JP7294051B2 - スイッチング制御回路、電源回路 - Google Patents

スイッチング制御回路、電源回路 Download PDF

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Description

本発明は、スイッチング制御回路及び電源回路に関する。
例えば、交流電圧から直流電圧を生成する電源回路のスイッチング素子がスイッチングされる際、漏洩電流が、スイッチング素子の寄生容量を介して、接地へと流れることがある(例えば、特許文献1)。
特開2003-153542号公報
ところで、スイッチング素子がスイッチングされる際に発生する漏洩電流は、交流電圧が印加される、電源回路の入力端子と、接地との間に大きなノイズを発生させることがある。この結果、交流電圧が供給される他の電子機器は、入力端子に発生するノイズの影響を受けてしまう。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、スイッチング素子がスイッチングされる際に発生するノイズを抑制可能なスイッチング制御回路を提供することにある。
前述した課題を解決する本発明の第1の態様は、スイッチング素子のスイッチングを制御するスイッチング制御回路であって、発振信号の周波数を、所定周波数、かつ変調指数が2以上で変調する周波数変調回路と、変調された前記発振信号に応じた駆動信号に基づいて、前記スイッチング素子を駆動する駆動回路と、を備え、前記所定周波数は、前記スイッチング素子が駆動される際に発生するノイズを測定するために用いられる、所定の規格に基づくバンドパスフィルタの半値幅の1/4の値を示す周波数より高いこと、を特徴とする。
また、本発明の第2の態様は、交流電圧から出力電圧を生成する電源回路であって、前記交流電圧を整流する整流回路と、前記整流回路からの整流電圧が印加されるインダクタと、前記インダクタに流れるインダクタ電流と、前記出力電圧と、に基づいて、前記インダクタ電流を制御するスイッチング素子のスイッチングを制御するスイッチング制御回路と、を備え、前記スイッチング制御回路は、発振信号の周波数を、所定周波数、かつ変調指数が2以上で変調する周波数変調回路と、変調された前記発振信号に応じた駆動信号に基づいて、前記スイッチング素子を駆動する駆動回路と、を備え、前記所定周波数は、前記スイッチング素子が駆動される際に発生するノイズを測定するために用いられる、所定の規格に基づくバンドパスフィルタの半値幅の1/4の値を示す周波数より高いこと、を特徴とする。
本発明によれば、スイッチング素子がスイッチングされる際に発生するノイズを抑制可能なスイッチング制御回路を提供することができる。
AC-DCコンバータ10の一例を示す図である。 インダクタ電流ILを説明するための図である。 漏洩電流Ieの経路を説明するための図である。 力率改善IC30の一例を示す図である。 基準電圧Vref2を説明するための図である。 制御電圧Vcntを説明するための図である。 発振信号Voscを説明するための図である。 周波数変調された発振信号Voscの周波数成分を説明するための図である。 駆動信号Vdrを説明するための図である。 電圧Vdとインダクタ電流ILとの関係を示す図である。 スペクトラムアナライザ100を説明するための図である。 バンドパスフィルタ111の特性を示す図である。 変調指数mとバンドパスフィルタ111による減衰量との関係を示す図である。 周波数変調が行われた際のスペクトルの一例を示す図である。 雑音端子電圧の測定結果の一例を示す図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
=====本実施形態=====
図1は、本発明の一実施形態であるAC-DCコンバータ10の構成を示す図である。AC-DCコンバータ10は、力率を改善しつつ、商用電源の交流電圧Vacから目的レベルの出力電圧Voutを生成する昇圧チョッパー型の電源回路である。負荷11は、例えば、DC-DCコンバータや直流電圧で動作する電子機器である。
<<<AC-DCコンバータ10の概要>>>
AC-DCコンバータ10は、入力端子IN1,IN2、コモンモードチョークコイル20、コンデンサ21,22,24,27,35,36、全波整流回路23、抵抗25,26,32,33、インダクタ28、ダイオード29、力率改善IC30、及びNMOSトランジスタ31を含んで構成される。
コモンモードチョークコイル20は、交流電圧Vacが印加される入力端子IN1,IN2の端子に発生するコモンモードのノイズを抑制するノイズフィルタである。具体的には、コモンモードチョークコイル20は、例えば、AC-DCコンバータ10側で発生するコモンモードのノイズが、商用電源側へ伝わることを抑制する。
コンデンサ21,22は、例えば、NMOSトランジスタ31(後述)がスイッチングされた際に、入力端子IN1,IN2の端子と、接地との間に発生する「雑音端子電圧」を抑制するための素子である。なお、雑音端子電圧の詳細については後述する。
全波整流回路23は、印加される所定の交流電圧Vacを全波整流し、整流電圧Vrecとして、コンデンサ24及びインダクタ28に出力する。なお、交流電圧Vacは、例えば、100~240V、周波数が50~60Hzの電圧である。
コンデンサ24は、整流電圧Vrecを平滑化し、抵抗25,26は、整流電圧Vrecと同様に変化する電圧Vdを生成する。なお、抵抗25,26は、整流電圧Vrecを分圧する分圧回路を構成する。また、抵抗25,26が接続されるノードで生成される電圧Vdは、端子VDETに印加される。
コンデンサ27は、インダクタ28、ダイオード29、及びNMOSトランジスタ31とともに昇圧チョッパー回路を構成する。このため、コンデンサ27の充電電圧は、直流の出力電圧Voutとなる。なお、出力電圧Voutは、例えば、400Vである。
力率改善IC30は、AC-DCコンバータ10を力率改善回路として動作させるとともに、出力電圧Voutのレベルが目的レベル(例えば、400V)となるよう、NMOSトランジスタ31のスイッチングを制御する集積回路である。具体的には、力率改善IC30は、インダクタ28に流れるインダクタ電流IL、及び出力電圧Voutに基づいて、NMOSトランジスタ31を駆動する。
力率改善IC30の詳細については後述するが、力率改善IC30には、端子VDET,VCMP,ICMP,FB,CS,GND,OUTが設けられている。なお、力率改善IC30には、上述した7つの端子以外にも端子が設けられているが、ここでは便宜上省略されている。また、力率改善IC30は、「スイッチング制御回路」に相当し、AC-DCコンバータ10は、「電源回路」に相当する。
NMOSトランジスタ31は、AC-DCコンバータ10の負荷11への電力を制御するためのスイッチング素子である。なお、本実施形態では、NMOSトランジスタ31は、MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタであることとしたがこれに限られない。NMOSトランジスタ31は、電力変換用のスイッチング素子であれば、例えば、PMOSトランジスタやバイポーラトランジスタであっても良い。
抵抗32,33は、出力電圧Voutを分圧する分圧回路を構成し、NMOSトランジスタ31をスイッチングする際に用いられる帰還電圧Vfbを生成する。なお、抵抗32,33が接続されるノードに生成される帰還電圧Vfbは、端子FBに印加される。
抵抗34は、インダクタ電流ILを検出するための抵抗であり、一端は、NMOSトランジスタ31のソース及び端子CSに接続され、他端は、接地されている。本実施形態では、端子CSに入力される、インダクタ電流ILを示す電圧を電圧Vcsとする。
図2は、インダクタ電流ILを説明するための図である。インダクタ電流ILは、NMOSトランジスタ31がオンすると増加し、NMOSトランジスタ31がオフすると減少する。このため、インダクタ電流ILは、NMOSトランジスタ31がスイッチングされるスイッチング周波数に応じたリップル成分を含む。したがって、抵抗34で検出される電圧Vcsにも、インダクタ電流ILと同様のリップル成分が含まれることになる。
なお、以下、本実施形態において、NMOSトランジスタ31のスイッチング周期Tあたりのインダクタ電流ILの値を、「平均値Iave」とする。また、スイッチング周期Tにおいて、インダクタ電流ILの最大値Imax及び最小値Iminの差と、平均値Iaveと、の比を、「リップル率」とする。このため、インダクタ電流ILのリップル率は、以下の式(1)で表されることになる。
リップル率=((Imax-Imin)/Iave)×100・・・(1)
コンデンサ35,36は、フィードバック制御される力率改善IC30の位相補償用の素子である。端子VCMPと、接地との間には、コンデンサ35が設けられ、端子ICMPと、接地との間には、コンデンサ36が設けられている。また、端子GNDは、接地となる、図示しない筐体に接続される端子である。
<<<雑音端子電圧について>>>
図3は、入力端子IN1,IN2と、接地との間に発生する雑音端子電圧について説明するための図である。なお、図3では、便宜上、AC-DCコンバータ10の一部の構成のみ図示している。
ここで、NMOSトランジスタ31は、電力変換用のスイッチング素子であり、サイズが大きい。このため、NMOSトランジスタ31のドレインと、接地である筐体との間には、寄生容量Csが生じる。
このため、NMOSトランジスタ31がスイッチングされ、NMOSトランジスタ31のドレインの電圧が変化すると、漏洩電流Ieが、寄生容量Csから、接地を介して、コンデンサ21,22へと流れる。
この結果、2つのノードX1,X2と、接地との間には、漏洩電流Ieと、寄生容量Cs及びコンデンサ21,22の容量値に応じた電圧が発生する。なお、ここで、コモンモードチョークコイル20及びコンデンサ21が接続されたノードを、ノードX1とし、コモンモードチョークコイル20及びコンデンサ22が接続されたノードを、ノードX2とする。
本実施形態のコモンモードチョークコイル20は、ノードX1,X2に発生するコモンモードノイズを抑制するものの、ノードX1,X2のコモンモードノイズを完全に除去することはできない。この結果、入力端子IN1,IN2と、接地との間には、ノードX1,X2の電圧に応じた雑音端子電圧が発生することになる。
ところで、入力端子IN1,IN2と、接地との雑音端子電圧は、NMOSトランジスタ31がスイッチングされる際の漏洩電流Ieに基づいて発生する。このため、雑音端子電圧のレベルは、NMOSトランジスタ31のスイッチング周波数の基本波、高調波を示す周波数で高くなる。
そこで、本実施形態の力率改善IC30は、入力端子IN1,IN2の雑音端子電圧のレベルを減少させるために、NMOSトランジスタ31のスイッチング周波数を変調する。
<<<力率改善IC30の一例>>>
図4は、力率改善IC30の一例を示す図である。力率改善IC30は、出力電圧Voutのレベルが目的レベルとなるよう、インダクタ電流ILの平均値Iaveを制御する電流モード制御の制御回路である。なお、図4においては、便宜上、端子GNDは省略され、端子FB,CS,ICMPは、図1の位置とは異なる位置に描かれている。
力率改善IC30は、積分回路60、誤差増幅回路61,63、乗算回路62、周波数変調回路64、比較回路65、及び駆動回路66を含んで構成される。
積分回路60は、電圧Vcs含まれるリップル成分を除去すべく電圧Vcsを積分し、積分結果を電圧Vsとして出力する。この結果、積分回路60は、リップル成分が除去されたインダクタ電流IL、つまり、インダクタ電流ILの平均値Iaveを示す電圧Vsを出力する。
誤差増幅回路61は、出力電圧Voutのレベルに応じた帰還電圧Vfbと、目的レベルに応じた基準電圧Vref1と、の誤差に応じた電圧Ve1を生成するトランスコンダクタンスアンプである。誤差増幅回路61は、端子FBに印加される帰還電圧Vfbと、基準電圧Vref1との誤差に応じて、端子VCMPのコンデンサ35を充放電する。このため、コンデンサ35には、帰還電圧Vfb及び基準電圧Vrefの誤差に応じた電圧Ve1が生成される。
なお、帰還電圧Vfbは、誤差増幅回路61の反転入力端子に印加され、基準電圧Vref1は、非反転入力端子に印加されている。このため、帰還電圧Vfbが上昇すると電圧Ve1は低くなり、帰還電圧Vfbが低下すると電圧Ve1は高くなる。
乗算回路62は、インダクタ電流ILの平均値Iaveの目標となる基準電流Irefを示す、基準電圧Vref2を生成する。具体的には、乗算回路62は、整流電圧Vrecと同様に変化する電圧Vdと、電圧Ve1とを乗算し、乗算結果を基準電圧Vref2として出力する。ここで、出力電圧Voutのレベルが一定値である場合、電圧Ve1も一定値となる。この結果、基準電圧Vref2は、電圧Vdと同様に変化することになる。
このため、例えば図5に示すように、帰還電圧Vfbが低下して電圧Ve1が高くなると、基準電圧Vref2は上昇する。一方、帰還電圧Vfbが上昇して電圧Ve1が低くなると、基準電圧Vref2は低下する。このように、インダクタ電流ILにおける平均値Iaveの目標となる基準電流Irefは、帰還電圧Vfbが高くなると減少し、帰還電圧Vfbが低くなると増加する。
誤差増幅回路63は、インダクタ電流ILの平均値Iaveに応じた電圧Vsと、平均値Iaveの目標を示す基準電圧Vref2と、の誤差に応じた電圧Ve2を生成するトランスコンダクタンスアンプである。誤差増幅回路63は、電圧Vsと、基準電圧Vref2との誤差に応じて、端子ICMPのコンデンサ36を充放電する。このため、コンデンサ36には、電圧Vs及び基準電圧Vref2の誤差に応じた電圧Ve2が生成される。
なお、電圧Vsは、誤差増幅回路63の反転入力端子に印加され、基準電圧Vref2は、非反転入力端子に印加されている。このため、基準電圧Vref2が上昇すると電圧Ve2は高くなり、基準電圧Vref2が低下すると電圧Ve2は低くなる。
周波数変調回路64は、スイッチング周波数を定めるための発振信号Voscの周波数を変調し、変調された発振信号Voscを出力する回路である。周波数変調回路64は、電圧制御発振回路70、制御回路71を含む。
電圧制御発振回路(VCO:Voltage Controlled Oscillator)70は、入力される電圧に応じた周波数のランプ波を、発振信号Voscとして出力する。具体的には、電圧制御発振回路70は、入力される電圧のレベルの上昇に応じて、周波数が高くなる発振信号Voscを出力する。
制御回路71は、発振信号Voscの周波数を変調するための制御電圧Vcntを、電圧制御発振回路70に出力する。具体的には、制御回路71は、図6に示すように、電圧V1(>0)を中心に、正弦波状に変化する制御電圧Vcntを出力する。
ここで、制御電圧Vcntの振幅を“Va”とし、角速度を“ω”とすると、制御電圧Vcntは、以下の式(2)で表される。なお、この場合、制御電圧Vcntの周波数fsは、“ω/2π”となる。
Vcnt=V1+Va×sinωt・・・(2)
図7は、制御電圧Vcntが変化した際の発振信号Voscの波形の一例を示す図である。制御電圧Vcntのレベルが上昇すると、発振信号Voscの周波数は高くなり、実線から、一点鎖線へと変化する。そして、制御電圧Vcntのレベルが、“V1+Va”となると、発振信号Voscの周波数は最大となる。
一方、制御電圧Vcntのレベルが低下すると、発振信号Voscの周波数は低くなり、一点鎖線から、実線へと変化する。そして、制御電圧Vcntのレベルが、“V1-Va”となると、発振信号Voscの周波数は最小となる。
以下、本実施形態では、制御電圧Vcntが、電圧V1から、振幅“Va”だけ変化した際の、発振信号Voscの周波数の偏移を、“最大周波数偏移Δfs”とする。また、周波数fs、最大周波数偏移Δfsの正弦波状の制御電圧Vcntで、発振信号Voscの周波数を変調した際の“変調指数m”は、以下の式(3)で表される。
m=Δfs/fs・・・(3)
図8は、周波数fs、最大周波数偏移Δfsの正弦波状の制御電圧Vcntで、発振信号Voscの周波数を変調した場合に、変調された発振信号Voscの周波数成分の一例を示す図である。なお、図8においては、“周波数fc”は、変調前の発振信号Voscの周波数(例えば、Vcnt=V1の際の周波数)であり、最大周波数偏移Δfsは、周波数fsの3倍(Δfs=3×fs)となっている。
比較回路65は、電圧Ve2と、発振信号Voscとの大小を比較して、比較結果として駆動信号Vdrを出力する。比較回路65は、図9に示すように、発振信号Voscのレベルが電圧Ve2のレベルより低い場合、ハイレベル(以下、“H”レベル)の駆動信号Vdrを出力する。一方、比較回路65は、発振信号Voscのレベルが電圧Ve2のレベルより高い場合、ローレベル(以下、“L”レベル)の駆動信号Vdrを出力する。
駆動回路66は、入力される駆動信号Vdrと同じ論理レベルの信号Voで、ゲート容量等の大きいNMOSトランジスタ31を駆動する。具体的には、駆動回路66は、“H”レベルの駆動信号Vdrに基づいて、NMOSトランジスタ31をオンし、“L”レベルの駆動信号Vdrに基づいて、NMOSトランジスタ31をオフする。
ここで、インダクタ電流ILの平均値Iaveに応じた電圧Vsより、平均値Iaveの目標を示す基準電圧Vref2が高い場合、電圧Ve2は上昇する。この結果、駆動信号Vdrの“H”レベルのデューティ比は増加するため、インダクタ電流ILの平均値Iaveは増加する。一方、インダクタ電流ILの平均値Iaveを示す電圧Vsより、基準電圧Vref2が低い場合、電圧Ve2は低下する。この結果、駆動信号Vdrの“H”レベルのデューティ比は減少するため、インダクタ電流ILの平均値Iaveは減少する。
このように、本実施形態のAC-DCコンバータ10では、インダクタ電流ILの平均値Iaveが、基準電流Irefとなるよう、インダクタ電流ILはフィードバック制御される。また、本実施形態では、図5で示したように、基準電流Irefの波形は、整流電圧Vrecを分圧した電圧Vdと同様に変化する。この結果、インダクタ電流ILは、図10に示すよう、整流電圧Vrecと同様に変化することになるため、力率は改善される。
なお、本実施形態のスイッチング周波数は、例えば、100kHz以上であり、交流電圧Vacの周波数(例えば、50Hz)より十分高い。このため、図10では、便宜上、インダクタ電流ILの変化が把握できるよう、インダクタ電流ILは図示されている。
また、本実施形態のAC-DCコンバータ10において、出力電圧Voutが目的レベルより低下し、帰還電圧Vfbが基準電圧Vref1より低くなると、電圧Ve1は高くなる。この結果、図5で示したように基準電圧Vref2は上昇するため、出力電圧Voutも、上昇する。一方、出力電圧Voutが目的レベルより上昇し、帰還電圧Vfbが基準電圧Vref1より高くなると、電圧Ve1は低くなる。この結果、基準電圧Vref2は低下するため、出力電圧Voutも、低下する。
このように、本実施形態のAC-DCコンバータ10では、出力電圧Voutがフィードバック制御されるため、目的レベルの出力電圧Voutが生成されることになる。なお、誤差増幅回路61は、電圧Ve1(第1誤差電圧)を出力する「第1誤差電圧出力回路」に相当し、誤差増幅回路63は、電圧Ve2(第2誤差電圧)を出力する「第2誤差電圧出力回路」に相当する。
<<<雑音端子電圧の測定>>>
図11は、AC-DCコンバータ10が動作した際に、入力端子IN1,IN2と、接地との間に発生する雑音端子電圧を測定するスペクトラムアナライザ100を示す図である。
スペクトラムアナライザ100は、入力される信号の周波数成分を測定する装置であり、主要な構成として、例えば、ミキサ110、バンドパスフィルタ111、処理装置112を含んで構成される。
ミキサ110は、入力信号と、局部発振器(不図示)からの信号とを用いて、入力信号の周波数の変換を行う。
バンドパスフィルタ111は、周波数変換が行われた入力信号から、所望の帯域の信号のみを通過させ、処理装置112は、バンドパスフィルタ111を通過した信号のスペクトルを解析する。
ここで、本実施形態では、国際無線障害特別委員で規定されたCICPR16-1規格(以下、単にCISPR規格とする。)に基づいて、雑音端子電圧の周波数成分が測定される。なお、CISPR規格では、例えば、測定帯域が、“0.15MHz~30MHz”であり、測定に用いるバンドパスフィルタの分解能帯域幅(または、基準帯域幅ともいう。)が“9kHz”であることが規定されている。
図12は、雑音端子電圧を測定する際に用いられるバンドパスフィルタ111の特性を示す図である。バンドパスフィルタ111は、分解能帯域幅が“9kHz”、かつ、選択度が“15:1”の特性を有する。ここで、「分解能帯域幅」とは、バンドパスフィルタ111の中心周波数のゲインから、-3dBだけゲインが減衰するまでの帯域幅、つまり“半値幅”である。また、「選択度」は、フィルタ特性において、-3dBだけゲインが減衰する帯域幅と、-60dBだけゲインが減衰する帯域幅と、の比(=60dB BW/3db BW)で規定される。
このようなバンドパスフィルタ111が用いて、雑音端子電圧の周波数成分を測定する場合、“半値幅”である“9kHz”の帯域に含まれるノイズ成分を少なくすることが、CISPR規格においては好ましい。
そして、図8で説明したように、発振信号Voscの周波数fcを、正弦波状の制御電圧Vcntの周波数fsで変調すると、変調された発振信号Voscの周波数は、例えば、fc±fs、fc±2fs、fc±3fsとなる。したがって、周波数fsを、バンドパスフィルタ111の“半値幅”である“9kHz”の1/2である“4.5kHz”より高くすると、バンドパスフィルタ111の“半値幅”に含まれるノイズを、効率良く低減することができる。
このため、本実施形態では、制御電圧Vcntの周波数fsを、“半値幅”の1/2の周波数(“4.5kHz”)より高い“5kHz”とする。なお、“5kHz”の周波数fsは、「所定周波数」に相当する。
また、図13は、理論式から導出された、変調指数m(=Δfs/fs)と、バンドパスフィルタ111による減衰量との関係を示す図である。
図13は、変調前の発振信号Voscのスペクトルを0dBとし、変調指数m(=Δfs/fs)を変化させた際の、変調前の発振信号Voscのスペクトルの減衰量を対数で示した図である。具体的には、図13は、以下の式(4)のベッセル関数を用いて、拡散するスペクトルのピーク値を導出した結果である。なお、式(4)において、“n”は、発振信号Voscの基本波、または高調波を示す値であり、“n”=1では、例えば、図8の周波数fcの成分が計算される。そして、“n”=2では、例えば、図8の周波数“fc+fs”と、“fc-fs”との成分が計算される。
Figure 0007294051000001
図13に示すように、変調指数mを大きくすると、減衰量を増加させることができる。例えば、変調指数mを“2”とすると、変調を行わない場合と比較して、変調前の発振信号Voscのスペクトルの減衰量を3dBより大きくすることができる。
また、例えば、変調指数mが、“2”から“10”の範囲のうち、“2”から“5”の“範囲A”では、減衰量が大きく変化し、“5”から“7”の“範囲B”では、減衰量の変化はやや緩やかになる。そして、変調指数mが、“7”から“10”の“範囲C”では、変調指数mを増加させても、減衰量はあまり変化しない。
ところで、所定の周波数fsにおいて、変調指数mを増加させると、発振信号Voscの最大周波数偏移Δfsが大きくなる。そして、最大周波数偏移Δfsが大きくなると、NMOSトランジスタ31の最低のスイッチング周波数(fc-Δfs)は大きく低下する。この結果、NMOSトランジスタ31のオン時間、オフ時間は長くなるため、インダクタ電流ILのリップル率が大きくなってしまう(例えば、図2参照)。
そこで、本実施形態では、リップル率の増加を防ぎつつ、ノイズの減衰の効果が得るため、変調指数mを“6”とした。このため、最大周波数偏移Δfsは、“30kHz”となり、リップル率を、例えば、所定値(例えば、20%)より小さくなる。
なお、以下、本実施形態では、変調前の発振信号Voscの周波数fcを、例えば“140kHz”であることとする。
図14は、周波数変調された発振信号Voscの周波数成分と、バンドパスフィルタ111の特性との関係を示す図である。なお、図14においては、バンドパスフィルタ111の中心周波数は、変調前の発振信号Voscの周波数fcの“140kHz”と同じである。
周波数変調回路64が、発振信号Voscの周波数を、周波数fsが“5kHz”、かつ変調指数mが“6”で変調すると、“140kHz”から±“30kHz”の範囲に、合計12個のスペクトルが5kHz毎に発生する。
AC-DCコンバータ10では、変調された発振信号Voscの周波数が、NMOSトランジスタ31のスイッチング周波数となる。このため、雑音端子電圧のスペクトルも、発振信号Voscのスペクトルと同様になる。この結果、本実施形態では、周波数fcを中心とするバンドパスフィルタ111の分解能帯域幅に含まれるスペクトルを減少させることができる。
図15は、スペクトラムアナライザ100での測定結果の一例を示す図である。発振信号Voscの周波数fcを変調しない場合、特に、周波数fc(=“140kHz”)の高調波(例えば、280kHz、420kHz等)において、大きな雑音端子電圧が発生する。
一方、発振信号Voscの周波数fcを、周波数fsを“5kHz”、“変調指数m=6”で変調すると、特に、周波数fc(=“140kHz”)の高調波における雑音端子電圧のレベルは小さくなる。この結果、本実施形態では、入力端子IN1,IN2と、接地との間の雑音端子電圧のレベルを小さくすることができる。
===まとめ===
以上、本実施形態のAC-DCコンバータ10について説明した。本実施形態では、発振信号Voscの周波数fcを、バンドパスフィルタ111の半値幅の1/2より高い“5kHz”の周波数fsで変調することとしたが、これに限られない。例えば、バンドパスフィルタ111の半値幅の1/4である“2.25kHz”より高い周波数fsで変調する場合であっても良い。このような場合、発振信号Voscを変調しない状態と比較すると、バンドパスフィルタ111の分解能帯域幅に含まれる雑音端子電圧のレベルを低減することができる。
また、発振信号Voscの周波数fcを、バンドパスフィルタ111の半値幅の1/2より高い“5kHz”の周波数fsで変調すると、雑音端子電圧のスペクトルを、バンドパスフィルタ111の分解能帯域幅の外に移すことができる。この結果、バンドパスフィルタ111の分解能帯域幅に含まれる雑音端子電圧のレベルを大きく低減することができる。
また、例えば、発振信号Voscの周波数fcの最大周波数偏移Δfsを、バンドパスフィルタ111の半値幅より大きくすることで、バンドパスフィルタ111の分解能帯域幅に含まれる雑音端子電圧のレベルを大きく低減することができる。
また、本実施形態では、発振信号Voscの周波数を変調する際、例えば、変調指数mを“5”以上の“6”としている。このため、バンドパスフィルタ111の分解能帯域幅に含まれる雑音端子電圧のレベルを大きく低減することができる、
また、電圧制御発振回路70を、正弦波状の制御電圧Vcntで制御することにより、発振信号Voscの周波数を変調することができる。
また、インダクタ28及びダイオード29が接続される電源側のラインと、接地側のラインと、の間に設けられた、NMOSトランジスタ31がスイッチングされることにより、寄生容量Csを介して接地へと漏洩電流Ieが流れる。このため、NMOSトランジスタ31と同様の、電力変換用のスイッチング素子を含む回路(例えば、DC-DCコンバータやインバータ)のスイッチング周波数を、本実施形態と同様に変調することにより、スイッチング素子を含む回路からのノイズを低減できる。
また、本実施形態の力率改善IC30は、AC-DCコンバータ10に用いられるため、入力端子IN1,IN2における雑音端子電圧のレベルを小さくすることができる。この結果、入力端子IN1,IN2に接続される電子機器(不図示)が、AC-DCコンバータ10からのノイズの影響を受けることを防ぐことができる。
また、力率改善IC30は、入力端子IN1,IN2における雑音端子電圧を抑制しつつ、力率を改善することができる。
また、本実施形態では、変調指数mを、インダクタ電流ILのリップル率の増加を防ぎつつ、ノイズの減衰の効果が得られる値である“6”とした。このため、例えば、インダクタ電流ILのリップル率を、所定値(例えば、20%)より小さくすることができる。なお、インダクタ電流ILのリップル率をより小さくすべく、変調指数mを“6”より小さくしても良い。
なお、本実施形態では、雑音端子電圧は、CISPR規格に基づいて測定されるが、他の規格(例えば、米国連邦通信委員会(FCC))の規格に基づいて測定されても良い。そのような場合、周波数fsは、他の規格に基づくバンドパスフィルタの半値幅に基づいて定められる。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。
10 AC-DCコンバータ
11 負荷
20 コモンモードチョークコイル
21,22,24,27,35,36 コンデンサ
23 全波整流回路
25,26,32,33,34 抵抗
28 インダクタ
29 ダイオード
30 力率改善IC
31 NMOSトランジスタ
60 積分回路
61,63 誤差増幅回路
62 乗算回路
64 周波数変調回路
65 比較回路
66 駆動回路
70 電圧制御発振回路
71 制御回路
100 スペクトラムアナライザ
110 ミキサ
111 バンドパスフィルタ
112 処理装置

Claims (10)

  1. スイッチング素子のスイッチングを制御するスイッチング制御回路であって、
    発振信号の周波数を、所定周波数、かつ変調指数が2以上で変調する周波数変調回路と、
    変調された前記発振信号に応じた駆動信号に基づいて、前記スイッチング素子を駆動する駆動回路と、
    を備え、
    前記所定周波数は、
    前記スイッチング素子が駆動される際に発生するノイズを測定するために用いられる、所定の規格に基づくバンドパスフィルタの半値幅の1/4の値を示す周波数より高いこと、
    を特徴とするスイッチング制御回路。
  2. 請求項1に記載のスイッチング制御回路であって、
    前記所定周波数は、
    前記半値幅の1/2の値を示す周波数より高いこと、
    を特徴とするスイッチング制御回路。
  3. 請求項1または請求項2に記載のスイッチング制御回路であって、
    前記周波数変調回路は、
    前記発振信号の周波数の最大周波数偏移を、前記半値幅より大きくすること、
    を特徴とするスイッチング制御回路。
  4. 請求項1~3の何れか一項に記載のスイッチング制御回路であって、
    前記周波数変調回路は、
    前記発振信号の周波数を、前記変調指数が5以上で変調すること、
    を特徴とするスイッチング制御回路。
  5. 請求項4に記載のスイッチング制御回路であって、
    前記周波数変調回路は、
    制御電圧に応じた周波数の前記発振信号を出力する発振回路と、
    前記所定周波数及び前記変調指数に応じた正弦波状の電圧を、前記制御電圧として前記発振回路に出力する制御回路と、
    を含むこと、
    を特徴とするスイッチング制御回路。
  6. 請求項1~5の何れか一項に記載のスイッチング制御回路であって、
    前記スイッチング素子は、
    電源側のラインと、接地側のラインとの間に設けられる電力変換用の素子であること、
    を特徴とするスイッチング制御回路。
  7. 請求項1~6の何れか一項に記載のスイッチング制御回路であって、
    前記スイッチング制御回路は、
    交流電圧を整流する整流回路からの整流電圧が印加されるインダクタに流れるインダクタ電流と、前記交流電圧から生成される出力電圧と、に基づいて、前記インダクタ電流を制御する前記スイッチング素子のスイッチングを行うこと、
    を特徴とするスイッチング制御回路。
  8. 請求項7に記載のスイッチング制御回路であって、
    前記スイッチング制御回路は、
    前記出力電圧に応じた帰還電圧と、基準電圧との誤差に応じた第1誤差電圧を出力する第1誤差電圧出力回路と、
    第1誤差電圧に、前記整流電圧に応じた電圧を乗算する乗算回路と、
    前記インダクタ電流と、前記乗算回路の乗算結果との誤差に応じた第2誤差電圧を出力する第2誤差電圧出力回路と、
    前記第2誤差電圧と、変調された前記発振信号とを比較する比較回路と、
    を更に備え、
    前記駆動回路は、
    前記比較回路の比較結果に応じた前記駆動信号で、前記スイッチング素子を駆動すること、
    を特徴とするスイッチング制御回路。
  9. 請求項7または請求項8に記載のスイッチング制御回路であって、
    前記周波数変調回路は、
    前記インダクタ電流のリップル率を所定値より小さくする前記所定周波数及び前記変調指数で、前記発振信号の周波数を変調すること、
    を特徴とするスイッチング制御回路。
  10. 交流電圧から出力電圧を生成する電源回路であって、
    前記交流電圧を整流する整流回路と、
    前記整流回路からの整流電圧が印加されるインダクタと、
    前記インダクタに流れるインダクタ電流と、前記出力電圧と、に基づいて、前記インダクタ電流を制御するスイッチング素子のスイッチングを制御するスイッチング制御回路と、
    を備え、
    前記スイッチング制御回路は、
    発振信号の周波数を、所定周波数、かつ変調指数が2以上で変調する周波数変調回路と、
    変調された前記発振信号に応じた駆動信号に基づいて、前記スイッチング素子を駆動する駆動回路と、
    を備え、
    前記所定周波数は、
    前記スイッチング素子が駆動される際に発生するノイズを測定するために用いられる、所定の規格に基づくバンドパスフィルタの半値幅の1/4の値を示す周波数より高いこと、
    を特徴とする電源回路。
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