JP7111547B2 - 注出口付き包装袋 - Google Patents
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従来の包装袋は、詰め替え内容物を含む注出口付きの包装袋から、詰め替え対象である主に硬質な包装容器に内容物の詰め替えをおこなうときに内容物がこぼれやすいという課題があった。すなわち、詰め替え作業では、詰め替え内容物を含む注出口付きの包装袋の蓋を開けて包装袋を傾けながら注出口を詰め替え対象の容器の口に合わせるという作業の後に、包装袋を更に傾けて内容物を包装袋から包装容器内に流し込むという作業が必要となる。特に、蓋を開けて包装袋を傾けるという作業においては内容物である液体がこぼれやすいという課題があった。包装袋を傾ける作業においては、液体である内容物の入った包装袋を内容物がこぼれないようにバランスを取りながら詰め替え対象の容器の口に近づける必要もある。そのため、誰しもが簡単にかつこぼさずに内容物を詰め替えられるという訳ではなかった。
脚部12の基端12aから規制突起15までの距離L3は、第2環状突起26の周縁(図1における上縁)から基部6の第2端面6bまでのZ方向の距離L4より大きい。そのため、閉止体11と、環状突起25,26との係止が解除されると、内蓋部4はZ方向に変位可能となる。
規制突起15,15は、基部6の第2端面6b(貫通孔21の周縁部)に対して、異なる2か所に係止するため、内蓋部4を安定的に部材本体3に係止させ、内蓋部4の脱落を阻止できる。
図8は、連結部13の変形例である連結部13Aを示す斜視図である。
図8に示すように、連結部13Aは、XZ平面に沿う板状に形成されている。連結部13Aの両側縁はそれぞれ内面12c,12cに接合されている。連結部13AのZ方向の一端13Aaは、脚部12,12の長さ方向の中間位置(基端12aと先端12bとの間の位置)に達している。連結部13AのZ方向の他端13Abは、閉止体11の第1面11aに達している。
図9に示すように、規制突起15Aは、脚部12の先端部の外面12dに、外側方(一対の脚部12,12が互いに離れる方向)に突出して形成されている。規制突起15Aは、直方体状に形成されている。規制突起15Aは、脚部12の先端側の第1面15Aaと、第1面15Aaに連なる第2面15Abと、第2面15Abに連なる第3面15Acとを有する。第1面15Aaは、脚部12の先端12bからXY平面に沿って外側方に延出する面である。第2面15Abは、外面12dと平行な面であり、YZ平面に沿う。第3面15Acは、外面12dに対して垂直な面であり、XY平面に沿う。
図11に示すように、閉止体11Aの第2面11b(第1面11aと反対の面)には、弱化溝部29が形成されている。弱化溝部29は、XY平面に沿う底面29aと、底面29aに対して傾斜する側面29b,29bとを有する。弱化溝部29は、溝深さ方向に徐々に幅が狭くなる形状であってよい。弱化溝部29は、第2面11bの中心を通り、X方向に沿って直線状に形成されている。弱化溝部29の両端は、それぞれ閉止体11Aの周縁に達している。弱化溝部29の一部は、Z方向から見て脚部12の基端12aと重なる。弱化溝部29が形成された閉止体11Aの部分を弱化部30という。
図13に示すように、部材本体3Aでは、流路8の内周面に、一対のガイド溝31,31が形成されている。ガイド溝31の横断面形状(XY平面に沿う断面の形状)は、例えば矩形状である。一対のガイド溝31,31には、それぞれ脚部12の少なくとも一部が収容される。一対のガイド溝31,31は、中心軸C1周りの回転対称となる位置に形成されている。ガイド溝31の幅(Y方向の寸法)は、脚部12の傾斜を規制できるように設計される。図14に示すように、ガイド溝31は、内蓋部4の変位方向であるZ方向に沿って形成されている。
図15に示すように、基部6Bのガイド溝31,31の一部(図15におけるガイド溝31,31の上部)には、他の部分より溝が深くされた拡張部32,32が形成されている。拡張部32は第2端面6bに達している。拡張部32,32の底面間の距離L5は、ガイド溝31,31の底面間の距離L6に比べて大きいため、その寸法差により段部33が形成されている。距離L5は、規制突起15,15の突出端間の距離L1より大であるため、規制突起15は拡張部32内で段部33に係止可能である。拡張部32のZ方向の寸法は、規制突起15のZ方向の寸法より大であるため、拡張部32は規制突起15を収容できる。
例えば、荷重が設定値以上となったときに閉止体を変位させて流路を開放する構造は前述の構造に限らない。実施形態の包装袋では、例えば、荷重が設定値未満のときには閉止体が摩擦力により流路の内周面に係止し、かつ荷重が設定値以上となると閉止体と流路内周面との係止が解除される構造を採用してもよい。
包装袋10では、脚部12の数は2であるが、脚部の数はこれに限らず、1でもよいし、3以上の任意の数であってもよい。
図11および図12に示す閉止体11Aでは、閉止体11Aの第2面11bに弱化溝部29が形成されているが、弱化溝部は閉止体の少なくとも一方の面に形成されていればよい。すなわち、弱化溝部は、第1面と第2面のうちいずれか一方に形成されていてもよいし、両方に形成されていてもよい。
包装袋10はスタンディングパウチであるが、本実施形態の包装袋に適用可能なパウチの形態は特にこれに限定されず、三方シール袋、四方シール袋、ガゼット袋など種々の形態を採用することが可能である。
Claims (7)
- 内容物を収容する容器本体と、前記容器本体内の前記内容物を注出させるための注出口部材と、を備え、
前記注出口部材は、前記内容物を注出する流路が形成された部材本体と、前記部材本体に対して変位可能な内蓋部と、を有し、
前記内蓋部は、前記流路を開閉可能に閉止する閉止体と、前記閉止体の脱落を防ぐ脱落防止機構と、を備え、
前記閉止体は、前記内容物によって加えられる荷重が設定値以上となったときに変位して前記流路を開放し、
前記脱落防止機構は、前記閉止体から延出する脚部であり、
前記脚部は、前記閉止体が前記流路を開放した状態で前記部材本体に係止して前記閉止体の移動を規制する規制部を有し、
前記流路の内面に、前記脚部の少なくとも一部が収容されるガイド溝が、前記内蓋部の変位方向に沿って形成されている、注出口付き包装袋。 - 前記部材本体は、前記流路を閉止した状態の前記閉止体に係止する係止部を有し、
前記係止部は、前記荷重が前記設定値以上となったときに前記閉止体との係止を解除することによって前記閉止体を変位可能とする、請求項1記載の注出口付き包装袋。 - 前記部材本体は、前記容器本体に取り付けられる基部と、
前記流路の少なくとも一部が形成された注出筒部と、を備え、
前記注出筒部は、前記基部から突出して形成され、先端が注出口として開口されている、請求項1または2に記載の注出口付き包装袋。 - 前記脚部は複数設けられ、
これら複数の脚部は、長さ方向に直交する方向に離間している、請求項1~3のうちいずれか1項に記載の注出口付き包装袋。 - 前記複数の脚部を互いに連結する連結部をさらに備える、請求項4記載の注出口付き包装袋。
- 前記流路の内面に、前記規制部が係止する段部が形成されている、請求項1~5のうちいずれか1項に記載の注出口付き包装袋。
- 前記閉止体は板状とされ、少なくとも一方の面に、前記閉止体の曲げ剛性を低くする弱化溝部が形成されている、請求項1~6のうちいずれか1項に記載の注出口付き包装袋。
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