JP7267106B2 - カバー体 - Google Patents

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Description

本発明は、車道に沿って立設させる柱状の道路用標示体や駐車場などに設置させる車止めなど、車両などが接触して変形した後に元の状態に復元する可撓性を有する弾性柱へ取り付け可能なカバー体に関するものである。
道路に立設して設置される道路用標示体や、駐車場に立設させる車止めなどに柱状部材を用いる場合、車両が接触したときの折損を防止する目的で、柱状部材を弾性材料で形成する方法が従来から利用されている。例えば、特許文献1には、ベース部と、該ベース部とは別体に形成された円筒形の中空柱状体よりなる本体筒と、該本体筒の内径より小さい外径の円筒形に形成された補強筒とを備え、前記本体筒及び補強筒は車両の接触などによって弾性的に撓む可撓性を有し、前記ベース部の上面には、下方へ窪む大環状溝と小環状溝とが同心円状に配置されてそれぞれ形成され、前記本体筒の下端と前記補強筒の下端とがそれぞれ前記大環状溝と小環状溝とに挿入されて固定されると共に、前記大環状溝の外側側壁が該大環状溝と前記小環状溝との間に形成された環状壁部より高く形成され、前記環状壁部が前記小環状溝の内側側壁より高く形成されていることを特徴とする道路用標示体の構成が本出願人によって提案されている。
また、道路に設置させる柱状部材へ取り付けて利用するカバー部材についても利用されており、特許文献2には、ポール式視線誘導標の外周面を覆う筒部と、該筒部の外周面から外方に延出し、前記ポール式視線誘導標の視認幅を拡張する翼部とを備えることを特徴とするポール式視線誘導標用カバーの構成が提案されている。
特開2013-002124号公報 特開2011-094470号公報
上記特許文献2に示されるポール式視線誘導標用カバーは、外方へ延出される翼部によってその視認性を向上させているが、特許文献1に示すような弾性的に撓む柱部分を備える柱状部材へ取り付けたときに、車両などの接触によってカバー部材に損傷が生じる恐れがあった。
本発明は、弾性材料で形成した柱状部材へ取り付けて利用した場合でも損傷しにくいカバー体を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。
すなわち本発明に係るカバー体は、車両などが接触して変形した後に元の状態に復元する可撓性を有する弾性柱へ取り付け可能なカバー体であって、
前記弾性柱の柱部が収納される筒状の本体部と、該本体部から外側側方へ突出する拡張部とを備え、
前記本体部は前記柱部の変形に対応可能な柔軟性を有するシート状の基材で形成されると共に、該基材が重ねて配置されて前記拡張部が形成されており、
前記拡張部は外側側方への突出大きさがより小さく設けられた幅狭部を備えると共に、該幅狭部は前記拡張部の下端に形成されて前記本体部の下部に配置されおり、
前記本体部の下端には上方に向かう切込状部が形成され、該切込状部は離間する前記各基材の間に形成されていることを特徴とするものである。
また、車両などが接触して変形した後に元の状態に復元する可撓性を有する弾性柱へ取り付け可能なカバー体であって、
前記弾性柱の柱部が収納される筒状の本体部と、該本体部から外側側方へ突出する拡張部とを備え、
前記本体部は前記柱部の変形に対応可能な柔軟性を有するシート状の基材で形成されると共に、該基材で前記拡張部が構成されており、
前記拡張部は外側側方への突出大きさがより小さく設けられた幅狭部を備えると共に、該幅狭部は前記拡張部の下端に形成されて前記本体部の下部に配置されており、
前記本体部の下端には上方に向かう切込状部が形成され、該切込状部は前記基材で構成される前記拡張部の直下に配置されて、切込状部の上端が拡張部の下端へ至るように形成されていることを特徴とするものである。
弾性柱の柱部を収納させる筒状の本体部と、この本体部から外側側方へ突出する拡張部とを備えるので、カバー体の本体部の内側へ柱部を収納させて取り付けた状態において、外側側方へ突出する拡張部が車両運転手などから好適に視認されるようになされ、視認性が向上する。
また、前記本体部が前記柱部の変形に対応可能な柔軟性を有しているので、車両などが柱部へ接触して変形するときに、本体部が破損しにくくなされる。
また、外側側方への突出大きさがより小さな幅狭部を拡張部に設けるので、拡張部が形成されている部位において、突出大きさが小さく設けられた幅狭部が形成されている部位が他よりも変形しやすくなされる。そして、この幅狭部を前記拡張部の下端に形成して前記本体部の下部に配置させるので、カバー体を弾性柱へ取り付けた状態において、前記幅狭部が柱部の根元に配置されやすくなされる。このため、車両などが接触して柱部が根元で曲がるように変形したときに、幅狭部が配置された本体部の下部の変形が拡張部によって阻害されにくくなされて、本体部の損傷が抑制される。
また、前記本体部の下端に前記拡張部を形成させなければ、前記本体部の下部の変形が拡張部によってより阻害されにくくなされるので、本体部の損傷が抑制される。
また、前記本体部の下端に、上方に向かう切込状部を形成するので、前記切込状部の近傍における本体部がより容易に変形するように設けられカバー体を弾性柱へ取り付けた状態において車両などが接触して柱部が根元で曲がるように変形したときに、本体部の損傷が抑制される。
また、前記切込状部を、前記拡張部の直下に配置して形成すれば、前記切込状部の近傍における本体部の変形が更に容易になされるので、カバー体を弾性柱へ取り付けた状態において車両などが接触して柱部が根元で曲がるように変形したときに、本体部の損傷が抑制される。
また、前記本体部を上方から下方に至るほど内径が大きくなる筒状に形成し、弾性柱へ取り付けた状態において、柱部外側面と本体部内側面との間隔が上方よりも下方が大きく設けられるように形成すれば、本体部の内側へ柱部を収納させる作業をより容易に行うことができる。
本発明に係るカバー体によれば、弾性材料で形成した柱状部材へ取り付けて利用した場合でも損傷しにくい
本発明に係るカバー体の実施の一形態を示す正面図である。 図1の下部を拡大した図である。 図1の底面図である。 弾性柱の実施の一形態を示す正面図である。 図4の弾性柱の柱部が変形した状態の一例を示す図である。 図4の弾性柱へ図1のカバー体を取り付けた状態を示す正面図である。 図6の右側面図である。 図6のA-A断面図である。 本発明に係るカバー体の実施の他の一形態を示す正面図である。
発明の実施の形態を図面に基づき具体的に説明する。
図面において、1はカバー体である。
カバー体1は、正面視の外形を上下方向に長い略矩形に形成している。
尚、以降のカバー体1の説明において、図1の図中上下方向を上下方向とし、上下方向に対して垂直な図中左右方向を幅方向とし、上下方向と幅方向とに対して垂直な方向を厚さ方向とする。
前記カバー体1は、柔軟性を有するシート状の基材2で形成しており、図3に示すように、2枚の基材2a、2bを厚さ方向に重ねて配置している。
各基材2a、2bは橙色の反射シートであり、照射された光を光源方向へ向けて反射させる光の再帰反射性を備えている。
前記各基材2a、2bは外形を同一形状に形成しており、光を再起反射させる反射面をそれぞれ厚さ方向外側へ向けた外側面とし、逆側の内側面を互いに当接させて配置している。
尚、カバー体1の背面図は、基材2aが基材2bとなること以外は図1と同一である。
前記カバー体1は、図1に示すように、外側面に標識部3を備えている。
標識部3は、白色の反射シートで形成しており、外側面へ照射された光を光源方向へ向けて反射させる光の再帰反射性を備えている。
標識部3は、帯状の反射シートを基材2a、2bの幅方向の全長に亘って貼着させて設けており、上下方向に間隔をあけて3個配置させている。
また、前記カバー体1は、前記基材2a、2bの外側面全体をそれぞれ覆うように透明な保護シートを貼着させており、各基材2a、2bや各標識部3の表面の損傷などを抑制し、各標識部3の基材2a、2bからの剥落を防止している。
尚、図3では、各基材2a、2bの外側面にそれぞれ貼着させた前記標識部3や前記保護シートの図示を省略して図を簡略化している。
前記カバー体1は、各基材2a、2bの幅方向両側の端部25を互いに接続させた筒形状に形成している。
具体的には、前記各基材2a、2bは、内側面をそれぞれ当接させた幅方向両側の端部25を縫い合わせて固定させている。
各基材2a、2bを縫い合わせている縫合部Sは、各端部25の全長に亘り上下方向へ直線状に形成させており、幅方向外側に配置した縫合部S1と、縫合部S1より幅方向内側に配置した縫合部S2を設けている。
図1において破線で描いている前記縫合部S1は、前記各基材2a、2bの幅方向両端近傍にそれぞれ1個ずつ合計2個形成している。
図1において破線で描いている前記縫合部S2は、各縫合部S1から幅方向内側へ間隔をあけた位置に配置させて、それぞれ1個ずつ合計2個形成している。
尚、前記各縫合部S1は、互いの幅方向の間隔を上端から下端に至るまで等間隔に配置させている。
また、前記各各縫合部S2は、互いの幅方向の間隔が上方から下方へ向かうほど大きくなるように配置させて設けている。
前記各縫合部S2の間において各基材2a、2bの内側面を離間させたときに、本体部11は、各基材2a、2bが筒壁となり上下方向に開口する筒形状を構成する。前記各縫合部S2は、下方へ至るほど互いの間隔が大きくなるように配置しているため、前記本体部11は上方から下方に至るほど内径が拡大する筒形状を形成する。
また、各縫合部S2より幅方向外側に位置する各基材2a、2bの各端部25は、筒状の本体部11から外方へ突出する拡張部15を構成するように設けられる。
前記カバー体1は、下部の幅方向の大きさを上部より小さく設けている。
具体的には、カバー体1を構成する各基材2a、2bの下部には、下方に至るほど幅方向の大きさが小さくなる傾斜部26をそれぞれ形成している。
前記傾斜部26は、各縫合部S1の幅方向外側から各縫合部S2の幅方向内側へ至るように形成している。即ち、前記傾斜部26は、基材2a、2bの各端部25で形成される拡張部15の下端を構成しており、下方に至るほど幅方向への突出の大きさが小さくなる拡張部15の幅狭部16を形成している。
各基材2a、2bには、各傾斜部26の下方に、幅方向の大きさを均一に設けた略矩形状の下端部27を設けている。
各基材2a、2bにおいて、前記下端部27の幅方向の一方の端27aから幅方向の中央Cまでの間隔は、他方の端27bから中央Cまでの間隔よりも大きく形成している。
外形を同一形状に形成した前記各基材2a、2bを重ね合わせて配置させたとき、図1~3に示すように、一方の基材2の端27aが、他方の基材2の端27bより幅方向外側に配置される。
図4は弾性柱8の実施の一形態を示す正面図である。
図4に示す弾性柱8は、ベース部82と、このベース部82の上部に固定されて立設される柱部81とを備えている。
柱部81は、円筒形の本体筒81aを備え、その開口する上端を塞ぐようにキャップ81bを固定している。
また、本体筒81aの外側面には、照射された光を光源方向へ反射させる再帰反射性を有する反射シート83を貼着している。
柱部81は、車両の接触などにより弾性的に曲がり、その後元の状態へ復元する可撓性を有するように、本体筒81aを熱可塑性ポリウレタン樹脂で形成している。
図5は図4の弾性柱8の柱部81が変形した状態の一例を示す図である。
前記本体筒81aが弾性材料で形成されていることで、外力を受けたときに柱部81は全体的に弾性変形することができるが、車両などが接触したとき、柱部81はベース部82へ接続している根元付近で曲がるように変形することが多い。
特に、車両が走行する道路路面などの設置面G上に設置させて利用する道路用標示体として用いられる弾性柱8においては、柱部81が車両に踏み倒され、柱部81の側面が設置面Gへ当接するくらいまで折れ曲がり変形した後に元の立設状態へ復元するよう設計されており、柱部81の根元において略直角に折れ曲がることが想定されている。
図6は図4の弾性柱8へ図1のカバー体1を取り付けた状態を示す正面図であり、図7は図6の右側面図であり、図8は図6のA-A断面図である。
図8に示すように、前記カバー体1は、各基材2a、2bの内側面を離間させた筒形状の本体部11の内側に弾性柱8の柱部81を挿入させており、柱部81の外側面へ基材2a、2bの内側面を両面テープ(図示せず)で固定している。
前記カバー体1は、図1~3に示すように、一方の基材の下端部27の端27aを、他方の基材2の端27bより幅方向外側に配置させているので、各基材2a、2bの内側面を離間させるときに、前記端27aを指でつまんで容易に作業することができる。
前記カバー体1の本体部11は、上方から下方へ至るほど内径が大きくなる筒形状に形成している。このため、外径が略均一な円筒形状の柱部81の本体筒81aへカバー体1を取り付けたとき、柱部81の外側面と本体部11の内側面との間隔が上方よりも下方においてより大きくなるように設けられる。このように本体部11を形成することで、本体部11の内側へ柱部81を挿入させる作業を容易に行うことができる。
カバー体1を柱部81へ取り付けた状態において、前記各拡張部15は本体部11から幅方向外側へそれぞれ突出する。このように形成した各拡張部15は、所謂補強リブのように機能してカバー体1の剛性を向上させる一方、柱部81の弾性変形による本体部11の変形を若干ながら阻害する可能性がある。
前記カバー体1は、図6、7に示すように、本体部11の下部において各拡張部15が形成されていないので、この部位において本体部11はより容易に変形する。即ち、変形しやすく設けられた本体部11の下部は、柱部81の弾性変形に追随しやすく、外力が集中しにくく設けられるので、柱部81の変形による損傷が生じにくい。
前述の通り、柱部81は根元で曲がるように変形しやすいので、本体部11の下部に拡張部15を形成しない部位を設けることで、本体部11の損傷を効果的に抑制できる。
また、前記各拡張部15の下部には、外側への突出大きさが他よりも小さな幅狭部16を設けている。
拡張部15が形成された範囲において、幅狭部16が形成された位置は他よりも本体部11の変形を阻害しにくく、本体部11がより容易に変形する。即ち、幅狭部16を形成することにより、柱部81の変形による本体部11の損傷が生じにくくなされる。更に、幅狭部16を拡張部15の下端に形成して本体部11の下部に配置することで、本体部11の損傷を効果的に抑制できる。
前記カバー体1は、本体部11の下端において本体部11を構成する筒壁は周方向に断続しており、筒壁が途切れる切込状部17を備えている。
切込状部17は、本体部11の下端から上方へ向かう切れ込み状部位であり、本実施形態のカバー体1は切込状部17を側面視略五角形の切り欠き状に形成している。
具体的には、前記切込状部17は、図7に示すように、基材2aと基材2bとにそれぞれ形成された各下端部27の間に形成され、各傾斜部26の間を通じて前記拡張部15の下端へ至るように形成されている。
前記本体部11は、前記切込状部17を備えることで、下部においてより容易に変形するように設けられるので、柱部81の変形による本体部11の損傷を効果的に抑制できる。
また、切込状部17を前記拡張部15の真下に配置させることで、拡張部15による本体部11の変形の阻害が抑制され、本体部11の損傷をより効果的に抑制できる。
図9は本発明に係るカバー体1の実施の他の一形態を示す正面図である。
図9に示すカバー体1は、カバー体1の下部の形状と、縫合部S2の配置が、図1に示す前記カバー体1と異なる主な事項である。
即ち、図9に示すカバー体1は、図1に示すカバー体1と同様に、シート状の基材2a、2bを厚さ方向に重ねて配置して、縫合部S1、S2における縫合によって縫い合わせて形成しており、各縫合部S2の間に筒状の本体部11を設け、各縫合部S2の外側に拡張部15をそれぞれ設けている。
前記カバー体1は、各基材2a、2bの内側面を離間させた筒形状の本体部11の内側に、弾性柱8の柱部81を挿入させて取り付けるように設けている。
図9に示すカバー体1は、それぞれ上下方向へ直線状に形成させた各縫合部S1、S2をそれぞれ平行に配置している。即ち、前記各縫合部S2は、幅方向の間隔を上端から下端に至るまで等間隔に配置させており、各縫合部S2の間に形成される筒状の本体部11を、上下方向の全長に亘って内径が等しい筒形状に設けている。
図9に示すカバー体1の前記各拡張部15は、幅方向への突出の大きさをより小さく設けた幅狭部16を下端に形成している。前記幅狭部16は、下方へ至るほど幅方向の大きさが小さくなる傾斜部16aと、傾斜部16aの下端からカバー体1の下端へ至る幅方向の大きさを等しく設けた平行部16bを備えている。換言すると、本体部11の幅方向外側に配置する各拡張部15は、本体部11の上下方向の全長に亘って形成している。
前記カバー体1は、拡張部15の下端に幅狭部16を備えることで、図1に示す前記カバー体1と同様に、柱部81の変形による本体部11の損傷を効果的に抑制できる。
尚、図9に示すカバー体1の各幅狭部16は、傾斜部16aと平行部16bとを備えているが、これに限るものではない。例えば、幅狭部16に平行部16bを設けずに、傾斜部16aの下端がカバー体1の下端へ至るように設けてよい。また、幅狭部16に傾斜部16aを設けずに、幅方向の突出大きさをより小さく設けた平行部16bを拡張部15の下部に段状に設けて、幅狭部16を形成してもよい。
図9に示すカバー体1は、本体部11の下端において本体部11を構成する筒壁が途切れる切込状部17を備えている。
切込状部17は、本体部11の下端から上方へ向かう切れ込みであり、各縫合部S2の間に配置して各基材2a、2bにそれぞれ形成している。
前記切込状部17を形成することで、図1に示すカバー体1と同様に、本体部11が下部においてより容易に変形するように設けられるので、柱部81の変形による本体部11の損傷を効果的に抑制できる。
図9に示す前記切込状部17は、本体部11の変形の際に、切込状部17の端へ外力が集中して損傷することを抑制するために、各基材2a、2bに円形の貫通孔17aを形成して、この貫通孔17aへ各切込状部17の上端を接続させている。
尚、前記切込状部17は、切れ込み形状に形成しているが、これに限るものではなく、溝状や、他の形状に切り落とした切り欠き状に形成してもよい。また、切込状部17を形成する数や配置などを変更してもよい。切込状部17を形成しなくてもよいが、本体部11の下部の損傷を抑制するために、切込状部17を設けるのが好ましい。
尚、本発明に係るカバー体1は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、前記各カバー体1は、重ね合わせた基材2a、2bの端部25を縫い合わせて筒状の本体部11と各拡張部15を形成しているが、これに限るものではない。
接着や溶着や、他の部材を用いて基材2a、2bの各端部25を結合させて、筒状の本体部11と各拡張部15を形成してもよい。
1 カバー体
11 本体部
15 拡張部
16 幅狭部
17 切込状部
2 基材
25 端部
26 傾斜部
27 下端部
3 標識部
8 弾性柱
81 柱部
82 ベース部
83 反射シート
G 設置面
S 縫合部

Claims (5)

  1. 車両などが接触して変形した後に元の状態に復元する可撓性を有する弾性柱へ取り付け可能なカバー体であって、
    前記弾性柱の柱部が収納される筒状の本体部と、該本体部から外側側方へ突出する拡張部とを備え、
    前記本体部は前記柱部の変形に対応可能な柔軟性を有するシート状の基材で形成されると共に、該基材が重ねて配置されて前記拡張部が形成されており、
    前記拡張部は外側側方への突出大きさがより小さく設けられた幅狭部を備えると共に、該幅狭部は前記拡張部の下端に形成されて前記本体部の下部に配置されおり、
    前記本体部の下端には上方に向かう切込状部が形成され、該切込状部は離間する前記各基材の間に形成されていることを特徴とするカバー体。
  2. 車両などが接触して変形した後に元の状態に復元する可撓性を有する弾性柱へ取り付け可能なカバー体であって、
    前記弾性柱の柱部が収納される筒状の本体部と、該本体部から外側側方へ突出する拡張部とを備え、
    前記本体部は前記柱部の変形に対応可能な柔軟性を有するシート状の基材で形成されると共に、該基材で前記拡張部が構成されており、
    前記拡張部は外側側方への突出大きさがより小さく設けられた幅狭部を備えると共に、該幅狭部は前記拡張部の下端に形成されて前記本体部の下部に配置されており、
    前記本体部の下端には上方に向かう切込状部が形成され、該切込状部は前記基材で構成される前記拡張部の直下に配置されて、切込状部の上端が拡張部の下端へ至るように形成されていることを特徴とするカバー体。
  3. 前記本体部の下端に前記拡張部が形成されていないことを特徴とする請求項1又は2に記載のカバー体。
  4. 前記切込状部は、前記拡張部の直下に配置されて形成されていることを特徴とする請求項3に記載のカバー体。
  5. 前記本体部は上方から下方に至るほど内径が大きくなる筒状に形成され、弾性柱へ取り付けた状態において、柱部分外側面と本体部内側面との間隔が上方よりも下方が大きく設けられるように形成されていることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載のカバー体。
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