JPS6221124Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6221124Y2 JPS6221124Y2 JP16579881U JP16579881U JPS6221124Y2 JP S6221124 Y2 JPS6221124 Y2 JP S6221124Y2 JP 16579881 U JP16579881 U JP 16579881U JP 16579881 U JP16579881 U JP 16579881U JP S6221124 Y2 JPS6221124 Y2 JP S6221124Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic oil
- surrounding wall
- filter case
- tank
- tank body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 claims description 58
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 8
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 17
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005273 aeration Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、油圧シヨベル等建設機械のアクチユ
エータを作動させる作動油を貯蔵するためこれら
建設機械に備えられている作動油タンクに関する
ものである。
エータを作動させる作動油を貯蔵するためこれら
建設機械に備えられている作動油タンクに関する
ものである。
これら建設機械のアクチユエータを作動させる
ための油圧回路の系統図を第1図に示す。図で1
は作動油を貯蔵するための作動油タンク、2はア
クチユエータ3に高圧の作動油を供給するための
油圧ポンプ、3はアクチユエータ、4は油圧ポン
プ2とアクチユエータ3との間に介在し、アクチ
ユエータ3を制御するためのコントロールバル
ブ、9は作動油タンク1から作動油を油圧ポンプ
2に供給するサクシヨン管路、10はアクチユエ
ータ3からの戻り油をコントロールバルブ4を介
して作動油タンク1へ戻すためのリターン管路で
ある。
ための油圧回路の系統図を第1図に示す。図で1
は作動油を貯蔵するための作動油タンク、2はア
クチユエータ3に高圧の作動油を供給するための
油圧ポンプ、3はアクチユエータ、4は油圧ポン
プ2とアクチユエータ3との間に介在し、アクチ
ユエータ3を制御するためのコントロールバル
ブ、9は作動油タンク1から作動油を油圧ポンプ
2に供給するサクシヨン管路、10はアクチユエ
ータ3からの戻り油をコントロールバルブ4を介
して作動油タンク1へ戻すためのリターン管路で
ある。
作動油タンク1に貯蔵された作動油は油圧ポン
プ2に吸引され、油圧ポンプ2からは高圧の作動
油がコントロールバルブ4を介してアクチユエー
タ3に供給され、アクチユエータ3を作動させ
る。コントロールバルブ4はアクチユエータ3の
作動の方向を切換え、又、アクチユエータ3への
作動油の流量を調整するバルブである。アクチユ
エータ3が作動するとその戻り油はコントロール
バルブ4を通り、リタン管路10を経て作動油タ
ンク1へ戻される。作動油タンク1へ戻された作
動油は、作動油タンク1に貯えられた後再び油圧
ポンプ2へ吸引されアクチユエータ3へ供給され
ることとなる。
プ2に吸引され、油圧ポンプ2からは高圧の作動
油がコントロールバルブ4を介してアクチユエー
タ3に供給され、アクチユエータ3を作動させ
る。コントロールバルブ4はアクチユエータ3の
作動の方向を切換え、又、アクチユエータ3への
作動油の流量を調整するバルブである。アクチユ
エータ3が作動するとその戻り油はコントロール
バルブ4を通り、リタン管路10を経て作動油タ
ンク1へ戻される。作動油タンク1へ戻された作
動油は、作動油タンク1に貯えられた後再び油圧
ポンプ2へ吸引されアクチユエータ3へ供給され
ることとなる。
このような作動油タンクとしては、従来、第2
図および第3図に示す構造のものが用いられてき
た。
図および第3図に示す構造のものが用いられてき
た。
まず、第2図に示す従来の作動油タンクについ
て説明する。
て説明する。
5は作動油タンク1のタンク本体であり、内部
に作動油が満たされ、その上部には空気層6が存
在している。タンク本体5の上壁7の一部には開
口8があけられていて、後述するフイルタケース
13をタンク本体5内に挿入固定することができ
るようになつている。この開口8の周囲には囲壁
11がタンク上壁7に固定して設けられ、囲壁1
1の上部はカバー12で密閉されている。タンク
本体5の底壁の一部からはサクシヨン管路9がタ
ンク本体5内に挿入され、フイルタ18を介して
タンク本体5内の作動油を油圧ポンプ2へ供給で
きるようになつている。
に作動油が満たされ、その上部には空気層6が存
在している。タンク本体5の上壁7の一部には開
口8があけられていて、後述するフイルタケース
13をタンク本体5内に挿入固定することができ
るようになつている。この開口8の周囲には囲壁
11がタンク上壁7に固定して設けられ、囲壁1
1の上部はカバー12で密閉されている。タンク
本体5の底壁の一部からはサクシヨン管路9がタ
ンク本体5内に挿入され、フイルタ18を介して
タンク本体5内の作動油を油圧ポンプ2へ供給で
きるようになつている。
タンク本体5の上壁7にあけられた前記開口8
にはフイルタケース13が溶接固定されている。
フイルタケース13はタンク本体5内において作
動油内に入り込んでいる。フイルタケース13の
下部中央には通路16があけられており、通路1
6の周囲にはフイルタエレメント15が置かれて
いる。フイルタエレメント15は、その上端とカ
バー12との間に装架したスプリング14により
動かないように設置されている。前述のリターン
管路10が、タンク本体5の側壁を貫通してフイ
ルタケース13の側壁に固着され、これによりア
クチユエータ3からの戻り油がフイルタケース1
3内に導かれるようになつている。なお、17は
フイルタケース上端に装着されたリリーフ弁であ
り、フイルタエレメント15に目詰りを生じたと
き、リリーフ弁17を介して戻り油をタンク本体
5内に導くことができるようになつている。
にはフイルタケース13が溶接固定されている。
フイルタケース13はタンク本体5内において作
動油内に入り込んでいる。フイルタケース13の
下部中央には通路16があけられており、通路1
6の周囲にはフイルタエレメント15が置かれて
いる。フイルタエレメント15は、その上端とカ
バー12との間に装架したスプリング14により
動かないように設置されている。前述のリターン
管路10が、タンク本体5の側壁を貫通してフイ
ルタケース13の側壁に固着され、これによりア
クチユエータ3からの戻り油がフイルタケース1
3内に導かれるようになつている。なお、17は
フイルタケース上端に装着されたリリーフ弁であ
り、フイルタエレメント15に目詰りを生じたと
き、リリーフ弁17を介して戻り油をタンク本体
5内に導くことができるようになつている。
アクチユエータ3からの戻り油は、リターン管
路10を経てフイルタケース13内に導かれ、フ
イルタエレメント15を通過して通路16からタ
ンク本体5内に入る。戻り油がフイルタエレメン
ト15を通過する際、油中の塵埃等の異物は除去
されるので、タンク本体5内には汚れのない作動
油が貯えられることとなる。
路10を経てフイルタケース13内に導かれ、フ
イルタエレメント15を通過して通路16からタ
ンク本体5内に入る。戻り油がフイルタエレメン
ト15を通過する際、油中の塵埃等の異物は除去
されるので、タンク本体5内には汚れのない作動
油が貯えられることとなる。
フイルタエレメント15には、一定時間が経過
すると相当量の異物が付着するので、これら異物
を除去する必要がある。この場合はカバー12を
開き、スプリング14を外し、フイルタエレメン
ト15を作動油タンク1の外に取り出してこれを
清掃した後再びきれいになつたフイルタエレメン
ト15をフイルタケース13内に納め、スプリン
グ14を入れてカバー12を閉じる。
すると相当量の異物が付着するので、これら異物
を除去する必要がある。この場合はカバー12を
開き、スプリング14を外し、フイルタエレメン
ト15を作動油タンク1の外に取り出してこれを
清掃した後再びきれいになつたフイルタエレメン
ト15をフイルタケース13内に納め、スプリン
グ14を入れてカバー12を閉じる。
このような従来の作動油タンクにおいては、フ
イルタエレメント15を作動油タンクの外り取り
出す際、フイルタエレメント15の表面に付着し
ていた異物がフイルタケース13の底部に残つて
しまうという欠点があり、又、フイルタケース1
3の底部に溜つている異物を含んだ作動油を抜き
取ることができないという欠点もあつた。
イルタエレメント15を作動油タンクの外り取り
出す際、フイルタエレメント15の表面に付着し
ていた異物がフイルタケース13の底部に残つて
しまうという欠点があり、又、フイルタケース1
3の底部に溜つている異物を含んだ作動油を抜き
取ることができないという欠点もあつた。
第3図に示す従来の作動油タンクは、このよう
な欠点を解消する構成となつている。なお、第3
図において、第2図のものと同一の部材には同一
の符号が付されている。
な欠点を解消する構成となつている。なお、第3
図において、第2図のものと同一の部材には同一
の符号が付されている。
第3図において、タンク本体5の上壁7の開口
8の周囲には囲壁11が固定され、この囲壁11
の下部周縁には、内方に向つてフランジ19が形
成されている。リターン管路10は囲壁11の側
部に接続され、戻り油は囲壁11内からフイルタ
ケース13内に流れる。一方、フイルタケース1
3の上端周縁には、外方に向つてフランジ20が
形成されている。その他の構成については第2図
に示される従来例のものと同じである。
8の周囲には囲壁11が固定され、この囲壁11
の下部周縁には、内方に向つてフランジ19が形
成されている。リターン管路10は囲壁11の側
部に接続され、戻り油は囲壁11内からフイルタ
ケース13内に流れる。一方、フイルタケース1
3の上端周縁には、外方に向つてフランジ20が
形成されている。その他の構成については第2図
に示される従来例のものと同じである。
この第3図に示される従来例の作動油タンクに
おいて、フイルタケース13上端のフランジ20
は囲壁11のフランジ19上に載置され、両フラ
ンジ19,20はスプリング14で押圧されてい
るのみである。又、リターン管路10はフイルタ
ケース13には接続されておらず、囲壁11の側
部に接続されている。したがつて、カバー12を
開きスプリング14を外すと、フイルタケース1
3は作動油タンク1の外に取出すことができるこ
ととなり、フイルタケースの底に残つている異物
やフイルタケース下部に溜つた作動油は完全に除
去することができる。
おいて、フイルタケース13上端のフランジ20
は囲壁11のフランジ19上に載置され、両フラ
ンジ19,20はスプリング14で押圧されてい
るのみである。又、リターン管路10はフイルタ
ケース13には接続されておらず、囲壁11の側
部に接続されている。したがつて、カバー12を
開きスプリング14を外すと、フイルタケース1
3は作動油タンク1の外に取出すことができるこ
ととなり、フイルタケースの底に残つている異物
やフイルタケース下部に溜つた作動油は完全に除
去することができる。
しかしながら、このような従来の作動油タンク
1には次のような欠点があつた。即ち、今、例え
ば油圧ポンプ2に接続されているアクチユエータ
3が、両側の受圧面積が異なるピストンを有する
シリンダであるとする。そうすると、シリンダの
作動方向によつて作動油タンク1から出る油より
戻される油の方が多くなる場合がある。この場
合、タンク本体5内の油面は上昇し、空気層6の
空気圧は増加する。この状態で油圧ポンプ2の作
動が停止されると、フイルタケース13のフラン
ジ20は囲壁11のフランジ19に単に押圧され
ているだけなので、前記空気圧の増加によつて空
気層6の空気はフランジ19とフランジ20との
間から囲壁11の内部へ入り、フイルタケース1
3内の油面をタンク本体5の油面と同一レベルに
する。即ち、タンク本体5の空気層6とフイルタ
ケース13内の油層とがつながつてしまうことと
なり、又、リターン管路10内の油とフイルタケ
ース13内の油層との間に空気層が介在したこと
となる。この状態で再び油圧ポンプ1を作動させ
るとフイルタケース13の上部にある空気層は油
中に巻き込まれてエアレーシヨンを生じ、この空
気を含んだ作動油が油圧ポンプ2へ送られると、
油圧ポンプ2が破損する等の事故を発生するおそ
れがあつた。このような事態は、建設機械が大き
く振動した場合にも発生する。即ち、フイルタケ
ース13はスプリング14で押えられてはいるも
のの、建設機械の振動が大きいとフイルタケース
13が傾き、空気層6の空気が囲壁11、フイル
タケース13内に入り、同様の事故を発生するお
それがあつた。
1には次のような欠点があつた。即ち、今、例え
ば油圧ポンプ2に接続されているアクチユエータ
3が、両側の受圧面積が異なるピストンを有する
シリンダであるとする。そうすると、シリンダの
作動方向によつて作動油タンク1から出る油より
戻される油の方が多くなる場合がある。この場
合、タンク本体5内の油面は上昇し、空気層6の
空気圧は増加する。この状態で油圧ポンプ2の作
動が停止されると、フイルタケース13のフラン
ジ20は囲壁11のフランジ19に単に押圧され
ているだけなので、前記空気圧の増加によつて空
気層6の空気はフランジ19とフランジ20との
間から囲壁11の内部へ入り、フイルタケース1
3内の油面をタンク本体5の油面と同一レベルに
する。即ち、タンク本体5の空気層6とフイルタ
ケース13内の油層とがつながつてしまうことと
なり、又、リターン管路10内の油とフイルタケ
ース13内の油層との間に空気層が介在したこと
となる。この状態で再び油圧ポンプ1を作動させ
るとフイルタケース13の上部にある空気層は油
中に巻き込まれてエアレーシヨンを生じ、この空
気を含んだ作動油が油圧ポンプ2へ送られると、
油圧ポンプ2が破損する等の事故を発生するおそ
れがあつた。このような事態は、建設機械が大き
く振動した場合にも発生する。即ち、フイルタケ
ース13はスプリング14で押えられてはいるも
のの、建設機械の振動が大きいとフイルタケース
13が傾き、空気層6の空気が囲壁11、フイル
タケース13内に入り、同様の事故を発生するお
それがあつた。
本考案の目的は、フイルタケースの着脱が自由
にでき、作動油内に空気が混入するのを防ぎ、し
かも、コントロールバルブの修理点検の際の作動
油の漏洩を防止する構成とした作動油タンクを提
供するものである。
にでき、作動油内に空気が混入するのを防ぎ、し
かも、コントロールバルブの修理点検の際の作動
油の漏洩を防止する構成とした作動油タンクを提
供するものである。
この目的を達成するため、本考案は、タンク本
体と、このタンク本体上壁の開口に設けた囲壁
と、この囲壁から前記タンク本体内に挿入され、
この囲壁に係止されるフイルタケースと、前記囲
壁に接続されたリターン管路と、前記タンク本体
底部に接続されたサクシヨン管路と前記囲壁を密
閉するカバーとを備えた作動油タンクにおいて、
前記囲壁と前記フイルタケースとの間に前記タン
ク本体内の空気の流入を阻止するシール部材を設
け、前記カバーに空気導入プラグを取付けて作動
油タンクを構成するものである。
体と、このタンク本体上壁の開口に設けた囲壁
と、この囲壁から前記タンク本体内に挿入され、
この囲壁に係止されるフイルタケースと、前記囲
壁に接続されたリターン管路と、前記タンク本体
底部に接続されたサクシヨン管路と前記囲壁を密
閉するカバーとを備えた作動油タンクにおいて、
前記囲壁と前記フイルタケースとの間に前記タン
ク本体内の空気の流入を阻止するシール部材を設
け、前記カバーに空気導入プラグを取付けて作動
油タンクを構成するものである。
タンク本体内の油面が上昇し、その上の空気層
の空気圧が増加する。この状態で油圧ポンプが停
止すると、当該空気層の空気は囲壁とフイルタケ
ースとの間を通つて囲壁内に流入しようとする。
しかし、この空気の流入は囲壁とフイルタケース
との間に設けられたシール部材により遮断され
る。さらにタンク本体より低い位置にあるコント
ロールバルブを修理する場合には、空気導入プラ
グを開いて作動油がコントロールバルブから流出
するのを防止する。
の空気圧が増加する。この状態で油圧ポンプが停
止すると、当該空気層の空気は囲壁とフイルタケ
ースとの間を通つて囲壁内に流入しようとする。
しかし、この空気の流入は囲壁とフイルタケース
との間に設けられたシール部材により遮断され
る。さらにタンク本体より低い位置にあるコント
ロールバルブを修理する場合には、空気導入プラ
グを開いて作動油がコントロールバルブから流出
するのを防止する。
以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。
る。
第4図は本考案の実施例に係る作動油タンクの
断面図である。図で、第2図および第3図に示す
部材と同一部材には同一符号が付されている。
断面図である。図で、第2図および第3図に示す
部材と同一部材には同一符号が付されている。
本考案の実施例においては、タンク本体5、上
壁7、開口8、囲壁11、フイルタケース13、
フイルタエレメント15、スプリング14等につ
いては第3図に示す従来の作動油タンクと全く同
一の構造となつている。ただ、本考案の実施例に
おいては、囲壁11のフランジ19とフイルタケ
ース13のフランジ20との間にシール部材21
を挟着介在させている。このシール部材21の介
在によりタンク本体5の空気層6の空気がフラン
ジ19とフランジ20との間を通つて囲壁11内
ひいてはフイルタケース13内に侵入するのを阻
止することができる。又シール部材21は弾性を
有するので、建設機械が振動し、フイルタケース
13が傾いても空気層6の空気が流入する間隙は
生じず、空気の流入を阻止することができる。
壁7、開口8、囲壁11、フイルタケース13、
フイルタエレメント15、スプリング14等につ
いては第3図に示す従来の作動油タンクと全く同
一の構造となつている。ただ、本考案の実施例に
おいては、囲壁11のフランジ19とフイルタケ
ース13のフランジ20との間にシール部材21
を挟着介在させている。このシール部材21の介
在によりタンク本体5の空気層6の空気がフラン
ジ19とフランジ20との間を通つて囲壁11内
ひいてはフイルタケース13内に侵入するのを阻
止することができる。又シール部材21は弾性を
有するので、建設機械が振動し、フイルタケース
13が傾いても空気層6の空気が流入する間隙は
生じず、空気の流入を阻止することができる。
さらに、本考案の実施例においては、カバー1
2の一部に空気導入プラグ22を設けるものであ
る。
2の一部に空気導入プラグ22を設けるものであ
る。
次に、この空気導入プラグ22を設けた理由に
ついて説明する。
ついて説明する。
本考案の実施例においては、前述のように囲壁
11のフランジ19とフイルタケース13のフラ
ンジ20との間にシール部材21が介在している
ので、囲壁11およびフイルタケース13内は密
封されていて空気層は存在しない。このような状
態において、例えばコントロールバルブ4を修理
又は点検する場合、もし、コントロールバルブ4
がタンク本体5より低い位置にあるときは、コン
トロールバルブ4を開くと作動油タンク1内の作
動油はほとんど囲壁11内からリターン管路10
を通り、コントロールバルブ4から外へ洩れてし
まうこととなる。そこで、このような作動油の洩
れを防止するため、カバー12の一部に空気導入
プラグ22を設けるものである。
11のフランジ19とフイルタケース13のフラ
ンジ20との間にシール部材21が介在している
ので、囲壁11およびフイルタケース13内は密
封されていて空気層は存在しない。このような状
態において、例えばコントロールバルブ4を修理
又は点検する場合、もし、コントロールバルブ4
がタンク本体5より低い位置にあるときは、コン
トロールバルブ4を開くと作動油タンク1内の作
動油はほとんど囲壁11内からリターン管路10
を通り、コントロールバルブ4から外へ洩れてし
まうこととなる。そこで、このような作動油の洩
れを防止するため、カバー12の一部に空気導入
プラグ22を設けるものである。
今、コントロールバルブ4を修理又は点検する
場合、カバー12に設けられた空気導入プラグ2
2をとつて、空気を囲壁11内に導入すると、囲
壁11内およびフイルタケース内にある作動油の
油面は低下し、リターン管路10に存在する作動
油とフイルタケース内の作動油とは空気層により
遮断されることとなる。この状態でコントロール
バルブ4を開くと、コントロールバルブ4から洩
れる作動油はリターン管路10内に残留している
作動油だけとなり、作動油タンク1内の作動油が
洩れるようなことはない。
場合、カバー12に設けられた空気導入プラグ2
2をとつて、空気を囲壁11内に導入すると、囲
壁11内およびフイルタケース内にある作動油の
油面は低下し、リターン管路10に存在する作動
油とフイルタケース内の作動油とは空気層により
遮断されることとなる。この状態でコントロール
バルブ4を開くと、コントロールバルブ4から洩
れる作動油はリターン管路10内に残留している
作動油だけとなり、作動油タンク1内の作動油が
洩れるようなことはない。
以上説明したように、本考案では、囲壁からフ
イルタケースをタンク本体内に挿入し、フイルタ
ケースを囲壁に係止し、フイルタケースと囲壁と
の間にシール部材を設けたので、フイルタケース
の着脱が自由にできると共にタンク本体上部の空
気が囲壁内に流入するのを阻止して作動油内に空
気が混入して油圧ポンプ破損等の事故が発生する
のを防止することができるものである。さらに、
本考案では、囲壁のカバーに空気導入プラグを取
付けたので、前記のような密閉構造にも拘らず、
作動油タンク内の作動油の漏洩のおそれなくコン
トロールバルブの修理、点検を行うことができる
ものである。
イルタケースをタンク本体内に挿入し、フイルタ
ケースを囲壁に係止し、フイルタケースと囲壁と
の間にシール部材を設けたので、フイルタケース
の着脱が自由にできると共にタンク本体上部の空
気が囲壁内に流入するのを阻止して作動油内に空
気が混入して油圧ポンプ破損等の事故が発生する
のを防止することができるものである。さらに、
本考案では、囲壁のカバーに空気導入プラグを取
付けたので、前記のような密閉構造にも拘らず、
作動油タンク内の作動油の漏洩のおそれなくコン
トロールバルブの修理、点検を行うことができる
ものである。
第1図は油圧回路の系統図、第2図および第3
図は従来に作動油タンクの断面図、第4図は本考
案の実施例に係る作動油タンクの断面図である。 1……作動油タンク、5……タンク本体、6…
…空気層、7……上壁、8……開口、10……リ
ターン管路、11……囲壁、12……カバー、1
3……フイルタケース、19……囲壁のフラン
ジ、20……フイルタケースのフランジ、21…
…シール部材、22……空気導入プラグ。
図は従来に作動油タンクの断面図、第4図は本考
案の実施例に係る作動油タンクの断面図である。 1……作動油タンク、5……タンク本体、6…
…空気層、7……上壁、8……開口、10……リ
ターン管路、11……囲壁、12……カバー、1
3……フイルタケース、19……囲壁のフラン
ジ、20……フイルタケースのフランジ、21…
…シール部材、22……空気導入プラグ。
Claims (1)
- タンク本体と、このタンク本体上壁の開口に設
けた囲壁と、この囲壁から前記タンク本体内に挿
入され、この囲壁に係止されるフイルタケース
と、前記囲壁に接続されたリターン管路と、前記
タンク本体底部に接続されたサクシヨン管路と、
前記囲壁を密閉するカバーとを備えた作動油タン
クにおいて、前記囲壁と前記フイルタケースとの
間に前記タンク本体内の空気が前記囲壁内へ流入
するのを阻止するシール部材を設け、前記カバー
に空気導入プラグを取付けたことを特徴とする作
動油タンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16579881U JPS5870501U (ja) | 1981-11-09 | 1981-11-09 | 作動油タンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16579881U JPS5870501U (ja) | 1981-11-09 | 1981-11-09 | 作動油タンク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5870501U JPS5870501U (ja) | 1983-05-13 |
JPS6221124Y2 true JPS6221124Y2 (ja) | 1987-05-29 |
Family
ID=29957984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16579881U Granted JPS5870501U (ja) | 1981-11-09 | 1981-11-09 | 作動油タンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5870501U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5205134B2 (ja) * | 2008-06-06 | 2013-06-05 | 株式会社小松製作所 | 作業車両 |
-
1981
- 1981-11-09 JP JP16579881U patent/JPS5870501U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5870501U (ja) | 1983-05-13 |
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