JP5365479B2 - 玉軸受の組立方法及び組立装置 - Google Patents
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a)玉通路で玉が詰まって全ての玉が入りきらない。
b)ノズルから出た玉がお互いに衝突を繰り返しながら(内外輪間の)左右の空間に分かれていくが、左右どちらかに行くかは全くのランダムであるため、偶々左側に行く玉が多かった場合は左側の空間が埋まってしまい、玉がノズル出口を塞いで玉詰まりを発生させる。
上面視略三日月形状であって、弧の両端側に向かってそれぞれ延びる平坦な一対の斜面をなす側面視略三角形状のボール整流部を弧の中央に備えた治具を前記隙間内の下方に配置して、前記略三日月形状の隙間に前記ボール整流部によって仕切られた一対のボール通路を形成する工程と、
複数の玉を収納するノズルを前記ボール整流部と対向するように前記隙間内の上方に配置した状態で、該ノズルから前記複数の玉を前記ボール整流部の各斜面に当たるように供給することで前記左右のボール通路内にそれぞれ前記複数の玉を送り込む工程と、
前記治具を前記隙間内から除いて、前記内外輪の中心が一致する位置まで前記内外輪を相対的に移動させる工程と、
を備えることを特徴とする玉軸受の組立方法。
(2) 前記複数の玉を送り込む工程は、複数の玉をそれぞれ収納する一対のノズルを前記ボール整流部の各斜面とそれぞれ対向するように前記隙間の上方に配置した状態で、前記ノズルの一方から前記玉を前記ボール整流部の一方の斜面に当たるように供給することで前記一方のボール通路内に前記複数の玉を送り込み、前記ノズルの他方から前記玉を前記ボール整流部の他方の斜面に当たるように供給することで前記他方のボール通路内に前記複数の玉を送り込むことを特徴とする(1)に記載の玉軸受の組立方法。
(3) 前記複数の玉を送り込む工程は、複数の玉を収納する一本のノズルを前記ボール整流部の各斜面と対向するように前記隙間の上方で移動させることで、前記ノズルから前記玉を前記ボール整流部の一方の斜面に当たるように供給することで前記一方のボール通路内に前記複数の玉を送り込んだ後、前記ノズルから前記玉を前記ボール整流部の他方の斜面に当たるように供給することで前記他方のボール通路内に前記複数の玉を送り込むことを特徴とする(1)に記載の玉軸受の組立方法。
(4) 前記治具は、前記ボール整流部が治具本体部のスリット内を上下方向に移動可能となるように別体に形成されており、
前記ボール通路内に送り込まれた、前記斜面と当接した玉が前記外輪及び内輪の溝からオフセットした状態にあるとき、前記ボール整流部を下方に移動させることで、前記斜面と当接した玉を前記外輪及び内輪の溝と同じ高さに合わせる工程をさらに備えることを特徴とする(2)又は(3)のいずれかに記載の玉軸受の組立方法。
(5) 同一平面内において内輪と外輪とを相対的に偏心して配置することで形成される該内外輪間に形成される略三日月形状の隙間内に配置可能な上面視略三日月形状治具と、
前記隙間内の上方に配置され、且つ、前記複数の玉を収納可能なノズルと、
を備える玉軸受の組立装置であって、
前記治具は、弧の両端側に向かってそれぞれ延びる平坦な一対の斜面をなす側面視略三角形状のボール整流部を弧の中央に備えることを特徴とする玉軸受の組立装置。
(6) 前記治具は、前記ボール整流部が治具本体部のスリット内を上下方向に移動可能となるように別体に形成されていることを特徴とする(5)に記載の玉軸受の組立装置。
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る組立装置10は、玉軸受1の内輪2と外輪3との間に複数の玉4を組み込むための装置である。組立装置10は、同一平面内において内輪2と外輪3とを相対的に偏心して配置するように内輪2を移動させる相対移動機構11と、偏心して配置された内外輪2,3間に形成される略三日月形状の隙間S内に配置可能な金属製の上面視三日月形状治具12と、隙間S内の上方に配置され、且つ、複数の玉4を収納可能な一対のノズル14と、を備える。なお、相対移動機構11は、内外輪2,3を相対的に移動可能であれば良く、外輪3を、或は、内外輪2,3の両方を移動させる機構であってもよい。
次に、図4を参照して、本発明の第2実施形態に係る玉軸受の組立方法及び組立装置を説明する。
その他の構成及び作用については、第1実施形態のものと同様である。
次に、図5〜図8を参照して、本発明の第3実施形態に係る玉軸受の組立方法及び組立装置を説明する。
このため、ボール通路B1,B2内に送り込まれた、斜面21,21と当接した玉4が外輪3及び内輪2の玉溝からオフセットした状態にあるとき、ボール整流部50を下方にわずかに移動させることで、図8に示すように、斜面21と当接した玉4を外輪3及び内輪2の玉溝と同じ高さに合わせることができる。
その他の構成及び作用については、第1実施形態のものと同様である。
2 内輪
3 外輪
10 組立装置
12,12a 治具
14 ノズル
20,50 ボール整流部
21 斜面
30 ボールシュート
51 治具本体部
B1,B2 ボール通路
Claims (6)
- 同一平面内において内輪と外輪とを相対的に偏心して配置して、該内外輪間に略三日月形状の隙間を形成する工程と、
上面視略三日月形状であって、弧の両端側に向かってそれぞれ延びる平坦な一対の斜面をなす側面視略三角形状のボール整流部を弧の中央に備えた治具を前記隙間内の下方に配置して、前記略三日月形状の隙間に前記ボール整流部によって仕切られた一対のボール通路を形成する工程と、
複数の玉を収納するノズルを前記ボール整流部と対向するように前記隙間内の上方に配置した状態で、該ノズルから前記複数の玉を前記ボール整流部の各斜面に当たるように供給することで前記左右のボール通路内にそれぞれ前記複数の玉を送り込む工程と、
前記治具を前記隙間内から除いて、前記内外輪の中心が一致する位置まで前記内外輪を相対的に移動させる工程と、
を備えることを特徴とする玉軸受の組立方法。 - 前記複数の玉を送り込む工程は、複数の玉をそれぞれ収納する一対のノズルを前記ボール整流部の各斜面とそれぞれ対向するように前記隙間の上方に配置した状態で、前記ノズルの一方から前記玉を前記ボール整流部の一方の斜面に当たるように供給することで前記一方のボール通路内に前記複数の玉を送り込み、前記ノズルの他方から前記玉を前記ボール整流部の他方の斜面に当たるように供給することで前記他方のボール通路内に前記複数の玉を送り込むことを特徴とする請求項1に記載の玉軸受の組立方法。
- 前記複数の玉を送り込む工程は、複数の玉を収納する一本のノズルを前記ボール整流部の各斜面と対向するように前記隙間の上方で移動させることで、前記ノズルから前記玉を前記ボール整流部の一方の斜面に当たるように供給することで前記一方のボール通路内に前記複数の玉を送り込んだ後、前記ノズルから前記玉を前記ボール整流部の他方の斜面に当たるように供給することで前記他方のボール通路内に前記複数の玉を送り込むことを特徴とする請求項1に記載の玉軸受の組立方法。
- 前記治具は、前記ボール整流部が治具本体部のスリット内を上下方向に移動可能となるように別体に形成されており、
前記ボール通路内に送り込まれた、前記斜面と当接した玉が前記外輪及び内輪の溝からオフセットした状態にあるとき、前記ボール整流部を下方に移動させることで、前記斜面と当接した玉を前記外輪及び内輪の溝と同じ高さに合わせる工程をさらに備えることを特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載の玉軸受の組立方法。 - 同一平面内において内輪と外輪とを相対的に偏心して配置することで形成される該内外輪間に形成される略三日月形状の隙間内に配置可能な上面視略三日月形状治具と、
前記隙間内の上方に配置され、且つ、前記複数の玉を収納可能なノズルと、
を備える玉軸受の組立装置であって、
前記治具は、弧の両端側に向かってそれぞれ延びる平坦な一対の斜面をなす側面視略三角形状のボール整流部を弧の中央に備えることを特徴とする玉軸受の組立装置。 - 前記治具は、前記ボール整流部が治具本体部のスリット内を上下方向に移動可能となるように別体に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の玉軸受の組立装置。
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