JP6329444B2 - 逆止弁付き容器用キャップ - Google Patents
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Description
また、中栓に第1注出口および第2注出口を形成することにより、充分な内容液の注出量を確保しつつ、各注出口および各開閉弁のサイズの大型化を回避することが可能であるため、各注出口および各開閉弁との間における相対的な位置や姿勢にズレが生じ難くなる。
また、本請求項3に係る発明によれば、第1開閉弁を0.9〜0.95g/cm3の比重の材料から形成することにより、中栓および逆止弁の上部空間に残留した内容液に第1開閉弁を良好に浮かせることが可能であるため、内容液の回収を確実に達成することができる。
また、本請求項4に係る発明によれば、第1開閉弁を上蓋に形成された開閉用摘み側に配置することにより、第2開閉弁よりも開放され易い第1開閉弁を、内容液を注出する際に下方側にくる位置に形成することで、第1注出口のみを開放して少量の内容液を注出する場合に、内容液をスムーズに注出することができる。
また、本請求項1に係る発明によれば、第1屈曲部の下面に切り欠き溝を形成することにより、第1屈曲部が上方側に向けて屈曲し易くなって、第1屈曲部が中栓の上部空間内に残留した内容液によって浮き上がり易くなり、また、第1屈曲部および第2屈曲部の下面に切り欠き溝を形成することにより、製造負担の増加を回避しつつ、第1屈曲部および第2屈曲部の強度に差を適切に付けることができる。
また、本請求項5に係る発明によれば、第1注出口および第2注出口の内周縁に上方から下方に向けて縮径するテーパ部を形成するとともに、第1開閉弁および第2開閉弁の外周縁に、上下軸上に中心を持つR部を形成することにより、各注出口に対する各開閉弁の位置や姿勢に多少のズレが生じた場合であっても、各注出口の内周縁に対して各開閉弁の外周縁を全周に亘って接触させることが可能であるため、各開閉弁によって各注出口を確実に閉塞することができる。
係止突起54は、逆止弁60を中栓50に装着するために、逆止弁60の係止穴61aに挿入されるものである。
空気弁体55は、図2から分かるように、外気がボトル80および内袋90の間へ進入する方向のみの流れを許容するように、ボトル80の口筒部81の上端外周とキャップ本体30のスカート壁32の内周とに弾性的に係合している。
環状部56は、図1に示すように、内袋90の口筒部91の内周にその外周が密着するように、口筒部81、91内に挿入されている。
第1開閉弁62および第2開閉弁63は、図6に示すように、上下軸A1、A2を中心とした円形に形成されており、第1注出口52および第2注出口53を外側(上側)から開閉可能に塞ぐように配置されている。第1開閉弁62および第2開閉弁63の外周縁には、上下軸A1、A2上に中心を持つ環状のR部(上下軸A1、A2上に中心を持つ球面の一部分)62a、63aが形成されている。
第1屈曲部64および第2屈曲部65の下面には、図6に示すように、第1切り欠き溝64aおよび第2切り欠き溝65aが形成されている。第1切り欠き溝64aの溝深さは、第2切り欠き溝65aの溝深さよりも深く、これに伴い、第1屈曲部64の強度は、第2屈曲部65の強度よりも低い。具体的には、第1屈曲部64の強度は、第1屈曲部64を屈曲させた場合に内容液の浮力によっては弾性復帰しない強さであり、第2屈曲部65の強度は、第2屈曲部65を屈曲させた場合に内容液の浮力に対抗して弾性復帰しようとする強さである。
また、上述した実施形態では、中栓に注出口が2つ形成されるとともに、逆止弁に開閉弁が2つ形成されているものとして説明したが、注出口および開閉弁の数量は、2つ以上であれば3つや4つ等の如何なるものでもよい。
また、上述した実施形態では、キャップ部と中栓と逆止弁とが別体に形成されているものとして説明したが、これら部品を一体に形成してもよく、例えば、キャップ部と中栓とを一体に形成してもよく、また、中栓と逆止弁とを一体に形成してもよい。
また、上述した実施形態では、逆止弁に形成された係止穴と中栓に形成された係止突起とを嵌合させることで、中栓に対して逆止弁を装着したが、中栓に対する逆止弁の装着態様は例えば接着等の如何なるものでもよい。
また、上述した実施形態では、逆止弁の第1屈曲部の強度と第2屈曲部の強度とを異ならせるために、第1屈曲部の下面に形成された第1切り欠き溝の溝深さと第2屈曲部の下面に形成された第2切り欠き溝の溝深さとに差を付けた。しかしながら、第1屈曲部の強度と第2屈曲部の強度とを異ならせるための具体的手段は上記に限定されず、例えば、第1屈曲部および第2屈曲部の幅や厚みを異ならせてもよい。
また、上述した実施形態では、逆止弁は一体で形成されており、逆止弁の各部の密度(比重)が均一であるものとして説明したが、逆止弁の各部ごとの密度を異ならせてもよく、例えば、第1開閉弁の密度が逆止弁の他部の密度よりも小さくなるようにしてもよい。
20 ・・・ キャップ部
21 ・・・ ヒンジ連結部
30 ・・・ キャップ本体
31 ・・・ 頂壁
32 ・・・ スカート壁
33 ・・・ 注出筒部
34 ・・・ 押圧突起
35 ・・・ 本体側係止部
36 ・・・ 外気導入穴
37 ・・・ 螺旋ネジ部
40 ・・・ 上蓋
41 ・・・ 天面壁
42 ・・・ 側壁
43 ・・・ 封止壁部
44 ・・・ 開閉用摘み
45 ・・・ 上蓋係止部
50 ・・・ 中栓
51 ・・・ ベース部
52 ・・・ 第1注出口
52a ・・・ テーパ部
53 ・・・ 第2注出口
53a ・・・ テーパ部
54 ・・・ 係止突起
55 ・・・ 空気弁体
56 ・・・ 環状部
60 ・・・ 逆止弁
61 ・・・ 基部
61a ・・・ 係止穴
62 ・・・ 第1開閉弁
62a ・・・ R部
63 ・・・ 第2開閉弁
63a ・・・ R部
64 ・・・ 第1屈曲部
64a ・・・ 第1切り欠き溝
65 ・・・ 第2屈曲部
65a ・・・ 第2切り欠き溝
70 ・・・ 容器
80 ・・・ ボトル
81 ・・・ 口筒部
82 ・・・ 螺旋ネジ部
83 ・・・ 外気導入穴
90 ・・・ 内袋
91 ・・・ 口筒部
A1、A2 ・・・ 上下軸
Claims (5)
- 容器の口部に配置される逆止弁付き容器用キャップであって、
キャップ部と、中栓と、前記中栓に装着される逆止弁とを備え、
前記中栓には、少なくとも第1注出口と第2注出口とが形成され、
前記逆止弁は、前記中栓に装着される基部と、前記第1注出口を外側から開閉可能に塞ぐ第1開閉弁と、前記第2注出口を外側から開閉可能に塞ぐ第2開閉弁と、前記基部および前記第1開閉弁の間に形成された第1屈曲部と、前記基部および前記第2開閉弁の間に形成された第2屈曲部とを有し、
前記第1屈曲部は、前記第2屈曲部よりも低い強度を有し、
前記第1屈曲部の下面には、第1切り欠き溝が形成され、
前記第2屈曲部の下面には、第2切り欠き溝が形成され、
前記第1切り欠き溝の溝深さは、前記第2切り欠き溝の溝深さよりも深いことを特徴とする逆止弁付き容器用キャップ。 - 前記容器は、不使用時に前記キャップ部を上にした状態で置かれる容器であり、
前記第1開閉弁は、前記容器を置いた状態で、前記第1注出口を上側から塞ぐように配置され、内容液よりも軽い比重を有することを特徴とする請求項1に記載の逆止弁付き容器用キャップ。 - 前記第1開閉弁は、0.9〜0.95g/cm3の比重の材料から形成されることを特徴とする請求項2に記載の逆止弁付き容器用キャップ。
- 前記キャップ部は、キャップ本体と、前記キャップ本体にヒンジ連結部を介して連結される上蓋とを有し、
前記第1開閉弁は、前記上蓋に形成された開閉用摘み側に配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の逆止弁付き容器用キャップ。 - 前記第1注出口および第2注出口と前記第1開閉弁および第2開閉弁は、上方から見た場合に、所定の上下軸を中心とした円形に形成され、
前記第1注出口および第2注出口の内周縁には、上方から下方に向けて縮径するテーパ部が形成され、
前記第1開閉弁および第2開閉弁の外周縁には、前記上下軸上に中心を持つR部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の逆止弁付き容器用キャップ。
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