JP7275907B2 - 玉軸受の玉配置方法、玉軸受の製造方法及び製造装置、並びに機械及び車両の製造方法 - Google Patents
玉軸受の玉配置方法、玉軸受の製造方法及び製造装置、並びに機械及び車両の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7275907B2 JP7275907B2 JP2019118978A JP2019118978A JP7275907B2 JP 7275907 B2 JP7275907 B2 JP 7275907B2 JP 2019118978 A JP2019118978 A JP 2019118978A JP 2019118978 A JP2019118978 A JP 2019118978A JP 7275907 B2 JP7275907 B2 JP 7275907B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- inner ring
- balls
- annular space
- outer ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/04—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
- F16C19/06—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23P—METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
- B23P15/00—Making specific metal objects by operations not covered by a single other subclass or a group in this subclass
- B23P15/003—Making specific metal objects by operations not covered by a single other subclass or a group in this subclass bearings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23P—METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
- B23P19/00—Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
- B23P19/04—Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes for assembling or disassembling parts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C43/00—Assembling bearings
- F16C43/04—Assembling rolling-contact bearings
- F16C43/06—Placing rolling bodies in cages or bearings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automatic Assembly (AREA)
- Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
Description
前記環状空間の前記一領域の円周方向外側に、装填した前記複数の玉を前記一領域内に留める流れ止め治具を配置する流れ止め工程と、
前記環状空間に前記流れ止め治具が配置された状態から、前記流れ止め治具を前記環状空間から抜き取りながら、前記複数の玉の間に、前記玉の数に応じて突設される複数の作業矢の先端を軸方向に順次挿入して、前記複数の玉を円周方向に等間隔に配置する玉分け工程と、
をこの順に実施する玉軸受の玉配置方法。
この玉軸受の玉配置方法によれば、環状空間の円周方向に沿った一領域に複数の玉を装填する玉入れ工程と、作業矢によって玉を円周方向に等間隔に配置する玉分け工程とを連続的に行うので、玉入れ工程で環状空間に入れた玉を一か所に集める玉集め工程を省略できる。したがって、玉軸受における玉配置作業の工数を削減して作業性を向上できる。また、玉集め工程での玉擦り動作をなくすことで、玉傷発生のリスクを低減できる。しかも、玉入れ工程から玉分け工程を連続的に行うことで、内輪と外輪の間に玉が保持される変形代がない玉軸受であっても簡単に組み立てできる。
この玉軸受の玉配置方法によれば、外輪に対して内輪を一領域と反対側へ移動させ、環状空間を一領域において径方向へ広げてから玉を装填するので、環状空間への玉入れを円滑に行うことができる。
この玉軸受の玉配置方法によれば、一領域に集めて入れた玉の移動を流れ止め治具で規制して玉の散らばりを抑制できる。これにより、環状空間に入れた玉を散らすことなく、一か所に保持した状態で玉分けを行うことができる。
この玉軸受の玉配置方法によれば、環状空間の一領域に入れた玉が自重で下方側へ移動して順に配列される。これにより、玉入れ工程を円滑に行うことができる。
この玉軸受の玉配置方法によれば、水平搬送させる際の玉の散らばりをなくすことができ、作業性の向上が図れる。
前記外輪及び前記内輪を、前記内輪を偏心させた側と反対側を上に傾斜させて、前記環状空間の前記一領域に複数の玉を玉入れし、
前記外輪及び前記内輪を水平に戻しながら、前記複数の玉を前記一領域内に留める流れ止め治具を前記環状空間に挿入し、
前記流れ止め治具を前記環状空間から外しながら、前記玉の数に応じて突設される複数の作業矢を、前記複数の玉の間に挿入する玉軸受の玉配置方法。
この玉軸受の玉配置方法によれば、玉入れと、作業矢による玉分け工程とを連続的に行うので、玉入れにより環状空間に装填された複数の玉を一か所に集める玉集め工程を省略できる。したがって、玉軸受における玉配置作業の工数を削減して作業性を向上できる。また、玉集め工程での玉擦り動作をなくすことで、玉傷発生のリスクを低減できる。しかも、玉入れ工程から玉分け工程を連続的に行うことで、内輪と外輪の間に玉が保持される変形代がない玉軸受であっても簡単に組み立てできる。
この玉軸受の製造方法によれば、内輪と外輪との間の環状空間に玉を円周方向へ等間隔に配置した玉軸受を簡単に製造できる。
前記環状空間の前記一領域の円周方向外側に、装填した前記複数の玉を前記一領域内に留める流れ止め治具を配置する流れ止め機構と、
前記環状空間に前記流れ止め治具が配置された状態から、前記流れ止め治具が前記環状空間から抜き取られる際に、前記複数の玉間に、前記玉の数に応じて突設される複数の作業矢の先端を軸方向に順次挿入して、前記複数の玉を円周方向に等間隔に配置する玉分け部と、
を備える玉軸受の製造装置。
この玉軸受の製造装置によれば、玉入れ部によって環状空間の円周方向に沿った一領域に複数の玉を装填する玉入れ工程と、玉分け部の作業矢によって玉を円周方向に等間隔に配置する玉分け工程とを連続的に行える。これにより、玉入れ工程で環状空間に入れた玉を一か所に集める玉集め工程を省略できる。したがって、玉軸受における玉配置作業の工数を削減して作業性を向上できる。また、玉集め工程での玉擦り動作をなくすことで、玉傷発生のリスクを低減できる。しかも、玉入れから玉分けを連続的に行うことで、内輪と外輪の間に玉が保持される変形代がない玉軸受も簡単に組み立てることができる。
この玉軸受の製造装置によれば、環状空間の一領域を径方向に広げることで、環状空間への玉入れを簡単に行うことができ、作業性をさらに向上できる。
この玉軸受の製造装置によれば、環状空間の一領域に入れた玉が自重で下方側へ移動して順に配列される。これにより、玉入れ部による玉入れ作業を円滑に行うことができる。
この玉軸受の製造装置によれば、環状空間の円周方向に沿って湾曲し、環状空間への挿入方向に沿って窄まる板状に形成された流れ止め治具によって、環状空間内の玉の移動を良好に規制できる。
この玉軸受の製造装置によれば、流れ止め治具の環状空間への挿し込み及び抜き取りの際に、環状空間内の玉に対して外側へ膨出する曲線状の側辺が滑らかに接触するので、流れ止め治具と玉との接触による玉傷発生を抑制できる。
前記ワーク保持台に保持された前記外輪に対して前記内輪を移動させ、前記環状空間に径方向へ広がる一領域を形成する内輪移動機構と、
前記ワーク保持台に保持された前記内輪と前記外輪の軸方向垂直面を傾斜させる傾斜動作機構と、
前記環状空間の円周方向に沿った一領域に、複数の玉を装填する玉入れ部と、
前記環状空間の前記一領域の円周方向外側に、装填した前記複数の玉を前記一領域内に留める流れ止め治具を配置する流れ止め機構と、
前記環状空間に前記流れ止め治具が配置された状態から、前記流れ止め治具が前記環状空間から抜き取られる際に、前記複数の玉の間に、前記玉の数に応じて突設される複数の作業矢の先端を軸方向に順次挿入して、前記複数の玉を円周方向に等間隔に配置する玉分け部と、
を備える玉軸受の製造装置。
この玉軸受の製造装置によれば、玉入れ部によって環状空間の円周方向に沿った一領域に複数の玉を装填する玉入れ工程と、玉分け部の作業矢によって玉を円周方向に等間隔に配置する玉分け工程とを連続的に行うことができる。これにより、玉入れ工程で環状空間に入れた玉を一か所に集める玉集め工程を省略できる。したがって、玉軸受における玉配置作業の工数を削減して作業性を向上できる。また、玉集め工程での玉擦り動作をなくすことで、玉傷発生のリスクを低減できる。しかも、玉入れから玉分けを連続的に行うことで、内輪と外輪の間に玉が保持される変形代がない玉軸受であっても簡単に組み立てることができる。
また、内輪移動機構によって環状空間の一領域を径方向に広げることで、環状空間への玉入れを簡単に行うことができ、作業性をさらに向上できる。
さらに、傾斜動作機構によってワーク保持台に保持された内輪と外輪の軸方向垂直面を傾斜させることで、環状空間の一領域に入れた玉が自重で下方側へ移動して順に配列される。これにより、玉入れ部による玉入れ作業を円滑に行える。
この機械の製造方法によれば、内輪と外輪との間の環状空間に玉を円周方向へ等間隔に配置された玉軸受を用いた機械を簡単に製造できる。
この車両の製造方法によれば、内輪と外輪との間の環状空間に玉を円周方向へ等間隔に配置された玉軸受を用いた車両を簡単に製造できる。
図1は、本発明の実施形態に係る玉軸受の製造装置の構成を示す概略側面図である。図2は、図1に示す玉軸受の製造装置の動作を示す概略側面図である。
流れ止め治具51は、平面に展開した状態で一対の側辺55が直線状に形成される。この流れ止め治具51は、環状空間5に沿って湾曲させた状態で、一対の側辺55が外側へ膨出する曲線状となる。流れ止め治具51は、図4(C)に示すように、その根元部分における円周方向の長さが、環状空間5に入れた玉7を一か所に集めた際に形成される空間部分の円周方向の長さよりも僅かに小さい。
玉分け部25は、環状に形成された土台部61と、長さが異なる複数の作業矢63と、を有する。作業矢63は、土台部61に立設されており、円周方向に等間隔に配置される。玉分け部25は、玉7の数と同数(本例では13本)の作業矢63を備える。これら作業矢63の1本は、基準作業矢63Aとされており、他の作業矢63は、基準作業矢63Aの周方向両側の対称位置に配置される。基準作業矢63Aは、両隣の作業矢63よりも短い。基準作業矢63Aの周方向両側の対称位置に配置された作業矢63は、基準作業矢63Aから離れるにしたがって軸長が次第に長くなっている。
基準作業矢63Aの先端部は、平面形状である。基準作業矢63A以外の作業矢63の先端部は、基準作業矢63Aから周方向に離れるにしたがって先端側に延びる傾斜面である。
基準作業矢63Aの周方向両側の対称位置に配置された作業矢63は、互いに形状が同一とされているが、必ずしも同一でなくてもよい。
流れ止め機構23(図1,図2参照)の流れ止め治具51と、玉分け部25とは、ワーク保持台17の保持部41に保持されるワークWを挟んだ上下に配置される。図1および図2の例の場合、ワークWの上方に流れ止め治具51が配置され、ワークWの下方に玉分け部25が配置される。そして、傾斜動作機構21によってワーク保持台17が傾いた傾斜状態(図2の状態)において、玉分け部25の基準作業矢63Aが、ワークWの傾斜の下方側となるように配置される。なお、ワークWの上方に玉分け部25が配置され、ワークWの下方に流れ止め治具51が配置されてもよい。
水平状態の玉配置ユニット15に対して、搬送されるワークWをワーク保持台17の保持部41に保持させる(ステップS1)。このとき、内輪1は、その内周に内輪支持軸39が挿入されて支持され、外輪3は、ロック部材43によって保持部41に固定される。
傾斜動作機構21によって玉配置ユニット15を、ワーク保持台17が水平面に対して傾斜角θで傾いた傾斜状態とする(ステップS2)。このとき、内輪移動機構18の内輪支持軸39を玉配置ユニット15の傾斜動作と共に傾斜させる。さらに、内輪移動機構18の内輪支持軸39の中心軸を、ワークWの中心軸に対する直交面において傾斜の下方側(図2の左方側)に変位した位置に配置させる。このようにすると、外輪3中心に対して内輪1の中心が傾斜の下方側に偏心する。これにより、内輪1と外輪3との間の環状空間5は、傾斜の下方側が狭まり、傾斜の上方側が広がった状態となる。
図9(A),(B)は玉入れ工程を説明する説明図である。
図9(A)に示すように、ワーク保持台17(図1,図2参照)に保持させた内輪1と外輪3との間の環状空間5に、玉入れ部19から玉7を入れる(ステップS3)。このとき、環状空間5は、傾斜の上方側が広がった状態となっており、玉入れ部19によって環状空間5へ玉7を容易かつ円滑に装填できる。また、玉7は自重により装填箇所に留まることなく左右へ転がって移動する。これにより、玉7を装填する際に、既に装填された玉7が邪魔にならない。そして、図9(B)に示すように、この環状空間5に入れた玉7は、傾斜の上方側で広くなった領域に集められた状態で収容される。つまり、環状空間5に入れられた玉7は、環状空間5の円周方向に沿った一領域に集められた状態で収容される。
傾斜動作機構21によって玉配置ユニット15を、ワーク保持台17が水平となる水平状態(図1の状態)に戻す(ステップS4)。このとき、内輪支持軸39の中心軸をワークWの軸芯と同軸となる位置に移動させる。これにより、外輪3及び内輪1の中心が一致され、環状空間5が円周方向に均等な隙間となる。
図11は流れ止め工程を説明するワークWと流れ止め治具51の斜視図である。
ワークWの環状空間5における玉7のない空間部分に、流れ止め機構23の流れ止め治具51を上方から内輪1及び外輪3の軸方向に沿って挿入する(ステップS5)。ここで、外輪3及び内輪1の中心を一致させると、一領域に集められていた玉7は、玉7のない空間部分へ転がって移動可能となる。しかし、環状空間5に流れ止め治具51を挿入して配置することで、装填された玉7の移動を規制し、玉7を一領域内に留めることができる。この流れ止め治具51の環状空間5への挿入動作は、玉配置ユニット15を水平に戻すとともに内輪1を移動させ、外輪3と内輪1との中心を一致させる水平動作に合わせて実施する。また、玉配置ユニット15を水平にした後に実施してもよい。
図12は玉分け工程を説明するためのワークWと流れ止め治具51と玉分け部25の斜視図である。
環状空間5に流れ止め治具51が配置された状態から、流れ止め治具51を環状空間5から抜き取りながら、ワークWに対して玉分け部25を上昇させ、環状空間5に複数の作業矢63を挿入する。これにより、環状空間5に配置された複数の玉7の間に、玉7の数に応じて突設される複数の作業矢63の先端が軸方向に順次挿入され、複数の玉7を円周方向に等間隔に配置させる(ステップS6)。
また、ステアリングコラム、自在継手、中間ギア、ラックアンドピニオン、電動パワーステアリング装置、ウォーム減速機、トルクセンサ等の操舵装置への適用が可能である。
そして、上記機械、操舵装置等を含む車両、工作機械、住宅機器等、広く適用することができる。
これにより得られた機械、車両等によれば、従来よりも低コストで、且つ、高品位な構成にできる。
3 外輪
5 環状空間
7 玉
9 玉軸受
17 ワーク保持台
18 内輪移動機構
19 玉入れ部
21 傾斜動作機構
23 流れ止め機構
25 玉分け部
51 流れ止め治具
55 側辺
63 作業矢
100 玉軸受の製造装置
Claims (11)
- 内輪と外輪との間に形成される環状空間の円周方向に沿った一領域に、複数の玉を装填する玉入れ工程と、
前記環状空間の前記一領域の円周方向外側に、装填した前記複数の玉を前記一領域内に留める流れ止め治具を配置する流れ止め工程と、
前記環状空間に前記流れ止め治具が配置された状態から、前記流れ止め治具を前記環状空間から抜き取りながら、前記複数の玉の間に、前記玉の数に応じて突設される複数の作業矢の先端を軸方向に順次挿入して、前記複数の玉を円周方向に等間隔に配置する玉分け工程と、
をこの順に実施し、
前記玉入れ工程は、前記内輪及び前記外輪を水平面から前記一領域を上にして傾斜させ、前記外輪に対して前記内輪を前記一領域と反対側へ移動させ、前記環状空間を前記一領域において径方向へ広げてから前記玉を装填し、
前記流れ止め工程は、前記内輪と前記外輪を水平に戻すとともに前記内輪を移動させ、前記外輪と前記内輪の中心を一致させる水平動作に合わせて前記流れ止め治具を配置する玉軸受の玉配置方法。 - 前記流れ止め工程は、前記流れ止め治具を、前記内輪及び前記外輪の軸方向に沿って前記環状空間に挿入する請求項1に記載の玉軸受の玉配置方法。
- 前記玉入れ工程から前記玉分け工程までを、前記内輪及び前記外輪を水平搬送させずに連続して実施する請求項1又は2に記載の玉軸受の玉配置方法。
- 外輪の中心に対して内輪の中心を偏心させて、前記内輪と前記外輪との間に形成される環状空間を、該環状空間の円周方向に沿った一領域で広げ、
前記外輪及び前記内輪を、前記内輪を偏心させた側と反対側を上に傾斜させて、前記外輪および前記内輪が傾斜した状態で前記環状空間の前記一領域に複数の玉を玉入れし、
前記外輪及び前記内輪を水平に戻すとともに前記内輪を移動させ、前記外輪と前記内輪の中心を一致させる水平動作に合わせて、前記複数の玉を前記一領域内に留める流れ止め治具を前記環状空間に挿入し、
前記流れ止め治具を前記環状空間から外しながら、前記玉の数に応じて突設される複数の作業矢を、前記複数の玉の間に挿入する玉軸受の玉配置方法。 - 請求項1~4のいずれか一項に記載の玉配置方法によって、前記内輪と前記外輪との間の前記環状空間に前記玉が等間隔に配置された玉軸受を製造する玉軸受の製造方法。
- 内輪と外輪とを、前記内輪と前記外輪との間に環状空間を形成して保持させるワーク保持台と、
前記ワーク保持台に保持された前記内輪と前記外輪との間に形成される環状空間の円周方向に沿った一領域に、複数の玉を装填する玉入れ部と、
前記ワーク保持台に保持された前記内輪と前記外輪の軸方向垂直面を傾斜させる傾斜動作機構と、
前記外輪に対して前記内輪を前記一領域と反対側へ移動させ、前記環状空間を前記一領域において径方向へ広げる内輪移動機構と、
前記環状空間の前記一領域の円周方向外側に、装填した前記複数の玉を前記一領域内に留める流れ止め治具を配置する流れ止め機構と、
前記環状空間に前記流れ止め治具が配置された状態から、前記流れ止め治具が前記環状空間から抜き取られる際に、前記複数の玉間に、前記玉の数に応じて突設される複数の作業矢の先端を軸方向に順次挿入して、前記複数の玉を円周方向に等間隔に配置する玉分け部と、
を備え、
前記流れ止め機構は、前記傾斜動作機構が前記内輪と前記外輪を水平に戻すとともに、前記内輪移動機構が前記内輪を移動させて前記外輪と前記内輪の中心を一致させる水平動作に合わせて、前記流れ止め治具を配置する玉軸受の製造装置。 - 前記流れ止め治具は、前記環状空間の円周方向に沿って湾曲し、且つ、前記環状空間への挿入方向に沿って窄まる板状に形成されている請求項6に記載の玉軸受の製造装置。
- 前記流れ止め治具は、一対の側辺を有し、前記一対の側辺は、平面に展開した状態で直線状に形成され、且つ、前記環状空間に沿って湾曲させた状態で外側へ膨出する曲線状とされる請求項7に記載の玉軸受の製造装置。
- 内輪と外輪とを、前記内輪と前記外輪との間に環状空間を形成して保持させるワーク保持台と、
前記ワーク保持台に保持された前記外輪に対して前記内輪を移動させ、前記環状空間に径方向へ広がる一領域を形成する内輪移動機構と、
前記ワーク保持台に保持された前記内輪と前記外輪の軸方向垂直面を傾斜させる傾斜動作機構と、
前記環状空間の円周方向に沿った一領域に、複数の玉を装填する玉入れ部と、
前記環状空間の前記一領域の円周方向外側に、装填した前記複数の玉を前記一領域内に留める流れ止め治具を配置する流れ止め機構と、
前記環状空間に前記流れ止め治具が配置された状態から、前記流れ止め治具が前記環状空間から抜き取られる際に、前記複数の玉の間に、前記玉の数に応じて突設される複数の作業矢の先端を軸方向に順次挿入して、前記複数の玉を円周方向に等間隔に配置する玉分け部と、
を備え、
前記流れ止め機構は、前記傾斜動作機構が前記内輪と前記外輪を水平に戻すとともに、前記内輪移動機構が前記内輪を移動させて前記外輪と前記内輪の中心を一致させる水平動作に合わせて、前記流れ止め治具を配置する玉軸受の製造装置。 - 請求項5に記載の玉軸受の製造方法を用いる機械の製造方法。
- 請求項5に記載の玉軸受の製造方法を用いる車両の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018103734 | 2018-05-30 | ||
JP2018103734 | 2018-05-30 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019512848A Division JP6551629B1 (ja) | 2018-05-30 | 2018-12-11 | 玉軸受の玉配置方法、玉軸受の製造方法及び製造装置、並びに機械及び車両の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019209475A JP2019209475A (ja) | 2019-12-12 |
JP7275907B2 true JP7275907B2 (ja) | 2023-05-18 |
Family
ID=68698771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019118978A Active JP7275907B2 (ja) | 2018-05-30 | 2019-06-26 | 玉軸受の玉配置方法、玉軸受の製造方法及び製造装置、並びに機械及び車両の製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP3674574B1 (ja) |
JP (1) | JP7275907B2 (ja) |
CN (1) | CN112204268B (ja) |
WO (1) | WO2019230023A1 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113997229B (zh) * | 2021-11-09 | 2023-03-28 | 杭州赛奇机械股份有限公司 | 一种新能源汽车轴承钢球装配装置 |
CN114603324B (zh) * | 2022-02-17 | 2024-02-13 | 玉环美尔伦机械股份有限公司 | 一种轴承加工用滚珠辅助装配机 |
WO2023243148A1 (ja) * | 2022-06-17 | 2023-12-21 | 日本精工株式会社 | 玉軸受の玉配置方法、玉軸受の製造方法及び製造装置、並びに機械及び車両の製造方法 |
EP4335582A1 (en) * | 2022-06-17 | 2024-03-13 | NSK Ltd. | Ball placement method for ball bearing, ball bearing manufacturing method and manufacturing device, and machine and vehicle manufacturing method |
CN115467901B (zh) * | 2022-10-15 | 2023-10-03 | 南通市嘉诚机械有限公司 | 涡轮增压器轴承体加工用组装设备 |
WO2024105809A1 (ja) * | 2022-11-16 | 2024-05-23 | 株式会社ジェイテクト | 転がり軸受装置の製造方法 |
CN116576201B (zh) * | 2023-06-15 | 2023-09-12 | 山东丰源汽车科技有限公司 | 一种传动轴承自动组装机床 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016056932A (ja) | 2014-09-12 | 2016-04-21 | 日本精工株式会社 | 玉軸受の組立方法及び組立装置、並びにその組立方法で製造した玉軸受 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4934209B1 (ja) * | 1970-09-10 | 1974-09-12 | ||
JPS4934209A (ja) * | 1972-07-24 | 1974-03-29 | ||
JPS5880130U (ja) * | 1981-11-27 | 1983-05-31 | エヌ・テ−・エヌ東洋ベアリング株式会社 | ボ−ル片寄せ機 |
JPS5947525A (ja) * | 1982-09-09 | 1984-03-17 | Koyo Seiko Co Ltd | 回転体の位置決め方法およびその装置 |
JPH02266113A (ja) * | 1989-04-06 | 1990-10-30 | Nobuo Takada | 玉割り方法 |
JPH09225757A (ja) * | 1996-02-26 | 1997-09-02 | Toyota Motor Corp | ボール片寄せおよび等配装置とベアリング組立装置 |
JP4203475B2 (ja) * | 2005-01-20 | 2009-01-07 | 有限会社ナカミチ | ベアリングのボール配列装置 |
JP2008200789A (ja) | 2007-02-19 | 2008-09-04 | Nsk Ltd | 玉軸受の玉等配方法及び玉分け治具 |
JP5365479B2 (ja) * | 2009-11-13 | 2013-12-11 | 日本精工株式会社 | 玉軸受の組立方法及び組立装置 |
JP6115123B2 (ja) * | 2012-12-26 | 2017-04-19 | 日本精工株式会社 | アンギュラ玉軸受の組立装置、及びアンギュラ玉軸受の組立方法 |
JP2015139846A (ja) * | 2014-01-29 | 2015-08-03 | 日本精工株式会社 | 玉軸受の組立方法及び組立装置 |
JP2015193048A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | Ntn株式会社 | ローラベアリングの組立装置およびローラベアリングの製造方法 |
JP2018103734A (ja) | 2016-12-26 | 2018-07-05 | 株式会社ジェイテクト | ステアリング装置 |
-
2018
- 2018-12-11 WO PCT/JP2018/045540 patent/WO2019230023A1/ja unknown
- 2018-12-11 CN CN201880094052.6A patent/CN112204268B/zh active Active
- 2018-12-11 EP EP18920416.7A patent/EP3674574B1/en active Active
-
2019
- 2019-06-26 JP JP2019118978A patent/JP7275907B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016056932A (ja) | 2014-09-12 | 2016-04-21 | 日本精工株式会社 | 玉軸受の組立方法及び組立装置、並びにその組立方法で製造した玉軸受 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN112204268A (zh) | 2021-01-08 |
JP2019209475A (ja) | 2019-12-12 |
EP3674574A1 (en) | 2020-07-01 |
WO2019230023A1 (ja) | 2019-12-05 |
EP3674574B1 (en) | 2023-05-17 |
CN112204268B (zh) | 2023-05-23 |
EP3674574A4 (en) | 2020-12-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7275907B2 (ja) | 玉軸受の玉配置方法、玉軸受の製造方法及び製造装置、並びに機械及び車両の製造方法 | |
JP6115123B2 (ja) | アンギュラ玉軸受の組立装置、及びアンギュラ玉軸受の組立方法 | |
EP2386382B1 (en) | Three-dimensional reconfigurable machining system | |
JP6460827B2 (ja) | パレット搬送装置 | |
JP2008200789A (ja) | 玉軸受の玉等配方法及び玉分け治具 | |
JP5782373B2 (ja) | 加工装置 | |
US20210031356A1 (en) | Support mechanism | |
JP6551629B1 (ja) | 玉軸受の玉配置方法、玉軸受の製造方法及び製造装置、並びに機械及び車両の製造方法 | |
CN108890399A (zh) | 一种双主轴排刀机 | |
CN105358276A (zh) | 钻孔加工工具以及使用该钻孔加工工具的钻孔加工方法 | |
WO2023243148A1 (ja) | 玉軸受の玉配置方法、玉軸受の製造方法及び製造装置、並びに機械及び車両の製造方法 | |
CN103224124A (zh) | 汽车牵引电机总装线输送托盘装置 | |
CN105904383A (zh) | 一种轴承加工用测试机构的固定装置 | |
CN113070531B (zh) | 圆周式法兰端面加工设备 | |
KR101756122B1 (ko) | 자동차 엔진의 크랭크축용 트러스트 와셔 가공장치 | |
JP7404904B2 (ja) | 転がり軸受の製造方法、並びに機械及び車両の製造方法 | |
EP4335582A1 (en) | Ball placement method for ball bearing, ball bearing manufacturing method and manufacturing device, and machine and vehicle manufacturing method | |
CN104259904B (zh) | 一种专用于换挡摆杆的毛刺去除夹紧机构 | |
CN108284166A (zh) | 一种全自动铜衬套加工设备及加工方法 | |
KR101662503B1 (ko) | 지지부재를 포함하는 드릴장치 및 이를 포함한 다축 가공장치 | |
CN113210745B (zh) | 一种法兰端面加工方法 | |
EP3858520B1 (en) | Portable turning machine | |
JP5978057B2 (ja) | プレス装置 | |
JP4506556B2 (ja) | 軸及び軸受けの分離形成方法及びそのための装置 | |
CN104368876A (zh) | 一种专用于换挡摆杆的毛刺去除设备 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211208 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211208 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230123 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230228 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230317 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230404 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230417 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7275907 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |