JP6250326B2 - パウチ容器 - Google Patents

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この発明は、パウチ容器に関し、特に例えば、フレキシブルシートによって袋状に形成され、液状等の被収容物が充填されるパウチ容器に関する。
被収容物として流動体が充填されるスパウト付きパウチ容器として、例えば、特許文献1に示すようなものがある。この特許文献1のスパウト付きパウチ容器は、フレキシブルシートによって袋状に形成されたボトムガセットタイプのパウチと、このパウチの上縁部に装着された、注口や飲口となる口部をスクリューキャップによって開閉することができるスパウトとを備えており、流動体である被収容物をパウチに充填した状態で自立させることができるようになっている。
特許文献1のスパウト付きパウチ容器は、シリコンゴム等によって形成された、中央部に十字の切目glを有する弾性変形可能な流路閉塞体52bによって、スパウト52Aの流路frを閉塞しておくように構成されている。このようなスパウト52Aを装着したスパウト付きパウチ容器では、スパウト52Aからスクリューキャップ53を外したスパウト付きパウチ容器を倒しても、内容物がスパウト52Aからこぼれ出てしまうことはなく、内容物が充填されたパウチ51を押圧することによってパウチ51の内圧を高めると、同図(a)、(b)に二点鎖線で示すように、流路frを閉塞している流路閉塞体52bの切目gl部分が弾性変形して、流路閉塞体52bに開口が形成されるので、内容物を流出させることができる。
特開2004−59071号公報 特許第5138173号
現在、スクリューキャップのないパウチ容器を求められている。
また、被収容物である流動体が充填されているパウチ容器が倒れても、その口部から内容物がこぼれ出ることがないパウチ容器を求められている。
それゆえに、この発明の主たる目的は、被収容物である流動体が充填されているパウチ容器が倒れても口部から被収容物がこぼれ出ることがない、キャップの不要なパウチ容器を提供することである。
この発明の請求項1にかかるパウチ容器は、液状・塊状・粒状・又は粉状の被収容物を収容する閉鎖区域を形成するために相互に連結された第1表面材及び第2表面材と、前記第1表面材と第2表面材とを連結した連結領域の一部に取り付けられた開閉弁とを備える、パウチ容器であって、前記開閉弁は、前記第1表面材と第2表面材とを連結した連結領域において第1表面材及び第2表面材に密着する外表面を有する弁本体と、前記閉鎖区域内に入り込む領域において、弁本体の中に穿設された流入穴と、前記第1表面材と第2表面材とを連結した連結領域の外側に開口するように、弁本体の中に穿設された流出穴と、前記流入穴と流出穴との間において、人体の手の指の幅に近い長さを有する弁部とを有し、該弁部に前記流入穴と流出穴とに連通する一条の吐出スリットを形成され、前記吐出スリットは、流入穴と流出穴との間にのびる長手方向と、前記長手方向と交差する方向にのびる幅方向とを有し、吐出スリットの幅方向における両側における弁本体の外表面を人体の手の指で挟み、吐出スリットの幅方向に向けて人体の手の指で押すことによって、弁本体の吐出スリットの周辺の弁本体を変形させ且つ吐出スリットを拡開するように構成された、パウチ容器である。
この発明の請求項2にかかるパウチ容器においては、弁本体は、閉鎖区域に収容された被収容物の運動による圧力で変形せず且つ人体の手の指の圧力で変形する弾力性を有する合成樹脂で一体成形され、その中程にある吐出スリットを構成するスリット構成面は、互いに平行な平面であり、無負荷のときに密着している請求項1に記載のパウチ容器である。
この発明の請求項3にかかるパウチ容器においては、弁本体は、閉鎖区域から連結領域の外側に至る長さを備えた、円柱状若しくは截頭円錐状又は角柱状若しくは截頭角錐状であり、
吐出スリットを形成された弁部は、流出穴及び/又は流入穴に向く面が平面視及び/又は底面視円形の平面又は凸状である、請求項1又は2に記載のパウチ容器である。
請求項1に係る発明のパウチ容器は、液状・塊状・粒状・又は粉状の被収容物を収容する閉鎖区域を形成するために相互に連結された第1表面材及び第2表面材と、前記第1表面材と第2表面材とを連結した連結領域の一部に取り付けられた開閉弁とを備える、パウチ容器であって、前記開閉弁は、前記第1表面材と第2表面材とを連結した連結領域において第1表面材及び第2表面材に密着する外表面を有する弁本体と、前記閉鎖区域内に入り込む領域において、弁本体の中に穿設された流入穴と、前記第1表面材と第2表面材とを連結した連結領域の外側に開口するように、弁本体の中に穿設された流出穴と、前記流入穴と流出穴との間において、人体の手の指の幅に近い長さを有する弁部とを有し、該弁部に前記流入穴と流出穴とに連通する一条の吐出スリットを形成され、前記吐出スリットは、流入穴と流出穴との間にのびる長手方向と、前記長手方向と交差する方向にのびる幅方向とを有し、吐出スリットの幅方向における両側における弁本体の外表面を人体の手の指で挟み、吐出スリットの幅方向に向けて人体の手の指で押すことによって、弁本体の吐出スリットの周辺の弁本体を変形させ且つ吐出スリットを拡開するように構成されているので、キャップを外すことなく被収容物が充填された容器の開閉弁の吐出スリットの幅方向における両側において弁本体の外表面を人体の手の指で挟み、吐出スリットの幅方向に向けて人体の手の指で押すことによって、被収容物を流出させることができる。
請求項2に係る発明のパウチ容器は、弁本体は、閉鎖区域に収容された被収容物の運動による圧力で変形せず且つ人体の手の指の圧力で変形する弾力性を有する合成樹脂で一体成形され、その中程にある吐出スリットを構成するスリット構成面は、互いに平行な平面であるので、閉鎖区域を密封でき、キャップを外すことなく被収容物が充填された容器の開閉弁の吐出スリットの幅方向における両側において弁本体の外表面を人体の手の指で挟み、吐出スリットの幅方向に向けて人体の手の指で押すことによって、被収容物を流出させることができる。
請求項3に係る発明のパウチ容器は、弁本体は、閉鎖区域から連結領域の外側に至る長さを備えた、円柱状若しくは截頭円錐状又は角柱状若しくは截頭角錐状であり、
吐出スリットを形成された弁部は、流出穴及び/又は流入穴に向く面が平面視及び/又は底面視円形の平面又は凸状であるので、第1表面材及び第2表面材の間に密着して、密封でき、キャップを外すことなく被収容物が充填された容器の開閉弁の吐出スリットの幅方向における両側において弁本体の外表面を人体の手の指で挟み、吐出スリットの幅方向に向けて人体の手の指で押すことによって、被収容物を流出させることができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴及び利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
本発明の第一の実施の形態に係るパウチ容器の斜視図解図である。 本発明の第一の実施の形態に係るパウチ容器の口部を露出させた状態の斜視図解図である。 図1BのA矢視図である。 図1のパウチ容器の正面図解図である。 図1のパウチ容器の口部を露出させた状態の正面図解図である。 図1のパウチ容器の開閉弁の図解図であり、(A)は斜視図解図であり、(B)は縦断面図解図である。 図1のパウチ容器の開閉弁の縦断面図解図である。 図4のA−A線断面図解図である。 開閉弁の開いた状態を示す縦断面図解図である。 開閉弁の開いた状態を示す縦断面図解図である。 図7のB−B線断面図解図である。 本発明の第二の実施の形態に係るパウチ容器の開閉弁の一部を断面とした斜視図解図である。 図9のパウチ容器の開閉弁の縦断面図解図である。 開閉弁の開いた状態を示す斜視図解図である。 本発明の第三の実施の形態に係るパウチ容器の開閉弁の一部を断面とした斜視図解図である。 図12のパウチ容器の開閉弁の縦断面図解図である。 開閉弁の開いた状態を示す一部を断面とした斜視図解図である。 本発明の第四の実施の形態に係るパウチ容器の開閉弁の一部を断面とした斜視図解図である。 図15のパウチ容器の開閉弁の平面図解図である。 開閉弁の開いた状態を示す一部を断面とした斜視図解図である。 本発明の第五の実施の形態に係るパウチ容器の開閉弁の一部を断面とした斜視図解図である。 図18のパウチ容器の開閉弁の平面図解図である。 開閉弁の開いた状態を示す一部を断面とした斜視図解図である。 本発明の第六の実施の形態に係るパウチ容器の開閉弁の一部を断面とした斜視図解図である。 図21のパウチ容器の開閉弁の縦断面図解図である。 開閉弁の開いた状態を示す一部を断面とした縦断面図解図である。 図1のパウチ容器の表面材及び底面材による組み立て方を示す斜視図解図である。 図1のパウチ容器の表面材及び底面材による組み立て方を示す正面図解図である。 開閉弁の説明図である。
パウチ容器10は、表側のシート状の第1表面材12と裏側のシート状の第2表面材14とを周辺近傍において熱溶着されて相互に連結された連結領域16を形成され、該連結領域16によって囲繞された中に、液状等の被収容物を収容する閉鎖区域18を形成されている。
第1表面材12及び第2表面材14は、ポリエチレンやポリプロピレン等の熱接着性を有する合成樹脂フィルムの外面に、ガスバリア性シート等を積層した二軸延伸ポリエステルフィルム等をラミネートした厚さ100〜200μm程度の柔軟性シートによって構成されている。
この実施の形態のパウチ容器10は、表裏一対の第1表面材12及び第2表面材14と、この第1表面材12及び第2表面材14の下端部において両者の間に折り込まれる底面材20とから構成されている。パウチ容器10は、第1表面材12及び第2表面材14の上縁部及び両側縁部が相互にヒートシールされることによって胴部22が形成されると共に、第1表面材12及び第2表面材14間に折り込まれた底面材20の下縁部の周縁を第1表面材12及び第2表面材14の内面にヒートシールすることによって、胴部22の下端開口部を閉塞する底部24が形成されている。
このように、パウチ容器10は、第1表面材12及び第2表面材14をその周辺近傍において溶着することにより連結領域16を形成され、連結領域16によって囲繞された中に閉鎖区域18を形成されている。
連結領域16は、第1表面材12及び第2表面材14並びに底面材20の両側縁部をヒートシールされたサイドシール部30と、第1表面材12及び第2表面材14の下縁部並びに底面材20の下縁部をヒートシールされたボトムシール部32と、第1表面材12及び第2表面材14の上縁部をヒートシールされたトップシール部34とを含む。
第1表面材12と第2表面材14とを連結した連結領域16の一部たる上縁部をヒートシールされたトップシール部34に、開閉弁50が取り付けられている。
開閉弁50は、胴部22の底部24とは反対側の上部の端部に形成されている。
連結領域16は、開閉弁50を開口する前においては、閉鎖区域18に臨む側とは反対側である開閉弁50の先端側を、被覆している。
連結領域16は、開閉弁50を開口するときに、開閉弁50の先端側の近傍において、開閉弁50の先端に沿って切断することにより、開閉弁50を開口することができるように構成されている。
この実施の形態においては、開閉弁50は、第1表面材12と第2表面材14とを連結した連結領域16の一部たる上縁部と側縁部とが直角に交差する隅角部において、第1表面材12と第2表面材14とを連結した連結領域16の一部たる上縁部及び側縁部と斜めに交差するように、第1表面材12と第2表面材14との間にヒートシールされて固定されている。
パウチ容器10は、開閉弁50を開口するときは、第1表面材12と第2表面材14とを連結した連結領域16のみを、開閉弁50の先端に沿って切断することができるように構成されている。
開閉弁50は、ポリエチレンやポリプロピレン等の熱接着性合成樹脂で一体成形されている。
開閉弁50は、熱可塑性エラストマー(TRE)、すなわち、高温で可塑化されて所定の形状に形成され、常温でゴム弾性体(エラストマー)の性質を示す弾性体で形成されている。
この実施の形態においては、開閉弁50は、オレフィン系エラストマー、すなわちポリプロピレン(PP)の中に、エチレン・プロピレンジエンゴム(EPDM;EPM)を微分散させたものを用いている。
開閉弁50は、第1表面材12と第2表面材14とを上端縁に挟み込まれた状態で、第1表面材12と第2表面材14とにヒートシールされる円柱状である。
弁本体52は、前記第1表面材12と第2表面材14とを連結した連結領域16において第1表面材12及び第2表面材14に密着する外表面を有する。
弁本体52は、前記閉鎖区域18内に入り込む領域において、弁本体52の中に穿設された流入穴54と、前記第1表面材12と第2表面材14とを連結した連結領域16の外側に開口するように、弁本体52の中に穿設された流出穴56とを備える。
流出穴56は、連結領域16の中にヒートシールされて固定され、第1表面材12と第2表面材14とを切断した開口時に連結領域16の外側にその先端が開口するように構成されている。
弁本体52は、前記流入穴54と流出穴56との間において、人体の手の指の幅に近い長さを有する弁部58を有している。
弁本体52は、弁部58の周辺が、閉鎖区域18に収容された被収容物の運動による圧力で変形せず且つ人体の手の指の圧力で変形する弾力性を有する合成樹脂(熱可塑性エラストマ)で一体成形されている。
弁部58は、前記流入穴54と流出穴56とに連通する一条の吐出スリット60を形成されている。
前記吐出スリット60は、流入穴54と流出穴56との間にのびる長手方向と、前記長手方向と交差する方向にのびる幅方向とを有している。
吐出スリット60は、流入穴54と流出穴56との間において、略々同じ幅に形成されている。
吐出スリット60は、その幅方向における両側における弁本体52の外表面を人体の手の指で挟み、吐出スリット60の幅方向に向けて人体の手の指で押すことによって、弁本体52の吐出スリット60の周辺の弁本体52を変形させ且つ吐出スリット60を拡開するように構成されている。
この実施の形態においては、吐出スリット60は、第1表面材12と第2表面材14とを連結した連結領域16において、第1表面材12と第2表面材14とが対向する面に略々直交するようにのびており、連結領域16の第1表面材12及び第2表面材14を人体の手の指で挟み、吐出スリット60の幅方向に押すことによって、弁本体52の吐出スリット60の周辺の弁本体52を変形させ且つ吐出スリット60を拡開するように構成されている。
弁本体52の中程にある吐出スリット60は、それを構成するスリット構成面が、互いに平行な平面であり、無負荷のときに密着している。
吐出スリット60は、その幅方向の向きが、第1表面材12及び第2表面材14の上縁部及び側縁部の内側面に直交ないしは斜交する方向に向いている。
弁本体52は、閉鎖区域18から連結領域16の外側に至る長さを備えた、円柱状若しくは截頭円錐状又は角柱状若しくは截頭角錐状であり、パウチ容器10に充填された液体等の被内容物Gを注ぎ出すための口部70と、この口部70に連設された、円錐状の装着部72と、この装着部72に連設された導出部74とから構成されている。
流入穴54を形成された導出部74及び流出穴56を形成された口部70は、円筒状である。
弁本体52は、流出穴56の外側の方が流出穴54より徐々に細くなる錘状の方が、第1表面材12と第2表面材14との連結領域16から抜け出ることが少なくなる。
吐出スリット60を形成された弁部58は、流出穴54及び/又は流入穴56に向く面が平面視及び/又は底面視方形又は円形の平面状であり、それぞれ略々同じ直径である。
流出穴54及び/又は流入穴56に向く面は、流入穴54の内周壁面及び流出穴56の内周壁面と略直交する平面状である。
開閉弁50は、連結領域16の幅が5〜10mm前後であるので、弁本体52の長さ(L1)が1cm以上であることが望ましい。
開閉弁50は、人体の手の指の幅に対応して、弁部58の長さ(L2)が5mmより長く、1cmより短いことが望ましい。
開閉弁50は、弁本体52の直径(W1)が4mmより長く、12mmより短いことが望ましい。
開閉弁50は、弁本体52の直径(W2)が5mmより長く、14mmより短いことが望ましい。
開閉弁50は、装着部72の外側面であって、吐出スリット60がのびる幅方向で装着部72の径方向に弁部58を人体の手の指で押す力が、0.6kgfより大きく、1.5kgfより小さいときに、吐出スリット60が開口するように構成されている。
底部24は、山折りに折り込まれた第1表面材12及び第2表面材14を構成する合成樹脂フィルムと同様な熱融着性を有する合成樹脂フィルムからなる底面材20が、第1表面材12及び第2表面材14の内側面と熱溶着されている。
底面材20は、第1表面材12と第2表面材14との間に山折り状態で挿入されており、底面材20の頂上部分に底折り込み部20aを有する。
対向する第1表面材12と第2表面材14とは、両側縁部(サイドシール部30)で底面材20の両側縁部と熱溶着して封止されるとともに、両底縁部(ボトムシール部32)で底面材20の下縁部と熱溶着して封止されている。
底部24は、底面材20の下縁部と第1表面材12及び第2表面材14の両下縁部とをシールされた弧状のボトムシール部32を有し、被収容物Gを収容すると、楕円状の底面が形成されるように弧状のボトムシール部32が開き、自立性が付与される。
次に、本発明のパウチ容器の製造方法について図1、図2及び図24を参照して説明する。
図24A及び図24Bは、本発明にかかるパウチ容器を第1表面材12、第2表面材14及び底面材20をもって製造する方法を示しており、図1A及び図2Aは、図24A及び図24Bに示す製造方法によって製造されたパウチ容器10を示している。
開閉弁50が装着された状態のパウチ容器10は、図1に示すように、表裏一対の第1表面材12及び第2表面材14の両側部から内側に折り込まれて底部24を形成する底面材20から構成されている。折り込まれた底面材20の外面の周縁が第1表面材12及び第2表面材14の内面にヒートシールされると共に、第1表面材12及び第2表面材14の内面の上縁部及び左右側縁部が相互にヒートシールされることで、閉鎖区域18を有する袋状に形成されている。
以下、パウチ容器10に開閉弁50を第1表面材12及び第2表面材14の間に装着する方法について、図24A及び図24Bを参照しながら説明する。
開閉弁50が装着される前のパウチ容器10は、別工程(図24B図示1回目シール部をヒートシールする工程)で予め製造されており、開閉弁50が装着される第1表面材12及び第2表面材14の上縁部はヒートシールされていない。すなわち、対向する第1表面材12と第2表面材14とは、両側縁部(サイドシール部30)で底面材20の両側縁部と熱溶着して封止されるとともに、両底縁部(ボトムシール部32)で底面材20の下縁部と熱溶着して封止されているが、底部24とは反対側の第1表面材12及び第2表面材14の上側縁はヒートシールされていない。
このヒートシールされていない開閉弁50の装着縁には、開閉弁50を装着する際に相互にヒートシールされる第1表面材12及び第2表面材14の下縁部等に、第1表面材12及び第2表面材14並びに開閉弁50の位置を決めるためのレジスターマーク80又は位置決め穴(図示せず)等がそれぞれ形成されている。
開閉弁50は、図3ないし図5に示すように、パウチ容器10に充填された液体等の被内容物Gを注ぎ出すための口部70と、この口部70に連設された、円錐状の装着部72と、この装着部72に連設された導出部74とから構成されている。そして、口部70及び装着部72が、第1表面材12及び第2表面材14の上縁部及び側縁部に挟み込まれた状態でヒートシールされる。
まず、底部24を下にして立った状態の第1表面材12及び第2表面材14が開閉弁50の装着位置に供給されると、例えば、先端が先細テーパ状に形成された位置決めピン(図示せず)が第1表面材12及び第2表面材14の位置決め穴(図示せず)に挿入され、第1表面材12及び第2表面材14の位置決めが行われる。
次に、第1表面材12及び第2表面材14の開閉弁50と装着する第1表面材12及び第2表面材14の上縁部及び側縁部の間を未シールの開閉弁50を装着する第1表面材12及び第2表面材14の上縁部及び側縁部が予備的に開く。例えば、一対のオープナ(図示せず)によって、開閉弁50の装着する第1表面材12及び第2表面材14の上縁部及び側縁部の間を吸引把持する。
そして、第1表面材12及び第2表面材14の上縁部及び側縁部の間に、開閉弁50の口部70及び装着部72を挿入し、その後、第1表面材12及び第2表面材14の上縁部及び側縁部の対向する面を開閉弁50の口部70及び装着部72の外表面に密着させて、ヒートシールする(図24B図示2回目シール部をヒートシールする工程)。
開閉弁50は、装着部72の吐出スリット60の幅方向の向きが、第1表面材12及び第2表面材14の上縁部及び側縁部の対向面に直交する方向に向いた状態にて、第1表面材12及び第2表面材14の上縁部及び側縁部の間にヒートシールされる。
次に、一対のオープナ(図示せず)を相互に離反させることにより、未シールの第1表面材12及び第2表面材14の上縁部を大きく開く。その後に、注入口を、第1表面材12及び第2表面材14の上縁部を開いた第1表面材12と第2表面材14との間に挿入して、被収容物Gを注ぎ込む。
パウチ容器10の閉鎖区域18に被収容物Gを注ぎ込んだ後、第1表面材12及び第2表面材14の上縁部をヒートシールする(図24図示3回目シール部をヒートシールする工程)。
パウチ容器10は、第1表面材12及び第2表面材14の上縁部と側縁部とが交差する隅角部に、開閉弁50を装着されている。
開閉弁50の外側には、第1表面材12及び第2表面材14の上縁部と側縁部とにより形成される交差する隅角部が存在している。開閉弁50の口部70及び装着部72は、第1表面材12と第2表面材14とを連結した連結領域16によって被覆されており、閉鎖区域18を密封している。
そして、開閉弁50から閉鎖区域18に収容された被収容物Gを注ぎ出すときには、開閉弁50の口部70の辺りで、第1表面材12及び第2表面材14の上縁部と側縁部とが交差する隅角部を切断して除去し、開閉弁50の口部70を露出させる。
そして、開閉弁50の装着部72の外側に位置する第1表面材12及び第2表面材14の上縁部又は側縁部を、人体の手の指で押圧することにより、吐出スリット60が開口して、被収容物Gを開閉弁50から注ぎ出すことができる。人体の手の指で開閉弁50を押す方向は、吐出スリット60がのびる幅方向で装着部72の径方向である。
この発明は、前記実施の形態に限らず、この発明の思想に基づき、種々変更することが可能である。
図9ないし図11に示す開閉弁50は、吐出スリット60を形成された弁部58が、流出穴54及び/又は流入穴56に向く面が平面視及び/又は底面視方形又は円形の凸状である。
流出穴54に向く面は、半球状であり、流出穴54の内周壁面と接する外周縁が流出穴54側から弁部58側に凹んでいる。
流入穴56に向く面は、半球状であり、流入穴56の内周壁面と接する外周縁が流入穴56側から弁部58側に凹んでいる。
弁本体52は、前記閉鎖区域18内に入り込む領域において、弁本体52の中に穿設された流入穴54と、前記第1表面材12と第2表面材14とを連結した連結領域16の外側に開口するように、弁本体52の中に穿設された流出穴56とを備える。
流出穴56は、連結領域16の中にヒートシールされて固定され、第1表面材12と第2表面材14とを切断した開口時に連結領域16の外側にその先端が開口するように構成されている。
弁本体52は、前記流入穴54と流出穴56との間において、人体の手の指の幅に近い長さを有する弁部58を有している。
弁本体52は、閉鎖区域18に収容された被収容物の運動による圧力で変形せず且つ人体の手の指の圧力で変形する弾力性を有する合成樹脂(熱可塑性エラストマ)で一体成形されている。
弁部58は、前記流入穴54と流出穴56とに連通する一条の吐出スリット60を形成されている。
前記吐出スリット60は、流入穴54と流出穴56との間にのびる長手方向と、前記長手方向と交差する方向にのびる幅方向とを有している。
吐出スリット60は、流入穴54と流出穴56との間において、略々同じ幅に形成されている。
吐出スリット60は、その幅方向における両側における弁本体52の外表面を人体の手の指で挟み、吐出スリット60の幅方向に向けて人体の手の指で押すことによって、弁本体52の吐出スリット60の周辺の弁本体52を変形させ且つ吐出スリット60を拡開するように構成されている。
弁本体52の中程にある吐出スリット60は、それを構成するスリット構成面が、互いに平行な平面であり、無負荷のときに密着している。
吐出スリット60は、その幅方向の向きが、第1表面材12及び第2表面材14の上縁部及び側縁部の内側面に直交ないしは斜交する方向に向いている。
図12ないし図14に示す開閉弁50は、吐出スリット60を形成された弁部58は、流出穴54及び/又は流入穴56に向く面が平面視及び/又は底面視方形又は円形の凸状又は凹状である。
流出穴54に向く面は、円錐状の凸状であり、流出穴54の内周壁面と接する外周縁が弁部58側に凹んでいる。
流入穴56に向く面は、円錐状の凹状であり、流入穴56の内周壁面と接する外周縁が弁部58側より出ばっている。
弁本体52は、前記閉鎖区域18内に入り込む領域において、弁本体52の中に穿設された流入穴54と、前記第1表面材12と第2表面材14とを連結した連結領域16の外側に開口するように、弁本体52の中に穿設された流出穴56とを備える。
流出穴56は、開閉弁50が連結領域16の中にヒートシールされて固定され、第1表面材12と第2表面材14とを切断した開口時に連結領域16の外側にその先端が開口するように構成されている。
弁本体52は、前記流入穴54と流出穴56との間において、人体の手の指の幅に近い長さを有する弁部58を有している。
弁本体52は、閉鎖区域18に収容された被収容物の運動による圧力で変形せず且つ人体の手の指の圧力で変形する弾力性を有する合成樹脂(熱可塑性エラストマ)で一体成形されている。
弁部58は、前記流入穴54と流出穴56とに連通する一条の吐出スリット60を形成されている。
前記吐出スリット60は、流入穴54と流出穴56との間にのびる長手方向と、前記長手方向と交差する方向にのびる幅方向とを有している。
吐出スリット60は、流入穴54と流出穴56との間において、略々同じ幅に形成されている。
吐出スリット60は、その幅方向における両側における弁本体52の外表面を人体の手の指で挟み、吐出スリット60の幅方向に向けて人体の手の指で押すことによって、弁本体52の吐出スリット60の周辺の弁本体52を変形させ且つ吐出スリット60を拡開するように構成されている。
弁本体52の中程にある吐出スリット60は、それを構成するスリット構成面が、互いに平行な平面であり、無負荷のときに密着している。
吐出スリット60は、その幅方向の向きが、第1表面材12及び第2表面材14の上縁部及び側縁部の内側面に直交ないしは斜交する方向に向いている。
開閉弁50は、弁本体52が楕円状であってもよく、上底及び下底とも同一の錘状体でもよく、図15ないし図17に示すように、上底より下底の方が大きい錘状体であってもよい。
又、開閉弁50は、図18ないし図20に示すように、半円が同心円状にならぶ外形であってもよい。
弁部58に形成された吐出スリット60は、弁部58の中央に形成された一条のスリットのみではなく、図21ないし図23に示すように、平行に並列されて複数条のスリットをもって形成してもよい。
弁部58は、前記流入穴54と流出穴56とに連通する一条の吐出スリット60を形成されている。
前記吐出スリット60は、流入穴54と流出穴56との間にのびる長手方向と、前記長手方向と交差する方向にのびる幅方向とを有している。
吐出スリット60は、流入穴54と流出穴56との間において、略々同じ幅に形成されている。
吐出スリット60は、その幅方向における両側における弁本体52の外表面を人体の手の指で挟み、吐出スリット60の幅方向に向けて人体の手の指で押すことによって、弁本体52の吐出スリット60の周辺の弁本体52を変形させ且つ吐出スリット60を拡開するように構成されている。
弁本体52の中程にある吐出スリット60は、それを構成するスリット構成面が、互いに平行な平面であり、無負荷のときに密着している。
吐出スリット60は、その幅方向の向きが、第1表面材12及び第2表面材14の上縁部及び側縁部の内側面に直交ないしは斜交する方向に向いている。
10 パウチ容器
12 第1表面材
14 第2表面材
16 連結領域
18 閉鎖区域
20 底面材
20 底折り込み部
22 胴部
24 底部
30 サイドシール部
32 ボトムシール部
34 トップシール部
50 開閉弁
52 弁本体
54 流入穴
56 流出穴
58 弁部
60 吐出スリット
70 口部
72 装着部
74 導出部
80 レジスターマーク
G 被収容物

Claims (3)

  1. 液状・塊状・粒状・又は粉状の被収容物を収容する閉鎖区域を形成するために相互に連結された第1表面材及び第2表面材と、
    前記第1表面材と第2表面材とを連結した連結領域の一部に取り付けられた開閉弁とを備える、パウチ容器であって、
    前記開閉弁は、
    前記第1表面材と第2表面材とを連結した連結領域において第1表面材及び第2表面材に密着する外表面を有する弁本体と、
    前記閉鎖区域内に入り込む領域において、弁本体の中に穿設された流入穴と、
    前記第1表面材と第2表面材とを連結した連結領域の外側に開口するように、弁本体の中に穿設された流出穴と、
    前記流入穴と流出穴との間において、人体の手の指の幅に近い長さを有する弁部とを有し、
    該弁部に前記流入穴と流出穴とに連通する一条の吐出スリットを形成され、
    前記吐出スリットは、流入穴と流出穴との間にのびる長手方向と、前記長手方向と交差する方向にのびる幅方向とを有し、吐出スリットの幅方向における両側における弁本体の外表面を人体の手の指で挟み、吐出スリットの幅方向に向けて人体の手の指で押すことによって、弁本体の吐出スリットの周辺の弁本体を変形させ且つ吐出スリットを拡開するように構成された、パウチ容器。
  2. 弁本体は、閉鎖区域に収容された被収容物の運動による圧力で変形せず且つ人体の手の指の圧力で変形する弾力性を有する合成樹脂で一体成形され、その中程にある吐出スリットを構成するスリット構成面は、互いに平行な平面であり、無負荷のときに密着している請求項1に記載のパウチ容器。
  3. 弁本体は、閉鎖区域から連結領域の外側に至る長さを備えた、円柱状若しくは截頭円錐状又は角柱状若しくは截頭角錐状であり、
    吐出スリットを形成された弁部は、流出穴及び/又は流入穴に向く面が平面視及び/又は底面視円形の平面又は凸状である、請求項1又は2に記載のパウチ容器。
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