JP7282336B2 - 容器のシート取出し口 - Google Patents
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Description
すなわち何れかの可動片部は局部的に盛り上がった滑り止め部を備え、滑り止め部のある可動片部を指で押し込むときに、押し込みやすくしたことである。
また次のようにすることが望ましい。
すなわち外周ヒンジ部はその厚みによって外周ヒンジ部自身を変形可能とし、各内側ヒンジ部はその厚みによって内側ヒンジ部自身を変形可能とし、各可動片部は厚みに関して外周ヒンジ部よりも厚く、外周ヒンジ部のような変形を不能とすることである。
また次のようにすることがより望ましい。
すなわちスリットは口部の貫通方向から視て一直線に形成され、可動板本体は三枚の可動片部と二つの内側ヒンジ部と二つの切除凹部を備え、口部の貫通方向から視て、中央の可動片部は四角形、一対の側方の可動片部は三角形であり、中央の可動片部はスリットに接近するにつれて容器本体とは反対側に向かう傾斜板にすることである。
またシート取出し口は、可動板本体が複数枚の可動片部と内側ヒンジ部とを備えるので、可動板本体の全部が外周ヒンジ部のような厚みである場合に比べて、可動板本体の剛性を高め、シートを引き出しているときにシートを挟む力を強くすることができる。
またシート取出し口は、隣り合う可動片部の間においてスリットから内側ヒンジ部に向かって切除されたかのように凹む切除凹部を備えるので、内側ヒンジ部をスリット側から裂け難くする。
「中心線」とは、口部22hの貫通方向に延長する線であって且つ口部22hを貫通方向から視たときの口部22hの中心を通過する線である。ちなみに本実施形態では、口部22hが上下方向に貫通する円筒状であるので、中心線Lが延長する方向は上下方向と一致する。また中心線Lが延長する方向は、本実施形態ではシート9aの引き出し方向に一致する。
「口径方向」とは、中心線Lに対して直交する平面上において中心線Lとの交点を中心とし、当該平面上において中心を通過する直線が延長する方向を言う。ちなみに本実施形態では、口部22hの外周面と内周面とはいずれも円筒状であるので、口径方向は直径方向と一致する。
「容器本体側」とは、容器本体2の口部22hを基準とした場合には内容物9が充填されている側であり、図1では下側である。
「反容器本体側」とは、容器本体2とは反対側のことであり、容器本体2の口部22hを基準とした場合にはシート9aが引き出される側であり、図1では上側である。
また中心線Lを中心とする環状物の場合、口径方向のうち中心線Lに対して近い側を内側あるいは内周側、中心線Lに対して遠い側を外側、あるいは外周側という場合がある。
一対の分離板31,41は板状となっている。したがって隆起部30はその容器本体側が空間部となっており、当該空間部は容器本体2の内部空間に通じている。
また外周ヒンジ部34は厚みに関して不動裾部39よりも薄いもので、その厚みによって外周ヒンジ部34自身を変形可能とし、可動板本体33を陥没および復元可能に支える。また外周ヒンジ部34はスリットSの長手方向の両端部に架け渡す状態で配置される。
連結部72と外向筒部14は、口径方向に嵌り合う凹部72aと凸部14aとを備えるものである。本実施形態では外蓋7を中蓋4に連結した状態において、外向筒部14はその上端部に口径方向外側に突出する凸部14aを備え、連結部72はその下端部よりも上側に口径方向内側に凹む凹部72aを備えるものである。
1)まず可動板32を陥没させる。そうすると、外周ヒンジ部34を支点にして可動板本体33が容器本体側に変位する。この変位した状態は、可動板本体33の弾性によって維持される。ちなみに便宜上、外周ヒンジ部34を線分として考えれば、線分の外周ヒンジ部34(基準線)は同一平面に配置されていることになる。この同一平面は図6に示すように中心線Lに対して傾斜した面34sであり、以下では基準面34sという。可動板32が陥没したときは、可動板本体33は基準面34sに対して容器本体側に変位した形態となる。いっぽう可動板32が隆起したときは、可動板本体33は基準面34sに対して反容器本体側に変位した形態になる。つまり可動板本体33は基準面34sに対して両方に変位するものである。したがって基準面34sに対し一方に変位するものと比べれば、可動板32を陥没させたときにスリットSを大きく開口できるようになる。このように
して、シート9aをスリットSに通しやすくする。また可動板本体33が陥没の形態に変形したときには、可動板本体33のうちスリットS側の縁部は基準面34sに対して容器本体側に湾曲した形態となっており、その湾曲形態による弾性によって、可動板本体33は陥没形態を維持している。そして陥没形態が維持されることにより、シート9aをスリットSに通す作業が行いやすくなる。
2)その後、シート9aの一部を細い棒状に丸めて、その棒状にした先部を容器本体側からスリットSに通す。
3)中蓋4を容器本体2の口部22hに嵌める。
4)一対のストッパ51,51の間にシート9aが収容されるようにしながら、可動板本体33を反容器本体側に押し込んで、可動板32を隆起させる。そうするとシート9aが可動板32と不動板41との間(スリットS)に挟まれる。また可動板本体33が隆起の形態に変形したときには、可動板本体33のうちスリットS側の縁部は基準面34sに対して反容器本体側に湾曲した形態となっており、その湾曲形態による弾性によって、可動板本体33は隆起形態を維持している。
5)シート9aを引き出すと、その引き出し力によって可動板32が反容器本体側に変位しようと(さらに隆起しようと)するが、一対のストッパ51,51によって可動板32の変位が阻止される。このように一対のストッパ51,51を備えるものなので、ストッパ51を備えない場合に比べて、シート9aを引き出しているときにスリットSおよび補助スリットS1でシート9aを挟む力を強くすることができる。
またシート取出し口6は、可動板本体33が複数枚の可動片部33a,33b,33cと内側ヒンジ部35とを備えるので、可動板本体33の全部が外周ヒンジ部34のような厚みである場合に比べて、可動板本体33の剛性を高め、シート9aを引き出しているときにシート9aを挟む力を強くすることができる。
切除凹部36は内側ヒンジ部35をスリット側から裂け難くするものである。
滑り止め部33eは中央の可動片部33bにおいて局部的に盛り上がっているので、中央の可動片部33bを指で押し込むときに、押し込みやすくなる。
この場合、可動板32が陥没および隆起するときの基準面34sが、第一実施形態と相違する。外周ヒンジ部34を線分として考えた場合に、線分の外周ヒンジ部34(基準線)は、図9に示すように中心線Lに対して直交する水平面に位置する。したがって第二実施形態では、可動板32が陥没および隆起するとき基準面34sは水平面である。そして可動板本体33は水平面の基準面34sに対して両方に変位する。
なお第二実施形態の中蓋4におけるシート取出し口6は、一対の分離板31,41の間(スリットS)にシート9aを挟んだ状態でシート9aを引き出すと、一対の分離板31,41が反容器本体側に変位しようとするが、一対の分離板31,41自身の剛性によって、一対の分離板31,41(特に可動板32)の変位が阻止される。
この場合、可動板32が陥没および隆起するときの基準面34sは、第二実施形態と同様に水平面である。
2 容器本体
21 下胴部
21a 下筒部
21b 底部
22 上胴部
22a 上筒部
22b 天板部
22c 外周天板部
22d 筒天板部
22e 内周天板部
22h 口部
3 蓋
4 中蓋
5 取付部
5a 雌ネジ
6 シート取出し口
7 外蓋
71 外蓋本体
72 連結部
72a凹部
8 帯片
9 内容物
9a シート
10 閉鎖板
11 枠部
12 外枠部
13 内向筒部
14 外向筒部
14a 凸部
15 内枠部
30 隆起部
31 分離板
32 可動板
33 可動板本体
33a,33b,33c,33h,33i 可動片部
33e 滑り止め部
34 外周ヒンジ部
34s 基準面
35 内側ヒンジ部(内側弾性部)
36 切除凹部
39 不動裾部
41 分離板(不動板)
41a,41b,41c,41 不動片部
42 外周板部
43 中央板部
51 ストッパ
L 中心線
S スリット
S1 補助スリット
Claims (4)
- 多数枚のシートが連続的に引き出される状態で収容された容器本体の口部を閉鎖する閉鎖板であって合成樹脂製の一体成形品の閉鎖板と、閉鎖板に形成されると共にシートを通すスリットとを備え、
閉鎖板は、口部の開口を狭める環状の枠部と、枠部に対し口径方向内側に突出すると共にシートを挟む場合には容器本体とは反対側に向かって隆起する形態の隆起部を備え、
隆起部は、スリットの長手方向に対して交差する両側に分け離てられた一対の分離板を備え、
一対のうち一方の分離板は変形不能な不動板であり、
一対のうちもう一方の分離板は、隆起の形態から容器本体側に向かって陥没可能且つ陥没の形態から隆起の形態に復元可能な可動板を備え、
可動板は、スリットに沿ってその長手方向の中央側に配置される可動板本体と、スリットの長手方向の両端部に架け渡す状態で配置されると共に可動板本体と枠部との間において可動板本体を陥没および復元可能に支える外周ヒンジ部を備え、
可動板本体は、スリットに沿って間隔をあけて配置された複数枚の可動片部と、隣り合う可動片部を接合すると共に隣り合う可動片部よりも薄い内側ヒンジ部と、隣り合う可動片部の間においてスリットから内側ヒンジ部に向かって切除されたかのように凹む切除凹部を備え、
内側ヒンジ部は可動板が陥没するときには谷折り線となって可動片部を変位させ、隆起するときには山折り線となって可動片部を変位させることを可能とすることを特徴とする容器のシート取出し口。 - 何れかの可動片部は局部的に盛り上がった滑り止め部を備え、滑り止め部のある可動片部を指で押し込むときに、押し込みやすくしたことを特徴とする請求項1に記載の容器のシート取出し口。
- 外周ヒンジ部はその厚みによって外周ヒンジ部自身を変形可能とし、
各内側ヒンジ部はその厚みによって内側ヒンジ部自身を変形可能とし、
各可動片部は厚みに関して外周ヒンジ部よりも厚く、外周ヒンジ部のような変形を不能とするものであることを特徴とする請求項1に記載の容器のシート取出し口。 - スリットは口部の貫通方向から視て一直線に形成され、
可動板本体は三枚の可動片部と二つの内側ヒンジ部と二つの切除凹部を備え、
口部の貫通方向から視て、中央の可動片部は四角形、一対の側方の可動片部は三角形であり、
中央の可動片部はスリットに接近するにつれて容器本体とは反対側に向かう傾斜板であることを特徴とする請求項3に記載の容器のシート取出し口。
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