JP3929228B2 - ポンプディスペンサー - Google Patents

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    • B05B11/1011Piston pumps actuated by a lever without substantial movement of the nozzle in the direction of the pressure stroke

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体化粧品、各種液体洗剤、シャンプー、リンス、各種仕上剤、防カビ剤・消毒液、漂白液、水等の内容液を正立・倒立で噴射するトリガータイプ噴霧器等のポンプディスペンサーに関する。
【0002】
【従来の技術】
ポンプディスペンサー、例えばトリガーの操作により液を噴出するトリガーポンプ容器においては、正立状態でも倒立状態でも吐出(噴霧)を可能にする機構は種々に考えられている。ただ、この種の機構では、通常のトリガータイプ容器の下部に切替え弁機構を追加して組み込んだ形式がほとんどである。
【0003】
上記のトリガータイプの噴霧器の例を図3(正立時)、図4(倒立時)に示す。図3、図4に示すように、このトリガータイプの噴霧器は、噴出あるいは注出しようとする液体の収容された容器10の口元部10aにディスペンサー14がキャップ12等で装着される。このディスペンサー14においては、ユーザーがトリガー16を揺動させるとその揺動に連動してピストン18がシリンダー20内で前進・後退動作する。これにより、シリンダー室20a内の容積が減少・増大する。
【0004】
ディスペンサー14には、前記シリンダー20に隣接してバルブ部22が設けられ、このバルブ部22は下部ではステンレスのボール24が座面22aに載置した下部バルブを有し、この座面22aの下方には容器10内から液をディスペンサー14に流通させるディップチューブ26が繋がる。また、バルブ部22の上部ではシリンダー室20aへの通路孔22bと、通常弁体28aが座面28bに付勢力により押し付けられ、かつ、バルブ部22の内圧が一定以上になると弁体28aが座面28bから離れて開く上部バルブ28と、ディスペンサー14先端部のノズル30に渡るノズル通路32とが形成される。弁体28aの下部はボール24近傍に延びていて、ボール24を一定範囲で動作させる規制部材になっている。
【0005】
なお、前記ディスペンサーの正立時と倒立時との液の噴出あるいは注出を可能にする正倒立切換え部材50は、例えば図5に示すように、ディップチューブ26の途中部に繋ぐもので、クランク状の管路に枝別れした小管部34を設け、この小管部34は側面に液通過孔36を設け先端は閉鎖して内部に弁としてのボール38を収容したものである。また、容器の正立時には容器10内では底部側に液は集まっており、ボール38は、小管部34の図の下方の弁座34aに当接してディップチューブ26と小管部34との流通を閉鎖し、ディップチューブ下部から吸い上げられた液はディスペンサー14に流通する。一方、容器の倒立時には前記弁座34aからボール38が離れて開き、液通過孔36から容器先端側に集まった液を吸い上げる。
【0006】
前記噴霧器において、正立使用時には図3に示すように、容器10内の液は、ピストン18の図において左側への動きにより、ディップチューブ26内を通り(吸い上がり)、ボール24を押し上げて通路孔22bを通ってシリンダー室20a内に吸入される。次に、ピストン18の右側への動きにより、前記シリンダー室20aに吸入されていた液は、ボール24を座面22aに押し付け、弁体28aを上向きに押し上げることにより、通路32を通ってノズル30より噴出される。
【0007】
また、前記の噴霧器において、倒立使用時には、図4に示すように、容器10内の液はピストン18の図においての左側への動きによりディップチューブ26を通り、シリンダー室20a内に吸入される。このとき、正立使用時とは異なり、ボール24は通常金属(SUS材等)であるため、下側に落ちていて、ディップチューブ26からシリンダー室20aへの流路は解放されている。次に、ピストン18の図においての右側への動きによりシリンダー室20a内の吸入されていた液はボール24を押し上げ、バルブ28の弁体28aを押し下げることにより、流路32を通過し、ノズル30より噴出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記ディスペンサーにおいては、倒立時に効果を発揮する正倒立切換え部材を通常のポンプ機構に追加させており、前記図5に示すように、ディスペンサー本体から容器内に延びるディップチューブ26の途中から分岐して(分岐部50a)正倒立切換え部材50が繋げられており、途中で管路径が絞られている部分がある。そのような絞られている部分において液体の流通抵抗が大きくなってディスペンサーによる吸い上げがしにくくなり、液体の吐出量(噴霧量)不足になりやすく噴出あるいは注出不良(いわゆる空打ち)等の現象が生じやすい。また、ディスペンサーのバルブ部は液流の少なさによる作動不良から不協音の発生を招くという問題点があった。
上記の問題点は容器に収容する液が粘度の低いものであるときに発生しやすかった。
【0009】
本発明は、前記の問題点を解消するためなされたものであって、正倒立型のポンプディスペンサーにおいて、倒立使用時に少なくとも液体の吐出量を十分なものにでき、吐出時の不協音の発生も防止可能なポンプディスペンサーを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するため、次の構成を有する。
本発明は、0.05〜60%の界面活性剤が含有され、25°Cにおける液粘度が1〜100cpの液体を収容する容器の口部に装着し、正立時および倒立時に収容液の注出が可能な正倒立型のポンプディスペンサーであって、このディスペンサーには、ユーザーによるトリガーの揺動に連動してピストンが内部で前進・後退動作するシリンダー室とこのシリンダー室に隣接してバルブ部とが設けられ、このバルブ部では正立時における下部側にボール弁を座面に載置した下部バルブが、上部側にディスペンサー先端のノズルに連通するノズル側バルブがそれぞれ設けられており、ディスペンサー本体の下部バルブの座面の下方には容器内から液体をディスペンサーに流通させる管路が繋がり、その流通管路の途中の分岐部に正倒立切換え部材が繋がり、前記正倒立切換え部材は、流通管路途中の分岐部から枝分かれして小管部が設けられ、この小管部がその側面に液通過孔を有し、小管部内側下方に弁座を設け、ボールからなる弁体を小管部内部に収容したものであって、ポンプディスペンサーが正立使用時には小管部内で弁体が弁座に当接して流通管路と小管部との流通を閉鎖し、逆に倒立使用時には弁体が弁座から離れて開き小管部の液通過孔から弁座さらには分岐部から流通管路を通して容器口元部側に集まった液体をディスペンサー本体側に吸い上げるようにしたものであり、前記流通管路が、小管部の繋がる分岐部を挟んでポンプディスペンサー側から容器内開口端まで開口路になっていて、ディスペンサー本体の下部バルブの座面から正倒立切換え部材の分岐部までの管路の最小断面積が3.0〜4.9mm2であり、ディスペンサー本体の下部バルブのボール弁の比重が0.8〜2.5であることを特徴とするポンプディスペンサーである。
本発明においては、ディスペンサー本体の下部バルブの座面から正倒立切換え部材の分岐部までの管路の最小断面積が3.8〜4.9mm 2 であることが好適である。
【0011】
本発明によれば、0.05〜60%の界面活性剤が含有され、25°Cにおける粘度1〜100cpの粘度の低い液を収容する容器に装着し、正立時および倒立時に収容液の注出が可能な正倒立型のポンプディスペンサーに対して、流通管路が、小管部の繋がる分岐部を挟んでポンプディスペンサー側から容器内開口端まで開口路になっていて、ディスペンサー本体のボール弁座から正倒立切換え部材の分岐点までの管路の最小断面積が3.0〜4.9mm2であり、ディスペンサー本体の下部バルブのボール弁の比重が0.8〜2.5であるので、倒立使用時には、管路径(管路内径)が十分でボール弁が確実に動作し、したがって、ディスペンサーによる液体の吸い上げが良好になる。
よって、液体の吐出量(噴霧量)が十分になり、噴出あるいは注出の不良が生じることを防止できる。また、ボール弁が正常に開閉動作するので、不協音の発生が抑制でき、また液の逆流が無く液の吐出量(噴霧量)が減少し噴出あるいは注出不良(いわゆる空打ち)等の現象を生じることがない。
なお、前記管路の最小断面積が3.0mm2以上は、ほぼ管路内径のφ2mm以上であることに相当する。
本発明において、ディスペンサー本体の下部バルブの座面から正倒立切換え部材の分岐部までの管路の最小断面積が3.8〜4.9mm 2 とするのが好適である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、実施形態にかかるポンプディスペンサーの説明図、図2は倒立時の説明図である。
図1、図2では前記図3〜図5に記載のディスペンサー14と同様の部分に同一の符号を付しているが、実施形態ではポンプディスペンサーは、図3〜図5のものと以下のように異なる構造を有している。
【0013】
このポンプディスペンサーは、0.05〜60%の界面活性剤が含有され、25°Cにおける液粘度1〜100cpの液体を収容する容器に装着し、正立時および倒立時に収容液の注出が可能な正倒立型に係るものである。
容器内の液体が0.05〜60%の界面活性剤が含有され、かつ、25°Cにおける粘度1〜100cpであるのは、倒立使用時に100cpを越える粘性のある液であると、その粘性から、ボール(弁球に相当)24が下がりにくくその作動が保証されやすいが、1〜100cpというように液の粘度が低くなると弁球がその自重ですぐに下がりやすく動作不良の問題が生じやすく、その対策として本実施形態の構成が適切だからである。
【0014】
また、図1に示すように、ディスペンサー14中には、バルブ部22があるが、このバルブ部22には、中間室15を挟んで下部バルブと上部バルブとがあり、そのうちの容器側の下部バルブのボール24の材質を液比重に対して0.8〜2.7倍の比重(好ましくは内溶液比重よりも軽い比重)を持つものにしたものが好ましい。
【0015】
このように、ボール24の材質にすることにより、ボール24は液により容易に浮上するようになる。したがって、図2に示すように、倒立使用時に、ボール24は、上昇して(浮いて)座面22aに密着するので、ディップチューブ26上端(正倒立切換え部材50上端)とシリンダー室20aとの間をシールしている状態になる。これにより、ピストン18の右側への動きにより液が上部バルブ28を押し下げて液が通路32を通ってノズル30より噴出しようとするときに、ボール24が左右に振動する(踊る)のを防ぎ、ボール弁が確実に作動するので、不協音の発生や吐出量(噴霧量)の減少を防止できる。
【0016】
正立時および倒立時に注出可能にする正倒立切換え部材50は図1に示すように、ディスペンサー14のバルブ部22の下方部に斜めに繋げられており、クランク状の管路に枝別れした小管部34を設け、この小管部34は側面に長円形状の液通過孔36を設け先端は閉鎖して内部に弁としてのボール38を収容する点は図3のものと同様であり、その外、ディップチューブ26を大径の下端部内周に筒状のアダプター52を介して挿入固定している。
【0017】
そして、実施形態においては、正倒立切換え部材50における管路では、図1に示すように、ディスペンサー本体から容器内に延びるアダプター52およびディップチューブ26(正立時使用管路に相当)のうちでアダプター52が途中から分岐して正倒立切換え部材50に繋がる。
そして、ディスペンサー本体の下部バルブの座面22aから正倒立切換え部材50接続の分岐50aまでの管路Lにおける最小断面積を3.0mm2以上(ほぼ管路内径のφ2mm以上)としたものである。該管路の一例としては、弁座の下方部での内径がφ3.0mm、分岐部までのディップチューブ内径φ2.6mm、分岐部50aで内径2.6mmとなっている。また、正倒立切換え部材50のボール弁座34aで内径φ3.0mmとしている。もちろんこれらは一例であり、管路Lにおける最小断面積を3.0mm2以上(ほぼ管路内径のφ2mm以上)の範囲内の管路断面積であればいずれでも良い。
【0018】
正倒立型のポンプディスペンサーに対して、ディスペンサー本体の下部バルブの座面22aから正倒立切換え部材50の分岐点50aまでの管路の最小断面積が3.0mm2以上であるので、倒立使用時には、管路径(管路内径)が十分でボール弁の下部バルブ(ボール24と座面22a)が確実に動作し、したがって、ディスペンサーによる液体の吸い上げが良好になる。よって、液体の吐出量(噴霧量)が十分になり、噴出あるいは注出の不良が生じることを防止できる。
また、ボール弁が正常に開閉動作し、このため、不協音の発生が抑制でき、また液の逆流が無く液体の吐出量(噴霧量)が減少し噴出あるいは注出不良(いわゆる空打ち)等の現象を生じることがない。
【0019】
なお、前記ディスペンサー本体の下部バルブの座面22aから正倒立切換え部材の分岐点までの管路の最小断面積が3.0mm2以上は、ほぼ管路内径のφ2mm以上であることに相当する。特に、前記管路の最小断面積を4.5mm2(ほぼ管路内径2.4mm)以上とするのが好適である。
【0020】
比較例と本発明の実施例にかかる正倒立型のポンプディスペンサーについて、倒立使用時における不協音と吐出量の評価をした結果について説明する。まず、ディスペンサー中のボール24について材質と、液体の粘度を種々に変えたときの倒立使用時の不協音及び吐出量の関係について評価結果は次のようになった。この場合、試験液体の粘度は1〜100cp、ディスペンサー本体のボール弁座から正倒立切換え部材の分岐点までの管路の最小断面積が、比較例では、2.5mm2(ほぼ内径φ1.8mm)であり表1に示す。これに対して、実施例1では、管路の最小断面積が3.8mm2(ほぼ内径φ2.2mm)であり表2に示し、実施例2では、管路の最小断面積が4.9mm2(ほぼ内径φ2.5mm)であり表3に示す。
【0021】
【表1】
Figure 0003929228
【0022】
【表2】
Figure 0003929228
【0023】
【表3】
Figure 0003929228
【0024】
表1の比較例では、ボール弁の材質が比重の軽いものでも粘度が低くなると、不協音と吐出量の双方の点で満足な結果が得られていなかった。
これに対して、前記の比較例と表2の実施例1の結果とを対比すると、管路の最小断面積が、3.8mm2で3.0mm2以上あれば、比重が2.4程度の弁球までは液体粘度にかかわらずに不協音と吐出量の点でほぼ満足のいく結果が得られたが、アルミニウムは1cp〜50cpの内容液に対して不協音および吐出量の関係が悪く、50cp〜100cpではその関係がやや良好であった。また、スチールなどのそれを超える比重の弁球では、粘度100cp以下では満足のいく結果が得られない。
【0025】
一方、表3の実施例2の結果では、管路の最小断面積が4.9mm2で4.00mm2を越えたものではアルミニウムの弁球でほぼ満足の行く結果が得られたが、比重7.8のスチール(SUS)では、内容液に対して不協音および吐出量の関係がいずれも悪かった。ただ、表2の結果に比較して表3の結果が良い。
以上のことから、管路の最小断面積を3.0mm2好ましくは4.00mm2以上に大きくすれば液の吸い上げが十分にできるようになり、液の吐出量(噴霧量)不足が防止でき、噴出あるいは注出不良(いわゆる空打ち)等の現象が生じることがなく、また、また、ディスペンサーのバルブ部の作動不良による不協音の発生が防止できることが理解される。
【0026】
次に、本発明のポンプディスペンサーにおいて、本体側の弁球を比重0.9のポリプロピレンと比重7.9のスチール(SUS)としたそれぞれ(トリガーA,トリガーB)を比較して噴出試験をした。試験結果を表4に示す。なお、これらディスペンサーにおいて、ディスペンサー本体のバルブ2における下部バルブの座面22aから正倒立切換え部材50の分岐点50aまでの管路において、最小断面積はいずれも4.9mm2(内径φ2.5mm)であった。
【0027】
【表4】
Figure 0003929228
【0028】
表4から、前記管路長の長さにかかわらずに、比重の軽いポリプロピレン製の弁球では異音の発生がなく、吐出量の減少はなく良好である。これに対して、スチールボールでは不協音の発生があり、比重の軽い(0.8〜2.5)ことが好ましいことが理解される。
【0029】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、容器内から液体をディスペンサーに流通させる流通管路が、小管部の繋がる分岐部を挟んでポンプディスペンサー側から容器内開口端まで開口路になっていて、ディスペンサー本体の下部バルブの座面から正倒立切換え部材の分岐までの管路の最小断面積が3.0〜4.9mm2であり、ディスペンサー本体の下部バルブのボール弁の比重が0.8〜2.5であるので、倒立使用時の管路径(管路内径)が十分になりディスペンサーによる液体の吸い上げが良好になる。
したがって、液体の吐出量(噴霧量)が十分になり、噴出あるいは注出の不良が生じることを防止できる。
また、ディスペンサーの吸上げ液量が十分になると共に、バルブ部の下部バルブのボール弁の比重が適切であることから、バルブ部の作動不良がなく正常に開閉動作する。したがって、不協音の発生が抑制でき、また液の逆流が無く液の吐出量(噴霧量)が減少し噴出あるいは注出不良(いわゆる空打ち)等の現象を生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るポンプディスペンサーの説明図である。
【図2】 図1のポンプディスペンサーの倒立時の説明図である。
【図3】 一般的なポンプディスペンサーの説明図である。
【図4】 図3のポンプディスペンサーの倒立時の説明図である。
【図5】 正倒立切換え部材の説明図である。
【符号の説明】
10 容器
10a 口元部
14 ディスペンサー
15 中間室
16 トリガー
18 ピストン
20a シリンダー室
22 バルブ部
22a 下部バルブの座面
24 下部バルブのボール(弁球)
26 ディップチューブ
28 ノズル側バルブ
30 ノズル
34 小管部
34a ボール弁座
36 液通過孔
38 ボール
50 正倒立切換え部材
50a 正倒立切換え部材の分岐
L 下部バルブの座面から正倒立切換え部材の分岐部までの管路

Claims (2)

  1. 0.05〜60%の界面活性剤が含有され、25°Cにおける液粘度が1〜100cpの液体を収容する容器の口部に装着し、正立時および倒立時に収容液の注出が可能な正倒立型のポンプディスペンサーであって、
    このディスペンサーには、ユーザーによるトリガーの揺動に連動してピストンが内部で前進・後退動作するシリンダー室とこのシリンダー室に隣接してバルブ部とが設けられ、このバルブ部では正立時における下部側にボール弁を座面に載置した下部バルブが、上部側にディスペンサー先端のノズルに連通するノズル側バルブがそれぞれ設けられており、
    ディスペンサー本体の下部バルブの座面の下方には容器内から液体をディスペンサーに流通させる管路が繋がり、その流通管路の途中の分岐部に正倒立切換え部材が繋がり
    前記正倒立切換え部材は、流通管路途中の分岐部から枝分かれして小管部が設けられ、この小管部がその側面に液通過孔を有し、小管部内側下方に弁座を設け、ボールからなる弁体を小管部内部に収容したものであって、ポンプディスペンサーが正立使用時には小管部内で弁体が弁座に当接して流通管路と小管部との流通を閉鎖し、逆に倒立使用時には弁体が弁座から離れて開き小管部の液通過孔から弁座さらには分岐部から流通管路を通して容器口元部側に集まった液体をディスペンサー本体側に吸い上げるようにしたものであり、
    前記流通管路が、小管部の繋がる分岐部を挟んでポンプディスペンサー側から容器内開口端まで開口路になっていて、
    ディスペンサー本体の下部バルブの座面から正倒立切換え部材の分岐部までの管路の最小断面積が3.0〜4.9mm2であり、
    ディスペンサー本体の下部バルブのボール弁の比重が0.8〜2.5であることを特徴とするポンプディスペンサー。
  2. ディスペンサー本体の下部バルブの座面から正倒立切換え部材の分岐部までの管路の最小断面積が3.8〜4.9mm 2 であることを特徴とする請求項1に記載のポンプディスペンサー。
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