JP7269195B2 - シリンダヘッドカバーまたはバッフルプレートの構造 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関のシリンダヘッドカバーまたはその下方に配されるバッフルプレートの構造に関する。
車両等に搭載されるレシプロエンジンでは、その出力軸であるクランクシャフトと、各気筒の吸排気バルブを開閉駆動するカムシャフトとを、巻掛伝動機構を介して連動させる。クランクシャフトにはクランクスプロケットを、カムシャフトにはカムシャフトをそれぞれ設け、これらクランクスプロケット及びカムスプロケットにタイミングチェーンを巻き掛けることにより、エンジントルクをクランクシャフトからカムシャフトに伝達し、カムシャフトをクランクシャフトに従動させて回転させる。そして、カムシャフトに固定したカムにより、吸排気バルブを押圧して開閉させる。
カムシャフトは、シリンダヘッドの上部に形成した軸受に載置する。さらに、カムシャフトの上方からカムキャップ(最前部にあるものは、フロントキャップと呼称されることがある)を被せ、そのカムキャップをシリンダヘットに締結して固定し、以てカムシャフトを軸受及びカムキャップに回転可能に保持させる。それら軸受、カムシャフト及びカムキャップ等は、シリンダヘッドカバーにより被覆する。
内燃機関に付随するオイルポンプが吸込み吐出する潤滑油は、内燃機関の各所に向けて圧送され、各所を潤滑する。タイミングチェーンやスプロケット、カムシャフト等を潤滑した潤滑油は、回転するこれらにより掻き上げられ(または、巻き上げられ)る。シリンダヘッドカバーの下面側には、バッフルプレートを装着しており、このバッフルフレートによって掻き上げられる潤滑油を受け止める(以上、例えば下記特許文献を参照)。
特開2019-044682号公報
現状、カムシャフトの外周面とカムキャップの内周面との間の潤滑は、潤滑油の自然な浸透、いわば成り行きに任せている。
本発明は、より積極的に潤滑油をカムシャフトの外周面に供給し、カムシャフトの外周面とカムキャップの内周面との間の潤滑を促進して摩擦を軽減、焼き付きを未然に防ぐことを所期の目的としている。
上述した課題を解決するべく、本発明では、内燃機関の気筒の吸気バルブまたは排気バルブを開閉駆動するカムシャフトの上方に配されるシリンダヘッドカバーの下面、またはカムシャフトの上方かつシリンダヘッドカバーの下方に配されるバッフルプレートの下面における、前記カムシャフトの直上に位置する所定部位に、当該所定部位に隣接する部位の下面よりも下方に突出する突起を成形した。前記カムシャフトは、その上方から被せられた複数個のカムキャップにより回転可能に保持されているものであり、当該カムシャフトから径方向に突出する鍔状部が前記カムキャップの何れかに接しており、前記突起が、前記カムキャップの一部に開口し当該カムキャップを上下に貫通する窓の直上に所在して前記鍔状部と対向する。
本発明によれば、より積極的に潤滑油をカムシャフトの外周面に供給し、カムシャフトの外周面とカムキャップの内周面との間の潤滑を促進して摩擦を軽減でき、焼き付きを未然に防ぐことが可能となる。
本発明の一実施形態の内燃機関のシリンダヘッドカバー及びバッフルプレートの底面図。 同実施形態の内燃機関の上部の構造を示す、内燃機関の後方から前方に向かって見たII-II線端面図。 同実施形態の内燃機関の上部の構造を示す、内燃機関の側方から見たIII-III線端面図。 同実施形態の内燃機関の上部の構造を示す、内燃機関の側方から見たIV-IV線端面図。
本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。本実施形態における内燃機関は、車両等に動力源として搭載されるレシプロエンジンである。図1ないし図4に、本実施形態の内燃機関の上部の構造を示す。図1は、内燃機関のシリンダヘッドカバー4及びバッフルプレート5の底面図である。なお、図1中、バッフルプレート5に網点を付して表している。図2は、内燃機関の後方(リア側)から前方(フロント側)に向かって見たII-II線端面図である。図3は、内燃機関の側方から見た、吸気カムシャフト1の中心軸を通る切断面に沿って切断したIII-III線端面図である。図4は、内燃機関の側方から見た、排気カムシャフト2の中心軸を通る切断面に沿って切断したIV-IV線端面図である。
内燃機関の各気筒の吸気バルブを開閉駆動する吸気カムシャフト1、排気カムシャフト2を開閉駆動する排気カムシャフト2はそれぞれ、シリンダヘッド3の上部に形成した軸受31に載置する。さらに、それらカムシャフト1、2の上方からカムキャップ6、7を被せ、そのカムキャップ6、7をシリンダヘッド3に締結して固定し、以てカムシャフト1、2を軸受31及びカムキャップ6、7に回転可能に保持させる。なお、複数個のカムキャップ6、7のうち、内燃機関の最前部に位置するカムキャップ6は、フロントキャップと呼称されることがある。
シリンダヘッド3に対しては、上方からシリンダヘッドカバー4を装着する。シリンダヘッド3内に設けた軸受31、カムシャフト1、2及びカムキャップ6、7等は、シリンダヘッドカバー4により被覆されて隠蔽される。
シリンダヘッドカバー4の下面側には予め、バッフルプレート5を取り付けてある。シリンダヘッドカバー4をシリンダヘッド3に装着したとき、バッフルプレート5は、軸受31、カムシャフト1、2及びカムキャップ6、7等に上方から臨むことになる。
しかして、本実施形態では、バッフルプレート5の下面の所定部位に、当該所定部位に隣接する部位よりも下方に突出した突起51を複数成形している。より具体的には、突起51は、吸気カムシャフト1及び排気カムシャフト2における、カムキャップ6に近接する部位の直上に位置している。
回転するタイミングチェーンやスプロケット、カムシャフト1、2等は、潤滑油を掻き上げる。その掻き上げられる潤滑油は、バッフルプレート5の下面に付着する。バッフルプレート5の下面に付着した潤滑油は、突起51に集まる。そして、図2ないし図4中に矢印で表すように、突起51からカムシャフト1、2におけるカムキャップ6近傍の部位に垂れ落ちる。特に、図2に示しているように、カムキャップ6の一部にこれを上下に貫通した窓61が開口しており、その窓61の直上に突起51を設けていれば、突起51から垂れる潤滑油を窓61を通じてカムシャフト1、2に滴下し、潤滑油をカムシャフト1、2の外周面とカムキャップ6の内周面との間に効果的に入り込ませることができる。
本実施形態では、内燃機関の気筒の吸気バルブや排気バルブを開閉駆動するカムシャフト1、2の上方かつシリンダヘッドカバー4の下方に配されるバッフルプレート5の下面における、前記カムシャフト1、2の直上に位置する所定部位に、当該所定部位に隣接する部位よりも下方に突出する突起51を成形した。
本実施形態によれば、突起51から潤滑油を垂れ落として積極的に潤滑油をカムシャフト1、2の外周面に供給し、カムシャフト1、2の外周面とカムキャップ6の内周面との間の潤滑を促進して摩擦を軽減することができる。ひいては、カムシャフト1、2とカムキャップ6との間で生ずる焼き付きを確実に防止することが可能となる。
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。例えば、上記実施形態では、シリンダヘッドカバー4の下面側に装着するバッフルプレート5の下面に突起51を成形していたが、シリンダヘッドカバー4自体の下面の所定部位に、当該所定部位に隣接する部位よりも下方に突出する突起を成形し、その突起からカムシャフト1、2の外周面(におけるカムキャップ6、7近傍の部位)に潤滑油を垂れ落とすようにすることも考えられる。
その他、各部の具体的な構成は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1、2…カムシャフト
3…シリンダヘッド
31…軸受
4…シリンダヘッドカバー
5…バッフルプレート
51…突起
6…カムキャップ

Claims (1)

  1. 内燃機関の気筒の吸気バルブまたは排気バルブを開閉駆動するカムシャフトの上方に配されるシリンダヘッドカバーの下面、またはカムシャフトの上方かつシリンダヘッドカバーの下方に配されるバッフルプレートの下面における、前記カムシャフトの直上に位置する所定部位に、当該所定部位に隣接する部位の下面よりも下方に突出する突起を成形しており、
    前記カムシャフトは、その上方から被せられた複数個のカムキャップにより回転可能に保持されているものであり、当該カムシャフトから径方向に突出する鍔状部が前記カムキャップの何れかに接しており、
    前記突起が、前記カムキャップの一部に開口し当該カムキャップを上下に貫通する窓の直上に所在して前記鍔状部と対向するシリンダヘッドカバーまたはバッフルプレートの構造。
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