JP7168369B2 - 注出口付き包装袋 - Google Patents
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Description
注出口部材2は、基部6と、注出筒部7と、キャップ5とを備える。X方向は基部6の長さ方向である。Y方向は基部6の幅方向である。Z方向は基部6の厚さ方向である。Z方向を上下方向または高さ方向ともいう。
なお、基端7dには、係止凸部11Bが形成されていない周方向範囲に、外周面7aから径方向外方に突出する係止凸部(図示略)を形成することもできる。これにより、外部への内容物の漏れおよび外部からの異物の混入を防ぐ効果を高めることができる。
容器本体1と注出口部材2との接合には熱溶着を採用するのが好ましいため、基部6には、熱溶着に好適な材料(例えば、ポリオレフィン系樹脂)が用いられるが、熱溶着に好適な材料はガスバリア性が低いことが多い。
包装袋10では、薄肉のためガスバリア性が低くなりやすい注出筒部7が基部6とは別部材であるため、注出筒部7にガスバリア性の高い材料を用いれば、注出口部材2のガスバリア性を確保できる。
第2移動規制機構4Bは、受け部12Bが貫通孔21の端部に形成されているため、その構造が簡略である。よって、製造の容易性およびコストの点で優れている。
図8は、注出筒部7の第1変形例である注出筒部7Aを示す斜視図である。
図8に示すように、注出筒部7Aは、基端7dから先端7c方向に形成された矩形状の一対の切欠き13,13を有する。切欠き13,13は、図4に示す注出筒部7のスリット7e4とスリット7e1との間の舌状部分、および、スリット7e2とスリット7e3との間の舌状部分が除去された形状である。注出筒部7Aは、切欠き13が形成されているため、軽量化および低コスト化を図ることができる。
図9は、注出口部材2の第1変形例である注出口部材102を示す断面図である。図10は、注出口部材102の注出筒部107を示す斜視図である。
図9に示すように、注出口部材102では、注出筒部107の外周面107aと貫通孔121の内周面121aには、2つの移動規制機構104が、Z方向に位置を違えて形成されている。
図10に示すように、注出筒部107には、二対(計4つ)のスリット7eが形成されている(図4参照)。スリット7eは、注出筒部107を厚さ方向に貫通しており、基端107dを起点として先端107cに向かって中心軸C1に平行に延びる。スリット7eの先端(図10における上端)の高さ位置は、特に限定されないが、係止凸部11Cより低い位置であってよい。4つのスリット7eは、周方向(中心軸C1周りの方向)に間隔をおいて形成されている。
係止凸部11C(係止部)は、注出筒部107の外周面107aに形成された凸部である。係止凸部11Cは、周方向(中心軸C1周りの方向)に沿って形成された円環状の凸部である(図10参照)。係止凸部11Cは、第1延出部14と、第2延出部15とを有する。第1延出部14は、外周面107aから径方向外方に延出する板状に形成されている。第2延出部15は、第1延出部14の先端から第1延出部14に対して傾斜する方向に延出する板状に形成されている。第2延出部15の延出方向は、第1延出部14に対して垂直であって、注出筒部107の基端方向(図9における下方)である。そのため、係止凸部11Cの断面形状(中心軸C1に沿う断面の形状)は、外方に延びる第1延出部14と、下方に延びる第2延出部15とからなるL字状である。
注出筒部107の外径と貫通孔121の内径とが同等であると、外周面107aと内周面121aとの隙間を小さくすることができるため、外部への内容物の漏れおよび外部からの異物の混入を抑えることができる。移動規制機構104A,104Bは、係止凸部11Cと受け部12Cとが接触し、かつ係止凸部11Bと受け部12Bとが接触することが好ましい。これにより、内容物の漏れおよび異物混入を抑える効果が高められる。
なお、基端107dには、係止凸部11Bが形成されていない周方向範囲に、外周面7aから径方向外方に突出する係止凸部(図示略)を形成することもできる。これにより、外部への内容物の漏れおよび外部からの異物の混入を防ぐ効果を高めることができる。
図11は、注出口部材2の第2変形例である注出口部材202を示す断面図である。
図11に示すように、注出口部材202では、注出筒部7の外周面7aと貫通孔21の内周面21aに、2つの移動規制機構204が、Z方向に位置を違えて形成されている。
受け部12Eは、貫通孔21の内周面21aに形成された円環状の凹部である。
係止凸部11Eおよび受け部12EのZ方向の位置(図11における上下方向の位置)は、基部6の第1端面6aと第2端面6bとの中間の位置である。
2つの移動規制機構204のうち第2移動規制機構204Bは、第2移動規制機構4B(図1参照)と同じである。
図12に示すように、注出口部材302では、注出筒部7の先端7cに、流路8を開閉自在に閉止する内蓋304が設けられている。
図13に示すように、注出口部材402では、注出筒部7の基端7dに、流路8を開閉自在に閉止する内蓋404が設けられている。
図7等に示す包装袋10はスタンディングパウチであるが、本実施形態の包装袋に適用可能なパウチの形態は特にこれに限定されず、三方シール袋、四方シール袋、ガゼット袋など種々の形態を採用することが可能である。
包装袋10では、係止凸部11と、係止凸部11が係止する受け部12とを有する移動規制機構4が採用されているが、移動規制機構はこれに限らず、基部と注出筒部との相対移動を摩擦力により規制する構成であってもよい。
Claims (5)
- 内容物を収容する容器本体と、前記容器本体内の前記内容物を注出させるための注出口部材と、を備え、
前記注出口部材は、前記容器本体に取り付けられる基部と、
前記基部とは別部材であって、前記内容物を注出する流路が形成された注出筒部と、を有し、
前記基部は、貫通孔を有し、
前記注出筒部は、前記貫通孔に挿入されて前記基部に対して位置決めされており、
前記注出筒部と前記貫通孔に、1または複数の移動規制機構が形成され、
前記移動規制機構は、前記注出筒部と前記貫通孔のうち一方に形成された係止部と、他方に形成された受け部とを有し、前記係止部が前記受け部に係止することによって前記基部と前記注出筒部との相対移動が規制され、
前記注出筒部は、少なくとも一部が前記基部から突出し、
前記移動規制機構のうち少なくとも1つにおいて、前記係止部は、前記基部から突出した部分の前記注出筒部の外周面に形成された凸部であり、この係止部が係止する前記受け部は、前記貫通孔の開口端である、注出口付き包装袋。 - 前記注出筒部の単位厚みあたりの酸素透過度は、前記基部の単位厚みあたりの酸素透過度より小さい、請求項1に記載の注出口付き包装袋。
- 前記注出筒部の硬度は、前記基部の硬度より高い、請求項1または2に記載の注出口付き包装袋。
- 前記移動規制機構のうち少なくとも1つにおいて、前記係止部は、前記注出筒部の端部の外周面に形成された凸部であり、この係止部が係止する前記受け部は、前記貫通孔の端部の内周面に形成された凹部である、請求項1~3のうちいずれか1項に記載の注出口付き包装袋。
- 前記流路を開閉自在に閉止する内蓋をさらに備える、請求項1~4のうちいずれか1項に記載の注出口付き包装袋。
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US20050077324A1 (en) | 1999-11-19 | 2005-04-14 | Sanford Redmond | Film for dispenser package in the form of a pouch with a flap |
JP2010269852A (ja) | 1999-05-04 | 2010-12-02 | Pacplus Co Ltd | 容器のクロージャおよび充填方法 |
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