JP7283723B2 - フィルタープレス装置の濾板構造及びフィルタープレス装置 - Google Patents
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Description
板状の基板部を有する濾板部と、
前記濾板部と対向して配置されるとともに前記濾板部とは異なる種類の板状部又は枠状部として構成され、前記濾板部に対する相対位置が前記濾板部に密着する密着位置と前記濾板部から変位した開放位置とに切り替わる構成をなし、内部に収容空間が構成される密着部と、
を備え、
前記密着部が前記密着位置にある密着状態のときに前記濾板部及び前記密着部とによって濾室が構成されるフィルタープレス装置の濾板構造であって、
前記基板部は、
当該基板部における前記密着部側の外面部に形成され、前記濾室の少なくとも一部を構成する窪み部と、
当該基板部における前記密着部側の外面部において前記窪み部を囲んで配置され、前記密着状態のときに前記密着部を押圧する第1押圧部と、
当該基板部の内部を通る構成で前記窪み部へと続く流路となる孔部と、
を有し、
前記密着部は、
孔状又は凹状に構成され、前記密着状態のときに前記窪み部と共に前記濾室を構成する収容部と、
前記収容部を囲んで配置され、前記密着状態のときに前記第1押圧部を押圧する第2押圧部と、
を有し、
前記第1押圧部は、
前記窪み部の周囲に配置され、前記密着状態のときに表面が前記第2押圧部側に面する第1対向部と、
前記窪み部の周囲に配置され、前記第1対向部の表面から凸又は凹となる第1シール部と、
を具備し、
前記第2押圧部は、
前記収容部の周囲に配置され、前記密着状態のときに表面が前記第1押圧部側に面する第2対向部と、
前記収容部の周囲に配置され、前記第2対向部の表面から凹又は凸となり、前記密着状態のときに前記第1シール部と押圧し合う第2シール部と、
を具備し、
前記密着状態のときに互いに押圧し合う前記第1シール部及び前記第2シール部において、一方のシール部が、前記密着状態のときに他方のシール部側に凸となるとともに前記濾室を囲むように配置される凸部を有し、前記他方のシール部が、前記密着状態のときに前記一方のシール部とは反対側に凹むとともに前記濾室を囲むように配置される凹部を有し、前記密着状態のときに、前記凸部又は前記凸部を被覆する被覆部が前記凹部内に入り込んで前記凹部の内面を押圧する。
板状の基板部と、前記基板部を覆う濾布と、を有する濾板部と、
前記濾板部と対向して配置され、前記濾板部に対する相対位置が前記濾板部に密着する密着位置と前記濾板部から変位した開放位置とに切り替わる構成をなし、内部に収容空間が構成される密着部と、
を備え、
前記密着部が前記密着位置にある密着状態のときに前記濾板部及び前記密着部とによって濾室が構成されるフィルタープレス装置の濾板構造であって、
前記基板部は、
当該基板部における前記密着部側の外面部に形成され、前記濾室の少なくとも一部を構成する窪み部と、
当該基板部における前記密着部側の外面部において前記窪み部を囲んで配置され、前記密着状態のときに前記密着部を押圧する第1押圧部と、
当該基板部の内部を通る構成で前記窪み部へと続く流路となる孔部と、
を有し、
前記濾布は、少なくとも前記窪み部の内面を覆うように配置され、
前記密着部は、
孔状又は凹状に構成され、前記密着状態のときに前記窪み部と共に前記濾室を構成する収容部と、
前記収容部を囲んで配置され、前記密着状態のときに前記第1押圧部を押圧する第2押圧部と、
を有し、
前記第1押圧部は、
前記窪み部の周囲に配置され、前記密着状態のときに表面が前記第2押圧部側に面する第1対向部と、
前記窪み部の周囲に配置され、前記第1対向部の表面から凸又は凹となる第1シール部と、
を具備し、
前記第2押圧部は、
前記収容部の周囲に配置され、前記密着状態のときに表面が前記第1押圧部側に面する第2対向部と、
前記収容部の周囲に配置され、前記第2対向部の表面から凹又は凸となり、前記密着状態のときに前記第1シール部と押圧し合う第2シール部と、
を具備し、
前記密着状態のときに互いに押圧し合う前記第1シール部及び前記第2シール部において、一方のシール部が、前記密着状態のときに他方のシール部側に凸となるとともに前記濾室を囲むように配置される凸部を有し、前記他方のシール部が、前記密着状態のときに前記一方のシール部とは反対側に凹むとともに前記濾室を囲むように配置される凹部を有し、前記密着状態のときに、前記凸部又は前記凸部を被覆する被覆部が前記凹部内に入り込んで前記凹部の内面を押圧する。
上記のフィルタープレス装置の濾板構造を有する。
上記のフィルタープレス装置の濾板構造を有し、
前記密着部は、貫通した開口部を有する枠体からなり、
前記開口部が前記収容部であり、
前記濾板構造は、
複数の前記濾板部を備えるとともに各々の前記濾板部を要素とする濾板部群と、複数の前記枠体を備えるとともに各々の前記枠体を要素とする枠体群と、を有する要素群を含み、
前記要素群は、前記濾板部群を構成する要素と、前記枠体群を構成する要素とが交互に並んで配置され、
前記基板部は、自身の厚さ方向両側に前記窪み部及び前記第1押圧部が形成され、各々の前記第1押圧部において各々の前記窪み部を囲むように各々の前記第1対向部及び各々の前記第1シール部が配置され、
前記枠体は、自身の厚さ方向両側に前記第2押圧部が形成され、各々の前記第2押圧部において前記収容部を囲むように各々の前記第2対向部及び各々の前記第2シール部が配置され、
前記要素群における隣り合う要素の組において、前記第1シール部及び前記第2シール部のうちの一方が前記凸部として構成され、他方が前記凹部として構成され、前記密着状態のときに各々の前記要素の組において前記凸部が前記凹部の内面を押圧する構成であり、
更に、各々の前記要素の組において前記凸部が前記凹部の内面を押圧するように複数の前記濾板部及び複数の前記枠体を重ねた重なり状態で複数の前記濾板部及び複数の前記枠体を保持する保持装置と、
前記保持装置が複数の前記濾板部及び複数の前記枠体を前記重なり状態で保持しているときに、各々の前記要素の組の前記窪み部内及び前記収容部内に固液混合体を注入する注入装置と、
前記注入装置が前記固液混合体を注入した後、各々の前記枠体から、各々の前記枠体の両側に隣接する前記濾板部を離間させる離間装置と、
洗浄水を放出する放水口を備えた放水部と、前記放水部の前記放水口に前記洗浄水を流し込む水供給装置と、前記放水部を移動させる移動装置と、を有する洗浄装置と、
を含み、
前記移動装置は、前記離間装置がいずれかの前記枠体から当該枠体の両側に隣接する前記濾板部を離間させた離間状態のとき、当該離間状態となった両側の前記濾板部の間に前記放水部を移動させ、
前記洗浄装置は、前記離間状態となった両側の前記濾板部の間に位置する前記放水部により、前記離間状態となった両側の前記濾板部に対して前記洗浄水を掛ける。
更に、いずれかの枠体から、その枠体の両側に隣接する濾板部を離間させた離間状態のとき、それら両側の濾板部の間に放水部を移動させ、この放水部により、離間状態となった両側の濾板部に対して洗浄水を掛ける構成を採用しているため、両側の濾板部を洗浄する際には、濾板部の表面(枠体に対向する側の表面)に近い位置からより強い力で確実に洗浄水を掛けることができ、濾板部の表面を極めて良好に洗浄することができる。
以下、本発明に係るフィルタープレス装置の濾板構造及びフィルタープレス装置の各一例を具現化した第1実施形態について、図面に基づいて説明する。これらの図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。以下に記載されている装置の構造などは、特に特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
まず、フィルタープレス装置1の概要を説明する。
図1で示す濾板構造3は、例えば、図9のような単式のフィルタープレス装置1に用いられる。図9で示すフィルタープレス装置1は、固液混合体(例えば、汚泥、掘削土、セメントなどが水中にまざったスラリーなど)を脱水し、固液混合体を脱水した残余物を固めた物体(ケーキ)を排出し得る装置である。
次に、濾板構造3を詳述する。
図1のように、濾板構造3は、複数の濾板10によって構成される構造である。各々の濾板10は、同一の構造をなしている。
基板部11において各々の排水板13よりも板厚方向(濾板10の板厚方向)の内側には、各々の排水板13によって板厚方向の両側が覆われる板状体11Aが設けられている。そして、図1、図4のように、一方の押圧部14Aは、この板状体11Aの一方面側において板状体11Aの周縁部に沿って固定される矩形状の枠体となっている。また、他方の押圧部14Bは、この板状体11Aの他方面側において板状体11Aの周縁部に沿って固定される矩形状の枠体となっている。一方の排水板13Aは、その周縁部が板状体11Aと押圧部14Aを構成する枠体の内縁部との間に挟み込まれた形で固定される。一方の排水板13Bは、その周縁部が板状体11Aと押圧部14Bを構成する枠体の内縁部との間に挟み込まれた形で固定される。
次に、本構成の効果を例示する。
上述した濾板構造3では、図2のように、一の濾板10と他の濾板10とが重ねられたとき、一の濾板10の環状凸部24が他の濾板10の環状凹部34内に入り込んで当該環状凹部34内を押圧し、一の濾板10の対向部22と他の濾板10の対向部32とが互いに押圧し合うようになっている。このような構成であるため、両濾板10を密着させて濾室40(一の濾板10の中央側凹部12及び他の濾板10の中央側凹部12によって構成される固液混合体の流入領域)を構成したときに、より強固な密着性を確保し得る領域を、濾室40を構成する部分を取り囲むように環状に配置することができる。
このように構成されていれば、濾板群5が第1保持状態で保持されているとき(隣り合う濾板間において片方の濾板10の環状凸部24がもう片方の濾板10の環状凹部34内に入り込んでパッキン効果が高められているとき)に固液混合体7を注入して濾板間でケーキを形成する動作を行うことができることに加え、濾板群5が第1保持状態で保持されているときにエアを注入して濾板群5の内部にエアを流動させる動作を行うことも可能となる。隣り合う濾板間において片方の濾板10の環状凸部24がもう片方の濾板10の環状凹部34内に入り込んでパッキン効果が高められていれば、濾板群5の内部でエアを流動させるときに、各濾板10の周縁部の所定位置(上述したパッキン効果が得られる位置)からエアが漏れることを確実に抑えることができる。
次に、第2実施形態について、図面に基づいて説明する。これらの図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。以下に記載されている装置の構造などは、特に特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
図34のように、密着部209(枠体)は、収容部242(開口部)の内縁部側に一端が固定されるとともに他端側が開口部の内側に向かって線状又は棒状に延びる延設部を有していてもよい。
図35のように、密着部209(枠体)は、収容部242(開口部)の内縁部側に一端が固定されるとともに他端側が開口部の内側に向かって線状又は棒状に延びる延設部262と、第2実施形態と同様の架設部260とを有していてもよい。
図36~図38は、第3実施形態の濾板構造303を例示している。
第3実施形態の濾板構造303は、濾板部208を濾板部8に変更し、密着部209を密着部309に変更した点が第2実施形態の濾板構造203とは異なっている。濾板構造303は、複式のフィルタープレス装置に用いられる濾板構造である。濾板構造303を有するフィルタープレス装置は、濾板構造203を濾板構造303に変更した点以外は、第2実施形態のフィルタープレス装置201と同様である。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような例も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上述した実施例の特徴や後述する実施例の特徴は矛盾しない範囲で様々に組み合わせることが可能である。
3,203,303…フィルタープレス装置の濾板構造
7…固液混合体
8,208…濾板部
8A,8B,212A,212B…窪み部
8C,8D,214A,214B…第1押圧部
8E,8F,222A,222B…第1対向部
8G,8H,224A,224B…第1シール部
9,209…密着部
9A,9B,242…収容部
9C,9D,244A,244B,344A,344B…第2押圧部
9E,9F,252A,252B,352A,352B…第2対向部
9G,9H,234A,234B,334A,334B…第2シール部
11,211…基板部
16,216…孔部
18,218…濾布
60…第1注入装置(注入装置)
205…要素群
206…濾板部群
207…枠体群
260…架設部
262…延設部
270…駆動装置(保持装置、離間装置、傾斜装置)
280…洗浄装置
282…放水部
284…水供給装置
286…移動装置
Claims (8)
- 板状の基板部を有する濾板部と、密着部と、を備え、前記濾板部と前記密着部とが互いに接近及び離間し、前記密着部が前記濾板部を押圧する密着状態のときに前記濾板部及び前記密着部を備えて濾室が構成されるフィルタープレス装置用の濾板構造であって、
前記基板部は、前記密着状態のときに前記密着部を押圧する環状の第1押圧部を有し、
前記密着部は、収容部と、前記収容部を囲んで配置されるとともに前記密着状態のときに前記第1押圧部を押圧する第2押圧部と、を有し、
前記第1押圧部は、前記密着状態のときに前記濾室を囲むように配置される第1シール部を具備し、
前記第2押圧部は、前記密着状態のときに前記濾室を囲むように配置される第2シール部を具備し、
前記濾板部と前記密着部とが互いに離間した状態のときに、前記第1シール部と前記第2シール部とが離間し、
前記濾板部は、前記基板部を覆うように固定される濾布を有し、
前記濾布が、前記第1押圧部を覆っており、
前記密着状態のときに、前記第1シール部及び前記第2シール部のうちの一方のシール部の凸部及び前記濾布が他方のシール部の凹部内に入り込んで前記凹部の内面を押圧し、前記凸部と前記凹部との間に前記濾布が介在し、
前記第1押圧部及び前記第2押圧部のうちの前記他方のシール部が設けられた他方の押圧部は、前記密着状態のときに表面が前記第1押圧部及び前記第2押圧部のうちの前記一方のシール部が設けられた一方の押圧部側に面する対向部を有し、
前記他方のシール部は、前記対向部の表面から凹となり、
前記対向部の表面は、平坦面であり、
前記密着状態のときに、前記凸部と前記凹部との間に前記濾布が挟まれた状態で、前記凸部が前記凹部内に入り込みつつ前記凹部の内面を押圧する
フィルタープレス装置の濾板構造。 - 前記密着部は、貫通した開口部を有する枠体を有し、
前記開口部は、前記収容部であり、前記濾室を構成するとともに固液混合体が注入される
請求項1に記載のフィルタープレス装置の濾板構造。 - 板状の基板部を有する濾板部と、
前記濾板部と対向して配置されるとともに前記濾板部とは異なる種類の板状部又は枠状部として構成され、前記濾板部に対する相対位置が前記濾板部に密着する密着位置と前記濾板部から変位した開放位置とに切り替わる構成をなし、内部に収容空間が構成される密着部と、
を備え、
前記密着部が前記密着位置にある密着状態のときに前記濾板部及び前記密着部によって濾室が構成されるフィルタープレス装置の濾板構造であって、
前記基板部は、
当該基板部における前記密着部側の外面部に形成され、前記濾室の少なくとも一部を構成する窪み部と、
当該基板部における前記密着部側の外面部において前記窪み部を囲んで配置され、前記密着状態のときに前記密着部を押圧する第1押圧部と、
当該基板部の内部を通る構成で前記窪み部へと続く流路となる孔部と、
を有し、
前記密着部は、
孔状又は凹状に構成され、前記密着状態のときに前記窪み部と共に前記濾室を構成する収容部と、
前記収容部を囲んで配置され、前記密着状態のときに前記第1押圧部を押圧する第2押圧部と、
を有し、
前記第1押圧部は、
前記窪み部の周囲に配置され、前記密着状態のときに表面が前記第2押圧部側に面する第1対向部と、
前記窪み部の周囲に配置され、前記第1対向部の表面から凸又は凹となる第1シール部と、
を具備し、
前記第2押圧部は、
前記収容部の周囲に配置され、前記密着状態のときに表面が前記第1押圧部側に面する第2対向部と、
前記収容部の周囲に配置され、前記第2対向部の表面から凹又は凸となり、前記密着状態のときに前記第1シール部と押圧し合う第2シール部と、
を具備し、
前記濾板部と前記密着部とが互いに離間した状態のときに、前記第1シール部と前記第2シール部とが離間し、
前記密着状態のときに互いに押圧し合う前記第1シール部及び前記第2シール部において、一方のシール部が、前記密着状態のときに他方のシール部側に凸となるとともに前記濾室を囲むように配置される凸部を有し、前記他方のシール部が、前記密着状態のときに前記一方のシール部とは反対側に凹むとともに前記濾室を囲むように配置される凹部を有し、前記密着状態のときに、前記凸部及び前記凸部を被覆する被覆部が前記凹部内に入り込んで前記凹部の内面を押圧し、
前記第1押圧部及び前記第2押圧部のうちの前記他方のシール部が設けられた他方の押圧部は、前記密着状態のときに表面が前記第1押圧部及び前記第2押圧部のうちの前記一方のシール部が設けられた一方の押圧部側に面する対向部を有し、
前記他方のシール部は、前記対向部の表面から凹となり、
前記対向部の表面は、平坦面であり、
前記濾板部は、濾布を有し、
前記被覆部は前記濾布であり、
前記濾布は、前記窪み部と前記第1シール部とに跨るように前記基板部を覆う形態で固定される構成をなし、
前記密着状態のときに、前記凸部と前記凹部との間に前記濾布が挟まれた状態で、前記凸部が前記凹部内に入り込みつつ前記凹部の内面を押圧する
フィルタープレス装置の濾板構造。 - 板状の基板部と、前記基板部を覆う濾布と、を有する濾板部と、
前記濾板部と対向して配置され、前記濾板部に対する相対位置が前記濾板部に密着する密着位置と前記濾板部から変位した開放位置とに切り替わる構成をなし、内部に収容空間が構成される密着部と、
を備え、
前記密着部が前記密着位置にある密着状態のときに前記濾板部及び前記密着部によって濾室が構成されるフィルタープレス装置の濾板構造であって、
前記基板部は、
当該基板部における前記密着部側の外面部に形成され、前記濾室の少なくとも一部を構成する窪み部と、
当該基板部における前記密着部側の外面部において前記窪み部を囲んで配置され、前記密着状態のときに前記密着部を押圧する第1押圧部と、
当該基板部の内部を通る構成で前記窪み部へと続く流路となる孔部と、
を有し、
前記濾布は、少なくとも前記窪み部の内面を覆うように配置され、
前記密着部は、
孔状又は凹状に構成され、前記密着状態のときに前記窪み部と共に前記濾室を構成する収容部と、
前記収容部を囲んで配置され、前記密着状態のときに前記第1押圧部を押圧する第2押圧部と、
を有し、
前記第1押圧部は、
前記窪み部の周囲に配置され、前記密着状態のときに表面が前記第2押圧部側に面する第1対向部と、
前記窪み部の周囲に配置され、前記第1対向部の表面から凸又は凹となる第1シール部と、
を具備し、
前記第2押圧部は、
前記収容部の周囲に配置され、前記密着状態のときに表面が前記第1押圧部側に面する第2対向部と、
前記収容部の周囲に配置され、前記第2対向部の表面から凹又は凸となり、前記密着状態のときに前記第1シール部と押圧し合う第2シール部と、
を具備し、
前記濾板部と前記密着部とが互いに離間した状態のときに、前記第1シール部と前記第2シール部とが離間し、
前記密着状態のときに互いに押圧し合う前記第1シール部及び前記第2シール部において、一方のシール部が、前記密着状態のときに他方のシール部側に凸となるとともに前記濾室を囲むように配置される凸部を有し、前記他方のシール部が、前記密着状態のときに前記一方のシール部とは反対側に凹むとともに前記濾室を囲むように配置される凹部を有し、前記密着状態のときに、前記凸部及び前記凸部を被覆する被覆部が前記凹部内に入り込んで前記凹部の内面を押圧し、
前記第1押圧部及び前記第2押圧部のうちの前記他方のシール部が設けられた他方の押圧部は、前記密着状態のときに表面が前記第1押圧部及び前記第2押圧部のうちの前記一方のシール部が設けられた一方の押圧部側に面する対向部を有し、
前記他方のシール部は、前記対向部の表面から凹となり、
前記対向部の表面は、平坦面であり、
前記濾布は、前記窪み部と前記第1シール部とに跨るように前記基板部を覆う形態で固定される構成をなし、
前記密着状態のときに、前記凸部と前記凹部との間に前記濾布が挟まれた状態で、前記凸部が前記凹部内に入り込みつつ前記凹部の内面を押圧する
フィルタープレス装置の濾板構造。 - 前記密着部は、貫通した開口部を有する枠体からなり、
前記開口部が前記収容部である
請求項3又は請求項4に記載のフィルタープレス装置の濾板構造。 - 複数の前記濾板部を備えるとともに各々の前記濾板部を要素とする濾板部群と、複数の前記枠体を備えるとともに各々の前記枠体を要素とする枠体群と、を有する要素群を含み、
前記要素群は、前記濾板部群を構成する要素と、前記枠体群を構成する要素とが交互に並んで配置され、
前記基板部は、自身の厚さ方向両側に前記窪み部及び前記第1押圧部が形成され、各々の前記第1押圧部において各々の前記窪み部を囲むように各々の前記第1対向部及び各々の前記第1シール部が配置され、
前記枠体は、自身の厚さ方向両側に前記第2押圧部が形成され、各々の前記第2押圧部において前記収容部を囲むように各々の前記第2対向部及び各々の前記第2シール部が配置され、
前記要素群における隣り合う要素の組において、前記第1シール部及び前記第2シール部のうちの一方が前記凸部として構成され、他方が前記凹部として構成され、前記密着状態のときに各々の前記要素の組において前記凸部が前記凹部の内面を押圧する
請求項5に記載のフィルタープレス装置の濾板構造。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のフィルタープレス装置の濾板構造を有するフィルタープレス装置。
- 前記凸部が前記凹部の内面を押圧するように前記濾板部と前記密着部とを重ねた重なり状態で前記濾板部及び前記密着部を保持する保持装置と、
前記保持装置が前記濾板部及び前記密着部を前記重なり状態で保持しているときに前記収容部内に固液混合体を注入する注入装置と、
前記注入装置が前記固液混合体を注入した後、前記濾板部と前記密着部とを離間させる離間装置と、
前記離間装置が前記濾板部と前記密着部とを離間させた状態で、前記密着部を前記密着状態のときよりも傾斜させる傾斜装置と、
を有する請求項7に記載のフィルタープレス装置。
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