JP2020045873A - 内燃機関 - Google Patents

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英昭 下川
Hideaki Shimokawa
英昭 下川
祐也 中山
Yuya Nakayama
祐也 中山
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Abstract

【課題】特別のオイル通路を設けることなく、簡単な構造によってカムロブの潤滑を可能ならしめる。【解決手段】カム軸2のジャーナル部4は、軸受け部6とカムキャップ7とで回転自在に保持されている。カム軸2と軸受け部6とカムキャップ7とに、カムロブ5に向けて傾斜した傾斜面10,11を形成し、カムキャップ7の傾斜面11に、傾斜面10,11の間に膜の状態で存在しているオイルを上向きに飛散させるオイル誘導溝12が形成されている。バッフルプレート3の下面には、下方から飛散してきたオイルをカムロブ5の真上に伝わせるシャワーガイド部13が設けられている。カム軸2の回転によって飛散したオイルをカムロブ5の潤滑に利用するものであるため、構造は簡単でコストも抑制できる。【選択図】図1

Description

本発明は、カムシャワー機能を備えた内燃機関に関するものである。
内燃機関において、カム軸のカムロブにカムシャワー装置によってオイルを供給することが行われている。その例として、特許文献1には、ヘッドカバーにバッフルプレートを設けた場合において、バッフルプレートの下面にカムシャワープレートを固定し、バッフルプレートとカムシャワープレートとの合わせ面にカムシャワー通路を形成して、カムシャワー通路からカム軸にオイルを流下させることが開示されている。
特開2014−238032号公報
特許文献1の構成では、明示されていないが、バッフルプレートとカムシャワープレートとの合わせ面に形成されたカムシャワー通路には、オイルポンプで圧送されたオイルが供給されていると推測される。従って、例えば、シリンダヘッドとヘッドカバーとに、カムシャワー通路に連通したオイル通路を形成するなどせねばならず、このため、カムシャワー装置は複雑化してコストが嵩むという問題があった。
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものであり、簡易な構造でカムロブの潤滑を実現しようとするものである。
本願発明は、
「シリンダヘッドとこれに固定されたヘッドカバー、及び、前記シリンダヘッドに設けた軸受け部とこれに固定されたカムキャップとによって回転自在に保持されたカム軸を備えており、前記カム軸には、カムを駆動するカムロブが形成されている」
という基本構成である。
そして、上記基本構成において、
「前記カム軸とカムキャップ、又は、前記カム軸と軸受け部とに、前記カム軸の回転によってオイルを上方に飛散させるオイル跳ね上げ部が形成されている一方、
前記ヘッドカバーの天井部か、又は、前記ヘッドカバーに設けたバッフルプレートの下面に、前記オイル跳ね上げ部によって上向きに飛散したオイルを集めて前記カムロブの上方に誘導し滴下させるシャワーガイド部が設けられている」
という構成になっている。
カム軸のジャーナル部は、シリンダヘッドに設けた軸受け部とこれに固定されたカムキャップとによって回転自在に保持されているが、ジャーナル部の摺動面にはオイルが常に供給されており、オイルはジャーナル部の摺動面から、軸受け部及びカムキャップの外側に溢れ出ている。
そして、本願発明は、まず、軸受け部及びカムキャップの外側に溢れ出たオイルをオイル跳ね上げ部によって上向きに飛散させるものであり、上向きに飛散したオイル粒は、ヘッドカバー又はバッフルプレートに形成されたシャワーガイド部によって、カムロブの上方に集められて、油滴となってカムロブに滴下する。これにより、カムロブを潤滑することができる。
このように、本願発明は、オイルが圧送されるオイル通路は不要であり、簡単な構造でカムロブを潤滑できる。従って、コストを抑制できると共に、オイルの圧損はないため、メカロスを低減して燃費の向上にも貢献できる。
第1実施形態を示す図で、(A)は側方から見た断面図で図2(A)のIA-IA 視断面図、(B)はカム軸の軸心を含む平面で切断した断面図である。 (A)は図1(B)のIIA-IIA 視断面図、(B)は図1(B)のIIB-IIB 視底面図、(C)は(B)のC−C視断面図、(D)はシャワーガイド部の変形例を示す図である。 (A)はシャワーガイド部の別例である第2実施形態を下方から見た斜視図、(B)はオイル跳ね上げ部の別例である第3実施形態を側方から見た断面図、(C)は(B)のC−C視平面図、(D)は(B)のD−D視断面図である。
(1).第1実施形態
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、図1,2に示す第1実施形態を説明する。
内燃機関は、シリンダヘッド1と図示しないヘッドカバー、バルブを開閉するためのカム軸2、ヘッドカバーに固定された合成樹脂製のバッフルプレート3を備えている。カム軸2は、複数のジャーナル部4と、隣り合ったジャーナル部4の間に配置された一対ずつのカムロブ5とを有しており、各ジャーナル部4は、シリンダヘッド1に形成した軸受け部6とその上面に固定されたカムキャップ7とにより、回転自在に保持されている。
カムキャップ7及び軸受け部6には、オイルを供給する溝8が形成されている。なお、オイルは、カム軸2に形成した中心穴から供給される場合もある。カムロブ5とカムキャップ7との間の部分は、カムロブ5のベース円と略同じ程度の外径の中間部9になっている。
そして、カム軸2のジャーナル部4に、中間部9の外周に向けて拡径した第1傾斜面10を形成する一方、軸受け部6とカムキャップ7とにも、ジャーナル部4の第1傾斜面10に重なる第2傾斜面11を形成している。更に、カムキャップ7のうちカム軸2が上向きに周回する部位に、第2傾斜面の一部を抉った状態で、カム軸2のほぼ真上部に向かって延びるオイル誘導溝12を形成している。
オイル誘導溝12は、カム軸2の軸心方向から見て、ジャーナル部4の1つの点を通る接線の方向に長い形態である。すなわち、ジャーナル部4の外周に接する接線は無数にあるが、カム軸2が上向きに回転するエリアに位置すると共に、カム軸2の軸心のほぼ真上においてバッフルプレート3に当たる点を通る接線の方向に長い形態になっている。
そして、オイル誘導溝12は、カム軸2の軸心と直交した方向から見ると、第1及び第2の傾斜面10,11と略同じ角度になっている。そして、カム軸2の回転により、オイルがジャーナル部4から傾斜面10,11の箇所に流れていくが、傾斜面10,11の重合部はオイル誘導溝12の箇所で開口しているため、カムキャップ7及び軸受け部6から溢れたオイルは、カム軸2の回転による遠心力により、オイル誘導溝12の延長線方向に飛散していく。
従って、本実施形態では、傾斜面10,11とオイル誘導溝12とが、請求項に記載したオイル跳ね上げ部を構成している。なお、カム軸2の傾斜面10とカムキャップ7及び軸受け部6の傾斜面11との間に、若干の溝幅のオイル溜まり空間を形成することが可能である。オイル溜まり空間の形成手段としては、両傾斜面10,11の角度は同じのままで互いの間隔を広げる方法と、2つの傾斜面10,11の角度を変える方法とがある。
また、オイル溜まり空間を形成する場合、溝幅が、カム軸2の回転方向に向けて、オイル誘導溝12を超えたところが最も小さく、オイル誘導溝12に向けて徐々に大きくなるように設定することも可能である。この場合は、より多くのオイルをオイル誘導溝12から飛散させることができる。
バッフルプレート3のうちカムロブ5の上方の部位に、オイル誘導溝12によって飛散したオイルを受けるシャワーガイド部13が、一体に形成されている(別体に形成してもよい。)。
シャワーガイド部13はバッフルプレート3の下面から下向きに突出した状態に形成されており、下面は、カムロブ5の真上に向けて低くなる傾斜面になっている。換言すると、シャワーガイド部13が、カムロブ5の真上に向けて厚さが厚くなるように不等厚に形成されている。オイル誘導溝12の延長線は、カムロブ5の真上からカムキャップ7の側に寄った部位に位置している。従って、オイル誘導溝12から上向きに飛散したオイルは、シャワーガイド部13のうち、カムロブ5の真上から離れた端部に当たるように設定されている。
そして、図2(B)(C)に示すように、シャワーガイド部13の下面には、オイルが表面張力によって付着し得る幅の第1ガイド溝14及び第2ガイド溝15が形成されている。シャワーガイド部13のうちカムロブ5の中心の真上部位には、ガイド溝14,15の溝幅寸法よりも大きい内径の集合凹所16が形成されており、集合凹所16から3本の第1ガイド溝14が、互いの間隔を広げながら延びており、3本の第1ガイド溝14の先端に、平面視でカム軸2と直交した姿勢の第2ガイド溝15が連通している。
図2(D)に示す変形例では、シャワーガイド部13に、集合凹所16と3本の第1ガイド溝14とが形成されているだけであり、第2ガイド溝15は形成されていない。なお、いずれの例においても、第1ガイド溝14の本数は3本に限るものではなく、1本又は2本若しくは4本以上であってもよい。
以上の構成において、カム軸2の回転に伴ってオイル誘導溝12からシャワーガイド部13に向けて飛散したオイルの一部は、ガイド溝14,15に付着して、表面張力により、落下することなく、傾斜面のガイド作用によって第1ガイド溝14を集合凹所16に向けて流れていき、集合凹所16で集まって油滴になる。すると、重力が表面張力に勝って、油滴は落下してカムロブ5に付着する。これにより、カムロブ5の潤滑が行われる。
図2(B)のように第2ガイド溝15を設けると、オイルを集める機能が高くなるため、好適である。実施形態では、シャワーガイド部13はバッフルプレート3の下方に突出させたが、下向きに突出させずに、単にバッフルプレート3の下面にガイド溝14,15や集合凹所16を形成することも可能である。この場合も、カムロブ5の中心の真上部が最も低くなるように傾斜させるのが好ましい。
シャワーガイド部13の下面は水平面として、第1ガイド溝14の深さを変えることにより、オイルが集合凹所16に向けて流れるように設定することも可能である。
(2).他の実施形態
図2(A)に示す第2実施形態では、シャワーガイド部13として、複数本のリブ18と、これらリブ18が一体に繋がったボス19とを形成している。リブ18は、ボス19から離れるに従って高さが低くなるように、下面が傾斜している。他方、ボス19は、その下部がリブ18よりも下方に突出している。リブ18の枚数は任意に設定できる。
この実施形態では、下方から飛散してきたオイル粒が各リブ18に付着すると、傾斜した下端縁を伝ってボス19に向けて流れていき、ボス19においてオイル粒は集合して油滴となり、ボス19からカムロブ5に向けて伝い落ちる。この実施形態では、オイルの補集面積を大きくできるため、高いカムシャワー効果を発揮すると期待される。リブ18の下端にフランジを形成すると、オイルの補集効果を更に向上できる。
図3(B)〜(D)に示す第3実施形態は、オイル跳ね上げ部の別例である。この実施形態では、シリンダヘッド1の軸受け部6に、カム軸2の中間部9が部分的に漬かる上向き開口のオイル溜まり20を形成している一方、カム軸2の中間部9のうちオイル溜まり20に位置した部位に、オイルを上向きに跳ね上げるフィン21が、周方向に離反して複数個形成されている。なお、フィン21は1個だけでよい。
この実施形態では、オイルはカム軸2のフィン21で強制的に掻き上げられるため、オイルの跳ね上げ効果が優れていると思料される。
以上、本願発明の実施形態を説明したが、オイル跳ね上げ部及びシャワーガイド部とも、他にも様々に具体化できる。例えば、オイル跳ね上げ部としては、カム軸2の中間部9に、カムキャップ7及び軸受け部6に近づけた状態のフランジを形成し、フランジによってオイルを上向きに飛散させることができる。シャワーガイド部は、ヘッドカバーの天井部に形成してもよい。
本願発明は、内燃機関に具体化できる。従って、産業上利用できる。
1 シリンダヘッド
2 カム軸
3 バッフルプレート
4 ジャーナル部
5 カムロブ
6 軸受け部
7 カムキャップ
9 カム軸の中間部
10 オイル跳ね上げ部を構成する第1傾斜面
11 オイル跳ね上げ部を構成する第2傾斜面
12 オイル跳ね上げ部を構成するオイル誘導溝
13 シャワーガイド部
14,15 ガイド溝
16 集合凹所

Claims (1)

  1. シリンダヘッドとこれに固定されたヘッドカバー、及び、前記シリンダヘッドに設けた軸受け部とこれに固定されたカムキャップとによって回転自在に保持されたカム軸を備えており、前記カム軸には、カムを駆動するカムロブが形成されている構成であって、
    前記カム軸とカムキャップ、又は、前記カム軸と軸受け部とに、前記カム軸の回転によってオイルを上方に飛散させるオイル跳ね上げ部が形成されている一方、
    前記ヘッドカバーの天井部か、又は、前記ヘッドカバーに設けたバッフルプレートの下面に、前記オイル跳ね上げ部によって上向きに飛散したオイルを集めて前記カムロブの上方に誘導し滴下させるシャワーガイド部が設けられている、
    内燃機関。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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