JP2014181541A - 交標識塔の再生用カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】
本発明は、交通安全のために主として路上に立設する交通標識塔に対し、これが傷損または塗料の剥がれ等の汚染が酷くなった場合に、その再利用を可能化すると同時に、風車的回転運動を付加することが出来るようにした交標識塔の再生用カバーに関する。
【解決手段】
塔Aに対道路上等に対して接着剤または埋設ボルト等を介して確固に固定してある既存の交通標識塔Aに対して、その外面上方から全体を覆うように被せる為のカバー体1に、その胴周部に所要形態の羽根状膨出部を放射状に所要数突すると共に所要模様の反射発光面bを形成して成る交標識塔の再生用カバー。
【選択図】 図1
Description
本発明は、交通安全のために主として路上に立設する交通標識塔に対し、これが傷損または塗料の剥がれ等の汚染が酷くなった場合に、その再利用を可能化すると同時に、風車的回転運動を付加することが出来るようにした交標識塔の再生用カバーに関する。
交差点、安全地帯、道路案内等に使用されるポール状、三角錐状、その他適宜の立柱体状を呈する従来の交通標識塔、並びに、その他各種の場所に立設する交通標識塔の場合、自動車等にぶつけられたり、踏み付けられたりするような、極めて過酷な条件下におかれている。 そのため、従来にあっては、強度的に堅牢化したもの(例えば、特許文献1参照。)、或いは破壊を防ぐような構造を採るようにしたもの(例えば、特許文献1参照。),等が存在する。
上述したような従来の手段であると、決定的な破壊と言うダメージは回避されたとしても、傷着いたり汚れたりして極めて見苦しい状態となってしまうことは避けられなかった。 本発明はこのような状態になってしまった交通標識塔を、極めて簡便かつ廉価に再生化することが出来るようにすると同時に、風の力で自然に回転すると言うような機能を付加することが出来るようにした新規の製品の提供化を図ったものである。
本発明は、請求項1に記載のように、道路上等に対して接着剤または埋設ボルト等を介して確固に固定してある既存の交通標識塔Aに対して、その外面上方から全体を覆うように被せる為のカバー体1に、その胴周部全長若しくは任意の部分に羽根状膨出部を放射状に所要数突設すると共に所要模様の反射発光面bを形成して成る交標識塔の再生用カバーに係る。
本発明は請求項2に記載のように、カバー体1の頂部内面に、回転摩擦の軽減化を図るための軸状突起1bを垂設するように構成した請求項1に記載の交標識塔の再生用カバー。
本発明は請求項1に記載のような構成の採用に基づき、道路上等に既設されかつ傷損または汚染されて見苦しい状態になってしまった交通標識塔を、本発明品を被せることに依って恰も新品の交通標識塔に取り替えたかのようにすることが瞬時に達成される。 そのため、これを本当に取り替えた場合に比して、コスト的に著しく廉価化されるばかりでなく、作業性の簡易化及び低廉化、並びに交通規制等の付帯業務の省略化と言うような事柄が果たされる。 同時に、新たにされた標識塔は、羽根状膨出部1aの存在に基づき風等に依り自由回転可能とするものであるから、その標識性が著しく向上される。
結局、本発明に依れば、交通標識塔としての使用性の寿命が著しく延長化されることとなると共に、カバー体1に施す模様を、既設の交通標識塔に施されている模様と違えることに依り、その案内目的に即したものとするような変更が、継続的変更或いは臨時的変更を問わず可能化される。
更に、図5に示すように、既存の交通標識塔Aに代えて、野外等に立てた適宜杭状の棒状体Bに対して用いることにより、すなわち、例えばゴルフ場、展示会場等で用いる案内ポール等の棒状体に被せることに依り、即席的な案内表示としての利用が図られることとなる。 すなわち、本発明は上方から被着可能とする対象物であれば、交通標識塔の再生に限定されることなく転用利用可能とするものである。
本発明は請求項2に記載のような構成の採用、すなわち、カバー体1の頂部内面に、回転摩擦の軽減化を図るための軸状突起1bを垂設するように構成することにより、回転摩擦が軽減化され、回転の円滑性が図られることとなる。
図1及び図2において、Aは既存の交通標識塔、aはその表面に形成した所要模様の反射発光面である。 そして、当該交通標識塔Aは道路上等に対して接着剤または埋設ボルト等を介して確固に固定してある。 そのため、当該交通標識塔Aの設置及びその除去にはある程度の工事負担が伴い、また道路上の作業であるため、作業中の交通規制等の実施と言うような付帯的作業も必要とされた。
1は上記した既存の交通標識塔Aの外面に上方からスッポリと被せる為のカバー体であって、その胴周部縦方向全長に亘って羽根状膨出部1aが放射状に所要数突設してある。 然し乍、当該羽根状膨出部は、図示のような形態以外、カバー体1の上部、中央部、下方部等任意箇所に形成したものであっても可とする。 要は、カバー体1が風を受けて回転することが重要であり、そのための羽根状膨出部の形状及び形成箇所は適宜に設定されるものである。 また、当該カバー体1は交通標識塔Aと同一材料で形成したものが好ましいが、これに限定されるものではない。 そして、当該カバー体1の表面に施す反射発光材に依る模様bは、既存の交通標識塔Aと同一であっても、図1に示すように全く違えたものであってもよい。
ところで、上述した既存の交通標識塔Aとカバー体1との結合であるが、両者は回転自在とするために非結合状態とすることを原則とする。 然し乍、両者の分離を阻止する様な適宜離脱防止的係合を図ることが好ましい。 そして、カバー体1の頂部内面には、回転摩擦の軽減化を図るために、図6に示すような軸状突起1bを垂設しておくことが好ましい。
なお、当該カバー体1の内面には、適宜スペーサーを設けることに依って、空気流路を形成しておき、これに依り、例えば自動車の衝突等に伴い変形した場合の空気の逃げ的流出及びその後の流入を促すことにより、破壊防止と復元の迅速化を図るように構成しておくことができる。 然し乍、このような構成は、本発明の必須要件ではなく付帯的要件に属する。
なお、上述したスペーサーの存在は、変形時の空気排出、復元時の空気導入の円滑化を図ると同時に、前記カバー体1の回転を阻害しないものとすることが重要である。
図4は羽根状膨出部1aを4枚とした実施例を表したものであり、当該羽根状膨出部1aは複数枚とすれば、その枚数の限定性は無い。
図5は既存の交通標識塔Aに代えて、野外等に立てた適宜杭状の棒状体Bに対して用いた場合の使用例を表したものである。 これに依り、例えばゴルフ場、展示会場等で用いる案内ポール等の棒状体に被せることに依り、即席的な案内表示としての利用が図られることとなる。 すなわち、本発明は上方から被着可能とする対象物であれば、交通標識塔の再生に限定されることなく転用利用可能とするものである。
A 既存の交通標識塔
a
所要模様の反射発光面
1 カバー体
1a
羽根状膨出部
1b
軸状突起
b
反射発光材に依る模様
B
棒状体
a
所要模様の反射発光面
1 カバー体
1a
羽根状膨出部
1b
軸状突起
b
反射発光材に依る模様
B
棒状体
Claims (2)
- 道路上等に対して接着剤または埋設ボルト等を介して確固に固定してある既存の交通標識塔(A)に対して、その外面上方から全体を覆うように被せる為のカバー体(1)に、その胴周部全長若しくは任意の部分に羽根状膨出部を放射状に所要数突設すると共に所要模様の反射発光面(b)を形成して成る交標識塔の再生用カバー。
- カバー体(1)の頂部内面に、回転摩擦の軽減化を図るための軸状突起(1b)を垂設するように構成した請求項1に記載の交標識塔の再生用カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013058404A JP2014181541A (ja) | 2013-03-21 | 2013-03-21 | 交標識塔の再生用カバー |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013058404A JP2014181541A (ja) | 2013-03-21 | 2013-03-21 | 交標識塔の再生用カバー |
Publications (1)
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JP2014181541A true JP2014181541A (ja) | 2014-09-29 |
Family
ID=51700525
Family Applications (1)
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JP2013058404A Pending JP2014181541A (ja) | 2013-03-21 | 2013-03-21 | 交標識塔の再生用カバー |
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2013
- 2013-03-21 JP JP2013058404A patent/JP2014181541A/ja active Pending
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