JP7269943B2 - Magl阻害剤としてのオクタヒドロピリド[1,2-アルファ]ピラジン - Google Patents

Magl阻害剤としてのオクタヒドロピリド[1,2-アルファ]ピラジン Download PDF

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Description

本発明は、哺乳類における治療又は予防に有用な有機化合物、特に、哺乳類における神経炎症、神経変性疾患、疼痛、ガン、精神障害、多発性硬化症、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、外傷性脳損傷、神経毒性、脳卒中、てんかん、不安、偏頭痛、及び/又はうつ病を処置又は予防するためのモノアシルグリセロールリパーゼ(MAGL)阻害剤に関する。
エンドカンナビノイド(EC)は、カンナビノイド受容体(CBR)であるCB1及びCB2と相互作用することによって、その生物学的作用を発揮するシグナル伝達脂質である。エンドカンナビノイドは、神経炎症、神経変性、及び組織再生を含む複数の生理学的プロセスを調節する(非特許文献1)。脳では、ジアシルグリセロールリパーゼ(DAGL)によって主なエンドカンナビノイドである2-アラキドノイルグリセロール(2-AG)が生成され、そして、モノアシルグリセロールリパーゼMAGLによって加水分解される。MAGLは、2-AGの85%を加水分解し;残りの15%は、ABHD6及びABDH12によって加水分解される(非特許文献2)。MAGLは、脳全体にわたって、そして、ニューロン、星状細胞、乏突起膠細胞、及び小グリア細胞を含むほとんどの脳細胞型で発現する(非特許文献3、4)。2-AGの加水分解の結果、プロスタグランジン(PG)及びロイコトリエン(LT)の前駆体であるアラキドン酸(AA)が形成される。炎症組織ではAAの酸化的代謝が増加する。炎症プロセスに関与しているアラキドン酸の酸化には2つの主な酵素経路(PGを生成するシクロオキシゲナーゼ及びLTを生成する5-リポキシゲナーゼ)が存在する。炎症中に形成される様々なシクロオキシゲナーゼ生成物のうち、PGE2が最も重要なものの1つである。これら生成物は、炎症部位、例えば、神経変性障害に罹患している患者の脳脊髄液で検出されており、そして、炎症応答及び疾患進行の一因となると考えられる。MAGL欠損マウス(Mgll-/-)は、神経系において劇的に低い2-AGヒドロラーゼ活性及び高い2-AGレベルを示すが、アナンダミド(AEA)を含む他のアラキドノイルを含有するリン脂質及び中性脂質の種、並びに他の遊離脂肪酸は変化しない。逆に、プロスタグランジンE2(PGE2)、D2(PGD2)、F2(PGF2)、及びトロンボキサンB2(TXB2)を含む、AA及びAA由来のプロスタグランジン並びに他のエイコサノイドのレベルは大きく減少する。ホスホリパーゼA(PLA)酵素がAAの主な供給源であるとみられているが、cPLA欠損マウスは、その脳におけるAAレベルが変化しておらず、このことは、AA生成及び脳炎症プロセスの制御についての脳内におけるMAGLの重要な役割を補強する。
神経炎症は、神経変性疾患(例えば、多発性硬化症、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、外傷性脳損傷、神経毒性、脳卒中、てんかん、及び不安等の精神障害、及び偏頭痛)を含むがこれらに限定されない脳の疾患に特徴的な共通の病理学的変化である。脳では、エイコサノイド及びプロスタグランジンの生成が、神経炎症プロセスを制御する。炎症促進剤であるリポ多糖類(LPS)は、脳内エイコサノイドをロバストに時間依存的に増加させるが、これはMgll-/-マウスでは顕著に鈍くなる。また、LPS処理は、インターロイキン-1-a(IL-1-a)、IL-1b、IL-6、及び腫瘍壊死因子-a(TNF-a)を含む炎症促進性サイトカインの広範な増加も誘導するが、これはMgll-/-マウスでは妨げられる。
神経炎症は、中枢神経系の先天性免疫細胞、ミクログリア、及び星状細胞の活性化を特徴とする。抗炎症薬は、前臨床モデルにおいて、グリア細胞の活性化、並びにアルツハイマー病及び多発性硬化症を含む疾患の進行を抑制することができると報告されている(非特許文献5)。重要なことに、MAGL活性を遺伝的及び/又は薬理学的に破壊することによっても、脳内のミクログリア細胞のLPSによって誘導される活性化がブロックされる(非特許文献2)。
更に、MAGL活性の遺伝的及び/又は薬理学的破壊は、アルツハイマー病、パーキンソン病、及び多発性硬化症を含むがこれらに限定されない神経変性の幾つかの動物モデルにおいて保護的であることが示されている。例えば、不可逆的MAGL阻害剤が、神経炎症及び神経変性の前臨床モデルにおいて広く使用されている(非特許文献6)。このような阻害剤を全身注射すると、2-AGレベルの増大、AAレベルの低下、及び関連するエイコサノイドの生成、並びにLPSによって誘導される神経炎症後のサイトカイン生成及びミクログリア活性化の阻止を含むMgll-/-マウスの表現型が脳内で再現され(非特許文献2)、まとめると、MAGLが新薬の開発につながる標的であることが確認される。
MAGL活性の遺伝的及び/又は薬理学的破壊に続いて、脳内におけるMAGLの天然基質である2-AGの内因性レベルが増大する。2-AGは、例えばマウスにおいて抗侵害受容作用を伴う疼痛に対して(非特許文献7)及び慢性ストレスモデルにおいてうつ病等の精神障害に対して(非特許文献8)有益な効果を示すことが報告されている。
更に、中枢神経系のミエリン形成細胞である乏突起膠細胞(OL)及びその前駆体(OPC)は、その膜上でカンナビノイド受容体2(CB2)を発現する。2-AGは、CB1及びCB2の受容体の内因性リガンドである。カンナビノイド及びMAGLの薬理学的阻害はいずれも、興奮毒性侵襲に対するOL及びOPCの脆弱性を減弱することが報告されているので、神経保護的である可能性がある(非特許文献9)。更に、MAGLの薬理学的阻害は、マウスの脳内のミエリン形成OLの数を増加させ、このことは、MAGL阻害がインビボでミエリン形成OLにおけるOPCの分化を促進し得ることを示唆する(非特許文献10)。また、MAGLの阻害は、進行性多発性硬化症のマウスモデルにおいて再ミエリン化及び機能回復を促進することも示されている(非特許文献11)。
最後に、近年、ガン研究において代謝、特に脂質代謝が非常に重要であると言われている。研究者らは、デノボ脂質合成が腫瘍の発達において重要な役割を果たすと考えている。エンドカンナビノイドが、抗増殖、アポトーシス誘導、及び抗転移の効果を含む抗腫瘍作用を有することを、多くの研究が示している。MAGLは、脂質代謝及びエンドカンナビノイド系の両方の重要な分解酵素として、更には、遺伝子発現シグネチャーの一部として、腫瘍化の様々な局面に寄与している(非特許文献12~14)。
Iannotti, F.A., et al., Progress in lipid research 2016, 62, 107-28 Nomura, D.K., et al., Science 2011, 334, 809 Chanda, P.K., et al., Molecular pharmacology 2010, 78, 996 Viader, A., et al., Cell reports 2015, 12, 798 Lleo A., Cell Mol Life Sci. 2007, 64, 1403 Long, J.Z., et al., Nature chemical biology 2009, 5, 37 Ignatowska-Jankowska B. et al., J. Pharmacol. Exp. Ther. 2015, 353, 424 Zhong P. et al., Neuropsychopharmacology 2014, 39, 1763 Bernal-Chico, A., et al., Glia 2015, 63, 163 Alpar, A., et al., Nature communications 2014, 5, 4421 Feliu A. et al., Journal of Neuroscience 2017, 37 (35), 8385 Qin, H., et al., Cell Biochem. Biophys. 2014, 70, 33 Nomura DK et al., Cell 2009, 140(1), 49-61 Nomura DK et al., Chem. Biol. 2011, 18(7), 846-856
MAGLの作用及び活性化の抑制は、神経炎症、神経変性疾患、疼痛、ガン、及び精神障害を処置又は予防するための有望な新規治療ストラテジである。更に、MAGLの作用及び/又は活性化の抑制は、神経保護及びミエリン再生を提供するための有望な新規治療ストラテジである。したがって、新規MAGL阻害剤に対する高いアンメットメディカルニーズが存在する。
発明の概要
第1の態様では、本発明は、式(Ie)の化合物
Figure 0007269943000001

又はその薬学的に許容し得る塩(式中、
1aは、
(i)C1-6-アルキル;
(ii)C1-6-アルコキシ;並びに
(iii)R、R、R、R、及びR、又はその可能な組み合わせで置換されているアリール
からなる群から選択され;
は、
(i)R、R、及びR10で置換されているアリール;並びに
(ii)R11及びR12で置換されているヘテロアリール
からなる群から選択され;
、R、R、R、及びRのそれぞれは、独立して、水素、ハロゲン、アルコキシ、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、-NH-アルキル、-N(アルキル)、及びシアノからなる群から選択され;
は、水素、ハロゲン、アルコキシ、シクロアルキルオキシ、及びヒドロキシからなる群から選択され;
、R、R10、R11、及びR12のそれぞれは、独立して、水素、ヒドロキシ、アルコキシ、シアノ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルスルファニル、アミノ、-NH-アルキル、-N(アルキル)、-NH-アリール、-NH-ヘテロアリール、及び基
Figure 0007269943000002

からなる群から選択され;
13は、水素、オキソ、ハロゲン、アルキル、カルバモイル、置換カルバモイル、及びアルコキシカルボニルからなる群から選択され、該置換カルバモイルは、窒素原子において、1~2個のアルキル置換基で置換され;
14は、水素又はハロゲンであり;
Lは、共有結合、-CH=CH-、-O-、-CHO-、-OCH-、-CH-、及び-CHCH-からなる群から選択され;そして、
Aは、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、及びヘテロシクリルからなる群から選択されるが;
ただし、式(Ie)の化合物は、(4-フルオロフェニル)-[7-(4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノンではない)。
を提供する。
更なる態様では、本発明は、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物を製造するプロセスであって、
a)アミン13(式中、R、R、R、R、R、及びRは、本明細書中に記載のとおりである)
Figure 0007269943000003

を酸14(式中、Rは、本明細書中に記載のとおりである)
Figure 0007269943000004

と反応させるか;又は
b)アミン13(式中、R、R、R、R、R、及びRは、本明細書中に記載のとおりである)
Figure 0007269943000005

を酸塩化物15(式中、Rは、本明細書中に記載のとおりである)
Figure 0007269943000006

と反応させて、
該式(Ie)の化合物を形成する工程を含む、プロセスを提供する。
更なる態様では、本発明は、本明細書中に記載のプロセスに従って製造したときの、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を提供する。
更なる態様では、本発明は、治療的活性物質として使用するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を提供する。
更なる態様では、本発明は、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩と、治療的に不活性な担体とを含む医薬組成物を提供する。
更なる態様では、本発明は、哺乳類におけるモノアシルグリセロールリパーゼ(MAGL)を阻害するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩の使用を提供する。
更なる態様では、本発明は、哺乳類における神経炎症、神経変性疾患、疼痛、ガン、及び/又は精神障害を処置又は予防するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩の使用を提供する。
更なる態様では、本発明は、哺乳類における多発性硬化症、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、外傷性脳損傷、神経毒性、脳卒中、てんかん、不安、偏頭痛、うつ病、ガン、及び/又は疼痛を処置又は予防するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物の使用を提供する。
更なる態様では、本発明は、哺乳類におけるモノアシルグリセロールリパーゼを阻害する方法において使用するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を提供する。
更なる態様では、本発明は、哺乳類における神経炎症、神経変性疾患、疼痛、ガン、及び/又は精神障害の処置又は予防において使用するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を提供する。
更なる態様では、本発明は、哺乳類における多発性硬化症、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、外傷性脳損傷、神経毒性、脳卒中、てんかん、不安、偏頭痛、うつ病、ガン、及び/又は疼痛の処置又は予防において使用するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を提供する。
更なる態様では、本発明は、哺乳類におけるモノアシルグリセロールリパーゼを阻害するための医薬を調製するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩の使用を提供する。
更なる態様では、本発明は、哺乳類における神経炎症、神経変性疾患、疼痛、ガン、及び/又は精神障害を処置又は予防するための医薬を調製するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩の使用を提供する。
更なる態様では、本発明は、哺乳類における多発性硬化症、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、外傷性脳損傷、神経毒性、脳卒中、てんかん、不安、偏頭痛、うつ病、ガン、及び/又は疼痛を処置又は予防するための医薬を調製するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩の使用を提供する。
更なる態様では、本発明は、哺乳類におけるモノアシルグリセロールリパーゼを阻害する方法であって、有効量の本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を該哺乳類に投与することを含む、方法を提供する。
更なる態様では、本発明は、哺乳類における神経炎症、神経変性疾患、疼痛、ガン、及び/又は精神障害を処置するための方法であって、有効量の本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を該哺乳類に投与することを含む、方法を提供する。
更なる態様では、本発明は、哺乳類における神経炎症、神経変性疾患、疼痛、ガン、及び/又は精神障害を予防するための方法であって、有効量の本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を該哺乳類に投与することを含む、方法を提供する。
更なる態様では、本発明は、哺乳類における多発性硬化症、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、外傷性脳損傷、神経毒性、脳卒中、てんかん、不安、偏頭痛、うつ病、ガン、及び/又は疼痛を処置するための方法であって、有効量の本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を該哺乳類に投与することを含む、方法を提供する。
更なる態様では、本発明は、哺乳類における多発性硬化症、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、外傷性脳損傷、神経毒性、脳卒中、てんかん、不安、偏頭痛、うつ病、ガン、及び/又は疼痛を予防するための方法であって、有効量の本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を該哺乳類に投与することを含む、方法を提供する。
発明の詳細な説明
定義
本発明の特定の態様、実施態様、又は実施例に関連して記載される特色、整数、特徴、化合物、化学部分、又は基は、不適合でない限り、本明細書中に記載の任意の他の態様、実施態様、又は実施例にも適用可能であると理解されるべきである。この明細書(任意の添付の特許請求の範囲、要約書、及び図面を含む)に開示される特色の全て、及び/又はこのように開示される任意の方法若しくはプロセスの工程の全てを、このような特色及び/又は工程のうちの少なくとも幾つかが相互排他的である場合の組み合わせを除いて、任意の組み合わせで組み合わせてよい。本発明は、任意の前述の実施態様の詳細に限定される訳ではない。本発明は、この明細書(任意の添付の特許請求の範囲、要約書、及び図面を含む)に開示される特色のうちの任意の新規のもの若しくは任意の新規の組み合わせ、又はこのように開示される任意の方法若しくはプロセスの工程の任意の新規のもの若しくは任意の新規の組み合わせにも及ぶ。
用語「アルキル」とは、1~12個の炭素原子の一価又は多価、例えば一価又は二価の直鎖又は分枝鎖の飽和炭化水素基を指す。幾つかの好ましい実施態様では、アルキル基は、1~6個の炭素原子、例えば、1、2、3、4、5、又は6個の炭素原子を含有する。他の実施態様では、アルキル基は、1~3個の炭素原子、例えば、1、2、又は3個の炭素原子を含有する。このような基の例は、メチル、エチル、プロピル、2-プロピル(イソプロピル)、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、及び2,2-ジメチルプロピルを含むが、これらに限定されない。特に好ましい実施態様では、アルキルは、メチルである。
用語「アルコキシ」とは、酸素原子を介して親分子部分に結合している、既に定義したとおりのアルキル基を指す。特に指定しない限り、アルコキシ基は、1~12個の炭素原子を含有する。幾つかの実施態様では、アルコキシ基は、1~6個の炭素原子を含有する。他の実施態様では、アルコキシ基は、1~4個の炭素原子を含有する。更に他の実施態様では、アルコキシ基は、1~3個の炭素原子を含有する。アルコキシ基の幾つかの非限定的な例は、メトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、イソプロポキシ、n-ブトキシ、イソブトキシ、及びtert-ブトキシを含む。好ましい実施態様では、アルコキシは、メトキシ、エトキシ、又はイソプロポキシである。特に好ましい実施態様では、アルコキシは、メトキシである。
用語「アルキルスルファニル」とは、硫黄原子を介して親分子部分に結合している、既に定義したとおりのアルキル基を指す。特に指定しない限り、アルキルスルファニル基は、1~12個の炭素原子を含有する。幾つかの実施態様では、アルキルスルファニル基は、1~6個の炭素原子を含有する。他の実施態様では、アルキルスルファニル基は、1~4個の炭素原子を含有する。更に他の実施態様では、アルキルスルファニル基は、1~3個の炭素原子を含有する。アルキルスルファニル基の好ましいが、非限定的な例は、メチルスルファニルである。
用語「ハロゲン」又は「ハロ」とは、フルオロ(F)、クロロ(Cl)、ブロモ(Br)、又はヨード(I)を指す。好ましい実施態様では、用語「ハロゲン」又は「ハロ」とは、フルオロ(F)、クロロ(Cl)、又はブロモ(Br)を指す。
用語「ハロアルキル」又は「ハロアルコキシ」とは、それぞれ、場合によっては1個以上のハロゲン原子で置換されているアルキル又はアルコキシの基を指し、該アルキル又はアルコキシのそれぞれは、本明細書中に記載のとおり定義される。好ましい実施態様では、ハロアルキル又はハロアルコキシの基は、それぞれ、1、2、又は3個のハロゲン原子、最も好ましくは、1、2、又は3個のF原子を含有する。このような基の例は、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル(CF)、2,2,2-トリフルオロエチル、トリフルオロメトキシ、2,2,2-トリフルオロエトキシ、2,2,3,3-テトラフルオロプロポキシ等を含むが、これらに限定されない。特に好ましいハロアルキル基は、トリフルオロメチル(CF)である。
用語「アルコキシアルキル」とは、アルキル基の水素原子のうちの少なくとも1個がアルコキシ基によって置き換えられているアルキル基を指す。好ましい実施態様では、「アルコキシアルキル」とは、アルキル基の1個の水素原子がアルコキシ基によって置き換えられているアルキル基を指す。特に好ましい実施態様では、アルコキシアルキルは、メトキシメチルである。
用語「シクロアルキル」及び「炭素環」は、本明細書中では同義語として使用され、そして、3~10個の環炭素原子の飽和又は部分不飽和の単環式又は二環式の炭化水素基を指す。幾つかの実施態様では、シクロアルキル基は、3~8個の環炭素原子の飽和単環式炭化水素基である。「二環式シクロアルキル」とは、共通の2個の炭素原子を有する2個の飽和炭素環からなるシクロアルキル部分(即ち、2個の環を分離している架橋が、単結合又は1若しくは2個の環原子の鎖のいずれかである)及びスピロ環式部分(即ち、2個の環が1個の共通の環原子を介して接続されている)を指す。好ましい実施態様では、シクロアルキル基は、3~6個の環炭素原子、例えば、3、4、5、又は6個の炭素原子の飽和単環式炭化水素基である。シクロアルキルの幾つかの非限定的な例は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、及びシクロヘキシルを含む。
用語「ヘテロシクリル」は、3~10個の環原子の飽和又は部分不飽和の単環式又は二環式の環系であって、該環原子のうちの1、2、又は3個が、N、O、及びSからなる群から選択されるヘテロ原子であり、残りの環原子が炭素である環系を指す。好ましくは、該環原子のうちの1、2、又は3個はNであり、残りの環原子は炭素である。「二環式ヘテロシクリル」とは、共通の2個の環原子を有する2個の環からなる複素環式部分(即ち、2個の環を分離している架橋が、単結合又は1若しくは2個の環原子の鎖のいずれかである)及びスピロ環式部分(即ち、2個の環が1個の共通の環原子を介して接続されている)を指す。ヘテロシクリルの幾つかの非限定的な例は、ピペリジル、モルホリニル、オキセタニル、及びアゼチジニルを含む。
用語「アリール」とは、合計6~14個の環員、好ましくは6~12個の環員、そして、より好ましくは6~10個の環員を有する単環式、二環式、又は三環式の炭素環式環系であって、該系における少なくとも1個の環が芳香族である環系を指す。アリールの特定の、但し非限定的な例は、フェニルである。
用語「ヘテロアリール」とは、合計5~12個の環員、好ましくは5~10個の環員、そして、より好ましくは5~6個の環員を有する一価又は多価の単環式又は二環式の環系であって、該系における少なくとも1個の環が芳香族であり、そして、該系における少なくとも1個の環が、1個以上のヘテロ原子を含有する環系を指す。一実施態様では、5~10員のヘテロアリールは、独立してO、S、及びNからなる群から選択される1、2、3、又は4個のヘテロ原子を含む。ヘテロアリール環の幾つかの非限定的な例は、ピリジル(例えば、2-ピリジル、3-ピリジル、及び4-ピリジル)、2,3-ジヒドロベンゾフラニル(例えば、2,3-ジヒドロベンゾフラン-7-イル)、インドリル(例えば、1H-インドール-4-イル)、ピロロ[2,3-b]ピリジル(例えば、1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル及び1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)、ベンゾチアゾリル(例えば、1,3-ベンゾチアゾール-5-イル)、チアゾロピリジル(例えば、[1,3]チアゾロ[5,4-b]ピリジン-6-イル)、ベンゾチオフェニル(例えば、1-ベンゾチオフェン-4-イル)、チエノ[3,2-c]ピリジル(例えば、チエノ[3,2-c]ピリジン-7-イル)、2,3-ジヒドロインドリル(例えば、2,3-ジヒドロインドール-4-イル)、ピラゾロ[3,4-b]ピリジル(例えば、ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-イル)、ベンゾフラニル(例えば、1-ベンゾフラン-4-イル)、イミダゾ[1,2-a]ピリジル(例えば、イミダゾ[1,2-a]ピリジン-5-イル)、ピラゾリル(例えば、1H-ピラゾール-4-イル)、ピリダジニル(例えば、ピリダジン-3-イル)、及びチアゾリル(例えば、1,3-チアゾール-4-イル)を含む。
用語「アミノ」とは、-NH基を指す。
用語「ヒドロキシ」とは、-OH基を指す。
用語「シアノ」とは、-CN基を指す。
用語「カルバモイル」とは、基-C(O)-NHを指す。
用語「アルコキシカルボニル」とは、基-C(O)-O-アルキルを指す。
用語「薬学的に許容し得る塩」は、生物学的効果を保持し、そして、生物学的に若しくは他の点で望ましくないものではない遊離塩基又は遊離酸の特性を保持している塩を指す。該塩は、無機酸(例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等、特に、塩酸)及び有機酸(例えば、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、サリチル酸、N-アセチルシステイン等)と共に形成される。更に、これら塩は、遊離酸に無機塩基又は有機塩基を付加することによって調製してもよい。無機塩基から誘導される塩は、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウムの塩等を含むが、これらに限定されない。有機塩基から誘導される塩は、一級、二級、及び三級のアミン、天然に存在する置換アミンを含む置換アミン、環状アミン、並びに塩基性イオン交換樹脂、例えば、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、エタノールアミン、リシン、アルギニン、N-エチルピペリジン、ピペリジン、ポリイミンの樹脂等の塩を含むが、これらに限定されない。式(I)の化合物の特定の薬学的に許容し得る塩は、塩酸塩である。
用語「保護基」(PG)とは、合成化学において従来それに関係する意味では、別の保護されていない反応性部位で選択的に化学反応を実行することができるように、多官能性化合物におけるある反応性部位を選択的にブロックする基を意味する。保護基は、適切な時点で除去することができる。例示的な保護基は、アミノ保護基、カルボキシ保護基、又はヒドロキシ保護基である。特定の保護基は、tert-ブトキシカルボニル(Boc)、ベンジルオキシカルボニル(Cbz)、フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)、及びベンジル(Bn)である。更に特定の保護基は、tert-ブトキシカルボニル(Boc)及びフルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)である。より具体的な保護基は、tert-ブトキシカルボニル(Boc)である。例示的な保護基及び有機合成におけるそれらの用途は、例えば、”Protective Groups in Organic Chemistry” by T. W. Greene and P. G. M. Wutts, 5th Ed., 2014, John Wiley & Sons, N.Y.に記載されている。
式(I)の化合物は、幾つかの不斉中心を含有していてもよく、そして、光学的に純粋な鏡像異性体、鏡像異性体の混合物(例えば、ラセミ体)、光学的に純粋なジアステレオ異性体、ジアステレオ異性体の混合物、ジアステレオ異性体のラセミ体、又はジアステレオ異性体のラセミ体の混合物の形態で存在することができる。
Cahn-Ingold-Prelog規則に従って、不斉炭素原子は、「R」又は「S」の立体配置をとることができる。
略記「MAGL」とは、酵素モノアシルグリセロールリパーゼを指す。用語「MAGL」及び「モノアシルグリセロールリパーゼ」は、本明細書中では互換的に使用される。
用語「処置」は、本明細書中で使用するとき、以下を含む:(1)状態、障害、若しくは病態を阻害する(例えば、疾患、その少なくとも1つの臨床症状若しくは潜在性症状の発現、又は維持療法の場合はその再発を抑止、低減、又は遅延する);及び/又は(2)病態を軽減する(即ち、状態、障害、若しくは病態、又はその臨床症状若しくは潜在性症状のうちの少なくとも1つの後退を引き起こす)。処置される患者にとっての利益は、統計的に有意であるか、又は患者若しくは医師に少なくとも認知可能である。しかし、疾患を処置するために患者に医薬を投与するとき、転帰が常に有効な処置になる訳ではないことが理解される。
用語「予防」とは、本明細書中で使用するとき、状態、障害、又は病態に罹患している可能性があるか又は罹患しやすい可能性があるが、該状態、障害、又は病態の臨床症状又は潜在性症状を未だ経験していないか又は示していない哺乳類、特にヒトにおいて発現する該状態、障害、又は病態の臨床症状の出現を防止又は遅延することを含む。
用語「神経炎症」は、本明細書中で使用するとき、神経系の2つの部分(中枢神経系(CNS)の脳及び脊髄、並びに末梢神経系(PNS)の分枝末梢神経)の主な組織成分である神経組織の急性及び慢性の炎症に関する。慢性神経炎症は、アルツハイマー病、パーキンソン病、及び多発性硬化症等の神経変性疾患に関連している。急性神経炎症は、通常、中枢神経系の損傷直後に、例えば、外傷性脳損傷(TBI)の結果として生じる。
用語「外傷性脳損傷」(「TBI」、「頭蓋内損傷」としても知られている)は、外部からの機械的力、例えば、急速な加速若しくは減速、衝撃、爆風、又は発射体による穿通の結果生じる脳の損傷に関する。
用語「神経変性疾患」は、ニューロンの死を含む、ニューロンの構造又は機能の進行性喪失に関連する疾患に関する。神経変性疾患の例は、多発性硬化症、アルツハイマー病、パーキンソン病、及び筋萎縮性側索硬化症を含むが、これらに限定されない。
用語「精神障害」(精神病又は精神疾患とも呼ばれる)は、苦悩を生じさせ得る行動若しくは精神のパターン、又は生きていく上で機能する能力が低いことに関する。このような特徴は、持続性、再発性、及び寛解性である場合もあり、単回エピソードとして生じる場合もある。精神障害の例は、不安及びうつ病を含むが、これらに限定されない。
用語「疼痛」は、急性又は潜在性の組織損傷に関連する不快な感覚及び感情の体験に関する。疼痛の例は、侵害受容性疼痛、慢性疼痛(特発性疼痛を含む)、神経因性疼痛、幻痛、及び心因性疼痛を含むが、これらに限定されない。疼痛の特定の例は、身体感情に関与する神経系(即ち、体性感覚系)の任意の部分を冒す損傷又は疾患によって引き起こされる神経因性疼痛である。一実施態様では、「疼痛」は、切断又は開胸の結果生じる神経因性疼痛である。
用語「神経毒性」は、神経系における毒性に関する。神経毒性は、天然又は人工の毒性物質(神経毒)に曝露し、神経組織に対する損傷を引き起こすように神経系の正常活性が変化したときに生じる。神経毒性の例は、化学療法、放射線療法、薬物療法、薬物乱用、及び臓器移植で使用される物質への曝露に加えて、重金属、特定の食品及び食品添加物、農薬、工業用及び/又は洗浄用の溶剤、化粧品、並びに幾つかの天然に存在する物質への曝露の結果生じる神経毒性を含むが、これらに限定されない。
用語「哺乳類」は、本明細書中で使用するとき、ヒト及び非ヒトの両方を含み、そして、ヒト、非ヒト霊長類、イヌ、ネコ、マウス、ウシ、ウマ、及びブタを含むが、これらに限定されない。特に好ましい実施態様では、用語「哺乳類」とは、ヒトを指す。
本発明の化合物
第1の態様では、本発明は、式(Ie)の化合物
Figure 0007269943000007

又はその薬学的に許容し得る塩(式中、
1aは、
(i)C1-6-アルキル;
(ii)C1-6-アルコキシ;並びに
(iii)R、R、R、R、及びR、又はその可能な組み合わせで置換されているアリール
からなる群から選択され;
は、
(i)R、R、及びR10で置換されているアリール;並びに
(ii)R11及びR12で置換されているヘテロアリール
からなる群から選択され;
、R、R、R、及びRのそれぞれは、独立して、水素、ハロゲン、アルコキシ、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、-NH-アルキル、-N(アルキル)、及びシアノからなる群から選択され;
は、水素、ハロゲン、アルコキシ、シクロアルキルオキシ、及びヒドロキシからなる群から選択され;
、R、R10、R11、及びR12のそれぞれは、独立して、水素、ヒドロキシ、アルコキシ、シアノ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルスルファニル、アミノ、-NH-アルキル、-N(アルキル)、-NH-アリール、-NH-ヘテロアリール、及び基
Figure 0007269943000008

からなる群から選択され;
13は、水素、オキソ、ハロゲン、アルキル、カルバモイル、置換カルバモイル、及びアルコキシカルボニルからなる群から選択され、該置換カルバモイルは、窒素原子において、1~2個のアルキル置換基で置換され;
14は、水素又はハロゲンであり;
Lは、共有結合、-CH=CH-、-O-、-CHO-、-OCH-、-CH-、及び-CHCH-からなる群から選択され;そして、
Aは、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、及びヘテロシクリルからなる群から選択される)
を提供する。
一実施態様では、本発明は、式(Ie)の化合物が、(4-フルオロフェニル)-[7-(4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノンではない、本明細書中に定義される式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を提供する。
一実施態様では、本発明は、式(I)の化合物
Figure 0007269943000009

(式中、
は、
(i)R、R、及びR10で置換されているアリール;並びに
(ii)R11及びR12で置換されているヘテロアリール
からなる群から選択され;
、R、R、R、及びRのそれぞれは、独立して、水素、ハロゲン、アルコキシ、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、-NH-アルキル、-N(アルキル)、及びシアノからなる群から選択され;
は、水素、ハロゲン、アルコキシ、シクロアルキルオキシ、及びヒドロキシからなる群から選択され;
、R、R10、R11、及びR12のそれぞれは、独立して、水素、ヒドロキシ、アルコキシ、シアノ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルスルファニル、アミノ、-NH-アルキル、-N(アルキル)、-NH-アリール、-NH-ヘテロアリール、及び基
Figure 0007269943000010

からなる群から選択され;
13は、水素、オキソ、ハロゲン、アルキル、カルバモイル、置換カルバモイル、及びアルコキシカルボニルからなる群から選択され、該置換カルバモイルは、窒素原子において、1~2個のアルキル置換基で置換され;
14は、水素又はハロゲンであり;
Lは、共有結合、-CH=CH-、-O-、-CHO-、-OCH-、-CH-、及び-CHCH-からなる群から選択され;そして、
Aは、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、及びヘテロシクリルからなる群から選択される)
である、式(Ie)の化合物を提供する。
一実施態様では、本発明は、
が、
(i)R、R、及びR10で置換されているアリール;並びに
(ii)R11及びR12で置換されているヘテロアリール
からなる群から選択され;
、R、R、R、及びRのそれぞれが、独立して、水素、ハロゲン、アルコキシ、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、-NH-アルキル、-N(アルキル)、及びシアノからなる群から選択され;
が、水素、ハロゲン、及びヒドロキシからなる群から選択され;
、R、R10、R11、及びR12のそれぞれが、独立して、水素、ヒドロキシ、アルコキシ、シアノ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルスルファニル、及び基
Figure 0007269943000011

からなる群から選択され;
13が、水素、ハロゲン、アルキル、カルバモイル、置換カルバモイル、及びアルコキシカルボニルからなる群から選択され、該置換カルバモイルが、窒素原子において、1~2個のアルキル置換基で置換され;
14が、水素又はハロゲンであり;
Lが、共有結合、-CH=CH-、-O-、-CHO-、-OCH-、-CH-、及び-CHCH-からなる群から選択され;そして、
Aが、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、及びヘテロシクリルからなる群から選択される、式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を提供する。
一実施態様では、本発明は、
が、
(i)R、R、及びR10で置換されているアリール;並びに
(ii)R11及びR12で置換されているヘテロアリール
からなる群から選択され;
、R、R、R、及びRのそれぞれが、独立して、水素、ハロゲン、アルコキシ、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、-NH-アルキル、-N(アルキル)、及びシアノからなる群から選択され;
が、水素、ハロゲン、及びヒドロキシからなる群から選択され;
、R、R10、R11、及びR12のそれぞれが、独立して、水素、ヒドロキシ、アルコキシ、シアノ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルスルファニル、及び基
Figure 0007269943000012

からなる群から選択され;
13が、水素、ハロゲン、アルキル、カルバモイル、置換カルバモイル、及びアルコキシカルボニルからなる群から選択され、該置換カルバモイルが、窒素原子において、1~2個のアルキル置換基で置換され;
14が、水素又はハロゲンであり;
Lが、共有結合、-CH=CH-、-O-、-CHO-、-OCH-、-CH-、及び-CHCH-からなる群から選択され;そして、
Aが、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、及びヘテロシクリルからなる群から選択される、式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を提供する(ただし、式(I)の化合物は、(4-フルオロフェニル)-[7-(4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノンではない)。
一実施態様では、本発明に係る式(Ie)の化合物は、式(Ia)の化合物
Figure 0007269943000013

(式中、R、R、R、R、R、R、及びRは、本明細書中に定義されるとおりである)
である。
一実施態様では、本発明に係る式(Ie)の化合物は、式(Ib)の化合物
Figure 0007269943000014

(式中、R、R、R、R、R、R、及びRは、本明細書中に定義されるとおりである)
である。
一実施態様では、本発明に係る式(Ie)の化合物は、式(Ic)の化合物
Figure 0007269943000015

(式中、R、R、R、R、R、R、及びRは、本明細書中に定義されるとおりである)
である。
一実施態様では、本発明に係る式(Ie)の化合物は、式(Id)の化合物
Figure 0007269943000016

(式中、R、R、R、R、R、R、及びRは、本明細書中に定義されるとおりである)
である。
一実施態様では、
が、
(i)R、R、及びR10で置換されているアリール;並びに
(ii)R11及びR12で置換されているヘテロアリール
からなる群から選択され;
が、ヒドロキシ、アルコキシ、シアノ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、及び基
Figure 0007269943000017

からなる群から選択され;
が、水素又はハロゲンであり;
10が、水素又はハロゲンであり;
11が、水素、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、及びアルキルスルファニルからなる群から選択され;
12が、水素、ハロゲン、及びアルキルからなる群から選択され;
13が、水素、ハロゲン、アルキル、カルバモイル、置換カルバモイル、及びアルコキシカルボニルからなる群から選択され、該置換カルバモイルが、窒素原子において、1~2個のアルキル置換基で置換され;
14が、水素又はハロゲンであり;
Lが、-CH=CH-、-O-、及び-CHO-からなる群から選択され;そして、
Aが、アリール又はヘテロアリールである、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
一実施態様では、
が、
(i)R、R、及びR10で置換されているアリール;並びに
(ii)R11及びR12で置換されているヘテロアリール
からなる群から選択され、;
が、ヒドロキシ、アルコキシ、シアノ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、及び基
Figure 0007269943000018

からなる群から選択され;
が、水素又はハロゲンであり;
10が、水素又はハロゲンであり;
11が、水素、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、及びアルキルスルファニルからなる群から選択され;
12が、水素、ハロゲン、及びアルキルからなる群から選択され;
13が、水素、ハロゲン、アルキル、カルバモイル、置換カルバモイル、及びアルコキシカルボニルからなる群から選択され、該置換カルバモイルが、窒素原子において、1~2個のアルキル置換基で置換され;
14が、水素又はハロゲンであり;
Lが、共有結合、-CH=CH-、-O-、及び-CHO-からなる群から選択され;そして、
Aが、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、及びヘテロシクリルからなる群から選択される、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
好ましい実施態様では、
が、
(i)R、R、及びR10で置換されているアリール;並びに
(ii)R11及びR12で置換されているヘテロアリール
からなる群から選択され;
が、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキル、及び基
Figure 0007269943000019

からなる群から選択され;
が、ハロゲンであり;
10が、水素又はハロゲンであり;
11が、水素、アルキル、及びアルキルスルファニルからなる群から選択され;
12が、水素、ハロゲン、及びアルキルからなる群から選択され;
13が、水素であり;
14が、水素であり;
Lが、-CHO-であり;そして、
Aが、ヘテロアリールである、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
好ましい実施態様では、
が、
(i)R、R、及びR10で置換されているアリール;並びに
(ii)R11及びR12で置換されているヘテロアリール
からなる群から選択され;
が、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキル、及び基
Figure 0007269943000020

からなる群から選択され;
が、ハロゲンであり;
10が、水素又はハロゲンであり;
11が、水素、アルキル、及びアルキルスルファニルからなる群から選択され;
12が、水素、ハロゲン、及びアルキルからなる群から選択され;
13が、水素であり;
14が、水素であり;
Lが、共有結合又は-CHO-であり;そして、
Aが、ヘテロアリール又はヘテロシクリルである、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
特に好ましい実施態様では、
が、
(i)R、R、及びR10で置換されているフェニル、並びに
(ii)R11及びR12で置換されており、インドリル、ピロロ[2,3-b]ピリジル、1,3-ベンゾチアゾリル、チアゾロ[5,4-b]ピリジル、及びピラゾロ[3,4-b]ピリジルからなる群から選択されるヘテロアリール
からなる群から選択され;
が、メトキシ、2,2,2-トリフルオロエトキシ、メチル、及び基
Figure 0007269943000021

からなる群から選択され;
が、Cl又はBrであり;
10が、水素又はFであり;
11が、水素、メチル、及びメチルスルファニルからなる群から選択され;
12が、水素、Cl、及びメチルからなる群から選択され;
13が、水素であり;
14が、水素であり;
Lが、-CHO-であり;そして、
Aが、チアゾリル又はピラゾリルである、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
特に好ましい実施態様では、
が、
(i)R、R、及びR10で置換されているフェニル、並びに
(ii)R11及びR12で置換されており、インドリル、ピロロ[2,3-b]ピリジル、1,3-ベンゾチアゾリル、チアゾロ[5,4-b]ピリジル、1H-インダゾール-5-イル、チエノ[2,3-b]ピリジン-5-イル、及びピラゾロ[3,4-b]ピリジルからなる群から選択されるヘテロアリール
からなる群から選択され;
が、メトキシ、2,2,2-トリフルオロエトキシ、メチル、及び基
Figure 0007269943000022

からなる群から選択され;
が、Cl又はBrであり;
10が、水素又はFであり;
11が、水素、メチル、及びメチルスルファニルからなる群から選択され;
12が、水素、Cl、及びメチルからなる群から選択され;
13が、水素であり;
14が、水素であり;
Lが、共有結合又は-CHO-であり;そして、
Aが、チアゾリル、ピラゾリル、又は2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イルである、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
好ましい実施態様では、
が、R、R、及びR10で置換されているフェニルであり、Rが、基
Figure 0007269943000023

であり、該基
Figure 0007269943000024

が、(1-メチルピラゾール-4-イル)メトキシ;チアゾール-4-イルメトキシ;[4-(メチルカルバモイル)フェニル]メトキシ;(1-tert-ブトキシカルボニルピラゾール-4-イル)メトキシ;1H-ピラゾール-4-イルメトキシ;ピリダジン-3-イルメトキシ;4-ピリジルメトキシ;3-ピリジルメトキシ;(Z)-2-シクロプロピルビニル;(Z)-2-[2-ブロモ-3-(メチルカルバモイル)フェニル]ビニル;2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イルからなる群から選択される、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
好ましい実施態様では、R1aが、R、R、R、R、及びR、又はその可能な組み合わせで置換されているアリールであり、R、R、R、R、及びRが、本明細書中に定義されるとおりである、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
特に好ましい実施態様では、R1aが、R、R、R、R、及びR、又はその可能な組み合わせで置換されているフェニルであり、R、R、R、R、及びRが、本明細書中に定義されるとおりである、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
好ましい実施態様では、Rが、
(i)R、R、及びR10で置換されているフェニル、並びに
(ii)R11及びR12で置換されており、インドリル、ピロロ[2,3-b]ピリジル、1,3-ベンゾチアゾリル、チアゾロ[5,4-b]ピリジル、1H-インダゾール-5-イル、チエノ[2,3-b]ピリジン-5-イル、及びピラゾロ[3,4-b]ピリジルからなる群から選択されるヘテロアリール
からなる群から選択され;
、R、R10、R11、及びR12が、本明細書中に定義されるとおりである、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
好ましい実施態様では、Rが、水素である、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
好ましい実施態様では、Rが、水素及びハロゲンからなる群から選択される、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
特に好ましい実施態様では、Rが、水素及びClからなる群から選択される、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
好ましい実施態様では、Rが、水素及びハロゲンからなる群から選択される、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
特に好ましい実施態様では、Rが、水素、F、及びClからなる群から選択される、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
更に特に好ましい実施態様では、Rが、水素及びClからなる群から選択される、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
好ましい実施態様では、Rが、水素である、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
好ましい実施態様では、Rが、水素である、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
一実施態様では、Rが、水素、F、メトキシ、及びヒドロキシからなる群から選択される、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
一実施態様では、Rが、水素、F、及びヒドロキシからなる群から選択される、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
一実施態様では、Rが、ヒドロキシである、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
一実施態様では、Rが、Fである、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
好ましい実施態様では、Rが、水素である、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
好ましい実施態様では、R、R、R、及びRが、水素であり、そして、R及びRが、独立して、水素及びハロゲンからなる群から選択される、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
別の好ましい実施態様では、R、R、及びRが、水素であり;Rが、水素、ハロゲン、アルコキシ、及びヒドロキシからなる群から選択され、そして、R及びRが、独立して、水素及びハロゲンからなる群から選択される、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
特に好ましい実施態様では、R、R、R、及びRが、水素であり、そして、R及びRが、独立して、水素及びClからなる群から選択される、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
別の特に好ましい実施態様では、R、R、及びRが、水素であり;Rが、水素、F、メトキシ、及びヒドロキシからなる群から選択され;Rが水素及びClからなる群から選択され;そして、Rが、水素、F、及びClからなる群から選択される、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
一実施態様では、Rが、ヒドロキシ、アルコキシ、シアノ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、及び基
Figure 0007269943000025

(式中、A、L、R13、及びR14は、本明細書中に定義されるとおりである)
からなる群から選択される、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
好ましい実施態様では、Rが、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキル、及び基
Figure 0007269943000026

(式中、A、L、R13、及びR14は、本明細書中に定義されるとおりである)
からなる群から選択される、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
特に好ましい実施態様では、Rが、メトキシ、2,2,2-トリフルオロエトキシ、メチル、及び基
Figure 0007269943000027

(式中、A、L、R13、及びR14は、本明細書中に定義されるとおりである)
からなる群から選択される、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
一実施態様では、Rが、水素又はハロゲンである、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
好ましい実施態様では、Rが、ハロゲンである、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
特に好ましい実施態様では、Rが、Cl又はBrである、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
好ましい実施態様では、R10が、水素又はハロゲンである、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
特に好ましい実施態様では、R10が、水素又はFである、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
一実施態様では、R11が、水素、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、及びアルキルスルファニルからなる群から選択される、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
好ましい実施態様では、R11が、水素、アルキル、及びアルキルスルファニルからなる群から選択される、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
特に好ましい実施態様では、R11が、水素、メチル、及びメチルスルファニルからなる群から選択される、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
好ましい実施態様では、R12が、水素、ハロゲン及びアルキルからなる群から選択される、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
特に好ましい実施態様では、R12が、水素、Cl、及びメチルからなる群から選択される、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
一実施態様では、R13が、水素、ハロゲン、アルキル、カルバモイル、置換カルバモイル、及びアルコキシカルボニルからなる群から選択され、該置換カルバモイルが、窒素原子において、1又は2個のアルキル置換基で置換されている、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
特に好ましい実施態様では、R13が、水素である、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
一実施態様では、R14が、水素又はハロゲンである、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
特に好ましい実施態様では、R14が、水素である、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
一実施態様では、Aが、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、及びヘテロシクリルからなる群から選択される、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
好ましい実施態様では、Aが、ヘテロアリール又はヘテロシクリルである、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
特に好ましい実施態様では、Aが、チアゾリル、ピラゾリル、及び2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イルからなる群から選択される、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
一実施態様では、Lが、共有結合、-CH=CH-、-O-、及び-CHO-からなる群から選択される、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
特に好ましい実施態様では、Lが、共有結合又は-CHO-である、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
一実施態様では、
が、
(i)R、R、及びR10で置換されているアリール;並びに
(ii)R11及びR12で置換されているヘテロアリール
からなる群から選択され;
、R、R、及びRが、水素であり;
及びRが、独立して、水素及びハロゲンからなる群から選択され;
が、ヒドロキシ、アルコキシ、シアノ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、及び基
Figure 0007269943000028

からなる群から選択され;
が、水素又はハロゲンであり;
10が、水素又はハロゲンであり;
11が、水素、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、及びアルキルスルファニルからなる群から選択され;
12が、水素、ハロゲン、及びアルキルからなる群から選択され;
13が、水素、ハロゲン、アルキル、カルバモイル、置換カルバモイル、及びアルコキシカルボニルからなる群から選択され、該置換カルバモイルが、窒素原子において、1~2個のアルキル置換基で置換され;
14が、水素又はハロゲンであり;
Lが、-CH=CH-、-O-、及び-CHO-からなる群から選択され;そして、
Aが、アリール又はヘテロアリールである、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
一実施態様では、
1aが、
(i)C1-6-アルキル;
(ii)C1-6-アルコキシ;並びに
(iii)R、R、R、R、及びR、又はその可能な組み合わせで置換されているアリール
からなる群から選択され;
が、
(i)R、R、及びR10で置換されているアリール;並びに
(ii)R11及びR12で置換されているヘテロアリール
からなる群から選択され;
、R、及びRが、水素であり;
及びRが、独立して、水素及びハロゲンからなる群から選択され;
が、水素、ハロゲン、アルコキシ、及びヒドロキシからなる群から選択され;
が、ヒドロキシ、アルコキシ、シアノ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、及び基
Figure 0007269943000029

からなる群から選択され;
が、水素又はハロゲンであり;
10が、水素又はハロゲンであり;
11が、水素、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、及びアルキルスルファニルからなる群から選択され;
12が、水素、ハロゲン、及びアルキルからなる群から選択され;
13が、水素、ハロゲン、アルキル、カルバモイル、置換カルバモイル、及びアルコキシカルボニルからなる群から選択され、該置換カルバモイルが、窒素原子において、1~2個のアルキル置換基で置換され;
14が、水素又はハロゲンであり;
Lが、共有結合、-CH=CH-、-O-、及び-CHO-からなる群から選択され;そして、
Aが、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、及びヘテロシクリルからなる群から選択される、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
好ましい実施態様では、
が、
(i)R、R、及びR10で置換されているアリール;並びに
(ii)R11及びR12で置換されているヘテロアリール
からなる群から選択され;
、R、R、及びRが、水素であり;
及びRが、独立して、水素及びハロゲンからなる群から選択され;
が、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキル、及び基
Figure 0007269943000030

からなる群から選択され;
が、ハロゲンであり;
10が、水素又はハロゲンであり;
11が、水素、アルキル、及びアルキルスルファニルからなる群から選択され;
12が、水素、ハロゲン、及びアルキルからなる群から選択され;
13が、水素であり;
14が、水素であり;
Lが、-CHO-であり;そして、
Aが、ヘテロアリールである、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
別の好ましい実施態様では、
1aが、R、R、R、R、及びR、又はその可能な組み合わせで置換されているアリールであり;
が、
(i)R、R、及びR10で置換されているアリール;並びに
(ii)R11及びR12で置換されているヘテロアリール
からなる群から選択され;
、R、及びRが、水素であり;
及びRが、独立して、水素及びハロゲンからなる群から選択され;
が、水素、ハロゲン、アルコキシ、及びヒドロキシからなる群から選択され;
が、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキル、及び基
Figure 0007269943000031

からなる群から選択され;
が、ハロゲンであり;
10が、水素又はハロゲンであり;
11が、水素、アルキル、及びアルキルスルファニルからなる群から選択され;
12が、水素、ハロゲン、及びアルキルからなる群から選択され;
13が、水素であり;
14が、水素であり;
Lが、共有結合又は-CHO-であり;そして、
Aが、ヘテロアリール又はヘテロシクリルである、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
特に好ましい実施態様では、
が、
(i)R、R、及びR10で置換されているフェニル、並びに
(ii)R11及びR12で置換されており、インドリル、ピロロ[2,3-b]ピリジル、1,3-ベンゾチアゾリル、チアゾロ[5,4-b]ピリジル、及びピラゾロ[3,4-b]ピリジルからなる群から選択されるヘテロアリール
からなる群から選択され;
、R、R、及びRが、水素であり;
及びRが、独立して、水素及びClからなる群から選択され;
が、メトキシ、2,2,2-トリフルオロエトキシ、メチル、及び基
Figure 0007269943000032

からなる群から選択され;
が、Cl又はBrであり;
10が、水素又はFであり;
11が、水素、メチル、及びメチルスルファニルからなる群から選択され;
12が、水素、Cl、及びメチルからなる群から選択され;
13が、水素であり;
14が、水素であり;
Lが、-CHO-であり;そして、
Aが、チアゾリル又はピラゾリルである、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
別の特に好ましい実施態様では、
1aが、R、R、R、R、及びR、又はその可能な組み合わせで置換されているフェニルであり;
が、
(i)R、R、及びR10で置換されているフェニル、並びに
(ii)R11及びR12で置換されており、インドリル、ピロロ[2,3-b]ピリジル、1,3-ベンゾチアゾリル、チアゾロ[5,4-b]ピリジル、1H-インダゾール-5-イル、チエノ[2,3-b]ピリジン-5-イル、及びピラゾロ[3,4-b]ピリジルからなる群から選択されるヘテロアリール
からなる群から選択され;
、R、及びRが、水素であり;
が、水素及びClからなる群から選択され;
が、水素、F、及びClからなる群から選択され;
が、水素、F、メトキシ、及びヒドロキシからなる群から選択され;
が、メトキシ、2,2,2-トリフルオロエトキシ、メチル、及び基
Figure 0007269943000033

からなる群から選択され;
が、Cl又はBrであり;
10が、水素又はFであり;
11が、水素、メチル、及びメチルスルファニルからなる群から選択され;
12が、水素、Cl、及びメチルからなる群から選択され;
13が、水素であり;
14が、水素であり;
Lが、共有結合又は-CHO-であり;そして、
Aが、チアゾリル、ピラゾリル、又は2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イルである、本明細書中に記載の式(Ie)、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
一実施態様では、
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(3-フェノキシフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メチルフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン;塩酸塩;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[3-(3,5-ジフルオロフェノキシ)フェニル]メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メトキシフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-メトキシフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-(トリフルオロメトキシ)フェニル]メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1H-インドール-4-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-フルオロ-3-メチルフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル]メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-4-フルオロ-3-メチルフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(3-クロロ-2-メチルフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-6-メチルピリジン-3-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2,4-ジメチル-1,3-ベンゾチアゾール-5-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(7-クロロ-2-メチルスルファニル-[1,3]チアゾロ[5,4-b]ピリジン-6-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1-ベンゾチオフェン-4-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メチルフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-(トリフルオロメチル)フェニル]メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-フェノキシフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メチルフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メチルフェニル)メタノン;塩酸塩;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-5-フルオロ-3-メチルフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-ブロモ-3-(メトキシメチル)フェニル]メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1H-インドール-4-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1-メチルインドール-4-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-ヒドロキシフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(3-メチルチエノ[3,2-c]ピリジン-7-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1-メチル-2,3-ジヒドロインドール-4-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1-プロパン-2-イルインドール-4-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-プロパン-2-イルオキシフェニル)メタノン;塩酸塩;
3-[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボニル]-2-クロロベンゾニトリル;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1-メチルピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-[(1-メチルピラゾール-4-イル)メトキシ]フェニル]メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1-プロパン-2-イルピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
[(7S,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1-ベンゾフラン-4-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(3-クロロ-2-メトキシピリジン-4-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1-メチルピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(1,3-チアゾール-4-イルメトキシ)フェニル]メタノン;
4-[[3-[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボニル]-2-クロロフェノキシ]メチル]-N-メチルベンズアミド;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1-メチルピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(3,4-ジクロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン;
[(7S,9aS)-7-(3,4-ジクロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)フェニル]メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-イミダゾ[1,2-a]ピリジン-5-イルメタノン;
4-[[3-[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボニル]-2-クロロフェノキシ]メチル]ピラゾール-1-カルボン酸tert-ブチル;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(1H-ピラゾール-4-イルメトキシ)フェニル]メタノン;塩酸塩;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(ピリダジン-3-イルメトキシ)フェニル]メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(ピリジン-4-イルメトキシ)フェニル]メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(ピリジン-3-イルメトキシ)フェニル]メタノン;
3-[(E)-2-[4-[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボニル]フェニル]ビニル]-2-ブロモ-N-メチル-ベンズアミド;
3-[(E)-2-[4-[(7S,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボニル]フェニル]ビニル]-2-ブロモ-N-メチル-ベンズアミド;
3-[(E)-2-[4-[(7S,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボニル]-3-ブロモ-フェニル]ビニル]-N-メチル-ベンズアミド;
3-[(E)-2-[4-[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボニル]-3-ブロモ-フェニル]ビニル]-N-メチル-ベンズアミド;
[(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メトキシフェニル)メタノン;
[(7S,9aS)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メトキシフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-[(E)-2-シクロプロピルエテニル]フェニル]メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-5-メトキシピリジン-3-イル)メタノン;
(4-クロロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
[(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
[(7S,9aS)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
(3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
[(7S,9aS)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メタノン;
(3-メチル-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-6-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
(3-クロロイミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
(4-クロロチエノ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
[(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロチエノ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
[(7S,9aS)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロチエノ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
(4-クロロ-3-メチル-[1,2]オキサゾロ[5,4-b]ピリジン-5-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
[(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-3-メチル-[1,2]オキサゾロ[5,4-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
[(7S,9aS)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-3-メチル-[1,2]オキサゾロ[5,4-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
(4-クロロ-1H-インダゾール-5-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
[2-クロロ-3-(ジフルオロメトキシ)フェニル]-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
[(7S,9aS)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(ジフルオロメトキシ)フェニル]メタノン;
[(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(ジフルオロメトキシ)フェニル]メタノン;
(4-クロロ-3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
(4-クロロ-[1,2]チアゾロ[5,4-b]ピリジン-5-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
(6-アミノ-4-クロロピリジン-3-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
(4-クロロ-3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
(4-クロロ-3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
[(7S,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メタノン;
[(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メタノン;
(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
[(7S,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メトキシフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メトキシフェニル)メタノン;
(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
[(7S,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メトキシフェニル)メタノン;
[(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メトキシフェニル)メタノン;
[2-クロロ-3-(ジフルオロメトキシ)フェニル]-[rac-(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
[2-クロロ-3-(ジフルオロメトキシ)フェニル]-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
[2-クロロ-3-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)フェニル]-[rac-(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
[2-クロロ-3-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)フェニル]-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-フルオロ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-フルオロ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-メトキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-メトキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-メチル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aR)-7-メチル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-(2-メチルプロポキシ)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;及び
(1,3-ジメチルチエノ[2,3-c]ピラゾール-5-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
からなる群から選択される、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
好ましい実施態様では、
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(3-フェノキシフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メチルフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン;塩酸塩;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[3-(3,5-ジフルオロフェノキシ)フェニル]メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メトキシフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-メトキシフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-(トリフルオロメトキシ)フェニル]メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1H-インドール-4-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-フルオロ-3-メチルフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル]メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-4-フルオロ-3-メチルフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(3-クロロ-2-メチルフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-6-メチルピリジン-3-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2,4-ジメチル-1,3-ベンゾチアゾール-5-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(7-クロロ-2-メチルスルファニル-[1,3]チアゾロ[5,4-b]ピリジン-6-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1-ベンゾチオフェン-4-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メチルフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-(トリフルオロメチル)フェニル]メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-フェノキシフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メチルフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メチルフェニル)メタノン;塩酸塩;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-5-フルオロ-3-メチルフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-ブロモ-3-(メトキシメチル)フェニル]メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1H-インドール-4-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1-メチルインドール-4-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-ヒドロキシフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(3-メチルチエノ[3,2-c]ピリジン-7-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1-メチル-2,3-ジヒドロインドール-4-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1-プロパン-2-イルインドール-4-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-プロパン-2-イルオキシフェニル)メタノン;塩酸塩;
3-[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボニル]-2-クロロベンゾニトリル;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1-メチルピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-[(1-メチルピラゾール-4-イル)メトキシ]フェニル]メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1-プロパン-2-イルピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
[(7S,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1-ベンゾフラン-4-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(3-クロロ-2-メトキシピリジン-4-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1-メチルピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(1,3-チアゾール-4-イルメトキシ)フェニル]メタノン;
4-[[3-[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボニル]-2-クロロフェノキシ]メチル]-N-メチルベンズアミド;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1-メチルピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(3,4-ジクロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン;
[(7S,9aS)-7-(3,4-ジクロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)フェニル]メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-イミダゾ[1,2-a]ピリジン-5-イルメタノン;
4-[[3-[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボニル]-2-クロロフェノキシ]メチル]ピラゾール-1-カルボン酸tert-ブチル;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(1H-ピラゾール-4-イルメトキシ)フェニル]メタノン;塩酸塩;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(ピリダジン-3-イルメトキシ)フェニル]メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(ピリジン-4-イルメトキシ)フェニル]メタノン;
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(ピリジン-3-イルメトキシ)フェニル]メタノン;
[(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メトキシフェニル)メタノン;
(4-クロロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
[(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
(3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
[(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロチエノ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(ジフルオロメトキシ)フェニル]メタノン;
(4-クロロ-3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
(4-クロロ-3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
[(7S,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メタノン;
(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
[(7S,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メトキシフェニル)メタノン;
[2-クロロ-3-(ジフルオロメトキシ)フェニル]-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
[2-クロロ-3-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)フェニル]-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-フルオロ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;及び
(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-メトキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
からなる群から選択される、本明細書中に記載の式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
特に好ましい実施態様では、
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メチルフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メトキシフェニル)メタノン;
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1H-インドール-4-イル)メタノン
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)メタノン
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-4-フルオロ-3-メチルフェニル)メタノン
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2,4-ジメチル-1,3-ベンゾチアゾール-5-イル)メタノン
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(7-クロロ-2-メチルスルファニル-[1,3]チアゾロ[5,4-b]ピリジン-6-イル)メタノン
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メチルフェニル)メタノン
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メチルフェニル)メタノン
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1-メチルピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(1,3-チアゾール-4-イルメトキシ)フェニル]メタノン
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1-メチルピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-イル)メタノン
[(7R,9aR)-7-(3,4-ジクロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン
[(7S,9aS)-7-(3,4-ジクロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)フェニル]メタノン;及び
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(1H-ピラゾール-4-イルメトキシ)フェニル]メタノン;塩酸塩;
からなる群から選択される、本明細書中に記載の式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩が提供される。
特定の実施態様では、本発明は、本明細書中に記載の式(Ie)に係る化合物の薬学的に許容し得る塩、特に塩酸塩を提供する。更なる特定の実施態様では、本発明は、本明細書中に記載の式(Ie)に係る化合物を提供する。
製造プロセス
本発明の式(Ie)の化合物の調製は、逐次又は収束の合成経路で実施してもよい。本発明の合成を、以下の一般スキームに示す。反応及び生じた生成物の精製を実施するのに必要な技能は、当業者に知られている。以下のプロセスの説明において使用される置換基及び指数は、特に逆の指定のない限り、本明細書中において与えられた意味を有する。
出発物質、中間体、又は式(Ie)の化合物のうちの1つが、1つ以上の反応工程の反応条件下で安定でないか又は反応性である1つ以上の官能基を含有する場合、当技術分野において周知の方法を適用して、重要な工程の前に(例えば、"Protective Groups in Organic Chemistry" by T. W. Greene and P. G. M. Wutts, 5th Ed., 2014, John Wiley & Sons, N.Y.に記載されているとおりの)適切な保護基を導入することができる。このような保護基は、文献に記載されている標準的な方法を使用して、合成の後続段階で除去することができる。
出発物質又は中間体が立体中心を含有する場合、式(Ie)の化合物がジアステレオマー又は鏡像異性体の混合物として得られる場合があるが、これは、例えば、キラルHPLC、キラルSFC、又はキラル結晶化等の当技術分野において周知の方法によって分離することができる。ラセミ化合物は、例えば、光学的に純粋な酸を用いて結晶化させることによって、又はキラル吸着剤若しくはキラル溶離剤のいずれかを用いる特異的クロマトグラフィー法により対掌体を分離することによって、ジアステレオマー塩を介してそれらの対掌体に分離することができる。
当業者は、式(Ie)の化合物の合成において、特に望まない限り、「直交保護基ストラテジ(orthogonal protection group strategy)」が適用されて、それぞれが分子内の他の保護基に影響を与えることなく、幾つかの保護基を1つずつ切断できることを理解する。直交保護の原理は、当技術分野において周知であり、そして、文献にも記載されている(例えば、Barany and R. B. Merrifield, J. Am. Chem. Soc. 1977, 99, 7363;H. Waldmann et al., Angew. Chem. Int. Ed. Engl. 1996, 35, 2056)。
当業者は、中間体の反応性及び性質に応じて反応の順序を変更してもよいことを理解する。
より詳細には、式(Ie)の化合物は、以下に示す方法によって、実施例に示す方法によって、又は類似の方法によって製造することができる。個別の反応工程についての適切な反応条件は、当業者に公知である。また、記載される反応に影響を及ぼす、文献に記載の反応条件については、例えば、Comprehensive Organic Transformations: A Guide to Functional Group Preparations, 2nd Edition, Richard C. Larock. John Wiley & Sons, New York, NY. 1999)を参照。溶媒の存在下又は非存在下で反応を実施するのが都合がよいことが見出された。使用する溶媒の性質について特定の制限はないが、ただし、溶媒は、反応に対しても関与する試薬に対しても悪影響を及ぼさず、そして、試薬を少なくともある程度溶解させることができるものとする。記載される反応は広範な温度にわたって実施することができ、そして、正確な反応温度は本発明にとって重要ではない。記載される反応は、-78℃~還流の温度範囲で実施するのが都合がよい。また、反応に必要な時間は、多くの要因、とりわけ、反応温度及び試薬の性質に応じて広く変化し得る。しかし、記載される中間体及び化合物を生成するには、通常、0.5時間~数日の期間で十分であろう。反応順序は、スキームに提示されるものには限定されないが、出発物質及びそれらそれぞれの反応性に応じて、反応工程順序を自由に変更することができる。
本明細書中では以下の略記を使用する:
AcOH=酢酸、aq.=水溶液、Boc=tert-ブチルオキシカルボニル、BnBr=臭化ベンジル、n-BuLi=n-ブチルリチウム、n-BuOH=ブタノール、CAS RN=ケミカルアブストラクト登録番号、CHCl=クロロホルム、CyPrI=ヨウ化シクロプロピル、DAST=ジエチルアミノ硫黄トリフルオリド、DCM=ジクロロメタン、DCE=1,2-ジクロロエタン、DCC=N,N’-ジシクロヘキシルカルボジイミド、DIC=N,N’-ジイソプロピルカルボジイミド、DMA=N,N-ジメチルアセトアミド、DMAP=4-ジメチルアミノピリジン、DME=ジメトキシエタン、DMF=N,N-ジメチルホルムアミド、EDCI=N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N’-エチルカルボジイミド塩酸塩、EtOAc=酢酸エチル、EtOH=エタノール、EtI=ヨウ化エチル、HATU=O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート、HCl=塩化水素、HPLC=高性能液体クロマトグラフィー、HOBt=1-ヒドロキシベンゾ-トリアゾール、ヒューニッヒ塩基=iPrNEt=N-エチルジイソプロピルアミン、iPrI=ヨウ化イソプロピル、KCO=炭酸カリウム、KH=水素化カリウム、LDA=リチウムジイソプロピルアミド、LiHMDS=リチウムビス(トリメチルシリル)アミド、L-セレクトリド=リチウムトリ-sec-ブチル(ヒドリド)ボラート、MeOH=メタノール、RT=室温、MeI=ヨウ化メチル、MS=質量スペクトル、MsOH=メチルスルホン酸、NaH=水素化ナトリウム、NaHCO=炭酸水素ナトリウム、NaCO=炭酸ナトリウム、NaHMDS=ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド、NaOH=水酸化ナトリウム、NaSO=硫酸ナトリウム、NHCl=塩化アンモニウム、sat.=飽和、Pd/C=パラジウム担持活性炭、Pd(OH)=水酸化パラジウム=パールマン触媒、PtO=二酸化白金、PE=石油エーテル、PMB=4-メトキシベンジルエーテル、SFC=超臨界流体クロマトグラフィー、TBTU=O-ベンゾトリアゾール-1-イル-N,N,N’,N’-テトラメチル-ウロニウムテトラフルオロボラート、TEA=トリエチルアミン、TFA=トリフルオロ酢酸、TfNPh=N-フェニルトリフルオロメタンスルホンイミド、TfO=無水トリフルオロメタンスルホン酸、TfOH=トリフリン酸、THF=テトラヒドロフラン、TsOH=パラトルエンスルホン酸、TP=無水プロピルホスホン酸。
式(I)の化合物(式中、R、R、R、R、R、及びRは、本明細書中に定義されるとおりであり、そして、Rは、水素である)は、スキーム1に概説する一般手順に従って合成してもよい。
Figure 0007269943000034
ジエチルエーテル又はTHF等の溶媒、好ましくはTHF中、そして、-78℃~25℃の温度範囲、好ましくは0℃で、保護されたケトン中間体10(例えば、スキーム3に概説する一般手順によって得ることができる)(式中、PGは、Boc等の保護基である(例えば、中間体I-1を参照))をアリールグリニャール試薬で処理して、対応する三級アルコール中間体11を与える(スキーム1、工程a)。続いて、HCl、TsOH、又はMsOH等の酸、好ましくはMsOHの存在下、DCM、MeOH、EtOH、トルエン、又はこれらの混合物等の溶媒、好ましくはDCM中、そして、0℃~該溶媒の沸点の温度範囲、好ましくは室温で、保護基PGの切断を伴う、ヒドロキシ中間体の脱水反応によって、エナミン中間体12を与える(スキーム1、工程b)。その後、MgOの存在下、MeOH、EtOH、THF、又はEtOAc等の溶媒、好ましくはEtOAc中、約室温、そして、大気圧の水素下で、PtO又はPd/C等の遷移金属触媒、好ましくはPd/Cを使用してアルケンを不均一触媒水素化して、アミン中間体13を与える(スキーム1、工程c、例えば中間体A-1を参照)。最後に、N,N-ジメチルホルムアミド、DMA、DCM、又はジオキサン等の好適な溶媒中、好ましくは0℃~室温で、DCC、HATU、EDCI、HOBt、TBTU、TP等のカップリング試薬及びヒューニッヒ塩基、トリエチルアミン、又はDMAP等の塩基を使用することによって、カルボン酸化合物14(X=OH、市販されているか又はスキーム4、5、6、及び7若しくは文献に記載の方法によって調製される)(式中、Rは、式(I)の化合物に関連して本明細書中に定義されるとおりである)とのアミンカップリング反応を達成して、式(I)の化合物を与えることができる(スキーム1、工程d)。
或いは、DCM又はDMF等の適切な溶媒及びNEt、ヒューニッヒ塩基、ピリジン、又はDMAP等の塩基中、0℃~溶媒の還流温度の範囲の温度で、アミン中間体13を酸塩化物化合物15(X=Cl、市販されているか、又は対応するカルボン酸化合物14を、例えば、未希釈若しくは任意でDCM等の溶媒中の塩化チオニル又は塩化オキサリルで処理することによって調製される、スキーム1、工程e)と反応させても、式(I)の化合物が生成される(スキーム1、工程d)。
式(I)の化合物(式中、R、R、R、R、R、及びRは、本明細書中に定義されるとおりであり、そして、Rは、ヒドロキシ、アルコキシ、又はハロゲン、特にヒドロキシ、メトキシ、又はFである)は、スキーム1aに概説する一般手順に従って合成してもよい。
Figure 0007269943000035
したがって、N,N-ジメチルホルムアミド、DMA、DCM、又はジオキサン等の好適な溶媒中、好ましくは0℃~50℃で、DCC、HATU、EDCI、HOBt、又はTBTU等のカップリング試薬、好ましくはTP及びヒューニッヒ塩基、トリエチルアミン、又はDMAP等の塩基を使用して、PMB保護された二級アミン6(例えば、スキーム3に概説する一般手順に従って得ることができる)を、好適なカルボン酸14でアシル化して、対応する中間体8を与えることができる。或いは、アミン中間体6を酸塩化物化合物15(X=Cl、市販されているか、又は対応するカルボン酸化合物14の処理によって調製される)と反応させても、対応する中間体8(式中、Rは、本明細書中に定義されるとおりである)が生成される(スキーム1a、工程a)。トルエン又はDCM等の溶媒中、任意でアニソール又は1,3ジメトキシベンゼンの存在下、好ましくはDCM中、そして、室温~反応混合物の沸点の温度範囲、好ましくは室温で、例えば、未希釈のAcOH、TfOH、MsOH、TsOH、又は好ましくはTFAで処理する等の酸性条件を使用して、PMB保護基を除去して、ケトン化合物9を与える(例えば、中間体I-2、工程bを参照)。ジエチルエーテル又はTHF等の溶媒、好ましくはTHF中、そして、-78℃~25℃の温度範囲、好ましくは0℃で、ケトン中間体9をフェニルグリニャール試薬で処理して、対応する式(I)の化合物(式中、R、R、R、R、R、及びRは、本明細書中に定義されるとおりであり、そして、Rは、ヒドロキシである)を与える(工程c)。当技術分野において公知の条件を使用して(例えば、(I)をHCl、HBr、HI、POCl、SOCl、若しくはPBrと、又はDAST等の好適なアミノスルフラン(sulfurane)試薬と反応させることによって、或いはまず、第1の段階で(I)のアルコールをメシラート等のスルホナートエステルに変換し、続いて、該スルホナートエステルを例えばNaFと反応させることによって)、(I)の三級アルコール部分をハロゲン、好ましくはFに更に転換して、式(I)の化合物(式中、R、R、R、R、R、及びRは、本明細書中に定義されるとおりであり、そして、Rは、ハロゲンである)を生成することができる(スキーム1a、工程d)。更に、当技術分野において公知の方法によって、式(I)の化合物(式中、Rは、あるハロゲンである)を式(I)の化合物(式中、Rは、別のハロゲンである)に転換してもよい。DMF、THF、ジオキサン、又はこれらの混合物等の溶媒、好ましくはDMF中、そして、-78℃~室温の温度範囲、好ましくは0℃で、NaH、KH、NaHMDS、LiHMDS、又はLDA等の適切な塩基、好ましくはNaHで処理し、続いて、求電子剤、例えば、MeI、EtI、iPrI、又はCyPrI等のアルキル又はシクロアルキルのハロゲン化物を加えることによって、(I)の三級アルコール部分をアルコキシ、好ましくはメトキシに更に転換して、対応する式(I)の化合物(式中、R、R、R、R、R、及びRは、本明細書中に定義されるとおりであり、そして、Rは、メトキシである)を与えてもよい(スキーム1a、工程e)。
或いは、式(I)の化合物(式中、R、R、R、R、R、及びRは、本明細書中に定義されるとおりであり、そして、Rは、ヒドロキシ、ハロゲン、又はアルコキシ、特にヒドロキシ、F、又はメトキシである)は、スキーム1bに概説する一般手順に従って合成してもよい。
Figure 0007269943000036
したがって、ジエチルエーテル又はTHF等の溶媒、好ましくはTHF中、そして、-78℃~25℃の温度範囲、好ましくは0℃で、保護されたケトン中間体10(例えば、スキーム3に概説する一般手順によって得ることができる)(式中、PGは、Boc等の保護基である(例えば、中間体I-1を参照))をフェニルグリニャール試薬で処理して、対応する中間体11(式中、R、R、R、R、及びRは、本明細書中に定義されるとおりであり、そして、Rは、ヒドロキシである)を与える(スキーム1b、工程a)。好適な条件下で、例えば、EtOAc若しくはMeOH等の溶媒中のHClで処理するか又はDCM中TFAで処理する等の酸性条件を使用して、好ましくは約室温で、BOC保護基を除去して、アミン中間体16を与える(工程b、例えば中間体A-6を参照)。その後、好適な溶媒(N,N-ジメチルホルムアミド、DMA、DCM、又はジオキサン等の溶媒)中、好ましくは0℃~室温で、DCC、HATU、EDCI、HOBt、TBTU、TP等のカップリング試薬及びヒューニッヒ塩基、トリエチルアミン、又はDMAP等の塩基を使用することによって、カルボン酸化合物14(式中、Rは、本明細書中に定義されるとおりである)とのアミンカップリング反応を達成して、式(I)の化合物を与えることができる(工程c)。当技術分野において公知の条件を使用して(例えば、(I)をHCl、HBr、HI、POCl、SOCl、若しくはPBrと、又はDAST等の好適なアミノスルフラン試薬と反応させることによって、或いはまず、第1の段階で(I)のアルコールをメシラート等のスルホナートエステルに変換し、続いて、該スルホナートエステルを例えばNaFと反応させることによって)、(I)の三級アルコール部分をハロゲン、好ましくはFに更に転換して、式(I)の化合物(式中、R、R、R、R、R、及びRは、本明細書中に定義されるとおりであり、そして、式中、Rは、ハロゲンである)を生成することができる(スキーム1b、工程d)。更に、当技術分野において公知の方法によって、式(I)の化合物(式中、Rは、あるハロゲンである)を式(I)の化合物(式中、Rは、別のハロゲンである)に転換してもよい。DMF、THF、ジオキサン、又はこれらの混合物等の溶媒、好ましくはDMF中、そして、-78℃~室温の温度範囲、好ましくは0℃で、NaH、KH、NaHMDS、LiHMDS、又はLDA等の適切な塩基、好ましくはNaHで処理し、続いて、求電子剤、例えば、MeI等のアルキル又はシクロアルキルのハロゲン化物を加えることによって、(I)の三級アルコール部分をアルコキシ、好ましくはメトキシに更に転換して、対応する式(I)の化合物(式中、R、R、R、R、R、及びRは、本明細書中に定義されるとおりであり、そして、Rは、メトキシである)を与えてもよい(スキーム1b、工程e)。
或いは、式(I)の化合物(式中、R、R、R、R、R、及びRは、本明細書中に定義されるとおりであり、そして、Rは水素である)は、スキーム2に概説する一般手順に従って合成してもよい。
Figure 0007269943000037
ジオキサン、DME、THF、又はこれらの混合物等の溶媒、好ましくはTHF中、そして、-78℃~室温の温度範囲、好ましくは約-70℃で、保護されたケトン中間体10(式中、PGは、Boc等の保護基である)(例えば、中間体I-1を参照)を好適な塩基、例えば、NaHMDS、L-セレクトリド、LDA、又はLiHMDS、好ましくはLiHMDSで処理し、続いて、THF中のfO又はTfNPh、好ましくはTfNPhを加えて、対応するビニルトリフラート化合物21を与える(スキーム1、工程a)。次いで、好適な触媒(例えば、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド、ジクロロ[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)-フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、又はトリフェニルホスフィンとのパラジウム(II)酢酸塩)を使用して、適切な溶媒(例えば、ジオキサン、DME、水、トルエン、DMF、又はこれらの混合物)及び好適な塩基(例えば、NaCO、NaHCO、KF、KCO、又はNEt)中、室温~反応混合物の沸点の温度で、アリールボロン酸又はアリールボロン酸エステル(例えば、ピナコール又はトリメチレングリコールエステル、市販されているか、又は例えば “Boronic Acids - Preparation and Applications in Organic Synthesis and Medicine” by Dennis G. Hall (ed.) 1st Ed., 2005, John Wiley & Sons, New Yorkに記載の文献の手順を使用して調製される)と鈴木クロスカップリング反応させて、化合物22を生成する(スキーム2、工程b)。その後、MgOの存在下、MeOH、EtOH、THF、又はEtOAc等の溶媒、好ましくはEtOAc中、約室温、そして、大気圧の水素下で、PtO又はPd/C等の遷移金属触媒、好ましくはPd/Cを使用してオレフィン部分を不均一触媒水素化して、中間体23を与える(スキーム2、工程c)。好適な条件下で、例えば、EtOAc若しくはMeOH等の溶媒中のHClで処理するか又はDCM中のTFAで処理する等の酸性条件を使用して、好ましくは約室温で保護基を除去して、アミン中間体13を与える(スキーム2、工程d)。最後に、好適な溶媒(N,N-ジメチルホルムアミド、DMA、DCM、又はジオキサン等の溶媒)中、好ましくは0℃~室温で、DCC、HATU、EDCI、HOBt、TBTU、TP等のカップリング試薬及びヒューニッヒ塩基、トリエチルアミン、又はDMAP等の塩基を使用することによって、カルボン酸化合物14(X=OH、市販されているか又はスキーム4、5、6、及び7若しくは文献に記載の方法によって調製される)又はそれぞれの酸塩化物15(式中、Rは、本明細書中に定義されるとおりである)とのアミンカップリング反応を達成して、式(I)の化合物を与えることができる(スキーム2、工程e)。
中間体10は、スキーム3に概説する一般手順によって例示され得る様々な条件によって合成してもよい。
Figure 0007269943000038
市販されている3-ブロモ-6-ピリジンカルボニトリル(1)から出発して、好適な塩基、例えば、NaOH、KOH、KHの存在下、好ましくはNaHと共に、DMF、THF、ジオキサン、又はこれらの混合物等の溶媒中、好ましくは、DMF及びTHFの混合物中、そして、好ましくは0℃~室温の温度範囲で、4-メトキシベンジルアルコールを使用して、求核芳香族置換反応を実施して、対応するPMBで保護された化合物2を与えることができる(スキーム3、工程a)。エーテル、DME、THF、若しくはこれらの混合物等の溶媒中、そして、0℃~溶媒の沸点の温度範囲で、好適な還元剤、例えば、ボラン、水素化ホウ素リチウム、水素化アルミニウムリチウムを使用して、又は好ましくは、MeOH等の溶媒中、水酸化アンモニウムの存在下、約50℃、そして、3.5barの水素雰囲気下で、ラネーニッケル等の接触水素化条件を使用して、ニトリル基の還元を達成して、対応するアミン3を与えることができる(スキーム3、工程b)。続いて、DCM、THF、DMF、DCE、又はCHCN等の溶媒、好ましくはDCM中、そして、0℃~溶媒の沸点の温度範囲、好ましくは室温で、好適なカップリング剤、例えば、DCC、DCI、又は好ましくはEDCIを使用して、ブロモ酢酸とアミドカップリング反応させて、アミド化合物4aを与える(スキーム3、工程c)。その後、EtOH、MeOH、好ましくはCHCN等の溶媒中、そして、好ましくは約50℃で、中間体4aを加熱して、ピリジニウム中間体4bを与える(スキーム3、工程d)。続いて、MeOH等の溶媒中、好ましくは約室温で、水素化ホウ素ナトリウム等の好適な還元剤で処理して、ラクタム化合物5を与える(スキーム3、工程d’)。エーテル、DME、又はこれらの混合物等の溶媒、好ましくはTHF中、そして、0℃~反応混合物の沸点の温度範囲で、好ましくは還流で、好適な還元剤、例えば、ボラン、水素化ホウ素リチウム、又は好ましくは水素化アルミニウムリチウムを使用してアミドを還元して、対応するアミン化合物6を与える(スキーム3、工程e)。続いて、トルエン又はDCM等の溶媒中、任意でアニソール又は1,3ジメトキシベンゼンの存在下、好ましくはDCM中、そして、室温~反応混合物の沸点の温度範囲、好ましくは室温で、未希釈のAcOH、TfOH、MsOH、TsOH、又は好ましくはTFAで処理する等の酸性条件を使用してPMB保護基を除去して、ケトン化合物7を与える(スキーム3、工程f)。最後に、7における二級アミンを好適な保護基で保護して(スキーム3、工程g)、中間体10を与える。したがって、例えば、任意でDMAP、TEA、NaHCO、又は好ましくはNaCO等の塩基の存在下、CHCN、DCM、ジオキサン、又はTHF等の好適な溶媒、好ましくはCHCN中、そして、0℃~室温の温度範囲、好ましくは室温で、ジ-tert-ブチルジカルボナートで処理して、Boc保護されたケトン中間体I-1を生成する。
一実施態様では、カルボン酸化合物14は、タイプB、C、D、E、又はFの中間体である。タイプB、C、D、E、及びFの中間体は、例えば、スキーム4、5、6、7及び8に概説する合成手順によって例示するとおり調製することができる。
タイプBの中間体(式中、R、R10、R13、R14、及びAは、本明細書中に定義されるとおりであり、そして、Bは、アリール、特にフェニルである)は、スキーム4に概説する一般的な合成手順によって例示され得る様々な条件によって調製することができる。
Figure 0007269943000039
DCM、THF、ジオキサン、DME、又はこれらの混合物等の溶媒、好ましくはDCM中、そして、好ましくは室温で、酢酸銅(II)又は酢酸銅(II)一水和物等の好適な触媒を使用することによって、ヒドロキシアリール化合物40(式中、Bは、アリール、特にフェニルであり、そして、R及びR10は、本明細書中に定義されるとおりである)とボロン酸41(R=H)又はボロン酸エステル41(R≠H、例えば、ピナコール又はトリメチレングリコールエステル)(市販されているか、又は当業者に公知の方法によって調製してもよく、式中、A、R13、及びR14は、本明細書中に定義されるとおりである)との間のChan-Lamカップリング反応を実施して、対応するエーテル中間体42を与えることができる(スキーム4、工程a)。その後、MeOH、EtOH、THF、又はこれらの混合物等の溶媒中、そして、0℃~反応混合物の沸点の温度範囲、好ましくは約室温で、エステル部分を好適な塩基、例えば、水性の水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、又は水酸化カリウム、好ましくは水酸化リチウムでアルカリ加水分解して、タイプBの中間体を与える(工程b、スキーム4)。
タイプCの中間体(式中、R及びR10は、本明細書中に定義されるとおりであり、R8’は、アルコキシであり、そして、Bは、アリール、特にフェニルである)は、スキーム5に概説する一般的な合成手順によって例示され得る様々な条件によって調製することができる。
Figure 0007269943000040
ハロメチルアリール化合物50(式中、Bは、アリール、特にフェニルであり、そして、R及びR10は、本明細書中に定義されるとおりであり、そして、Yは、好適な脱離基、例えば、Cl、Br、I、又はOTfである)から出発して、NaCO、KCO、NaOH、KOH等の好適な塩基の存在下、MeOH、EtOH、iPrOH、nBuOH、tBuOH等の溶媒中、そして、室温~還流の温度範囲で、好ましくは還流で、アルコール分解を実施して、対応するエーテル中間体51(式中、R8’は、アルコキシであり、そして、R及びR10は、本明細書中に定義されるとおりである)を与える(スキーム5、工程a)。その後、MeOH、EtOH、THF、又はこれらの混合物等の溶媒中、そして、0℃~溶媒の沸点の温度範囲、好ましくは約室温で、好適な塩基、例えば、水酸化ナトリウム又はカリウム水溶液、好ましくは水酸化リチウムでアルカリ加水分解して、タイプCの中間体を与える(スキーム5、工程b)。
タイプDの中間体(式中、R11は、本明細書中に定義されるとおりであり、R12は、アルキル、シクロアルキル、又はヘテロシクリルであり、そして、Bは、二級アミノ基を含むヘテロアリールである)は、スキーム6に概説する一般的な合成手順によって例示され得る様々な条件によって調製することができる。
Figure 0007269943000041
DMF、THF、ジオキサン、又はこれらの混合物等の溶媒、好ましくはDMF中、そして、-78℃~室温の温度範囲、好ましくは0℃で、NaH、KH、NaHMDS、LiHMDS、又はLDA等の適切な塩基、好ましくはNaHで処理し、続いて、求電子剤、例えば、MeI、EtI、iPrI、又はCyPrI等のアルキル又はシクロアルキルのハロゲン化物を加えることによって、中間体60(式中、R11は、本明細書中に定義されるとおりであり、そして、環Bは、二級アミン基(即ち、例えばインドリルにおける「-NH-」)を含むヘテロアリールをN官能化して、対応するN官能化化合物61を与えることができる(スキーム6、工程a)(式中、R11は、本明細書中に定義されるとおりであり、そして、R12は、アルキル、シクロアルキル、又はヘテロシクリルである)。その後、MeOH、EtOH、THF、又はこれらの混合物等の溶媒中、そして、0℃~反応混合物の沸点の温度範囲、好ましくは約室温で、中間体61を好適な塩基、例えば、LiOH、NaOH、又はKOHの水溶液、好ましくはLiOH水溶液で加水分解して、タイプDのカルボン酸中間体を与える(工程b、スキーム6)。
タイプEの中間体(式中、R8’は、アルキル、シクロアルキルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、又はヘテロシクリルアルキルであり、R及びR10は、本明細書中に定義されるとおりであり、そして、Bは、アリール、特にフェニルである)は、スキーム7に概説する一般的な合成手順によって例示され得る様々な条件によって調製することができる。
Figure 0007269943000042
DMF、DCM、DCE、又はこれらの混合物、好ましくはDMF中、そして、室温~還流の温度範囲、好ましくは約40℃で、NaCO、KCO、又はCsCO等の適切な塩基で処理し、続いて、求電子剤、例えば、MeI、EtI、iPrI、ヨードメチルシクロプロパン、4-(クロロメチル)-1-メチル-ピラゾール又は4-(ブロモメチル)ピラゾール-1-カルボン酸tert-ブチル等のアルキル-、シクロアルキルアルキル-、アリールアルキル-、ヘテロアリールアルキル-、又はヘテロシクリルアルキルのハロゲン化物を加えることによって、中間体40(式中、Bは、アリール、特にフェニルであり、そして、R及びR10は、本明細書中に定義されるとおりである)をO-アルキル化して、対応するエーテル中間体62(スキーム7、工程a)(式中、R8’は、アルキル、シクロアルキルアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、及びヘテロシクリルアルキルからなる群から選択され、そして、R及びR10は、本明細書中に定義されるとおりである)を与えることができる。その後、MeOH、EtOH、THF、又はこれらの混合物等の溶媒中、そして、0℃~反応混合物の沸点の温度範囲、好ましくは約室温で、中間体62を好適な塩基、例えば、LiOH、NaOH、又はKOHの水溶液、好ましくはLiOH水溶液で加水分解して、タイプEのカルボン酸中間体を与える(スキーム7、工程b)。
タイプFの中間体(式中、R及びR10は、本明細書中に定義されるとおりであり、Bは、アリール、特にフェニルであり、Rは、アルキル、アリール、ヘテロアリール、又は基-N(R2122)(式中、R21及びR22は、独立して、水素、アルキル、アリール、及びヘテロアリールからなる群から選択されるか、又はR21及びR22は、これらが結合しているN原子と一緒になって、単環式若しくは二環式のヘテロシクロアルキルを形成する)である)は、スキーム8に概説する一般的な合成手順によって例示され得る様々な条件によって調製することができる。
Figure 0007269943000043
DMF又はDCM等の溶媒中、そして、0℃~室温の温度範囲で、ヒューニッヒ塩基又はTEA等の好適な塩基で処理し、続いて、TfO又はTfNPh、好ましくはTfNPhを加えることによって、中間体40(式中、Bは、アリール、特にフェニルであり、そして、R及びR10は、本明細書中に定義されるとおりである)のヒドロキシ基を、好適な脱離基、例えば、メシラート、トシラート、又は好ましくはトリフラート(OTf)に転換して、対応するトリフラート化合物70を与えることができる(スキーム8、工程a)。その後、適切な溶媒(例えば、ジオキサン、DME、水、トルエン、DMF、又はこれらの混合物)及び好適な塩基(例えば、NaCO、NaHCO、KF、KCO、又はNEt)中、室温~反応混合物の沸点の温度で、好適な触媒(例えば、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド、ジクロロ[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)-フェロセン]パラジウム(II)ジクロロメタン付加物、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、又はトリフェニルホスフィンとのパラジウム(II)酢酸塩)を使用して、アリールボロン酸又はエステル、アルキルボロン酸又はエステル、例えば、(E)-2-(2-シクロプロピルビニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロランと鈴木クロスカップリング反応させて、エステル化合物71を生成する(工程b)(式中、Rは、アルキル、アリール、及びヘテロアリールからなる群から選択され、そして、R及びR10は、本明細書中に定義されるとおりである)。最後に、MeOH、EtOH、THF、又はこれらの混合物等の溶媒中、そして、0℃~反応混合物の沸点の温度範囲、好ましくは約室温で、エステル部分を好適な塩基、例えば、水性の水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、又は水酸化カリウム、好ましくは水酸化リチウムでアルカリ加水分解して、タイプFの中間体を与える(工程c)。
或いは、Buchwald-Hartwig等のクロスカップリング反応を適用することによって、中間体70(式中、Bは、アリール、特にフェニルであり、Xは、好適な脱離基、例えば、Br、I(市販品)、又はOTf(上記工程aに従って合成)であり、そして、R及びR10は、本明細書中に定義されるとおりである)を中間体71に転換することもできる。KPO等の塩基の存在下、ジオキサン又はトルエン等の適切な溶媒中、室温から溶媒の沸点以下の温度範囲で、任意でマイクロ波加熱を適用しながら、Pd(dba)及びDavephos等の好適な触媒系を使用して、中間体70をタイプHN(R2122)の一級又は二級のアミン、例えば、2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタンで処理する(スキーム8、工程b)。最後に、MeOH、EtOH、THF、又はこれらの混合物等の溶媒中、そして、0℃~反応混合物の沸点の温度範囲、好ましくは約室温で、エステル部分を好適な塩基、例えば、水性の水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、又は水酸化カリウム、好ましくは水酸化リチウムでアルカリ加水分解して、タイプFの中間体を与える(工程c)。
一態様では、本発明は、本明細書中に記載の式(I)の化合物を製造するプロセスであって、
a)アミン13(式中、R、R、R、R、R、及びRは、本明細書中に記載のとおりである)
Figure 0007269943000044

を酸14(式中、Rは、本明細書中に記載のとおりである)
Figure 0007269943000045

と反応させるか;又は
b)アミン13(式中、R、R、R、R、R、及びRは、本明細書中に記載のとおりである)
Figure 0007269943000046

を酸塩化物15(式中、Rは、本明細書中に記載のとおりである)
Figure 0007269943000047

と反応させて、
該式(I)の化合物を形成する工程を含む、プロセスを提供する。
一実施態様では、本発明は、本明細書中に記載の式(I)の化合物を製造するプロセスであって、アミン13(式中、R、R、R、R、R、及びRは、本明細書中に記載のとおりである)
Figure 0007269943000048

を酸14(式中、Rは、本明細書中に記載のとおりである)
Figure 0007269943000049

と反応させて、該式(I)の化合物を形成することを含む、プロセスを提供する。
一実施態様では、本発明は、本明細書中に記載の式(I)の化合物を製造するプロセスであって、アミン13(式中、R、R、R、R、R、及びRは、本明細書中に記載のとおりである)
Figure 0007269943000050

を酸塩化物15(式中、Rは、本明細書中に記載のとおりである)
Figure 0007269943000051

と反応させて、該式(I)の化合物を形成することを含む、プロセスを提供する。
一態様では、本発明は、本明細書中に記載のプロセスのうちのいずれか1つに従って製造したときの、本明細書中に記載の式(I)の化合物を提供する。
MAGL阻害活性
本発明の化合物は、MAGL阻害剤である。したがって、一態様では、本発明は、哺乳類におけるMAGLを阻害するための、本明細書中に記載の式(I)の化合物の使用を提供する。
更なる態様では、本発明は、哺乳類におけるMAGLを阻害する方法において使用するための、本明細書中に記載の式(I)の化合物を提供する。
更なる態様では、本発明は、哺乳類におけるMAGLを阻害するための医薬を調製するための、本明細書中に記載の式(I)の化合物の使用を提供する。
更なる態様では、本発明は、哺乳類におけるMAGLを阻害する方法であって、有効量の本明細書中に記載の式(I)の化合物を該哺乳類に投与することを含む、方法を提供する。
4-ニトロフェニル酢酸の加水分解によって生じる4-ニトロフェノール(405~412nmで吸光する)を追うことによりMAGLの酵素活性を測定することによって、化合物をMAGL阻害活性についてプロファイリングした(G.G. Muccioli, G. Labar, D.M. Lambert, Chem. Bio. Chem. 2008, 9, 2704-2710)。このアッセイは、以後、「4-NPAアッセイ」と略される。
4-NPAアッセイは、384ウェルアッセイプレート(黒色、透明底、非結合表面処理、Corning Ref.3655)において合計体積40μLで実施した。ポリプロピレンプレートにおいて、3倍希釈段階で、化合物を100% DMSO(VWR Chemicals 23500.297)で希釈して、アッセイにおける最終濃度範囲25μM~1.7nMを与えた。化合物希釈物(100% DMSO) 1μLを、アッセイバッファ(50mM TRIS(GIBCO、15567-027)、1mM EDTA(Fluka、03690-100ml))中のMAGL(組み換え野生型)19μLに加えた。プレートを2000rpmで1分間振盪し(Variomag Teleshake)、次いで、RTで15分間インキュベートした。反応を開始させるために、6% EtOHを含むアッセイバッファ中の4-ニトロフェニル酢酸(Sigma N-8130) 20μLを加えた。アッセイにおける最終濃度は、1nM MAGL及び300μM 4-ニトロフェニル酢酸であった。振盪(1分間、2000rpm)及びRTで5分間インキュベートした後、1回目の405nmにおける吸光度測定を行った(Molecular Devices, SpectraMax Paradigm)。次いで、RTで80分間インキュベートした後、2回目の測定を実施した。2つの測定値から、1回目の測定値を2回目の測定値から減じることによって勾配を計算した。
或いは、天然基質である2-アラキドノイルグリセロールに加水分解により生じるアラキドン酸(質量分析により追うことができる)を追うことにより酵素活性を決定することによって、化合物をMAGL阻害活性についてプロファイリングしてもよい。このアッセイは、以後、「2-AGアッセイ」と略される。
2-AGアッセイは、384ウェルアッセイプレート(PP、Greinerカタログ番号784201)において合計体積20μLで実施した。ポリプロピレンプレートにおいて、3倍希釈段階で、化合物を100% DMSO(VWR Chemicals 23500.297)で希釈して、アッセイにおける最終濃度範囲12.5μM~0.8pMを与えた。化合物希釈物(100% DMSO) 0.25μLを、アッセイバッファ(50mM TRIS(GIBCO、15567-027)、1mM EDTA(Fluka、03690-100ml)、0.01%(v/v)Tween中のMAGL 9μLに加えた。振盪後、プレートをRTで15分間インキュベートした。反応を開始させるために、アッセイバッファ中の2-アラキドノイルグリセロール 10μLを加えた。アッセイにおける最終濃度は、50pM MAGL及び8μM 2-アラキドノイルグリセロールであった。振盪及びRTで30分間インキュベートした後、4μM d8-アラキドン酸を含有するアセトニトリル 40μLを加えることによって反応をクエンチした。三連四重極質量分析計(Agilent 6460)に接続されたオンラインSPEシステム(Agilent Rapidfire)によって、アラキドン酸の量を追跡した。C18 SPEカートリッジ(G9205A)を、アセトニトリル/水液体設定で使用した。アラキドン酸については303.1→259.1、そして、d8-アラキドン酸については311.1→267.0の質量遷移を追う、ネガティブエレクトロスプレーモードで質量分析計を動作させた。強度比[アラキドン酸/d8-アラキドン酸]に基づいて、化合物の活性を計算した。
Figure 0007269943000052

Figure 0007269943000053

Figure 0007269943000054

Figure 0007269943000055

Figure 0007269943000056

Figure 0007269943000057

Figure 0007269943000058

Figure 0007269943000059

Figure 0007269943000060

Figure 0007269943000061

Figure 0007269943000062

2-AGアッセイで測定;他に何も示されていない場合(即ち、)、4-NPAアッセイで活性を測定した。
一態様では、本発明は、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物及びそれらの薬学的に許容し得る塩であって、本明細書中に記載のMAGLアッセイにおいて測定したとき、MAGL阻害についてのIC50が25μM未満、好ましくは10μM未満、より好ましくは5μMである、式(Ie)の化合物及びその薬学的に許容し得る塩を提供する。
一実施態様では、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物及びそれらの薬学的に許容し得る塩は、本明細書中に記載のMAGLアッセイで測定したとき、0.000001μM~25μMのIC50(MAGL阻害)値を有し、特定の化合物は、0.000005μM~10μMのIC50値を有し、更に特定の化合物は、0.00005μM~5μMのIC50値を有する。
一実施態様では、本発明は、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物及びそれらの薬学的に許容し得る塩であって、MAGLについてのIC50が25μM未満、好ましくは10μM未満、より好ましくは5μMである、式(I)の化合物及びその薬学的に許容し得る塩を提供する。
一実施態様では、本発明は、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物及びそれらの薬学的に許容し得る塩であって、
a)DMSO中の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩の溶液を提供する工程と、
b)アッセイバッファ(50mM トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン;1mM エチレンジアミン四酢酸)中のMAGL(組み換え野生型)の溶液を提供する工程と、
c)工程a)の化合物溶液 1μLを工程b)のMAGL溶液 19μLに加える工程と、
d)2000rpmで1分間、混合物を振盪する工程と、
e)RTで15分間インキュベートする工程と、
f)アッセイバッファ(50mM トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン;1mM エチレンジアミン四酢酸、6% EtOH)中4-ニトロフェニル酢酸の溶液 20μLを加える工程と;
g)2000rpmで1分間、混合物を振盪する工程と、
h)RTで5分間インキュベートする工程と、
i)405nmにおける該混合物の吸光度を測定する工程(1回目)と、
j)RTで更に80分間インキュベートする工程と、
k)405nmにおける該混合物の吸光度を測定する工程(2回目)と、
l)k)において測定された吸光度からi)において測定された吸光度を減じ、そして、吸光度の勾配を計算する工程と
を含むアッセイであって、
i)工程f)後のアッセイにおける式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩の濃度が、25μM~1.7nMの範囲であり、
ii)工程f)後のアッセイにおけるMAGLの濃度が、1nMであり、
iii)工程f)後のアッセイにおける4-ニトロフェニル酢酸の濃度が、300μMであり、そして、
iv)工程a)~l)が少なくとも3回繰り返され、各回の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩の濃度が異なる、
アッセイにおいて測定したとき、MAGLについてのIC50が25μM未満、好ましくは10μM未満、より好ましくは5μMである、式(Ie)の化合物及びそれらの薬学的に許容し得る塩を提供する。
本発明の化合物の使用
一態様では、本発明は、治療的活性物質として使用するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を提供する。
更なる態様では、本発明は、哺乳類における神経炎症、神経変性疾患、疼痛、ガン、及び/又は精神障害を処置又は予防するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩の使用を提供する。
一実施態様では、本発明は、哺乳類における神経炎症及び/又は神経変性疾患を処置又は予防するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩の使用を提供する。
一実施態様では、本発明は、哺乳類における神経変性疾患を処置又は予防するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩の使用を提供する。
一実施態様では、本発明は、哺乳類におけるガンを処置又は予防するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩の使用を提供する。
一態様では、本発明は、哺乳類における多発性硬化症、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、外傷性脳損傷、神経毒性、脳卒中、てんかん、不安、偏頭痛、うつ病、ガン、及び/又は疼痛を処置又は予防するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩の使用を提供する。
好ましい実施態様では、本発明は、哺乳類における多発性硬化症、アルツハイマー病、及び/又はパーキンソン病を処置又は予防するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩の使用を提供する。
特に好ましい実施態様では、本発明は、哺乳類における多発性硬化症を処置又は予防するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩の使用を提供する。
一態様では、本発明は、哺乳類における神経炎症、神経変性疾患、疼痛、ガン、及び/又は精神障害の処置又は予防において使用するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を提供する。
一実施態様では、本発明は、哺乳類における神経炎症及び/又は神経変性疾患の処置又は予防において使用するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を提供する。
一実施態様では、本発明は、哺乳類におけるガンの処置又は予防において使用するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を提供する。
一実施態様では、本発明は、哺乳類における神経変性疾患の処置又は予防において使用するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を提供する。
一態様では、本発明は、哺乳類における多発性硬化症、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、外傷性脳損傷、神経毒性、脳卒中、てんかん、不安、偏頭痛、うつ病、ガン、及び/又は疼痛の処置又は予防において使用するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を提供する。
好ましい実施態様では、本発明は、哺乳類における多発性硬化症、アルツハイマー病、及び/又はパーキンソン病の処置又は予防において使用するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を提供する。
特に好ましい実施態様では、本発明は、哺乳類における多発性硬化症の処置又は予防において使用するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を提供する。
一態様では、本発明は、哺乳類における神経炎症、神経変性疾患、疼痛、ガン、及び/又は精神障害を処置又は予防するための医薬を調製するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩の使用を提供する。
一実施態様では、本発明は、哺乳類における神経炎症及び/又は神経変性疾患を処置又は予防するための医薬を調製するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩の使用を提供する。
一実施態様では、本発明は、哺乳類における神経変性疾患を処置又は予防するための医薬を調製するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩の使用を提供する。
一実施態様では、本発明は、哺乳類におけるガンを処置又は予防するための医薬を調製するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩の使用を提供する。
更なる態様では、本発明は、哺乳類における多発性硬化症、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、外傷性脳損傷、神経毒性、脳卒中、てんかん、不安、偏頭痛、うつ病、ガン、及び/又は疼痛を処置又は予防するための医薬を調製するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩の使用を提供する。
好ましい実施態様では、本発明は、哺乳類における多発性硬化症、アルツハイマー病、及び/又はパーキンソン病を処置又は予防するための医薬を調製するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩の使用を提供する。
特に好ましい実施態様では、本発明は、哺乳類における多発性硬化症を処置又は予防するための医薬を調製するための、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩の使用を提供する。
一態様では、本発明は、哺乳類における神経炎症、神経変性疾患、疼痛、ガン、及び/又は精神障害を処置するための方法であって、有効量の本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を該哺乳類に投与することを含む、方法を提供する。
一実施態様では、本発明は、哺乳類における神経炎症及び/又は神経変性疾患を処置するための方法であって、有効量の記載されている式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又は本明細書中におけるその薬学的に許容し得る塩を該哺乳類に投与することを含む、方法を提供する。
一実施態様では、本発明は、哺乳類における神経変性疾患を処置するための方法であって、有効量の記載されている式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又は本明細書中におけるその薬学的に許容し得る塩を該哺乳類に投与することを含む、方法を提供する。
一態様では、本発明は、哺乳類における多発性硬化症、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、外傷性脳損傷、神経毒性、脳卒中、てんかん、不安、偏頭痛、うつ病、及び/又は疼痛を処置するための方法であって、有効量の本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を該哺乳類に投与することを含む、方法を提供する。
好ましい実施態様では、本発明は、哺乳類における多発性硬化症、アルツハイマー病、及び/又はパーキンソン病を処置するための方法であって、有効量の本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を該哺乳類に投与することを含む、方法を提供する。
特に好ましい実施態様では、本発明は、哺乳類における多発性硬化症を処置するための方法であって、有効量の本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を該哺乳類に投与することを含む、方法を提供する。
一態様では、本発明は、哺乳類における神経炎症、神経変性疾患、疼痛、ガン、及び/又は精神障害を予防するための方法であって、有効量の本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を該哺乳類に投与することを含む、方法を提供する。
一実施態様では、本発明は、哺乳類における神経炎症及び/又は神経変性疾患を予防するための方法であって、有効量の記載されている式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又は本明細書中におけるその薬学的に許容し得る塩を該哺乳類に投与することを含む、方法を提供する。
一実施態様では、本発明は、哺乳類における神経変性疾患を予防するための方法であって、有効量の記載されている式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又は本明細書中におけるその薬学的に許容し得る塩を該哺乳類に投与することを含む、方法を提供する。
一態様では、本発明は、哺乳類における多発性硬化症、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、外傷性脳損傷、神経毒性、脳卒中、てんかん、不安、偏頭痛、うつ病、及び/又は疼痛を予防するための方法であって、有効量の本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を該哺乳類に投与することを含む、方法を提供する。
好ましい実施態様では、本発明は、哺乳類における多発性硬化症、アルツハイマー病、及び/又はパーキンソン病を予防するための方法であって、有効量の本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を該哺乳類に投与することを含む、方法を提供する。
特に好ましい実施態様では、本発明は、哺乳類における多発性硬化症を予防するための方法であって、有効量の本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩を該哺乳類に投与することを含む、方法を提供する。
医薬組成物及び投与
一態様では、本発明は、本明細書中に記載の式(Ie)の化合物、好ましくは式(I)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩と、治療的的に不活性な担体とを含む医薬組成物を提供する。
式(Ie)の化合物及びそれらの薬学的に許容し得る塩は、(例えば、医薬製剤の形態で)医薬として使用することができる。医薬製剤は、例えば、経口(例えば、錠剤、コーティング錠、糖衣錠、硬質及び軟質のゼラチンカプセル、液剤、乳剤、又は懸濁剤の形態)、経鼻(例えば、点鼻薬の形態)、又は経直腸(例えば、坐剤の形態)等、内用することができる。しかし、投与は、例えば、筋肉内又は静脈内(例えば、注射液の形態)等、非経口投与であってもよい。
式(Ie)の化合物及びそれらの薬学的に許容し得る塩は、錠剤、コーティング錠、糖衣錠、及び硬質ゼラチンカプセルを生産するために、薬学的に不活性である無機又は有機の補助剤を用いて加工してよい。乳糖、コーンスターチ又はその誘導体、タルク、ステアリン酸又はその塩等を、例えば、錠剤、糖衣錠、及び硬質ゼラチンカプセル用のそのような補助剤として用いることができる。
軟質ゼラチンカプセル用の好適な補助剤は、例えば、植物油、ワックス、脂肪、半固体物質、及び液体ポリオール等である。
液剤及びシロップ剤を生産するための好適な補助剤は、例えば、水、ポリオール、ショ糖、転化糖、グルコース等である。
注射液用の好適な補助剤は、例えば、水、アルコール、ポリオール、グリセロール、植物油等である。
坐剤用の好適な補助剤は、例えば、天然油又は硬化油、ワックス、脂肪、半固体又は液体のポリオール等である。
更に、医薬製剤は、保存剤、可溶化剤、増粘物質、安定剤、湿潤剤、乳化剤、甘味剤、着色剤、風味剤、浸透圧を変化させるための塩、バッファ、マスキング剤、又は酸化防止剤を含有していてもよい。また、該医薬製剤は、治療的に有益な更に他の物質を含有していてもよい。
投薬量は、広い限度範囲で変動してよく、そして、無論、それぞれの特定の症例における個々の要件に適合する。一般に、経口投与の場合、好ましくは1~3回の個別用量(例えば、同量からなってよい)に分割された、体重1kg当たり約0.1mg~20mg、好ましくは体重1kg当たり約0.5mg~4mg(例えば、約300mg/人)の日用量が適切であるはずである。しかし、これが適応であることが示されているとき、本明細書中で与えられる上限を超えてもよいことは明らかである。
本発明は、以下の実施例を参照することによってより十分に理解される。しかし、特許請求の範囲は、実施例の範囲に限定されると解釈されるべきではない。
調製例が鏡像異性体の混合物として得られる場合、本明細書中に記載の方法又は当業者に公知の方法(例えば、キラルクロマトグラフィー(例えば、キラルSFC)又は結晶化等)によって純粋な鏡像異性体を分離することができる。
全ての反応例及び中間体は、特に指定しない限り、アルゴン雰囲気下で調製した。
中間体I-1
7-オキソ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボン酸tert-ブチル
工程[A] 5-[(4-メトキシフェニル)メトキシ]ピリジン-2-カルボニトリル
0℃で冷却したDMF(1000mL)中の(4-メトキシフェニル)メタノール(75.5g、546.4mmol)の溶液に、鉱油中の65% NaH分散液(32.8g、819.6mmol)を少量ずつ加え、混合物をこの温度で30分間撹拌した。次に、3-ブロモ-6-ピリジンカルボニトリル(CAS RN 97483-77-7、100.0g、546.4mmol)を数回に分けて加え、反応混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を飽和NHCl水溶液(3000mL)に注ぎ、濾過し、そしてEtOAc(3×200mL)で洗浄した。合わせた有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、真空下で濃縮して、粗製の標題化合物(112g、85.3%)をピンク色の固体として与えた; MS(ESI):m/z=241.1 [M+H]
工程[B] [5-[(4-メトキシフェニル)メトキシ]-2-ピリジル]メタンアミン
メタノール(2000mL)中の5-[(4-メトキシフェニル)メトキシ]ピリジン-2-カルボニトリル(50.0g、208.1mmol)の溶液に、ラネーニッケル(10.0g、170.4mmol)を加え、続いて水酸化アンモニウム(20.0mL、266.7mmol)を加えた。次に、反応混合物を3.5barのH雰囲気下、12時間、50℃まで加熱した。混合物を濾過し、得られた濾液を真空下で濃縮して、粗製の標題化合物(50g、収率98.3%)を暗赤色の固体として与えた; MS(ESI):m/z=245.3 [M+H]
工程[C] 2-ブロモ-N-[[5-[(4-メトキシフェニル)メトキシ]-2-ピリジル]メチル]アセトアミド
0℃で冷却したDCM(200mL)中の[5-[(4-メトキシフェニル)メトキシ]-2-ピリジル]メタンアミン(43.6g、178.5mmol)の溶液に、EDCI(34.1g、178.5mmol)を加え、続いてブロモ酢酸(24.8g、178.5mmol)を数回に分けて加えて、反応混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を飽和NaHCO水溶液(200mL)に注いだ。有機層を分離し、更なる飽和NaHCO水溶液(3×50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空下で濃縮して、粗製の標題化合物(60.6g、収率93%)を暗赤色の油状物として与えた; MS(ESI):m/z=367.2 [M+2]
工程[D] 7-[(4-メトキシフェニル)メトキシ]-1,2,4,6,9,9a-ヘキサヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-3-オン
2-ブロモ-N-[[5-[(4-メトキシフェニル)メトキシ]-2-ピリジル]メチル]アセトアミド(11.60g、31.76mmol、1当量)を、CHCN(150mL)に溶解し、50℃で12時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮して溶媒を除去し、残留物をMeOH(150mL)に再溶解し、そして0℃まで冷却した。次に、水素化ホウ素ナトリウム(12.01g、317.5mmol)を反応混合物に注意深く加え、これを室温で12時間撹拌した。混合物を蒸発乾固し、残留物を、DCM中 1~10% MeOHの勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、粗生成物を与えた。次に、この物質をEtOAc(50mL)でトリチュレートし、濾過し、さらに高真空下で乾燥して、標題化合物(3.1g、33.9%)を黄色の固体として与えた; MS(ESI):m/z=289.1 [M+H]
工程[E] 7-[(4-メトキシフェニル)メトキシ]-2,3,4,6,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン
0℃で冷却したTHF(100mL)中の7-[(4-メトキシフェニル)メトキシ]-1,2,4,8,9,9a-ヘキサヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-3-オン(3.10g、10.7mmol)の溶液に、LiAlH(1.02g、26.9mmol)を注意深く加え、反応混合物を2時間、80℃まで加熱した。混合物を0℃まで冷却し、水(4mL)及び20% NaHCO水溶液(4mL)でクエンチした。混合物を濾過し、THF(3×20mL)で洗浄し、得られた濾液を真空下で濃縮して、粗製の標題化合物(2.9g、98%)を黄色の固体として与えた; MS(ESI):m/z=275.3 [M+H]
工程[F] 7-オキソ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボン酸tert-ブチル
DCM(50mL)中の7-[(4-メトキシフェニル)メトキシ]-2,3,4,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン(2.9g、10.6mmol)の溶液に、TFA(10.0mL、10.57mmol)を加え、反応混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮して溶媒を除去し、残留物をCHCN(50mL)に再溶解し、そして0℃まで冷却した。次に、NaCO(3.3g、31.13mmol)、続いてジ-tert-ブチルジカルボナート(6.8g、31.1mmol)を加えて、反応混合物を室温で12時間撹拌した。混合物を水(100mL)で希釈し、EtOAc(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を水(3×30mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥し、そして真空下で濃縮した。残留物を、PE中EtOAcの10~30%で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(2.62g、99.3%)を淡黄色の固体として与えた。
中間体I-2
2-(2-クロロ-3-メトキシベンゾイル)-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-7-オン
工程[A] (2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[7-[(4-メトキシフェニル)メトキシ]-1,3,4,6,9,9a-ヘキサヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン
0℃で冷却したDMF(50mL)中の2-クロロ-3-メトキシ安息香酸(2.94g、15.75mmol)及び7-[(4-メトキシフェニル)メトキシ]-2,3,4,6,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン(中間体I-1[E]、3.6g、13.12mmol)の溶液に、TEA(5.6mL、39.36mmol)、続いてTP(9.06g、19.68mmol)を加え、次に反応混合物を12時間、50℃まで加熱した。反応物を水(100mL)で希釈し、EtOAc(2×80mL)で抽出した。合わせた有機層を水(2×50mL)及びブライン(50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、そして真空下で濃縮した。残留物を、50~100% EtOAc-ヘプタンの勾配で溶離するシリカフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(3.9g、67.1%)を黄色の固体として与えた; MS(ESI):m/z=443.2 [M+H]
工程[B] 2-(2-クロロ-3-メトキシベンゾイル)-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-7-オン
0℃まで冷却したDCM(50mL)中の(2-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-[7-[(4-メトキシフェニル)メトキシ]-1,3,4,6,9,9a-ヘキサヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン(3.9g、8.8mmol)の溶液に、TFA(3.39mL、44mmol)を加え、次に反応混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、残留物をEtOAcに溶解し、飽和NaHCO水溶液(100mL)に注ぎ、そして水層をEtOAc(2×50mL)で抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、そしてエバポレーションした。残留物を、50~100% EtOAc-ヘプタンの勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(2.1g、73.9%)を淡黄色の泡状物として与えた。MS(ESI):m/z=341.2 [M+HO+H]
中間体I-3
2-[2-クロロ-3-(ジフルオロメトキシ)ベンゾイル]-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-7-オン
中間体I-3を、中間体I-2と同様に、しかし工程[A]では2-クロロ-3-(ジフルオロメトキシ)安息香酸(CAS RN 1427432-41-4)を用いて調製し、標題化合物をオフホワイトの泡状物として与えた。MS(ESI):m/z=377.2 [M+HO+H]
中間体I-4
2-[2-クロロ-3-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)ベンゾイル]-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-7-オン
中間体I-4を、中間体I-2と同様に、しかし工程[A]では2-クロロ-3-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)安息香酸(中間体E-1)を用いて調製し、標題化合物を無色の泡状物として与えた。MS(ESI):m/z=408.3 [M+HO+H]
中間体A-1
(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)オクタヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン
工程[A] 7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボン酸tert-ブチル
0℃で冷却したTHF(30mL)中の7-オキソ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボン酸tert-ブチル(中間体I-1、1.0g、3.93mmol)の溶液に、4-クロロフェニルマグネシウムブロミド(THF中 1M溶液、7.08mL、7.08mmol)を加え、反応混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を飽和NHCl水溶液(100mL)に注ぎ、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、そして真空下で濃縮した。残留物を、5%~25% EtOAc-PEの勾配で溶離するシリカフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(0.820g、56.8%)を淡黄色の油状物として与えた; MS(ESI):m/z=367.1 [M+H]
工程[B] 7-(4-クロロフェニル)-2,3,4,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン
DCM(25mL)中の7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボン酸tert-ブチル(0.820g、2.24mmol)の溶液に、メタンスルホン酸(5.0mL、164mmol)を加え、反応混合物を20℃で48時間撹拌した。混合物を飽和NaHCO水溶液(100mL)に注ぎ、DCM(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、真空下で濃縮して、粗製の標題化合物(0.560g,)を淡黄色の油状物として与えた; MS(ESI):m/z=249.1 [M+H]
工程[C] rac-(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-2,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン
EtOAc(60mL)中の7-(4-クロロフェニル)-2,3,4,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン(0.560g、約2.24mmol)及び酸化マグネシウム(0.272g、6.75mmol)の溶液に、Pd/C(0.250g、2.25mmol)を加え、混合物をH雰囲気下、室温で4時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮した。残留物を分取HPLC(MeCN及び水中のTFA 0.1%、0~30%)により精製し、そして生成物を含有する溶液を飽和NaHCO水溶液でpH約8に塩基性化し、続いてEtOAcで抽出した。有機相をNaSOで乾燥し、濾過し、真空下で濃縮して、標題化合物(0.180g、31.8%)をオフホワイトの泡状物として与えた; MS(ESI):m/z=251.1 [M+H]
工程[D] (7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-2,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン
7-(4-クロロフェニル)-2,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン(0.16g、0.640mmol)を、分取キラルHPLC(Daicel Chiralpak)により分離して、(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-2,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン(0.064g、36.3%)を淡黄色の固体として与えた; MS(ESI):m/z=251.0 [M+H]
中間体A-2
(7S,9aS)-7-(4-クロロフェニル)オクタヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン
7-(4-クロロフェニル)-2,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン(中間体A-1[C]、0.16g、0.64mmol)を、分取キラルHPLC(Daicel Chiralpack AY)により分離して、標題化合物(0.061g、33%)を淡黄色の固体として与えた; MS(ESI):m/z=251.0 [M+H]
中間体A-3
(7R,9aR)-7-フェニルオクタヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン
中間体A-3を、中間体A-1と同様に、しかし工程[A]でフェニルマグネシウムブロミド(THF中 1M溶液)を用いて調製し、標題化合物を白色の固体として与えた。MS(ESI):m/z=217.2 [M+H]
中間体A-4
rac-(7R,9aR)-7-(3,4-ジクロロフェニル)-2,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン
工程[A] 7-(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)-1,3,4,8,9,9a-ヘキサヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボン酸tert-ブチル
-78℃で冷却したTHF(10mL)中の7-オキソ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボン酸tert-ブチル(中間体I-1、0.5g、1.97mmol)の溶液に、THF中の1Mリチウムビス(トリメチルシリル)アミド溶液(2.36mL、2.36mmol)を滴加し、反応混合物をこの温度で1時間撹拌した。次に、THF(5mL)中のN-フェニルトリフルオロメタンスルホンイミド(0.77g、2.16mmol)の溶液を、室温まで温めた混合物に滴下し、そしてさらに3時間撹拌した。混合物を飽和NaCO水溶液(50mL)に注ぎ、EtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、そして濾液を真空下で濃縮した。残留物を、PE中 10~35% EtOAcの勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(0.62g、81.6%)を黄色の油状物として与えた; MS(ESI):m/z=331.5 [M+H]
工程[B] 7-(3,4-ジクロロフェニル)-1,3,4,8,9,9a-ヘキサヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボン酸tert-ブチル
密封管中で、3,4-ジクロロフェニルボロン酸(0.296g、1.55mmol)、7-(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)-1,3,4,8,9,9a-ヘキサヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボン酸tert-ブチル(0.6g、1.55mmol)、炭酸ナトリウム(0.658g、6.21mmol)を、ジオキサン(16mL)及び水(4mL)中で混合した。次に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.179g、0.160mmol)を加え、反応混合物を12時間、110℃まで加熱した。混合物を濾過し、得られた濾液を真空下で濃縮した。残留物を、PE中 10~25% EtOAcの勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(0.27g、45.4%)を淡黄色の油状物として与えた; MS(ESI):m/z=383.1 [M+H]
工程[C] 7-(3,4-ジクロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボン酸tert-ブチル
EtOAc(50mL)中の7-(3,4-ジクロロフェニル)-1,3,4,8,9,9a-ヘキサヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボン酸tert-ブチル(0.24g、0.630mmol)及び酸化マグネシウム(0.32g、7.94mmol)の溶液に、Pd/C(0.16g、1.76mmol)を加え、混合物をH雰囲気下、室温で4時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮して、粗製の標題化合物(0.25g)を淡黄色の油状物として与えた; MS(ESI):m/z=385.1 [M+H]
工程[D] rac-(7R,9aR)-7-(3,4-ジクロロフェニル)-2,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン
7-(3,4-ジクロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボン酸tert-ブチル(0.25g、約0.630mmol)の溶液に、ジオキサン中の4M HCl(10mL)を加え、反応混合物を室温で1時間撹拌した。溶液を真空下で濃縮し、残留物を分取HPLC(MeCN及び水中 TFA 0.1%、0~30%)により精製して、標題化合物(0.093g、35.9%)をTFA塩としてオフホワイトの固体として与えた; MS(ESI):m/z=285.0 [M+H]
中間体A-5
rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロ-フェニル)-2,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン
中間体A-5を、中間体A-4と同様に、しかし工程[B]で3-クロロ-4-フルオロフェニルボロン酸を用いて調製し、標題化合物をTFA塩としてオフホワイトの固体として与えた; MS(ESI):m/z=269.3 [M+H]
中間体A-6
rac-(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,2,3,4,6,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-7-オール
工程[A] 7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボン酸tert-ブチル
0℃で冷却したTHF(15mL)中の7-オキソ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボン酸tert-ブチル(中間体A-1、0.5g、1.97mmol)の溶液に、温度を5℃未満に保持しながら、THF中の1M 4-クロロフェニルマグネシウムブロミド溶液(3.54mL、3.54mmol)を滴加し、次に反応混合物を室温で一晩撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、飽和NHCl水溶液(10mL)に注ぎ、そしてEtOAc(25mL)で抽出した。有機層をブライン(10mL)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、そして真空下で濃縮した。残留物を、0~50% EtOAc-ヘプタンの勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(0.164g、22.7%)をピンク色の固体として与えた; MS(ESI):m/z=367.4 [M+H]
工程[B] 7-(4-クロロフェニル)-1,2,3,4,6,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-7-オール
ジオキサン(1.2mL)中の7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボン酸tert-ブチル(0.164g、0.447mmol)の溶液に、ジオキサン中の4M HCl(1.12mL、4.47mmol)を加え、反応混合物を室温で4時間撹拌した。溶媒を蒸発乾固し、さらに高真空で乾燥して、粗製の標題化合物(0.160g)を塩酸塩として黄色の油状物として与えた。MS:267.2(M+H)。
工程[C] rac-(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,2,3,4,6,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-7-オール
7-(4-クロロフェニル)-1,2,3,4,6,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-7-オール(0.160g)を、分取HPLCにより分離して、標題化合物(0.030g、25.2%)を黄色の泡状物として与えた; MS(ESI):m/z=267.2 [M+H]
中間体A-7
rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-1,2,3,4,6,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-7-オール
7-(4-クロロフェニル)-1,2,3,4,6,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-7-オール(中間体A-6[B]、0.160g)を、分取HPLCにより分離して、標題化合物(0.020g、15.9%)を黄色の油状物として与えた; MS(ESI):m/z=267.2 [M+H]
中間体B-1
2-クロロ-3-(3,5-ジフルオロフェノキシ)安息香酸
工程[A] 2-クロロ-3-(3,5-ジフルオロフェノキシ)安息香酸メチル
フラスコ中で、2-クロロ-3-ヒドロキシ-安息香酸メチル(0.1g、0.53mmol)、3,5-ジフルオロフェニルボロン酸(0.083g、0.53mmol)、酢酸銅(II)(0.095g、0.53mmol)、トリエチルアミン(0.07mL、0.53mmol)及びモレキュラーシーブを、DCM(10mL)中で混合し、反応混合物を室温で20時間撹拌した。反応混合物を濾過し、DCMで洗浄し、そして濾液を真空下で濃縮した。残留物を、0~10% EtOAc-ヘプタンの勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(0.035g、21%)を無色の液体として与えた。
[B] 2-クロロ-3-(3,5-ジフルオロフェノキシ)安息香酸
THF(2mL)、水(2mL)及びメタノール(2mL)の混合物中の2-クロロ-3-(3,5-ジフルオロフェノキシ)安息香酸メチル(0.03g、0.1mmol)の撹拌した溶液に、LiOH(0.021g、0.5mmol)を加え、反応混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。水層を、2N HCl水溶液でpH3まで酸性化し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、真空下で濃縮して、粗製の標題化合物(0.02g、69%)をオフホワイトの固体として与えた。
中間体B-2
2-クロロ-3-フェノキシ-安息香酸
中間体B-2を、中間体B-1と同様に、しかし工程[A]でフェニルボロン酸を用いて調製し、標題化合物を淡黄色の固体として与えた。
中間体C-1
2-ブロモ-3-(メトキシメチル)安息香酸
工程[A] 2-ブロモ-3-(メトキシメチル)安息香酸メチル
MeOH(2mL)中の2-ブロモ-3-(ブロモメチル)安息香酸メチル(CAS RN 750585-90-1、0.05g、0.162mmol)とKCO(0.22g、0.162mmol)との混合物を2時間、80℃まで加熱した。溶媒を真空下で除去し、残留物をEtOAcに溶解し、そして水で洗浄した。有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、そして真空下で濃縮した。残留物を、0~40% EtOAc-ヘプタンの勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(0.035g、83%)を無色の油状物として与えた。
工程[B] 2-ブロモ-3-(メトキシメチル)安息香酸
THF(0.5mL)中の2-ブロモ-3-(メトキシメチル)安息香酸メチル(0.032g、0.124mmol)の溶液に、1M LiOH水溶液(0.247mL、0.247mmol)を加え、反応混合物を室温で5時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、1M HClに注ぎ、そして水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、真空下で濃縮して、粗製の標題化合物(0.023g、76%)を無色の固体として与えた。MS(ESI):m/z=243.2 [M-H]
中間体D-1
4-クロロ-1-メチルピロロ[2,3-b]ピリジン-5-カルボン酸
工程[A] 4-クロロ-1-メチルピロロ[2,3-b]ピリジン-5-カルボン酸エチル
氷浴で0℃まで冷却したDMF(0.5mL)中の4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-カルボン酸エチル(0.050g、0.223mmol)の溶液に、鉱油中の65% NaH分散液(0.011g、0.289mmol)を加え、反応物をこの温度で10分間撹拌した。次に、ヨウ化メチル(0.018mL、0.289mmol)を加え、反応混合物を室温で1時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、飽和NHCl水溶液に注ぎ、そして水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、そしてエバポレーションした。残留物を、0~30% EtOAc-ヘプタンの勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(0.042g、79%)を無色の油状物として与えた。MS(ESI):m/z=239.2 [M+H]
工程[B] 4-クロロ-1-メチルピロロ[2,3-b]ピリジン-5-カルボン酸
THF(1mL)中の4-クロロ-1-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-カルボン酸エチル(0.04g、0.168mmol)の溶液に、1M LiOH水溶液(0.335mL、0.335mmol)を加え、混合物を室温で一晩撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、1M HCl水溶液に注ぎ、そして水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、蒸発乾固して、粗製の標題化合物(0.028g、79%)を白色の固体として与えた。MS(ESI):m/z=211.1 [M+H]
中間体D-2
4-クロロ-1-プロパン-2-イルピロロ[2,3-b]ピリジン-5-カルボン酸
工程[A] 4-クロロ-1-プロパン-2-イルピロロ[2,3-b]ピリジン-5-カルボン酸エチル
氷浴で0℃まで冷却したDMF(0.5mL)中の4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-カルボン酸エチル(0.050g、0.223mmol)の溶液に、鉱油中の65% NaH分散液(0.010g、0.267mmol)を加え、反応物をこの温度で10分間撹拌した。次に、2-ヨードプロパン(0.027mL、0.267mmol)を加え、反応混合物を室温で1時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、水に注ぎ、そして水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、そしてエバポレーションした。残留物を、0~30% EtOAc-ヘプタンの勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(0.034g、57%)を無色の油状物として与えた。MS(ESI):m/z=267.3 [M+H]
工程[B] 4-クロロ-1-プロパン-2-イルピロロ[2,3-b]ピリジン-5-カルボン酸
THF(1mL)中の4-クロロ-1-プロパン-2-イルピロロ[2,3-b]ピリジン-5-カルボン酸エチル(0.032g、0.120mmol)の溶液に、1M LiOH水溶液(0.240mL、0.240mmol)を加え、反応混合物を6時間、40℃まで加熱した。混合物をEtOAcで希釈し、1M HCl水溶液に注ぎ、そして水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、真空下で濃縮して、粗製の標題化合物(0.028g、97%)を白色の固体として与えた。MS(ESI):m/z=239.2 [M+H]
中間体D-3
1-イソプロピルインドール-4-カルボン酸
中間体D-3を、中間体D-2と同様に、しかし工程[A]で1H-インドール-4-カルボン酸メチルを用いて調製し、標題化合物を白色の固体として与えた。
中間体E-1
2-クロロ-3-プロパン-2-イルオキシ安息香酸
工程[A] 2-クロロ-3-プロパン-2-イルオキシ安息香酸メチル
DMF(1mL)中の2-クロロ-3-ヒドロキシ安息香酸メチル(0.1g、0.536mmol)の溶液に、CsCO(0.210g、0.643mmol)を加え、続いて2-ヨードプロパン(0.080mL、0.804mmol)を滴加して、反応混合物を2時間、40℃まで加熱した。混合物をEtOAcで希釈し、水に注ぎ、そして水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、そしてエバポレーションした。残留物を、0~20% EtOAc-ヘプタンの勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(0.111g、91%)を無色の液体として与えた。MS(ESI):m/z=229.1 [M+H]
工程[B] 2-クロロ-3-プロパン-2-イルオキシ安息香酸
中間体D-2[B]と同様にして調製して、標題化合物を白色の固体として与えた。MS(ESI):m/z=215.1 [M+H]
中間体E-2
2-クロロ-3-[(1-メチルピラゾール-4-イル)メトキシ]安息香酸
中間体E-2を、中間体E-1と同様に、しかし工程[A]で4-(クロロメチル)-1-メチル-1H-ピラゾール塩酸塩(CAS RN 735241-98-2)を用いて調製し、標題化合物を白色の固体として与えた。MS(ESI):m/z=267.3 [M+H]
中間体E-3
2-クロロ-3-(1,3-チアゾール-4-イルメトキシ)安息香酸
中間体E-3を、中間体E-1と同様に、しかし工程[A]で4-(クロロメチル)チアゾール塩酸塩(CAS RN 7709-58-2)を用いて調製し、標題化合物を白色の固体として与えた。MS(ESI):m/z=270.1 [M+H]
中間体E-4
2-クロロ-3-[[4-(メチルカルバモイル)フェニル]メトキシ]安息香酸
中間体E-4を、中間体E-1と同様に、しかし工程[A]で4-(クロロメチル)-N-メチルベンズアミド(CAS RN 220875-88-7)を用いて調製し、標題化合物を白色の固体として与えた; MS(ESI):m/z=320.1 [M+H]
中間体E-5
2-クロロ-3-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)安息香酸
中間体E-5を、中間体E-1と同様に、しかし工程[A]で1,1,1-トリフルオロ-2-ヨードエタンを用いて調製し、標題化合物を白色の固体として与えた; MS(ESI):m/z=253.2 [M-H]
中間体F-1
2-クロロ-3-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)安息香酸
工程[A] 2-クロロ-3-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)安息香酸メチル
密封管中で、3-ブロモ-2-クロロ安息香酸メチル(CAS RN 871224-19-0、0.250g、1mmol)、2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン(CAS RN 174-78-7、0.199g、2mmol)、KPO(0.425g、2mmol)、Pd(dba)(0.092g、0.1mmol)及びDavePhos(0.059g、0.150mmol)を、トルエン(4mL)中で合わせた。反応混合物をアルゴンで脱気し、次に、一晩、100℃まで加熱した。混合物を蒸発乾固し、残留物を0~50% EtOAc-ヘプタンの勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(0.21g、78.3%)を暗赤色の油状物として与えた。MS(ESI):m/z=268.3 [M+H]
工程[B] 2-クロロ-3-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)安息香酸
THF(5mL)中の2-クロロ-3-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)安息香酸メチル(0.21g、0.784mmol)の溶液に、1M LiOH水溶液(1.57mL、1.57mmol)を加え、反応混合物を4時間、50℃まで加熱した。混合物を、1M HCl水溶液でpH4まで酸性化し、2-メチルテトラヒドロフラン(50mL)に注ぎ、次にNaSOを過剰に加えた。混合物を1時間激しく撹拌し、濾過し、真空下で濃縮して、粗製の標題化合物(0.233g、93.7%)を淡黄色の固体として与えた。MS(ESI):m/z=254.2 [M+H]
中間体F-2
(E)-2-クロロ-3-(2-シクロプロピルビニル)安息香酸
工程[A] 2-クロロ-3-(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)安息香酸メチル
DCM(1mL)中の2-クロロ-3-ヒドロキシ安息香酸メチル(CAS RN 1125632-11-2、0.1g、0.536mmol)の溶液に、TEA(0.090mL、0.643mmol)を加え、続いて1,1,1-トリフルオロ-N-フェニル-N-((トリフルオロメチル)スルホニル)メタンスルホンアミド(0.307g、0.858mmol)を加えて、反応混合物を室温で6時間撹拌した。反応物をDCMで希釈し、水に注ぎ、そして水層をDCMで抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、そしてエバポレーションした。残留物を、0~100% EtOAc-ヘプタンの勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(0.15g、87.8%)を無色の油状物として与えた。MS(ESI):m/z=319.0 [M+H]
工程[B] (E)-2-クロロ-3-(2-シクロプロピルビニル)安息香酸メチル
密封管中で、2-クロロ-3-(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)安息香酸メチル(0.1g、0.314mmol)及び(E)-2-(2-シクロプロピルビニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(CAS RN 849061-99-0、0.067g、0.345mmol)を、DMF(1mL)中に混合した。次に、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(0.022g、0.031mmol)、続いて1M NaCO水溶液(0.941mL、0.941mmol)を加え、反応混合物を一晩、80℃まで加熱した。混合物をEtOAcで希釈し、Dicaliteのプラグに通して濾過し、そしてEtOAcで洗浄した。濾液をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、そして真空下でエバポレーションした。残留物を、0~20% EtOAc-ヘプタンの勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(0.022、29%)をオフホワイトの固体として与えた; MS(ESI):m/z=237.1 [M+H]
工程[C] (E)-2-クロロ-3-(2-シクロプロピルビニル)安息香酸
THF(0.75mL)中の(E)-2-クロロ-3-(2-シクロプロピルビニル)安息香酸メチル(0.022g、0.093mmol)の溶液に、1M LiOH水溶液(0.279mL、0.279mmol)を加え、反応混合物を50℃で一晩撹拌した。混合物を、2M HCl水溶液で酸性化し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、真空下で濃縮して、粗製の標題化合物(0.018、87%)を淡黄色の固体として与えた; MS(ESI):m/z=233.1 [M+H]
実施例1
[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(3-フェノキシフェニル)メタノン
フラスコ中で、(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)オクタヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン(中間体A-1、0.04g、0.160mmol)、3-フェノキシ安息香酸(0.034g、0.160mmol)及びHATU(0.073g、0.191mmol)を、DMF(0.5mL)中に混合した。次に、ヒューニッヒ塩基(0.084mL、0.479mmol)を加え、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応物をEtOAcで希釈し、水に注ぎ、そして水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し濾過し、そして真空下で濃縮した。残留物を、0~100% EtOAc-ヘプタンの勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(0.05g、70%)を無色のアモルファスの固体として与えた; MS(ESI):m/z=447.2 [M+H]
表2に列挙した以下の実施例を、示された中間体及び/又は市販の化合物を用いることにより、そして分取HPLC(Gemini NX column)、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィー又は分取キラルHPLC(Daicel Chiralpack column)のような記載された精製方法を用いて、実施例1の調製について記載した手順と同様にして調製した。
Figure 0007269943000063

Figure 0007269943000064

Figure 0007269943000065

Figure 0007269943000066

Figure 0007269943000067

Figure 0007269943000068

Figure 0007269943000069

Figure 0007269943000070

Figure 0007269943000071

Figure 0007269943000072

Figure 0007269943000073

Figure 0007269943000074

Figure 0007269943000075

Figure 0007269943000076

Figure 0007269943000077
実施例46及び47
[(7R,9aR)-7-(3,4-ジクロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン及び[(7S,9aS)-7-(3,4-ジクロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン
フラスコ中で、rac-(7R,9aR)-7-(3,4-ジクロロフェニル)-2,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン(中間体A-4、0.085g、0.210mmol)、DMF中のプロピルホスホン酸無水物50%溶液(0.108g、0.230mmol)及び2-ブロモ-3-メトキシ-安息香酸(0.052g、0.220mmol)を、DMF(2mL)中に混合し、氷浴で0℃まで冷却した。次に、ヒューニッヒ塩基(0.09mL、0.530mmol)を加え、反応混合物を室温で12時間撹拌した。混合物を飽和NaCO水溶液(10mL)で希釈し、EtOAc(3×10mL)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、そして真空下で濃縮した。残留物を、50~100% EtOAc-ヘプタンの勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、rac-(7R,9aR)-[7-(3,4-ジクロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシ-フェニル)メタノン(0.042g、39.6%)をオフホワイトの固体として与えた。この物質を、分取キラルHPLC(DAICEL CHIRALCEL OD(250mm*50mm、10um)、溶離剤:0.1% NH.HO IPA、60%)により分離して、それぞれ、[(7S,9aS)-7-(3,4-ジクロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシ-フェニル)メタノン(実施例47、0.014g、33.7%)及び[(7R,9aR)-7-(3,4-ジクロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシ-フェニル)メタノン(実施例46、0.015g、34.8%)を白色の固体として与えた; MS(ESI):m/z=499.2 [M+3H]
表3に列挙した以下の実施例を、示された中間体及び市販の化合物を反応させることにより、そして、分取HPLC(Gemini NX column)、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィーのような記載された精製方法、又は分取キラルHPLC又はSFCのようなキラル分離方法を用いて、実施例46及び47の調製について記載した手順と同様にして調製した。
Figure 0007269943000078
実施例50
4-[[3-[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボニル]-2-クロロフェノキシ]メチル]ピラゾール-1-カルボン酸tert-ブチル
DMF(1mL)中の[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-ヒドロキシフェニル)メタノン(実施例32、0.04g、0.108mmol)及びKCO(0.045g、0.324mmol)の溶液に、4-(ブロモメチル)-1H-ピラゾール-1-カルボン酸tert-ブチル(42.2mg、162μmol、当量:1.5)を加え、続いてKI(0.002g、0.011mmol)を加えて、反応混合物を一晩、60℃まで撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO水溶液に注ぎ、そして水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、そしてエバポレーションした。残留物を、0~100% EtOAc-ヘプタンの勾配で溶離するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物(0.035g、59%)を白色の泡状物として与えた。MS(ESI):m/z=551.5 [M+H]
実施例51
[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(1H-ピラゾール-4-イルメトキシ)フェニル]メタノン
MeOH(1mL)中の4-[[3-[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボニル]-2-クロロフェノキシ]メチル]ピラゾール-1-カルボン酸tert-ブチル(実施例50、0.032g、0.058mmol)の溶液に、ジオキサン中の4M HCl(0.073mL、0.290mmol)を加え、反応混合物を室温で3時間撹拌した。溶媒を蒸発乾固し、残留物をジイソプロピルエーテル中でトリチュレートし、濾別し、さらに高真空で乾燥して、標題化合物(0.02g、66%)を塩酸塩として白色の固体として与えた。MS:451.4(M+H)。
表4に列挙した以下の実施例を、実施例32及び示された市販の化合物を反応させることにより、そして、分取HPLC(Gemini NX column)又はシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーのような記載された精製方法を用いて、実施例50の調製について記載した手順と同様に調製した。
Figure 0007269943000079
実施例72及び73
(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン及び(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン.
0℃で冷却したTHF(10mL)中の2-(2-クロロ-3-メトキシ-ベンゾイル)-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-7-オン(中間体I-2、0.2g、0.620mmol)の溶液に、温度を5℃未満に保持しながら、THF中の1M 4-クロロフェニルマグネシウムブロミド溶液(1.86mL、1.86mmol)を滴加し、次に反応混合物を室温で3時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、飽和NHCl水溶液(30mL)に注ぎ、そしてEtOAc(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を水(2×30mL)、ブライン(10mL)で洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、そして真空下で濃縮した。残留物を、分取HPLCにより精製して、それぞれ、(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン(実施例72)及び(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン(実施例73)を淡黄色の固体として与えた; MS(ESI):m/z=435.3 [M+H]
実施例72-A及び72-B
[(7S,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-ヒドロキシ-フェニル)メタノン及び[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-ヒドロキシ-フェニル)メタノン
(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン(実施例72)を、分取キラルHPLC(DAICEL CHIRALCEL AY-3(50×4.6mm、3um)、溶離剤:MeOH中 0.05% DEA、40%)により分離して、それぞれ、[(7S,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-ヒドロキシ-フェニル)メタノン(実施例72-A、0.009g、4.2%)及び[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-ヒドロキシ-フェニル)メタノン(実施例72-B、0.012g、3.2%)を淡黄色の固体として与えた; MS(ESI):m/z=435.1 [M+H]
実施例73-A及び73-B
[(7S,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-ヒドロキシ-フェニル)メタノン及び[(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-ヒドロキシ-フェニル)メタノン
(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン(実施例73)を、分取キラルHPLC(DAICEL CHIRALCEL AD-3(50×4.6mm、3um)、溶離剤:MeOH中 0.05% DEA、40%)により分離して、それぞれ、[(7S,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メトキシ-フェニル)メタノン(実施例73-A、0.004g、1.4%)及び[(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メトキシ-フェニル)メタノン(実施例73-B、0.002g、0.7%)を淡黄色の固体として与えた; MS(ESI):m/z=435.3 [M+H]
表5に列挙した以下の実施例を、示された中間体及び市販の化合物を反応させることにより、そして、分取HPLC(Gemini NX column)、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィーのような記載された精製方法、又は分取キラルHPLC又はSFCのようなキラル分離方法を用いて、実施例72及び73の調製について記載した手順と同様にして調製した。
Figure 0007269943000080
実施例78
(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-フルオロ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン
-78℃で冷却したDCM(1mL)中の(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン(実施例73、0.2g、0.460mmol)の溶液に、DAST(1.11g、6.89mmol)を注意深く滴加し、反応混合物をこの温度で3時間撹拌した。混合物をDCMで希釈し、飽和NaCO水溶液(30mL)に注ぎ、そして水層をDCM(3×30mL)で抽出した。合わせた有機物を水(2×20mL)、ブライン(20mL)で洗浄し、NaSOで乾燥し、そして真空下で濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製して、標題化合物(0.023g、10.8%)をピンク色の固体として与えた; MS(ESI):m/z=437.2 [M+H]
実施例79
(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-フルオロ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン
実施例79を、実施例78と同様に、しかし(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン(実施例72)を用いて調製し、標題化合物(0.010g、4.8%)を淡黄色の固体として与えた; MS(ESI):m/z=437.2 [M+H]
実施例80
(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-メトキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン
0℃で冷却したTHF(1mL)中の(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン(実施例72、0.190g、0.440mmol)の溶液に、鉱油中の65% NaH分散液(0.035g、0.870mmol)を加え、反応混合物を30分間撹拌した。次に、MeI(0.186g、1.31mmol)を加え、反応混合物を室温で12時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、飽和NHCl水溶液(20mL)に注ぎ、そして水層をEtOAc(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を水(2×10mL)、ブライン(10mL)で洗浄し、NaSOで乾燥し、そして真空下で濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製して、標題化合物(0.037g、18.6%)を白色の固体として与えた; MS(ESI):m/z=449.3 [M+H]
実施例81
(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-メトキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン
実施例81を、実施例80と同様に、しかし(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン(実施例73)を用いて調製し、標題化合物(0.015g、7.1%)を白色の固体として与えた; MS(ESI):m/z=449.2 [M+H]
実施例82及び83
(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-メチル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン及び(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aR)-7-メチル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン
工程[A] (2-クロロ-3-メトキシフェニル)(7-メチレンヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2(6H)-イル)メタノン
0℃で冷却したTHF(10mL)中のメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(0.283g、1.02mmol)の溶液に、THF中の1Mリチウムビス(トリメチルシリル)アミド溶液(1.39mL、1.39mmol)を滴加し、反応混合物を1時間撹拌した。次に、THF(5mL)中の2-(2-クロロ-3-メトキシ-ベンゾイル)-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-7-オン(中間体I-2、0.3g、0.930mmol)の溶液を滴加し、次に混合物を室温まで放温し、2時間撹拌した。混合物をEtOACで希釈し、飽和NHCl水溶液(10mL)に注ぎ、そしてEtOAc(3×5mL)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濾過し、そして真空下で濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製して、標題化合物(0.080g、26.8%)を淡黄色の油状物として与えた。MS(ESI):m/z=321.0 [M+H]
工程[B] (2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-メチル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン及び(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aR)-7-メチル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン
EtOAc(5mL)中の(2-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-(7-メチレン-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル)メタノン(0.6g、0.190mmol)及び酸化マグネシウム(0.038g、0.940mmol)の溶液に、湿潤Pd/C(CAS RN 7440-05-3、0.030g)を加え、反応混合物をH雰囲気下、室温で4時間撹拌した。混合物を濾別し、濾液を真空下で濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製して、それぞれ、(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-メチル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン(実施例82、0.019g、31.4%)及び(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aR)-7-メチル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン(実施例83、0.008g、12.4%)を白色の固体として与えた; MS(ESI):m/z=323.1 [M+H]
実施例84
(2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-(2-メチルプロポキシ)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン
工程[A] (2-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-[(4-メトキシフェニル)メトキシ]-9a-メチル-3,4,6,7,8,9-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン
メタノール(10mL)中の(2-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-[7-[(4-メトキシフェニル)メトキシ]-1,3,4,6,9,9a-ヘキサヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン(中間体I-2[A]、0.6g、1.35mmol)及び酸化マグネシウム(0.120g、1.35mmol)の溶液に、湿潤Pd/C(CAS RN 7440-05-3、0.06g)を加え、反応混合物をH雰囲気下、室温で12時間撹拌した。混合物を濾別し、濾液を真空下で濃縮して、粗製の標題化合物(0.6g、99.5%)を黄色の油状物として得た; MS(ESI):m/z=445.3 [M+H]
工程[B] (2-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-ヒドロキシ-9a-メチル-3,4,6,7,8,9-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン
1,4-ジオキサン(10mL)中の2-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-[(4-メトキシフェニル)メトキシ]-9a-メチル-3,4,6,7,8,9-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン(0.5g、1.12mmol)及びパラ-トルエンスルホンアミド(0.104g、0.560mmol)の溶液に、トリフル酸(triflic acid)(0.084.g、0.560mmol)を滴加し、反応混合物を室温で12時間撹拌した。混合物を真空下で濃縮し、残留物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、粗製の標題化合物(0.45g)を無色の固体として与えた; MS(ESI):m/z=325.1 [M+H]
工程[C] (2-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-[rac-(7R,9aS)-9a-メチル-7-(2-メチルアリルオキシ)-3,4,6,7,8,9-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン
0℃に冷却したDMF(1mL)中の(2-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-ヒドロキシ-9a-メチル-3,4,6,7,8,9-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン(0.1g、粗製)の溶液に、鉱油中の65% NaH分散液(0.015g、0.370mmol)を少量ずつ加え、反応混合物を30分間撹拌した。次に、3-ブロモ-2-メチルプロペン(0.125g、0.920mmol)を加え、反応混合物を室温で12時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、水(10mL)に注ぎ、そしてEtOAc(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を水(2×10mL)、ブライン(10mL)で洗浄し、NaSOで乾燥し、真空下で濃縮して、粗製の標題化合物(0.1g、85.7%)を無色の固体として与えた; MS(ESI):m/z=379.3 [M+H]
工程[D] (2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-(2-メチルプロポキシ)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン
メタノール(10mL)中の(2-クロロ-3-メトキシ-フェニル)-[rac-(7R,9aS)-9a-メチル-7-(2-メチルアリルオキシ)-3,4,6,7,8,9-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン(0.1g、0.260mmol)及び酸化マグネシウム(0.03g、0.750mmol)の溶液に、湿潤Pd/C(CAS RN 7440-05-3、0.01g)を加え、反応混合物をH雰囲気下、室温で12時間撹拌した。混合物を濾別し、濾液を真空下で濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製して、標題化合物(0.033g、31.9%)を無色の固体として与えた; MS(ESI):m/z=381.1 [M+H]
実施例85
(1,3-ジメチルチエノ[2,3-c]ピラゾール-5-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン
実施例85を、例えば実施例60と同様にし、中間体A-5及び1,3-ジメチルチエノ[2,3-c]ピラゾール-5-カルボン酸から出発して、調製した。
実施例86
式(I)の化合物は、それ自体公知の方法で、下記の組成の錠剤の製造用の活性成分として使用することができる:
1錠当たり
活性成分 200mg
微結晶性セルロース 155mg
トウモロコシデンプン 25mg
タルク 25mg
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 20mg
425mg
実施例87
式(I)の化合物は、それ自体公知の方法で、以下の組成のカプセル剤の製造用の活性成分として使用することができる:
1カプセル当たり
活性成分 100.0mg
トウモロコシデンプン 20.0mg
ラクトース 95.0mg
タルク 4.5mg
ステアリン酸マグネシウム 0.5mg
220.0mg

Claims (33)

  1. 式(Ie)の化合物
    Figure 0007269943000081

    又はその薬学的に許容し得る塩
    (式中、
    1aは、
    (i)C1-6-アルキル;
    (ii)C1-6-アルコキシ;並びに
    (iii)R、R、R、R、及びR、又はその組み合わせで置換されているアリール
    からなる群から選択され;
    は、
    (i)R、R、及びR10で置換されているアリール;並びに
    (ii)R11及びR12で置換されているヘテロアリール
    からなる群から選択され;
    、R、R、R、及びRのそれぞれは、独立して、水素、ハロゲン、アルコキシ、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、-NH-アルキル、-N(アルキル)、及びシアノからなる群から選択され;
    は、水素、ハロゲン、アルコキシ、シクロアルキルオキシ、及びヒドロキシからなる群から選択され;
    、R、R10、R11、及びR12のそれぞれは、独立して、水素、ヒドロキシ、アルコキシ、シアノ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルスルファニル、アミノ、-NH-アルキル、-N(アルキル)、-NH-アリール、-NH-ヘテロアリール、及び基
    Figure 0007269943000082

    からなる群から選択され;
    13は、水素、ハロゲン、アルキル、オキソ、カルバモイル、置換カルバモイル、及びアルコキシカルボニルからなる群から選択され、該置換カルバモイルは、窒素原子において、1~2個のアルキル置換基で置換され;
    14は、水素又はハロゲンであり;
    Lは、共有結合、-CH=CH-、-O-、-CHO-、-OCH-、-CH-、及び-CHCH-からなる群から選択され;そして、
    Aは、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、及びヘテロシクリルからなる群から選択されるが;
    ただし、式(Ie)の化合物は、(4-フルオロフェニル)-[7-(4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノンではない)。
  2. 式(I)の化合物
    Figure 0007269943000083

    (式中、
    は、
    (i)R、R、及びR10で置換されているアリール;並びに
    (ii)R11及びR12で置換されているヘテロアリール
    からなる群から選択され;
    、R、R、R、及びRのそれぞれは、独立して、水素、ハロゲン、アルコキシ、ハロアルコキシ、ヒドロキシ、アミノ、-NH-アルキル、-N(アルキル)、及びシアノからなる群から選択され;
    は、水素、ハロゲン、アルコキシ、シクロアルキルオキシ、及びヒドロキシからなる群から選択され;
    、R、R10、R11、及びR12のそれぞれは、独立して、水素、ヒドロキシ、アルコキシ、シアノ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルキルスルファニル、アミノ、-NH-アルキル、-N(アルキル)、-NH-アリール、-NH-ヘテロアリール、及び基
    Figure 0007269943000084

    からなる群から選択され;
    13は、水素、ハロゲン、アルキル、カルバモイル、置換カルバモイル、及びアルコキシカルボニルからなる群から選択され、前記置換カルバモイルは、窒素原子において、1~2個のアルキル置換基で置換され;
    14は、水素又はハロゲンであり;
    Lは、共有結合、-CH=CH-、-O-、-CHO-、-OCH-、-CH-、及び-CHCH-からなる群から選択され;そして、
    Aは、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、及びヘテロシクリルからなる群から選択される)
    である請求項1記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩
  3. 式(Ia)の化合物
    Figure 0007269943000085

    (式中、R、R、R、R、R、R、及びRは、請求項1に定義されるとおりである)
    である請求項1記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩
  4. 式(Ib)の化合物
    Figure 0007269943000086

    (式中、R、R、R、R、R、R、及びRは、請求項1に定義されるとおりである)
    である請求項1記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩
  5. 式(Ic)の化合物
    Figure 0007269943000087

    (式中、R、R、R、R、R、R、及びRは、請求項1に定義されるとおりである)
    である請求項1記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩
  6. 式(Id)の化合物
    Figure 0007269943000088

    (式中、R、R、R、R、R、R、及びRは、請求項1に定義されるとおりである)
    である請求項1記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩
  7. が、
    (i)R、R、及びR10で置換されているアリール;並びに
    (ii)R11及びR12で置換されているヘテロアリール
    からなる群から選択され;
    が、ヒドロキシ、アルコキシ、シアノ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、及び基
    Figure 0007269943000089

    からなる群から選択され;
    が、水素又はハロゲンであり;
    10が、水素又はハロゲンであり;
    11が、水素、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、及びアルキルスルファニルからなる群から選択され;
    12が、水素、ハロゲン、及びアルキルからなる群から選択され;
    13が、水素、ハロゲン、アルキル、カルバモイル、置換カルバモイル、及びアルコキシカルボニルからなる群から選択され、該置換カルバモイルが、窒素原子において、1~2個のアルキル置換基で置換され;
    14が、水素又はハロゲンであり;
    Lが、共有結合、-CH=CH-、-O-、及び-CHO-からなる群から選択され;そして、
    Aが、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、及びヘテロシクリルからなる群から選択される、請求項1~6のいずれか一項記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩。
  8. が、
    (i)R、R、及びR10で置換されているアリール;並びに
    (ii)R11及びR12で置換されているヘテロアリール
    からなる群から選択され;
    が、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキル、及び基
    Figure 0007269943000090

    からなる群から選択され;
    が、ハロゲンであり;
    10が、水素又はハロゲンであり;
    11が、水素、アルキル、及びアルキルスルファニルからなる群から選択され;
    12が、水素、ハロゲン、及びアルキルからなる群から選択され;
    13が、水素であり;
    14が、水素であり;
    Lが、共有結合又は-CHO-であり;そして、
    Aが、ヘテロアリール又はヘテロシクリルである、請求項1~6のいずれか一項記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩。
  9. が、
    (i)R、R、及びR10で置換されているフェニル;並びに
    (ii)R11及びR12で置換されており、インドリル、ピロロ[2,3-b]ピリジル、1,3-ベンゾチアゾリル、チアゾロ[5,4-b]ピリジル、1H-インダゾール-5-イル、チエノ[2,3-b]ピリジン-5-イル、及びピラゾロ[3,4-b]ピリジルからなる群から選択されるヘテロアリール
    からなる群から選択され;
    が、メトキシ、2,2,2-トリフルオロエトキシ、メチル、及び基
    Figure 0007269943000091

    からなる群から選択され;
    が、Cl又はBrであり;
    10が、水素又はFであり;
    11が、水素、メチル、及びメチルスルファニルからなる群から選択され;
    12が、水素、Cl、及びメチルからなる群から選択され;
    13が、水素であり;
    14が、水素であり;
    Lが、共有結合又は-CHO-であり;そして、
    Aが、チアゾリル、ピラゾリル、又は2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イルである、請求項1~6のいずれか一項記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩。
  10. が、水素である、請求項1~9のいずれか一項記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩。
  11. が、水素及びハロゲンからなる群から選択される、請求項1~10のいずれか一項記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩。
  12. が、水素及びClからなる群から選択される、請求項1~9のいずれか一項記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩
  13. が、水素及びハロゲンからなる群から選択される、請求項1~12のいずれか一項記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩。
  14. が、水素、F、及びClからなる群から選択される、請求項1~12のいずれか一項記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩。
  15. が水素である、請求項1~14のいずれか一項記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩。
  16. が水素である、請求項1~15のいずれか一項記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩。
  17. が、水素、F、メトキシ、及びヒドロキシからなる群から選択される、請求項1~16のいずれか一項記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩。
  18. 1aが、
    (i)C1-6-アルキル;
    ii)C1-6-アルコキシ;並びに
    iii)R、R、R、R、及びR、又はその可能な組み合わせで置換されているアリール
    からなる群から選択され;
    が、
    (i)R、R、及びR10で置換されているアリール;並びに
    (ii)R11及びR12で置換されているヘテロアリール
    からなる群から選択され;
    、R、及びRが、水素であり;
    及びRが、独立して、水素及びハロゲンからなる群から選択され;
    が、水素、ハロゲン、アルコキシ、及びヒドロキシからなる群から選択され;
    が、ヒドロキシ、アルコキシ、シアノ、アルコキシアルキル、ハロアルコキシ、ハロゲン、アルキル、ハロアルキル、及び基
    Figure 0007269943000092

    からなる群から選択され;
    が、水素又はハロゲンであり;
    10が、水素又はハロゲンであり;
    11が、水素、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、及びアルキルスルファニルからなる群から選択され;
    12が、水素、ハロゲン、及びアルキルからなる群から選択され;
    13が、水素、ハロゲン、アルキル、カルバモイル、置換カルバモイル、及びアルコキシカルボニルからなる群から選択され、該置換カルバモイルが、窒素原子において、1~2個のアルキル置換基で置換され;
    14が、水素又はハロゲンであり;
    Lが、共有結合、-CH=CH-、-O-、及び-CHO-からなる群から選択され;そして、
    Aが、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、及びヘテロシクリルからなる群から選択される、請求項1記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩。
  19. 1aが、R、R、R、R、及びR、又はその可能な組み合わせで置換されているアリールであり;
    が、
    (i)R、R、及びR10で置換されているアリール;並びに
    (ii)R11及びR12で置換されているヘテロアリール
    からなる群から選択され;
    、R、及びRが、水素であり;
    及びRが、独立して、水素及びハロゲンからなる群から選択され;
    が、水素、ハロゲン、アルコキシ、及びヒドロキシからなる群から選択され;
    が、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキル、及び基
    Figure 0007269943000093

    からなる群から選択され;
    が、ハロゲンであり;
    10が、水素又はハロゲンであり;
    11が、水素、アルキル、及びアルキルスルファニルからなる群から選択され;
    12が、水素、ハロゲン、及びアルキルからなる群から選択され;
    13が、水素であり;
    14が、水素であり;
    Lが、共有結合又は-CHO-であり;そして、
    Aが、ヘテロアリール又はヘテロシクリルである、請求項1記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩。
  20. 1aが、R、R、R、R、及びR、又はその可能な組み合わせで置換されているフェニルであり;
    が、
    (i)R、R、及びR10で置換されているフェニル、並びに
    (ii)R11及びR12で置換されており、インドリル、ピロロ[2,3-b]ピリジル、1,3-ベンゾチアゾリル、チアゾロ[5,4-b]ピリジル、1H-インダゾール-5-イル、チエノ[2,3-b]ピリジン-5-イル、及びピラゾロ[3,4-b]ピリジルからなる群から選択されるヘテロアリール
    からなる群から選択され;
    、R、及びRが、水素であり;
    が、水素及びClからなる群から選択され;
    が、水素、F、及びClからなる群から選択され;
    が、水素、F、メトキシ、及びヒドロキシからなる群から選択され;
    が、メトキシ、2,2,2-トリフルオロエトキシ、メチル、及び基
    Figure 0007269943000094

    からなる群から選択され;
    が、Cl又はBrであり;
    10が、水素又はFであり;
    11が、水素、メチル、及びメチルスルファニルからなる群から選択され;
    12が、水素、Cl、及びメチルからなる群から選択され;
    13が、水素であり;
    14が、水素であり;
    Lが、共有結合又は-CHO-であり;そして、
    Aが、チアゾリル、ピラゾリル、又は2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イルである、請求項1記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩。
  21. [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(3-フェノキシフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メチルフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン;塩酸塩;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[3-(3,5-ジフルオロフェノキシ)フェニル]メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メトキシフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-メトキシフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-(トリフルオロメトキシ)フェニル]メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1H-インドール-4-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-フルオロ-3-メチルフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル]メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-4-フルオロ-3-メチルフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(3-クロロ-2-メチルフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-6-メチルピリジン-3-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2,4-ジメチル-1,3-ベンゾチアゾール-5-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(7-クロロ-2-メチルスルファニル-[1,3]チアゾロ[5,4-b]ピリジン-6-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1-ベンゾチオフェン-4-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メチルフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-(トリフルオロメチル)フェニル]メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-フェノキシフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メチルフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メチルフェニル)メタノン;塩酸塩;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-5-フルオロ-3-メチルフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-ブロモ-3-(メトキシメチル)フェニル]メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1H-インドール-4-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1-メチルインドール-4-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-ヒドロキシフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(3-メチルチエノ[3,2-c]ピリジン-7-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1-メチル-2,3-ジヒドロインドール-4-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1-プロパン-2-イルインドール-4-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-プロパン-2-イルオキシフェニル)メタノン;塩酸塩;
    3-[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボニル]-2-クロロベンゾニトリル;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1-メチルピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-[(1-メチルピラゾール-4-イル)メトキシ]フェニル]メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1-プロパン-2-イルピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
    [(7S,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1-ベンゾフラン-4-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(3-クロロ-2-メトキシピリジン-4-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1-メチルピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(1,3-チアゾール-4-イルメトキシ)フェニル]メタノン;
    4-[[3-[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボニル]-2-クロロフェノキシ]メチル]-N-メチルベンズアミド;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1-メチルピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(3,4-ジクロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン;
    [(7S,9aS)-7-(3,4-ジクロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)フェニル]メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-イミダゾ[1,2-a]ピリジン-5-イルメタノン;
    4-[[3-[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボニル]-2-クロロフェノキシ]メチル]ピラゾール-1-カルボン酸tert-ブチル;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(1H-ピラゾール-4-イルメトキシ)フェニル]メタノン;塩酸塩;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(ピリダジン-3-イルメトキシ)フェニル]メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(ピリジン-4-イルメトキシ)フェニル]メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(ピリジン-3-イルメトキシ)フェニル]メタノン;
    3-[(E)-2-[4-[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボニル]フェニル]ビニル]-2-ブロモ-N-メチル-ベンズアミド;
    3-[(E)-2-[4-[(7S,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボニル]フェニル]ビニル]-2-ブロモ-N-メチル-ベンズアミド;
    3-[(E)-2-[4-[(7S,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボニル]-3-ブロモ-フェニル]ビニル]-N-メチル-ベンズアミド;
    3-[(E)-2-[4-[(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボニル]-3-ブロモ-フェニル]ビニル]-N-メチル-ベンズアミド;
    [(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メトキシフェニル)メタノン;
    [(7S,9aS)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メトキシフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-[(E)-2-シクロプロピルエテニル]フェニル]メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-5-メトキシピリジン-3-イル)メタノン;
    (4-クロロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
    [(7S,9aS)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
    (3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    [(7S,9aS)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メタノン;
    (3-メチル-[1,2,4]トリアゾロ[4,3-a]ピリジン-6-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    (3-クロロイミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    (4-クロロチエノ[2,3-b]ピリジン-5-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロチエノ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
    [(7S,9aS)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロチエノ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
    (4-クロロ-3-メチル-[1,2]オキサゾロ[5,4-b]ピリジン-5-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-3-メチル-[1,2]オキサゾロ[5,4-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
    [(7S,9aS)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-3-メチル-[1,2]オキサゾロ[5,4-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
    (4-クロロ-1H-インダゾール-5-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    [2-クロロ-3-(ジフルオロメトキシ)フェニル]-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    [(7S,9aS)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(ジフルオロメトキシ)フェニル]メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(ジフルオロメトキシ)フェニル]メタノン;
    (4-クロロ-3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    (4-クロロ-[1,2]チアゾロ[5,4-b]ピリジン-5-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    (6-アミノ-4-クロロピリジン-3-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    (4-クロロ-3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    (4-クロロ-3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    [(7S,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メタノン;
    [(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メタノン;
    (2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    [(7S,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メトキシフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メトキシフェニル)メタノン;
    (2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    [(7S,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メトキシフェニル)メタノン;
    [(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メトキシフェニル)メタノン;
    [2-クロロ-3-(ジフルオロメトキシ)フェニル]-[rac-(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    [2-クロロ-3-(ジフルオロメトキシ)フェニル]-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    [2-クロロ-3-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)フェニル]-[rac-(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    [2-クロロ-3-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)フェニル]-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    (2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-フルオロ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    (2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-フルオロ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    (2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-メトキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    (2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-メトキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    (2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-メチル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    (2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aR)-7-メチル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    (2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-(2-メチルプロポキシ)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;及び
    (1,3-ジメチルチエノ[2,3-c]ピラゾール-5-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    からなる群から選択される、請求項1記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩。
  22. [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(3-フェノキシフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メチルフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン;塩酸塩;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[3-(3,5-ジフルオロフェノキシ)フェニル]メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メトキシフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-メトキシフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-(トリフルオロメトキシ)フェニル]メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1H-インドール-4-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-フルオロ-3-メチルフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル]メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-4-フルオロ-3-メチルフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(3-クロロ-2-メチルフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-6-メチルピリジン-3-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2,4-ジメチル-1,3-ベンゾチアゾール-5-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(7-クロロ-2-メチルスルファニル-[1,3]チアゾロ[5,4-b]ピリジン-6-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1-ベンゾチオフェン-4-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メチルフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-(トリフルオロメチル)フェニル]メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-フェノキシフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メチルフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メチルフェニル)メタノン;塩酸塩;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-5-フルオロ-3-メチルフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-ブロモ-3-(メトキシメチル)フェニル]メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1H-インドール-4-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1-メチルインドール-4-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-ヒドロキシフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(3-メチルチエノ[3,2-c]ピリジン-7-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1-メチル-2,3-ジヒドロインドール-4-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1-プロパン-2-イルインドール-4-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-プロパン-2-イルオキシフェニル)メタノン;塩酸塩;
    3-[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボニル]-2-クロロベンゾニトリル;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1-メチルピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-[(1-メチルピラゾール-4-イル)メトキシ]フェニル]メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1-プロパン-2-イルピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
    [(7S,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1-ベンゾフラン-4-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(3-クロロ-2-メトキシピリジン-4-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1-メチルピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(1,3-チアゾール-4-イルメトキシ)フェニル]メタノン;
    4-[[3-[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボニル]-2-クロロフェノキシ]メチル]-N-メチルベンズアミド;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1-メチルピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(3,4-ジクロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン;
    [(7S,9aS)-7-(3,4-ジクロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)フェニル]メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(6-メトキシピリジン-2-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-イミダゾ[1,2-a]ピリジン-5-イルメタノン;
    4-[[3-[(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-カルボニル]-2-クロロフェノキシ]メチル]ピラゾール-1-カルボン酸tert-ブチル;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(1H-ピラゾール-4-イルメトキシ)フェニル]メタノン;塩酸塩;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(ピリダジン-3-イルメトキシ)フェニル]メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(ピリジン-4-イルメトキシ)フェニル]メタノン;
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(ピリジン-3-イルメトキシ)フェニル]メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メトキシフェニル)メタノン;
    (4-クロロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1H-ピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
    (3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロチエノ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(ジフルオロメトキシ)フェニル]メタノン;
    (4-クロロ-3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)-[rac-(7R,9aR)-7-(3-クロロ-4-フルオロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    (4-クロロ-3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    [(7S,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-3-メチル-1H-インダゾール-5-イル)メタノン;
    (2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    [(7S,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メトキシフェニル)メタノン;
    [2-クロロ-3-(ジフルオロメトキシ)フェニル]-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    [2-クロロ-3-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)フェニル]-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-ヒドロキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    (2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-フルオロ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;及び
    (2-クロロ-3-メトキシフェニル)-[rac-(7R,9aS)-7-(4-クロロフェニル)-7-メトキシ-3,4,6,8,9,9a-ヘキサヒドロ-1H-ピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]メタノン;
    からなる群から選択される、請求項1記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩。
  23. [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メチルフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メトキシフェニル)メタノン;
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1H-インドール-4-イル)メタノン
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-4-イル)メタノン
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-4-フルオロ-3-メチルフェニル)メタノン
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2,4-ジメチル-1,3-ベンゾチアゾール-5-イル)メタノン
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(7-クロロ-2-メチルスルファニル-[1,3]チアゾロ[5,4-b]ピリジン-6-イル)メタノン
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メチルフェニル)メタノン
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-クロロ-3-メチルフェニル)メタノン
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1-メチルピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)メタノン
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(1,3-チアゾール-4-イルメトキシ)フェニル]メタノン
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(4-クロロ-1-メチルピラゾロ[3,4-b]ピリジン-5-イル)メタノン
    [(7R,9aR)-7-(3,4-ジクロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン
    [(7S,9aS)-7-(3,4-ジクロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-(2-ブロモ-3-メトキシフェニル)メタノン
    [(7R,9aR)-7-(4-クロロフェニル)-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)フェニル]メタノン;及び
    [(7R,9aR)-7-フェニル-1,3,4,6,7,8,9,9a-オクタヒドロピリド[1,2-a]ピラジン-2-イル]-[2-クロロ-3-(1H-ピラゾール-4-イルメトキシ)フェニル]メタノン;塩酸塩;
    からなる群から選択される、請求項1記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩。
  24. 請求項1~23のいずれか一項記載の式(Ie)の化合物又はその薬学的に許容し得る塩を製造するプロセスであって、
    a)アミン13(式中、R、R、R、R、R、及びRは、請求項1~23のいずれか一項記載のとおりである)
    Figure 0007269943000095

    を酸14(式中、Rは、請求項1~23のいずれか一項記載のとおりである)
    Figure 0007269943000096

    と反応させるか;又は
    b)アミン13(式中、R、R、R、R、R、及びRは、請求項1~23のいずれか一項記載のとおりである)
    Figure 0007269943000097

    を酸塩化物15(式中、Rは、請求項1~23のいずれか一項記載のとおりである)
    Figure 0007269943000098

    と反応させて、
    式(Ie)の化合物を形成する工程を含む、プロセス
  25. 記式(Ie)の化合物のモノアシルグリセロールリパーゼについてのIC50が10μM未満である、請求項1~23のいずれか一項記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩。
  26. 治療的活性物質として使用するための、請求項1~23及び5のいずれか一項記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩。
  27. 求項1~23及び5のいずれか一項記載の式(Ie)の化合物又はその薬学的に許容し得る塩を含む医薬組成物。
  28. 哺乳類における神経炎症、神経変性疾患、疼痛、ガン、及び/又は精神障害を処置又は予防するための、請求項27記載の医薬組成物
  29. 哺乳類における多発性硬化症、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、外傷性脳損傷、神経毒性、脳卒中、てんかん、不安、偏頭痛、うつ病、ガン、及び/又は疼痛を処置又は予防するための、請求項27記載の医薬組成物
  30. 哺乳類における神経炎症、神経変性疾患、疼痛、ガン、及び/又は精神障害の処置又は予防において使用するための、請求項1~23及び5のいずれか一項記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩。
  31. 哺乳類における多発性硬化症、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、外傷性脳損傷、神経毒性、脳卒中、てんかん、不安、偏頭痛、うつ病、ガン、及び/又は疼痛の処置又は予防において使用するための、請求項1~23及び5のいずれか一項記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩。
  32. 哺乳類における神経炎症、神経変性疾患、疼痛、ガン、及び/又は精神障害を処置又は予防するための医薬を調製するための、請求項1~23及び5のいずれか一項記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩の使用。
  33. 哺乳類における多発性硬化症、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、外傷性脳損傷、神経毒性、脳卒中、てんかん、不安、偏頭痛、うつ病、ガン、及び/又は疼痛を処置又は予防するための医薬を調製するための、請求項1~23及び5のいずれか一項記載の式(Ie)の化合物、又はその薬学的に許容し得る塩の使用

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