JP2016011129A - 逆止弁付き容器用キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】逆止弁による密閉性を確保しつつ、簡便な構造で、内容液の注出量を容易に加減することが可能な逆止弁付き容器用キャップを提供すること。
【解決手段】容器70の口部に配置される逆止弁付き容器用キャップ10であって、キャップ部20と中栓50と逆止弁60とを備え、中栓50には、少なくとも第1注出口52と第2注出口53とが形成され、逆止弁60は、基部61と、第1注出口52を外側から開閉可能に塞ぐ第1開閉弁62と、第2注出口53を外側から開閉可能に塞ぐ第2開閉弁63と、基部61および第1開閉弁62の間に形成された第1屈曲部64と、基部61および第2開閉弁63の間に形成された第2屈曲部65とを有し、第1屈曲部64は、第2屈曲部65よりも低い強度を有する逆止弁付き容器用キャップ10。
【選択図】図2

Description

本発明は、容器の口部に配置される逆止弁付き容器用キャップに関する。
従来、外層体と当該外層体内に配設された内層体から構成され、外層体を外側から加圧することで内層体内の内容液を注出し、内容液の注出後には、外層体に形成された外気導入孔を通して外層体と内層体との相互間に外気を取り込むことで、外層体の胴体部分のみを元の形状に復元させる二重構造のスクイズ容器が知られている(例えば特許文献1を参照)。
この種の容器は、飲料等の充填ボトルとして近年幅広い分野で多用されており、内容液の品質保持(内夜物の酸化あるいは成分の揮散防止等)を図る観点から、中栓に形成された中栓開口部を開閉可能に塞ぎ、内容液を注出するときにのみに開放する逆止弁が配置されている。
特開2014−028642号公報
この特許文献1に記載されるような容器では、内容液の種類に応じて、内容液の注出量調整を行う必要がある場合があるが、このような注出量調整を行う一つの手段として、中栓開口部のサイズ調整が挙げられる。
ところが、中栓開口部のサイズを拡大した場合、内容液の注出量を増やすことが可能になるものの、中栓開口部のサイズの拡大に伴って、中栓開口部を開閉可能に塞ぐ逆止弁の弁体のサイズについても拡大する必要が生じ、その結果、中栓開口部と弁体との間における相対的な位置や姿勢にズレが生じ易く、逆止弁による密閉性が損なわれ易くなるという問題が生じる。
また、中栓開口部のサイズを拡大した場合、内容液の最大注出量が大きくなるため、強い力で外層体を加圧すると一気に内容液が注出してしまう等、外層体を加圧する力の加減が難しくなるという問題が生じる。
そこで、本発明は、これらの問題点を解決するものであり、逆止弁による密閉性を確保しつつ、簡便な構造で、内容液の注出量を容易に加減することが可能な逆止弁付き容器用キャップを提供することを目的とするものである。
本発明は、容器の口部に配置される逆止弁付き容器用キャップであって、キャップ部と、中栓と、前記中栓に装着される逆止弁とを備え、前記中栓には、少なくとも第1注出口と第2注出口とが形成され、前記逆止弁は、前記中栓に装着される基部と、前記第1注出口を外側から開閉可能に塞ぐ第1開閉弁と、前記第2注出口を外側から開閉可能に塞ぐ第2開閉弁と、前記基部および前記第1開閉弁の間に形成された第1屈曲部と、前記基部および前記第2開閉弁の間に形成された第2屈曲部とを有し、前記第1屈曲部は、前記第2屈曲部よりも低い強度を有することにより、前記課題を解決するものである。
本請求項1に係る発明によれば、第1注出口および第2注出口を中栓に形成し、互いに異なる強度の屈曲部によって基部に連結された第1開閉弁および第2開閉弁を逆止弁に形成することにより、キャップ部、中栓、および逆止弁の3部品から成る簡素な構造で、容器を加圧する力を加減することで、第1注出口のみを開放した状態、および、第1注出口および第2注出口の両方を開放した状態の2つの状態を使い分けることが可能であるため、部品点数の低減を図りつつ、内容液の注出量を容易かつ適切に加減することができる。
また、中栓に第1注出口および第2注出口を形成することにより、充分な内容液の注出量を確保しつつ、各注出口および各開閉弁のサイズの大型化を回避することが可能であるため、各注出口および各開閉弁との間における相対的な位置や姿勢にズレが生じ難くなる。
また、本請求項2に係る発明によれば、第1開閉弁を、第1注出口を上側から塞ぐように配置するとともに、内容液よりも軽い比重を有するように形成することにより、内容液の注出後に中栓および逆止弁の上部空間内に内容液が残留した場合であっても、内容液によって第1開閉弁が浮き、第1注出口が開放された状態を維持することが可能であるため、簡便な構造かつ少ない部品点数で、残留した内容液を内袋内に円滑に回収することができる。
また、本請求項3に係る発明によれば、第1開閉弁を0.9〜0.95g/cmの比重の材料から形成することにより、中栓および逆止弁の上部空間に残留した内容液に第1開閉弁を良好に浮かせることが可能であるため、内容液の回収を確実に達成することができる。
また、本請求項4に係る発明によれば、第1開閉弁を上蓋に形成された開閉用摘み側に配置することにより、第2開閉弁よりも開放され易い第1開閉弁を、内容液を注出する際に下方側にくる位置に形成することで、第1注出口のみを開放して少量の内容液を注出する場合に、内容液をスムーズに注出することができる。
また、本請求項5に係る発明によれば、第1屈曲部の下面に切り欠き溝を形成することにより、第1屈曲部が上方側に向けて屈曲し易くなって、第1屈曲部が中栓の上部空間内に残留した内容液によって浮き上がり易くなり、また、第1屈曲部および第2屈曲部の下面に切り欠き溝を形成することにより、製造負担の増加を回避しつつ、第1屈曲部および第2屈曲部の強度に差を適切に付けることができる。
また、本請求項6に係る発明によれば、第1注出口および第2注出口の内周縁に上方から下方に向けて縮径するテーパ部を形成するとともに、第1開閉弁および第2開閉弁の外周縁に、上下軸上に中心を持つR部を形成することにより、各注出口に対する各開閉弁の位置や姿勢に多少のズレが生じた場合であっても、各注出口の内周縁に対して各開閉弁の外周縁を全周に亘って接触させることが可能であるため、各開閉弁によって各注出口を確実に閉塞することができる。
本発明の一実施形態である逆止弁付き容器用キャップを取り付けた容器を示す断面図。 少量の内容液を注出させる際の逆止弁付き容器用キャップの様子を示す断面図。 多量の内容液を注出させる際の逆止弁付き容器用キャップの様子を示す断面図。 残液回収時における逆止弁付き容器用キャップの様子を示す断面図。 逆止弁付き容器用キャップを構成する中栓を示す説明図。 逆止弁付き容器用キャップを構成する逆止弁を示す説明図。
以下に、本発明の一実施形態に係る逆止弁付き容器用キャップ10について、図面に基づいて説明する。
まず、本実施形態の逆止弁付き容器用キャップ10は、所謂スクイズ容器として構成された二重構造の容器70の口部に装着されるものである。
以下に、逆止弁付き容器用キャップ10の装着対象である容器70の具体的構成について説明する。
容器70は、図1に示すように、外容器であるボトル80とボトル80内に配設された内容器である内袋90とから構成され、ボトル80を外側から加圧することで内袋90内の内容液を注出するものであり、内容液の注出後に、キャップ本体30の外気導入穴36、キャップ本体30のスカート壁32およびボトル80の口筒部81の間隙、および、ボトル80の外気導入穴83を通して、ボトル80と内袋90との間に外気を取り込むことで、ボトル80の胴体部分のみを元の形状に復元させるように構成されている。容器70は、その不使用時に、キャップ部20側を上にして置かれて保存される。
ボトル80は、スクイズ動作が可能であるように、すなわち、外部からの加圧に対して変形し、加圧力を解除すると弾性により元の形状に復帰可能なように、材料、形状および厚み等が設計されている。ボトル80の口筒部81の外周には、図1に示すように、キャップ本体30の螺旋ネジ部37に螺合する螺旋ネジ部82が形成され、また、螺旋ネジ部82の下側には、外気導入穴83が形成されている。
内袋90は、図1に示すように、ボトル80内に装填され、その口筒部91がボトル80の口筒部81に密着固定されている。内袋90は、内容物の減少に伴ってボトル80との間の空間の容積が自由に変化可能なように、材料、形状および厚み等が設計されている。
次に、逆止弁付き容器用キャップ10の具体的構成について、以下に説明する。
まず、逆止弁付き容器用キャップ10は、図1に示すように、ボトル80の口筒部81に被せられるキャップ部20と、ボトル80の口部に配置される中栓50と、中栓50に装着される逆止弁60とから構成されている。
キャップ部20は、合成樹脂製のヒンジ付きキャップとして構成され、図1や図2に示すように、キャップ本体30と、キャップ本体30に開閉可能に連結される上蓋40と、キャップ本体30および上蓋40を連結するヒンジ連結部21とを一体に有している。
キャップ本体30は、図1に示すように、中央部に開口を有した円板状の頂壁31と、頂壁31の周縁から垂下する円筒状のスカート壁32と、頂壁31の開口縁部から上方に向けて延びる注出筒部33と、頂壁31の下面に形成され中栓50を下方に向けて押圧する環状の押圧突起34とを有している。
キャップ本体30のスカート壁32は、図1に示すように、ボトル80の口筒部81に外嵌し、ボトル80の外気導入穴83よりも下方でボトル80の口筒部81に密に嵌合する。スカート壁32の上部外周には、本体側係止部35が形成されており、この本体側係止部35に上蓋係止部45をスナップ嵌合させることで、閉状態を維持する。スカート壁32の上端には外気導入穴36が形成され、また、スカート壁32の内周には螺旋ネジ部37が形成されている。
上蓋40は、図1に示すように、円板状の天面壁41と、天面壁41の周縁から垂下する円筒状の側壁42とを有している。天面壁41の下面には、封止壁部43が下方に向けて突出形成されており、閉状態の時に封止壁部43の外周をキャップ本体30の注出筒部33の内周側に密着させることで、閉状態の時の密封性を向上させる。ヒンジ連結部21の反対側、すなわち、ヒンジ連結部21に180°対向した位置において、側壁42の外周には、使用者が上蓋40を開ける際に摘むための開閉用摘み44が形成されている。側壁42の内周の下端には、上蓋係止部45が形成されている。
中栓50は、合成樹脂等から形成され、ボトル80(および内袋90)の口筒部81に装着されるものであり、図1や図5に示すように、円板状のベース部51と、ベース部51に形成された第1注出口52および第2注出口53と、ベース部51の上面中央に形成された長細形状の係止突起54と、ベース部51の外縁に形成された薄肉状の空気弁体55と、ベース部51の下面から突出する環状部56とを一体に有している。
第1注出口52および第2注出口53は、図5に示すように、上下軸A1、A2を中心とした円形に形成されている。第1注出口52は、図1に示すように、上蓋40の開閉用摘み44側(換言すると注出方向側)に配置され、第2注出口53は、ヒンジ連結部21側に配置されている。第1注出口52および第2注出口53の内周縁には、図5に示すように、上方から下方に向けて縮径する環状のテーパ部52a、53aが形成されている。
係止突起54は、逆止弁60を中栓50に装着するために、逆止弁60の係止穴61aに挿入されるものである。
空気弁体55は、図2から分かるように、外気がボトル80および内袋90の間へ進入する方向のみの流れを許容するように、ボトル80の口筒部81の上端外周とキャップ本体30のスカート壁32の内周とに弾性的に係合している。
環状部56は、図1に示すように、内袋90の口筒部91の内周にその外周が密着するように、口筒部81、91内に挿入されている。
逆止弁60は、中栓50の上方に装着されるものであり、ポリエチレンやシリコン系樹脂等の0.9〜0.95g/cmの比重を有した弾性材料から形成されている。
逆止弁60は、図1や図6に示すように、中栓50に装着される基部61と、第1屈曲部64を介して基部61に連結される第1開閉弁62と、第2屈曲部65を介して基部61に連結される第2開閉弁63と一体に有している。
基部61の中央には、図6に示すように、中栓50の係止突起54を挿入させる係止穴61aが形成されており、この係止穴61aは、中栓50に対する逆止弁60の回転を阻止するために長孔状に形成されている。
第1開閉弁62および第2開閉弁63は、図6に示すように、上下軸A1、A2を中心とした円形に形成されており、第1注出口52および第2注出口53を外側(上側)から開閉可能に塞ぐように配置されている。第1開閉弁62および第2開閉弁63の外周縁には、上下軸A1、A2上に中心を持つ環状のR部(上下軸A1、A2上に中心を持つ球面の一部分)62a、63aが形成されている。
第1屈曲部64および第2屈曲部65の下面には、図6に示すように、第1切り欠き溝64aおよび第2切り欠き溝65aが形成されている。第1切り欠き溝64aの溝深さは、第2切り欠き溝65aの溝深さよりも深く、これに伴い、第1屈曲部64の強度は、第2屈曲部65の強度よりも低い。具体的には、第1屈曲部64の強度は、第1屈曲部64を屈曲させた場合に内容液の浮力によっては弾性復帰しない強さであり、第2屈曲部65の強度は、第2屈曲部65を屈曲させた場合に内容液の浮力に対抗して弾性復帰しようとする強さである。
次に、本実施形態の逆止弁付き容器用キャップ10を装着した容器70における、内容液の注出方法および注出時における各部の作用について、以下に説明する。
まず、内容液を注出する際には、図2や図3に示すように、上蓋40を開けて、キャップ部20のヒンジ連結部21が上に位置するように容器70を傾けて持つ。
次に、少量の内容液を注出させようとする場合には、図2に示すように、ボトル80を比較的小さめの力で加圧することでボトル80を変形させ、その圧力によって第1開閉弁62のみを開放させ、第1注出口52を通して内袋90内の内容液を注出させる。この際、第1注出口52は下側に位置しているため、内容液をキャップ本体30の内周面(押圧突起34および注出筒部33の内周面)を伝わせて円滑に注出することができる。
他方、多量の内容液を注出させようとする場合には、図3に示すように、ボトル80を比較的大きめの力で加圧することでボトル80を変形させ、その圧力によって第1開閉弁62および第2開閉弁63の両方を開放させ、第1注出口52および第2注出口53を通して内袋90内の内容液を注出させる。
このように、ボトル80を加圧する力を加減することで、第1注出口52のみを開放した状態、および、第1注出口52および第2注出口53の両方を開放した状態の2つの状態を使い分けることが可能であり、内容液の注出量を容易かつ適切に加減することができる。
次に、本実施形態の逆止弁付き容器用キャップ10を装着した容器70における、内容液の残液回収時における各部の作用について、以下に説明する。
まず、本実施形態のような容器70においては、内容液を注出した後に、図4に示すように、キャップ本体30内における中栓50および逆止弁60の上部空間に内容液が残留することがある。
そして、このような内容液の残留が生じた場合、本実施形態では、内容液よりも軽い材料から逆止弁60が形成されているとともに、第1屈曲部64を屈曲させた場合に内容液の浮力では弾性復帰しない強度で第1屈曲部64が形成されていることから、図4に示すように、残留した内容液によって第1開閉弁62が浮き上がり、第1注出口52が開放された状態が維持され、その結果、この開放した第1注出口52を通して内袋90内に内容液が回収されることになる。
その後、第1注出口52を通して内袋90内に内容液が回収され、第1開閉弁62の外縁と第1注出口52の内縁とが接触するタイミングで、内袋90内外の圧力差によって第1注出口52に対して第1開閉弁62が押され、第1注出口52が第1開閉弁62で確実に塞がれることになる。
なお、本実施形態では、第1開閉弁62の外周縁にR部62aが形成されるとともに、第1注出口52の内周縁にテーパ部52aが形成されていることから、第1開閉弁62の位置や姿勢に多少のズレが生じた場合であっても、第1注出口52の内周縁に対して第1開閉弁62の外周縁を全周に亘って接触させることが可能であるため、第1開閉弁62によって第1注出口52を確実に閉塞することができる。
また、図3に示すように、内容液の注出時に、第1注出口52および第2注出口53の両方を開放した場合であっても、第2屈曲部65の強度が、第2屈曲部65を屈曲させた場合に内容液の浮力に対抗して弾性復帰しようとする強さで設計されているため、前記上部空間に残留した内容液によって第2開閉弁63が浮き上がることはない。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行なうことが可能である。
例えば、上述した実施形態では、逆止弁付き容器用キャップの装着対象となる容器が、所謂スクイズ容器として構成された二重構造容器であるものとして説明したが、逆止弁付き容器用キャップの装着対象となる容器の具体的態様はこれに限定されず、例えば、逆止弁付き容器用キャップを一重構造の容器に装着してもよい。なお、一重構造の容器の場合、内容液の残存量が少なくなるにつれて容器が縮み、容器が正立状態を保つことが難しくなることから、一重構造の容器の場合には、内容液の残存量が少なくなった場合であっても容器の正立状態を保つためのスタンド等の手段を設けるのが好ましい。
また、上述した実施形態では、中栓に注出口が2つ形成されるとともに、逆止弁に開閉弁が2つ形成されているものとして説明したが、注出口および開閉弁の数量は、2つ以上であれば3つや4つ等の如何なるものでもよい。
また、上述した実施形態では、キャップ部と中栓と逆止弁とが別体に形成されているものとして説明したが、これら部品を一体に形成してもよく、例えば、キャップ部と中栓とを一体に形成してもよく、また、中栓と逆止弁とを一体に形成してもよい。
また、上述した実施形態では、逆止弁に形成された係止穴と中栓に形成された係止突起とを嵌合させることで、中栓に対して逆止弁を装着したが、中栓に対する逆止弁の装着態様は例えば接着等の如何なるものでもよい。
また、上述した実施形態では、逆止弁の第1屈曲部の強度と第2屈曲部の強度とを異ならせるために、第1屈曲部の下面に形成された第1切り欠き溝の溝深さと第2屈曲部の下面に形成された第2切り欠き溝の溝深さとに差を付けた。しかしながら、第1屈曲部の強度と第2屈曲部の強度とを異ならせるための具体的手段は上記に限定されず、例えば、第1屈曲部および第2屈曲部の幅や厚みを異ならせてもよい。
また、上述した実施形態では、逆止弁は一体で形成されており、逆止弁の各部の密度(比重)が均一であるものとして説明したが、逆止弁の各部ごとの密度を異ならせてもよく、例えば、第1開閉弁の密度が逆止弁の他部の密度よりも小さくなるようにしてもよい。
10 ・・・ 逆止弁付き容器用キャップ
20 ・・・ キャップ部
21 ・・・ ヒンジ連結部
30 ・・・ キャップ本体
31 ・・・ 頂壁
32 ・・・ スカート壁
33 ・・・ 注出筒部
34 ・・・ 押圧突起
35 ・・・ 本体側係止部
36 ・・・ 外気導入穴
37 ・・・ 螺旋ネジ部
40 ・・・ 上蓋
41 ・・・ 天面壁
42 ・・・ 側壁
43 ・・・ 封止壁部
44 ・・・ 開閉用摘み
45 ・・・ 上蓋係止部
50 ・・・ 中栓
51 ・・・ ベース部
52 ・・・ 第1注出口
52a ・・・ テーパ部
53 ・・・ 第2注出口
53a ・・・ テーパ部
54 ・・・ 係止突起
55 ・・・ 空気弁体
56 ・・・ 環状部
60 ・・・ 逆止弁
61 ・・・ 基部
61a ・・・ 係止穴
62 ・・・ 第1開閉弁
62a ・・・ R部
63 ・・・ 第2開閉弁
63a ・・・ R部
64 ・・・ 第1屈曲部
64a ・・・ 第1切り欠き溝
65 ・・・ 第2屈曲部
65a ・・・ 第2切り欠き溝
70 ・・・ 容器
80 ・・・ ボトル
81 ・・・ 口筒部
82 ・・・ 螺旋ネジ部
83 ・・・ 外気導入穴
90 ・・・ 内袋
91 ・・・ 口筒部
A1、A2 ・・・ 上下軸

Claims (6)

  1. 容器の口部に配置される逆止弁付き容器用キャップであって、
    キャップ部と、中栓と、前記中栓に装着される逆止弁とを備え、
    前記中栓には、少なくとも第1注出口と第2注出口とが形成され、
    前記逆止弁は、前記中栓に装着される基部と、前記第1注出口を外側から開閉可能に塞ぐ第1開閉弁と、前記第2注出口を外側から開閉可能に塞ぐ第2開閉弁と、前記基部および前記第1開閉弁の間に形成された第1屈曲部と、前記基部および前記第2開閉弁の間に形成された第2屈曲部とを有し、
    前記第1屈曲部は、前記第2屈曲部よりも低い強度を有することを特徴とする逆止弁付き容器用キャップ。
  2. 前記容器は、不使用時に前記キャップ部を上にした状態で置かれる容器であり、
    前記第1開閉弁は、前記容器を置いた状態で、前記第1注出口を上側から塞ぐように配置され、内容液よりも軽い比重を有することを特徴とする請求項1に記載の逆止弁付き容器用キャップ。
  3. 前記第1開閉弁は、0.9〜0.95g/cmの比重の材料から形成されることを特徴とする請求項2に記載の逆止弁付き容器用キャップ。
  4. 前記キャップ部は、キャップ本体と、前記キャップ本体にヒンジ連結部を介して連結される上蓋とを有し、
    前記第1開閉弁は、前記上蓋に形成された開閉用摘み側に配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の逆止弁付き容器用キャップ。
  5. 前記第1屈曲部の下面には、第1切り欠き溝が形成され、
    前記第2屈曲部の下面には、第2切り欠き溝が形成され、
    前記第1切り欠き溝の溝深さは、前記第2切り欠き溝の溝深さよりも深いことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の逆止弁付き容器用キャップ。
  6. 前記第1注出口および第2注出口と前記第1開閉弁および第2開閉弁は、上方から見た場合に、所定の上下軸を中心とした円形に形成され、
    前記第1注出口および第2注出口の内周縁には、上方から下方に向けて縮径するテーパ部が形成され、
    前記第1開閉弁および第2開閉弁の外周縁には、前記上下軸上に中心を持つR部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の逆止弁付き容器用キャップ。
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