JP2017068402A - 認証装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】適切な消耗品のみを許可認証することにより印刷品質の低下や装置故障を防止する。
【解決手段】
内部にメモリを有し、本体装置2に取り付けられるインクカートリッジ150の認証を行う認証装置であって、インクカートリッジ150から本体装置2にAM変調方式によって送信される第1生成用データを取得する第1情報取得手段12と、インクカートリッジ150から本体装置2にFM変調方式によって送信される第2生成用データを取得する第2情報取得手段13と、第1生成用データと第2生成用データとの両方を取得できたか否かを判定する判定手段14と、判定手段14により両方を取得することができなかったと判定された場合に、インクカートリッジ150を不許可と認証する認証手段17と、を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、適切な消耗品のみを許可認証することにより印刷品質の低下や装置故障を防止する認証装置に関する。
印刷装置ではその印刷方式によってインクカートリッジや孔版原紙など様々な消耗品が着脱可能に設けられている。
例えば、インクジェット印刷装置では、消耗品として色ごとにインクが貯留されたインクカートリッジが着脱可能に設けてられており、インクカートリッジからインクジェットヘッドへインクが供給され、インクジェットヘッドのノズルからインクを印刷用紙に向けて吐出して画像や文字などを印刷する。
このとき、不適切なインクカートリッジがインクジェット印刷装置に装着されて使用されると、例えば、インクが凝集し、凝集したインクがノズルを閉塞させ吐出不良が発生したり、用紙に着弾したインクがにじみ、画像のエッジ不良などが発生したりする。これらの不具合は印刷画像の品質低下の原因となっていた。また、インクが凝集すると装置内の各機器に過剰な負荷がかかり装置故障の原因となる場合もある。
そこで、特許文献1には、装着された消耗品と本体装置との間で情報を伝達し、消耗品に設置された消耗品記憶情報(例えば、適合機種情報、マッチングパラメータの設定情報、製造年月日など)に基づいて、特性を照合する画像記録装置に関する技術が開示されている。
特開2001−18507号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載の画像記録装置では、伝達した消耗品記憶情報に基づいて特性を照合するので、照合の精度が低いという問題点があった。
照合の精度が低いと不適切な消耗品が装着されることがあり、これにより印刷画像品質の低下や印刷装置の故障の原因となる場合があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、適切な消耗品のみを許可認証することにより印刷品質の低下や装置故障を防止する認証装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る認証装置の第1の特徴は、内部にメモリを有し、印刷機に取り付けられる消耗品の認証を行う認証装置であって、前記消耗品から前記印刷機にAM変調方式によって送信される第1消耗品記憶情報を取得する第1情報取得手段と、前記消耗品から前記印刷機にFM変調方式によって送信される第2消耗品記憶情報を取得する第2情報取得手段と、前記第1消耗品記憶情報と前記第2消耗品記憶情報との両方を取得できたか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により両方を取得することができなかったと判定された場合に、前記消耗品を不許可と認証する認証手段と、を備えることにある。
本発明に係る認証装置の第2の特徴は、前記第1消耗品記憶情報と前記第2消耗品記憶情報とに基づいて、照合用共通情報を生成する共通情報生成手段と、前記照合用共通情報に基づいて第1アルゴリズムを用いて生成された第1の照合情報と、前記照合用共通情報に基づいて生成されて前記メモリに記憶されている第2の照合情報とを照合する第1照合手段と、前記照合用共通情報に基づいて第2アルゴリズムを用いて生成された第3の照合情報と、前記照合用共通情報に基づいて生成されて前記メモリに記憶されている第4の照合情報とを照合する第2照合手段と、を更に備え、前記認証手段は、前記判定手段により両方を取得できたと判定され、かつ、前記第1照合手段と前記第2照合手段とによる照合結果がいずれも一致すると判定された場合に、前記消耗品を許可認証することにある。
本発明に係る認証装置の第1の特徴によれば、判定手段が、AM変調方式によって送信される第1消耗品記憶情報とFM変調方式によって送信される第2消耗品記憶情報との両方を取得できたか否かを判定し、認証手段が、前記判定手段により両方を取得することができなかったと判定された場合に、前記消耗品を不許可と認証する。
そのため、第1消耗品記憶情報と第2消耗品記憶情報との両方が、AM変調方式又はFM変調方式の何れか一方のみによって送信される場合に比べて、認証の精度を上げることができる。これにより不適切なインクカートリッジが使用されることを確実に識別することができるので、印刷品質の低下や装置故障を防止することができる。
本発明に係る認証装置の第2の特徴によれば、第1消耗品記憶情報と第2消耗品記憶情報との両方が取得できたと判定され、かつ、第1照合手段と第2照合手段との照合結果がいずれも一致すると判定された場合に、認証手段が消耗品を許可認証するので、認証の精度を一層上げることができる。
本発明の実施例1に係る認証装置であるインクジェット印刷装置の構成を説明した図である。 本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置が備える本体装置とインクカートリッジの機能を説明した説明図である。 (a)本発明の実施例1に係る無線通信における副搬送波の波形と副搬送波が表す情報との関係を説明するための説明図である。(b)本発明の実施例1に係る無線通信における副搬送波の波形と副搬送波が表す情報との関係を説明するための説明図である。 (a)本発明の実施例1に係る無線通信における副搬送波の波形と副搬送波が表す情報との関係を説明するための説明図である。(b)本発明の実施例1に係る無線通信における副搬送波の波形と副搬送波が表す情報との関係を説明するための説明図である。 本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置における処理手順を示したフローチャートである。
以下、本発明の実施例に係る認証装置を、図面を参照しながら詳細に説明する。また、以下に示す実施例は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
[実施例1]
本発明の実施例1では、本体装置と、本体装置に対して着脱可能に取り付けられた消耗品である色毎のインクカートリッジとを備えたインクジェット印刷装置に適用された認証装置を例に挙げて説明する。
<インクジェット印刷装置の構成>
図1は、本発明の実施例1に係る認証装置であるインクジェット印刷装置1の構成を説明した図である。
本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1は、インクカートリッジと、インクカートリッジ以外の構成を有する本体装置とを備えており、図1では、本体装置(印刷機)にインクカートリッジが装着された状態のインクジェット印刷装置1を例に挙げて説明する。
図1に示すように、インクジェット印刷装置1は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)のインクに対応するインクジェットヘッド110C,110M,110Y,110Kを備えており、印刷用紙は、インクジェットヘッド110C,110M,110Y,110Kの対向面に設けられた環状の搬送ベルト(図示しない)によって印刷条件により定められる速度で搬送されながら、インクジェットヘッド110C,110M,110Y,110Kから吐出されたインクによりライン単位で印刷される。
各インクは着脱可能なインクカートリッジに設けられたインクボトルから供給されるようになっており、C(シアン)のインクを供給するインクボトル151C、M(マゼンタ)のインクを供給するインクボトル151M、Y(イエロー)のインクを供給するインクボトル151Y、K(ブラック)のインクを供給するインクボトル151Kが備えられている。なお、以下においてインク色にこだわらない場合にはインクボトル151で代表させて説明する。他の機能部についても同様である。
インクボトル151から供給されたインクは、樹脂、金属等のパイプにより形成されたインク循環経路を通って、インクジェットヘッド110の下流側に設けられた下流タンクに一旦溜められる。このため、インクジェット印刷装置1には、C(シアン)のインクを溜める下流タンク120C、M(マゼンタ)のインクを溜める下流タンク120M、Y(イエロー)のインクを溜める下流タンク120Y、K(ブラック)のインクを溜める下流タンク120Kが備えられている。
インクジェット印刷装置1には、ポンプ170C、ポンプ170M、ポンプ170Y、ポンプ170Kおよび上流タンク130C、上流タンク130M、上流タンク130Y、上流タンク130Kが備えられている。下流タンク120に溜められたインクは、ポンプによりインクジェットヘッド110の上流側に設けられた上流タンクに送られる。上流タンク130に送られたインクは、インクを吐出する多数のノズルが設けられているインクジェットヘッド110に送液される。
上流タンク130は共通空気室172と接続されている。共通空気室172には、ポンプ173および図示しない大気開放弁が備えられており、大気開放弁を全閉してポンプ173により上流タンク130に空気を送り込んだり、大気開放弁を全開して大気圧にしたりすることにより、上流タンク130内の空気の圧力を調整する。
インクジェットヘッド110で吐出されなかったインクは、下流タンク120に戻される。上流タンク130からインクジェットヘッド110を経由して下流タンク120へのインク帰還は、上流タンク130と下流タンク120との水頭差を利用している。
インクは印刷品質が保証される温度範囲が定められており、環境温度が低く、インク温度が印刷可能である下限温度を下回っているとインクを加熱する必要がある。一方、インクジェットヘッド110内に設けられたドライバやピエゾ素子は動作することにより発熱し、これらの発熱やインク振動のジュール熱により、高温時におけるインク温度上昇の影響等を抑制する必要がある。そこで、インク循環経路上に、温度調節器161が設けられており、温度調節器161により、インクは、加温又は冷却される。
このような構成を有するインクジェット印刷装置に不適切なインクカートリッジが装着されると、例えば、インクが凝集してしまい凝集したインクがインクジェットヘッド110のノズルを閉塞させ吐出不良を発生させたり、搬送された印刷用紙に着弾したインクがにじみ、画像のエッジ不良などが発生したりする。さらに、インク循環経路内でインクが凝集すると、ポンプ170などインク送液手段に過剰な負荷がかかり装置故障の原因になる場合もある。
そこで、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1は、印刷品質の低下や印刷装置の故障を防止するため、装着されたインクカートリッジが使用可能か否かの認証を行う。
図2は、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1の機能を説明した説明図である。なお、図2に示す矢印は、主な情報の送受信関係を示しているが、インクジェット印刷装置1において、情報の送受信関係は、図2に示す矢印に限定されるものでない。
図2に示すように、インクジェット印刷装置1は、本体装置2と、本体装置2に装着されたインクカートリッジ150K,150C,150M,150Yとを備えており、インクカートリッジ150K,150C,150M,150Yがそれぞれ使用可能か否かの認証を行う。ここで、インクカートリッジ150K、150C,150M,150Yのそれぞれは、同一の構成を有しているため、ここでは、インクカートリッジ150Kに着目して、その構成を説明する。また、簡略化のため、インクカートリッジ150K、150C,150M,150Yのそれぞれを、適宜、インクカートリッジ150と示す。
インクカートリッジ150は、インクボトル151と、非接触IC152とを備えている。
非接触IC152は、メモリ153と処理部154とを有しており、本体装置2との間で無線によるデータ通信を行う。
メモリ153には、インクカートリッジ150を一意に特定するIDと、インクボトル151に貯留されたインクの属性データと、第1生成用データと、第2生成用データと、第1パスワード(第2の照合情報)と、第2パスワード(第4の照合情報)とが記憶される。なお、インクの属性データには、インク色情報、インク溶媒種類情報、インク残量情報が含まれている。
第1生成用データと第2生成用データとは、照合用共通パスワードを生成するためのデータである。すなわち、第1生成用データと第2生成用データとに基づいて、照合用共通パスワードが生成される。なお、照合用共通パスワードは、第1パスワード及び第2パスワードを生成するためのデータである。本実施例において、第1生成用データは、第1消耗品記憶情報を構成し、第2生成用データは、第2消耗品記憶情報を構成する。
第1パスワードは、照合用共通パスワードに基づいて、第1アルゴリズムを用いて生成されてメモリ153に予め記憶される。
第2パスワードは、照合用共通パスワードに基づいて、第2アルゴリズムを用いて生成されてメモリ153に予め記憶される。
処理部154は、CPUなどの演算処理装置によって構成されており、演算処理機能を有する。処理部154は、第1照合手段1541と第2照合手段1542とを備える。
第1照合手段1541は、照合用共通パスワード(照合用共通情報)に基づいて本体装置2の照合パスワード生成手段16により第1アルゴリズムを用いて生成された第1パスワード(第1の照合情報)と、照合用共通パスワード(照合用共通情報)に基づいて生成されてメモリ153に記憶されている第1パスワード(第2の照合情報)とを照合する。第1照合手段1541は、2つの第1パスワードの照合結果を本体装置2の認証手段17に通知する。
第2照合手段1542は、照合用共通パスワード(照合用共通情報)に基づいて本体装置2の照合パスワード生成手段16により第2アルゴリズムを用いて生成された第2パスワード(第3の照合情報)と、照合用共通パスワード(照合用共通情報)に基づいて生成されてメモリ153に記憶されている第2パスワード(第4の照合情報)とを照合する。第2照合手段1542は、2つの第2パスワードの照合結果を本体装置2の認証手段17に通知する。
本体装置2は、無線通信手段11と、第1情報取得手段12と、第2情報取得手段13と、判定手段14と、共通パスワード生成手段15と、照合パスワード生成手段16と、認証手段17と、表示手段18と、メモリ19とを備えている。
無線通信手段11は、非接触IC152との間で無線通信を確立し、非接触IC152から種々の情報を読み込み、読み込んだ情報を本体装置2内の各種機能に供給する。なお、無線通信手段11と非接触IC152との間で無線通信を行う際、送信側は乱数を付加して送信し、受信側は付加された乱数を削除することにより情報を取り出す。これにより、通信する情報の傍受を防止することができる。
ここで、無線通信手段11は、非接触IC152との通信方式として、AM変調方式とFM変調方式とによって通信する。例えば、無線通信手段11は、AM変調方式とFM変調方式との双方を利用可能な国際規格であるISO15693−2に準拠するよう構成されている。
図3(a)〜(b)には、AM変調方式によりデータを送信する際に送受信される搬送波波形が示されている。また、図4(a)〜(b)には、FM変調方式によりデータを送信する際に送受信される搬送波波形が示されている。
同規格によれば、図3(a)〜(b)に示すように、AM変調方式の場合は、所定期間に一定周波数のパルス状副搬送波が立ち上がる状態と立ち上がらない状態との組合せを用いて、1ビットを表すようにしている。すなわち、それらの状態がその順に設定される場合は「0」を、それらの状態が上記と逆の順に設定される場合は「1」を表すようにしている。なお、その一定周波数の副搬送波は、一般に単一副搬送波と称されている。
他方、FM変調方式の場合は、図4(a)〜(b)に示すように、周波数423.75kHzの副搬送波8パルスと周波数484.28kHzの副搬送波9パルスとの組合せを用いて、1ビットを表すようにしている。すなわち、それらの副搬送波がその順に送られる場合は「0」を、それらの副搬送波がそれと逆の順に送られる場合は「1」を表すようにしている。なお、それらの副搬送波は一般に双副搬送波と称されている。
無線通信手段11は、インクカートリッジ150に所定のコマンドを送信することにより、インクカートリッジ150との間の通信方式をAM変調方式又はFM変調方式に切り替える。
本実施例では、無線通信手段11は、インクカートリッジ150から第1生成用データを取得する場合には、AM変調方式を適用し、インクカートリッジ150から第2生成用データを取得する場合には、FM変調方式を適用する。なお、インクカートリッジ150との間で、第1〜第2生成用データ以外の情報を送受信する場合、無線通信手段11は、通信方式を特に制限せず、AM変調方式とFM変調方式との何れか一方を適用する。
第1情報取得手段12は、インクカートリッジ150から本体装置2にAM変調方式によって送信される第1生成用データ(第1消耗品記憶情報)を取得する。具体的に、第1情報取得手段12は、インクカートリッジ150から単一副搬送波を用いたAM変調方式によって送信される信号を復調して、インクカートリッジ150から送信される第1生成用データを取得する。
第2情報取得手段13は、インクカートリッジ150から本体装置2にFM変調方式によって送信される第2生成用データ(第2消耗品記憶情報)を取得する。具体的に、第2情報取得手段13は、インクカートリッジ150から双副搬送波を用いたFM変調方式によって送信される信号を復調して、インクカートリッジ150から送信される第2生成用データを取得する。
判定手段14は、インクカートリッジ150から本体装置2にAM変調方式によって送信される第1生成用データ(第1消耗品記憶情報)と、インクカートリッジ150から本体装置2にFM変調方式によって送信される第2生成用データ(第2消耗品記憶情報)との両方を取得できたか否かを判定する。
共通パスワード生成手段15は、第1生成用データと第2生成用データとに基づいて、照合用共通パスワード(照合用共通情報)を生成する。例えば、共通パスワード生成手段15は、第1生成用データに第2生成用データを付加させることで、照合用共通パスワードを生成してもよいし、第1生成用データと第2生成用データとに基づいて所定のアルゴリズムを用いて照合用共通パスワードを生成してもよい。
照合パスワード生成手段16は、照合用共通パスワードに基づいて、メモリ19に記憶された第1アルゴリズムを用いて第1パスワード(第1の照合情報)を生成する。また、照合パスワード生成手段16は、照合用共通パスワードに基づいて、メモリ19に記憶された第2アルゴリズムを用いて第2パスワード(第3の照合情報)を生成する。
認証手段17は、判定手段14により第1生成用データと第2生成用データとの両方を取得することができなかったと判定された場合に、インクカートリッジ150を不許可と認証する。すなわち、第1生成用データと第2生成用データとの何れか一方でも取得できない場合には、不許可と認証する。
また、認証手段17は、判定手段14により両方を取得できたと判定され、かつ、第1照合手段1541と第2照合手段1542との照合結果がいずれも一致すると判定された場合に、インクカートリッジ150を許可認証する。この認証許可により装着されたインクカートリッジ150は使用可能となる。
表示手段18は、認証手段17による認証結果が不許可の場合、装着されているインクカートリッジ150は使用することができない旨警告メッセージを表示する。
メモリ19は、第1パスワード(第1の照合情報)を生成するためのプログラムである第1アルゴリズムと、第2パスワード(第3の照合情報)を生成するためのプログラムである第2アルゴリズムとを記憶している。
メモリ19に記憶される第1アルゴリズムは、インクカートリッジ150のメモリ153に記憶される第1パスワードを生成する際に用いられた第1アルゴリズムと共通である。また、メモリ19に記憶される第2アルゴリズムは、インクカートリッジ150のメモリ153に記憶される第2パスワードを生成する際に用いられた第2アルゴリズムと共通である。
<印刷システムの作用>
次に、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1の作用について説明する。
図5は、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1における処理手順を示したフローチャートである。
図5に示すように、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1は、電源オン、省電力モードからの復帰、または図示しないセンサーの検出結果に基づいて本体装置2にインクカートリッジ150が装着されたことを検出すると(ステップS101;“YES”)、本体装置2の無線通信手段11が非接触IC152との間で無線通信を確立する。無線通信手段11は、AM変調方式によって第1生成用データを送信させるコマンドと、FM変調方式によって第2生成用データを送信させるコマンドとを非接触IC152に送信する。
そして、第1情報取得手段12が、非接触IC152からAM変調方式によって送信される第1生成用データを取得し、第2情報取得手段13は、非接触IC152からFM変調方式によって送信される第2生成用データを取得する(ステップS102)。
次に、判定手段14は、第1生成用データと第2生成用データとの両方が正しく取得できたか否かを判定する(ステップS103)。
例えば、第1生成用データ又は第2生成用データの何れか一方にエラーが含まれていて、判定手段14が第1生成用データと第2生成用データとの両方を正しく取得できなかったと判定した場合(ステップS103;NO)、インクカートリッジ150はインクジェット印刷装置1に適合する製品ではないことになるので、認証手段17は、インクカートリッジ150の使用を不許可と認証する(ステップS111)。このとき、認証手段17は、表示手段18に装着されているインクカートリッジは使用することができない旨警告メッセージを表示させる。
一方、判定手段14が第1生成用データと第2生成用データとの両方を正しく取得できたと判定した場合(ステップS103;YES)、共通パスワード生成手段15は、第1生成用データと第2生成用データとに基づいて、照合用共通パスワードを生成する(ステップS104)。
次に、照合パスワード生成手段16は、照合用共通パスワードに基づいて、メモリ19に記憶される第1アルゴリズムを用いて第1パスワードを生成する(ステップS104)。そして、照合パスワード生成手段16は、生成した第1パスワードをインクカートリッジ150に単一副搬送波を用いたAM変調方式によって送信する(ステップS106)。
インクカートリッジ150では、処理部154の第1照合手段1541が、本体装置2から送信された第1パスワードと、メモリ153に記憶されている第1パスワードとの2つの第1パスワードを照合して、照合結果を本体装置2の認証手段17に通知する。そして、本体装置2の認証手段17は、インクカートリッジ150から通知された2つの第1パスワードの照合結果が一致するか否かを判定する(ステップS107)。
ここで、インクカートリッジ150がインクジェット印刷装置1に適合する製品である場合には、2つの第1パスワードは、いずれも共通の照合用共通パスワードに基づいて、共通の第1アルゴリズムを用いて生成されることになるので、2つの第1パスワードは、一致することになる。
また、2つの第1パスワードが一致しない場合(ステップS107;NO)、インクカートリッジ150はインクジェット印刷装置1に適合する製品ではないことになるので、認証手段17は、インクカートリッジ150の使用を不許可と認証する(ステップS111)。
一方、2つの第1パスワードが一致する場合(ステップS107;YES)、装着されているインクカートリッジ150は適切なものである可能性がある。
そこで、本体装置2の照合パスワード生成手段16は、照合用共通パスワードに基づいて、メモリ19に記憶される第2アルゴリズムを用いて第2パスワードを生成する(ステップS108)。そして、照合パスワード生成手段16は、生成した第2パスワードをインクカートリッジ150に双副搬送波を用いたFM変調方式によって送信する(ステップS109)。
インクカートリッジ150では、処理部154の第2照合手段1542が、本体装置2から送信された第2パスワードと、メモリ153に記憶されている第2パスワードとの2つの第2パスワードを照合して、照合結果を本体装置2の認証手段17に通知する。そして、本体装置2の認証手段17は、インクカートリッジ150から通知された2つの第2パスワードの照合結果が一致するか否かを判定する(ステップS110)。
ここで、インクカートリッジ150がインクジェット印刷装置1に適合する製品である場合には、2つの第2パスワードは、いずれも共通の照合用共通パスワードに基づいて、共通の第2アルゴリズムを用いて生成されることになるので、2つの第2パスワードは、一致することになる。
2つの第2パスワードが一致しない場合(ステップS110;NO)、インクカートリッジ150はインクジェット印刷装置1に適合する製品ではないことになるので、認証手段17は、インクカートリッジ150の使用を不許可と認証する(ステップS111)。
一方、2つの第2パスワードが一致する場合(ステップS110;YES)、認証手段17は、装着されているインクカートリッジ150は適切なものであると判定し、装着されているインクカートリッジ150の使用を許可認証する(ステップS112)。
以上のように、本発明の実施例1に係るインクジェット印刷装置1によれば、AM変調方式によって送信される第1生成用データとFM変調方式によって送信される第2生成用データとの両方が取得できない場合には、認証手段17が消耗品であるインクカートリッジ150を不許可と認証するので、認証の精度を上げることができる。これにより不適切なインクカートリッジが使用されないように確実に識別することができるので、印刷品質の低下や装置故障を防止することができる。
更に、第1生成用データと第2生成用データとの両方が取得できたと判定され、かつ、第1照合手段1541と第2照合手段1542との照合結果がいずれも一致すると判定された場合に、認証手段17が消耗品であるインクカートリッジ150を許可認証するので、認証の精度を一層上げることができる。
なお、実施例1では、インクカートリッジ150のメモリ153に記憶される情報は、固定的で更新されない情報であったが、これに限定されるものではない。例えば、認証手段17がインクカートリッジ150を許可認証した場合、インクカートリッジ150のメモリ153に記憶される情報を更新してもよい。具体的に、認証手段17は、インクカートリッジ150を許可認証した場合、メモリ153に記憶される第1生成用データを書き換えることにより更新してもよい。このように、第1生成用データを更新した場合、更新後の第1生成用データと第2生成用データに基づいて、照合用共通パスワードを生成するとともに、生成した照合用共通パスワードに基づいて、第1〜第2パスワードも更新する。
また、メモリ153は、インクカートリッジ150の外部から書き換えが可能な領域である書き換え可能領域と、インクカートリッジ150の外部から書き換えが不可な領域である書き換え不可領域とを備えていてもよい。この場合、第1生成用データ又は第2生成用データを書き換え不可領域に記憶させてもよい。例えば、AM変調方式により送信される第1生成用データを書き換え領域に記憶させ、FM変調方式により送信される第2生成用データを書き換え不可領域に記憶させてもよい。このように、少なくとも一方のデータを書き換え不可領域に記憶させておくことで、インクカートリッジ150のメモリ153に書き換えがなされることを防止できるので、認証の精度がより高められる。
また、上述した実施例1のように、インクカートリッジ150の処理部154において第1照合手段1541及び第2照合手段1542が照合する場合、メモリ153は、インクカートリッジ150の外部から情報を読み取り可能な領域である読み取り可能領域と、インクカートリッジ150の外部から情報を読み取り不可な領域である読み取り不可領域とを備えていてもよい。この場合、照合に用いられる情報(ここでは、第1パスワード又は第2パスワード)を読み取り不可領域に記憶させておくことが好ましい。
また、上述した実施例1では、インクカートリッジ150の処理部154が、第1照合手段1541と第2照合手段1542とを備える場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、第1照合手段1541と第2照合手段1542とは、本体装置2に備えられていてもよい。この場合、ステップS107において、第1照合手段1541は、照合パスワード生成手段16によって生成された第1パスワードと、無線通信手段11を介してメモリ153から取得した第1パスワードとを照合する。また、ステップS110において、第2照合手段1542は、照合パスワード生成手段16によって生成された第2パスワードと、無線通信手段11を介してメモリ153から取得した第2パスワードとを照合する。
[本発明のその他の実施例]
以上、上述の実施例を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施例に限定されるものではないということは明らかである。
例えば、上述した実施例では、認証装置がインクジェット印刷装置1である場合を例に挙げて説明したが、本発明に係る認証装置は、消耗品を備えた印刷装置であればどのような印刷方式の印刷装置でも適用することができる。例えば、認証装置は、孔版印刷装置であってもよい。この場合、消耗品は、孔版マスター、孔版インク、又は、その他消耗品である。
更に、認証装置は、電子写真方式(所謂、トナー方式)により印刷するトナー印刷装置であってもよい。この場合、消耗品は、トナーカートリッジ(トナーボトル)である。
また、上述した実施例では、本体装置2の第1情報取得手段12が、第1消耗品記憶情報としてインクカートリッジ150のメモリ153に記憶される第1生成用データを取得し、第2情報取得手段13が、第2消耗品記憶情報として、インクカートリッジ150のメモリ153に記憶される第2生成用データを取得したがこれに限定されるものではない。第1情報取得手段12が、第1消耗品記憶情報としてメモリ153に記憶される他の情報(例えば、ID)を取得してもよいし、第2情報取得手段13が、第2消耗品記憶情報としてメモリ153に記憶される他の情報(例えば、ID)を取得してもよい。第1消耗品記憶情報と第2消耗品記憶情報とは、判定手段14により取得できたか否かを判定するために用いることが可能な情報であれば、特に限定されるものではない。
このように、本発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1…インクジェット印刷装置
2…本体装置
11…無線通信手段
12…第1情報取得手段
13…第2情報取得手段
14…判定手段
15…共通パスワード生成手段
16…照合パスワード生成手段
17…認証手段
18…表示手段
19…メモリ
110…インクジェットヘッド
150…インクカートリッジ
151…インクボトル
152…非接触IC
153…メモリ
154…処理部
1541…第1照合手段
1542…第2照合手段

Claims (2)

  1. 内部にメモリを有し、印刷機に取り付けられる消耗品の認証を行う認証装置であって、
    前記消耗品から前記印刷機にAM変調方式によって送信される第1消耗品記憶情報を取得する第1情報取得手段と、
    前記消耗品から前記印刷機にFM変調方式によって送信される第2消耗品記憶情報を取得する第2情報取得手段と、
    前記第1消耗品記憶情報と前記第2消耗品記憶情報との両方を取得できたか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により両方を取得することができなかったと判定された場合に、前記消耗品を不許可と認証する認証手段と、を備える
    ことを特徴とする認証装置。
  2. 前記第1消耗品記憶情報と前記第2消耗品記憶情報とに基づいて、照合用共通情報を生成する共通情報生成手段と、
    前記照合用共通情報に基づいて第1アルゴリズムを用いて生成された第1の照合情報と、前記照合用共通情報に基づいて生成されて前記メモリに記憶されている第2の照合情報とを照合する第1照合手段と、
    前記照合用共通情報に基づいて第2アルゴリズムを用いて生成された第3の照合情報と、前記照合用共通情報に基づいて生成されて前記メモリに記憶されている第4の照合情報とを照合する第2照合手段と、を更に備え、
    前記認証手段は、前記判定手段により両方を取得できたと判定され、かつ、前記第1照合手段と前記第2照合手段との照合結果がいずれも一致すると判定された場合に、前記消耗品を許可認証する
    ことを特徴とする請求項1に記載の認証装置。


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