JP2005120857A - 内燃機関の潤滑油戻し構造 - Google Patents

Abstract

【課題】 シリンダブロック内を通りシリンダブロック下面から落下する潤滑油をクランクシャフトの回転部に接触させないようにした内燃機関の潤滑油戻し構造を提供する。
【解決手段】 シリンダブロック２の上部に載置されたシリンダヘッド１の動弁系に供給された潤滑油が、シリンダブロック２内に形成された、シリンダブロック２の上端から下方へ延在する複数の潤滑油流し通路４から、シリンダブロック２内において、複数の潤滑油流し通路４の下端に連結され、オイルパン３の底面における深底部３ａの上方に向かって延在する連通路５を通って、さらに、シリンダブロック２内において、連通路５の先端に接続されるオイルパン３の深底部３ａ側に向かう潤滑油戻し通路６を通って、オイルパン３の深底部３ａに戻されるようにした。
【選択図】 図１

Description

本発明は、内燃機関の潤滑油戻し構造に関し、詳しくはシリンダヘッドの動弁系に供給された潤滑油をオイルパンに戻すための技術に関する。

自動車などに用いられる内燃機関（以下、エンジンと記す）では、シリンダブロックの下面側を覆うオイルパンが設けられ、このオイルパン内に潤滑油が溜められる。この潤滑油は、オイルパンのオイル溜りを構成する最深部に設けられたオイルストレーナを介してポンプにより吸引され、該ポンプからエンジンの各部に圧送される。そして、この潤滑油は、シリンダヘッドの動弁系を潤滑後にシリンダヘッドの底面に放出された後、シリンダヘッド及びシリンダブロックを介して再びオイルパンに戻される。

ここで、シリンダヘッド内に放出されたオイルを再びオイルパンに戻す手段として、シリンダヘッドに設けられた穴と、シリンダブロックの上面に設けられた穴とを合わせクランクケース内に放出する技術がある。

このような内燃機関の潤滑油戻し装置では、オイルパン内に溜められる潤滑油の油面とクランクシャフトの回転部（カウンターウエイト）との間にクリアランスがあっても、シリンダブロックから落下した潤滑油がクランクシャフトの回転による空気のかみ込みによって膨張し、特にオイルパン内の潤滑油の量が上限である場合には、潤滑油油面が上昇しクランクシャフトの回転部と接触してフリクションが増加する。又、クランクシャフトが高回転のときには、シリンダブロックから落下した潤滑油が飛沫となり、クランクシャフトに接触しフリクションが増加してしまうという問題がある。

また、シリンダヘッド内に放出されたオイルを再びオイルパンに戻す手段を工夫した技術として、下記特許文献１に記載のエンジンの潤滑油案内装置がある。この装置は、オイルパンとバッフルプレートのうちのいずれか一方に取付けられ、且つ上下に延びるガイド溝が形成されたガイド体を有し、このガイド体のガイド溝側の面をオイルパンの外側壁の内面に当接させることにより、通路が形成されている。潤滑油はこの通路を通ってオイルパン内の油面の下側に放出される。
この技術では、潤滑油がシリンダブロックとオイルパンの上方との間で飛散することなく、この潤滑油がガイド体を通ってオイルパンの底部に案内されるものの、各シリンダの外壁に形成された戻し油路の位置と、ガイド体の位置とを正確に合わせる必要があり、ガイド体を精密に製造する必要があるため、製造コストがかかるという問題がある。

特許第２７１１９０５号公報

本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、安価であり、且つシリンダブロックから落下した潤滑油をクランクシャフトの回転部に接触させないようにした内燃機関の潤滑油戻し構造を提供するものである。

上記課題を解決する第１の発明に係る内燃機関の潤滑油戻し構造は、シリンダブロックの上部に載置されたシリンダヘッドの動弁系に供給された潤滑油を、前記シリンダブロックの下面側を覆うオイルパンに戻す内燃機関の潤滑油戻し構造であって、前記シリンダブロック内に、当該シリンダブロックの上方から下方へ延在し、前記潤滑油が流れる複数の潤滑油流し通路と、前記複数の潤滑油流し通路の下端にそれぞれ連結され、前記オイルパンの底面における潤滑油溜りを構成する深底部の上方に向かって延在する連通路とを形成し、更に、前記シリンダブロック内に、前記連通路に接続され前記オイルパンの深底部上に開口する潤滑油戻し通路を形成したことを特徴とする。

上記課題を解決する第２の発明に係る内燃機関の潤滑油戻し構造は、シリンダブロックの上部に載置されたシリンダヘッドの動弁系に供給された潤滑油を、前記シリンダブロックの下面側を覆うオイルパンに戻す内燃機関の潤滑油戻し構造であって、前記シリンダブロック内に当該シリンダブロックの上方から下端へ延在し、前記潤滑油が流れる複数の潤滑油流し通路を形成し、前記複数の潤滑油流し通路の下端に連結され、前記オイルパンの底面における潤滑油溜りを構成する深底部の上方に向かって延在する連通部と、前記連通部に接続され、前記オイルパンの深底部上において、潤滑油の油面より下方の前記深底部の底面側に向かう潤滑油戻し部とを設けたことを特徴とする。

上記課題を解決する第３の発明は、第１の発明に係る内燃機関の潤滑油戻し構造において、前記潤滑油戻し通路の下端に、前記オイルパンの底面における深底部に位置する当該オイルパンの壁面に前記潤滑油を案内するガイドを設けたことを特徴とする。

第１の発明に係る内燃機関の潤滑油戻し構造によれば、シリンダブロックの上部に載置されたシリンダヘッドの動弁系に供給された潤滑油を、前記シリンダブロックの下面側を覆うオイルパンに戻す内燃機関の潤滑油戻し構造であって、前記シリンダブロック内に、当該シリンダブロックの上方から下方へ延在し、前記潤滑油が流れる複数の潤滑油流し通路と、前記複数の潤滑油流し通路の下端にそれぞれ連結され、前記オイルパンの底面における潤滑油溜りを構成する深底部の上方に向かって延在する連通路とを形成し、更に、前記シリンダブロック内に、前記連通路に接続され前記オイルパンの深底部上に開口する潤滑油戻し通路を形成したことにより、シリンダヘッドの動弁系に供給された潤滑油がシリンダブロックの潤滑油流し通路から連通路を通って潤滑油戻し通路に案内され、この潤滑油戻し通路からオイルパンの深底部に流れる。したがって、シリンダブロックから落下した潤滑油がエンジン内の空間に飛散して、クランクシャフトなどの回転部（カウンターウエイト）に接触することがないので、フリクションを低減させることができる。さらに、潤滑油流し通路、連通路、および潤滑油戻し通路は、前記シリンダブロックを製造するときに当該シリンダブロック内に形成されるので、製造コストも低減される。

第２の発明に係る内燃機関の潤滑油戻し構造によれば、シリンダブロックの上部に載置されたシリンダヘッドの動弁系に供給された潤滑油を、前記シリンダブロックの下面側を覆うオイルパンに戻す内燃機関の潤滑油戻し構造であって、前記シリンダブロック内に当該シリンダブロックの上方から下端へ延在し、前記潤滑油が流れる複数の潤滑油流し通路を形成し、前記複数の潤滑油流し通路の下端に連結され、前記オイルパンの底面における深底部の上方に向かって延在する連通部と、前記連通部に接続され、前記オイルパンの深底部上において、潤滑油の油面より下方の前記深底部の底面側に向う潤滑油戻し部とを設けたことにより、シリンダヘッドの動弁系に供給された潤滑油がシリンダブロックの潤滑油流し通路から連通部を通って潤滑油戻し部に案内され、この潤滑油戻し部からオイルパンの深底部の油面下方に流れる。したがって、シリンダブロックから落下した潤滑油がエンジン内の空間に飛散して、クランクシャフトなどの回転部に接触することがないので、フリクションを低減させることができる。

第３の発明に係る内燃機関の潤滑油戻し構造によれば、第１の発明において、前記潤滑油戻し通路の下端に、前記オイルパンの底面における深底部に位置する当該オイルパンの壁面に前記潤滑油を案内するガイドを設けたことにより、前記潤滑油戻し通路内に流れてきた潤滑油が当該潤滑油戻し通路のガイドから前記オイルパンの壁面に伝わり、前記オイルパンの底面における深底部に流れるので、前記潤滑油がエンジン内の空間に飛び散ることが無くなり、更にフリクションの発生を抑止する効果を高めている。更に、シリンダブロック内にガイドを設けたことにより、潤滑油の油面下方にオイルを導く、潤滑油戻し用のパイプ等を接続する必要がなく、コストも低減することができる。

以下に、本発明に係る内燃機関の潤滑油戻し構造を実施するための最良の形態を実施例に基づき具体的に説明する。

図１は、本発明の第一の実施例に係る内燃機関の潤滑油戻し構造の概略図であり、図２は、その内燃機関の潤滑油戻し構造における摩擦力と内燃機関の回転数との関係を示すグラフである。

図１に示すように、本発明の第１の実施例に係る内燃機関の潤滑油戻し構造において、自動車の内燃機関であるエンジンはシリンダブロック２と、シリンダブロック２の上部に設けられるシリンダヘッド１と、シリンダブロック２の下面側を覆うオイルパン３と、シリンダブロック２内の上端から下方へ延在し、潤滑油が流れる複数の潤滑油流し通路４とを有する。オイルパン３は、シリンダブロック２の下面に装着されるオイルパン３の端面から底面までの距離が短い浅底部３ｂと、浅底部３ｂの端に接続され、オイルパン３の端面から底面までの距離が浅底部３ｂより長く潤滑油溜りを構成する深底部３ａとを有する。オイルパン３の底面における浅底部３ｂに伝わった潤滑油は、深底部３ａに流れる。
潤滑油流し通路４の下端には、シリンダブロック２内においてオイルパン３の底面における深底部３ａの上方に向かって延在する連通路５が形成されている。この連通路５の先端には、更に、シリンダブロック２内において、オイルパン３の深底部３ａ側に向かう潤滑油戻し通路６及びこの潤滑油戻し通路６に潤滑油戻し部としてのパイプ７が接続される。なお、パイプ７は、潤滑油戻し通路６にねじ締結しても良いし、シリンダブロック２の下面に溶接しても良い。オイルパン３の深底部３ａには、基端が図示しないオイルポンプの吸入口に連結された潤滑油に含まれた異物を取り除くオイルストレーナ（図示せず）が潤滑油の油面下方に延びて設けられる。

オイルパン３の深底部３ａに溜められた潤滑油は、オイルストレーナを介してポンプ（図示せず）により、エンジン各部の回転または摺動部に圧送される。この潤滑油中シリンダヘッドの動弁系に供給された潤滑油は、図示しないシリンダヘッドの通路を通って潤滑油流し通路４内をシリンダブロック２の上方から下方に流れる。さらに、潤滑油流し通路４に連通する連通路５を通って、オイルパン３の底面における深底部３ａの上方まで流れる。そして、連通路５の先端に接続した潤滑油戻し通路６及びパイプ７に流れて、オイルパン３の深底部３ａの潤滑油の油面下方に戻される。そのため、シリンダブロック２内を流れる潤滑油は、シリンダブロック２の下端からエンジンのクランク室の空間に飛散して、クランクシャフトの回転物に接触することが無く、図２に示すように、従来の内燃機関の潤滑油戻し構造に比べて、エンジンの高回転域においてエンジンの回転物とオイル飛沫との衝突が減少するので、フリクションが低減される。

したがって、第１の実施例に係る内燃機関の潤滑油戻し構造によれば、シリンダブロック２から落下した潤滑油がエンジン内のクランク室空間に飛散して、クランクシャフトの回転部に接触しないので、フリクションが低減される。さらに、潤滑油流し通路４、連通路５および潤滑油戻し通路６は、シリンダブロック２を製造するときにこのシリンダブロック２の中に形成されるので、製造コストも低減される。上記第１の実施例においては、潤滑油戻し通路６が連通路５の先端に接続されているが、深底部３ａ上であれば、連通路５の途中であっても良い。又、上記第１の実施例においては、潤滑油戻し通路６にパイプ７が接続されているが、パイプ７は必須ではなく、又、パイプ７をシリンダブロックと一体に鋳造しても良い。

以下に、本発明の第２の実施例に係る内燃機関の潤滑油戻し構造を説明する。図３は、本発明の第２の実施例に係る内燃機関の潤滑油戻し構造の概略図である。

第２の実施例に係る内燃機関の潤滑油戻し構造は、潤滑油通路２４と連通部２５とパイプ２７とを除いて、上記実施例１と同一な形態を備える。
図３に示すように、第２の実施例に係る内燃機関の潤滑油戻し構造では、シリンダブロック２２内の上端から下端まで延在し、潤滑油が流れる複数の潤滑油流し通路２４が、シリンダブロック２２内に形成される。これらの潤滑油流し通路２４の下端には、オイルパン２３の底面における深底部２３ａの上方に向かって延在する連通部２５が連結されている。この連通部２５は、シリンダブロック２２下面、オイルパン２３の壁面または図示しないバッフルプレートと協働して閉断面となるように形成しても良いし、パイプで構成しても良い。連通部２５の先端には、オイルパン２３の深底部２３ａの潤滑油の油面下方に向かう潤滑油戻し部であるパイプ２７が接続される。

オイルパン２３の深底部２３ａに溜められた潤滑油は、オイルストレーナを介してポンプにより、エンジン各部の回転又は摺動部に圧送される。この潤滑油中シリンダヘッドの動弁系に供給された潤滑油は、図示しないシリンダヘッドの通路を通って潤滑油流し通路２４内をシリンダブロック２２の上方から下方に流れる。さらに、潤滑油流し通路２４に連通する連通部２５を通って、オイルパン２３の底面における深底部２３ａの上方まで流れる。そして、連通部２５の先端に連結した潤滑油戻し部であるパイプ２７に流れて、オイルパン２３の深底部２３ａの潤滑油の油面下方に戻される。そのため、シリンダブロック２２内を流れる潤滑油は、シリンダブロック２２の下端からエンジンのクランク室空間に飛散して、クランクシャフトに接触しなくなる。

したがって、第２の実施例に係る内燃機関の潤滑油戻し構造によれば、シリンダブロック２２から落下した潤滑油がエンジン内のクランク室空間に飛散して、クランクシャフトの回転部に接触しないので、フリクションが低減される。さらに、潤滑油通路２４は、シリンダブロック２２を製造するときにこのシリンダブロック２２の中に形成されるので、製造コストも低減される。

以下に、本発明の第３の実施例に係る内燃機関の潤滑油戻し構造を説明する。図４は、本発明の第３の実施例に係る内燃機関の潤滑油戻し構造の概略図であり、図５は、図４におけるＶ−Ｖ矢視断面図である。潤滑油戻し通路３６を除いて、上記実施例１と同一な形態を備え、更に、第３の実施例においては、第１の実施例のパイプ７に相当する構成を備えていない点で相違する。

第３の実施例に係る内燃機関の潤滑油戻し構造は、上記実施例１における潤滑油戻し通路６の形態を変形したものである。
図４、図５に示すように、第３の実施例に係る内燃機関の潤滑油戻し構造では、シリンダブロック３２内の上端から下方まで延在し、潤滑油が流れる複数の潤滑油流し通路３４を有する。潤滑油流し通路３４の下端には、シリンダブロック３２内において、オイルパン３３の底面における深底部３３ａの上方に向かって延在する連通路３５が形成されている。この連通路３５の先端には、シリンダブロック３２内においてオイルパン３３の深底部３３ａ側に向かう潤滑油戻し通路３６が接続される。この潤滑油戻し通路３６の先端にはガイド３６ａが設けられる。このガイド３６ａは、オイルパン３３の底面における深底部３３ａ側に位置するオイルパン３３の壁面３３ｃへ潤滑油を案内するための斜面である。尚、上述したとおり、潤滑油流し通路３４、及び連通路３５、並びに潤滑油戻し通路３６は、シリンダブロック２２内に形成される。
シリンダブロック３２の上端から潤滑油流し通路３４を通り、さらに連通路３５を通って潤滑油戻し通路３６に流れた潤滑油は、潤滑油戻し通路３６内に設けられたガイド３６ａを伝わって、オイルパン３３の壁面３３ｃから底面の深底部３３ａに流れる。そのため、潤滑油がエンジン内の空間に飛び散らなくなる。

したがって、第３の実施例に係る内燃機関の潤滑油戻し構造によれば、シリンダブロック３２から落下した潤滑油がエンジン内の空間に飛散して、クランクシャフトの回転部に接触することがないので、フリクションが更に低減される。

本発明の第一の実施例に係る内燃機関の潤滑油戻し構造の概略図である。 本発明の第一の実施例に係る内燃機関の潤滑油戻し構造における摩擦力と内燃機関の回転数との関係を示すグラフである。 本発明の第二の実施例に係る内燃機関の潤滑油戻し構造の概略図である。 本発明の第三の実施例に係る内燃機関の潤滑油戻し構造の概略図である。 図４におけるＶ−Ｖ矢視断面図である。

符号の説明

１ シリンダヘッド
２ シリンダブロック
３ オイルパン
４ 潤滑油流し通路
５ 連通路
６ パイプ

Claims (3)

1. シリンダブロックの上部に載置されたシリンダヘッドの動弁系に供給された潤滑油を、前記シリンダブロックの下面側を覆うオイルパンに戻す内燃機関の潤滑油戻し構造であって、
   前記シリンダブロック内に、当該シリンダブロックの上方から下方へ延在し、前記潤滑油が流れる複数の潤滑油流し通路と、前記複数の潤滑油流し通路の下端にそれぞれ連結され、前記オイルパンの底面における潤滑油溜りを構成する深底部の上方に向かって延在する連通路とを形成し、更に、前記シリンダブロック内に、前記連通路に接続され前記オイルパンの深底部上に開口する潤滑油戻し通路を形成した
   ことを特徴とする内燃機関の潤滑油戻し構造。
2. シリンダブロックの上部に載置されたシリンダヘッドの動弁系に供給された潤滑油を、前記シリンダブロックの下面側を覆うオイルパンに戻す内燃機関の潤滑油戻し構造であって、
   前記シリンダブロック内に当該シリンダブロックの上方から下端へ延在し、前記潤滑油が流れる複数の潤滑油流し通路を形成し、
   前記複数の潤滑油流し通路の下端に連結され、前記オイルパンの底面における潤滑油溜りを構成する深底部の上方に向かって延在する連通部と、
   前記連通部に接続され、前記オイルパンの深底部上において、潤滑油の油面より下方の前記深底部の底面側に向かう潤滑油戻し部とを設けた
   ことを特徴とする内燃機関の潤滑油戻し構造。
3. 請求項１に記載の内燃機関の潤滑油戻し構造において、
   前記潤滑油戻し通路の下端に、前記オイルパンの底面における深底部側に位置する当該オイルパンの壁面に前記潤滑油を案内するガイドを設けた
   ことを特徴とする内燃機関の潤滑油戻し構造。

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