JP4236656B2 - 一方向クラッチを備える伝動機構 - Google Patents

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Description

本発明は、一方向クラッチを備える伝動機構に関し、詳細には、該伝動機構における潤滑構造に関する。そして、該伝動機構は、例えば内燃機関において、始動時にクランク軸を回転駆動する伝動機構として使用される。
従来、この種の伝動機構における潤滑構造として、例えば特許文献1に開示されたものがある。この従来技術では、クランク軸を支持する軸受に供給された潤滑油をオーバーランニングクラッチ内に導く導入孔が、クラッチ外輪と一体に回転する出力部材に設けられる。
特開2000−161037号公報(図13)
前記従来技術では、導入孔がクラッチ内輪と同じ径方向位置にあるため、クランク軸とクラッチ内輪との間に配置されて該導入孔よりも径方向内方に位置する軸受(ローラベアリング)には導入孔からの潤滑油が直接供給されないこと、および導入孔から流入してクラッチ内輪に付着した潤滑油が遠心力より径方向外方に流動することから、潤滑油が該軸受に供給されにくい構造となっていた。そのため、比較的少ない潤滑油でも軸受の所要の耐久性を確保することができるように、軸受の材料として高価なものを使用する必要があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、請求項1記載の発明は、伝動機構において、そして請求項2,3記載の発明は、内燃機関の伝動機構において、それぞれ、軸受への給油を容易にすることにより、軸受および一方向クラッチの潤滑性の向上を図ることを目的とする。
請求項1記載の発明は、径方向でインナレースおよびアウタレースの間に配置されて前記インナレースおよび前記アウタレースの一方から他方への回転の伝達のみを行うクラッチ素子を備える一方向クラッチと、径方向で前記インナレースと回転軸との間に配置されて前記インナレースを前記回転軸に回転可能に支持する軸受と、軸方向での前記一方向クラッチの移動を規制する規制部材と、を備える伝動機構において、軸方向で前記一方向クラッチが当接する前記規制部材には、前記規制部材を囲む雰囲気中で飛散している潤滑油が流入した後に前記軸受に向けて流出する油孔が前記軸受と同じ径方向位置に設けられ、前記一方向クラッチには、前記油孔から流入して前記軸受を潤滑しながら通過した潤滑油を径方向外方に偏向させて前記クラッチ素子が収納された収納空間に導く径方向油路と、径方向での前記クラッチ素子の外寄り部分と同じ径方向位置または前記クラッチ素子よりも径方向外方に配置されて前記収納空間の潤滑油を排出する排出油路とが設けられる伝動機構である。
これによれば、油孔が軸受と同じ径方向位置にあるので、油孔に流入した潤滑油は容易に軸受に導かれて、軸受への給油が容易になる。軸受を潤滑した潤滑油は、一方向クラッチ内の径方向油路で遠心力により加圧されて、収納空間でクラッチ素子を潤滑する。収納空間の潤滑油は、クラッチ素子の外寄り部分またはクラッチ素子よりも径方向外方から一方向クラッチ外に排出される前に、収納空間でクラッチ素子をインナレース側からアウタレース側に向かって十分に潤滑する。
請求項2記載の発明は、径方向でインナレースおよびアウタレースの間に配置されて前記インナレースおよび前記アウタレースの一方から他方へ始動電動機からクランク軸への回転の伝達のみを行うクラッチ素子を備える一方向クラッチと、径方向で前記インナレースと前記クランク軸との間に配置されて前記インナレースを前記クランク軸に回転可能に支持する軸受と、軸方向での前記一方向クラッチの移動を規制する規制部材と、を備える内燃機関の伝動機構において、軸方向で前記一方向クラッチよりも前記クランク軸の主軸受寄りに配置される前記規制部材には、前記規制部材を囲む雰囲気中に前記主軸受から流出して飛散する潤滑油が流入した後に前記軸受に向けて流出する油孔が前記軸受と同じ径方向位置に設けられ、前記一方向クラッチには、前記油孔から流入して前記軸受を潤滑しながら通過した潤滑油を径方向外方に偏向させて前記クラッチ素子が収納された収納空間に導く径方向油路と、径方向で前記クラッチ素子の外寄り部分と同じ径方向位置または前記クラッチ素子よりも径方向外方に配置されて前記収納空間の潤滑油を排出する排出油路とが設けられる内燃機関の伝動機構である。
これによれば、内燃機関において、始動電動機からの回転をクランク軸に伝達する一方向クラッチを備える伝動機構において、請求項1記載の発明と同様の作用がなされる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の内燃機関の伝動機構において、軸方向で前記主軸受と前記規制部材との間に無端のチェーンが巻き掛けられたスプロケットが設けられ、前記チェーンに対向する対向面に前記チェーンが摺接するチェーンテンショナまたはチェーンガイドが、軸方向から見たとき、前記対向面に沿う方向で前記規制部材と重なる位置に配置されるものである。
これによれば、主軸受から流出した潤滑油およびチェーンから飛散した潤滑油の径方向外方への飛散が、規制部材の付近でチェーンテンショナまたはチェーンガイドにより抑制されて、その分、飛散した潤滑油が油孔に流入する潤滑油の量が増加する。
請求項1記載の発明によれば、次の効果が奏される。すなわち、油孔から軸受および径方向油路を経て収納空間に至る一連の油路により、軸受は、該軸受と同じ径方向位置の油孔からの十分な油量の潤滑油により潤滑されるので、潤滑性が向上し、高価な材料を使用することなく低コストで軸受の耐久性が確保される。また、クラッチ素子は遠心力により加圧された潤滑油により、クラッチ素子の外寄り部分またはクラッチ素子よりも径方向外方から一方向クラッチの外部空間に排出される前に、十分に潤滑されるので、一方向クラッチの潤滑性が向上する。
請求項2記載の発明によれば、内燃機関において、始動電動機からの回転をクランク軸に伝達する一方向クラッチを備える伝動機構において、請求項1記載の発明と同様の効果が奏される。
請求項3記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、油孔から流入する潤滑油の量が増加するので、軸受および一方向クラッチにおける潤滑性が一層向上する。
以下、本発明の実施形態を、図1〜図4を参照して説明する。
図1,図2を参照すると、本発明が適用された伝動機構Tは、内燃機関Eの始動時に始動電動機Mによりクランク軸4を回転駆動すべく、始動電動機Mからクランク軸4への回転の伝達のみを行うための一方向クラッチCを備える。
車両としての自動二輪車に搭載される内燃機関Eは、多気筒4ストローク内燃機関であり、複数のシリンダ1a(図1にはその1つが示されている。)が直列に配列されたシリンダブロック1と、シリンダブロック1の下部により構成される上クランクケース2aの下端部に結合される下クランクケース2bと、シリンダブロック1の上端部に結合されるシリンダヘッド(図示されず)とを備える。
各シリンダ1aに往復動可能に嵌合するピストン(図示されず)にコンロッド3を介して連結されるクランク軸4は、上クランクケース2aと下クランクケース2bとが結合されて構成されるクランクケース2により形成されるクランク室5内に収納されて、上クランクケース2aおよび下クランクケース2bに挟持されるメタル軸受からなる軸受である主軸受6を介してクランクケース2の軸受部7に回転可能に支持される。クランクケース2に軸方向に間隔をおいて配列して設けられる複数の軸受部7のそれぞれに保持される各主軸受6には、クランク軸4の動力により駆動されるオイルポンプから吐出された潤滑油が、軸受部7に形成された油路(図示されず)を通じて供給される。
なお、この明細書または特許請求の範囲において、「軸方向」、「径方向」および「周方向」は、それぞれ、回転軸またはクランク軸4の回転中心線Lに平行な方向、回転中心線Lを中心とする径方向および回転中心線Lを中心とする周方向を意味する。
前記シリンダヘッドには、燃焼室に開口する吸気ポートおよび排気ポートをそれぞれ開閉する吸気弁および排気弁が設けられる。前記吸気弁および前記排気弁は、前記シリンダヘッドに回転可能に支持されるカム軸を備える動弁装置によりクランク軸4の回転に同期して開閉される。前記カム軸は、クランク軸4の軸端部4aに設けられる駆動スプロケット8と、前記カム軸に設けられるカムスプロケットと、それらスプロケットに巻き掛けられるサイレントチェーンからなる無端のチェーン9と、チェーン9の緩み側でチェーン9に張力を付与するチェーンテンショナ10と、チェーン9の張り側でチェーン9が摺接するチェーンガイド11とから構成される駆動機構により、クランク軸4の1/2の回転速度で回転駆動される。
図4を併せて参照すると、上クランクケース2aに設けられる取付部12に枢支されるチェーンテンショナ10は、チェーン9に対向する対向面10bを有すると共に該対向面10bの一部でチェーン9が摺接する長尺状のテンショナシュー10aと、該テンショナシュー10aの背面を押圧してチェーン9に押し付けるテンショナリフタ(図示されず)とを備える。また、上クランクケース2aに設けられる取付部13に固定されるチェーンガイド11は、チェーン9に対向する対向面11bを有すると共に該対向面11bの一部に摺接するチェーン9を案内する。ここで、対向するとは、各対向面10b,11bに関して、回転中心線Lに直交すると共に対向面10b,11bと交差する平面上で、対向面10b,11bの法線がチェーン9と交差する位置関係を意味する。
そして、前記吸気ポートを通って前記燃焼室に流入した混合気が、点火栓により点火されて燃焼し、燃焼ガスの圧力により駆動されて往復運動する前記ピストンがクランク軸4を回転駆動する。燃焼ガスは、排気ガスとして前記排気ポートから排気装置を通じて外部に排出される。クランク軸4の動力は、1次減速機構14を介して変速用切換クラッチ15および歯車変速機に順次伝達される。
図1〜図3を参照すると、クランクケース2の、軸方向での端壁でもある端部軸受部7a(図2参照)を貫通してクランク室5から軸方向に突出する軸端部4aには、主軸受6寄りから順に、駆動スプロケット8と、スラストワッシャから構成される円環状のスラスト受け51と、始動電動機Mの回転をクランク軸4に伝達する一方向クラッチCとが設けられる。駆動スプロケット8、スラスト受け51および一方向クラッチCは、駆動スプロケット8のボス部8aがクランク軸4の段部に当接することにより軸方向での一方(主軸受6に近づく方向である主軸受方向)への移動が阻止され、一方向クラッチCのアウタレース32がクランク軸4に軸方向にねじ込まれるボルト18で締め付けられる座金19に当接することにより、軸方向での他方(主軸受6から遠ざかる方向である反主軸受方向)への移動が阻止される。
そして、駆動スプロケット8、スラスト受け51および一方向クラッチCは、切換クラッチ15と共に、クランクケース2と該クランクケース2に結合されるケースカバー20とにより形成される収納室21に収納される。
内燃機関Eに備えられて収納室21に収納される伝動機構Tは、内燃機関Eの始動時に回転軸としてのクランク軸4を回転駆動する始動手段としての始動電動機Mの回転が減速機構22を介して伝達されると共に始動電動機Mの回転をクランク軸4に伝達する一方向クラッチCと、径方向で一方向クラッチCのインナレース31とクランク軸4との間に配置されてインナレース31をクランク軸4に回転可能に支持する軸受としてのローラ軸受41と、軸方向で一方向クラッチCよりも主軸受6寄りに配置されると共に一方向クラッチCと当接することにより軸方向での一方向クラッチCの移動を規制する規制部材としてのスラスト受け51とを備える。
一方向クラッチCは、上クランクケース2aに取り付けられる始動電動機Mの回転が減速機構22を介して入力される入力回転体としての始動用被動歯車30と、被動歯車30と一体回転可能に一体化された円筒状のインナレース31と、インナレース31に対して径方向外方に配置される円筒状のアウタレース32と、径方向でインナレース31およびアウタレース32間に形成される収納空間34に収納されてインナレース31およびアウタレース32の一方であるインナレース31から、インナレース31およびアウタレース32の他方であるアウタレース32への回転の伝達のみを行うクラッチ素子としての複数のスプラグ33と、アウタレース32の回転をクランク軸4に伝達すべくアウタレース32と一体回転可能に一体化された
出力回転体35と、を備える。収納空間34は、軸方向においては、被動歯車30および後述するフランジ部35aの間に形成される円環状空間である。
始動電動機Mにより回転駆動される被動歯車30には、始動電動機Mの回転軸に設けられたピニオン23の回転が、ピニオン23に噛合する大歯車22aと該大歯車22aと同軸に設けられて一体に回転する小歯車22bと該小歯車22bに噛合する大歯車22cとからなる歯車列により構成される減速機構22を介して伝達される。そして、被動歯車30は、その内周部でインナレース31に溶接により固着される。また、軸方向で収納空間34の被動歯車30寄り部分は、スプラグ33を軸方向で保持する保持部材としての円環状のワッシャ36の開口と、被動歯車30とアウタレース32との間の空隙とから構成される流出油路37を通じて収納室21に開放しており、該流出油路を通って収納空間34の潤滑油の一部が収納室21に流出する。
アウタレース32に一体成形されて設けられる出力回転体35は、軸方向でスプラグ33を挟んで被動歯車30およびスラスト受け51とは反対側に位置して径方向に平板状に延びるフランジ部35aと、フランジ部35aの内周部に連なる円筒状の軸部35bとから構成される。軸部35bがその内周で軸端部4aの外周にスプライン嵌合することにより、出力回転体35はクランク軸4に一体回転可能に結合される。
フランジ部35aには、径方向でのスプラグ33の外寄り部分33aと同じ径方向位置に軸方向に収納室21に開放して、一方向クラッチCの内部空間である収納空間34と一方向クラッチCの外部空間である収納室21とを連通する貫通孔から構成される排出油路39が、複数個、周方向に等しい間隔をおいて設けられる。この実施形態では、3つの排出油路が設けられ、各排出油路39は軸方向に平行であるが、排出油路39の出口39bがその入口39aの径方向位置よりも径方向内方または径方向外方に位置するように、排出油路39は傾斜していてもよい。
軸部35bは、軸方向でインナレース31、アウタレース32およびスプラグ33と重なる位置にあると共に、軸方向での一方の端部35b1での端面は、インナレース31の、軸方向での一方の端部31aの端面と同様に、回転中心線Lに直交する同一の平面上にあり、スラスト受け51に軸方向で当接する。
転がり軸受であるローラ軸受41は、径方向で軸部35bの外周とインナレース31の内周との間に配置され、多数の転動体としてのニードル状のローラ42と、各ローラ42を所定の位置に保持する保持器43とから構成される。保持器43により、周方向で隣接するローラ42の間には軸方向に延びて両端部44a,44bで開放する空隙により構成される軸受内油路44が、ローラ軸受41に形成される。それゆえ、ローラ軸受41は、ローラ42が配置される領域において、インナレース31と軸部35bで画成される円環状の両端部44a,44bで軸方向に開放している。
スラスト受け51は、軸方向で駆動スプロケット8と一方向クラッチCのインナレース31および出力回転体35の軸部35bとの間に配置され、軸方向での一方で軸端部4aにスプライン嵌合された駆動スプロケット8のボス部8aに当接し、軸方向での他方で端部35b1と当接することにより、軸方向での移動が規制される。
ローラ軸受41の、軸方向での一方の端部41aと軸方向で隣接するスラスト受け51には、軸受内油路44の端部44aと同じ径方向位置に開口する複数の、ここでは4つの円孔からなる油孔52が、周方向に等しい間隔で、かつ軸方向で44aに対向して設けられる。スラスト受け51を軸方向に貫通する各油孔52の径は、端部44aの径方向での幅より大きく、端部44aは、径方向で、各油孔52の範囲内にある。そして、この実施形態では、一方向クラッチCへの導入油路を構成する各油孔52は、軸方向に平行であることから、その入口52aおよび出口52bが、端部44aと同じ径方向位置にある。
図4を併せて参照すると、駆動スプロケット8およびチェーン9は、軸方向でスラスト受け51および油孔52に近接した位置にある。より具体的には、スラスト受け51および油孔52と駆動スプロケット8の歯8bおよびチェーン9との軸方向での間隔W1,W2は、チェーン9の軸方向幅W3より小さい。そして、油孔52は、駆動スプロケット8の歯先円と同じ径方向位置にあり、また駆動スプロケット8に噛合しているチェーン9の巻掛け部9aと同じ径方向位置にある。このため、駆動スプロケット8とチェーン9とが噛合したとき、チェーン9を構成するリンクプレート9bの凹部9cに溜まった潤滑油が駆動スプロケット8の歯8bによりチェーン9の周囲に放出され、放出された潤滑油の一部が油孔52に流入する。
また、互いに摺接するインナレース31およびスラスト受け51の少なくともいずれかには、油孔52の出口52bの近傍に、油孔52に流入した潤滑油の一部をスラスト受け51とインナレース31との摺動部に導く油路61が形成され、該摺動部が油路61の潤滑油により潤滑される。径方向に延びる油路61は、この実施形態では、インナレース31の、軸方向での一方の端部31aの端面に形成された溝により構成され、周方向に等しい間隔で複数、ここでは4つ設けられる。
図1,図2を参照すると、一方向クラッチCおよび出力回転体35の少なくともいずれかには、ローラ軸受41に形成される軸受内油路44の潤滑油を収納空間34に導く径方向油路62が形成される。軸受内油路44の端部44bに連通する径方向油路62は、この実施形態では、インナレース31の、軸方向での他方の端部31bの端面に形成された溝により構成され、周方向に等しい間隔で複数、ここでは4つ設けられる。各径方向油路62は、径方向で収納空間34の内方に位置する領域である内周部分34aに開放する。
そして、収納室21内では、前述のように前記オイルポンプから吐出された潤滑油が供給される主軸受6から軸方向に流出してスラスト受け51を囲む雰囲気中で飛散する潤滑油の一部は、軸方向に移動する気流と共に各油孔52に向かって移動し、各油孔52に流入した後にローラ軸受41に向けて流出し、油孔52から流出した潤滑油が軸受内油路44に流入し、ローラ42などのローラ軸受41での摺動部分を潤滑しながら軸受内油路44を通って、ローラ軸受41の、軸方向での他方の端部で端部44bから流出して、フランジ部35aにより径方向外方に偏向されて径方向油路62を通って一方向クラッチC内の収納空間34に流入し、各スプラグ33を潤滑する。径方向油路62では、遠心力により潤滑油が加圧されると共に流動が促進される。そして、径方向から流入した収納空間34の潤滑油は、排出油路39を通って軸方向に偏向して収納室21に排出される。
また、図1に示されるように、軸方向で主軸受6とスラスト受け51との間で、テンショナシュー10aおよびチェーンガイド11が、軸方向から見たとき、それぞれの対向面10b,11bに沿う方向で、スラスト受け51の油孔52と重なる位置に配置される。より具体的には、スラスト受け51は、両方の前記沿う方向で、それぞれテンショナシュー10aおよびチェーンガイド11とほぼ半分と重なる。それゆえ、スラスト受け51は、その直径方向で、テンショナシュー10aおよびチェーンガイド11に挟まれた位置にある。
このため、チェーン9に付着していて遠心力により飛散した潤滑油や主軸受6から軸方向に流出してクランク軸4の回転により飛散した潤滑油は、軸方向でスラスト受け51に近接して位置すると共にスラスト受け51よりも僅かに径方向外方に位置するテンショナシュー10aの対向面10bおよびチェーンガイド11の対向面11bが潤滑油の径方向外方への飛散を妨げる壁の壁面の機能を果たすことから、両対向面10b,11bにより、潤滑油が径方向外方に飛散することが抑制されて、その分、飛散した潤滑油が軸方向でスラスト受け51に向かう気流と共にスラスト受け51に向けて移動して、油孔52から流入する潤滑油の量が増える。
次に、前述のように構成された実施形態の作用および効果について説明する。
内燃機関Eの伝動機構Tにおいて、スラスト受け51には、主軸受6から流出して飛散した潤滑油が流入した後にローラ軸受41に向けて流出する油孔52がローラ軸受41と同じ径方向位置に設けられ、一方向クラッチCには、油孔52から流入してローラ軸受41を潤滑しながら軸受内油路44を通ってローラ軸受41を通過した潤滑油を径方向外方に偏向させてスプラグ33が収納された収納空間34に導く径方向油路62と、収納空間34の潤滑油を排出する排出油路39とが設けられることにより、油孔52が軸受と同じ径方向位置にあるので、油孔52に流入した潤滑油は容易にローラ軸受41に導かれて、ローラ軸受41への給油が容易になる。また、ローラ軸受41を潤滑した潤滑油は、一方向クラッチC内の径方向油路62で遠心力により加圧されて、収納空間34でスプラグ33を潤滑する。収納空間34の潤滑油は、排出油路39から一方向クラッチC外に排出される前に、収納空間34でスプラグ33をインナレース31側からアウタレース32側に向かって十分に潤滑する。この結果、油孔52からローラ軸受41および径方向油路62を経て収納空間34に至る一連の油路により、ローラ軸受41は、該ローラ軸受41と同じ径方向位置の油孔52からの十分な油量の潤滑油により潤滑されるので、潤滑性が向上し、高価な材料を使用することなく低コストで軸受の耐久性が確保される。また、スプラグ33は遠心力により加圧された潤滑油により、スプラグ33の外寄り部分33aと同じ径方向位置から収納室21に排出される前に、十分に潤滑されるので、一方向クラッチCの潤滑性が向上する。
軸方向で主軸受6とスラスト受け51との間にチェーン9が巻き掛けられた駆動スプロケット8が設けられ、チェーンテンショナ10の対向面10bおよびチェーンガイド11の対向面11bが、軸方向から見たとき、その対向面10b,11bに沿う方向でスラスト受け51および油孔52と重なる位置に配置されることにより、主軸受6から流出した潤滑油およびチェーン9から飛散した潤滑油の径方向外方への飛散が、スラスト受け51の付近でチェーンテンショナ10またはチェーンガイド11により抑制されて、その分、飛散した潤滑油が油孔52に流入する潤滑油の量が増加するので、ローラ軸受41および一方向クラッチCにおける潤滑性が一層向上する。そして、スラスト受け51を挟む位置の両対向面10b,11bが、軸方向から見たとき、油孔52と重なる位置に配置されることにより、飛散した潤滑油が油孔52に一層流入しやすくなる。
油孔52は駆動スプロケット8に噛合しているチェーン9の巻掛け部9aと同じ径方向位置にあることにより、駆動スプロケット8とチェーン9とが噛合したとき、リンクプレート9bの凹部9cに溜まった潤滑油が駆動スプロケット8の歯8bによりチェーン9の周囲に放出され、放出された潤滑油の一部が油孔52に流入するので、ローラ軸受41への給油量が増加する。
以下、前述した実施形態の一部の構成を変更した実施形態について、変更した構成に関して説明する。
排出油路39は、フランジ部35aにおいてスプラグ33よりも径方向外方の位置に設けられてもよく、さらには、アウタレース32に設けられてもよい。また、軸方向でなく、径方向外方で収納室21に開放していてもよい。
径方向油路62は、インナレース31に対面するフランジ部35aに形成された溝、またはインナレース31およびフランジ部35aの両者に形成された溝により構成されてもよい。
テンショナシュー10aおよびチェーンガイド11の一方が、軸方向から見たとき、その対向面10bまたは対向面11bに沿う方向で、スラスト受け51の油孔52と重なる位置に配置されていてもよい。
油孔52は軸方向に平行であったが、油孔52の入口52aが出口52bよりも径方向内方に位置して、油孔52が入口52aから出口52bに向かって径方向外方に傾斜するように形成されてもよい。この場合、油孔52内の潤滑油が遠心力により加圧された状態で軸受に流入するので、軸受の潤滑性が一層向上する。
伝動機構Tは、内燃機関以外の機械に使用されてもよい。
本発明が適用された内燃機関の伝動機構の側面図であり、図2のI−I矢視での図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 チェーンテンショナおよびチェーンガイドについては、図1のIVa−IVa線断面図であり、クランク軸の軸端部、一方向クラッチおよび駆動スプロケットについては、図1のIVb−IVb線断面図である。
符号の説明
4…クランク軸、6…主軸受、30…被動歯車、31…インナレース、32…アウタレース、33…スプラグ、35…出力回転体、39…排出油路、…、…、41…ローラ軸受、44…軸受内油路、51…スラスト受け、52…油孔、62…径方向油路、T…伝動機構、C…一方向クラッチ。

Claims (3)

  1. 径方向でインナレースおよびアウタレースの間に配置されて前記インナレースおよび前記アウタレースの一方から他方への回転の伝達のみを行うクラッチ素子を備える一方向クラッチと、径方向で前記インナレースと回転軸との間に配置されて前記インナレースを前記回転軸に回転可能に支持する軸受と、軸方向での前記一方向クラッチの移動を規制する規制部材と、を備える伝動機構において、
    軸方向で前記一方向クラッチが当接する前記規制部材には、前記規制部材を囲む雰囲気中で飛散している潤滑油が流入した後に前記軸受に向けて流出する油孔が前記軸受と同じ径方向位置に設けられ、前記一方向クラッチには、前記油孔から流入して前記軸受を潤滑しながら通過した潤滑油を径方向外方に偏向させて前記クラッチ素子が収納された収納空間に導く径方向油路と、径方向での前記クラッチ素子の外寄り部分と同じ径方向位置または前記クラッチ素子よりも径方向外方に配置されて前記収納空間の潤滑油を排出する排出油路とが設けられることを特徴とする伝動機構。
  2. 径方向でインナレースおよびアウタレースの間に配置されて前記インナレースおよび前記アウタレースの一方から他方へ始動電動機からクランク軸への回転の伝達のみを行うクラッチ素子を備える一方向クラッチと、径方向で前記インナレースと前記クランク軸との間に配置されて前記インナレースを前記クランク軸に回転可能に支持する軸受と、軸方向での前記一方向クラッチの移動を規制する規制部材と、を備える内燃機関の伝動機構において、
    軸方向で前記一方向クラッチよりも前記クランク軸の主軸受寄りに配置される前記規制部材には、前記規制部材を囲む雰囲気中に前記主軸受から流出して飛散する潤滑油が流入した後に前記軸受に向けて流出する油孔が前記軸受と同じ径方向位置に設けられ、前記一方向クラッチには、前記油孔から流入して前記軸受を潤滑しながら通過した潤滑油を径方向外方に偏向させて前記クラッチ素子が収納された収納空間に導く径方向油路と、径方向で前記クラッチ素子の外寄り部分と同じ径方向位置または前記クラッチ素子よりも径方向外方に配置されて前記収納空間の潤滑油を排出する排出油路とが設けられることを特徴とする内燃機関の伝動機構。
  3. 軸方向で前記主軸受と前記規制部材との間に無端のチェーンが巻き掛けられたスプロケットが設けられ、前記チェーンに対向する対向面に前記チェーンが摺接するチェーンテンショナまたはチェーンガイドが、軸方向から見たとき、前記対向面に沿う方向で前記規制部材と重なる位置に配置されることを特徴とする請求項2記載の内燃機関の伝動機構。

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