリッジ8の消耗情報のカウント値を書き込み、第1ミラーメモリ23aのカウント値が予め設定された所定のカウント数に達するごとにそのカウント値を第2ミラーメモリ23b及びEEPROM27に書き込む。つまり、第2ミラーメモリ23b及びEEPROM27には所定の単位ごとのカウント値が消耗情報として書き込まれる。
図4は、プリンタが通常動作している場合におけるCPU21による消耗情報の書き込み処理フローである。
図4に示すように、CPU21は先ずステップ100にて第1ミラーメモリ23aの消耗情報を更新する。そして、CPU21はステップ110に進み、インクカートリッジ8が一定量以上消耗したか否かを判断する。インクカートリッジ8が一定量消耗していないと判断すれば(ステップ110,NO)、CPU21はここで本処理を終了する。
インクカートリッジ8が一定量以上消耗したと判断すれば(ステップ110,YES)、CPU21はステップ120に進み、第1ミラーメモリ23aの消耗情報を第2不揮発性メモリ26bの消耗情報単位に変換する。その後、CPU21はステップ130に進み、単位変換した消耗情報を第2ミラーメモリ23bの消耗情報に上書きする。更に、CPU21はステップ140に進み、第2ミラーメモリ23bの消耗情報をEEPROM27に上書きして本処理を終了する。
そして、CPU21はプリンタ1の電源オフ時に、第1ミラーメモリ23a及び第2ミラーメモリ23bに書き込まれている情報を第1不揮発性メモリ26a及び第2不揮発性メモリ26bにそれぞれ書き込む。
図5は、プリンタの電源オフ時におけるCPU21による消耗情報の書き込み処理フローである。
図5に示すように、CPU21は、先ずステップ200にて第1ミラーメモリ23aの内容を第1不揮発性メモリ26aに保存する。そして、CPU21はステップ210に進み、第2ミラーメモリ23bの内容を第2不揮発性メモリ26bに保存して、本処理を終了する。
ところでプリンタは、電源電圧が所定の閾値より低くなると強制電源オフ処理を行うようになっている。強制電源オフ処理は、瞬間的に電源電圧が低下した状態である瞬停や、電源プラグが抜かれたりした場合に対する処理であり、電源電圧をモニタリングし電圧が所定閾値より低くなると、コンデンサなどに蓄えられた電荷を利用して最低限必要なデータの保存などを行う。
プリンタ1がユーザにより電源オフされる場合は、電源オフされてもステップ200及びステップ210が行われるように設定されているが、強制電源オフ処理時にはステップ200は行われるがステップ210の処理はできない場合がある。このような場合に、第2不揮発性メモリ26bには誤情報が書き込まれる可能性がある。つまり、強制電源オフ処理が発生した場合、第1不揮発性メモリ26aには正しい情報が書き込まれるが第2不揮発性メモリ26bには誤った情報が書き込まれる可能性があるため、次回のプリンタ1の起動時には第2不揮発性メモリ26bの情報の正誤を確認する必要がある。
例えば、強制電源オフ処理時に第1ミラーメモリ23aの消耗情報を更新した後、第2ミラーメモリ23bの消耗情報が更新される前に更新に必要な電力が確保できなくなってしまうと、第1不揮発性メモリ26aには最新の消耗情報が格納され、第2不揮発性メモリ26b及びEEPROM27には更新されていない消耗情報が格納される状態が発生する可能性がある。この場合、第2不揮発性メモリ26bとEEPROM27の消耗情報は一致しても、第1不揮発性メモリ26aの消耗情報とは一致しない。
次に、CPU21がプリンタ1の電源投入時に行う処理について説明する。CPU21は電源投入時に図6及び図7に示す処理を行う。
図6に示すように、先ず、CPU21は、ステップ300にて第1不揮発性メモリ26aの内容を第1ミラーメモリ23aに読み出し、続いてステップ310にて第2不揮発性メモリ26bの内容を第2ミラーメモリ23bに読み出す。
そして、CPU21はステップ320に進み、プリンタ1はインクカートリッジ8を装着しているか否かを判断する。インクカートリッジ8を装着していなければ(ステップ310,NO)、ステップ330にてインクカートリッジ8の装着を促す。プリンタ1がインクカートリッジ8を装着していると判断すれば(ステップ310,YES)、CPU21はステップ340に進み、EEPROM27の内容を読み出す。
続いて、CPU21はステップ350に進み、第2ミラーメモリ23bとEEPROM27の識別情報が一致しているか否かを判断する。これらの情報が一致していなければ(ステップ350,NO)、CPU21はインクカートリッジ8が交換されたと判断することができる。このため、CPU21はステップ360に進み、新しく装着されたインクカートリッジ8のEEPROM27に記憶された消耗情報を第2不揮発性メモリ26bに上書きする。更に、CPU21はステップ370に進み、EEPROM27の消耗情報を第1不揮発性メモリ26aに上書きして本処理を終了する。
また、ステップ350にて第2ミラーメモリ23bとEEPROM27の識別情報が一致すれば(ステップ350,YES)、CPU21はプリンタ1のインクカートリッジ8は交換されていないと判断することができ、ステップ380のエラーチェック処理を行う。そして、ステップ380のエラーチェック処理が終了すれば、CPU21は本処理を終了する。
ここで、前記エラーチェック処理について説明する。エラーチェック処理は、プリンタ1の前回使用における電源オフ(瞬停を含む)時に、第2不揮発性メモリ26b及びEEPROM27の書き込みにエラーが発生したか否かを判断し、エラーが発生していればそれらのメモリに正しい情報を上書きするための処理である。
図7に示すように、先ずCPU21はステップ400にて第2ミラーメモリ23bとEEPROM27の消耗情報が一致するか否かを判断する。これらの情報が一致していれば(ステップ400,YES)、CPU21はステップ410に進み、第1ミラーメモリ23aの消耗情報を第2不揮発性メモリ26bの消耗情報単位に変換する。続いて、CPU21はステップ420に進み、単位変換した第1ミラーメモリ23aの消耗情報と第2ミラーメモリ23bの消耗情報とが一致するか否かを判断する。これらの情報が一致していれば(ステップ420,YES)、CPU21はプリンタ1のインクカートリッジ8は交換されておらず、第1及び第2不揮発性メモリ26a,26b及びEEPROM27に保存されていた情報は正しいと判断することができるため、このまま本処理を終了する。
また、ステップ420にて単位変換した第1ミラーメモリ23aの消耗情報と第2ミラーメモリ23bの消耗情報とが不一致であれば(ステップ420,NO)、第1不揮発性メモリ26aの消耗情報のみが不一致となる。このため、CPU21は書き込み処理において第1ミラーメモリ23aの更新後、第2ミラーメモリ23bの更新前に瞬停が発生したと判断することができる。そこで、CPU21はステップ430に進み、単位変換した第1ミラーメモリ23aの消耗情報を第2ミラーメモリ23bに上書きし、更にステップ440にて単位変換した第1ミラーメモリ23aの消耗情報をEEPROM27に上書きして本処理を終了する。
一方、ステップ400にて第2ミラーメモリ23bとEEPROM27の消耗情報が不一致であれば(ステップ400,NO)、CPU21はステップ450に進み第1ミラーメモリ23aの消耗情報を第2不揮発性メモリ26bの消耗情報単位に変換する。続いて、ステップ460に進み、単位変換した第1ミラーメモリ23aの消耗情報と第2ミラーメモリ23bの消耗情報が一致するか否かを判断する。
第1ミラーメモリ23aと第2ミラーメモリ23bの消耗情報が一致していれば(ステップ460,YES)、EEPROM27の消耗情報のみが不一致であるため、CPU21はEEPROM27の書き込みにエラーが発生したと判断することができる。このため、CPU21はステップ470に進み、単位変換した第1ミラーメモリ23aの消耗情報又は第2ミラーメモリ23bの消耗情報をEEPROM27に上書きして本処理を終了する。
また、ステップ460にて第1ミラーメモリ23aと第2ミラーメモリ23bの消耗情報が一致していなければ(ステップ460,NO)、第1及び第2不揮発性メモリ26a,26b、及びEEPROM27に記憶された消耗情報は何れも不一致であるため、CPU21はEEPROM27の更新後に瞬停が発生したと判断することができる。このため、CPU21はステップ480に進み、単位変換した第1ミラーメモリ23aの消耗情報を第2ミラーメモリ23bに上書きする。続いて、CPU21はステップ490にて単位変換した第1ミラーメモリ23aの消耗情報をEEPROM27に上書きして本処理を終了する。
ところで、プリンタ1への電源投入時には上述したように前回使用における電源オフ時のエラー書き込みをチェックする必要があるが、電源投入中にはこのようなチェックは必要ない。このため、CPU21は、電源投入時の処理の後、例えばインクカートリッジ8が挿抜された際には、インクカートリッジ8のEEPROM27に記憶された情報のエラーチェックを行うために図8に示す処理を実行する。また、CPU21はプリンタ1の電源投入中に定期的に図8に示す処理を行うものとしてもよい。
図8に示すように、先ずCPU21はステップ500にてプリンタ1はインクカートリッジ8を装着しているか否かを判断する。インクカートリッジ8を装着していなければ(ステップ500,NO)、ステップ510にてインクカートリッジ8の装着を促す。プリンタ1がインクカートリッジ8を装着していると判断すれば(ステップ500,YES)、CPU21はステップ520に進み、EEPROM27の内容を読み出す。
続いて、CPU21はステップ530に進み、第2ミラーメモリ23bとEEPROM27の識別情報が一致するか否かを判断する。これらの情報が一致していれば(ステップ540,YES)、CPU21はプリンタ1のインクカートリッジ8は交換されておらず、EEPROM27の書き込みにエラーは発生していないと判断することができる。このため、CPU21はこのまま本処理を終了する。
また、ステップ540にて第2ミラーメモリ23bとEEPROM27の消耗情報が不一致であれば(ステップ540,NO)、CPU21はEEPROM27の情報更新時に書き込みエラーが発生したと判断することができる。このため、CPU21はステップ550に進み、第2ミラーメモリ23bの消耗情報をEEPROM27に上書きして本処理を終了する。
また、ステップ530にて第2ミラーメモリ23bとEEPROM27の識別情報が不一致であれば(ステップ530,NO)、CPU21はプリンタ1のインクカートリッジ8が交換されたと判断することができる。このため、CPU21はステップ560にてEEPROM27の内容を第2不揮発性メモリ26bに書き込み、その後ステップ570にてEEPROM27の内容を第1不揮発性メモリ26aに上書きして本処理を終了する。
上記したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)プリンタ1の電源投入時に、プリンタ1にインクカートリッジ8の交換が行われておらず、第2ミラーメモリ23bとEEPROM27の消耗情報が不一致でEEPROM27の消耗情報の書き込みにエラーが生じた可能性がある場合に、EEPROM27に第1ミラーメモリ23aの消耗情報が書き込まれる。また、EEPROM27の消耗情報が第2ミラーメモリ23bの消耗情報と一致しても、これらの消耗情報が第1ミラーメモリ23aと不一致である場合には、第1ミラーメモリ23aの消耗情報が第2ミラーメモリ23b及びEEPROM27に上書きされる。このように、第2不揮発性メモリ26bに誤情報が書き込まれていても、第1不揮発性メモリ26aに記憶された正しい消耗情報がEEPROM27に記憶されるため、EEPROM27に記憶された消耗情報の信頼性を向上することができる。
(2)第2不揮発性メモリ26bの消耗情報の書き込みにエラーが生じる可能性が低い場合に、EEPROM27の書き込みエラーのみがチェックされる。このため、必要がないときにはEEPROM27に記憶された消耗情報のチェック処理を簡略化することができる。
(3)インクカートリッジ8が交換された可能性がある場合に、新しく装着されたインクカートリッジ8に設けられたEEPROM27の消耗情報が第1及び第2不揮発性メモリ26a,26bに書き込まれる。このため、インクカートリッジ8の最新の消耗情報がプリンタ1のメモリに書き込まれる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
(変形例1)上記実施形態では、本発明をインクジェット式のプリンタ1に適用し、使用に伴い消耗する交換部材としてインクカートリッジの場合について説明したが、本発明をレーザープリンタ等他の態様の印刷装置に適用し感光体ドラムやトナーカートリッジ等を交換部材としても良い。
(変形例2)上記実施形態では、プリンタ1において第1及び第2不揮発性メモリ26a,26bの内容を揮発性メモリである第1及び第2ミラーメモリ23a,23bに書き込み、これらのメモリ上でインクカートリッジ8の消耗情報をカウントする構成とした。しかし、第1及び第2不揮発性メモリ26a,26b上でインクカートリッジ8の消耗情報をカウントしてもよい。
(変形例3)上記実施の形態では、第2不揮発性メモリ26b及びEEPROM27に記憶される識別情報として、インクカートリッジ8固有の製造番号が記憶される場合について説明したが、インクカートリッジ8が識別できるのであれば識別情報をどのような情報としてもよい。例えば、インクカートリッジ8のリサイクル回数、インク残量、印刷枚数等の種々の情報を識別情報として記憶していてもよい。
プリンタの斜視図。 プリンタのハードウェア構成を説明するブロック図。 プリンタのメモリ格納情報構成の説明図。 CPUが行う処理を示すフローチャート。 CPUが行う処理を示すフローチャート。 CPUが行う処理を示すフローチャート。 CPUが行う処理を示すフローチャート。 CPUが行う処理を示すフローチャート。
符号の説明
1…プリンタ(印刷装置)、8…インクカートリッジ(交換部材)、21…CPU(制御部)、26a…第1不揮発性メモリ、26b…第2不揮発性メモリ、27…EEPROM(第3不揮発性メモリ)。

Claims (3)

  1. 使用に伴い消耗する交換部材が着脱可能に設けられた印刷装置であって、
    前記交換部材の消耗情報を記憶する第1不揮発性メモリ及び第2不揮発性メモリと、
    前記交換部材の識別情報と消耗情報の所定カウントごとの情報を前記第2不揮発性メモリと前記交換部材に設けられた第3不揮発性メモリとに書き込む制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、電源投入時の処理として、
    前記第2不揮発性メモリと前記第3不揮発性メモリとを比較して識別情報が一致した場合、
    消耗情報が不一致であれば前記第1不揮発性メモリの消耗情報を前記第3不揮発性メモリに書き込み、
    消耗情報が一致すれば前記第1不揮発性メモリと当該消耗情報を比較し、それらの情報が不一致であれば前記第1不揮発性メモリの消耗情報を前記第2および第3不揮発性メモリに書き込む処理を行うことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記制御部は、前記電源投入時の処理の後は、前記第2不揮発性メモリと前記第3不揮発性メモリとを比較して識別情報が一致した場合、前記第2不揮発性メモリと前記第3不揮発性メモリとを比較し、消耗情報が不一致であれば前記第2不揮発性メモリの消耗情報を前記第3不揮発性メモリに書き込む処理を行うことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記制御部は、前記第2不揮発性メモリと前記第3不揮発性メモリとを比較して識別情報が不一致であった場合に、前記第3不揮発性メモリの消耗情報を前記第1及び第2不揮発性メモリに書き込むことを特徴とする請求項1又は2記載の印刷装置。
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