JP2019027267A - カバー体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガードケーブルのケーブルへ車両などが接触したときに、ケーブルよりも接触面積が大きくなされた側面へより接触しやすくなされるように設けたカバー体を提供する。【解決手段】ケーブルの外形よりも大きな中空部を有する筒状の本体部を備えさせ、この本体部の筒壁の下部に長手方向の全長に亘る切欠部を形成させ、この切欠部に相対する前記筒壁の一方の端部に下方へ突出する第一の下垂部を形成し、他方の端部に下方へ突出する第二の下垂部を形成し、この第二の下垂部と前記第一の下垂部とを互いに当接可能に形成する。前記切欠部に相対する前記筒壁の端部に第一の下垂部や第二の下垂部を下方へ突出させて形成するので、これらが風や外力を受けて一時的に側方や上方へ向かっても、その重量によって下方へもどる。このため、ガードケーブルへ車両などが接触するときに、各下垂部や切欠部へ接触しにくくなされる。【選択図】 図4

Description

本発明は、主に道路に沿って設置されるガードケーブルのケーブルへ取り付けるカバー体に関するものである。
走行する車両の道路からの逸脱を防ぐための柵体として、従来よりガードレールや高欄などが利用されており、その一種として、間隔をあけて立設させた支柱の間にワイヤーなどのケーブルを架設させて設けるガードケーブルも利用されている。
このガードケーブルは鋼材からなる柵体のビームやガードレールなどと比較して、ケーブルの外径が小さいことから、例えば走行する自動二輪車が接触したときにその接触面積が小さくなされて、車両や運転手の接触部分の損傷がより大きくなる可能性がある。
このようなガードケーブルへの接触事故を抑制する方法としては、ケーブルへ標識を取り付けてその視認性を向上させる方法が用いられている。例えば、特許文献1には、全体的に細長い形状であり、単一の断面形状を有するゴム製又は樹脂製の発泡体と、その片側の面に貼着された反射シートとから成り、前記の単一な断面形状は、渦巻板と平板との連結体を切断した形状であり、かつ、少なくとも前記平板部分の片面に反射シートが貼着されていることを特徴とする、反射シートを備えた標識が提案されている。
特開2009−221740号公報
しかしながら、特許文献1の如き標識は、弾性変形させてケーブルへ巻き付けた渦巻板がその弾性復元力によって前記ケーブルを巻き締めているので、風などの外力を受けた平板部分が側方へ向かうように移動した場合に、側方へ突出した状態で維持されて、車両などが前記平板部分の先端へ接触して損傷する恐れがあった。
本発明は、ガードケーブルのケーブルへ車両などが接触したときに、ケーブルよりも接触面積が大きくなされた側面へより接触しやすくなされるように設けたカバー体を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。
すなわち本発明に係るカバー体は、道路に沿って設置されたガードケーブルのケーブルに取り付けられるカバー体であって、
前記ケーブルの外形よりも大きな中空部を有する筒状の本体部を備え、該本体部の筒壁の下部には長手方向の全長に亘る切欠部が形成されており、
該切欠部に相対する前記筒壁の一方の端部に接続して下方へ突出する第一の下垂部が形成され、前記筒壁の他方の端部に接続して下方へ突出する第二の下垂部が形成され、該第二の下垂部と前記第一の下垂部とが互いに当接可能に形成されていることを特徴とするものである。
本発明に係るカバー体によれば、ガードケーブルのケーブルの外形よりも大きな中空部を有する筒状の本体部を備え、この本体部の筒壁の下部に長手方向の全長に亘る切欠部を形成させるので、前記切欠部を通過させたケーブルを前記本体部の中空部へ位置させて、カバー体の本体部をケーブルへ容易に取り付けることができる。
また、前記本体部の中空部をケーブルの外形よりも大きく形成させ、前記切欠部に相対する前記筒壁の一方の端部に接続させて下方へ突出させる第一の下垂部や、前記筒壁の他方の端部に接続させて下方へ突出させる第二の下垂部を形成するので、第一の下垂部や第二の下垂部が風や外力を受けて一時的に側方や上方へ向かっても、各下垂部の重量によって下方へ突出する配置へ復元しやすくなされる。即ち、前記各下垂部や前記切欠部は前記ケーブルの側方及び上方へ配置されにくくなされるので、ガードケーブルへ車両などが接触するときに、各下垂部や切欠部へ接触しにくくなされる。
また、前記第二の下垂部と前記第一の下垂部とを互いに当接可能に形成するので、第一の下垂部と第二の下垂部との当接によって前記本体部の変形が抑制されて、本体部内側の前記中空部がケーブルの外形よりも大きな状態が維持される。
また、前記第二の下垂部の下端を前記第一の下垂部へ当接させれば、前記本体部の変形が効果的に抑制されて、本体部内側の前記中空部がケーブルの外形よりも大きな状態がより安定的に維持されるので、好ましい。
また、前記第一の下垂部の筒壁からの突出大きさを前記第二の下垂部の前記筒壁からの突出大きさと同じ大きさに形成すれば、前記第一の下垂部と第二の下垂部とがより当接しやすくなされるので、前記本体部の変形が効果的に抑制されて、本体部内側の前記中空部がケーブルの外形よりも大きな状態がより安定的に維持されるので、好ましい。
また、前記本体部の外面に反射体を取り付ければ、反射シートなどからなる反射体の光の反射によってカバー体の視認性が向上するので、カバー体が取り付けられたガードケーブルへの車両などの接触を抑制できるので、好ましい。
また、前記反射体を前記本体部の左右幅方向の両側の外面にそれぞれ1個づつ合計2個取り付ければ、ガードケーブルのケーブルへ取り付けたカバー体へ側方から車両が接触したときに、一方の反射体が本体部から剥がれ落ちても他方の反射体が本体部に残るので、反射体による視認性向上の効果が維持されるので、好ましい。
また、前記第一の下垂部及び第二の下垂部の少なくともいずれか一方の外面に反射体を取り付け、この反射体に左右幅方向へ突出する突部を備えさせれば、ガードケーブルへカバー体を取り付けたときに、前記突部の外面が車道の車両進行方向に対してより垂直に近い角度で配置されるので、車道を通行する車両からの視認性が向上するので、好ましい。
また、前記突部の最も突出する先端部を前記本体部の外面より幅方向内側に配置させれば、ガードケーブルへ取り付けたカバー体へ側方から車両が接触したときに、車両が本体部へ接触し、前記反射体へ接触しにくくなされるので、この反射体の脱落が抑制され、好ましい。
本発明のカバー体によれば、第一の下垂部や第二の下垂部の重量によって、第一の下垂部や第二の下垂部や切欠部が側方や上方へ配置されにくくなされ、ガードケーブルのケーブルへ車両などが接触したときに、ケーブルよりも接触面積が大きくなされた本体部の筒壁へより接触しやすくなされる。
本発明に係るカバー体の実施の一形態を示す正面図である。 図1の側面図である。 図1のカバー体を取り付けたガードケーブルの一例を示す側面図である。 図3のA−A断面図である。 図4のカバー体の第一の下垂部や第二の下垂部が側方へ配置された状態を示す図である。 本発明に係るカバー体の実施の他の一形態を示す正面図である。 ケーブルへ取り付けた図6のカバー体の本体部が変形した状態の一例を示す図である。 本発明に係るカバー体の実施の他の一形態を示す正面図である。 本発明に係るカバー体の実施の他の一形態を示す正面図である。 図4のカバー体の本体部が変形した状態の一例を示す図である。 本発明に係るカバー体の実施の他の一形態を示す正面図である。 図11の側面図である。 本発明に係るカバー体の実施の他の一形態を示す正面図である。 図13の側面図である。 図13の平面図である。 本発明に係るカバー体の実施の他の一形態を示す正面図である。 図16の側面図である。 図16のA−A断面図である。 図16のカバー体を取り付けたガードケーブルの実施の一例を示す側面図である。 図19のカバー体の端部付近を拡大した図である。
発明の実施の形態を図面に基づき具体的に説明する。
図面において、1はカバー体である。
カバー体1は樹脂や金属などの弾性変形可能な材料で形成した長尺体であり、長手方向に対して垂直な断面形状を全長に亘って同じ形状に形成している。
カバー体1は、上部に筒状の本体部11を備えており、本体部11は内側に中空部hを備えて長手方向両端が開口する円筒形状に形成している。
本体部11の下部には切欠部12を形成しており、切欠部12は本体部11の長手方向に沿って全長に亘り形成している。
前記カバー体1には、切欠部12に相対する本体部11の筒壁の一方の端部11aに接続する第一の下垂部13を形成している。第一の下垂部13は、本体部11の筒壁の厚みと略同じ大きさの厚みの平板状に形成しており、本体部11の筒壁の端から下方へ突出するように延設させている。
また、切欠部12に相対する本体部11の筒壁の他方の端部11bには、第二の下垂部14を接続させて形成している。第二の下垂部14は、前記第一の下垂部13と同じ形状の平板状に形成しており、本体部11の筒壁の端から下方へ突出するように延設させている。
前記第一の下垂部13と第二の下垂部14とは、向かい合う一方の板面を互いに当接させて配置させており、外側へ向けられた他方の板面にはそれぞれ反射テープRを貼着させている。前記反射テープRは前記各下垂部13、14の外側へ向けられた板面の略全面に亘って貼着させている。
図3は図1のカバー体1を取り付けたガードケーブル2の一例を示す側面図であり、図4は図3のA−A断面図である。
図3に示すガードケーブル2は、従来から利用されているものと同様の構成であり、長手方向へ間隔をあけて立設させた複数の支柱22の間にワイヤーからなるケーブル21を架設させて設けている。
図3に示すガードケーブル2では、各支柱22の間に5本のケーブル21を上下方向に間隔をあけて配置させている。
前記ガードケーブル2のケーブル21には、前記カバー体1を取り付けている。
具体的には、図4に示すように、本体部11の中空部hへケーブル21を配置させ、本体部11の筒壁の内面をケーブル21へ載置させてカバー体1を取り付けている。
前記中空部hは、ケーブル21と本体部11の筒壁との間に隙間sが生じるようにケーブル21よりも大きな断面形状に形成しており、図4に示すカバー体1は、ケーブル21と本体部11の下部との間に生じる最も大きな隙間sがケーブル21の直径と略同じ大きさとなるように設けている。
カバー体1のケーブル21への着脱は、ケーブル21をカバー体1の第一の下垂部13と第二の下垂部14との間を通過させて行うことができる。
即ち、カバー体1を弾性変形させて前記各下垂部13、14を引き離すと共に、本体部11の切欠部12を離間させ、ケーブル21が通過可能な隙間を生じさせて、カバー体1の着脱を行うことができる。
ケーブル21へカバー体1を取り付けることで、図3に示すように、ケーブル21の周囲にカバー体1の本体部11の筒壁が配置される。
この筒壁が配置されることで、ガードケーブル2へ走行する車両などが接触したとき、ケーブル21へ直接接触する場合と比較して、カバー体1の本体部11へ接触するときの方が、その接触面積が大きくなされ、接触した車両へ与える損傷が抑制される。
また、本体部11の下方へ突出する前記各下垂部13、14に貼着させた反射テープRによって、ガードケーブル21の存在を車両の運転手などへより明確に示すことができ、道路の線形を認識させる効果も得ることができる。
ガードケーブル2へ取り付けられたカバー体1は、本体部11をケーブル21へ固定させてはいないので、風を受けたり車両が接触するなどの外力を受けたときに、ケーブル21へ取り付けられた状態で回転移動する場合がある。
図5は図4のカバー体1の第一の下垂部13や第二の下垂部14が側方へ配置された状態を示す図である。
カバー体1の本体部11内の中空部hは、その断面の大きさがケーブル21よりも大きく設けられているので、上記のような外力を受けて図5のような状態となった場合においても、ケーブル21の上に本体部11の筒壁が載置した状態となされ、ケーブル21の下端と本体部11の筒壁との間に隙間sが生じる。そして、図5のような状態となされたカバー体1は、前記各下垂部13、14がその重量で下方へ落下する力により本体部11が図中の点線矢印の方向へ戻るように回転移動し、再び図4に示す取り付け状態に復元しやすくなされている。
また、図4に示す取付状態が維持されることで、本体部11の切欠部12とケーブル21とが離間した状態が維持されるので、ケーブル21が前記切欠部12を通過し、カバー体1がケーブル21から外れてしまうような問題が生じにくくなされる。
また、ガードケーブル2へ車両が接触するときにはガードケーブル2の側方から接触するので、図4に示す取付状態が維持されることで、各下垂部13、14の先端部分ではなく、本体部11の筒壁へ接触しやすくなされ、車両に生じる損傷を抑制するという上記の効果が得られやすくなされる。
図5の状態から図4の状態へカバー体が復元するときに、本体部11の筒壁とケーブル21との接触部分に生じる摩擦が障害となるが、本体部11の中空部hの大きさをケーブル21より大きく設けることでこの摩擦を低減することができる。具体的には、ケーブル21と本体部11の筒壁との間に生じる隙間sの大きさを、ケーブル21の直径の0.1倍以上に設けることが好ましく、0.5倍以上に設けるのがより好ましい。
前記カバー体1は、前記第一の下垂部13と第二の下垂部14の互いの板面を当接させて配置させていることで、本体部11の変形を抑制させている。
図10は図4のカバー体1の本体部11が変形した状態の一例を示す図である。
図10は、筒壁の端部11aと端部11bとが図中上下方向へ位置ずれするように本体部11の筒壁が弾性変形した状態を概略的に示している。前記カバー体1は、図10に示すように変形した場合でも、前記各下垂部13、14が当接していることで、本体部11の筒壁がケーブル21へ巻き付くような変形をすることがなく、本体部11の中空部hがケーブル21よりも大きな状態が安定的に維持される。
前記第一の下垂部13及び第二の下垂部14は、本体部11の筒壁が弾性変形した場合でも互いの当接状態や当接可能な状態が維持されることが好ましい。具体的には、第一の下垂部13や第二の下垂部14の下方へ突出する大きさを、ケーブル21と本体部11の筒壁との間に生じる前記隙間sよりも大きく形成することで、前記各下垂部13、14の当接状態や当接可能な状態が安定的に維持される。
図6は本発明に係るカバー体1の実施の他の一形態を示す正面図である。
図6に示すカバー体1は、本体部11に設けた切欠部12の大きさと、第一の下垂部13及び第二の下垂部14を傾斜状に配置させた点とが、図1、2に示すカバー体1と異なる事項である。
即ち、図6に示すカバー体1は、図1、2に示すカバー体1と同様に、弾性変形可能な材料で形成した長尺体であり、全長に亘る切欠部12を有する円筒形状の本体部11と、この本体部11の筒壁の各端部11a、11bにそれぞれ接続して下方へ突出する平板状の第一の下垂部13、第二の下垂部14を備えている。
図6に示すカバー体1は、図1、2に示すカバー体1と同様に、本体部11の中空部hへケーブル21を配置させ、本体部11の筒壁の内面をケーブル21へ載置させてケーブル21へ取り付けるように設けている。
図6に示すカバー体1は、前記切欠部12を幅広に形成して、切欠部12に相対する本体部11の各端部11a、11bを離間させている。
前記第一の下垂部13と第二の下垂部14は、前記各端部11a、11bに接続する上部から下方に至るほど互いの間隔が小さくなる傾斜状に配置させ、互いの下端が接触するように形成している。
図6に示すカバー体1は、本体部11内の中空部hの断面形状を取り付けるケーブル21よりも大きく設けることで、図1、2に示すカバー体と同様に、ケーブル21へ取り付けた状態において、前記第一の下垂部13及び第二の下垂部14が本体部11の下方に配置される状態が維持されるように設けている。
また、前記第一の下垂部13と第二の下垂部14の各下端を当接させて配置することで、本体部11の変形を抑制し、中空部hがケーブル21よりも大きな状態を安定的に維持させている点も図1、2に示すカバー体1と同様である。
図6に示すカバー体1は、本体部11の筒壁の各端部11a、11bを離間させて配置しているので、外力を受けたときに、この間隔が小さくなる方向へ弾性変形する場合がある。
図7はケーブル21へ取り付けた図6のカバー体1の本体部11が変形した状態の一例を示す図である。
図7は、前記各端部11a、11bが接触するまで本体部11が変形した状況を示しているが、図に示すように、この状態においても、本体部11内の中空部hの断面形状がケーブル21よりも大きな状態となされるように設けている。
このため、カバー体1が回転移動し、前記各下垂部13、14が一時的に側方や上方へ向かうように配置された場合でも、各下垂部13、14の重量によってカバー体1を回転移動させて元の配置へ復元しやすくなされる上記の効果をより安定的に得ることができる。
また、図6に示すカバー体1に図7に示すような弾性変形が生じた場合でも、外力が失われれば本体部11の弾性力によって復元するので、図6の状態に戻る。
図8は本発明に係るカバー体1の実施の他の一形態を示す正面図である。
図8に示すカバー体1は、第一の下垂部13と第二の下垂部14とを平行に配置させ、各下垂部13、14の下端を離間させている点のみが図6に示すカバー体1と異なる事項である。
図8に示すカバー体1は、図6に示す前記カバー体1と同様に、外力を受けたときに筒壁11a、11bの間隔が小さくなる方向へ弾性変形する場合があるが、このような場合でも各下垂部13、14が互いに当接して、本体部11の筒壁がケーブル21へ巻き付くような変形をすることがなく、本体部11の中空部hがケーブル21よりも大きな状態が安定的に維持される。
図9は本発明に係るカバー体1の実施の他の一形態を示す正面図である。
図9に示すカバー体1は、下方へ突出する第二の下垂部14の突出大きさを、第一の下垂部13の下方への突出大きさよりも小さく形成した点のみが、図1、2に示す前記カバー体1と異なる事項である。
図9に示すカバー体1は、図1、2に示すカバー体1と同様の方法で利用し、同様の効果を得ることができる。
尚、本発明に係るカバー体1は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、前記各カバー体1は、断面形状を全長に亘って同じ形状に形成しているが、これに限るものではなく、部分的に異なる断面形状の部位を設けてもよい。
また、前記各カバー体1は、第一の下垂部13や第二の下垂部14を、本体部11の筒壁の端から延設させているが、これに限るものではなく、筒壁の端近傍の各端部11a、11bの筒壁の外面に接続させて設けても良い。
また、前記各カバー体1は本体部11を円筒形状に設けているが、これに限るものではなく、本体部11を円筒状以外の楕円筒状や多角形筒状に設けても良い。
しかしながら、ケーブル21へカバー体1を取り付けた状態において、外力を受けて側方や上方へ向けられた各下垂部13、14を、その重量によって下方へ向かう元の配置へ復元させる上記の機能を効果的に得るために、ケーブル21へ接触する本体部11の筒壁の内面はよりなめらかな形状に設けるのが好ましい。即ち、カバー体1の本体部11は、円筒形状や、楕円筒形状や、小判型の筒形状などに設けるのが好ましい。
図11は本発明に係るカバー体1の実施の他の一形態を示す正面図であり、図12は図11の側面図である。
図11、12に示すカバー体1は、本体部11の外周面に反射テープR2を貼着させて取り付けている点が、図6に示すカバー体1と異なる主な事項である。
即ち、図11、12に示すカバー体1は、図6に示すカバー体1と同様に、弾性変形可能な材料で形成した長尺体であり、全長に亘る切欠部12を有する筒形状の本体部11と、この本体部11の筒壁の各端部11a、11bにそれぞれ接続して下方へ突出する平板状の第一の下垂部13、第二の下垂部14を備えている。
また、図6に示すカバー体1と同様に、前記切欠部12を幅広に形成して、切欠部12に相対する本体部11の各端部11a、11bを離間させており、前記第一の下垂部13と第二の下垂部14は、前記各端部11a、11bに接続する上部から下方に至るほど互いの間隔が小さくなる傾斜状に配置させ、互いの下端が接触するように形成している。
尚、図11、12に示すカバー体1は、筒状の本体部11の形状を、上下方向の直径を左右方向の直径よりも僅かに大きく形成した略楕円形状に形成している。
また、図11、12に示すカバー体1は、前記第一の下垂部13と第二の下垂部14の突出の大きさを、前記本体部11の長径となされる上下方向の直径よりも大きく形成している。
図11、12に示すカバー体1は、帯状に形成した前記反射テープR2を本体部11の長手方向の全長に亘って貼着させている。具体的には、前記反射テープR2は、長手方向に対して垂直な本体部11の左右幅方向両側の外周面にそれぞれ1個づつ合計2個貼着させている。
前記各反射テープR2を本体部11に取り付けて設けることで、前記反射テープRを取り付けた第一の下垂部13や第二の下垂部14に加えて、本体部11の視認性が向上するので、特に夜間におけるカバー体1への車両の接触などを低減できる。
また、前記各反射テープR2は、略楕円筒形状に形成された本体筒11の外周面に貼着されることで、その外面が曲面状となされ、その上端付近の外面が斜め上方へ向けられる。これにより、各反射テープR2は、側方から照射された光だけでなく、上方から照射された光も効果的に反射でき、その視認性を向上させる。
尚、前記各下垂部13、14や本体部11へ取り付けた前記反射テープRや反射テープR2は、照射された光を照射方向へ向けて反射させる再帰反射性を有するテープ体を利用しているが、これに限るものではなく、照射された光を乱反射させるテープ体を利用してもよい。
前記各反射テープR2は、本体部11の左右幅方向の外周面にそれぞれ取り付けており、カバー体1の左右幅方向の最も外側に配置される。
このため、ガードケーブル2のケーブル21へ取り付けたカバー体1に側方から車両等が接触したときに、左右両側の一方の反射テープR2へ接触する可能性が高く、このような接触によってこの反射テープR2が本体部11から剥がれる可能性がある。このように前記一方の反射テープR2が本体部11から剥がれ落ちるような場合でも、他方の反射テープR2や各下垂部13、14へ取り付けた前記反射テープRは別体に形成されているので、剥がれ落ちる反射テープR2に伴って一緒に剥がれることがなく、カバー体1の視認性を向上させる効果を維持できる。
図13は本発明に係るカバー体1の実施の他の一形態を示す正面図であり、図14は図13の側面図であり、図15は図13の平面図である。
図13〜15に示すカバー体1は、本体部11の外周面の左右幅方向に前記反射テープR2を貼着させず、本体部11の外周の上面部分に反射テープR3を貼着させて取り付けている点が、図11、12に示す前記カバー体1と異なる主な事項である。
図13〜15に示すカバー体1は、帯状に形成した前記反射テープR3を本体部11の長手方向の全長に亘って貼着させており、長手方向に対して垂直な本体部11の上側の外周面に1個貼着させている。
前記各反射テープR3を本体部11に取り付けて設けることで、前記反射テープRを取り付けた第一の下垂部13や第二の下垂部14に加えて、本体部11の視認性が向上する。特に、本体部11の上側の外周面に取り付けた反射テープR3は、運転席が高い位置に設けられている大型トラックやバスなどの車両の運転者から良好に視認できるようになされ、夜間におけるカバー体1への車両の接触などを低減できる。
また、前記各反射テープR3は、略楕円筒形状に形成された本体筒11の外周面に貼着されることで、その外面が曲面状となされ、その下端付近の外面が斜め側方へ向けられる。これにより、各反射テープR3は、上方から照射された光だけでなく、側方から照射された光も効果的に反射でき、その視認性を向上させる。
前記反射テープR3は、図11、12に示すカバー体1の反射テープRや、反射テープR2と同様に、照射された光を照射方向へ向けて反射させる再帰反射性を有するテープ体を利用しているが、照射された光を乱反射させるテープ体を利用してもよい。
また、前記各反射テープR3は、本体部11の上側の外周面に取り付けるので、ガードケーブル2のケーブル21へ取り付けたカバー体1に側方から車両等が接触したときに、反射テープR3へ接触しにくく、本体部11から剥がれ落ちるような問題が生じにくくなされる。また、前記反射テープR3が本体部11から剥がれ落ちるような場合でも、各下垂部13、14へ取り付けた前記反射テープRは別体に形成されているので、剥がれ落ちる反射テープR3に伴って前記各反射テープRが一緒に剥がれることがなく、カバー体1の視認性を向上させる効果を維持できる。
また、図13〜15に示すカバー体1や、図1〜10や図11、12に示す各カバー体1の、前記各下垂部13、14に取り付けた反射テープRは、長手方向に対して垂直な左右幅方向において前記本体部11の外周面よりも内側に配置されるので、ガードケーブル2のケーブル21へ取り付けたカバー体1に側方から車両等が接触したときに、本体部11へ車両が接触しやすくなされ、前記反射テープRへ直接接触する可能性が低減する。このため、前記反射テープRが各下垂部13、14から剥がれ落ちるような問題が生じにくくなされる。
また、ガードケーブル2へ取り付けられたカバー体1は、本体部11をケーブル21へ固着させるように固定させてはいないので、カバー体1へ側方から車両等が接触し、各下垂部13、14や反射テープRへ車両が直接接触した場合でも、本体部11がケーブル21へ取り付けられた状態で回転移動し、車両が接触した下垂部13、14が車両から遠ざかる方向へ移動する場合がある。このように各下垂部13、14が移動することで、これらへ取り付けた反射テープRが受ける外力が抑制され、これらが剥がれ落ちるような問題を低減できる。即ち、各反射テープRによるカバー体1の視認性向上の効果を好適に維持できる。
図16は本発明に係るカバー体1の実施の他の一形態を示す正面図であり、図17は図16の側面図である。
図16、17に示すカバー体1は、第一の下垂部13及び第二の下垂部14の外側の板面に、反射テープRとは外形の異なる反射体4を貼着させて取り付けている点が、図6に示すカバー体1と異なる主な事項である。
即ち、図16、17に示すカバー体1は、図6に示すカバー体1や図11〜15に示す各カバー体1と同様に、弾性変形可能な材料で形成した長尺体であり、全長に亘る切欠部12を有する筒形状の本体部11と、この本体部11の筒壁の各端部11a、11bにそれぞれ接続して下方へ突出する平板状の第一の下垂部13、第二の下垂部14を備えている。
また、図6に示すカバー体1や図11〜15に示す各カバー体1と同様に、前記切欠部12を幅広に形成して、切欠部12に相対する本体部11の各端部11a、11bを離間させており、前記第一の下垂部13と第二の下垂部14は、前記各端部11a、11bに接続する上部から下方に至るほど互いの間隔が小さくなる傾斜状に配置させ、互いの下端が接触するように形成している。
尚、図16、17に示すカバー体1は、図11〜15に示す各カバー体1と同様に、筒状の本体部11の形状を、上下方向の直径を左右方向の直径よりも僅かに大きく形成した略楕円形状に形成しており、前記第一の下垂部13と第二の下垂部14の突出の大きさを、前記本体部11の長径となされる上下方向の直径よりも大きく形成している。
前記反射体4は、長手方向の大きさがカバー体1よりも若干小さな長尺体に形成して、第一の下垂部13及び第二の下垂部14の外側の板面にそれぞれ貼着させて取り付けており、各反射体4の長手方向の外側には前記各下垂部13、14の板面が一部露出している。
前記各反射体4は、各下垂部13、14の板面に当接する帯状の基体41と、外面に光再帰反射性を備え前記基体41の外側に取り付けられる帯状の反射部42とを備えており、前記反射部42には、長手方向に対し垂直方向へ突出する突部43を形成している。
図18は図16のA−A断面図である。
前記反射体4の基体41は、一方の面を前記第一の下垂部13や第二の下垂部14へ当接させて接着させ、他方の面を前記反射部42の内側面へ当接させて接着させている。
前記反射体4の反射部42は、前記突部43となされる部分が前記基体41から離間してカバー体1の幅方向へ突出するように設けており、前記突部43は帯状に形成した前記反射部42を折り曲げ加工して形成している。
前記突部43は、カバー体1の長手方向の一方側から他方側に至るほど外側に突出する傾斜面状に設けられた傾斜部43aと、この傾斜部43aの端から延設されて内側へ向かい前記基体41へ戻る傾斜面状に設けられた傾斜部43bとを備えており、前記傾斜部43aと傾斜部43bとが接続する部分が最も外側へ突出する先端部43cとなされている。
反射体4の反射部42に前記突部43を設けることで、カバー体1の視認性がより向上する。
具体的には、車道に沿って設置させたガードケーブル2のケーブル21へ前記カバー体1を取り付けたとき、前記反射部4の反射部42の外面は前記車道にほぼ沿う方向に配置され、前記突部43の各傾斜部43a、43bは、前記車道に対して傾斜状に配置される。
このため、前記傾斜部43a及び傾斜部43bのいずれか一方は、前記車道を走行する車両のヘッドライトからの光に対して、前記反射部42の外面よりもより垂直に近い角度で配置されるので、反射部42よりも効率よく光を再帰反射させて前記車両からの視認性を向上させることができる。
カバー体1の各下垂部13、14へ取り付けた前記反射体4は、その突部43を左右幅方向外側へ突出させて配置させるが、図16に示すように、各突部43の最も幅方向外側に位置する各先端部43cは、カバー体1の本体部11の端よりも幅方向内側に配置されるように設けている。
このように各突部43を設けることにより、ガードケーブル2のケーブル21へ取り付けたカバー体1に側方から車両等が接触したときに、本体部11へ車両が接触し、前記反射体4へ直接接触する可能性が低減する。このため、前記反射体4が各下垂部13、14から剥がれ落ちるような問題が生じにくくなされる。
また、ガードケーブル2へ取り付けられたカバー体1は、本体部11をケーブル21へ固着させるように固定させてはいないので、カバー体1へ側方から車両等が接触し、各下垂部13、14や反射体4へ車両が直接接触した場合でも、本体部11がケーブル21へ取り付けられた状態で回転移動し、車両が接触した下垂部13、14が車両から遠ざかる方向へ移動する場合がある。このように各下垂部13、14が移動することで、これらへ取り付けた反射体4が受ける外力が抑制され、これらが剥がれ落ちるような問題を低減できる。即ち、各反射体4によるカバー体1の視認性向上の効果を好適に維持できる。
図16、17に示すカバー体1は、本体部11の外周面に反射テープなどの反射体を取り付けていないが、これに限るものではない。例えば、図11、12に示す前記カバー体1のように、本体部11の左右幅方向の両側に反射テープR2をそれぞれ1個づつ合計2個取り付けてもよく、図13〜15に示す前記カバー体1のように、本体部11の上側に反射テープR3を取り付けても良い。
また、図1〜10に示す各カバー体1や、図11〜17に示す各カバー体1において、本体部11の左右幅方向に取り付ける前記反射テープR2と、本体部11の上側に取り付ける反射テープR3とを、両方取り付けて設けても良い。
前記反射テープR2と反射テープR3とを本体部11へ両方取り付けて設ける場合には、前記反射テープR2の縁と反射テープR3の縁とが重ならないように間隔をあけて配置させることで、一方の反射テープが本体部11から剥がれ落ちる場合に、他の反射テープが一緒に剥がれ落ちるような状況を抑制できるので、好ましい。
前記各カバー体の各下垂部13、14に設けた反射テープRや反射体4や、本体部11に設けた反射テープR2や反射テープR3は、その色調を同一に設けても良いが、それぞれの色調を異ならせてカバー体1に設けることで、車両の運転手などの誘目性を高め、カバー体1の視線誘導効果や注意喚起効果を向上させることができる。
また、前記各反射テープR、R2、R3や、反射体4は、白色や黄色、緑色や、蛍光色などの色調のものを好適に利用できる。
前記各カバー体1において、前記反射テープRは各下垂部13、14の板面にそれぞれ取り付ける構成を示しているが、これに限るものではなく、各下垂部13、14のいずれか一方の板面のみに前記反射テープRを取り付けてもよく、反射テープRを取り付けなくても良い。しかしながら、反射テープRを取り付けることによるカバー体1の視認性向上効果を得るために、各下垂部13、14の少なくともいずれか一方に反射テープRを取り付けるのが好ましく、各下垂部13、14の両方にそれぞれ反射テープRを取り付けるのがより好ましい。
また、前記各カバー体1において、本体部11の外周面の左右幅方向の両側に前記反射テープR2をそれぞれ取り付ける構成を示しているが、これに限るものではなく、本体部11の外周面の左右幅方向のいずれか一方のみに前記反射テープR2を取り付けても良い。しかしながら、カバー体1の視認性を向上させるため、前記反射テープRと同様に、反射テープR2を本体部11の左右両側にそれぞれ取り付けるのが好ましい。
図19は図16のカバー体1を取り付けたガードケーブル2の実施の一例を示す側面図であり、図20は図19のカバー体1の端部付近を拡大した図である。
図19、20に示すガードケーブル2は、間隔をあけて立設させた各支柱22間に配置させた各ケーブル21に、カバー体1を1個のみ取り付けるのではなく、複数のカバー体1を長手方向へ並設させるようにして取り付けた点が、図3に示すガードケーブル2と異なる主な事項である。
図19に示すガードケーブル2の支柱21及びケーブル21は、図3のガードケーブル2のものと同一であり、図19に示す各支柱21の間隔は図3よりも大きく設けている。
図19に示すガードケーブル2には、図16に示すカバー体1を取り付けており、上下に間隔をあけて5本配置させた各ケーブル21にそれぞれ4個づつ合計20個のカバー体1を取り付けている。
また、前記各ケーブル21へ取り付けた各カバー体1のうち、最も上方に配置したケーブル21へ取り付けた4個の各カバー体1には、その本体部11の上面にそれぞれ反射テープR3を貼着させて取り付けており、その視認性を向上させている。
図20に示すように、長手方向に並設させた各カバー体1は、長手方向の端部を隣のカバー体1の端部に近接させて配置させており、第一の下垂部13及び第二の下垂部14へ取り付けた連結部材5によって各々の端部を連結させている。
前記連結部材5は、針金や結束バンドなどからなるリング状の紐状部材であり、各カバー体1の端部において、各下垂部13、14にそれぞれ貫通させて挿通させている。
前記連結部材5を、ケーブル21へ取り付けた各カバー体1の各下垂部13、14へ挿通させて取り付けることで、前記第一の下垂部13と第二の下垂部14との離間が防止され、カバー体1がケーブル21から脱離するような問題を防止できる。
また、図20に示す各カバー体1は、各下垂部13、14へ取り付ける反射部4の長手方向を各下垂部13、14よりも小さく形成し、各下垂部13、14の板面が露出した部分に前記連結部材5を貫通させて挿通させているが、これに限るものではない。例えば、前記連結部材5を各下垂部13、14に貫通させると共に、これらに取り付けた反射部4や反射テープRを貫通させて挿通させてもよい。しかしながら、前記連結部材5を反射部4や反射テープRへ貫通させると、カバー体1が風などを受けて揺動したときに、両者が接触する部分が擦れあい、反射部4や反射テープRが各下垂部13,14から剥がれ落ちる要因となる可能性があるため、連結部材5を取り付ける部分には、反射部4や反射テープRを取り付けないのが好ましい。
また、1個のケーブル21に複数のカバー体1を取り付けることで、前記連結部材5が破損してカバー体1がケーブル21から脱離した場合でも、他のカバー体1がケーブル21に取り付けられた状態で残ることで、ケーブル21の視認性を向上させる効果が維持される野で、好ましい。
尚、図3や図19、20に示す各ガードケーブルは、上下方向に配置させた各ケーブル21の全てにカバー体1を取り付けているが、これに限るものではなく、一部のケーブル21にカバー体1を取り付けなくてもよい。しかしながら、ガードケーブル2のケーブル21へ走行する車両などが接触したとき、その接触面積が大きくして、接触した車両へ与える損傷を抑制させる効果を大きくするために、全てのケーブル21へカバー体1を取り付けるのが好ましい。
また、図19、20に示すガードケーブル2では、図16に示すカバー体1を長手方向に複数配置してケーブル21へ取り付けているが、これに限るものではなく、図1〜15に示す各カバー体を長手方向に複数配置してケーブル21へ取り付けてもよく、図16に示すカバー体1を、図3に示すように、各ケーブル21へそれぞれ1個づつ取り付けてもよい。
1 カバー体
11 本体部
12 切欠部
13 第一の下垂部
14 第二の下垂部
2 ガードケーブル
21 ケーブル
22 支柱
4 反射体
41 基体
42 反射部
43 突部
5 連結部材
h 中空部
R 反射テープ
s 隙間

Claims (6)

  1. 道路に沿って設置されたガードケーブルのケーブルに取り付けられるカバー体であって、
    前記ケーブルの外形よりも大きな中空部を有する筒状の本体部を備え、該本体部の筒壁の下部には長手方向の全長に亘る切欠部が形成されており、
    該切欠部に相対する前記筒壁の一方の端部に接続して下方へ突出する第一の下垂部が形成され、前記筒壁の他方の端部に接続して下方へ突出する第二の下垂部が形成され、該第二の下垂部と前記第一の下垂部とが互いに当接可能に形成されていることを特徴とするカバー体。
  2. 前記第二の下垂部の下端が前記第一の下垂部へ当接していることを特徴とする請求項1に記載のカバー体。
  3. 前記第一の下垂部の筒壁からの突出大きさが前記第二の下垂部の前記筒壁からの突出大きさと同じ大きさに形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のカバー体。
  4. 前記本体部の外面に反射体が取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のカバー体。
  5. 前記反射体が前記本体部の左右幅方向の両側の外面にそれぞれ1個づつ合計2個取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載のカバー体。
  6. 前記第一の下垂部及び第二の下垂部の少なくともいずれか一方の外面に反射体が取り付けられており、該反射体は左右幅方向へ突出する突部を備え、該突部の最も突出する先端部が前記本体部の外面より幅方向内側に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のカバー体。

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