JP2595774Y2 - 自動開栓装置 - Google Patents

自動開栓装置

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JP2595774Y2
JP2595774Y2 JP1993019105U JP1910593U JP2595774Y2 JP 2595774 Y2 JP2595774 Y2 JP 2595774Y2 JP 1993019105 U JP1993019105 U JP 1993019105U JP 1910593 U JP1910593 U JP 1910593U JP 2595774 Y2 JP2595774 Y2 JP 2595774Y2
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container
rack
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rubber stopper
rubber
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JP1993019105U
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JPH0672899U (ja
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孝一 若竹
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Nipro Corp
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  • Devices For Opening Bottles Or Cans (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、採血管等の容器開口
部に嵌着されたゴム栓を、手を触れることなく連続的に
引き抜くことができる自動開栓装置に係り、特に、上記
容器が、例えば、一列5本で10列の容器がラックに保
持されているなどの場合に、この種の開栓作業を迅速に
行なうことができる大量開栓処理に好適な自動開栓装置
に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】周知のように、真空採血管など
の血液が収容される容器には、血液検体の流出を防止す
る目的から、その開口部にゴム栓が嵌着される。
【0003】ところで、このゴム栓は、例えば、採血管
を自動分析装置にセットする場合には取り外されるが、
このゴム栓の取り外し作業は、従来、人手によって行な
われているのが現状である。
【0004】しかしながら、ゴム栓の取り外し作業を人
手によって行なう場合には、採血した血液検体に触れて
種々の病気に感染する虞れがあると共に、ゴム栓の取り
外し作業は、多くの採血管に対して行なわれるため、か
かる作業が非常に煩雑である他、抜き取ったゴム栓を集
める場合にも血液接触感染の虞れがある、という問題を
有し、特に、大量の検査を行うような検査センター等の
場合には、上記採血管を、例えば、一列5本で10列の
ラックに保持させている場合が多いことから、ゴム栓を
取り外す作業が非常に煩雑となり、かつ、血液接触感染
する頻度も高くなる、という問題を有していた。
【0005】この考案は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、ラックに複数
本の採血管が複数列保持されているような場合であって
も、各採血管のゴム栓を手を触れることなく高速で自動
的に引き抜き、かつ、抜き取ったゴム栓を、手を触れる
ことなく集めて廃棄することができる安全性に優れた自
動開栓装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案にあっては、自動開栓装置を、複数本の容
器を複数列に立設保持するラックと、このラックの各容
器保持孔の底部に開設された押上体用の貫通孔と、開栓
位置において上記貫通孔に挿入され上記ラックの一列に
保持された各容器を開栓高さ位置まで持ち上げる複数組
の押上体と、開栓位置において開栓高さ位置まで持ち上
げられた各容器のゴム栓を抜く複数の開栓手段と、開栓
されたゴム栓を受ける複数の栓受けパットと、これら栓
受けパットを傾斜させるパット傾斜装置と、から構成し
たことを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】以下、添付図面に示す一実施例に基き、この
考案を詳細に説明する。
【0008】図1に示すように、この実施例に係る自動
開栓装置は、ゴム栓16が密に装着された採血済みの容
器14を5本毎に10列づつ立設保持するラック15
と、このラック15を順次開栓位置まで移送するベルト
コンベア式のラック移送手段Aと、該ラック移送手段A
の終端部に配設された開栓装置1と、該開栓装置1の配
設部位においてラック15に保持された容器14を列状
に持ち上げる押上装置Bと、上記開栓装置1によって引
き抜かれたゴム栓16を受ける栓受けパット19a,1
9bと、これら栓受けパット19a,19bを傾斜させ
るパット傾斜装置30と、上記栓受けパット19a,1
9bで受けられたゴム栓16を回収するゴム栓回収容器
8と、から構成されている。
【0009】従って、上記容器14を複数列保持してな
るラック15は、上記ラック移送手段Aにより開栓位置
(図1左端部)へと移送された後、該ラック移送手段A
で一列づつの距離に相当する距離を間欠移送され、該開
栓位置で全ての容器14のゴム栓16が引き抜かれた
後、再びラック載置位置(図1右端部)へと返送される
ように移送される。
【0010】ラック15は、図3および図4からも明ら
かなように、一列に5本の容器14を10列保持するよ
うに構成された断面略U字状の容器保持孔20と、これ
ら各容器保持孔20の底部に開設された小径の貫通孔2
1と、から構成されている。尚、上記容器保持孔20の
深さ寸法は、容器収納時に各容器14の上端部がラック
15の上面から若干突出し、かつ、開栓位置において上
記押上装置Bによって開栓高さ位置まで押し上げられた
ときに、各容器14が上記各保持孔20から抜け落ちな
い程度の深さ寸法となるように形成されている。
【0011】また、上記ラック移送手段Aは、公知のエ
ンドレスベルトコンベアで構成されていると共に、上記
ラック15の各貫通孔21と同軸となるように開設され
た貫通孔2が、一列に5個づつの単位で、ライン長手方
向に沿って所定間隔ごとに開設されている。
【0012】このように構成されてなるラック移送手段
Aの終端部に配設された上記開栓装置1は、一対の回動
部材7A,7Bと、該回動部材7A,7Bを往復回動制
御する1の駆動装置13と、から構成されており、回動
部材7Aは、ラック15に保持された最前列の容器14
Aから5列目までの容器14のゴム栓16を引き抜き、
また、回動部材7Bは、ラック15に保持された6列目
の容器14Bから最後列までの容器14のゴム栓16を
引き抜くように構成されている。
【0013】従って、上記ラック15は、スタートスイ
ッチがオンされると、最初に最前列の容器14Aが回動
部材7Aの下に位置し、かつ、6列目の容器14Bが回
動部材7Bの下に位置するように自動搬送される。
【0014】尚、上記回動部材7A,7Bの詳細な構成
は、本出願人が先に出願した実願平4ー10046号に
開示した回動部材及びその駆動機構と同様であるので、
その詳細な説明をここでは省略する。勿論、上記回動部
材7A,7Bは、1の駆動機構に連結され、同期駆動す
るように構成されている。
【0015】また、上記回動部材7A,7Bを構成する
係止体11は、回動部材7A,7Bが上記水平状態にセ
ットされているときに、その係止端部11aが、図4に
示すように、容器14等の開口部に液密状に嵌着された
ゴム栓16の頭部周面に確実に食い込んで係止するよう
に鋸歯状に構成されていると共に、この係止体11の鋸
歯状に形成された係止端部11aは、上記回動部材7
A,7Bが水平状態にセットされているときに、開栓高
さ位置に押し上げられた容器14の上端部と接触せず、
かつ、該容器14に装着されてなるゴム栓16の頭部に
食い込む高さ位置に設定されている。勿論、図示はしな
いが上記係止体11の係止端部11aに、公知の圧力セ
ンサを配設し、該圧力センサによって係止体11の係止
端部11aと接触している部材が容器14かゴム栓16
かを選別できるように構成することで、回動部材7A,
7Bの開栓作動を制御し、容器14の破損を確実に防止
するように構成することもできる。
【0016】また、上記回動部材7A,7Bは、先ず、
上記係止体11の係止端部11aがゴム栓16の頭部に
食い込み、この状態から、次に、開栓方向へと所要角度
回動されてゴム栓16を、容器14の開口部から一度引
き上げた後、該係止体11は、上記水平位置まで戻さ
れ、この後、上記係止体11を再び開栓方向へと回動さ
せて該係止体11の係止端部11aをゴム栓16の段部
に確実に食い込み係合させた後、該ゴム栓16を容器1
4の開口部から完全に引き抜くように駆動制御される。
これは、上記ゴム栓16が、例えば、弾力性が大きい生
ゴム等で形成されている場合、該ゴム栓16と容器14
の密着力が大きく、係止体11の一度の回動操作では、
ゴム栓16の抜き残しが発生する虞れがあることから、
これを完全に防止するため、係止体11は上記のように
作動制御される。
【0017】一方、上記回動部材7A,7Bの前方側に
配設されてなる栓受けパット19a,19bは、断面略
J字状の長尺材で形成されており、上記回動部材7A,
7Bで抜き取られたゴム栓16を受けるように構成され
ている。勿論、この栓受けパット19a,19bは、少
なくとも、その最下面部が、ゴム栓16が引き抜かれ、
かつ、上記容器保持孔20内に各容器14が下降収納さ
れた状態において、各容器14の上端部と接触せず、し
かも、開栓作動時においても、上記各容器14やゴム栓
16と衝合しない大きさに形成されている。
【0018】また、上記ゴム栓回収容器8は、上記ラッ
ク移送手段Aの一側に配設されており、上記引き抜かれ
たゴム栓16が栓受けパット19a,19bで受け止め
られた後、前記パット傾斜装置30が作動して各栓受け
パット19a,19bの一端部を持ち上げ、該栓受けパ
ット19a,19bをゴム栓回収容器8の方向に下がり
勾配で傾斜させるので、該栓受けパット19a,19b
のゴム栓16は、滑動して回収容器8内へと自動的に収
納されるように構成されている。
【0019】一方、開栓位置において上記ラック15に
保持された各容器14を押し上げる前記押上装置Bは、
上記各貫通孔2,21内に挿脱される5本の押上棒2
2,22と、この押上棒22,22の下端を連結する支
持体23a,23bと、この支持体23a,23bに連
結され該支持体23a,23bを所定のタイミングで昇
降させる機構(図示せず)と、から構成されており、上
記ラック15の間欠移送と同期して上記各押上棒22,
22を上昇させ、上記各貫通孔2,21内に該各押上棒
22,22を挿入して各容器14を開栓高さ位置まで持
ち上げ、かつ、上記開栓装置1によってゴム栓16が取
り除かれた後は、下降して各押上棒22,22を上記各
貫通孔2,21内から後退させてラック15の移送の支
障とならないように駆動制御される。
【0020】尚、この考案にあっては、上記ゴム栓の抜
き残しを判別するため、図示はしないが、例えば、開栓
装置のラック移送路出口端にリミットスイッチ等のゴム
栓検知手段を配設し、ゴム栓の抜き残しがあった場合に
は、この残存したゴム栓がリミットスイッチと接触して
各駆動装置をオフさせ、該残存ゴム栓を保持する容器の
移送を自動的に停止させると共に、上記回動部材を係止
体の回動上限位置で停止させ、この状態を警報やランプ
等によって告知するように構成することもできる。勿
論、上記残存ゴム栓の有無確認を、例えば、光センサー
等の検知手段で検知するように構成することもできる。
【0021】また、上記実施例では、ラック15に保持
される容器14の数を、一列5本×5列とした場合を例
にとり説明したが、この考案にあってはこれに限定され
るものではなく、必要に応じて任意に設定することがで
き、例えば、一列10本×10列とし、これに対応させ
て各機構を適宜設計変更して適用することができ、さら
には、回動部材及び栓受けパットの数も、上記実施例に
限定されるものではないこと勿論である。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように、この考案に係る自
動開栓装置によれば、一列複数本の採血管等の容器が複
数列保持されている場合において、各容器に装着された
ゴム栓に全く手を触れることなく複数列毎に自動的、か
つ、確実に高速で引き抜くことができるので、この種の
検査従事者に対する血液接触感染の心配がなく、しか
も、取り外したゴム栓の後始末も、ゴム栓に全く手を触
れることなく行なうことができ衛生的である、という優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る自動開栓装置の概略
的な構成を示す平面説明図である。
【図2】同自動開栓装置の正面図である。
【図3】同自動開栓装置の要部を一部切断して示す分解
斜視図である。
【図4】同自動開栓装置の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
A ラック移送ライン B 押上装置 1 開栓装置 2,21 貫通孔 7A,7B 回動部材 11 係止体 11a 係止体の鋸歯状係止端部 14,14A,14B 容器 15 ラック 16 ゴム栓 22 押上棒 23a,23b 支持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B67B 7/00 - 7/90 G01N 35/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の容器を複数列に立設保持するラ
    ックと、このラックの各容器保持孔の底部に開設された
    押上体用の貫通孔と、開栓位置において上記貫通孔に挿
    入され上記ラックの一列に保持された各容器を開栓高さ
    位置まで持ち上げる複数組の押上体と、開栓位置におい
    て開栓高さ位置まで持ち上げられた各容器のゴム栓を抜
    く複数の開栓手段と、開栓されたゴム栓を受ける複数の
    栓受けパットと、これら栓受けパットを傾斜させるパッ
    ト傾斜装置と、を有して構成されてなる自動開栓装置。
JP1993019105U 1993-03-24 1993-03-24 自動開栓装置 Expired - Lifetime JP2595774Y2 (ja)

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JP1993019105U JP2595774Y2 (ja) 1993-03-24 1993-03-24 自動開栓装置

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JPH0672899U JPH0672899U (ja) 1994-10-11
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ID=11990209

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JP5700441B2 (ja) * 2011-06-17 2015-04-15 株式会社椿本チエイン 容器分離装置
JP2020085760A (ja) * 2018-11-29 2020-06-04 株式会社椿本チエイン ピッキング補助装置およびピッキングシステム
JP7292098B2 (ja) * 2019-05-15 2023-06-16 株式会社日立ハイテク 検体用トレイと検体検査自動化システム

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