JP7006193B2 - 注出口、内容物収納容器、内容物収納容器と外装容器との組合体及びその製造方法、内容物充填排出システム、内容物の充填方法、内容物の排出方法 - Google Patents

注出口、内容物収納容器、内容物収納容器と外装容器との組合体及びその製造方法、内容物充填排出システム、内容物の充填方法、内容物の排出方法 Download PDF

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Description

本開示の実施形態は、注出口、内容物収納容器、内容物収納容器と外装容器との組合体及びその製造方法、内容物充填排出システム、内容物収納容器と外装容器との組合体に内容物を充填する内容物の充填方法、内容物収納容器と外装容器との組合体に充填された内容物の排出方法に関する。
従来、工業薬品分野、医薬品分野、化粧品分野等における流動性内容物の保管や輸送に、アルミニウム、スチール、ステンレス、ファイバーボード等で作られた外装容器の内部に内容物収納容器を配置してなる、内容物収納容器と外装容器との組合体(以下、「組合体」と略す場合がある)が広く使用されている。
例えば、下記特許文献1及び2には、レジスト液(すなわち、内容物)を収納する樹脂製の内側容器(すなわち、内容物収納容器)と、該内側容器の外殻を構成する金属製の外側容器(すなわち、外装容器)とを備えるペール缶(すなわち、組合体)が開示されている。このような構造を有する組合体では、レジスト液を内容物収納容器の内部に充填するときに、内容物収納容器の注出口に液出しパイプと通気手段とを有するディスペンサを取り付け、液出しパイプからレジスト液を充填するとともに通気手段を介して内容物収納容器内の空気を外部に排出する。一方、レジスト液を外部に排出するときに、上記通気手段から内容物収納容器内に圧縮流体を送り、圧縮流体の圧力でレジスト液を液出しパイプを介して外部に排出する。
特許第5436028号公報 特許第5715230号公報
しかし、上記特許文献1及び2に記載の組合体では、内容物収納容器と外装容器との間の空気を外部に逃がす措置が取られていないので、内容物収納容器と外装容器との間に空気が残存し易い。これによって、外装容器の内部に配置された内容物収納容器が膨らむための空間が削られ、所望の内容物充填量を確保できない問題があった。なお、耐圧容器であれば内容物収納容器の中に高圧気体を供給することで内容物収納容器と外装容器の隙間を埋めることは可能であるが、内容物収納容器の材料であるプラスチックフィルムの耐久性や外装容器の現実的な耐久性を考えると、内容物収納容器と外装容器との間の空気を逃がすことが重要である。
本開示の実施形態は、上記の点に鑑みてなされたものであり、所望の内容物充填量を確保できる注出口、内容物収納容器、内容物収納容器と外装容器との組合体及びその製造方法、内容物充填排出システム、内容物の充填方法、内容物の排出方法を提供することを目的とする。
本開示の実施形態に係る注出口は、内容物を収納する袋体と接合され、該袋体の内部と連通する注出口であって、外周壁が前記袋体と接合される筒状の接合部と、前記接合部の上側に配置されるとともに、前記接合部が前記袋体と接合される際に該袋体の外部に露出する筒状の本体部と、を備え、前記本体部は、内側筒部と、前記内側筒部を取り囲むように該内側筒部の外側に配置される外側筒部と、前記内側筒部と前記外側筒部との間の空間を複数に仕切るように前記内側筒部と前記外側筒部とを連結する少なくとも一つの仕切板と、を有し、前記本体部には、前記内側筒部、前記外側筒部及び前記仕切板により形成されて前記本体部の上下両側を連通する連通経路が少なくとも一つ設けられていることを特徴としている。
また、本開示の実施形態に係る注出口は、内容物を収納する袋体と接合され、該袋体の内部と連通する注出口であって、外周壁が前記袋体と接合される筒状の接合部と、前記接合部の上側に配置されるとともに、前記接合部が前記袋体と接合される際に該袋体の外部に露出する筒状の本体部と、を備え、前記本体部は、内側筒部と、前記内側筒部を取り囲むように該内側筒部の外側に配置される外側有底筒部と、を有し、前記外側有底筒部の底部には、貫通孔が少なくとも一つ設けられ、前記本体部には、前記内側筒部、前記外側有底筒部及び前記貫通孔により形成されて前記本体部の上下両側を連通する連通経路が少なくとも一つ設けられていることを特徴としている。
また、本開示の実施形態に係る注出口は、内容物を収納する袋体と接合され、該袋体の内部と連通する注出口であって、外周壁が前記袋体と接合される筒状の接合部と、前記接合部の上側に配置されるとともに、前記接合部が前記袋体と接合される際に該袋体の外部に露出する筒状の本体部と、を備え、前記本体部には、前記本体部の上下方向に沿って前記本体部の周壁を貫通する貫通孔により形成されて前記本体部の上下両側を連通する連通経路が少なくとも一つ設けられていることを特徴としている。
また、本開示の実施形態に係る注出口は、内容物を収納する袋体と接合され、該袋体の内部と連通する注出口であって、外周壁が前記袋体と接合される筒状の接合部と、前記接合部の上側に配置されるとともに、前記接合部が前記袋体と接合される際に該袋体の外部に露出する筒状の本体部と、を備え、前記本体部には、前記本体部の上下方向に沿って該本体部の外周壁に設けられた欠損部により形成されて前記本体部の上下両側を連通する連通経路が少なくとも一つ設けられていることを特徴としている。
本開示の実施形態に係る注出口では、本体部の上下両側を連通する連通経路が形成されるので、該注出口が接合される袋体を外装容器の内部に配置して該袋体を膨らませるときに、袋体と外装容器との間の気体を連通経路を介して外装容器の外部に逃がすことができ、袋体と外装容器との間における気体の残存を抑制することができる。その結果、気体の残存によって袋体が膨らむための空間が削られることを防止でき、所望の内容物充填量を確保することができる。
本開示の一実施形態に係る注出口において、前記本体部は、前記内側筒部と前記外側有底筒部との間の空間を複数に仕切るように前記内側筒部と前記外側有底筒部とを連結する少なくとも一つの仕切板を更に有し、前記連通経路は、前記内側筒部、前記外側有底筒部、前記貫通孔及び前記仕切板によって形成されていることが好ましい。
本開示の一実施形態に係る注出口において、前記接合部の内周壁から内側に突出する環状の内側周縁部を介して前記接合部と連結され、下端が前記接合部の下端よりも下側に位置する第1筒部を更に備えることが好ましい。
また、本開示の一実施形態に係る注出口において、前記本体部の内周壁から内側に突出する環状の内側周縁部を介して前記本体部と連結され、下端が前記接合部の下端よりも下側に位置する第1筒部を更に備えることが好ましい。
また、本開示の一実施形態に係る注出口において、前記接合部と前記第1筒部との間には、前記内側周縁部の底面から垂設されるとともに、前記第1筒部と連結された複数のリブを介して前記第1筒部を補強する第2筒部が設けられていることが好ましい。
本開示の実施形態に係る内容物収納容器は、内容物を収納する袋体と、前記袋体と接合され、該袋体の内部と連通する上述の注出口と、を備えることを特徴としている。
本開示の実施形態に係る内容物収納容器と外装容器との組合体は、開口部を有する外装容器と、前記注出口が前記開口部に着脱可能に装着され、前記袋体が前記外装容器の内部に配置される上述の内容物収納容器と、を備えることを特徴としている。
また、本開示の一実施形態に係る内容物収納容器と外装容器との組合体において、前記開口部に着脱可能に装着される蓋部材を更に備え、前記注出口は、前記開口部の内部に装着された状態で該開口部に装着される前記蓋部材によって密閉されていることが好ましい。
また、本開示の実施形態に係る内容物収納容器と外装容器との組合体は、開口部を有する外装容器と、前記外装容器の内部に配置される袋体と、該袋体と接合されるとともに前記開口部に着脱可能に装着される注出口とを有する内容物収納容器と、前記開口部に着脱可能に装着される蓋部材と、を備え、前記注出口は、前記開口部の内部に装着された状態で該開口部に装着される前記蓋部材によって密閉されていることを特徴としている。
本開示の実施形態に係る内容物充填排出システムは、上述の内容物収納容器と外装容器との組合体と、前記注出口に着脱可能に装着され、内部に内容物充填排出経路を有する内容物充填排出部材と、を備えることを特徴としている。
また、本開示の一実施形態に係る内容物充填排出システムにおいて、前記内容物充填排出部材の下側に配置される管状部材を更に備え、前記管状部材は、前記注出口に保持されるとともに、前記注出口の内部に挿通されて前記袋体の底部に向けて延設されていることが好ましい。
本開示の実施形態に係る内容物収納容器と外装容器との組合体の製造方法は、上述の内容物収納容器と外装容器との組合体の製造方法であって、前記袋体を前記外装容器の内部に配置し、前記注出口を前記開口部に装着する第1工程と、前記注出口の前記連通経路を介して前記袋体及び前記外装容器の間の空間と前記外装容器の外部との通気を行うとともに、前記袋体の内部に気体を供給して該袋体を膨らませる第2工程と、を含むことを特徴としている。
本開示の実施形態に係る内容物収納容器と外装容器との組合体に内容物を充填する内容物の充填方法は、上述の内容物収納容器と外装容器との組合体に内容物を充填する内容物の充填方法であって、前記袋体を前記外装容器の内部に配置し、前記注出口を前記開口部に装着する第1工程と、前記注出口の前記連通経路を介して前記袋体及び前記外装容器の間の空間と前記外装容器の外部との通気を行うとともに、前記袋体の内部に気体を供給して該袋体を膨らませる第2工程と、内容物を前記袋体の内部に充填する第3工程と、を含むことを特徴としている。
本開示の実施形態に係る内容物収納容器と外装容器との組合体に充填された内容物の排出方法は、上述の内容物収納容器と外装容器との組合体に充填された内容物の排出方法であって、前記注出口の前記連通経路を介して前記袋体及び前記外装容器の間の空間と前記外装容器の外部との通気を行うとともに、前記内容物を前記外装容器の外部に吸引することを特徴としている。
また、本開示の実施形態に係る内容物収納容器と外装容器との組合体に充填された内容物の排出方法は、上述の内容物収納容器と外装容器との組合体に充填された内容物の排出方法であって、前記注出口の前記連通経路を介して前記袋体と前記外装容器との間に気体を供給し、前記袋体の外部から該袋体を圧縮することにより、前記内容物を前記外装容器の外部に押し出すことを特徴としている。
本開示によれば、所望の内容物充填量を確保することができる。
第1実施形態に係る注出口を示す正面図である。 第1実施形態に係る注出口を示す平面図である。 第1実施形態に係る注出口を示す底面図である。 図2のA-A線に沿う断面図である。 実施形態に係る内容物収納容器を示す正面図である。 実施形態に係る内容物収納容器と外装容器との組合体を示す模式断面図である。 開口部、注出口及び蓋部材の関係を示す部分断面図である。 蓋部材を示す平面図である。 実施形態に係る内容物充填排出システムを示す部分断面図である。 内容物収納容器と外装容器との組合体の変形例を示す模式断面図である。 第2実施形態に係る注出口を示す平面図である。 図11のB-B線に沿う断面図である。 第3実施形態に係る注出口を示す平面図である。 図13のC-C線に沿う断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図面の説明において同一の要素には同一符号を付し、重複説明は省略する。また、以下の説明では、上下方向、上側、下側は、注出口の通常の使用状態、すなわち注出口の本体部を上(天)側、接合部を下(地)側に配置した状態を基準にする。
<注出口>
まず、図1~図4を参照して注出口の第1実施形態を説明する。
図1は第1実施形態に係る注出口を示す正面図であり、図2は第1実施形態に係る注出口を示す平面図であり、図3は第1実施形態に係る注出口を示す底面図であり、図4は図2のA-A線に沿う断面図である。本実施形態の注出口10は、内容物を収納する袋体(後述する)の内部と連通するように該袋体と接合され、内容物の充填及び排出に用いられるものである。この注出口10は、主に、外周壁が袋体と接合される筒状の接合部11と、接合部11の上側に配置されるとともに、接合部11が袋体と接合される際に袋体の外部に露出する本体部12とを備えている。なお、本実施形態の内容物は、液体、粉体、顆粒状の固体であっても良く、あるいはこれらの混合物であっても良い。
接合部11は、中央部11aと、中央部11aの両側に設けられ該中央部11aの厚みより薄肉となる薄肉部11bとをもつ(図3参照)。通常では、接合部11の外周壁と袋体の上縁部とを熱溶着する際に、上縁部と接合部11の端部とで隙間ができて密閉不良になり易い。これを防止するために、本実施形態では接合部11の両側に薄肉部11bを設け、熱溶着時にこの薄肉部11bを溶融することにより隙間の発生を防止する。
接合部11の外周壁には、周方向に沿って延びる2本の溝11dが設けられている。このようにすれば、接合部11と袋体の上縁部とを熱溶着する際に溶融した樹脂材料等が溝11dに入り込むことで、形成されたヒートシール部の強度を高めることができる。加えて、熱溶着時に接合部11と袋体との間の空気等の気体を溝11d経由で外部に逃がすことができるので、密閉性の向上を図ることもできる。なお、溝11dの数は2本に限らず、適宜に増減しても良い。
本体部12は、接合部11と同軸上に連結される内側円筒部12aと、内側円筒部12aを取り囲むように該内側円筒部12aの外側に配置される外側有底円筒部12bと、内側円筒部12a及び外側有底円筒部12bの間の空間を複数に仕切るようにこれらの円筒部を連結する複数の仕切板12cとを有する。
内側円筒部12aは、その外径が接合部11の短軸(例えば接合部11が略楕円筒状の場合)と略同じ大きさを有しており、接合部11の上側に配置されている。内側円筒部12aの内周壁には、後述の内容物充填排出部材6の外ねじ62と螺合可能な内ねじ12dが設けられている(図4参照)。一方、外側有底円筒部12bは、その外径が接合部11の長軸よりも大きく形成され、換言すれば接合部11よりも拡幅されており、接合部11の上側であって接合部11よりも外側に配置されている。
なお、本実施形態において、外側有底円筒部12bが接合部11より拡幅される例を挙げるが、外側有底円筒部12bは必ずしも接合部11より拡幅される必要がなく、例えば接合部11の長軸又は短軸と同じであっても良く、或いは接合部11の長軸又は短軸よりも小さくても良い。そして、該注出口10が接合される袋体を外装容器(後述する)の内部に挿入して配置する際に、袋体の挿入し易さを考慮した場合、外側有底円筒部12bが接合部11より拡幅されることが好ましい。
外側有底円筒部12bの底部12eは、外側有底円筒部12bの径方向において、外側から内側に向かって縮径されるようにテーパ状に形成されている。外側有底円筒部12bの外周壁には、後述する外装容器3の開口部3aに装着するための外ねじ12gが設けられている。
図2に示すように、9つの仕切板12cは、注出口10の周方向に沿って等間隔で配置されるとともに、径方向に沿って放射状に形成されている。そして、外側有底円筒部12bの底部12eには、該底部12eを貫通する貫通孔12fが複数設けられている。これらの貫通孔12fは、平面視(図2参照)においてそれぞれ円弧スリット状を呈しており、注出口10の周方向に沿って等間隔で配置されている。
本実施形態において、貫通孔12fの開口面積の下限及び上限は以下のように設定されている。すなわち、注出口10が接合される袋体の内部に気体を供給して該袋体を膨らませる際に、例えば気体の圧力の下限を0.05MPaとした場合、ポアズイユの法則に基づいて計算すると、貫通孔12fの必要面積の下限は10mmになる。面積が10mmより小さくなると、後述する内容物を充填する場合に袋体と外装容器との間の空気等の気体を外装容器の外部に逃がす際に貫通孔12fから気体が排気されずに袋体内の圧力が高まる傾向になる。これらのことを考慮して、貫通孔12fの開口面積の下限を10mmとする。一方、貫通孔12fの開口面積の上限に関しては、面積が大きければ大きいほど外装容器の外部への気体の排気や外装容器の内部への気体の供給がよりスムーズに行われるので、貫通孔12fの配置場所を確保できる範囲内であれば、特に制限されない。
また、本体部12には、該本体部12の上下両側を連通する連通経路13が複数(ここでは、9つ)設けられている。連通経路13は、内側円筒部12a、外側有底円筒部12b、隣接する仕切板12c同士、及び外側有底円筒部12bの底部12eに設けられた貫通孔12fによって形成されている。図2に示すように、これらの連通経路13は、注出口10の周方向に沿って等間隔に配置されている。
また、本実施形態の注出口10は、接合部11の内側に位置するとともに該接合部11と同軸上に配置される円筒状の第1円筒部14を更に備えている。図4に示すように、第1円筒部14の上端は、接合部11の内周壁から内側に突出する内側周縁部17を介して接合部11と連結されている。内側周縁部17は、中央に貫通孔17aを有するように円環状に形成されている。一方、第1円筒部14の下端14aは、接合部11の下端11cよりも更に下側に位置する。この第1円筒部14は、接合部11が袋体と接合される際に袋体の内に挿入され、袋体を構成するフィルム同士のくっつきを抑制し、フィルム同士のくっつきによる注出口10の閉塞を防止する役割を果たす構造である。
接合部11と第1円筒部14との間には、第1円筒部14を補強するための第2円筒部15が設けられている。図4に示すように、第2円筒部15は、第1円筒部14の直径よりも大きく形成されており、内側周縁部17の底面から垂設されるとともに第1円筒部14と連結された複数のリブ16を介して第1円筒部14を補強している。上下方向において、第2円筒部15は、その下端が接合部11の下端11cと同じ高さになるように形成されている。なお、第2円筒部15の下端15aは、必ずしも接合部11の下端11cと同じ高さになる必要がなく、第1円筒部14を補強する効果を高めるために、接合部11の下端11cより長くても良く、例えば接合部11の下端11cより更に下側に延びて第1円筒部14の下端14aと同じ高さになっても良い。
リブ16は、薄板状を呈しており、第1円筒部14の周方向に沿って等間隔で配置されるとともに、径方向に放射状に形成されている。また、上下方向において、リブ16はその下端が第1円筒部14の下端14aと同じ高さになるように形成されている。これらのリブ16は、第1円筒部14の強度を高めるとともに、注出口10の外装容器3の開口部3aへの装着時に発生する締め付け応力を分散する効果も奏する。これによって、過剰な締め付けによる注出口10の破損を抑制することができる。なお、リブ16の下端は必ずしも第1円筒部14の下端14aと同じ高さになる必要がなく、第1円筒部14の下端14aよりも短くても良い。
このような構造を有する注出口10は、例えば樹脂材料を用いて射出成形等により一体的に形成されている。樹脂材料としては、射出成形可能な樹脂であれば特に限定されないが、袋体に用いられる樹脂フィルムとの熱溶着のし易さ等の観点から、高温時でも剛性があり、且つ低温時において脆化し難い高密度ポリエチレンが好適である。
以上のように構成された注出口10では、内側円筒部12a、外側有底円筒部12b、隣接する仕切板12c同士、及び外側有底円筒部12bの底部12eに設けられた貫通孔12fによって、本体部12の上下両側を連通する連通経路13が形成されている。このため、該注出口10が接合される袋体を外装容器の内部に配置して該袋体を膨らませるときに、袋体と外装容器との間の空気等の気体を上述の連通経路13を介して外装容器の外部に逃がすことができるので、袋体と外装容器との間における気体の残存を抑制することができる。その結果、従来のように気体の残存によって袋体が膨らむ空間が削られることを防止でき、所望の内容物充填量を確保することができる。
また、該連通経路13を介して袋体と外装容器との間に空気等の気体を送ることができるので、例えば、袋体と外装容器との間に気体を供給し袋体の外部から袋体を圧縮することにより内容物の排出を行うときに、上述の連通経路13を介して気体を容易に供給することができる。
また、接合部11の内側に接合部11の下端11cよりも更に下側に延びる円筒状の第1円筒部14が設けられるので、袋体を構成するフィルム同士のくっつきを抑制し、くっつきによる注出口10の閉塞を防止することができる。その結果、内容物の充填及び排出をスムーズに行うことができる。
図2及び図3に示すように、本実施形態では貫通孔12fが9つ設けられているが、貫通孔12fの数は9つに限定されず、必要に応じて適宜に増減しても良い。また、これらの貫通孔12fは、内側円筒部12a、外側有底円筒部12b及び隣接する仕切板12c同士で囲まれる領域(すなわち、連通経路13に相当する領域)のすべてに設けられていて注出口10の周方向に沿って等間隔で配置されているが、該領域のうち外側有底円筒部12bの底部12eに貫通孔12fが設けられていない領域があっても良い。これらの場合においても、上述したように所望の内容物充填量を確保することができ、連通経路13を介して袋体と外装容器との間に空気等の気体を容易に供給することができる。
また、連通経路13は必ずしも内側円筒部12a、外側有底円筒部12b及び仕切板12cで囲まれた領域でなくても良く、仕切板12cを設けずに注出口10の周方向に延設された貫通孔が少なくとも1つ設けられているだけでも良い。更に、本実施形態では、貫通孔12fは、内側円筒部12a、外側有底円筒部12b及び隣接する仕切板12c同士で囲まれた領域(すなわち、連通経路13に相当する領域)のすべてにおいて外側有底円筒部12bの底部12eに貫通孔が1つ設けられているが、該領域ごとに貫通孔12fの数が異なっていても良い。これらの場合においても、上述したように所望の内容物充填量を確保することができ、連通経路13を介して袋体と外装容器との間に空気等の気体を容易に供給することができる。
また、本実施形態では仕切板12cが注出口10の周方向に沿って等間隔で配置されるため、外側有底円筒部12bの底部12eの貫通孔12fの開口面積はすべて等しくなっているが、仕切板12cが注出口10の周方向に沿って等間隔に配置されずに、外側有底円筒部12bの底部12eの貫通孔12fの開口面積が連通経路13の位置によって異なっていても良い。更に、貫通孔12fの形状は上述した円弧スリット状には限られず、円形状、楕円形状、多角形状等であっても良い。また、貫通孔12fの配列は必ずしも図2及び図3に示すように1列のスリット状である必要がなく、2列以上の複数列であっても良い。これらの場合においても、上述したように所望の内容物充填量を確保することができ、連通経路13を介して袋体と外装容器との間に空気等の気体を容易に供給することができる。
なお、本実施形態では、外側有底円筒部12bを挙げて説明したが、外側有底円筒部12bに代えて底部を有さない外側円筒部を設けても良い。この場合には、連通経路13は、内側円筒部、外側円筒部及び隣接する仕切板同士によって形成されている。このような構造を有する注出口によれば、上述の外側有底円筒部12bを有する注出口10と同じ作用効果を得られるほか、外側円筒部が底部を有さないので、連通経路の開口面積が大きくなり、排気等をよりスムーズに行えるとともに注出口の製造も簡単になる。また、外側有底円筒部12b及び底部を有さない外側円筒部のいずれの場合において、仕切板を複数設けることにより、例えば専用治具を用いて注出口を外装容器の開口部に装着したり、開口部から取り外したりする際に、専用治具を仕切板同士の間に挿入し回転させることで、少ない力で注出口を容易に装着したり、取り外したりすることができる。
また、本実施形態では、内側周縁部17が接合部11の内周壁から内側に突出する例を説明したが、内側周縁部17は本体部12の内周壁から内側に突出するように形成されても良い。更に、仕切板12cを設ける場合には仕切板12cの数は上述した9つに限られず、少なくとも1つであれば良い。
以下、図11及び図12を参照して注出口の第2実施形態を説明する。本実施形態の注出口80は、本体部が一つの円筒部により形成される点において上述した第1実施形態と異なっている。その他の構造は第1実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
すなわち、本体部12Aは、第1実施形態の本体部12のように内側円筒部と外側有底円筒部からなる二重円筒構造ではなく、1つの円筒部によって形成されている。本体部12Aの外径は、例えば接合部11の長軸よりも大きい。そして、本体部12Aの内周壁には内ねじ12d、本体部12Aの外周壁には外ねじ12gがそれぞれ設けられている。
また、本体部12Aには、該本体部12Aの上下方向に沿って本体部12Aの周壁を貫通する貫通孔12hが複数(ここでは、3つ)形成されている。これらの貫通孔12hは、本体部12Aの周方向に沿って等間隔で配置されており、該本体部12Aの上下両側を連通する連通経路13をそれぞれ形成する。なお、貫通孔12hの数は3つに制限されずに、1つ以上であれば適宜に増減しても良い。また、これらの貫通孔12hは、平面視で円形であっても良く、楕円形や多角形であっても良い。
このように構成された注出口80は、第1実施形態の注出口10と同様に、所望の内容物充填量を確保することができ、連通経路13を介して袋体と外装容器との間に空気等の気体を容易に供給することができる。
続いて、図13及び図14を参照して注出口の第3実施形態を説明する。本実施形態の注出口81は、本体部が一つの円筒部により形成され、且つ欠損部を有する点において上述した第1実施形態と異なっている。その他の構造は第1実施形態と同様であるため、重複説明を省略する。
すなわち、本体部12Bは、第1実施形態の本体部12のように内側円筒部と外側有底円筒部からなる二重円筒構造ではなく、1つの円筒部によって形成されている。本体部12Bの外径は、例えば接合部11の長軸よりも大きい。そして、本体部12Bの内周壁には内ねじ12d、本体部12Bの外周壁には外ねじ12gがそれぞれ設けられている。
また、図13及び図14の二点鎖線で示すように、本体部12Bは外周壁の欠損によって形成された欠損部12jを複数(ここでは、2つ)有する。これらの欠損部12jは、該本体部12Bの上下両側を連通する連通経路13をそれぞれ形成する。欠損部12jは、本体部12Bを形成した後に外周壁の一部を切り取ることにより形成されても良く、或いは欠損部を考慮した金型を用いて樹脂射出成形により直接形成されても良い。
このように構成された注出口81は、外装容器の開口部に装着される状態において、欠損部12jの存在によって開口部との間で隙間(すなわち、連通経路13)が形成される。この隙間を介して袋体と外装容器との間の空気等の気体を外装容器の外部に逃がしたり、又は袋体と外装容器との間に空気等の気体を供給したりすることができる。従って、本実施形態の注出口81によれば、第1実施形態の注出口10と同様な作用効果を得られる。
<内容物収納容器>
次に、図5を参照して内容物収納容器の実施形態を説明する。以下の内容物収納容器、内容物収納容器と外装容器との組合体、内容物充填排出システム、内容物収納容器と外装容器との組合体の製造方法、組合体に内容物を充填する内容物の充填方法、及び組合体に充填された内容物の排出方法に関する説明について、特に断らない限り、第1実施形態の注出口10の例を挙げて行うが、第2実施形態の注出口80及び第3実施形態の注出口81は、同様に適用され、且つ同様な作用効果を得られることは言うまでもない。
図5は実施形態に係る内容物収納容器を示す正面図である。内容物収納容器2は、柔らかいフィルム部材によって形成された矩形状の袋体20と、該袋体20の上縁部20aの中央部を通る中心軸Lからずれた(外れた)位置に設けられた上述の注出口10とを備えている。注出口10は、その接合部11が袋体20の上縁部20aに内挿され、本体部12が袋体20から露出した状態で、熱溶着で袋体20の上縁部20aに接合されている。ここで、注出口10の第1円筒部14は、上縁部20aにおける上縁ヒートシール部21aよりも袋体20の内部に入るように配置されることが好ましい。このようにすれば、注出口10付近における袋体20を構成するフィルム同士のくっつきを抑制し、くっつきによる注出口10の閉塞の防止効果を高めることができる。
袋体20は、外袋22aを構成するフィルムと内袋22bを構成するフィルムとを重ね合わせた多重フィルム22を、内袋22b同士が対向するように重ね合わせて合計4枚とし、その四辺をヒートシールすることにより形成されている。そのため、袋体20の四周に沿ってヒートシール部21が形成されている。
なお、本実施形態では、袋体20は多重フィルム22を内袋22b同士が対向するようにして積層し、四辺をヒートシールしてヒートシール部21を形成することにより得られるが、これに限定されるものではなく、例えば、多重フィルム22を内袋22b同士が対向するようにして折り曲げた後、重なり合った外周辺の三辺をヒートシールして形成しても良い。また、ヒートシール部21の内縁各部は、その内縁が弧状となるよう形成しても良い。これによって、角部に内容物が残存し難い構造となる。また、袋体20は必ずしも多重フィルムから構成する必要はなく、袋体20のフィルム構成は内容物や量に応じて適宜選定できる。
なお、上述のように袋体20は2枚の多重フィルム22を重ね合わせ、周縁をヒートシールしてヒートシール部21を形成することにより得られる。この場合、袋体20は上縁部20aと、底縁部20bと、2つの側縁部20cとを有する矩形状を有している。また上縁部20aは1本の上縁ヒートシール部21aを含み、底縁部20bは1本の底縁ヒートシール部21bを含み、各側縁部20cはそれぞれ1本の側縁ヒートシール部21cを有し、これら上縁ヒートシール部21aと、底縁ヒートシール部21bと側縁ヒートシール部21cとによりヒートシール部21が構成されている。
また、袋体20の上縁部20aは、上述のように1本の上縁ヒートシール部21aを含むように形成されているが、所定の間隔で離れた2本以上の上縁ヒートシール部21aを含むように形成されても良い。そして、1本の上縁ヒートシール部21aを含むように形成された場合は、2本以上の上縁ヒートシール部21aを含む場合と比べて、ヒートシール部による袋体20の収納空間減少への影響が少ないため、所望の内容物充填量を容易に確保することができる。一方、2本以上の上縁ヒートシール部21aを含むように形成された場合は、1本の上縁ヒートシール部21aを含む場合と比べて、上縁部20aを比較的軟質材料で形成することができる。
なお、本発明の技術を実施するに際しては、多重フィルム22は外袋22aと内袋22bとを重ね合わせて構成する2層構造に限定されることはなく、1枚以上の中袋を更に有する3層構造としても良く、内袋22bあるいは外袋22aのみからなる単層構造としても良い。
以上のように構成された内容物収納容器2は、上述した注出口10を備えるため、袋体20を外装容器の内部に配置して該袋体20を膨らませるときに、袋体20と外装容器との間の空気等の気体を上述の連通経路13を介して外装容器の外部に逃がすことができるので、袋体20と外装容器との間における気体の残存を抑制することができる。その結果、従来のように気体の残存によって袋体20が膨らむ空間が削られることを防止でき、所望の内容物充填量を確保することができる。
<内容物収納容器と外装容器との組合体>
次に、図6及び図7を参照して内容物収納容器と外装容器との組合体(以下、「組合体」と略する)の実施形態を説明する。
図6は実施形態に係る内容物収納容器と外装容器との組合体を示す模式断面図であり、図7は開口部、注出口及び蓋部材の関係を示す部分断面図である。本実施形態の組合体1は、天板に開口部3aが1つ設けられた金属製又は樹脂製の外装容器3と、該外装容器3の内部に収納された上述の内容物収納容器2とを備えている。
ここで、外装容器3としてはペール缶、ドラム缶、一斗缶、キャニスター缶、コンテナ等が挙げられる。ペール缶については、いわゆる天板取り外し式ラグタイプ、天板取り外し式バンドタイプ、天板固着式のいずれであっても良い。ドラム缶については、タイトヘッドドラム缶でも良く、オープンヘッドドラム缶であっても良い。なお、本実施形態では、タイトヘッドドラム缶の例を示す。
すなわち、外装容器3は、円筒状の胴体31と、該胴体31の両端を密閉する底板32及び天板33とを有する。上述の開口部3aは、円筒状を呈しており、外装容器3の天板33を平面視した際の天板33の中心を通る中心軸からずれた位置に配置され、天板33から上側に突出するように形成されている。開口部3aの内周壁には、注出口10の外ねじ12g及び蓋部材4の外ねじ43(後述する)と螺合可能な内ねじ34が設けられている。なお、本実施形態において開口部3aが天板33を平面視した際における天板33の中心を通る中心軸からずれた位置に配置された例を説明したが、本発明は、開口部が天板33を平面視した際における天板33の中心を通る中心軸に配置される例や、開口部が2つ以上設けられる例、例えば大栓と小栓といった2つの開口部が天板に設けられる例にも適用される。特に、大栓と小栓とが設けられた場合、例えば小栓を開けずに大栓のみを使用するときに、本願発明も適用することができる。
注出口10は、その本体部12の外ねじ12gと、開口部3aの内周壁に設けられた内ねじ34とを螺合させることで、該開口部3aの内部に装着されている。一方、内容物収納容器2の袋体20は、外装容器3の内部に配置されている。また、注出口10の内側円筒部12aの下端側の内周壁には、Oリング18が嵌め込まれている(図7参照)。このOリング18は、後述する内容物充填排出部材6を注出口10の内部に装着する際に、注出口10と内容物充填排出部材6との間の密閉性を保つ役割を果たす構造である。
図7に示すように、注出口10は、開口部3aの内部に装着された状態で、更に該開口部3aに装着された蓋部材4によって密閉されている。蓋部材4は、円板状を呈しており、注出口10の上側に配置されている。この蓋部材4は、外装容器3の開口部3aの内径より大きく形成された大径部41と、大径部41より小さく形成されるとともに外周壁に外ねじ43が設けられた小径部42とを有する。大径部41の上面には、図示しない蓋開閉用冶具を嵌めるための十字状の溝部44(図8参照)が更に設けられている。このようすれば、蓋開閉用冶具を溝部44に嵌めることで、少ない力で蓋部材4を回転できるので、蓋部材4の開閉作業を容易に行える。また、大径部41と小径部42との連結部分には、蓋部材4と外装容器3の開口部3aとの間の密閉性を高めるためのOリング45が嵌め込まれている。
このような構造を有する蓋部材4は、小径部42の外周壁に設けられた外ねじ43と開口部3aに設けられた内ねじ34とを螺合させることで、開口部3aに装着されている。なお、蓋部材4は例えば樹脂材料によって一体的に形成されている。蓋部材4は金属製であっても良い。特に外装容器3の開口部3aが金属製の場合において、樹脂製の蓋部材に比べて金属製の蓋部材の方が外ねじ等に強度を持たせ、耐摩耗性を向上させることができる。
以上のように構成された組合体1は、上述した注出口10と同じ作用効果を得られるほか、開口部3aの内部に装着された注出口10が該開口部3aに装着された蓋部材4によって密閉されているので、内容物収納容器2に内容物が充填される際に内容物のリーク(すなわち、内容物の漏れ)を防止することができる。すなわち、蓋部材4を開口部3aに装着して注出口10を密閉することにより、外装容器3の内部に配置された内容物収納容器2の袋体20に内容物を充填された状態で保管や輸送をする際に、万一にも内容物収納容器2が破損して内容物が外装容器3内に漏れ出したとしても、外装容器3の外部へ漏れ出るのを防ぐことが可能になる。また、注出口10が蓋部材4によって密閉されることで、外部からの異物が外装容器3内部への混入を抑制することができる。
ここで、図10を参照して内容物収納容器と外装容器との組合体の変形例を説明する。図10に示す組合体1Aは、連通経路13を設けない点において上述の組合体1と相違しているが、その他の構成は上述の組合体1と同様である。
この組合体1Aは、上述の外装容器3、注出口10Aと上述の袋体20とを有する内容物収納容器2A、外装容器3の開口部3aに着脱可能に装着される蓋部材4を備えている。注出口10Aは、貫通孔12fを有さない点において上述の注出口10と異なるが、その他の構造が注出口10と同じである。そして、注出口10Aは、外装容器3の開口部3aの内部に装着された状態で該開口部3aに装着される蓋部材4によって密閉されている。
このような構造を有する組合体1Aによれば、注出口10Aが開口部3aに装着された蓋部材4によって密閉されているので、内容物収納容器2Aに内容物が充填される際に内容物のリークを防止することができる。すなわち、蓋部材4を開口部3aに装着して注出口10Aを密閉することにより、外装容器3の内部に配置された内容物収納容器2Aの袋体20に内容物を充填された状態で保管や輸送をする際に、万一にも内容物収納容器2Aが破損して内容物が外装容器3内に漏れ出したとしても、外装容器3の外部へ漏れ出るのを防ぐことが可能になる。また、注出口10Aが蓋部材4によって密閉されることで、外部からの異物が外装容器3内部への混入を抑制することができる。
<内容物充填排出システム>
次に、図9を参照して内容物充填排出システムを説明する。
図9は実施形態に係る内容物充填排出システムを示す部分断面図である。本実施形態の内容物充填排出システム5は、蓋部材4を取り外した上述の組合体1と、注出口10と着脱可能に装着される内容物充填排出部材6とを備えている。
内容物充填排出部材6は、円筒状に形成されており、その内部には内容物充填排出経路61が設けられている。内容物充填排出経路61は、袋体20の内部に内容物を充填したり、袋体20の内部から内容物を排出したりするときに充填排出経路としての役割を果たす一方、外装容器3の内部で袋体20を気体で膨らませるときに気体供給経路としての役割も果たしている。
内容物充填排出部材6の下端側の外周壁には、注出口10の内側円筒部12aに形成された内ねじ12dと螺合可能な外ねじ62が設けられている。この内容物充填排出部材6は、外ねじ62と注出口10の内ねじ12dとの螺合によって注出口10と接続されている。
また、本実施形態の内容物充填排出システム5は、管状部材7を更に備えている。管状部材7は、円筒状の細管71と、細管71の上端に連結されて径方向の外側に突出する円環状のフランジ部72とを有する。この管状部材7は、細管71が貫通孔17a及び第1円筒部14の内部に挿通され、且つフランジ部72が内側周縁部17の上面と当接した状態で、注出口10に保持されている。細管71は、管状部材7が注出口10に保持された状態において、袋体20の底部に向けて延設されている。好ましくは、細管71は袋体20の底部まで延設されている。
図9に示すように、管状部材7は内容物充填排出部材6の下側に配置されている。このとき、内容物充填排出部材6の内容物充填排出経路61と、管状部材7の細管71とは互いに連通することになる。
このような構造を有する内容物充填排出システム5では、内容物充填排出部材6及び管状部材7を介して内容物収納容器2の袋体20内に気体を供給し、該袋体20を膨らませることができる。加えて、内容物充填排出部材6及び管状部材7を介して内容物収納容器2の袋体20内に内容物を充填したり、袋体20の内部から排出したりすることができるので、内容物の充填及び排出をよりスムーズに行うことができる。更に、細管71は袋体20の底部まで延設されるので、袋体20内の内容物を残さずに外部に排出することが可能になり、内容物の残存量を低減することができる。
<内容物収納容器と外装容器との組合体の製造方法>
次に、内容物収納容器と外装容器との組合体の製造方法について説明する。
本実施形態に係る組合体1の製造方法は、内容物収納容器2の袋体20を外装容器3の内部に配置し、注出口10を外装容器3の開口部3aに装着する第1工程と、袋体20の内部に気体を供給して袋体20を膨らませる第2工程と、を含む。
第1工程では、まず、袋体20に注出口10を接合した内容物収納容器2と、外装容器3とをそれぞれ用意する。次に、内容物収納容器2の袋体20を外装容器3の開口部3aに挿入できるサイズまで折り畳む。例えば、袋体20が縦方向(すなわち、上下方向)に細長状になるように、該袋体20を縦方向及び横方向における所定の折曲線に沿って折り畳む。続いて、細長状に折り畳まれた袋体20を開口部3aから外装容器3の内部に挿入する。
次に、内容物収納容器2の注出口10を外装容器3の開口部3aに装着する。この場合、注出口10を開口部3aに対して回転させることで、注出口10の外ねじ12gを開口部3aの内ねじ34と螺合させる。
第2工程では、上述の管状部材7を注出口10に挿入し、その上から内容物充填排出部材6を注出口10に装着する。この場合、内容物充填排出部材6を注出口10に対して回転させることで、内容物充填排出部材6の外ねじ62を注出口10の内ねじ12dと螺合させる。そして、内容物充填排出部材6の外ねじ62と注出口10の内ねじ12dとの螺合は、内容物充填排出部材6の底面が管状部材7のフランジ部72と当接するまで行われる。
次に、注出口10の連通経路13を介して袋体20及び外装容器3の間の空間と外装容器3の外部との通気を行うとともに、内容物充填排出部材6及び管状部材7を介して袋体20の内部に窒素ガスやクリーンドライエアーを供給し、外装容器3内で袋体20を膨らませる。このとき、袋体20は、供給された窒素ガスやクリーンドライエアーによって徐々に膨らむ。一方、袋体20と外装容器3との間の気体は、連通経路13を介して外装容器3の外部に逃げる。これによって、袋体20は、外装容器3との間に隙間が殆ど生じずに膨らむことが可能になるので、外装容器3の内壁面に密着するまで充分に膨らむ。
なお、第2工程において、必ずしも内容物充填排出部材6及び管状部材7を介して窒素ガスやクリーンドライエアーを供給する必要がなく、内容物充填排出部材6及び管状部材7を用いずに注出口10を介して直接供給しても良い。
袋体20を充分に膨らませた後に、内容物充填排出部材6と管状部材7とを順次に取り外し、蓋部材4を開口部3aに装着して注出口10を密閉する。これによって、組合体1の製造が完了する。蓋部材4を開口部3aに装着して注出口10を密閉することにより、外装容器3の内部の密閉状態を維持できるとともに、外装容器3内部への異物混入を防止することができる。
本実施形態の組合体の製造方法によれば、袋体20と外装容器3との間の気体を上述の連通経路13を介して外装容器3の外部に逃がすことができるので、袋体20と外装容器3との間における気体の残存を抑制することができる。その結果、従来のように空気の残存によって袋体20が膨らむための空間が削られることを防止できるので、所望の内容物充填量を確保することができる。
<内容物収納容器と外装容器との組合体に内容物を充填する内容物の充填方法>
次に、内容物収納容器と外装容器との組合体に内容物を充填する内容物の充填方法を説明する。
本実施形態に係る組合体1に内容物を充填する内容物の充填方法は、内容物収納容器2の袋体20を外装容器3の内部に配置し、注出口10を外装容器3の開口部3aに装着する第1工程と、袋体20の内部に気体を供給して袋体20を膨らませる第2工程と、内容物を袋体20の内部に充填する第3工程とを含む。第1工程及び第2工程は、上述組合体の製造方法で説明した第1工程及び第2工程と同様のため、ここで第3工程のみを説明する。
第3工程では、内容物充填排出部材6及び管状部材7を介して内容物を袋体20の内部に充填する。内容物の充填終了後、内容物充填排出部材6と管状部材7とを順次に取り外し、蓋部材4を開口部3aに装着して注出口10を密閉する。これによって、組合体1への内容物の充填が完了する。ここで、蓋部材4を開口部3aに装着して注出口10を密閉することにより、外装容器3の内部に配置された内容物収納容器2の袋体20に内容物を充填された状態で保管や輸送をする際に、万一にも内容物収納容器2が破損して内容物が外装容器3内に漏れ出したとしても、外装容器3の外部へ漏れ出るのを防ぐことが可能になる。
本実施形態に係る内容物の充填方法によれば、袋体20と外装容器3との間の気体を上述の連通経路13を介して外装容器3の外部に逃がすことができるので、袋体20と外装容器3との間における気体の残存を抑制することができる。従って、従来のように空気の残存によって袋体20が膨らむための空間が削られることを防止できるので、所望の内容物充填量を確保することができる。
<内容物収納容器と外装容器との組合体に充填された内容物の排出方法>
次に、図9を参照して内容物収納容器と外装容器との組合体に充填された内容物の排出方法について説明する。組合体1から内容物を排出する方法としては、ポンプによる吸引する方法と、内容物収納容器2の袋体20を圧縮する方法とが挙げられる。
まず、ポンプによる吸引する方法を用いた場合、蓋部材4を取り外し、上述したように管状部材7を注出口10に挿入した後、内容物充填排出部材6を注出口10に装着する。次に、注出口10の連通経路13を介して袋体20及び外装容器3の間の空間と外装容器3の外部との通気を行うとともに、ポンプ(図示せず)を用いて内容物充填排出部材6及び管状部材7を介して内容物収納容器2に収納された内容物を吸引し、外部に排出する。このとき、外気が矢印F1に示すように、連通経路13を経由して袋体20と外装容器3との間に流れ込む。これによって、袋体20内部での負圧の発生が抑制されるので、内容物は矢印F2に示すように、管状部材7及び内容物充填排出部材6を経由して外装容器3の外部にスムーズに排出される。
一方、袋体20を圧縮する方法を用いた場合、蓋部材4を取り外し、上述したように管状部材7を注出口10に挿入した後に、内容物充填排出部材6を注出口10に装着する。次に、例えば空気供給装置(図示せず)を利用し注出口10の連通経路13を介して袋体20と外装容器3との間に空気を供給し(図9の矢印F1参照)、袋体20の外部から該袋体20を圧縮することにより、内容物を外装容器3の外部に押し出す。これによって、袋体20内部に収納された内容物は、管状部材7及び内容物充填排出部材6を経由し外装容器3の外部にスムーズに排出される(図9の矢印F2参照)。そして、細管71が袋体20の底部まで延設されていれば、袋体20内の内容物を残さずに外部に排出することが可能になり、内容物の残存量を低減することができる。
なお、内容物が全て排出された組合体1については、内容物収納容器2を外装容器3から取り外し、新しい内容物収納容器2を外装容器3に装着すれば、外装容器3を再利用することができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば注出口10の開口部3aへの装着は、外ねじと内ねじによる螺合のほか、嵌め込み構造等を用いても良い。
1 内容物収納容器と外装容器との組合体
2 内容物収納容器
3 外装容器
3a 開口部
4 蓋部材
5 内容物充填排出システム
6 内容物充填排出部材
7 管状部材
10,80,81 注出口
11 接合部
11a 中央部
11b 薄肉部
11d 溝
12,12A,12B 本体部
12a 内側円筒部
12b 外側有底円筒部
12c 仕切板
12f,12h 貫通孔
12j 欠損部
13 連通経路
14 第1円筒部
15 第2円筒部
16 リブ
17 内側周縁部
20 袋体
21 ヒートシール部
22 多重フィルム
22a 外袋
22b 内袋
31 胴体
32 底板
33 天板
41 大径部
42 小径部
61 内容物充填排出経路
71 細管
72 フランジ部

Claims (15)

  1. 内容物を収納する袋体と接合され、該袋体の内部と連通する注出口であって、
    外周壁が前記袋体と接合される筒状の接合部と、
    前記接合部の上側に配置されるとともに、前記接合部が前記袋体と接合される際に該袋体の外部に露出する筒状の本体部と、
    を備え、
    前記本体部は、内側筒部と、前記内側筒部を取り囲むように該内側筒部の外側に配置される外側筒部と、前記内側筒部と前記外側筒部との間の空間を仕切るように前記内側筒部と前記外側筒部とを連結する仕切板と、を有し、
    前記本体部には、前記内側筒部、前記外側筒部及び前記仕切板により形成されて前記本体部の上下両側を連通する連通経路が少なくとも一つ設けられ
    前記注出口が治具によって外装容器の開口部の内部に着脱可能に装着されるように、前記外側筒部の外周壁には前記外装容器の開口部に螺合する外ねじが設けられ、且つ、前記仕切板は、前記治具が前記仕切板同士の間に挿入されて前記注出口を前記外装容器の開口部に対し回転させるように少なくとも2つ設けられていることを特徴とする注出口。
  2. 内容物を収納する袋体と接合され、該袋体の内部と連通する注出口であって、
    外周壁が前記袋体と接合される筒状の接合部と、
    前記接合部の上側に配置されるとともに、前記接合部が前記袋体と接合される際に該袋体の外部に露出する筒状の本体部と、
    を備え、
    前記本体部は、内側筒部と、前記内側筒部を取り囲むように該内側筒部の外側に配置される外側有底筒部と、前記内側筒部と前記外側有底筒部との間の空間を仕切るように前記内側筒部と前記外側有底筒部とを連結する仕切板と、を有し、
    前記外側有底筒部の底部には、貫通孔が少なくとも一つ設けられ、
    前記本体部には、前記内側筒部、前記外側有底筒部、前記仕切板及び前記貫通孔により形成されて前記本体部の上下両側を連通する連通経路が少なくとも一つ設けられ
    前記注出口が治具によって外装容器の開口部の内部に着脱可能に装着されるように、前記外側有底筒部の外周壁には前記外装容器の開口部に螺合する外ねじが設けられ、且つ、前記仕切板は、前記治具が前記仕切板同士の間に挿入されて前記注出口を前記外装容器の開口部に対し回転させるように少なくとも2つ設けられていることを特徴とする注出口。
  3. 内容物を収納する袋体と接合され、該袋体の内部と連通する注出口であって、
    外周壁が前記袋体と接合される筒状の接合部と、
    前記接合部の上側に配置されるとともに、前記接合部が前記袋体と接合される際に該袋体の外部に露出する筒状の本体部と、
    を備え、
    前記本体部には、前記本体部の上下方向に沿って該本体部の外周壁に設けられた欠損部により形成されて前記本体部の上下両側を連通する連通経路が設けられ
    前記注出口が治具によって外装容器の開口部の内部に着脱可能に装着されるように、前記本体部の外周壁には前記外装容器の開口部に螺合する外ねじが設けられ、且つ、前記欠損部は、前記治具が前記欠損部の内部に挿入されて前記注出口を前記外装容器の開口部に対し回転させるように少なくとも2つ設けられていることを特徴とする注出口。
  4. 前記接合部の内周壁から内側に突出する環状の内側周縁部を介して前記接合部と連結され、下端が前記接合部の下端よりも下側に位置する第1筒部を更に備える請求項1~のいずれか一項に記載の注出口。
  5. 前記本体部の内周壁から内側に突出する環状の内側周縁部を介して前記本体部と連結され、下端が前記接合部の下端よりも下側に位置する第1筒部を更に備える請求項1~のいずれか一項に記載の注出口。
  6. 前記接合部と前記第1筒部との間には、前記内側周縁部の底面から垂設されるとともに、前記第1筒部と連結された複数のリブを介して前記第1筒部を補強する第2筒部が設けられている請求項又はに記載の注出口。
  7. 内容物を収納する袋体と、
    前記袋体と接合され、該袋体の内部と連通する請求項1~のいずれか一項に記載の注出口と、
    を備えることを特徴とする内容物収納容器。
  8. 開口部を有する外装容器と、
    前記注出口が前記開口部に着脱可能に装着され、前記袋体が前記外装容器の内部に配置される請求項に記載の内容物収納容器と、
    を備えることを特徴とする内容物収納容器と外装容器との組合体。
  9. 前記開口部に着脱可能に装着される蓋部材を更に備え、
    前記注出口は、前記開口部の内部に装着された状態で該開口部に装着される前記蓋部材によって密閉されている請求項に記載の内容物収納容器と外装容器との組合体。
  10. 請求項8又は9に記載の内容物収納容器と外装容器との組合体と、
    前記注出口に着脱可能に装着され、内部に内容物充填排出経路を有する内容物充填排出部材と、
    を備えることを特徴とする内容物充填排出システム。
  11. 前記内容物充填排出部材の下側に配置される管状部材を更に備え、
    前記管状部材は、前記注出口に保持されるとともに、前記注出口の内部に挿通されて前記袋体の底部に向けて延設されている請求項10に記載の内容物充填排出システム。
  12. 請求項又はに記載の内容物収納容器と外装容器との組合体の製造方法であって、
    前記袋体を前記外装容器の内部に配置し、前記注出口を前記開口部に装着する第1工程と、
    前記注出口の前記連通経路を介して前記袋体及び前記外装容器の間の空間と前記外装容器の外部との通気を行うとともに、前記袋体の内部に気体を供給して該袋体を膨らませる第2工程と、
    を含むことを特徴とする、内容物収納容器と外装容器との組合体の製造方法。
  13. 請求項又はに記載の内容物収納容器と外装容器との組合体に内容物を充填する内容物の充填方法であって、
    前記袋体を前記外装容器の内部に配置し、前記注出口を前記開口部に装着する第1工程と、
    前記注出口の前記連通経路を介して前記袋体及び前記外装容器の間の空間と前記外装容器の外部との通気を行うとともに、前記袋体の内部に気体を供給して該袋体を膨らませる第2工程と、
    内容物を前記袋体の内部に充填する第3工程と、
    を含むことを特徴とする、内容物収納容器と外装容器との組合体に内容物を充填する内容物の充填方法。
  14. 請求項又はに記載の内容物収納容器と外装容器との組合体に充填された内容物の排出方法であって、
    前記注出口の前記連通経路を介して前記袋体及び前記外装容器の間の空間と前記外装容器の外部との通気を行うとともに、前記内容物を前記外装容器の外部に吸引することを特徴とする、内容物収納容器と外装容器との組合体に充填された内容物の排出方法。
  15. 請求項又はに記載の内容物収納容器と外装容器との組合体に充填された内容物の排出方法であって、
    前記注出口の前記連通経路を介して前記袋体と前記外装容器との間に気体を供給し、前記袋体の外部から該袋体を圧縮することにより、前記内容物を前記外装容器の外部に押し出すことを特徴とする、内容物収納容器と外装容器との組合体に充填された内容物の排出方法。
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