JP2017036067A - 外装容器と液体収納容器の組合体、注出口と保持具の組合体およびその組立方法および保持具 - Google Patents

外装容器と液体収納容器の組合体、注出口と保持具の組合体およびその組立方法および保持具 Download PDF

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Abstract

【課題】保持具内に注出口をスムースに通過させ、かつ注出口を保持具に係合する。【解決手段】液体収納容器1は袋本体3と、注出口フランジ42と注出口取付部50を有する注出口40とを備えている。注出口40は外装容器5の開口部5aに保持具80を介して装着される。注出口40はフランジ注出口42と注出口取付部50との間に中間部47を有し、中間部47に最小幅部分48aを含む回転規制部48が形成されている。保持具80は回転規制部48が挿入される挿入口91と、回転規制部48に当接する一対の平行支持面92とを含む嵌合部90を有する。【選択図】図15

Description

本発明は、外装容器と液体収納容器の組合体、注出口と保持具の組合体および保持具に係り、とりわけ工業薬品分野、医薬品や化粧品原料分野等で流動性内容物の保管や輸送に供せられる外装容器と液体収納容器の組合体、および注出口と保持具の組合体およびその組立方法および保持具に関する。
従来、工業薬品分野、医薬品や化粧品原料分野等で、保管や輸送にアルミニウム、スチール、ステンレス、ファイバーボード等で作られた外装容器の内部に配置され、流動性内容物を収容する液体収納容器が使用されている。
このような液体収納容器は、使用済みの液体収納容器を外装容器から取り出し、新たな液体収納容器を外装容器内にセットするだけで再使用することができるために、例えば、液体収納容器を使用せずに直にスチール等の外装容器に流動性内容物を充填する場合に比べて、洗浄する手間等が省けるなどの利点があり、工業薬品、医薬品や化粧品原料の容器として広く使用されている。
また液体収納容器として、袋本体と、袋本体に取付けられた注出口とを有するものが知られている。このような液体収納容器は、まずコンパクトに折畳まれ外装容器の開口部から外装容器内に挿入される。この際、液体収納容器の注出口は、外装容器の開口部に装着されるが、開口部の形状が多少大きくなっても注出口を開口部に正しく装着できるよう、注出口と開口部との間に注出口を保持する保持具が介在されている。しかしながら従来より、注出口と開口部との間に介在される保持具として、容易かつ簡単に注出口に取付けることができ、かつ十分な強度をもった保持具は開発されていないのが実情である。
特開2008−7154号公報 特許第3,464,232号公報 米国特許第5,102,010号公報
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、容易かつ簡単に注出口に取付けることができ、かつ十分な強度をもった保持具を有する外装容器と液体収納容器の組合体、注出口と保持具の組合体および保持具を提供することを目的とする。
本発明は、開口部を有する外装容器と、この外装容器内に配置された液体収納容器とを備え、前記液体収納容器は、袋本体と、この袋本体に取付けられた注出口取付部と、注出口フランジと、前記注出口取付部と前記注出口フランジとの間の中間部とを含む注出口とを備え、前記注出口は前記開口部に保持具を介して装着され、前記保持具は前記開口部に係合する外側フランジと、前記外側フランジに連結され前記注出口フランジに係合する内側フランジとを含み、前記注出口の中間部は、当接部分を含む回転規制部を有し、前記保持具は前記回転規制部を挿入する挿入口と、前記回転規制部の当接部分に当接する一対の支持面とを含む嵌合部を有することを特徴とする外装容器と液体収納容器の組合体である。
本発明は、前記回転規制部の当接部は、他の部分より幅が小さい最小幅部分を含み、前記嵌合部は前記最小幅部分に当接する一対の平行支持面を含むことを特徴とする外装容器と液体収納容器の組合体であってもよい。
本発明は、前記注出口の回転規制部は、平面だ円形状を有することを特徴とする外装容器と液体収納容器の組合体であってもよい。
本発明は、前記注出口の回転規制部は、円形を直線状に切り取って形成された形状をもち、切り取られた直線により形成された前記最小幅部分を含むことを特徴とする外装容器と液体収納容器の組合体であってもよい。
本発明は、前記注出口の回転規制部は対向する一対の直線により形成された前記最小幅部分を含むことを特徴とする外装容器と液体収納容器の組合体であってもよい。
本発明は、前記注出口の回転規制部は、長方形を有し、長方形の対向する一対の直線により形成された前記最小幅部分を含むことを特徴とする外装容器と液体収納容器の組合体であってもよい。
本発明は、前記注出口の回転規制部は、正方形を有し、正方形の対向する一対の直線により形成された前記最小幅部分を含むことを特徴とする外装容器と液体収納容器の組合体であってもよい。
本発明は、注出口取付部と、注出口フランジと、前記注出口取付部と前記注出口フランジとの間の中間部とを有する注出口と、外側フランジと、前記外側フランジに連結され前記注出口フランジに係合する内側フランジとを含む保持具とを備え、前記注出口の中間部は、当接部分を含む回転規制部を有し、前記保持具は前記回転規制部を挿入する挿入口と、前記回転規制部の当接部分に当接する一対の支持面とを含む嵌合部を有することを特徴とする注出口と保持具の組合体である。
本発明は、保持具の内側フランジは前記挿入口側に位置するとともに上方へ突出する隆起部と、前記挿入口と反対側に位置し前記注出口が載置される載置面とを有することを特徴とする注出口と保持具の組合体であってもよい。
本発明は、外側フランジと、前記外側フランジに連結され注出口の注出口フランジに係合する内側フランジとを含む保持具において、前記保持具は挿入口と、一対の支持面とを含む嵌合部を有することを特徴とする保持具であってもよい。
本発明は、上記記載の注出口と保持具の組合体の組立方法において、前記注出口の前記注出口本体を前記中間部が前記隆起部と干渉しない位置から前記挿入口内へ挿入する工程と、前記保持具の載置面上に前記注出口の注出口フランジを載置する工程とを備えたことを特徴とする組立方法である。
以上のように本発明によれば、保持具を注出口に容易かつ簡単に取付けることができ、かつ保持具の強度を十分に保つことができる。
図1は本発明による液体収納容器を示す平面図。 図2は注出口を示す斜視図。 図3は注出口を示す側面図。 図4は注出口を示す平面図。 図5は注出口を示す底面図。 図6は注出口と保持具の組合体を示す斜視図。 図7は注出口と保持具の組合体を示す側断面図。 図8は液体収納容器を外装容器内に挿入する状態を示す図。 図9は液体収納容器の袋本体の層構成を示す断面図。 図10(a)は保持具を示す平面図、図10(b)はその側面図。 図11は、注出口と保持具の組合体を示す平面図。 図12は、注出口と保持具の組合体を示す側面図。 図13は、注出口と保持具の組合体を示す図12と90°異なる方向からみた側面図。 図14は、注出口と保持具の組合体を示す底面図。 図15は、注出口と保持具の組合体を示す分解斜視図。 図16は図11のA−A線断面図。 図17(a)(b)(c)(d)は本発明の変形例となる注出口と保持具の組合体を示す底面図。 図18(a)―(f)は注出口と保持具の組合体の組立方法を示す図であって、図11のB−B線断面図。
<本発明の実施の形態>
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
ここで図1乃至図16は本発明の実施の形態を示す図である。
まず液体収納容器1について説明する。
液体収納容器1は、外袋20と内袋21とを重ね合わせた多重フィルム2を、内袋21同士が対向するように重ね合わせて合計4枚とし、その四辺をヒートシールしてヒートシール部10を形成した袋本体3と、この袋本体3の上縁3aに配置され内袋21間に予め熱融着された注出口40とを備えている。
尚、本実施形態では、袋本体3は多重フィルム2を内袋21同士が対向するようにして積層し、四辺をヒートシールしてヒートシール部10を形成することにより得られるが、これに限定されるものではなく、例えば、多重フィルム2を内袋21同士が対向するようにして折り曲げた後、重なり合った外周辺の三辺をヒートシールして形成してもよい。また、ヒートシール部10の内縁各部は、その内縁が弧状となるよう形成してもよい。これによって、角部に流動性内容物が残存し難い構造となる。また、袋本体は必ずしも多重フィルムから構成する必要はなく、袋本体3のフィルム構成は内容物や量に応じて適宜選定できる。
なお、本実施の形態では、袋本体3が2枚の多重フィルムを重ね合わせた態様で形成されている例を示したが、これに限らず、フィルムを2枚用意して4辺をヒートシールしたり、あるいは1枚のフィルムを折り返して3辺をヒートシールすることにより、単層のフィルムで袋本体3を形成することも可能である。
なお、上述のように袋本体3は2枚の多重フィルム2を重ね合わせ、周縁をヒートシールしてヒートシール部10を形成することにより得られる。この場合、袋本体3は上縁3aと、底縁3bと、2側縁3c、3cとを有する矩形形状を有している。また上縁3aは2本の上縁ヒートシール部10a含み、底縁3bは1本の底縁ヒートシール部10bを含み、各側縁3c、3cは1本の側縁ヒートシール部10cを有し、これら上縁ヒートシール部10aと、底縁ヒートシール部10bと側縁ヒートシール部10cとによりヒートシール部10が構成されている。
また、本実施の形態では袋本体3の上縁3aは、上述のように2本の上縁ヒートシール部10aを含むが、上縁3aに1本のヒートシール部を形成してもよい。本実施の形態のように、上縁3aのヒートシール部10aを2本に分けることにより、例えば上縁3aに2本分のヒートシール部10aの幅をもつ1本のヒートシール部を形成する場合に比べて、上縁3aを比較的軟質に構成することができる。
また注出口40は、袋本体3の上縁3aに熱融着された注出口取付部50と、該注出口取付部50に連接され袋本体3から外方へ突出する注出口本体41とを有し、注出口本体41の上端には注出口フランジ42が設けられている。また、図1に示すように、注出口40は注出口取付部50で多重フィルム2の内袋21間に熱融着されている。
注出口40の注出口取付部50は、図2乃至図7に示すように、中央部51と、中央部51の両側に設けられ中央部51の厚みより薄肉となる薄肉部52をもつ楕円筒体からなり、扁平状で中央部51に貫通穴45を有する。通常、注出口40を注出口取付部50において多重フィルム2の内袋21間に熱融着する際に、内袋21間と注出口取付部50の端部で囲まれる2つの領域に隙間ができて密封不良となり易い。これを防止するために両側に薄肉部52を設け、熱融着時にこの薄肉部52を溶融することにより隙間ができることを防止する。
また注出口40の注出口本体41は、断面形状が略U字形状の筒状体からなり、その上端周縁に注出口フランジ42が設けられている。注出口本体41の底部43には、開口44が形成されている。この開口44によって液体収納容器1と、後述する外装容器5との間に通気を確保することができ、使用時に内容液を汲み出す際には、この開口44を通じて液体収納容器1と外装容器5との間に気体を封入して、液体収納容器1の外部から圧力をかけて液体収納容器1内部の内容液の汲み出しをスムースに行うことができる。また注出口本体41内の底部43には、注出口上部部材70が垂直方向に延びて設けられている。
注出口40の注出口フランジ42は外装容器5に形成された開口部5aに後述する保持具80を介して装着され、液体収納容器1が外装容器5内で支持される。
また注出口40は、注出口本体41および注出口フランジ42と、注出口取付部50との間に形成された中間部47を有する。この中間部47は後述する保持具80の嵌合部90と嵌合して、注出口40と保持具80を堅固に固定するものである。
すなわち中間部47は中間部47の他の部分の幅より幅Wが小さくかつ保持具80の嵌合部90に当接する最小幅部分48aを含み、この最小幅部分48aにより回転規制部48が構成される。この回転規制部48は平面からみて略D字形状を有している(図3および図5参照)。回転規制部48のD字形状は一方の部分に直線上に延びる切欠部48bを有する形状となっている。図3および図5で示す回転規制部48の切欠部48bは、円形状の一部を直線状に切り取って形成された部分となる。
ここで述べる最小幅部分とは、平行である対向する一対の2直線の両者に接するように挟んだときに、2直線の距離が最小になる部分である。
注出口40は、好ましくは射出成形法にて製造される。これに用いる樹脂としては射出成形可能な樹脂であれば特に限定するものではないが、多重フィルム2の内袋21の内面を構成する樹脂と熱融着により接合されるために、内袋21の内面を構成する樹脂により適宜選択する必要があるが、通常は高温時でも剛性があり、低温時において脆化し難い高密度ポリエチレンが好適である。
図9に示すように、袋本体3の外袋20としては未延伸ナイロン(厚さ20μm)20a/直鎖状低密度ポリエチレン(厚さ40μm)20bの積層体を用いることができ、内袋21としては直鎖状低密度ポリエチレン(厚さ70μm)を用いることができる。
この場合、外袋20は未延伸ナイロン20aを含むため、外袋20としてはその伸長度を増加させることができ、例えば外袋20は300%〜500%の伸長度をもつ。このように外袋20は高い伸長度をもつことができるため、袋本体3を全体として軟質とすることができ、後述のように外装容器5内に袋本体3を挿入し、この袋本体3内に窒素ガスやクリーンドライエアーを供給して袋本体3を外装容器内で膨らませる際、スムースに袋本体3を膨らませることができる。
なお、袋本体3の材料としては上述したものに限られることはない。
例えば内袋21の材料としては、低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンと直鎖状低密度ポリエチレンのような材料を用いることができる。
また外袋20の材料としては、伸長度が300%〜500%のもの、例えば低密度ポリエチレンと直鎖状低密度ポリエチレンのような材料を用いることができる。
ところで上述のように、注出口40の注出口フランジ42は外装容器5の開口部5aに保持具80を介して装着される。この保持具80は、開口部5aと注出口40との間に介在されて、外装容器5の開口部5aの形状が注出口フランジ42の外形より多少大きくなっても開口部5aに注出口40を確実に装着するよう機能する。
次に保持具80について、図10乃至図16により詳述する。
保持具80は外装容器5の開口部5aに係合する外側フランジ81と、この外側フランジ81に連結段部83を介して連結され注出口40の注出口フランジ42に係合する内側フランジ82とを有し、全体として開口80aを有するリング形状からなる。
また保持具80は注出口40の回転規制部48が挿入される挿入口91と、回転規制部48の最小幅部分48aに当接して回転規制部48と嵌合する一対の平行支持面92と、挿入口91と反対側の円形当接面93を含む嵌合部90を有する。
さらに内側フランジ82には、挿入口91側に位置するとともに上方へ突出する隆起部85と、挿入口91と反対側に位置し注出口フランジ42が載置される載置面86とが形成されている。そして注出口40の中間部47が挿入口91を介して保持具80内に挿入された際、注出口フランジ42が載置面86により載置される。
このとき注出口40の注出口本体41を中間部47が隆起部85と干渉しない位置まで持ち上げられた状態で挿入口91から挿入され、注出口40がその後降下して注出口フランジ42が載置面86上に下ろされる。そして載置面86上の注出口フランジ42は隆起部85により挿入口91側への移動が制限される。この場合、隆起部85は注出口フランジ42のストッパとして機能する。
さらに図10(a)(b)に示すように、保持具80の内側フランジ82には、注出口40の開口44に対応する位置に開口84が設けられ、これら開口44、84により上述のように液体収納容器1と外装容器5との間の通気を確保することができる。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず上述のようにして構成された液体収納容器1が準備される。
次に図8に示すように、液体収納容器1は縦方向に折畳まれて縦方向に細長状に形成され、液体収納容器1は開口部5aから外装容器5内に挿入される。
次に液体収納容器1の注出口40が開口部5a外方から突出した状態で、注出口40に保持具80が装着される。
次に注出口40に保持具80を装着して注出口と保持具の組合体を組み立てる方法について、図18(a)〜(f)により説明する。
まず、図18(a)(b)に示すように、注出口40は、保持具80に対してわずかに持ち上げられ、注出口40は注出口本体41が隆起部85と干渉しない位置まで達する。
次に、注出口40は保持具80内に挿入口91から挿入され、注出口本体41は隆起部85を越えて保持具80内に達する(図18(c)(d))。その後、図18(e)に示すように、注出口40の注出口フランジ42が保持具80の外側フランジ81内面に当接する。
注出口40はその後降下して注出口40の底部43が載置面86上に下ろされる。このとき注出口40の底部43は隆起部85により挿入口91側への移動が制限される。また注出口40の回転規制部48は、円形当接面93と当接して挿入口91と反対側への移動が制限される(図18(f))。
同時に注出口40の最小幅部分48aを含む回転規制部48が保持具80の一対の平行支持面92と円形当接面93とを有する嵌合部90に嵌合される。この場合、注出口40の最小幅部分48aが保持具80の一対の平行支持面92に当接するため、保持具80に対して注出口40が回転することはなく、保持具80と注出口40が組立てられ、両者は堅固に固定される。
このようにして注出口40と保持具80とを有する注出口と保持具の組合体80Aを得ることができる(図11乃至図16参照)。
なお、上記実施の形態において、液体収納容器1を外装容器5内に挿入した後、注出口40に保持具80を取り付けた例を示したが、これに限らず、予め注出口40に保持具80を取り付けた後、液体収納容器1を外装容器5内に挿入しても良い。
次に注出口40と保持具80とを有する注出口と保持具の組合体80Aが外装容器5の開口部5aに装着される。この場合、保持具80の外側フランジ81が外装容器5の開口部5aに係合する(図6及び図7参照)。
ところで図8に示す外装容器5としては、4角筒状の大型合成樹脂コンテナ(容量1000kg)を用いることができるが、外装容器5として円筒状のコンテナを用いてもよい。
あるいは外装容器5として、金属製キャニスター缶、合成樹脂ドラム缶、金属製コンテナを用いることもできる。
次に液体収納容器1の注出口40に膨らまし治具(図示せず)が装着され、この膨らまし治具を用いて液体収納容器1内に窒素ガスまたはクリーンドライエアーが供給されて、外装容器5内で液体収納容器1の袋本体3が膨らむ。
次に外装容器5内で液体収納容器1を膨らませる作用について、以下説明する。
次に上述のように、液体収納容器1内に膨らまし治具を用いて窒素ガスまたはクリーンドライエアーを供給することにより、袋本体3が膨らむ。これに伴なって、縦方向に折畳まれた袋本体3が平坦状に拡げられる。
また袋本体3の上縁3aは2本の上縁ヒートシール部10aを含むため、幅広のヒートシール部を含む場合に比べて上縁3aを軟質に構成することができ、袋本体3をよりスムースに外装容器5内で拡げることができる。さらにまた袋本体3の外袋20は300%〜500%の伸長度を有するため、袋本体3の柔軟性を高めて、袋本体3の拡張作用を容易に行なうことができる。
このようにして、外装容器と液体収納容器の組合体が得られる。その後、膨らまし治具が注出口40から取外され、内容液充填機(図示せず)が注出口40に装着されて、この内容液充填機から内容液が液体収納容器1へ充填される。
内容液が液体収納容器1へ充填された後、図6および図7に示すように、外装容器5の開口部5aに装着された注出口40の注出口本体41内に、予め液体分配ノズル60をねじ止め保持した注出口上部部材70が装着される。この場合、注出口上部部材70は外ねじ70aを有し、注出口本体41は内ねじ41aを有し、内ねじ41aに外ねじ70aを係合させることにより、注出口本体41内に注出口上部部材70が固定される。また液体分配ノズル60は、液体分配ノズル60の外ねじ60aを注出口上部部材70の内ねじ70bに係合させることにより、注出口上部部材70にねじ止め固定されている。
注出口上部部材70内に挿入された液体分配ノズル60は注出口40の貫通穴45を貫通して液体収納容器1の袋本体3内へ延びている(図1参照)。また液体分配ノズル60はその下端に形成されたドーム形状部61を有し、ドーム形状部61に複数の開孔62が形成されている。このドーム形状部61は、半球状をなしており、この半球状の面に複数の開孔62が形成されている。ドーム形状部61は、液体分配ノズル60の下端が半球状に形成されていてもよいし、または半球状に形成されたノズルキャップが液体分配ノズル60の下端に取り付けられていてもよい。
このようにして、液体収納容器1内への内容液の充填工程を終えた後、外装容器5の開口部5aにキャップ(図示せず)が装着される。このようにして、注出口40および液体分配ノズル60が密閉される。
液体収納容器1内の内容液を外部へ排出する場合、キャップが取外され、液体分配ノズル60が接続パイプ63を介してディスペンサに接続される。
次に加圧ガス源(図示せず)から窒素ガスが注出口40の注出口本体41内に供給され、その後窒素ガスは、開口44から、外装容器5と液体収納容器1の袋本体3との間の空間に入る。次に袋本体3が外側から窒素ガスにより押圧され、袋本体3内の内容液がドーム形状部61の開孔62から液体分配ノズル60内に入り、液体分配ノズル60内の内容液はその後接続パイプ63からディスペンサ側へ排出される。
この間、液体分配ノズル60はその下端にドーム形状部61を有するため、袋本体3内の内容液を液体分配ノズル60を介して接続パイプ63から外方へ排出する場合、液体分配ノズル60の下端が袋本体3内面に当接しても、液体分配ノズル60の下端によって袋本体3が破損することが防止される。
また、袋本体3内の内容液はドーム形状部61に設けられた複数の開孔62を介して液体分配ノズル60内に吸込まれて、接続パイプ63からディスペンサ側へ排出される。このため液体分配ノズル60の下端中心に単一の開孔を設けた場合に比べて、内容液の残量が少なくなっても袋本体3が液体分配ノズル60に密接して液体分配ノズル60内へ内容液が流れにくくなることが防止される。
以上のように本実施の形態によれば、注出口40を保持具80に対してわずかに持上げた状態で挿入口91から保持具80内に挿入し、注出口40を下ろすだけで、容易かつ簡単に注出口40と保持具80を組立てることができる。この場合、注出口40の注出口フランジ42は隆起部85により挿入口91側への移動が制限され、かつ注出口40の最小幅部分48aが保持具80の一対の平行支持面92に当接するため保持具80に対して注出口40が回転することはない。
<本発明の変形例>
次に本発明の変形例について、図17(a)〜(d)により説明する。なお、図17(a)〜(d)に示す変形例において、図1乃至図16に示す実施の形態と同一分部には同一符号を付してして詳細な説明は省略する。
図17(a)〜(d)に示す変形例は注出口40の回転規制部48と、保持具80の嵌合部90の形状が異なるのみであり、他の構成は図1乃至図16に示す実施の形態と略同一である。
図1乃至図16に示す実施の形態において、注出口40の回転規制部48は一辺が直線48bにより切り取られた略D字形状をもつ例を示したが、これに限らず回転規制部48は平面からみて長方形を有していてもよい(図17(a)参照)。
図17(a)において、回転規制部48の最小幅部分48aは、長方形の平行する対向する一対の長辺(対向する一対の直線とも言える)により形成されている。また長方形の最小幅部分48aに対応して保持具80の嵌合部90は挿入口91と、一対の平行支持面92と、挿入口91と反対側の直線状当接面93とを有している。
あるいは回転規制部48は平面からみて正方形を有していてもよい(図17(b)参照)。図17(b)において、回転規制部48の最小幅部分48aは、正方形の平行する対向する2辺(対向する一対の直線とも言える)により形成されている。また正方形の最小幅部分48aに対応して保持具80の嵌合部90は挿入口91と、一対の平行支持面92と、挿入口91と反対側の直線状当接面93とを有している。
あるいはまた、回転規制部48は平面からみて切り取られることない通常のだ円形をもっていてもよい(図17(c)参照)。あるいは回転規制部48は平面から見て両側が切り取られただ円形状をもっていてもよい(図17(d)参照)。また保持具80の嵌合部90は挿入口91と、一対の平行支持面92と、挿入口91と反対側の円形状当接面93とを有している。
1 液体収納容器
3 袋本体
3a 上縁
3b 底縁
3c 側縁
5 外装容器
5a 開口部
10 ヒートシール部
20 外袋
21 内袋
40 注出口
41 注出口本体
42 注出口フランジ
47 中間部
48 回転規制部
48a 最小幅部分
48b 切欠部
50 注出口取付部
51 中央部
52 薄肉部
60 液体分配ノズル
61 ドーム形状部
62 開孔
70 注出口上部部材
80 保持具
80a 開口
80A 注出口と保持具の組合体
81 外側フランジ
82 内側フランジ
85 隆起部
86 載置面
90 嵌合部
91 挿入口
92 平行支持面
93 当接面

Claims (11)

  1. 開口部を有する外装容器と、
    この外装容器内に配置された液体収納容器とを備え、
    前記液体収納容器は、
    袋本体と、
    この袋本体に取付けられた注出口取付部と、注出口フランジと、前記注出口取付部と前記注出口フランジとの間の中間部とを含む注出口とを備え、
    前記注出口は前記開口部に保持具を介して装着され、
    前記保持具は前記開口部に係合する外側フランジと、前記外側フランジに連結され前記注出口フランジに係合する内側フランジとを含み、
    前記注出口の中間部は、当接部分を含む回転規制部を有し、
    前記保持具は前記回転規制部を挿入する挿入口と、前記回転規制部の当接部分に当接する一対の支持面とを含む嵌合部を有することを特徴とする外装容器と液体収納容器の組合体。
  2. 前記回転規制部の当接部分は、他の部分より幅が小さい最小幅部分を含み、
    前記嵌合部は前記最小幅部分に当接する一対の平行支持面を含むことを特徴とする請求項1記載の外装容器と液体収納容器の組合体。
  3. 前記注出口の回転規制部は、平面だ円形状を有することを特徴とする請求項1または2記載の外装容器と液体収納容器の組合体。
  4. 前記注出口の回転規制部は、円形を直線状に切り取って形成された形状をもち、切り取られた直線により形成された前記最小幅部分を含むことを特徴とする請求項1または2記載の外装容器と液体収納容器の組合体。
  5. 前記注出口の回転規制部は対向する一対の直線により形成された前記最小幅部分を含むことを特徴とする請求項1または2記載の外装容器と液体収納容器の組合体。
  6. 前記注出口の回転規制部は、長方形を有し、長方形の対向する一対の直線により形成された前記最小幅部分を含むことを特徴とする請求項5記載の外装容器と液体収納容器の組合体。
  7. 前記注出口の回転規制部は、正方形を有し、正方形の対向する一対の直線により形成された前記最小幅部分を含むことを特徴とする請求項5記載の外装容器と液体収納容器の組合体。
  8. 注出口取付部と、注出口フランジと、前記注出口取付部と前記注出口フランジとの間の中間部とを有する注出口と、
    外側フランジと、前記外側フランジに連結され前記注出口フランジに係合する内側フランジとを含む保持具とを備え、
    前記注出口の中間部は、当接部分を含む回転規制部を有し、
    前記保持具は前記回転規制部を挿入する挿入口と、前記回転規制部の当接部分に当接する一対の支持面とを含む嵌合部を有することを特徴とする注出口と保持具の組合体。
  9. 保持具の内側フランジは前記挿入口側に位置するとともに上方へ突出する隆起部と、前記挿入口と反対側に位置し前記注出口が載置される載置面とを有することを特徴とする請求項8記載の注出口と保持具の組合体。
  10. 外側フランジと、前記外側フランジに連結され注出口の注出口フランジに係合する内側フランジとを含む保持具において、
    前記保持具は挿入口と、一対の支持面とを含む嵌合部を有することを特徴とする保持具。
  11. 請求項9記載の注出口と保持具の組合体の組立方法において、
    前記注出口の前記注出口本体を、前記中間部が前記隆起部と干渉しない位置から前記挿入口内へ挿入する工程と、
    前記保持具の載置面上に前記注出口の注出口フランジを載置する工程とを備えたことを特徴とする組立方法。
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