JP7292098B2 - 検体用トレイと検体検査自動化システム - Google Patents

検体用トレイと検体検査自動化システム Download PDF

Info

Publication number
JP7292098B2
JP7292098B2 JP2019091873A JP2019091873A JP7292098B2 JP 7292098 B2 JP7292098 B2 JP 7292098B2 JP 2019091873 A JP2019091873 A JP 2019091873A JP 2019091873 A JP2019091873 A JP 2019091873A JP 7292098 B2 JP7292098 B2 JP 7292098B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
tray
specimen
mounting portion
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019091873A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020187010A (ja
Inventor
知幸 根本
秀明 大森
邦昭 鬼澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi High Tech Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi High Tech Corp filed Critical Hitachi High Tech Corp
Priority to JP2019091873A priority Critical patent/JP7292098B2/ja
Publication of JP2020187010A publication Critical patent/JP2020187010A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7292098B2 publication Critical patent/JP7292098B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Description

本発明は、検体を収容する複数の検体容器が配列される検体用トレイと検体用トレイを備える検体検査自動化システムに関する。
病院や検査施設では検体検査自動化システムを用いて、被検者から供される血液や尿等の検体を臨床検査のための分析にかける。検体検査自動化システムには、検体が収容される検体容器に対して検体の分析に先立って遠心分離や開栓、分注といった前処理を行う前処理モジュールや前処理モジュールへ検体容器を投入する投入モジュール、検体容器を収納する収納モジュールが組み込まれる。
検体検査自動化システムのスループットを向上させるべく、多量の検体容器が一度に投入または収納できるようにするためには、検体用トレイに配列される検体容器の集積面積を小さくすることが望ましい。しかし、検体容器の集積面積を小さくすることにより、投入または収納時に検体容器を掴む把持アームが隣接する検体容器に接触し、検体容器を転倒させる場合がある。
特許文献1には、密集する検体容器群の中から1本の検体容器を掴み出す把持アームが隣接する検体容器に接触することを回避するために、内側に把持アームを開閉可能に格納するカバーを備える検体移載機構が開示されている。
特許第5525054号公報
しかしながら、特許文献1に開示される検体移載機構では、隣接する検体容器の間にはカバーが入り込む隙間、すなわちカバーの厚み以上の隙間が必要であり、検体容器の集積面積を小さくするうえでの制約となる。
そこで、本発明は、検体容器の集積面積を小さくできる検体用トレイ、及びそれを備える検体検査自動化システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、検体を収容する複数の検体容器が配列される検体用トレイであって、前記検体容器が個別に搭載される複数の搭載部と、前記複数の搭載部の中から選択される搭載部である選択搭載部を、前記選択搭載部に隣接する搭載部である隣接搭載部よりも高い位置に配置させる昇降部と、を備えることを特徴とする。
また本発明は、検体を分析する検体検査自動化システムであって、前記検体用トレイを備えることを特徴とする。
本発明によれば、検体容器の集積面積を小さくできる検体用トレイ、及びそれを備える検体検査自動化システムを提供することができる。
実施例1の検体検査自動化システムの全体構成の一例を示す図である。 実施例1の検体用トレイの構造の一例を示す図である。 実施例1の昇降部の構造の例を示す図である。 実施例1の検体用トレイから検体容器を投入する処理の流れの一例を示す図である。 実施例1の検体用トレイからの検体容器の投入を説明する図である。 実施例1の検体用トレイへ検体容器を収納する処理の流れの一例を示す図である。 実施例1の検体用トレイへの検体容器の収納を説明する図である。 実施例2の検体用トレイの構造の一例を示す図である。 実施例2の検体用トレイから検体容器を投入する処理の流れの一例を示す図である。 実施例2の検体用トレイからの検体容器の投入を説明する図である。
以下、図面を参照して、本実施例の検体検査自動化システム100について説明する。検体検査自動化システム100は、被検者から供される血液や尿等の検体を臨床検査のための分析をするシステムである。検体検査自動化システム100では、分析に先立って各種の前処理が行われる。
図1を用いて、本実施例の検体検査自動化システム100について説明する。検体検査自動化システム100は、投入モジュール101、収納モジュール102、ストックモジュール103、遠心分離モジュール105、開栓モジュール106、分注モジュール107、分析モジュール108、閉栓モジュール109、制御用コンピュータ120を備える。以下、処理の順番に沿って各部について説明する。
投入モジュール101では、検体を収容する検体容器112が投入トレイ110aから主搬送経路104を流れるホルダ111に移載されることにより投入される。検体容器112の移載は、図5を用いて後述する把持アーム500によって行われる。投入トレイ110aは複数本、例えば50本ないし100本の検体容器112が載せられるキャリアであり、検体容器112が一次元または二次元、すなわちX方向とY方向の少なくとも一方向に沿って配列される。検体容器112は開閉可能な栓を有する容器であり、例えば試験管等である。開栓された検体容器112が投入モジュール101に投入される場合もある。検体容器112の外表面には検体の識別に用いられるバーコード等が張り付けられても良い。ホルダ111は1本の検体容器112が載せられるキャリアである。
遠心分離モジュール105では検体容器112に遠心分離処理が行われ、検体容器112に収容される検体が各成分に分離される。開栓モジュール106では検体容器112が開栓される。分注モジュール107では開栓された検体容器112から検体が分注される。分析モジュール108では分注された検体が分析される。
検体が分注された検体容器112は、分注モジュール107、開栓モジュール106、遠心分離モジュール105、投入モジュール101、ストックモジュール103、収納モジュール102の順に各モジュールを通過して閉栓モジュール109へ搬送される。閉栓モジュール109では検体容器112が閉栓される。
収納モジュール102では、一連の処理が終了した検体容器112がホルダ111から収納トレイ110bに移載されることにより収納される。検体容器112の移載は、図5を用いて後述する把持アーム500によって行われる。収納トレイ110bは、投入トレイ110aと同様に、複数本、例えば50本ないし100本の検体容器112が載せられるキャリアである。ただし、投入トレイ110aとは利用目的が異なり、一連の処理が終了した検体容器112が載せられる。
ストックモジュール103では、検体容器112が収納された後のホルダ111の回収と、複数のホルダ111の蓄積、投入モジュール101へのホルダ111の供給が行われる。制御用コンピュータ120は、通信回線121を介して各モジュールと接続され、各モジュールが有するセンサ等で取得された情報に基づいて、各モジュールの動作を制御する。
以上、説明したように、検体検査自動化システム100では、投入トレイ110aまたは収納トレイ110bと主搬送経路104を流れるホルダ111との間で、検体容器112の移載が行われる。検体検査自動化システム100のスループットを向上させるには、多量の検体容器112が一度に投入または収納できることが望ましい。そこで本実施例では、投入トレイ110aまたは収納トレイ110bに配列される検体容器112の集積面積を小さくすることにより、一度に投入または収納できる検体容器112の本数を増加させる。
図2を用いて、本実施例の検体用トレイ110の構造について説明する。なお本実施例の投入トレイ110aと収納トレイ110bは同じ構造であるので、両者をまとめて検体用トレイ110と呼ぶ。本実施例の検体用トレイ110は、搭載部201と昇降部202とトレイ本体203を備える。以下、各部について説明する。
搭載部201には、検体容器112が個別に搭載される。すなわち一つの搭載部201に対して、一つの検体容器112が搭載される。なお搭載部201に、検体容器112が搭載されない場合もある。開栓された検体容器112が傾くことによる検体損失を防止するため、検体容器112は傾けられずに搭載されることが好ましい。そこで図2に例示されるように、搭載部201は、検体容器112に接する面が検体容器112の外表面に沿うような形状を有するとともに、検体容器112の高さの半分以上の深さを有することが好ましい。
トレイ本体203には、複数の搭載部201が上下可動に支持されるとともに、XY面内で高密度に配列される。搭載部201の配列方向は、搭載部201の移動方向であるZ方向に直交する方向、すなわちX方向とY方向の少なくとも一方向である。検体検査自動化システム100のスループットを向上させるためには、多量の検体容器112が搭載できるように搭載部201は二次元、例えば格子状や六方最密状に配列される。また隣接する検体容器112との間に、検体容器112を把持する把持アーム500が入り込む隙間が無くなる程度まで検体容器112の集積面積が小さくなるように、搭載部201は高密度に配列されても良い。
昇降部202は、搭載部201を個別に上下動、すなわちZ方向に移動させる装置であり、複数の搭載部201の中から移載対象となる検体容器112が搭載される搭載部201を、隣接する搭載部201よりも高い位置に配置させる。すなわち、把持アーム500が入る隙間が無いほど搭載部201がXY面内で高密度に配列されても、移載対象の検体容器112は高い位置に配置されるので、把持アーム500が隣接する検体容器112に接触せずに移載対象の検体容器112を把持できる。
図3を用いて、昇降部202の具体的な構造の例について説明する。図3(a)に、ソレノイド301と引きバネ302を有する昇降部202を示す。ソレノイド301は、電流が流れることによりピンが伸びる装置であり、ピンが伸びることにより搭載部201が押し上げられる。引きバネ302はソレノイド301と搭載部201との間に設けられ、搭載部201の上昇速度を緩やかにするとともに、ソレノイド301がオフになったときにピンを下降させて元の位置へ戻す。
図3(b)に、コイル303とコア304からなる電磁石を有する昇降部202を示す。なお搭載部201は磁性体である。コイル303は、強磁性体製のコア304に巻きつけられ、電流が流れることによりコア304に磁力を発生させる。搭載部201はコア304から発生する磁力により押し上げられる。またコイル303を流れる電流を停止させることにより磁力がなくなり、搭載部201は元の位置に戻される。なお搭載部201の昇降速度を調整するために、コイル303を流れる電流が制御されても良い。
図3(c)に、回転軸305とカム306を有する昇降部202を示す。回転軸305は、モータ等の駆動部に接続され、図中の矢印の方向に回転する。カム306は図示するような形状を有し、搭載部201の底部に接しながら回転軸305の回転にともなって回転する。すなわちカム306の回転により、搭載部201の底部とカム306との接触位置の高さが変化するので、搭載部201を昇降させることができる。カム306は図示される形状に限定されず、搭載部201の上下動の範囲に応じて任意の形状に変更できる。
図3(d)に、回転軸305とラック307、ピニオン308を有する昇降部202を示す。回転軸305は、モータ等の駆動部に接続され、図中の矢印の方向に回転する。ピニオン308は歯車形状を有し、回転軸305の回転にともなって回転する。ラック307は、ピニオン308と噛み合う凹凸を有するとともに、搭載部201の底部に接触する。ピニオン308の回転によりラック307は上下動するので、ラック307に接触する搭載部201を昇降させることができる。図3(d)の昇降部202は、いわゆるラックアンドピニオンである。
以上の構成部を有する検体用トレイ110において検体容器112のXY面内での集積面積を小さくしたときの、検体用トレイ110からの検体容器112の投入や、検体用トレイ110への検体容器112の収納について以下説明する。
図4を用いて、本実施例の検体用トレイ110から検体容器112を投入する処理の流れの各ステップについて説明する。
(S401)
制御用コンピュータ120は、検体用トレイ110に配列される複数の搭載部201の中から投入対象となる検体容器112が搭載される搭載部201の選択を受け付ける。搭載部201の選択は、制御用コンピュータ120を介して操作者が行っても良いし、予め計画された分析計画に基づいて制御用コンピュータ120が行っても良い。
(S402)
制御用コンピュータ120は、S401で選択された搭載部201である選択搭載部を上昇させる。具体的には、選択搭載部に対応する昇降部202が動作することにより、選択搭載部に隣接する搭載部201である隣接搭載部よりも高い位置へ選択搭載部が上昇する。
(S403)
制御用コンピュータ120は、検体容器112を把持する把持アーム500を選択搭載部の位置へ移動させる。具体的には、把持アーム500が選択搭載部の上方に配置されるようにXY面内を移動した後、選択搭載部に搭載された検体容器112を把持できる高さまで下降する。
(S404)
制御用コンピュータ120は、選択搭載部に搭載された検体容器112を把持アーム500に把持させる。図5に、選択搭載部に搭載された検体容器112を把持アーム500が把持した様子を示す。図5では、X方向の真ん中に位置する搭載部201が選択搭載部であり、選択搭載部が上昇しており、選択搭載部に搭載された検体容器112が把持アーム500に把持されている。なお、選択搭載部と隣接搭載部との高さの差異は、把持アーム500が検体容器112を把持できる程度の差異、具体的には把持アーム500が検体容器112に接触する鉛直方向の長さよりも大きい差異であることが好ましい。
(S405)
制御用コンピュータ120は、検体容器112が移載される位置へ把持アーム500を移動させる。具体的には、把持アーム500は上昇した後、検体容器112が移載されるホルダ111の上方に配置されるようにXY面内での移動をする。
(S406)
制御用コンピュータ120は、検体容器112をホルダ111に移載させる。具体的には、検体容器112を把持した把持アーム500は下降し、ホルダ111に検体容器112が搭載された状態で把持アーム500が開くことにより、検体容器112の投入が完了する。
以上説明した処理の流れにより、把持アーム500が入る隙間が無いほど搭載部201がXY面内で高密度に配列されても、把持アーム500は隣接する検体容器112に接触せずに投入対象の検体容器112を把持し、投入モジュール101へ投入することができる。
図6を用いて、本実施例の検体用トレイ110へ検体容器112を収納する処理の流れの各ステップについて説明する。
(S601)
制御用コンピュータ120は、検体用トレイ110に配列される複数の搭載部201の中から収納対象となる搭載部201の選択を受け付ける。搭載部201の選択は、制御用コンピュータ120を介して操作者が行っても良いし、予め計画された分析計画に基づいて制御用コンピュータ120が行っても良い。
(S602)
制御用コンピュータ120は、S601で選択された搭載部201である選択搭載部を上昇させる。具体的には、選択搭載部に対応する昇降部202が動作することにより、選択搭載部に隣接する搭載部201である隣接搭載部よりも高い位置へ選択搭載部が上昇する。
(S603)
制御用コンピュータ120は、主搬送経路104を流れるホルダ111に搭載された検体容器112を把持アーム500に把持させる。
(S604)
制御用コンピュータ120は、検体容器112を把持している把持アーム500を選択搭載部の位置へ移動させる。具体的には、検体容器112を把持している把持アーム500が選択搭載部の上方に配置されるようにXY面内を移動する。
図7に、検体容器112を把持している把持アーム500が選択搭載部の上方に配置された様子を示す。図7では、X方向の真ん中に位置する搭載部201が選択搭載部であり、選択搭載部が隣接搭載部よりも高い位置に配置されている。なお、選択搭載部と隣接搭載部との高さの差異は、把持アーム500が検体容器112を把持できる程度の差異、具体的には把持アーム500が検体容器112に接触する鉛直方向の長さよりも大きい差異であることが好ましい。
(S605)
制御用コンピュータ120は、検体容器112を選択搭載部に移載させる。具体的には、検体容器112を把持している把持アーム500が下降し、選択搭載部に検体容器112が搭載された状態で把持アーム500が開くことにより、検体容器112が移載される。検体容器112を移載した把持アーム500は上昇した後、所定の位置へ退避する。
(S606)
制御用コンピュータ120は、選択搭載部を下降させる。具体的には、選択搭載部に対応する昇降部202が動作することにより、検体容器112が移載された選択搭載部が下降して検体容器112の収納が完了する。
以上説明した処理の流れにより、把持アーム500が入る隙間が無いほど搭載部201がXY面内で高密度に配列されても、把持アーム500は隣接する検体容器112に接触せずに収納対象の搭載部201へ検体容器112を移載し、収納モジュール102へ収納することができる。
図1乃至図7を用いて説明したように本実施例によれば、検体容器112の集積面積を小さくできる検体用トレイ110、及びそれを備える検体検査自動化システム100を提供することができる。また操作者の指示操作に従って、選択搭載部が上昇させられることにより、検体用トレイ110から投入された検体容器112や検体用トレイ110へ収納された検体容器112の位置を操作者が視認することができる。
実施例1では、選択搭載部を上昇させることについて説明した。選択搭載部を隣接搭載部よりも高い位置に配置させるには、選択搭載部の高さを維持したまま隣接搭載部を下降させても良い。本実施例では、少なくとも隣接搭載部を下降させることについて説明する。なお検体検査自動化システム100の全体構成は実施例1と同じであるので説明を省略する。
図8を用いて、本実施例の検体用トレイ110の構造について説明する。本実施例においても投入トレイ110aと収納トレイ110bは同じ構造であるので、両者をまとめて検体用トレイ110と呼ぶ。本実施例の検体用トレイ110も、実施例1と同様に、搭載部201と昇降部202とトレイ本体203を備える。なお搭載部201とトレイ本体203は実施例1と同じであるので説明を省略し、実施例1とは異なる昇降部202について説明する。
本実施例の昇降部202は、高さ維持部801と下降部802を有する。高さ維持部801は、XY面内を任意に移動するとともに、搭載部201を下側から支持する装置である。すなわち、選択された搭載部201である選択搭載部の下に配置されるように移動した高さ維持部801は、選択搭載部を下側から支持することにより選択搭載部の高さを維持する。
下降部802は、トレイ本体203を上下動させる装置であり、図3に例示される構造が用いられても良い。高さ維持部801が選択搭載部の下に配置された状態で、下降部802がトレイ本体203を下降させることにより、選択搭載部の高さが維持されたまま、選択搭載部に隣接する搭載部201である隣接搭載部が下降する。その結果、選択搭載部は隣接搭載部よりも高い位置に配置されるので、把持アーム500が入る隙間が無いほど搭載部201がXY面内で高密度に配列されても、把持アーム500は隣接する検体容器112に接触することなく移載対象の検体容器112を把持できる。
図9を用いて、本実施例の検体用トレイ110から検体容器112を投入する処理の流れについて説明する。なお実施例1と本実施例との違いはS402がS902とS903に置き換わる点であるので、S401、S403~S406の説明を省略し、S902とS903について説明する。
(S902)
制御用コンピュータ120は、S401で選択された搭載部201である選択搭載部の下に高さ維持部801を移動させる。
(S903)
制御用コンピュータ120は、トレイ本体203を下降させる。具体的には、高さ維持部801が選択搭載部の下に配置された状態で、下降部802が動作することにより、トレイ本体203が下降し、選択搭載部に隣接する搭載部201である隣接搭載部よりも高い位置に選択搭載部が配置される。
図10に、下降部802の動作によってトレイ本体203が下降し、選択搭載部が隣接搭載部よりも高い位置に配置された様子を示す。図10では、X方向の真ん中に位置する搭載部201が選択搭載部であり、トレイ本体203とともに下降した隣接搭載部よりも高い位置に選択搭載部が配置されている。図10に示された状態において、把持アーム500の移動や検体容器112の把持等が行われることにより、検体用トレイ110から検体容器112が投入される。
以上説明した処理の流れにより、把持アーム500が入る隙間が無いほど搭載部201がXY面内で高密度に配列されても、把持アーム500は隣接する検体容器112に接触せずに投入対象の検体容器112を把持し、投入モジュール101へ投入することができる。
また本実施例の検体用トレイ110へ検体容器112を収納する場合は、実施例1の図6のS602を、図9のS902とS903に置き換えればよい。S602がS902とS903に置き換わることにより、検体用トレイ110へ検体容器112を収納する場合であっても、高密度に配列された搭載部201に対して、把持アーム500は隣接する検体容器112に接触せずに済む。
図8乃至図10を用いて説明したように本実施例によれば、検体容器112の集積面積を小さくできる検体用トレイ110、及びそれを備える検体検査自動化システム100を提供することができる。
本発明の検体トレイ及びそれを備える検体検査自動化システムについて、2つの実施例を説明した。なお、本発明の検体トレイ及び検体検査自動化システムは上記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせても良い。さらに、上記実施例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除しても良い。
100:検体検査自動化システム、101:投入モジュール、102:収納モジュール、103:ストックモジュール、104:主搬送経路、105:遠心分離モジュール、106:開栓モジュール、107:分注モジュール、108:分析モジュール、109:閉栓モジュール、110:検体用トレイ、110a:投入トレイ、110b:収納トレイ、111:ホルダ、112:検体容器、120:制御用コンピュータ、121:通信回線、201:搭載部、202:昇降部、203:トレイ本体、301:ソレノイド、302:引きバネ、303:コイル、304:コア、305:回転軸、306:カム、307:ラック、308:ピニオン、500:把持アーム、801:高さ維持部、802:下降部

Claims (5)

  1. 検体を収容する複数の検体容器が配列される検体用トレイであって、
    前記検体容器が個別に搭載される複数の搭載部と、
    前記複数の搭載部の中から選択される搭載部である選択搭載部を、前記選択搭載部に隣接する搭載部である隣接搭載部よりも高い位置に配置させる昇降部と、を備え、
    前記昇降部は、少なくとも前記隣接搭載部を下降させることを特徴とする検体用トレイ。
  2. 請求項に記載の検体用トレイであって、
    前記昇降部は、前記選択搭載部の高さを維持する高さ維持部と、前記搭載部を上下可動に支持するトレイ本体を下降させる下降部と、を有することを特徴とする検体用トレイ。
  3. 検体を分析する検体検査自動化システムであって、
    請求項1に記載の検体用トレイを備えることを特徴とする検体検査自動化システム。
  4. 請求項に記載の検体検査自動化システムであって、
    前記選択搭載部から検体容器を投入する、または前記選択搭載部に検体容器を収納する把持アームを備えることを特徴とする検体検査自動化システム。
  5. 請求項に記載の検体検査自動化システムであって、
    前記昇降部は、前記選択搭載部と前記隣接搭載部との高さの差異が、前記把持アームが前記検体容器に接触する長さよりも大きくすることを特徴とする検体検査自動化システム。
JP2019091873A 2019-05-15 2019-05-15 検体用トレイと検体検査自動化システム Active JP7292098B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019091873A JP7292098B2 (ja) 2019-05-15 2019-05-15 検体用トレイと検体検査自動化システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019091873A JP7292098B2 (ja) 2019-05-15 2019-05-15 検体用トレイと検体検査自動化システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020187010A JP2020187010A (ja) 2020-11-19
JP7292098B2 true JP7292098B2 (ja) 2023-06-16

Family

ID=73223284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019091873A Active JP7292098B2 (ja) 2019-05-15 2019-05-15 検体用トレイと検体検査自動化システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7292098B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030041560A1 (en) 2001-06-13 2003-03-06 Tadeusz Kemnitz Rotary capping apparatus and feedback control system for regulating applied torque
JP2013140141A (ja) 2011-12-06 2013-07-18 Hirata Corp 仕分け装置
JP2017173155A (ja) 2016-03-24 2017-09-28 株式会社日立ハイテクノロジーズ 検体容器搬送装置および検体容器ホルダ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5431025Y2 (ja) * 1975-12-18 1979-09-28
JPH0350454Y2 (ja) * 1987-12-24 1991-10-28
JP2532171B2 (ja) * 1991-01-16 1996-09-11 倉敷紡績株式会社 選択物昇降装置、試験管昇降装置およびその制御方法
JP2595774Y2 (ja) * 1993-03-24 1999-06-02 株式会社ニッテク 自動開栓装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030041560A1 (en) 2001-06-13 2003-03-06 Tadeusz Kemnitz Rotary capping apparatus and feedback control system for regulating applied torque
JP2013140141A (ja) 2011-12-06 2013-07-18 Hirata Corp 仕分け装置
JP2017173155A (ja) 2016-03-24 2017-09-28 株式会社日立ハイテクノロジーズ 検体容器搬送装置および検体容器ホルダ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020187010A (ja) 2020-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3424623B2 (ja) 検体仕分け装置
JP4294828B2 (ja) 顕微観察用試料を着色するための自動着色装置
EP2142907B1 (en) Programmable random access sample handler for use within an automated laboratory system
JP6454144B2 (ja) チューブラック移送装置および診断機器
EP3484679B1 (en) Methods, systems, and apparatus for dynamic pick and place selection sequence based on sample rack imaging data
US20130123089A1 (en) Centrifuge system and workflow
WO2013099538A1 (ja) 検体移戴装置及びシステム
JP6173883B2 (ja) 検体容器取出装置及び検体処理システム
EP3131651B1 (en) Reaction vessel handling apparatus, testing apparatus, and methods using same
WO2013002213A1 (ja) 自動分析システム
JP2012242386A (ja) ラックを移送するための把持装置
EP3149491B1 (en) An apparatus for the storage and retrieval of large volumes of test tubes
JP2005249650A (ja) マイクロプレートの供給収納装置およびマイクロプレートの供給方法ならびに収納方法
JP7292098B2 (ja) 検体用トレイと検体検査自動化システム
EP2530470B1 (en) Automatic analyzing device
JP6641212B2 (ja) 検体容器搬送装置および検体容器ホルダ
JP2004223673A (ja) ワーク把持装置
JP3873982B2 (ja) 蓋付きマイクロプレートの供給装置
JP2017072621A (ja) 検体処理システム
JP3873983B2 (ja) マイクロプレートの供給装置
JP7286154B2 (ja) 検体希釈装置、検体集約装置、および検体希釈方法
EP3839517A1 (en) Centralised terminal
JP2004223676A (ja) ワーク把持装置
CN219456189U (zh) 样本分析仪
JP2003232798A (ja) 検体仕分け装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230330

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230606

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7292098

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150