JP7276673B2 - 分析装置、提供装置、判定方法、提供方法、判定プログラムおよび提供プログラム - Google Patents

分析装置、提供装置、判定方法、提供方法、判定プログラムおよび提供プログラム Download PDF

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Description

本開示は、分析装置、提供装置、判定方法、提供方法、判定プログラムおよび提供プログラムに関する。
特許文献1(特開2018-43339号公報)には、以下のような通電路付の切削ヘッドが開示されている。すなわち、通電路付の切削ヘッドは、対象物を切削加工する切削工具又は当該切削工具を保持するホルダであって、当該切削工具又は当該ホルダの部材の全部又は一部に、該部材の変化を計測するための通電路が直接的又は間接的に形成される。
また、特許文献2(特表2018-534680号公報)には、以下のような方法が開示されている。すなわち、当該方法は、機械(200)の動作を制御するように構成されたプログラマブル論理制御部(111)と、前記機械の工具(210)とワークピース(220)との間の相対的な動きを制御するように構成された数値制御部(112)とを備えた制御システム(110)において実行される方法(300)であって、第1の条件に関して、前記プログラマブル論理制御部により受信された入力信号(190)を評価すること(310)であって、前記入力信号が、前記工具の状態または前記工具と前記ワークピースとの相互作用により実行される減算処理の状態に関する情報を含む、評価すること(310)と、前記入力信号が前記第1の条件を満たすことに応答して、前記情報を前記数値制御部に提供すること(320)とを含む。
特開2018-43339号公報 特表2018-534680号公報
本開示の分析装置は、切削工具における切刃の状態を判定する分析装置であって、前記切削工具に設けられたセンサの計測結果に関する情報である計測情報を取得する計測情報取得部と、前記切刃に関する情報であって前記切刃の消耗を示す消耗情報を含む切削情報を取得する切削情報取得部と、前記計測情報取得部によって取得された前記計測情報および前記切削情報取得部によって取得された前記切削情報に基づいて、前記切刃の状態を判定する判定部とを備える。
本開示の提供装置は、切削工具における切刃の状態を判定する分析装置へ情報を提供する提供装置であって、切削加工に用いられる切刃に関する情報のデータベースを記憶する記憶部と、前記切削工具における前記切刃を特定するための情報である特定情報を取得する取得部と、前記データベースにおける情報であって前記取得部によって取得された前記特定情報が示す前記切刃の消耗を示す消耗情報、を含む切削情報を前記分析装置へ提供する提供部とを備える。
本開示の判定方法は、切削工具における切刃の状態を判定する分析装置における判定方法であって、前記切削工具に設けられたセンサの計測結果に関する情報である計測情報を取得するステップと、前記切刃に関する情報であって前記切刃の消耗を示す消耗情報を含む切削情報を取得するステップと、取得した前記計測情報および前記切削情報に基づいて、前記切刃の状態を判定するステップとを含む。
本開示の提供方法は、切削工具における切刃の状態を判定する分析装置へ情報を提供する提供装置における提供方法であって、前記提供装置は、切削加工に用いられる切刃に関する情報のデータベースを記憶する記憶部を備え、前記切削工具における前記切刃を特定するための情報である特定情報を取得するステップと、前記データベースにおける情報であって取得した前記特定情報が示す前記切刃の消耗を示す消耗情報、を含む切削情報を前記分析装置へ提供するステップとを含む。
本開示の判定プログラムは、切削工具における切刃の状態を判定する分析装置において用いられる判定プログラムであって、コンピュータを、前記切削工具に設けられたセンサの計測結果に関する情報である計測情報を取得する計測情報取得部と、前記切刃に関する情報であって前記切刃の消耗を示す消耗情報を含む切削情報を取得する切削情報取得部と、前記計測情報取得部によって取得された前記計測情報および前記切削情報取得部によって取得された前記切削情報に基づいて、前記切刃の状態を判定する判定部、として機能させるためのプログラムである。
本開示の提供プログラムは、切削工具における切刃の状態を判定する分析装置へ情報を提供する提供装置において用いられる提供プログラムであって、前記提供装置は、切削加工に用いられる切刃に関する情報のデータベースを記憶する記憶部を備え、コンピュータを、前記切削工具における前記切刃を特定するための情報である特定情報を取得する取得部と、前記データベースにおける情報であって前記取得部によって取得された前記特定情報が示す前記切刃の消耗を示す消耗情報、を含む切削情報を前記分析装置へ提供する提供部、として機能させるためのプログラムである。
本開示の一態様は、このような特徴的な処理部を備える分析装置として実現され得るだけでなく、分析装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現され得る。本開示の一態様は、このような特徴的な処理部を備える提供装置として実現され得るだけでなく、提供装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現され得る。また、本開示の一態様は、このような特徴的な処理部を備える工具システムとして実現され得るだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする方法として実現され得たり、工具システムの一部または全部を実現する半導体集積回路として実現され得る。
図1は、本開示の実施の形態に係る工具システムの構成を示す図である。 図2は、本開示の実施の形態に係る切削工具が送信するセンサパケットの一例を示す図である。 図3は、本開示の実施の形態に係る切削工具を工作機械に取り付けた状態を示す図である。 図4は、本開示の実施の形態に係るセンサモジュールの構成を示す図である。 図5は、本開示の実施の形態に係る提供装置の構成を示す図である。 図6は、本開示の実施の形態に係る提供装置における記憶部が記憶するデータベースの一例を示す図である。 図7は、本開示の実施の形態に係る提供装置における記憶部が記憶するデータベースの一例を示す図である。 図8は、本開示の実施の形態に係る提供装置における記憶部が記憶するデータベースの他の例を示す図である。 図9は、本開示の実施の形態に係る提供装置における記憶部が記憶するデータベースの他の例を示す図である。 図10は、本開示の実施の形態に係る分析装置の構成を示す図である。 図11は、本開示の実施の形態に係る工具システムにおける分析装置が切刃の状態を判定する際の動作手順の一例を定めたフローチャートである。 図12は、本開示の実施の形態に係る工具システムにおける判定処理のシーケンスの一例を示す図である。
従来、切削工具の状態をモニタする技術が知られている。
[本開示が解決しようとする課題]
このような特許文献1および2に記載の技術を超えて、切削工具における切刃の状態をより正確に判定することが可能な技術が望まれる。
本開示は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、切削工具における切刃の状態をより正確に判定することが可能な分析装置、提供装置、判定方法、提供方法、判定プログラムおよび提供プログラムを提供することである。
[本開示の効果]
本開示によれば、切削工具における切刃の状態の判定に関する優れた機能を実現することができる。
[本開示の実施形態の説明]
最初に、本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本開示の実施の形態に係る分析装置は、切削工具における切刃の状態を判定する分析装置であって、前記切削工具に設けられたセンサの計測結果に関する情報である計測情報を取得する計測情報取得部と、前記切刃に関する情報であって前記切刃の消耗を示す消耗情報を含む切削情報を取得する切削情報取得部と、前記計測情報取得部によって取得された前記計測情報および前記切削情報取得部によって取得された前記切削情報に基づいて、前記切刃の状態を判定する判定部とを備える。
このように、切刃に関する情報であって切刃の消耗を示す消耗情報を含む切削情報および計測情報に基づいて切刃の状態を判定する構成により、たとえば切刃の消耗等の特性がセンサの計測結果に与える影響を考慮して、切刃の状態を判定することができる。したがって、切削工具における切刃の状態をより正確に判定することができる。
(2)好ましくは、前記切削情報取得部は、前記切刃の実加工時間および前記切刃の実加工回数の少なくともいずれか一方を示す前記消耗情報を含む切削情報を取得する。
このような構成により、たとえば、切刃の実加工時間および実加工回数を考慮して、切刃の状態を判定することができるので、切刃の欠損の検知および切刃の寿命予測をより正確に行うことができる。
(3)より好ましくは、前記切削情報取得部は、複数の前記切刃を備える切削インサートにおける、前記各切刃の実加工時間および前記各切刃の実加工回数の少なくともいずれか一方を示す前記消耗情報を含む切削情報を取得する。
このような構成により、たとえば、切削インサートにおける各切刃の実加工時間および実加工回数に基づいて、切削インサートのより適切な交換時期を判断することができる。
(4)好ましくは、前記分析装置は、さらに、前記被削材の種類を示す情報および前記切刃の種類を示す情報の少なくともいずれか一方を含む種類情報を取得する種類情報取得部を備え、前記切削情報取得部は、前記種類情報取得部によって取得された前記種類情報が示す種類に対応する前記切削情報を取得する。
このような構成により、たとえば、被削材の種類ごとの特性および切刃の種類ごとの特性等がセンサの計測結果に与える影響を考慮して、切刃の状態を判定することができる。
(5)好ましくは、前記分析装置は、さらに、前記切削工具を用いた切削動作の制御に用いられる制御情報を取得する制御情報取得部を備え、前記判定部は、前記制御情報取得部によって取得された前記制御情報にさらに基づいて、前記切刃の状態を判定する。
このような構成により、たとえば被削材の回転速度または切削工具の回転速度等の切削動作がセンサの計測結果に与える影響を考慮して、切刃の状態をより正確に判定することができる。
(6)好ましくは、前記切削情報取得部は、切削加工に用いられる切刃に関する情報のデータベースを記憶する記憶部、を有する提供装置から前記切削情報を取得し、前記分析装置は、さらに、前記切削工具を用いた切削加工の結果に関する情報である加工結果情報を取得する結果情報取得部と、前記結果情報取得部によって取得された前記加工結果情報に基づいて、前記記憶部における前記データベースの内容を更新する更新部とを備える。
このような構成により、加工結果情報に基づいてデータベースを更新することができるため、切刃の状態の判定の精度を向上させることができる。
(7)より好ましくは、前記更新部は、前記判定部における判定結果にさらに基づいて、前記記憶部における前記データベースの内容を更新する。
このような構成により、加工結果情報に基づいて切刃の状態の判定結果が正しいか否かを判断し、判断結果に応じてデータベースを更新することができるため、切刃の状態の判定の精度をより一層向上させることができる。
(8)好ましくは、前記切削情報取得部は、前記切削情報として、前記切刃の異常の判定に用いる閾値に関する情報を取得する。
このような構成により、閾値とセンサの計測結果との比較結果に基づいて、簡易な処理で切刃の異常を判定することができる。
(9)本開示の実施の形態に係る提供装置は、切削工具における切刃の状態を判定する分析装置へ情報を提供する提供装置であって、切削加工に用いられる切刃に関する情報のデータベースを記憶する記憶部と、前記切削工具における前記切刃を特定するための情報である特定情報を取得する取得部と、前記データベースにおける情報であって前記取得部によって取得された前記特定情報が示す前記切刃の消耗を示す消耗情報、を含む切削情報を前記分析装置へ提供する提供部とを備える。
このように、切刃を特定するための情報に基づいて、切刃の消耗を示す情報をデータベースから取得し、取得した情報を分析装置へ提供する構成により、分析装置において、たとえば切刃の消耗等の特性がセンサの計測結果に与える影響を考慮して、切刃の状態を判定することができる。したがって、切削工具における切刃の状態をより正確に判定することができる。
(10)本開示の実施の形態に係る判定方法は、切削工具における切刃の状態を判定する分析装置における判定方法であって、前記切削工具に設けられたセンサの計測結果に関する情報である計測情報を取得するステップと、前記切刃に関する情報であって前記切刃の消耗を示す消耗情報を含む切削情報を取得するステップと、取得した前記計測情報および前記切削情報に基づいて、前記切刃の状態を判定するステップとを含む。
このように、切刃に関する情報であって切刃の消耗を示す消耗情報を含む切削情報および計測情報に基づいて切刃の状態を判定する方法により、たとえば切刃の消耗等の特性がセンサの計測結果に与える影響を考慮して、切刃の状態を判定することができる。したがって、切削工具における切刃の状態をより正確に判定することができる。
(11)本開示の実施の形態に係る提供方法は、切削工具における切刃の状態を判定する分析装置へ情報を提供する提供装置における提供方法であって、前記提供装置は、切削加工に用いられる切刃に関する情報のデータベースを記憶する記憶部を備え、前記切削工具における前記切刃を特定するための情報である特定情報を取得するステップと、前記データベースにおける情報であって取得した前記特定情報が示す前記切刃の消耗を示す消耗情報、を含む切削情報を前記分析装置へ提供するステップとを含む。
このように、切刃を特定するための情報に基づいて、切刃の消耗を示す情報をデータベースから取得し、取得した情報を分析装置へ提供する方法により、分析装置において、たとえば切刃の消耗等の特性がセンサの計測結果に与える影響を考慮して、切刃の状態を判定することができる。したがって、切削工具における切刃の状態をより正確に判定することができる。
(12)本開示の実施の形態に係る判定プログラムは、切削工具における切刃の状態を判定する分析装置において用いられる判定プログラムであって、コンピュータを、前記切削工具に設けられたセンサの計測結果に関する情報である計測情報を取得する計測情報取得部と、前記切刃に関する情報であって前記切刃の消耗を示す消耗情報を含む切削情報を取得する切削情報取得部と、前記計測情報取得部によって取得された前記計測情報および前記切削情報取得部によって取得された前記切削情報に基づいて、前記切刃の状態を判定する判定部、として機能させるためのプログラムである。
このように、切刃に関する情報であって切刃の消耗を示す消耗情報を含む切削情報および計測情報に基づいて切刃の状態を判定する構成により、たとえば切刃の消耗等の特性がセンサの計測結果に与える影響を考慮して、切刃の状態を判定することができる。したがって、切削工具における切刃の状態をより正確に判定することができる。
(13)本開示の実施の形態に係る提供プログラムは、切削工具における切刃の状態を判定する分析装置へ情報を提供する提供装置において用いられる提供プログラムであって、前記提供装置は、切削加工に用いられる切刃に関する情報のデータベースを記憶する記憶部を備え、コンピュータを、前記切削工具における前記切刃を特定するための情報である特定情報を取得する取得部と、前記データベースにおける情報であって前記取得部によって取得された前記特定情報が示す前記切刃の消耗を示す消耗情報、を含む切削情報を前記分析装置へ提供する提供部、として機能させるためのプログラムである。
このように、切刃を特定するための情報に基づいて、切刃の消耗を示す情報をデータベースから取得し、取得した情報を分析装置へ提供する構成により、分析装置において、たとえば切刃の消耗等の特性がセンサの計測結果に与える影響を考慮して、切刃の状態を判定することができる。したがって、切削工具における切刃の状態をより正確に判定することができる。
以下、本開示の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
[工具システム]
図1は、本開示の実施の形態に係る工具システムの構成を示す図である。
図1を参照して、工具システム400は、切削工具100と、分析装置200と、無線親機201と、提供装置300とを備える。
切削工具100は、図示しない工作機械に取り付けられる。切削工具100は、切削部10と、切削部10に設けられたセンサモジュール20とを備える。後述するように、センサモジュール20は、センサを含む。たとえば、切削部10は、切刃を有する切削インサート1を取り付け可能である。
たとえば、分析装置200は、無線伝送路または有線伝送路を介して工作機械と通信可能である。なお、分析装置200は、工作機械の一部であってもよい。
分析装置200および提供装置300は、ネットワーク301を介して互いに通信を行うことが可能である。より詳細には、分析装置200および提供装置300は、各種情報を含むIPパケットを有線通信または無線通信によりネットワーク301経由で送受信する。
分析装置200は、切削工具100を用いて切削加工される被削物の材質に関する情報および当該切削加工に用いられる切刃に関する情報を含む切削情報を取得する。以下、被削物の材質を、単に「被削材」とも称する。
提供装置300は、分析装置200へ情報を提供する。より詳細には、提供装置300は、切削加工される被削材に関する情報および切削加工に用いられる切刃に関する情報のデータベースを記憶する。提供装置300は、当該データベースにおける情報の一部または全部を切削情報としてネットワーク301経由で分析装置200へ送信する。
また、分析装置200は、センサモジュール20におけるセンサの計測結果に関する情報である計測情報を取得する。
より詳細には、切削工具100は、計測情報を格納したセンサパケットを含む無線信号を無線親機201へ送信する。
無線親機201は、分析装置200にたとえば有線で接続されている。無線親機201は、たとえばアクセスポイントである。無線親機201は、切削工具100から受信した無線信号に含まれるセンサパケットを取得して分析装置200へ中継する。
分析装置200は、無線親機201経由で切削工具100からセンサパケットを受信すると、受信したセンサパケットから計測情報を取得する。
切削工具100および無線親機201は、たとえば、IEEE 802.15.4に準拠したZigBee、IEEE 802.15.1に準拠したBluetooth(登録商標)およびIEEE802.15.3aに準拠したUWB(Ultra Wide Band)等の通信プロトコルを用いた無線による通信を行う。なお、切削工具100および無線親機201間において、上記以外の通信プロトコルが用いられてもよい。
図2は、本開示の実施の形態に係る切削工具が送信するセンサパケットの一例を示す図である。
図2を参照して、切削工具100におけるセンサモジュール20は、計測情報を「センサデータ」のフィールドに格納したセンサパケット401を作成する。
ここで、センサパケット401における「同期ヘッダ」のフィールドには、たとえば所定のプリアンブルが格納される。「MAC(Media Access Control)ヘッダ」のフィールドには、たとえば、センサモジュール20のMACアドレス等が格納される。また、「センサデータ」のフィールドのデータ長は、図2では20オクテットであるが、計測情報に含まれる物理量の種別、および当該物理量の個数等に応じて変更可能である。
分析装置200は、切削工具100から受信した計測情報、および提供装置300から受信した切削情報に基づいて、切削工具100における切刃の状態を判定する。より詳細には、たとえば、分析装置200は、切削情報に基づいて設定される閾値、および計測情報が示すセンサの計測結果に基づいて、切削工具100における切刃の異常を判定する。
なお、工具システム400は、1つの切削工具100を備える構成に限らず、複数の切削工具100を備える構成であってもよい。また、工具システム400は、1つの分析装置200を備える構成に限らず、複数の分析装置200を備える構成であってもよい。
[切削工具]
図3は、本開示の実施の形態に係る切削工具を工作機械に取り付けた状態を示す図である。
図3を参照して、切削工具100は、工作機械における刃物台50により上下から挟まれて固定される。
切削工具100は、たとえば、回転する被削物の加工に用いられる旋削加工用の工具であり、旋盤等の工作機械に取り付けられる。たとえば、切削部10には、切削部10の型番を示す2次元バーコードBsが貼り付けられている。
上述したように、切削部10は、切刃を有する切削インサート1を取り付け可能である。具体的には、切削部10は、切削インサート1を保持するシャンクである。すなわち、切削工具100は、いわゆるスローアウェイバイトである。
より詳細には、切削部10は、固定用部材3A,3Bを含む。固定用部材3A,3Bは、切削インサート1を保持する。
切削インサート1は、たとえば、上面視で三角形、正方形、ひし形、および五角形等の多角形状である。切削インサート1は、たとえば、上面の中央において貫通孔が形成され、固定用部材3A,3Bにより切削部10に固定される。たとえば、切削インサート1には、切削インサート1の型番を示す図示しない2次元バーコードBcが貼り付けられている。
なお、切削部10は、固定用部材3A,3Bを含まない代わりに、自己が切刃を有する構成であってもよい。すなわち、切削工具100は、むくバイトまたはろう付けバイトであってもよい。
また、切削工具100は、たとえば、固定された被削物の加工に用いられる転削加工用の工具であって、フライス盤等の工作機械に取り付けられてもよい。より詳細には、切削工具100は、たとえばフライスのように、切削部10に切削インサート1を取り付け可能な構成であってもよいし、たとえばエンドミルのように、切削部10が切刃を有する構成であってもよい。
(センサモジュール)
図4は、本開示の実施の形態に係るセンサモジュールの構成を示す図である。
図4を参照して、センサモジュール20は、加速度センサ21と、ひずみセンサ22と、処理部23と、通信部24と、記憶部25と、検知部26と、電池29とを含む。センサモジュール20は、たとえばユーザの操作により起動される。
処理部23は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)およびDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサによって実現される。通信部24は、たとえば通信用IC(Integrated Circuit)等の通信回路により実現される。記憶部25は、たとえば不揮発性メモリである。
記憶部25は、自己の切削工具100における切削部10の型番を示す型番情報Msを記憶している。たとえば、当該型番情報Msは、切削部10にセンサモジュール20を組み込む際にユーザによって記憶部25に保存される。あるいは、当該型番情報Msは、センサモジュール20に搭載されるスイッチ部品に対するユーザ操作により設定される。
電池29は、たとえば、1次電池、2次電池、太陽電池、またはキャパシタ等を含む蓄電装置である。電池29は、加速度センサ21、ひずみセンサ22、ならびに処理部23および通信部24の各回路に電力を供給する。
加速度センサ21およびひずみセンサ22は、たとえば、切削工具100における切刃の近傍に設けられる。
検知部26は、切削部10に切削インサート1が取り付けられた際に、当該切削インサート1の2次元バーコードBcを読み取る。検知部26は、切削インサート1の2次元バーコードBcを読み取ると、読取り結果を示す読取情報Rcを処理部23へ出力する。
処理部23は、検知部26から受けた読取情報Rcを記憶部25に保存する。
なお、センサモジュール20は、1つの加速度センサ21を備える構成に限らず、複数の加速度センサ21を備える構成であってもよい。また、センサモジュール20は、1つのひずみセンサ22を備える構成に限らず、複数のひずみセンサ22を備える構成であってもよい。また、センサモジュール20は、加速度センサ21およびひずみセンサ22の少なくともいずれか一方の代わりに、または加速度センサ21およびひずみセンサ22に加えて、圧力センサ、音センサおよび温度センサ等の他のセンサを含む構成であってもよい。
(通信接続)
処理部23は、センサモジュール20が起動されると、分析装置200との通信接続を確立する接続処理を行う。
たとえば、分析装置200は、接続処理として、定期的または不定期に、自己のMACアドレスを含むアドバタイズパケットを無線親機201経由でブロードキャストする。
通信部24は、センサモジュール20が起動された後、無線親機201から受信した無線信号に含まれるアドバタイズパケットを取得し、取得したアドバタイズパケットを処理部23へ出力する。
処理部23は、通信部24からアドバタイズパケットを受けると、接続処理として、受けたアドバタイズパケットに含まれる送信元MACアドレスを有する分析装置200を通信対象として設定する。具体的には、処理部23は、当該送信元MACアドレスを、通信対象の分析装置200のMACアドレスとして記憶部25に登録する。
また、処理部23は、接続処理として、自己のセンサモジュール20のMACアドレスを含む応答パケットを生成して通信部24へ出力する。
通信部24は、処理部23から受けた応答パケットを含む無線信号を無線親機201経由で分析装置200へ送信する。
分析装置200は、無線親機201経由で切削工具100のセンサモジュール20からの応答パケットを受信すると、接続処理として、受信した応答パケットに含まれる送信元MACアドレスを有するセンサモジュール20を通信対象として設定する。具体的には、分析装置200は、当該送信元MACアドレスを、通信対象のセンサモジュール20のMACアドレスとして自己の記憶部に登録する。
処理部23は、応答パケットを生成して通信部24へ出力すると、記憶部25から型番情報Msおよび読取情報Rcを取得し、取得した型番情報Msおよび読取情報Rcが格納されたパケットである識別パケットを生成する。処理部23は、生成した識別パケットを通信部24へ出力する。
通信部24は、処理部23から受けた識別パケットを含む無線信号を無線親機201経由で分析装置200へ送信する。
(センサパケットの送信)
加速度センサ21は、加速度を計測し、計測した加速度を示すアナログ信号を処理部23へ出力する。ひずみセンサ22は、ひずみを計測し、計測したひずみを示すアナログ信号を処理部23へ出力する。
処理部23は、センサの計測結果に関する情報である計測情報を生成する。
たとえば、処理部23は、加速度センサ21の計測値およびひずみセンサ22の計測値を示す計測情報を生成する。
具体的には、処理部23は、所定周期である生成周期Taに従うサンプリングタイミングにおいて、加速度センサ21およびひずみセンサ22から受けるアナログ信号をAD(Analog Digital)変換し、変換後のデジタル値であるセンサ計測値を生成する。
そして、処理部23は、当該センサ計測値を含む計測情報が格納されたセンサパケットを生成し、生成したセンサパケットを通信部24へ出力する。
通信部24は、処理部23から受けた、計測情報が格納されたセンサパケットを無線親機201経由で分析装置200へ送信する。
たとえば、処理部23は、サンプリングタイミングごとに、対応の1つのセンサ計測値を含む計測情報が格納されたセンサパケットを生成し、生成したセンサパケットを通信部24へ出力する。
あるいは、処理部23は、サンプリングタイミングにおいてセンサ計測値を生成すると、生成したセンサ計測値を記憶部25に蓄積する。処理部23は、たとえば生成周期Taの整数倍の周期に従う送信タイミングにおいて、記憶部25に蓄積した複数のセンサ計測値のうちの1または複数のセンサ計測値を取得するとともに、記憶部25から各センサ計測値を消去する。そして、処理部23は、取得した1または複数のセンサ計測値を含む計測情報が格納されたセンサパケットを生成し、生成したセンサパケットを通信部24へ出力する。
通信部24は、サンプリングタイミングまたは送信タイミングごとにセンサパケットを処理部23から受けて、受けたセンサパケットを無線親機201経由で分析装置200へ送信する。
なお、処理部23は、センサ計測値自体の代わりに、1または複数のセンサ計測値を用いた演算を行うことにより得られる演算結果を示す計測情報を生成し、生成した計測情報が格納されたセンサパケットを通信部24へ出力する構成であってもよい。
また、処理部23は、切削工具100の識別情報、電池29の電圧を示す電圧情報、センサの種別を示す種別情報、センサの識別情報、センサ計測値の生成時刻およびセンサ計測値のシーケンス番号のうち少なくともいずれか1つを含むセンサパケットを通信部24へ出力する構成であってもよい。
[提供装置]
図5は、本開示の実施の形態に係る提供装置の構成を示す図である。
図5を参照して、提供装置300は、通信部310と、取得部320と、提供部330と、更新部340と、記憶部350とを備える。通信部310は、たとえば通信用IC等の通信回路により実現される。取得部320および提供部330は、たとえば、CPUおよびDSP等のプロセッサによって実現される。記憶部350は、たとえば不揮発性メモリである。
(記憶部)
記憶部350は、切削加工される被削材に関する情報および切削加工に用いられる切刃に関する情報の少なくともいずれか一方のデータベースを記憶する。
図6および図7は、本開示の実施の形態に係る提供装置における記憶部が記憶するデータベースの一例を示す図である。図6は、切刃に関する情報のデータベースDB1を示しており、図7は、被削材に関する情報のデータベースDB2を示している。
図6および図7を参照して、たとえば、記憶部350は、切削インサート1の型番と、閾値係数Ckとの対応関係を示すデータベースDB1、および被削物の型番と、閾値係数Wkとの対応関係を示すデータベースDB2を記憶する。
閾値係数Ck,Wkは、分析装置200における切刃の異常の判定に用いる閾値を設定するために用いられる。
閾値係数Ckは、たとえば、型番が「AAA」である切削インサート1を用いて切削加工を行う際に設定すべき閾値と、データベースDB1における各切削インサート1を用いて切削加工を行う際に設定すべき閾値との比である。
閾値係数Wkは、たとえば、型番が「XXX」である被削部の切削加工を行う際に設定すべき閾値と、データベースDB2における各被削部の切削加工を行う際に設定すべき閾値との比である。
たとえば、データベースDB1,DB2は、提供装置300の管理者によって作成される。
まず、管理者は、基準計測として、たとえば、型番が「AAA」である切削インサート1を用いて、切削部10のセンサモジュール20において生成されるセンサ計測値、および切削インサート1の切刃の状態を確認しながら、型番が「XXX」である被削物の切削加工を行う。そして、管理者は、切削インサート1の切刃に異常が発生したタイミングにおけるセンサ計測値S1を基準閾値Thとして記憶部350に保存する。
次に、管理者は、型番が「BBB」である切削インサート1を用いて、切削部10のセンサモジュール20において生成されるセンサ計測値、および切削インサート1の切刃の状態を確認しながら、上記基準計測と同じく型番が「XXX」である被削物の切削加工を行う。そして、管理者は、切削インサート1の切刃に異常が発生したタイミングにおけるセンサ計測値Sc2を記録する。管理者は、センサ計測値Sc2とセンサ計測値S1との比であるSc2/S1を、型番が「BBB」である切削インサート1に対応する閾値係数Ckとして登録する。
同様にして、管理者は、各型番の切削インサート1を用いて、上記基準計測と同じく型番が「XXX」である被削物の切削加工を行う。そして、管理者は、切削インサート1の切刃に異常が発生したタイミングにおけるセンサ計測値Scxを記録する。管理者は、Scx/S1を、対応の切削インサート1に対応する閾値係数Ckとして登録する。
また、管理者は、上記基準計測と同じく型番が「AAA」である切削インサート1を用いて、切削部10のセンサモジュール20において生成されるセンサ計測値、および切削インサート1の切刃の状態を確認しながら、型番が「YYY」である被削物の切削加工を行う。そして、管理者は、切削インサート1の切刃に異常が発生したタイミングにおけるセンサ計測値Sw2を記録する。管理者は、センサ計測値Sw2とセンサ計測値S1との比であるSw2/S1を、型番が「YYY」である被削物に対応する閾値係数Wkとして登録する。
同様にして、管理者は、上記基準計測と同じく型番が「AAA」である切削インサート1を用いて、各型番の被削物の切削加工を行う。そして、管理者は、切削インサート1の切刃に異常が発生したタイミングにおけるセンサ計測値Swxを記録する。管理者は、Swx/S1を、対応の切削インサート1に対応する閾値係数Wkとして登録する。
図8は、本開示の実施の形態に係る提供装置における記憶部が記憶するデータベースの他の例を示す図である。図8は、切刃に関する情報のデータベースDB3を示している。図8を参照して、たとえば、記憶部350は、切削インサート1のIDと、切刃の実加工時間Wtおよび切刃の実加工回数Wnとの対応関係を示すデータベースDB3を記憶する。切削インサート1のIDは、切削インサート1の個体ごとに固有の識別子である。データベースDB3は、切削インサート1の使用履歴に関するデータベースである。
実加工時間Wtは、対応の切削インサート1の切刃を用いて被削物の切削加工が行われた累積時間[h]である。すなわち、実加工時間Wtは、対応の切刃が被削物に接触した累積時間[h]である。実加工時間Wtは、消耗情報の一例である。実加工時間Wtは、実際に切刃によって切削加工が行われている時間であるため、工作機械が動いている時間とは異なる。
実加工回数Wnは、対応の切削インサート1の切刃を用いて切削加工された被削物の累積個数である。実加工回数Wnは、消耗情報の一例である。
図9は、本開示の実施の形態に係る提供装置における記憶部が記憶するデータベースの他の例を示す図である。図9は、切刃に関する情報のデータベースDB4を示している。図9を参照して、たとえば、記憶部350は、切削インサート1のIDおよび切刃番号Cnと、切刃の使用状態Cs、切刃の実加工時間Wtおよび切刃の実加工回数Wnとの対応関係を示すデータベースDB4を記憶する。
IDが「ID_D」である切削インサート1およびIDが「ID_E」である切削インサート1は、複数のコーナーにそれぞれ対応する複数の切刃を備える。切刃番号Cnは、1つの切削インサート1における切刃ごとの識別番号である。データベースDB4は、複数の切刃を備える切削インサート1における切刃ごとの使用履歴に関するデータベースである。
使用状態Csは、切刃の状態を示す指標である。使用状態Csは、切刃の状態として、たとえば、実加工時間Wtが所定値を超えた状態を示す「使用済」、実加工時間Wtが所定値未満である状態を示す「使用中」、および実加工時間Wtがゼロである状態を示す「未使用」のうちのいずれかを示す。
(取得部)
再び図5を参照して、取得部320は、切削工具100を用いて切削加工される被削材を特定するための情報および切削工具100における切刃を特定するための情報の少なくともいずれか一方を含む特定情報である特定情報SP1を取得する。
たとえば、取得部320は、切削インサート1の型番を示す型番情報Mc、被削物の型番を示す型番情報Mwおよび切削部10の型番を示す型番情報Msを含む特定情報SP1を取得する。
より詳細には、通信部310は、後述するように、型番情報Mc,Mw,Msを含む特定情報SP1をネットワーク301経由で分析装置200から受信すると、受信した特定情報SP1を取得部320へ出力する。
また、取得部320は、切削工具100における切刃を特定するための情報を含む特定情報である特定情報SP2を取得する。
たとえば、取得部320は、切削加工に用いられる切削インサート1のIDを含む特定情報SP2を取得する。より詳細には、たとえば、ユーザは、切削加工の開始前に、図示しないキーボードおよびマウス等の操作部を介して、切削加工に用いる切削インサート1のIDを提供装置300における図示しない受付部に入力する。当該受付部は、ユーザから受け付けたIDを取得部320へ出力する。
あるいは、取得部320は、切削加工に用いられる切削インサート1のIDと、切削加工に用いられる切刃の切刃番号Cnとを含む特定情報SP2を取得する。より詳細には、たとえば、ユーザは、切削加工の開始前に、上記操作部を介して、切削加工に用いる切削インサート1のIDと、切削加工に用いる切刃の切刃番号Cnとを上記受付部に入力する。上記受付部は、ユーザから受け付けたIDおよび切刃番号Cnを取得部320へ出力する。
取得部320は、通信部310から特定情報を受信すると、受信した特定情報を提供部330へ出力する。
(提供部)
提供部330は、記憶部350のデータベースDB1,DB2における情報であって、取得部320によって取得された特定情報SP1に対応する情報、を含む切削情報を分析装置200へ提供する。
たとえば、提供部330は、取得部320から特定情報SP1を受けると、受けた特定情報SP1に基づいて、切刃の異常の判定に用いられる閾値を決定し、決定した閾値を通信部310およびネットワーク301経由で分析装置200へ送信する。
より詳細には、提供部330は、取得部320から特定情報SP1を受けると、受けた特定情報SP1から型番情報Mc,Mw,Msを取得する。
再び図6および図7を参照して、提供部330は、型番情報Mcに対応する閾値係数Ckを記憶部350におけるデータベースDB1から取得し、型番情報Mwに対応する閾値係数Wkを記憶部350におけるデータベースDB2から取得する。また、提供部330は、基準閾値Thを記憶部350から取得する。
提供部330は、基準閾値Thおよび閾値係数Ck,Wkに基づいて、閾値を決定する。より詳細には、提供部330は、基準閾値Thと、閾値係数Ckと、閾値係数Wkとの積を閾値として決定する。そして、提供部330は、決定した閾値を含む切削情報を生成し、生成した切削情報を通信部310へ出力する。
通信部310は、提供部330から切削情報を受けると、受けた切削情報をネットワーク301経由で分析装置200へ送信する。
なお、提供部330は、型番情報Msにさらに基づいて、閾値を決定する構成であってもよい。より詳細には、たとえば、記憶部350は、切削部10の型番と、閾値係数Skとの対応関係を示すデータベースDB3をさらに記憶している。提供部330は、型番情報Msに対応する閾値係数Skを記憶部350におけるデータベースDB3から取得し、基準閾値Thおよび閾値係数Ck,Wk,Skに基づいて、閾値を決定する。
また、提供部330は、データベースDB3における情報であって取得部320によって取得された特定情報SP2が示す切刃の消耗を示す消耗情報、を含む切削情報を分析装置200へ提供する。
たとえば、提供部330は、取得部320から切削インサート1のIDを含む特定情報SP2を受けると、受けた特定情報SP2からIDを取得する。
再び図8を参照して、提供部330は、取得したIDに対応する実加工時間Wtおよび実加工回数Wnを記憶部350におけるデータベースDB3から取得する。提供部330は、取得した実加工時間Wtおよび実加工回数Wnを含む切削情報を生成し、生成した切削情報を通信部310およびネットワーク301経由で分析装置200へ送信する。
あるいは、提供部330は、取得部320から切削インサート1のIDおよび切刃番号Cnを含む特定情報SP2を受けると、受けた特定情報SP2からIDおよび切刃番号Cnを取得する。
再び図9を参照して、提供部330は、取得したIDおよび切刃番号Cnに対応する、使用状態Cs、実加工時間Wtおよび実加工回数Wnを記憶部350におけるデータベースDB4から取得する。提供部330は、取得した使用状態Cs、実加工時間Wtおよび実加工回数Wnを含む切削情報を生成し、生成した切削情報を通信部310およびネットワーク301経由で分析装置200へ送信する。なお、提供部330は、取得したIDに対応する各切刃番号Cnの、使用状態Cs、実加工時間Wtおよび実加工回数Wnを含む切削情報を生成し、生成した切削情報を通信部310およびネットワーク301経由で分析装置200へ送信する構成であってもよい。
(更新部)
更新部340は、記憶部350におけるデータベースDB1,DB2を更新する。たとえば、更新部340は、分析装置200における切刃の状態の判定結果に基づいて、データベースDB1,DB2の内容を更新する。
より詳細には、通信部310は、後述するように、閾値係数Ck,Wkを変更すべき旨を示す変更指示をネットワーク301経由で分析装置200から受信すると、受信した変更指示を更新部340へ出力する。
更新部340は、通信部310から受けた変更指示に従い、データベースDB1における閾値係数CkおよびデータベースDB2における閾値係数Wkを更新する。
また、更新部340は、記憶部350におけるデータベースDB3,DB4を更新する。たとえば、更新部340は、分析装置200における切刃の状態の判定結果に基づいて、データベースDB3,DB4の内容を更新する。
より詳細には、通信部310は、後述するように、定期的または不定期に、切刃を用いて被削物の切削加工が行われた時間である切削時間、および切刃を用いて切削加工された被削物の個数である切削個数を示す使用結果情報をネットワーク301経由で分析装置200から受信し、受信した使用結果情報を更新部340へ出力する。
更新部340は、通信部310から受けた使用結果情報に基づいて、データベースDB3,DB4の内容を更新する。より詳細には、更新部340は、使用結果情報が示す切削時間をデータベースDB3,DB4における実加工時間Wtに加算し、使用結果情報が示す切削個数をデータベースDB3,DB4における実加工回数Wnに加算する。また、更新部340は、切削時間を加算した後の実加工時間Wtと、所定値との比較結果に基づいて、使用状態Csを変更する。
[分析装置]
図10は、本開示の実施の形態に係る分析装置の構成を示す図である。
図10を参照して、分析装置200は、通信部210と、判定部220と、計測情報取得部231と、切削情報取得部232と、種類情報取得部233と、結果情報取得部234と、機械側情報取得部235と、入力受付部240と、加工制御部250と、通知部260と、更新部270と、記憶部280とを備える。
通信部210は、たとえば通信用IC等の通信回路により実現される。判定部220、計測情報取得部231、切削情報取得部232、種類情報取得部233、結果情報取得部234、機械側情報取得部235、入力受付部240、加工制御部250、通知部260および更新部270は、たとえば、CPUおよびDSP等のプロセッサによって実現される。記憶部280は、たとえば不揮発性メモリである。
記憶部280は、切削部10に貼り付けられた2次元バーコードBsと、切削部10の型番との対応関係を示す対応情報Tsを記憶している。また、記憶部280は、切削インサート1に貼り付けられた2次元バーコードBcと、切削インサート1の型番との対応関係を示す対応情報Tcを記憶している。また、記憶部280は、被削物に貼り付けられた2次元バーコードBwと、被削物の型番との対応関係を示す対応情報Twを記憶している。被削物の型番は、たとえば被削材の種類ごとに設定される。
[計測情報取得部]
計測情報取得部231は、切削工具100に設けられたセンサの計測結果に関する情報である計測情報を取得する。
より詳細には、通信部210は、無線親機201経由で切削工具100からセンサパケットを受信すると、受信したセンサパケットから計測情報を取得し、取得した計測情報を計測情報取得部231へ出力する。
計測情報取得部231は、通信部210から計測情報を受けると、受けた計測情報を判定部220へ出力する。
判定部220は、計測情報取得部231から計測情報を受けると、受けた計測情報を切削工具100ごとに記憶部280に保存する。
[機械側情報取得部]
機械側情報取得部235は、工作機械から各種情報を取得する。
(制御情報)
たとえば、機械側情報取得部235は、切削工具100を用いた切削動作の制御に用いられる制御情報を取得する。機械側情報取得部235は、制御情報取得部の一例である。
たとえば、機械側情報取得部235は、NC(Numerical Control)プログラム、主軸電流値、被削物の回転および停止に関する情報、切削工具100の回転および停止に関する情報、切削工具100の移動に関する情報、クーラントの有無を示す情報、ならびにタレットに取り付けられた複数の切削工具のうち使用されている切削工具を示す情報等を制御情報として取得する。
機械側情報取得部235は、たとえば、上述の制御情報を工作機械における図示しない制御部から図示しない有線伝送路経由で取得し、取得した制御情報を判定部220へ出力する。
(読取情報Rw)
たとえば、機械側情報取得部235は、被削物の2次元バーコードBwの読み取り結果を示す読取情報Rwを工作機械から取得する。
より詳細には、たとえば、工作機械は、図示しないバーコードリーダを備えている。工作機械におけるバーコードリーダは、切削加工の開始前に、工作機械に取り付けられた被削物の2次元バーコードBwを読み取る。
機械側情報取得部235は、2次元バーコードBwの読み取り結果を示す読取情報Rwを工作機械における図示しない制御部から取得し、取得した読取情報Rwを種類情報取得部233へ出力する。
(加工結果情報)
たとえば、機械側情報取得部235は、切削加工の結果を示す加工結果情報を工作機械から取得する。
より詳細には、たとえば、工作機械は、図示しない表面粗さセンサおよびカメラを備えている。
工作機械における表面粗さセンサは、切削加工の終了後、切削工具100における切刃および被削物における加工面の表面粗さを計測する。
工作機械におけるカメラは、切削加工の終了後、切削工具100における切刃および被削物を撮影することにより、切刃および被削物の撮像画像を示す画像情報を生成する。
工作機械における図示しない制御部は、カメラにより生成された画像情報を解析することにより、切刃の欠損の有無および切刃の摩耗量を判断する。
機械側情報取得部235は、切削工具100における切刃の欠損の有無および切刃の摩耗量、ならびに被削物における加工面の表面粗さを示す加工結果情報を工作機械における制御部から取得し、取得した加工結果情報を結果情報取得部234へ出力する。
[結果情報取得部]
結果情報取得部234は、切削工具100を用いた切削加工の結果に関する情報である加工結果情報を取得する。
より詳細には、結果情報取得部234は、機械側情報取得部235から加工結果情報を受ける。結果情報取得部234は、受けた加工結果情報を判定部220へ出力する。
[種類情報取得部]
種類情報取得部233は、被削材の種類を示す情報および切刃の種類を示す情報の少なくともいずれか一方を含む種類情報を取得する。
より詳細には、切削インサート1の型番を示す型番情報Mc、被削物の型番を示す型番情報Mw、および切削部10の型番を示す型番情報Msを取得する。
たとえば、通信部210は、無線親機201経由で切削工具100から識別パケットを受信すると、受信した識別パケットから読取情報Rcおよび型番情報Msを取得し、取得した読取情報Rcおよび型番情報Msを種類情報取得部233へ出力する。
種類情報取得部233は、通信部210から読取情報Rcを受けると、記憶部280における対応情報Tcに基づいて、受けた読取情報Rcが示す切削インサート1の型番を特定し、特定した切削インサート1の型番を示す型番情報Mcを生成する。
また、種類情報取得部233は、機械側情報取得部235から読取情報Rwを受けると、記憶部280における対応情報Twに基づいて、受けた読取情報Rwが示す被削物の型番を特定し、特定した被削物の型番を示す型番情報Mwを生成する。
種類情報取得部233は、型番情報Mc,Mw,Msを含む種類情報を生成し、生成した種類情報を切削情報取得部232へ出力する。
[切削情報取得部]
切削情報取得部232は、切削工具100を用いて切削加工される被削材に関する情報および切刃に関する情報の少なくともいずれか一方を含む切削情報を取得する。より詳細には、切削情報取得部232は、提供装置300から切削情報を取得する。
切削情報取得部232は、切刃に関する情報であって切刃の消耗を示す消耗情報を含む切削情報を取得する。たとえば、切削情報取得部232は、実加工時間Wtおよび実加工回数Wnを含む切削情報を取得する。あるいは、切削情報取得部232は、複数の切刃を備える切削インサート1における、実加工時間Wtおよび実加工回数Wnを含む切削情報を取得する。
より詳細には、通信部210は、実加工時間Wtおよび実加工回数Wnを含む切削情報をネットワーク301経由で提供装置300から受信する。通信部210は、受信した切削情報を切削情報取得部232へ出力する。
たとえば、切削情報取得部232は、種類情報取得部233によって取得された種類情報が示す種類に対応する切削情報を取得する。
たとえば、切削情報取得部232は、切削情報として、切刃の異常の判定に用いる閾値に関する情報を取得する。
より詳細には、切削情報取得部232は、種類情報取得部233から種類情報を受けると、受けた種類情報が示す型番情報Mc,Mw,Msを含む特定情報SP1を生成し、生成した特定情報SP1を通信部210へ出力する。
通信部210は、切削情報取得部232から受けた特定情報SP1をネットワーク301経由で提供装置300へ送信する。
提供装置300は、分析装置200から受信した特定情報SP1に対する応答として、特定情報SP1が示す型番情報Mc,Mwに基づいて、被削材に関する情報である閾値係数Wkおよび切刃に関する情報である閾値係数Ckを用いて決定された閾値を含む切削情報をネットワーク301経由で分析装置200へ送信する。
切削情報取得部232は、切削情報をネットワーク301および通信部210経由で提供装置300から受信すると、受信した切削情報を判定部220へ出力する。
[入力受付部]
入力受付部240は、分析装置200における図示しないキーボードおよびマウス等の操作部を介して各種情報をユーザから受け付ける。
再び図3を参照して、たとえば、入力受付部240は、刃物台50における切削インサート1側の端部から切削インサート1の先端までの距離である突き出し量Lを示す突き出し情報をユーザから受け付ける。
たとえば、ユーザは、切削加工の開始前に、刃物台50を用いて切削工具100を固定すると、突き出し量Lを計測する。ユーザは、上記操作部を介して、突き出し量Lの計測結果を示す突き出し情報を分析装置200における入力受付部240に入力する。入力受付部240は、ユーザから受け付けた突き出し情報を判定部220へ出力する。
[判定部]
判定部220は、計測情報取得部231によって取得された計測情報および切削情報取得部232によって取得された切削情報に基づいて、切刃の状態を判定する。ここにおいて、切刃の状態とは、たとえば切刃の寿命に関する状態である。
より詳細には、判定部220は、切削情報取得部232から切削情報を受けると、受けた切削情報から閾値を取得する。
判定部220は、取得した閾値と、記憶部280における計測情報が示すセンサ計測値とに基づいて、切削工具100における切削インサート1の切刃の状態を判定する。具体的には、記憶部280における計測情報が示すセンサ計測値が閾値を超えた場合、切刃に欠損および異常摩耗等の異常が発生したと判定する。
また、判定部220は、切削情報取得部232から受けた切削情報から、実加工時間Wtおよび実加工回数Wnを取得する。
たとえば、判定部220は、記憶部280における計測情報が示すセンサ計測値と所定の基準値との比較結果に基づいて、切刃が被削物に接触しているか否かを判定し、判定結果に基づいて、切刃を用いて被削物の切削加工を行った時間である切削時間、および切刃を用いて切削加工した被削物の個数である切削個数を計測する。
判定部220は、計測した切削時間を実加工時間Wtに加算した時間Ttと、予め定められた切刃の使用可能時間との比較結果、切削個数を実加工回数Wnに加算した個数Ccと、予め定められた切刃の切削可能回数との比較結果、およびセンサ計測値と所定の基準値との比較結果に基づいて、切刃の状態を判定する。
一例として、判定部220は、時間Ttと使用可能時間との比較結果、および個数Ccと切削可能回数との比較結果に基づいて、切削情報から取得した閾値を調整し、調整後の閾値を用いて切刃の状態を判定する。
他の例として、判定部220は、センサ計測値が閾値を超えるか、時間Ttが使用可能時間を超えるか、または個数Ccが切削可能回数を超えた場合、切刃の寿命が到来したと判定する。
たとえば、判定部220は、機械側情報取得部235によって取得された制御情報にさらに基づいて、切刃の状態を判定する。より詳細には、判定部220は、機械側情報取得部235から受けた制御情報が示す、被削物の回転数および切削工具100の移動速度等に基づいて、取得した閾値を調整し、調整後の閾値を用いて切刃の状態を判定する。
あるいは、たとえば、判定部220は、入力受付部240から受けた突き出し情報にさらに基づいて、切刃の状態を判定する。より詳細には、判定部220は、入力受付部240から受けた突き出し情報が示す突き出し量Lに基づいて、取得した閾値を調整し、調整後の閾値を用いて切刃の状態を判定する。
判定部220は、判定結果を通知部260および加工制御部250へ出力する。たとえば、判定部220は、切刃に異常が発生したと判定すると、異常が発生した旨を示す判定結果を通知部260および加工制御部250へ出力する。
通知部260は、異常が発生した旨を示す判定結果を判定部220から受けると、受けた判定結果を表示または音声によりユーザに通知する処理を行う。なお、通知部260は、さらに、記憶部280から計測情報を取得し、取得した計測情報が示すセンサ計測値等の情報をユーザに通知する処理を行う構成であってもよい。
加工制御部250は、異常が発生した旨を示す判定結果を判定部220から受けると、加工を停止すべき旨を示す停止通知、または切削動作の内容を変更すべき旨を示す変更通知を工作機械における制御部へ送信する。
また、判定部220は、時間Ttおよび個数Ccを通知部260へ出力する。通知部260は、判定部220から受けた時間Ttおよび個数Ccを表示または音声によりユーザに通知する処理を行う。
また、判定部220は、判定結果および結果情報取得部234から受けた加工結果情報を更新部270へ出力する。
たとえば、判定部220は、定期的または不定期に、計測した切削時間および切削個数を示す使用結果情報を更新部270へ出力する。
判定部220は、切削情報取得部232から受けた切削情報から、切削インサート1における複数の切刃番号Cnに対応する各切刃の、使用状態Cs、実加工時間Wtおよび実加工回数Wnを取得し、取得した各使用状態Cs、各実加工時間Wtおよび各実加工回数Wnを通知部260へ出力する構成であってもよい。この場合、通知部260は、判定部220から受けた各使用状態Cs、各実加工時間Wtおよび各実加工回数Wnを表示または音声によりユーザに通知する処理を行う。これにより、ユーザは、使用中の切削インサート1における使用可能な切刃の数に基づいて、切削インサート1の適切な交換時期を認識することができる。
[更新部]
更新部270は、結果情報取得部234によって取得された加工結果情報に基づいて、提供装置300の記憶部350におけるデータベースDB1,DB2の内容を更新する。たとえば、更新部270は、加工結果情報および判定部220における判定結果に基づいて、提供装置300の記憶部350におけるデータベースDB1,DB2の内容を更新する。
より詳細には、更新部270は、加工結果情報に基づいて、判定部220における判定結果が正しいか否かを判断し、判断結果に応じて、データベースDB1,DB2の内容を更新するための処理を行う。
たとえば、更新部270は、加工結果情報に基づいて、実際に切刃に異常が発生しているか否かを判断する。
具体的には、更新部270は、加工結果情報の内容が、切刃の欠損が有るか、または切刃の摩耗量および被削物における加工面の表面粗さが所定値以上であることを示す場合、実際に切刃に異常が発生していると判断する。一方で、更新部270は、加工結果情報の内容が、切刃の欠損が無く、かつ切刃の摩耗量および被削物における加工面の表面粗さが所定値未満であることを示す場合、実際には切刃に異常が発生していないと判断する。
そして、更新部270は、異常が発生した旨を示す判定結果を判定部220から受けた場合であって、かつ実際に切刃に異常が発生していると判断した場合、判定部220における判定結果は正しいと判断する。また、更新部270は、異常が発生していない旨を示す判定結果を判定部220から受けた場合であって、かつ実際には切刃に異常が発生していないと判断した場合、判定部220における判定結果は正しいと判断する。
一方、更新部270は、異常が発生した旨を示す判定結果を判定部220から受けた場合であって、かつ実際には切刃に異常が発生していないと判断した場合、判定部220における判定結果は正しくないと判断する。この場合、更新部270は、データベースDB1における閾値係数CkおよびデータベースDB2における閾値係数Wkの少なくともいずれか一方をより大きい値に変更すべき旨を示す変更指示を通信部210およびネットワーク301経由で提供装置300へ送信する。
また、更新部270は、異常が発生していない旨を示す判定結果を判定部220から受けた場合であって、かつ実際に切刃に異常が発生していると判断した場合、判定部220における判定結果は正しくないと判断する。この場合、更新部270は、データベースDB1における閾値係数CkおよびデータベースDB2における閾値係数Wkの少なくともいずれか一方をより小さい値に変更すべき旨を示す変更指示を通信部210およびネットワーク301経由で提供装置300へ送信する。
たとえば、更新部270は、判定部220における判定結果に基づいて、提供装置300の記憶部350におけるデータベースDB3,DB4の内容を更新する。より詳細には、更新部270は、判定部220から使用結果情報を受けて、受けた使用結果情報を通信部210およびネットワーク301経由で提供装置300へ送信する。上述したように、記憶部350における更新部340は、ネットワーク301および通信部310経由で分析装置200から受信した使用結果情報に基づいて、データベースDB3,DB4の内容を更新する。
[型番情報Mcの取得経路に関する変形例]
なお、本開示の実施の形態に係る分析装置200では、種類情報取得部233は、通信部210から読取情報Rcを受けて、記憶部280における対応情報Tcに基づいて、受けた読取情報Rcが示す切削インサート1の型番を特定することにより型番情報Mcを生成する構成であるとしたが、これに限定するものではない。
たとえば、種類情報取得部233は、機械側情報取得部235から読取情報Rcを受けて、対応情報Tcに基づいて、受けた読取情報Rcが示す切削インサート1の型番を特定することにより型番情報Mcを生成する構成であってもよい。より詳細には、工作機械におけるバーコードリーダは、切削加工の開始前に、切削加工に用いる切削工具100に取り付けられた切削インサート1の2次元バーコードBcを読み取る。機械側情報取得部235は、2次元バーコードBcの読み取り結果を示す読取情報Rcを工作機械における制御部から取得し、取得した読取情報Rcを種類情報取得部233へ出力する。
あるいは、種類情報取得部233は、入力受付部240から読取情報Rcを受けて、対応情報Tcに基づいて、受けた読取情報Rcが示す切削インサート1の型番を特定することにより型番情報Mcを生成する構成であってもよい。より詳細には、ユーザは、切削加工の開始前に、バーコードリーダを用いて、切削加工に用いる切削工具100に取り付けられた切削インサート1の2次元バーコードBcを読み取り、読取り結果を示す読取情報Rcを分析装置200における入力受付部240に入力する。入力受付部240は、ユーザから受け付けた読取情報Rcを種類情報取得部233へ出力する。
あるいは、種類情報取得部233は、入力受付部240から型番情報Mcを受ける構成であってもよい。より詳細には、ユーザは、切削加工の開始前に、切削加工に用いる切削工具100に取り付けられた切削インサート1の型番を示す型番情報Mcを分析装置200における入力受付部240に入力する。入力受付部240は、ユーザから受け付けた型番情報Mcを種類情報取得部233へ出力する。
[型番情報Msの取得経路に関する変形例]
また、本開示の実施の形態に係る分析装置200では、種類情報取得部233は、通信部210から型番情報Msを受ける構成であるとしたが、これに限定するものではない。
たとえば、工作機械におけるバーコードリーダは、切削加工の開始前に、切削加工に用いる切削工具100における切削部10の2次元バーコードBsを読み取る。機械側情報取得部235は、2次元バーコードBsの読み取り結果を示す読取情報Rsを工作機械における制御部から取得し、取得した読取情報Rsを種類情報取得部233へ出力する。種類情報取得部233は、機械側情報取得部235から読取情報Rsを受けると、記憶部280における対応情報Tsに基づいて、受けた読取情報Rsが示す切削部10の型番を特定することにより型番情報Msを生成する。
あるいは、ユーザは、切削加工の開始前に、バーコードリーダを用いて、切削加工に用いる切削工具100における切削部10の2次元バーコードBsを読み取り、読取り結果を示す読取情報Rsを分析装置200における入力受付部240に入力する。入力受付部240は、ユーザから受け付けた読取情報Rsを種類情報取得部233へ出力する。種類情報取得部233は、入力受付部240から読取情報Rsを受けると、記憶部280における対応情報Tsに基づいて、受けた読取情報Rsが示す切削部10の型番を特定することにより型番情報Msを生成する。
あるいは、種類情報取得部233は、入力受付部240から型番情報Msを受ける構成であってもよい。より詳細には、ユーザは、切削加工の開始前に、切削加工に用いる切削工具100に取り付けられた切削部10の型番を示す型番情報Msを分析装置200における入力受付部240に入力する。入力受付部240は、ユーザから受け付けた型番情報Msを種類情報取得部233へ出力する。
[制御情報の取得経路に関する変形例]
また、本開示の実施の形態に係る分析装置200では、機械側情報取得部235は、制御情報を工作機械における制御部から取得する構成であるとしたが、これに限定するものではない。たとえば、機械側情報取得部235は、入力受付部240から制御情報を受ける構成であってもよい。より詳細には、ユーザは、切削加工の開始前に、NCプログラム等の制御情報を分析装置200における入力受付部240に入力する。入力受付部240は、ユーザから受け付けた制御情報を機械側情報取得部235へ出力する。
[型番情報Mwの取得経路に関する変形例]
また、本開示の実施の形態に係る分析装置200では、種類情報取得部233は、機械側情報取得部235から読取情報Rwを受けて、記憶部280における対応情報Twに基づいて、受けた読取情報Rwが示す被削物の型番を特定することにより型番情報Mwを生成する構成であるとしたが、これに限定するものではない。
たとえば、種類情報取得部233は、入力受付部240から読取情報Rwを受けて、対応情報Twに基づいて、受けた読取情報Rwが示す被削物の型番を特定することにより型番情報Mwを生成する構成であってもよい。より詳細には、ユーザは、切削加工の開始前に、バーコードリーダを用いて、被削物の2次元バーコードBwを読み取り、読取り結果を示す読取情報Rwを分析装置200における入力受付部240に入力する。入力受付部240は、ユーザから受け付けた読取情報Rwを種類情報取得部233へ出力する。
あるいは、種類情報取得部233は、入力受付部240から型番情報Mwを受ける構成であってもよい。より詳細には、ユーザは、切削加工の開始前に、被削物の型番を示す型番情報Mwを分析装置200における入力受付部240に入力する。入力受付部240は、ユーザから受け付けた型番情報Mwを種類情報取得部233へ出力する。
[加工結果情報の取得経路に関する変形例]
また、本開示の実施の形態に係る分析装置200では、結果情報取得部234は、加工結果情報を機械側情報取得部235から受ける構成であるとしたが、これに限定するものではない。たとえば、結果情報取得部234は、入力受付部240から加工結果情報を受ける構成であってもよい。より詳細には、ユーザは、切削加工の終了後、表面粗さセンサ等の各種センサを用いて、被削物における加工面の表面粗さ、ならびに切刃の欠損の有無および摩耗量を計測する。ユーザは、計測結果を示す加工結果情報を分析装置200における入力受付部240に入力する。入力受付部240は、ユーザから受け付けた加工結果情報を結果情報取得部234へ出力する。
[突き出し情報の取得経路に関する変形例]
また、本開示の実施の形態に係る分析装置200では、判定部220は、突き出し情報を入力受付部240から受ける構成であるとしたが、これに限定するものではない。
たとえば、判定部220は、機械側情報取得部235から突き出し情報を受ける構成であってもよい。より詳細には、工作機械における図示しない側長センサは、切削加工の開始前に、突き出し量Lを計測する。機械側情報取得部235は、側長センサによる突き出し量Lの計測結果を示す突き出し情報を工作機械における制御部から取得し、取得した突き出し情報を判定部220へ出力する。
あるいは、判定部220は、通信部210から突き出し情報を受ける構成であってもよい。より詳細には、センサモジュール20における検知部26は、切削加工の開始前に、自己の切削工具100が刃物台50により固定されたことをたとえば各種センサからの情報に基づいて検知すると、突き出し量Lを計測し、突き出し量Lの計測結果を示す突き出し情報を処理部23へ出力する。処理部23は、検知部26から突き出し情報を受けると、受けた突き出し情報が格納されたパケットである突き出し情報パケットを生成し、生成した突き出し情報パケットを通信部24および無線親機201経由で分析装置200へ送信する。
分析装置200における通信部210は、無線親機201経由で切削工具100から突き出し情報パケットを受信すると、受信した突き出し情報パケットから突き出し情報を取得し、取得した突き出し情報を判定部220へ出力する。
[閾値の取得経路に関する変形例]
また、本開示の実施の形態に係る分析装置200では、切削情報取得部232は、閾値を含む切削情報をネットワーク301および通信部210経由で提供装置300から受信する構成であるとしたが、これに限定するものではない。
たとえば、切削情報取得部232は、入力受付部240から切削情報を受ける構成であってもよい。より詳細には、ユーザは、切削加工の開始前に、提供装置300におけるデータベースDB1,DB2にアクセスすることにより、切削インサート1の型番および被削物の型番に対応する閾値を決定し、決定した閾値を入力受付部240に入力する。入力受付部240は、ユーザから受け付けた閾値を含む切削情報を切削情報取得部232へ出力する。
[実加工時間Wtおよび実加工回数Wnの取得経路に関する変形例]
また、本開示の実施の形態に係る分析装置200では、切削情報取得部232は、実加工時間Wtおよび実加工回数Wnを含む切削情報をネットワーク301および通信部210経由で提供装置300から受信する構成であるとしたが、これに限定するものではない。たとえば、切削情報取得部232は、入力受付部240から切削情報を受ける構成であってもよい。より詳細には、ユーザは、切削加工の開始前に、提供装置300におけるデータベースDB3,DB4にアクセスすることにより、実加工時間Wtおよび実加工回数Wnを確認し、確認した実加工時間Wtおよび実加工回数Wnを入力受付部240に入力する。入力受付部240は、ユーザから受け付けた実加工時間Wtおよび実加工回数Wnを含む切削情報を切削情報取得部232へ出力する。
[動作の流れ]
本開示の実施の形態に係る工具システムにおける各装置は、メモリを含むコンピュータを備え、当該コンピュータにおけるCPU等の演算処理部は、以下のフローチャートおよびシーケンスの各ステップの一部または全部を含むプログラムを当該メモリから読み出して実行する。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、外部からインストールすることができる。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、記録媒体に格納された状態で流通する。
図11は、本開示の実施の形態に係る工具システムにおける分析装置が切刃の状態を判定する際の動作手順の一例を定めたフローチャートである。
図11を参照して、まず、分析装置200は、切削工具100との通信接続を確立する(ステップS102)。
次に、分析装置200は、被削材の種類を示す情報および切刃の種類を示す情報を含む種類情報を取得する。より詳細には、分析装置200は、切削インサート1の型番を示す型番情報Mc、被削物の型番を示す型番情報Mw、および切削部10の型番を示す型番情報Msを含む種類情報を取得する(ステップS104)。
次に、分析装置200は、取得した種類情報が示す種類に対応する、被削材に関する情報および切刃に関する情報を含む切削情報を取得する。より詳細には、分析装置200は、種類情報が示す型番情報Mc,Mwに対応する閾値係数Ck,Wkを用いて決定された閾値を含む切削情報を提供装置300から取得する。たとえば、分析装置200は、実加工時間Wtおよび実加工回数Wnをさらに含む切削情報を提供装置300から取得する(ステップS106)。
次に、分析装置200は、切削工具100を用いた切削動作の制御に用いられる制御情報を工作機械における制御部から取得する(ステップS108)。
次に、分析装置200は、切削加工の開始後、無線親機201経由でセンサパケットを受信し、受信したセンサパケットから計測情報を取得する(ステップS110)。
次に、分析装置200は、計測情報、切削情報および制御情報に基づいて、切刃の状態を判定する(ステップS112)。
次に、分析装置200は、判定結果を表示または音声によりユーザに通知する。たとえば、分析装置200は、切刃に異常が発生したと判定した場合、判定結果を表示または音声によりユーザに通知する(ステップS114)。
次に、分析装置200は、切削加工の終了後、切削工具100を用いた切削加工の結果に関する加工結果情報を工作機械における制御部から取得し、取得した加工結果情報に基づいて、判定結果が正しいか否かを判断する(ステップS116)。
次に、分析装置200は、判定結果が正しくないと判断した場合(ステップS118でNO)、提供装置300におけるデータベースDB1,DB2の内容を更新する(ステップS120)。
図12は、本開示の実施の形態に係る工具システムにおける判定処理のシーケンスの一例を示す図である。
図12を参照して、まず、切削工具100におけるセンサモジュール20が起動され、加速度センサ21およびひずみセンサ22、ならびに処理部23および通信部24等のセンサモジュール20における各回路が起動する(ステップS202)。
次に、分析装置200および切削工具100は、通信接続を確立する(ステップS204)。
次に、切削工具100は、切削部10の型番を示す型番情報Ms、および切削インサート1の2次元バーコードBcの読取り結果を示す読取情報Rcが格納された識別パケットを分析装置200へ送信する(ステップS206)。
次に、分析装置200は、被削物の2次元バーコードBwの読み取り結果を示す読取情報Rwを工作機械における制御部から取得する(ステップS208)。
次に、分析装置200は、読取情報Rcに基づいて特定される切削インサート1の型番を示す型番情報Mc、および読取情報Rwに基づいて特定される被削物の型番を示す型番情報Mwを含む特定情報SP1を提供装置300へ送信する(ステップS210)。
次に、提供装置300は、分析装置200から特定情報SP1を受信すると、受信した特定情報SP1が示す型番情報Mc,Mwに対応する閾値係数Ck,WkをデータベースDB1,DB2からそれぞれ取得し、閾値係数Ck,Wkおよび基準閾値Thに基づいて閾値を決定する。そして、提供装置300は、決定した閾値を含む切削情報を分析装置200へ送信する。たとえば、提供装置300は、実加工時間Wtおよび実加工回数Wnをさらに含む切削情報を分析装置200へ送信する(ステップS212)。
次に、分析装置200は、切削工具100を用いた切削動作の制御に用いられる制御情報を工作機械における制御部から取得する(ステップS214)。
次に、切削工具100は、切削加工の開始後、センサの計測結果に関する計測情報が格納されたセンサパケットを分析装置200へ送信する(ステップS216)。
次に、分析装置200は、計測情報、切削情報および制御情報に基づいて、切刃の状態を判定する(ステップS218)。
次に、分析装置200は、切削加工の終了後、切削工具100を用いた切削加工の結果に関する加工結果情報を工作機械における制御部から取得する(ステップS220)。
次に、分析装置200は、加工結果情報に基づいて、判定結果が正しくないと判断した場合、データベースDB1における閾値係数CkおよびデータベースDB2における閾値係数Wkを変更すべき旨を示す変更指示を提供装置300へ送信する(ステップS222)。
次に、提供装置300は、分析装置200から受信した変更指示に従い、データベースDB1,DB2を更新する(ステップS224)。
なお、本開示の実施の形態に係る工具システム400では、切削工具100は、センサパケットを無線親機201経由で分析装置200へ送信する構成であるとしたが、これに限定するものではない。切削工具100は、センサパケットを、有線伝送路を介して分析装置200へ送信する構成であってもよい。すなわち、切削工具100のセンサモジュール20における通信部24は、計測情報が格納されたセンサパケットを、有線伝送路を介して分析装置200へ送信する構成であってもよい。
また、本開示の実施の形態に係る分析装置200では、切削情報取得部232は、種類情報取得部233から受けた種類情報が示す型番情報Mc,Mw,Msを含む特定情報SP1を生成し、生成した特定情報SP1を通信部210経由で提供装置300へ送信することにより、送信した特定情報SP1に基づいて決定された閾値を含む切削情報を取得する構成であるとしたが、これに限定するものではない。上述のように、切削情報取得部232は、ユーザにより決定された閾値を含む切削情報を入力受付部240から受ける構成であってもよい。この場合、分析装置200は、種類情報取得部233を備えない構成であってもよい。
また、本開示の実施の形態に係る分析装置200では、判定部220は、計測情報、切削情報、制御情報および突き出し情報に基づいて、切刃の状態を判定する構成であるとしたが、これに限定するものではない。判定部220は、制御情報および突き出し情報の少なくともいずれか一方を用いることなく、計測情報および切削情報に基づいて、切刃の状態を判定する構成であってもよい。
また、本開示の実施の形態に係る分析装置200は、提供装置300におけるデータベースDB1,DB2の内容を更新する更新部270を備える構成であるとしたが、これに限定するものではない。分析装置200は、更新部270を備えない構成であってもよい。この場合、分析装置200は、結果情報取得部234を備えない構成であってもよい。
また、本開示の実施の形態に係る分析装置200では、切削情報取得部232は、切刃の異常の判定に用いる閾値に関する情報を切削情報として取得する構成であるとしたが、これに限定するものではない。切削情報取得部232は、たとえば、被削材の硬さ等の特性および切刃の硬さ等の特性に関する情報を切削情報として取得する構成であってもよい。この場合、たとえば、判定部220は、被削材の硬さ等の特性および切刃の硬さ等の特性に関する情報を切削情報取得部232から受けて、受けた情報に基づいて、計測情報が示すセンサ計測値を補正し、補正後のセンサ計測値に基づいて切刃の状態を判定する。
ところで、切削工具における切刃の状態をより正確に判定することが可能な技術が望まれる。
たとえば、切削工具100に設けられたセンサの計測結果は、被削材の特性および切刃の特性等の影響を受ける。したがって、切削工具100に設けられたセンサの計測結果のみに基づいて切刃の状態を判定する構成では、正確な判定を行うことは困難である。
これに対して、本開示の実施の形態に係る分析装置200では、計測情報取得部231は、切削工具100に設けられたセンサの計測結果に関する情報である計測情報を取得する。切削情報取得部232は、切刃に関する情報であって切刃の消耗を示す消耗情報を含む切削情報を取得する。判定部220は、計測情報取得部231によって取得された計測情報および切削情報取得部232によって取得された切削情報に基づいて、切刃の状態を判定する。
本開示の実施の形態に係る分析方法は、切削工具100における切刃の状態を判定する分析装置200における判定方法である。この判定方法では、まず、分析装置200が、切削工具100に設けられたセンサの計測結果に関する情報である計測情報を取得する。次に、分析装置200が、切刃に関する情報であって切刃の消耗を示す消耗情報を含む切削情報を取得する。次に、分析装置200が、取得した計測情報および切削情報に基づいて、切刃の状態を判定する。
このように、切刃に関する情報であって切刃の消耗を示す消耗情報を含む切削情報および計測情報に基づいて切刃の状態を判定する構成および方法により、たとえば切刃の消耗等の特性がセンサの計測結果に与える影響を考慮して、切刃の状態を判定することができる。
したがって、本開示の実施の形態に係る分析装置および判定方法では、切削工具における切刃の状態をより正確に判定することができる。
本開示の実施の形態に係る提供装置300では、記憶部350は、切刃に関する情報のデータベースDB3,DB4を記憶する。取得部320は、切削工具100における切刃を特定するための情報である特定情報SP2を取得する。提供部330は、データベースDB3,DB4における情報であって取得部320によって取得された特定情報SP2が示す切刃の消耗を示す消耗情報、を含む切削情報を分析装置200へ提供する。
本開示の実施の形態に係る提供方法は、切削工具100における切刃の状態を判定する分析装置200へ情報を提供する提供装置300における提供方法である。提供装置300は、切刃に関する情報のデータベースDB3,DB4を記憶する記憶部350を備える。この提供方法では、まず、提供装置300が、切削工具100における切刃を特定するための情報である特定情報SP2を取得する。次に、提供装置300が、データベースDB3,DB4における情報であって取得した特定情報SP2が示す切刃の消耗を示す消耗情報、を含む切削情報を分析装置200へ提供する。
このように、切刃を特定するための情報に基づいて、切刃の消耗を示す情報をデータベースから取得し、取得した情報を分析装置200へ提供する構成および方法により、分析装置200において、たとえば切刃の消耗等の特性がセンサの計測結果に与える影響を考慮して、切刃の状態を判定することができる。
したがって、本開示の実施の形態に係る提供装置および提供方法では、切削工具における切刃の状態をより正確に判定することができる。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の説明は、以下に付記する特徴を含む。
[付記1]
切削工具における切刃の状態を判定する分析装置であって、
前記切削工具に設けられたセンサの計測結果に関する情報である計測情報を取得する計測情報取得部と、
前記切削工具を用いて切削加工される被削材に関する情報および前記切刃に関する情報の少なくともいずれか一方を含む切削情報を取得する切削情報取得部と、
前記計測情報取得部によって取得された前記計測情報および前記切削情報取得部によって取得された前記切削情報に基づいて、前記切刃の状態を判定する判定部とを備え、
前記計測情報取得部、前記切削情報取得部および前記判定部は、プロセッサにより実現される、分析装置。
[付記2]
切削工具における切刃の状態を判定する分析装置であって、
前記切削工具に設けられたセンサの計測結果に関する情報である計測情報を取得する計測情報取得部と、
前記切削工具を用いて切削加工される被削材に関する情報および前記切刃に関する情報の少なくともいずれか一方を含む切削情報を取得する切削情報取得部と、
前記計測情報取得部によって取得された前記計測情報および前記切削情報取得部によって取得された前記切削情報に基づいて、前記切刃の状態を判定する判定部とを備え、
前記分析装置は、さらに、
前記被削材の種類を示す情報および前記切刃の種類を示す情報の少なくともいずれか一方を含む種類情報を取得する種類情報取得部を備え、
前記切削情報取得部は、前記種類情報取得部によって取得された前記種類情報が示す種類に対応する前記切削情報を取得し、
前記種類情報取得部は、前記切刃を有する切削インサートの型番を示す2次元バーコードの読み取り結果、および被削材の型番を示す2次元バーコードの読み取り結果の少なくともいずれか一方を含む読取情報を取得し、取得した前記読取情報に基づいて、前記種類情報を生成する、分析装置。
[付記3]
切削工具における切刃の状態を判定する分析装置へ情報を提供する提供装置であって、
切削加工される被削材に関する情報および切削加工に用いられる切刃に関する情報の少なくともいずれか一方のデータベースを記憶する記憶部と、
前記切削工具を用いて切削加工される被削材を特定するための情報および前記切削工具における前記切刃を特定するための情報の少なくともいずれか一方を含む特定情報を取得する取得部と、
前記データベースにおける情報であって前記取得部によって取得された前記特定情報に対応する情報、を含む切削情報を前記分析装置へ提供する提供部とを備え、
前記記憶部は、不揮発性メモリであり、
前記取得部および前記提供部は、プロセッサにより実現される、提供装置。
[付記4]
切削工具における切刃の状態を判定する分析装置へ情報を提供する提供装置であって、
切削加工される被削材に関する情報および切削加工に用いられる切刃に関する情報の少なくともいずれか一方のデータベースを記憶する記憶部と、
前記切削工具を用いて切削加工される被削材を特定するための情報および前記切削工具における前記切刃を特定するための情報の少なくともいずれか一方を含む特定情報を取得する取得部と、
前記データベースにおける情報であって前記取得部によって取得された前記特定情報に対応する情報、を含む切削情報を前記分析装置へ提供する提供部とを備え、
前記提供装置は、さらに、前記分析装置における前記切刃の状態の判定結果に基づいて、前記データベースの内容を更新する更新部を備える、提供装置。
1 切削インサート
3A 固定用部材
3B 固定用部材
10 切削部
20 センサモジュール
21 加速度センサ
22 ひずみセンサ
23 処理部
24 通信部
25 記憶部
26 検知部
29 電池
50 刃物台
100 切削工具
200 分析装置
201 無線親機
210 通信部
220 判定部
231 計測情報取得部
232 切削情報取得部
233 種類情報取得部
234 結果情報取得部
235 機械側情報取得部
240 入力受付部
250 加工制御部
260 通知部
270 更新部
280 記憶部
300 提供装置
301 ネットワーク
310 通信部
320 取得部
330 提供部
340 更新部
350 記憶部
400 工具システム
401 センサパケット
Bs 2次元バーコード
L 突き出し量

Claims (9)

  1. 切削工具における切刃の状態を判定する分析装置であって、
    前記切削工具に設けられたセンサの計測結果に関する情報である計測情報を取得する計測情報取得部と、
    前記切削工具を用いた切削加工の開始前に、前記切刃に関する情報であって前記切刃の消耗を示す消耗情報を含む切削情報を取得する切削情報取得部と、
    前記計測情報取得部によって取得された前記計測情報および前記切削情報取得部によって取得された前記切削情報に基づいて、前記切刃の状態を判定する判定部とを備え、
    前記切削情報取得部は、複数の切刃と、切刃の異常の判定に用いられる閾値を設定するための閾値情報との対応関係を示す第2のデータベースを記憶する記憶部を有する提供装置から、前記切削工具における前記切刃に対応する前記閾値情報をさらに含む前記切削情報を取得し、
    前記切削情報取得部は、前記切刃の実加工時間および前記切刃の実加工回数の少なくともいずれか一方を示す前記消耗情報を含む前記切削情報を取得し、
    前記判定部は、前記計測結果と、前記消耗情報が示す前記切刃の消耗の度合いに応じて補正された前記閾値との比較結果に基づいて、前記切刃の状態を判定する、分析装置。
  2. 前記切削情報取得部は、複数の前記切刃を備える切削インサートにおける、前記各切刃の実加工時間および前記各切刃の実加工回数の少なくともいずれか一方を示す前記消耗情報を含む切削情報を取得する、請求項1に記載の分析装置。
  3. 前記分析装置は、さらに、
    前記切削工具を用いて切削加工される被削材の種類を示す情報および前記切刃の種類を示す情報の少なくともいずれか一方を含む種類情報を取得する種類情報取得部を備え、
    前記切削情報取得部は、前記種類情報取得部によって取得された前記種類情報が示す種類に対応する前記切削情報を取得する、請求項1または請求項2に記載の分析装置。
  4. 前記分析装置は、さらに、
    前記切削工具を用いた切削動作の制御に用いられる制御情報を取得する制御情報取得部を備え、
    前記判定部は、前記制御情報取得部によって取得された前記制御情報にさらに基づいて、前記切刃の状態を判定する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の分析装置。
  5. 前記分析装置は、さらに、
    前記切削工具を用いた切削加工の結果に関する情報である加工結果情報を取得する結果情報取得部と、
    前記結果情報取得部によって取得された前記加工結果情報に基づいて、前記第2のデータベースの内容を更新する更新部とを備える、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の分析装置。
  6. 前記更新部は、前記判定部における判定結果にさらに基づいて、前記第2のデータベースの内容を更新する、請求項5に記載の分析装置。
  7. 切削工具における切刃の状態を判定する分析装置における判定方法であって、
    前記切削工具に設けられたセンサの計測結果に関する情報である計測情報を取得するステップと、
    前記切削工具を用いた切削加工の開始前に、前記切刃に関する情報であって前記切刃の消耗を示す消耗情報を含む切削情報を取得するステップと、
    取得した前記計測情報および前記切削情報に基づいて、前記切刃の状態を判定するステップとを含み、
    前記切削情報を取得するステップにおいては、複数の切刃と、切刃の異常の判定に用いられる閾値を設定するための閾値情報との対応関係を示す第2のデータベースを記憶する記憶部を有する提供装置から、前記切削工具における前記切刃に対応する前記閾値情報をさらに含む前記切削情報を取得し、
    前記切削情報を取得するステップにおいては、前記切刃の実加工時間および前記切刃の実加工回数の少なくともいずれか一方を示す前記消耗情報を含む前記切削情報を取得し、
    前記切刃の状態を判定するステップにおいては、前記計測結果と、前記消耗情報が示す前記切刃の消耗の度合いに応じて補正された前記閾値との比較結果に基づいて、前記切刃の状態を判定する、判定方法。
  8. 切削工具における切刃の状態を判定する分析装置において用いられる判定プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記切削工具に設けられたセンサの計測結果に関する情報である計測情報を取得する計測情報取得部と、
    前記切削工具を用いた切削加工の開始前に、前記切刃に関する情報であって前記切刃の消耗を示す消耗情報を含む切削情報を取得する切削情報取得部と、
    前記計測情報取得部によって取得された前記計測情報および前記切削情報取得部によって取得された前記切削情報に基づいて、前記切刃の状態を判定する判定部、
    として機能させるためのプログラムであり、
    前記切削情報取得部は、複数の切刃と、切刃の異常の判定に用いられる閾値を設定するための閾値情報との対応関係を示す第2のデータベースを記憶する記憶部を有する提供装置から、前記切削工具における前記切刃に対応する前記閾値情報をさらに含む前記切削情報を取得し、
    前記切削情報取得部は、前記切刃の実加工時間および前記切刃の実加工回数の少なくともいずれか一方を示す前記消耗情報を含む前記切削情報を取得し、
    前記判定部は、前記計測結果と、前記消耗情報が示す前記切刃の消耗の度合いに応じて補正された前記閾値との比較結果に基づいて、前記切刃の状態を判定する、判定プログラム。
  9. 前記切削情報取得部は、切刃の実加工時間および切刃の実加工回数の少なくともいずれか一方に関する情報の第1のデータベースを記憶する記憶部、を有する前記提供装置から前記消耗情報を含む前記切削情報を取得し、
    前記判定部は、前記計測情報に基づいて、前記切刃を用いて被削物の切削加工を行った時間である切削時間、および前記切刃を用いて切削加工した被削物の個数である切削個数の少なくともいずれか一方を示す使用結果情報を生成し、
    前記分析装置は、さらに、
    前記判定部により生成された前記使用結果情報に基づいて、前記第1のデータベースの内容を更新する更新部を備える、請求項1に記載の分析装置。
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