JP3140627B2 - 内燃機関におけるタイミングチエンの潤滑装置 - Google Patents

内燃機関におけるタイミングチエンの潤滑装置

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JP3140627B2
JP3140627B2 JP06031162A JP3116294A JP3140627B2 JP 3140627 B2 JP3140627 B2 JP 3140627B2 JP 06031162 A JP06031162 A JP 06031162A JP 3116294 A JP3116294 A JP 3116294A JP 3140627 B2 JP3140627 B2 JP 3140627B2
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弘志 宗時
明 下西
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B67/00Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
    • F02B67/04Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
    • F02B67/06Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members

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  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関において、そ
のクランク軸の回転を、吸気弁用カム軸及び排気弁用カ
ム軸のうちいずれか一方又は両方とか、或いは、燃料噴
射ポンプ等に対してタイミングチエンを介して伝達する
場合、前記タイミングチエンに対する潤滑装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、タ
イミングチエンの潤滑は、例えば、実開昭63−984
19号公報等に記載されているように、内燃機関にて駆
動される潤滑油ポンプからの潤滑油を、前記タイミング
チエンに対して、直接吹き付けることによって行うよう
にしている。
【0003】しかし、このようにタイミングチエンに吹
き付けた潤滑油は、タイミングチエンの回転によって、
当該タイミングチエンにより振るい落されることになる
から、前記タイミングチエンにおける潤滑油が不足気味
になる。そこで、従来の方法では、タイミングチエンに
吹き付ける潤滑油の量を多くするようにしなければなら
ないから、潤滑油ポンプの大容量化、ひいては、潤滑油
ポンプの大型化を招来すると言う問題があった。
【0004】しかも、タイミングチエンに潤滑油を吹き
付けると言う方法では、内燃機関の始動当初において、
当該タイミングチエンに対する潤滑を充分に達成するこ
とができない点も問題であった。本発明は、これらの問
題を、組み立ての作業性を損なうことなく、確実に解消
できるようにすることを技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「シリンダブロックの一側面に、クラ
ンク軸上のスプロケットとカム軸又は燃料噴射ポンプ軸
上のスプロケットとの間に巻掛けしたタイミングチエン
を覆うカバーケースを、着脱自在に接合して成る内燃機
関において、前記カバーケースの内面に、前記シリンダ
ブロックにおける一側面に向かって突出するリブ体を、
当該リブ体によって前記クランク軸上のスプロケットに
おける略下半分を囲うように設け、このリブ体の先端
ゴム等の軟質弾性体製のシール体を設け、このシール体
を、前記カバーケースをシリンダブロックにおける一側
面に接合したとき前記シリンダブロックにおける一側面
に接当する。」と言う構成にした。
【0006】
【作 用】この構成において、シリンダブロックの一
側面に対してカバーケースを接合することにより、この
カバーケースの内面に設けたリブ体の先端が、前記シリ
ンダブロックの一側面に対して接当し、このリブ体の内
部に、オイルバスが形成され、このオイルバス内に、タ
イミングチエンから垂れ落ちた潤滑油が溜まることにな
り、しかも、このオイルバスに溜まった潤滑油に、タイ
ミングチエンが漬かることになるから、回転するタイミ
ングチエンに対して充分な量の潤滑油を供給することが
できると共に、内燃機関の始動当初からタイミングチエ
ンに潤滑油を供給することができるのである。
【0007】ところで、前記したオイルバスを、前記リ
ブ体の先端を内向きに折り曲げることによって、当該リ
ブ体のみにて形成するように構成した場合には、クラン
ク軸上のスプロケットに対してタイミングチエンを巻掛
けた状態で、カバーケースをシリンダブロックに対して
装着するときにおいて、前記リブ体の内向き折り曲げ部
が、クランク上のスプロケットに巻掛けしたタイミング
チエンに接触することになるから、カバーケースをシリ
ンダブロックに対して組み立てることの作業性が低下す
ることになる。
【0008】これに対して、本考案は、前記したオイル
バスを、カバーケースうシリンダブロックに対して接合
したとき、リブ体の先端をシリンダブロックに対して接
当することによって形成したことにより、このリブ体の
内部は、カバーケースをシリンダブロックに対して接合
する以前の状態において開放されているから、クランク
軸上のスプロケットに対してタイミングチエンを巻掛け
た状態で、カバーケースをシリンダブロックに対して装
着するときの組み立て作業性が、前記オイルバスを形成
するためのリブ体によって損なわれることを回避できる
のである。
【0009】
【発明の効果】従って、本発明によると、組み立て作業
の低下を招来することなく、タイミングチエンに対する
充分な潤滑性を確保することができる効果を有する。し
かも、前記リブ体を、カバーケースに設けたことによ
り、このリブ体によって、カバーケースにおける剛性を
アップすることができるから、カバーケースの軽量化、
及びカバーケースの振動によって発生する騒音の低減を
図ることができる効果をも有する。これに加えて、リブ
体の先端に設けたシール体を、カバーケースをシリンダ
ブロックにおける一側面に接合したとき前記シリンダブ
ロックにおける一側面に接当するように構成したことに
より、このリブ体に内部に形成するオイルバスの気密性
を向上できると共に、前記カバーケースをシリンダブロ
ックの一側面に対して接合する箇所の気密性が、前記リ
ブ体を設けたことによって低下することを回避できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図1及び図2の図
面ついて説明する。この図において符号1は、シリンダ
ブロックを、符号2は、前記シリンダブロック1におけ
る軸受け部3にて軸支したクランク軸を各々示し、前記
シリンダブロック1における一側面1aには、後述する
タイミングチエン4の全体を覆うカバーケース5が、図
示しない複数本のボルトにて、着脱自在に接合されてお
り、このカバーケース5及び前記シリンダブロック1の
下部には、オイルパン6が接合されている。
【0011】前記クランク軸2における軸端部2aを、
前記カバーケース5における側面板5aを貫通してその
外側に突出して、この突出端に、図示しない冷却水ポン
プ等のエンジン補機に対する動力伝達用プーリ7を嵌着
する一方、前記軸端部2aのうちカバーケース5内の部
分には、スプロケット8が嵌着され、このスプロケット
8には、図示しないカム軸等への動力伝達用のタイミン
グチエン4が巻掛けされている。
【0012】また、前記動力伝達用プーリ7におけるカ
バーケース5側の側面に凹所9を設けて、この凹所9内
に、前記カバーケース5における側面板5aに設けた潤
滑油ポンプ10を配設する。この潤滑油ポンプ10は、
前記カバーケース5における側面板5aから前記凹所9
内に向かって一体的に造形したポンプケース10aと、
このポンプケース10a内に挿入したアウタロータ10
bと、前記クランク軸2における軸端部2aに嵌着した
インナロータ10cと、前記カバーケース5における側
面板5aの内面に複数本のボルト10dにて着脱可能に
取付けた蓋板10eとによって構成され、前記クランク
軸2の回転によって、前記オイルパン6内における潤滑
油を吸い込んだのち、内燃機関における各所の作動部分
に供給すると共に、前記タイミングチエン4に対して吹
き付けるものである。
【0013】そして、前記カバーケース5に設けた潤滑
油ポンプ10において、カバーケース5における側面板
5aの内面に複数本のボルト10dにて取付けた蓋板1
0eには、前記シリンダブロック1における一側面1a
に向かって突出するリブ体11を、当該リブ体11によ
って前記クランク軸2における軸端部2a上のスプロケ
ット8における略下半分を囲うように設け、更に、この
リブ体11の先端に、ゴム又は軟質弾性体製のシール体
12を取付けて、このシール体12を、前記カバーケー
ス5をシリンダブロック1における一側面1aに接合し
たとき前記シリンダブロック1における一側面1aに接
当するように構成する。
【0014】この構成において、シリンダブロック1の
一側面1aに対してカバーケース5を接合することによ
り、このカバーケース5の内面に設けたリブ体11の先
端におけるシール体12が、前記シリンダブロック1の
一側面1aに対して接当することにより、このリブ体1
2の内部に、オイルバス13が形成され、このオイルバ
ス13内に、タイミングチエン4に吹き付け供給された
のちこのタイミングチエン4から垂れ落ちた潤滑油が溜
まることになるから、回転するタイミングチエン4に対
して充分な量の潤滑油を供給することができると共に、
内燃機関の始動当初からタイミングチエン4に潤滑油を
供給することができるのである。
【0015】また、前記したオイルバス13を、カバー
ケース5をシリンダブロック1に対して接合したとき、
リブ体11の先端におけるシール体12をシリンダブロ
ック1における一側面1aに対して接当することによっ
て形成したことにより、このリブ体11の内部における
オイルバス13は、カバーケース5をシリンダブロック
1に対して接合する以前の状態において開放されている
から、クランク軸2における軸端部1a上のスプロケッ
ト8に対してタイミングチエン4を巻掛けた状態で、カ
バーケース5をシリンダブロック1に対して装着するこ
とができて、その組み立て作業性が、前記オイルバス1
3を形成するためのリブ体11によって損なわれること
を回避できるのである。
【0016】なお、前記の実施例において、クランク軸
2における軸芯から前記リブ体11の内面11aまでの
半径Rを、当該リブ体11の内面11aに対してタイミ
ングチエン4が接当したとき、このタイミングチエン4
が、クランク軸2上におけるスプロケット8の歯より外
れない寸法に設定することにより、組み立て作業中にお
いて、前記スプロケット8と前記タイミングチエン4と
の間における噛み合い位相がずれることを確実に防止で
きるから、組み立ての作業性を更に向上できるのであ
る。
【0017】また、前記実施例のように、このリブ体1
1の先端にゴム等の軟質弾性体製のシール体12を設け
て、このシール体12をシリンダブロック1における一
側面1aに対して接当するように構成することにより、
このリブ体11に内部に形成するオイルバス13の気密
性を向上できると共に、前記カバーケース5をシリンダ
ブロック1の一側面1aに対して接合する箇所の気密性
が、前記リブ体11を設けたことによって低下すること
を回避できるのである。
【0018】更にまた、前記リブ体11は、潤滑油ポン
プ10における蓋板10eに一体的に造形され、この蓋
板10eは、カバーケース5における側面板5aに対し
て複数本のボルト10dにて取付けられていることによ
り、前記リブ体11によって、カバーケース5の側面板
5aにおける剛性をアップすることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断正面図である。
【図2】図1のII−II視断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック 1a シリンダブロックの一側面 2 クランク軸 2a クランク軸の軸端部 4 タイミングチエン 5 カバーケース 10 潤滑油ポンプ 10e 潤滑油ポンプの蓋板 11 リブ体 12 シール体 13 オイルバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01M 9/10 F01M 9/06 F02B 67/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダブロックの一側面に、クランク軸
    上のスプロケットとカム軸又は燃料噴射ポンプ軸上のス
    プロケットとの間に巻掛けしたタイミングチエンを覆う
    カバーケースを、着脱自在に接合して成る内燃機関にお
    いて、 前記カバーケースの内面に、前記シリンダブロックにお
    ける一側面に向かって突出するリブ体を、当該リブ体に
    よって前記クランク軸上のスプロケットにおける略下半
    分を囲うように設け、このリブ体の先端にゴム等の軟質
    弾性体製のシール体を設け、このシール体を、前記カバ
    ーケースをシリンダブロックにおける一側面に接合した
    とき前記シリンダブロックにおける一側面に接当するよ
    うに構成したことを特徴とする内燃機関におけるタイミ
    ングチエンの潤滑装置。
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