JP7062343B2 - 内燃機関のフロントカバー - Google Patents

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本発明は、内燃機関において、タイミングチェーンを覆うようにシリンダブロック及びシリンダヘッドの前面に配置されるフロントカバー(または、タイミングチェーンカバー若しくはチェーンケース)に関する。
周知の通り、車両等に搭載される内燃機関即ちレシプロエンジンのクランクシャフトと、気筒の吸排気バルブを開閉駆動するカムシャフトとは、巻掛伝動機構を介して連動する。クランクシャフトにはクランクスプロケットが、カムシャフトにはカムシャフトがそれぞれ設けられ、これらクランクスプロケット及びカムスプロケットにタイミングチェーンを巻き掛けることにより、内燃機関が出力するエンジントルクをクランクシャフトからカムシャフトに伝達し、カムシャフトをクランクシャフトに従動させながらカムシャフトを回転駆動する。
上述の巻掛伝動機構は、フロントカバーによって内燃機関の前方から被覆されている。いわゆる縦型の内燃機関のフロントカバーでは、その下部にクランクシャフトを挿通して突き出させるための軸孔が穿たれている。
内燃機関の潤滑油兼、内燃機関に付随する機構(例えば、VVT(Variable Valve Timing)機構等)を作動させる作動油であるエンジンオイルには、炭素粉や金属粉といった異物が混入する。そのような異物を除去するべく、内燃機関には、エンジンオイルを濾過するためのオイルフィルタを付設する。
オイルフィルタは、適時交換する必要があるので、その交換作業を容易に行い得る場所に配することが望ましい。故に、オイルフィルタは、内燃機関のフロントカバーに取り付けられることが少なくない(以上、下記特許文献を参照)。
特開2014-118853号公報
いわゆる縦型の内燃機関のフロントカバーは、上下方向に沿って拡張し、その下部にクランクシャフトを挿通して突き出させるための軸孔が穿たれる。上下に拡張したフロントカバーを鋳造する際には、反りや歪みが発生することがある。そこで、従来より、長手方向である上下方向に延伸するリブ(凸条)を形成することで、フロントカバーの反りや歪みの抑制を図っている。
一方で、上述したように、オイルフィルタがフロントカバーに取り付けられる構造を採用する場合、オイルフィルタが交換される都度、フロントカバーにおけるフィルタの取付部からエンジンオイルが零れて垂れ落ちることになる。そのエンジンオイルは、内燃機関自体や車両のエンジンルーム(エンジンコンパートメント)内を汚す。内燃機関及びエンジンルームの汚染範囲を制限するためには、フィルタの取付部から垂れるオイルを受ける庇または樋となるリブを、フロントカバーに形成することが考えられる。
しかしながら、フロントカバーの反りや歪みを抑制するためのリブと、フィルタの取付部から垂れるオイルを受けるためのリブとを別々に設けると、フロントカバーが重量化し、かつフロントカバーの製造コスト(材料コスト)が増加する不利を招く。
以上の問題に着目してなされた本発明は、重量及びコストの増大を抑制しつつ、フロントカバーにおけるオイルフィルタの取付部から垂れるエンジンオイルによる汚染範囲を適切に制限することを所期の目的としている。
本発明では、内燃機関において、タイミングチェーンを覆うようにシリンダブロック及びシリンダヘッドの前面に配置されるフロントカバーであり、クランクシャフトを挿通して内燃機関の前方に突き出させるための貫通した軸孔と、当該フロントカバーの前面側にあって前記軸孔よりも上方に位置し内燃機関のエンジンオイルを濾過するフィルタが取り付けられるフィルタ取付部と、当該フロントカバーの前面側にあって前方に突出し前記フィルタ取付部の直下の位置から当該フロントカバーの下端近傍の位置まで連続して当該フロントカバーの長手方向である上下に延長した一本のリブとを具備する内燃機関のフロントカバーを構成した。
本発明によれば、重量及びコストの増大を抑制しつつ、フロントカバーにおけるオイルフィルタの取付部から垂れるエンジンオイルによる汚染範囲を適切に制限することができる。
本発明の一実施形態のフロントカバーの正面図。
本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。図1に、本実施形態の内燃機関のフロントカバー(タイミングチェーンカバー)1を示す。図1は、フロントカバー1を内燃機関の前方から見た正面図である。
本実施形態における内燃機関は、いわゆる縦型の4ストロークレシプロエンジンであり、気筒のシリンダボアの軸線方向、即ち気筒内で進退するピストンの運動方向に沿った上下にシリンダヘッド、シリンダブロック及びクランクケースが連結されているものである。本実施形態のフロントカバー1は、その上下方向に沿って拡張し、シリンダヘッド、シリンダブロック及びクランクケースに前方から装着されて、当該フロントカバー1の後背にあるクランクスプロケット、カムスプロケット、タイミングチェーン及びチェーンテンショナ等を被覆して隠蔽する。
フロントカバー1の下部には、クランクシャフトを挿通して内燃機関の前方に突き出させるための貫通した軸孔13を穿ってある。また、フロントカバー1の上部には、内燃機関を車両のエンジンルームに搭載するべく、車体に設けたエンジンマウントに支持させる被支持部(エンジンマウントブラケット)14を成形している。
本実施形態では、フロントカバー1の前面側、その上部と下部との間の部位に、図示しないオイルフィルタを取り付けるためのフィルタ取付部11を設けている。オイルフィルタは、オイルポンプ(例えば、電動機により回転駆動される電動式のもの)が吸込み吐出して圧送するエンジンオイルを濾過してエンジンオイル中の異物を除去するために働く。オイルフィルタは、円筒状の概形をなし、その中心軸がクランクシャフトの伸びる方向と略平行となるような姿勢で、フロントカバー1のフィルタ取付部11に直に装着する。フィルタ取付部11の所在する箇所は、正面視気筒のシリンダボアの軸線よりも吸気側に偏倚しており、また軸孔13よりも上方にある。なお、図1において、左方が吸気側、右方が排気側である。
しかして、本実施形態では、フロントカバー1の前面側に、フィルタ取付部11の直下の位置から同フロントカバーの下端近傍の位置まで連続して上下に延長したリブ12を成形している。なお、図1中、リブ12に網点を付して表している。
リブ12は、当該リブ12に隣接する周辺の箇所よりも前方に突出している。リブ12は、フロントカバー1を鋳造する際に発生する反りや歪みを低減する役割を担うとともに、オイルフィルタの交換時にフィルタ取付部11から零れて垂れ落ちるエンジンオイルを受ける庇または樋の役割を担う。図1中に矢印で表しているように、このリブ12は、フィルタ取付部11から垂れるエンジンオイルを外側方に誘導し、以てそのエンジンオイルが内燃機関及びエンジンルームを汚染する範囲を制限する。
本実施形態によれば、反りまたは歪みの生じやすいフロントカバー1の長手方向即ち上下方向に延伸するリブ12により、フロントカバー1の反りや歪みを抑制し、かつフィルタ取付部11から垂れ落ちるエンジンオイルによる汚染範囲を適切に制限することが可能である。一本のリブ12に、フロントカバー1の剛性を高める機能と、エンジンオイルを受ける庇または樋の機能とを両備したため、それらの機能を別々のリブに担わせる場合と比較して、フロントカバー1の重量化を回避でき、かつ製造コストの高騰を抑えることができる。
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。各部の具体的な構成は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…フロントカバー
11…フィルタ取付部
12…リブ
13…軸孔
14…被支持部

Claims (1)

  1. 内燃機関において、タイミングチェーンを覆うようにシリンダブロック及びシリンダヘッドの前面に配置されるフロントカバーであり、
    クランクシャフトを挿通して内燃機関の前方に突き出させるための貫通した軸孔と、
    当該フロントカバーの前面側にあって前記軸孔よりも上方に位置し内燃機関のエンジンオイルを濾過するフィルタが取り付けられるフィルタ取付部と、
    当該フロントカバーの前面側にあって前方に突出し前記フィルタ取付部の直下の位置から当該フロントカバーの下端近傍の位置まで連続して当該フロントカバーの長手方向である上下に延長した一本のリブと
    を具備する内燃機関のフロントカバー。
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