JP7265244B2 - 電動アシスト自転車 - Google Patents

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Description

この発明は、補助駆動装置が搭載された電動アシスト自転車、詳しくは、ペタルの踏力による駆動力に、補助駆動装置より発生する補助駆動力を加えて走行可能とした電動アシスト自転車に関するもので、この発明は特に、補助駆動装置に電源を供給するためのバッテリユニットを車体に組み付けるための構造に関する。
電動アシスト自転車では、バッテリユニットとして、リチウムイオン電池のような充電が可能なバッテリが用いられている。この種のバッテリユニットには大容量のバッテリが用いられており、そのために重量が嵩み、車体のバランスを考慮して電動アシスト自転車の重心位置の近傍にバッテリユニットが設置されている(例えば特許文献1参照)。
近年、折り畳むことが可能な折り畳み自転車に補助駆動装置を搭載したものが提案された。この種の電動アシスト自転車は、折り畳みが可能な構造であるため、バッテリユニットを取り付ける位置がさらに制約され、例えば、車体の重心位置の近傍のシートチューブの後面やバックフォークの上面にバッテリユニットが取り付けられている。
特開平9-58563号公報
折り畳みが可能な電動アシスト自転車は、簡便であって持ち運びに便利であることが要請される。そのために、車体の軽量化が最重要である。走行可能距離を長くするには、バッテリ容量を大きくする必要があり、その結果、バッテリユニットの重量や大きさが嵩むことになる。しかし、折り畳みが可能な自転車の簡便性を考えると、走行可能距離として必要最小限の距離(例えば10km程度)を確保することができれば、利用者の要望は概ね満たされるため、折り畳みが可能な電動アシスト自転車では、バッテリユニットを小型化することが可能である。
バッテリユニットの小型化によって、今般、バッテリユニットをトップチューブの内部に組み込むようにし、折り畳み構造を構成するトップチューブの二つ折り部分よりバッテリユニットを出し入れする構造の電動アシスト自転車が提案された。この電動アシスト自転車では、バッテリユニットが車体に格納されて外部から見えないので、見栄えがよく、バッテリユニットが盗まれにくいという利点がある。
バッテリユニットは、停車時、車体から取り出されて携行されるため、車体に対するバッテリユニットの出し入れが容易である必要がある。しかし、バッテリユニットをトップチューブの二つ折り部分より出し入れする構造では、出し入れの作業がやりづらく、また、バッテリユニットを取り出すには、車体を折り畳む必要があり、手間が掛かるという問題がある。
この発明は、上記の問題に着目してなされたもので、バッテリユニットが車体に格納されて外部から見えず、見栄えが良好であることに加えて、バッテリユニット格納部に対するバッテリユニットの出し入れが容易な電動アシスト自転車を提供することを目的とする。
この発明による電動アシスト自転車は、補助駆動装置およびバッテリ装置が搭載されたものであって、バッテリ装置は、車体を構成するフレーム部材の内部に設けられ補助駆動装置と電気接続される接続用端子を備えるバッテリユニット格納部と、フレーム部材の外周面に形成された開口部を塞ぐための開閉可能な蓋板部と、バッテリユニット格納部に対して開口部より出し入れされるバッテリユニットとを備える。バッテリユニットは、バッテリと、バッテリを充電するための充電用端子と、バッテリユニット格納部に格納されたとき接続用端子と接触して補助駆動装置とバッテリとを電気接続する駆動用端子とを備える。
上記した構成の電動アシスト自転車では、バッテリユニットをフレーム部材の開口部よりバッテリユニット格納部へ挿入して蓋板部により開口部を塞ぐ。開口部はフレーム部材の外周面に形成されているので、バッテリユニットのバッテリユニット格納部への挿入作業が容易である。バッテリユニットを格納した状態では、バッテリユニット格納部の接続用端子にバッテリユニットの駆動用端子が接触して導通し、バッテリから補助駆動装置へ電力が供給される。また、バッテリ格納状態では、バッテリユニットは外から見えず、見栄えが良好である。
停車時は、フレーム部材の開口部より蓋板部を外してバッテリユニットをバッテリユニット格納部より取り出す。開口部はフレーム部材の外周面に形成されているので、バッテリユニットのバッテリユニット格納部からの取出作業が容易である。折り畳みが可能な電動アシスト自転車において、バッテリユニットの取り出しに車体を折り畳む必要がない。取り出したバッテリユニットは持ち運ぶことができ、充電用端子に外部電源を接続することでバッテリユニットへ充電することが可能である。
好ましい実施態様においては、蓋板部は、施蓋状態のとき、開口部の周縁上に支持されフレーム部材の外周面を構成する。
フレーム部材は、外周面の上方を向く面と側方を向く面のいずれかに開口部が形成されることが望ましい。開口部が外周面の上方を向く面に設けられると、バッテリユニットは上方から出し入れされる。開口部が外周面の側方を向く面に設けられると、バッテリユニットは側方から出し入れされる。
折り畳みが可能な電動アシスト自転車においては、フレーム部材は、好ましくはトップチューブであって、長さ方向の中間位置に二つ折り部および二つ折り部を結合するジョイント部を有し、ジョイント部に対して前側の位置にバッテリユニット格納部および開口部が設けられる。
折り畳みしない電動アシスト自転車においては、フレーム部材は、好ましくはダウンチューブであって、長さ方向の中間位置にバッテリユニット格納部および開口部が設けられる。
好ましい実施態様のバッテリユニットは、バッテリを収納するバッテリ収納ケースを有し、蓋板部がバッテリ収納ケースの壁の一部を構成する。この実施態様によると、蓋板部はバッテリ収納ケースと一体であるが、このような一体構造に限定されるものではなく、蓋板部とバッテリ収納ケースとが別個独立したのものであってもよい。
この発明による電動アシスト自転車は、蓋板部の施蓋状態を保持する保持機構部をさらに備えたものである。
保持機構部は、好ましい実施態様においては、バッテリユニット格納部の一端部に設けられバッテリユニット格納部内へ突出するように付勢されるラッチボルトと、バッテリユニットに設けられラッチボルトと係合する係合穴と、ラッチボルトを後退させて係合穴との係合を解除する解除操作機構とを含むものである。
この実施態様によると、バッテリユニットをバッテリユニット格納部に収めることでラッチボルトと係合穴とが係合し、バッテリユニットはバッテリユニット格納部内に保持される。解除操作機構を操作することでラッチボルトが後退して係合穴との係合が解除されるので、バッテリユニットをバッテリユニット格納部より取り出すことができる。なお、保持機構部は、バッテリユニットがバッテリユニット格納部から脱出するのを防ぐことができる構成のものであれば、ラッチボルトと係合穴とが係合する機構に限られるものではない。
解除操作機構は、例えばシリンダ錠を含んでおり、シリンダ錠は、フレーム部材の外周面に開口する鍵穴と、鍵穴へ挿入した鍵を操作することにより回動して前記ラッチボルトを後退させるシリンダとを備える。
この実施態様によると、鍵穴へ適正な鍵を挿入して操作しなければ、ラッチボルトと係合穴との係合が解除されないので、第三者によってバッテリユニットが抜き取られるおそれがない。なお、解除操作機構として必ずしも錠機構を用いる必要はなく、手操作によりラッチボルトを後退させることが可能なもの、例えば、つまみやレバーであってもよい。また、錠機構はシリンダ錠に限られるものではなく、ダイヤル錠などを用いることができる。
この発明による電動アシスト自転車は、バッテリユニット格納部の一端部に設けられバッテリユニットの一端部を開口部に向けて付勢する押出機構をさらに備えたものである。
押出機構を備えていれば、保持機構部による蓋板部の保持が解除されたとき、バッテリユニットは押出機構による押圧を受けてバッテリユニット格納部より押し出されるので、バッテリユニットを簡単に取り出すことができる。
この発明によれば、バッテリユニットが車体に格納されて外部から見えず、見栄えが良好であることに加えて、バッテリユニット格納部に対するバッテリユニットの出し入れが容易である。折り畳みが可能な電動アシスト自転車では、バッテリユニットの取り出しに車体を折り畳む必要がない。
電動アシスト自転車の一実施形態の外観を示す正面図である。 電動アシスト自転車の他の実施形態の外観を示す正面図である。 バッテリ装置が組み込まれたトップチューブの一部を拡大して示す斜視図である。 図3のA-A線に沿う断面図である バッテリユニットの正面図である。 バッテリユニットの一端部を示す側面図である。 バッテリユニットの他端部を示す側面図である。 バッテリユニットの構成を示す分解斜視図である。 バッテリユニット格納部を示す平面図である。 バッテリユニット格納部の一端部を示す斜視図である。 バッテリユニット格納部の他端部を示す斜視図である。
図1~図11は、この発明の電動アシスト自転車の実施形態を示している。電動アシスト自転車1は、ペタル33aの踏力による駆動力に、補助駆動装置4より発生する補助駆動力を加えて走行可能としたものである。図1および図2は、電動アシスト自転車1の2つの実施態様を示すもので、いずれの実施例も、補助駆動装置4と、補助駆動装置4に電源供給するためのバッテリ装置5とを搭載している。
図1に示す実施例は、折り畳み構造を有する電動アシスト自転車1であり、バッテリ装置5はトップチューブ11の内部に組み込まれている。図2に示す実施例は、折り畳み構造を有さない電動アシスト自転車1であり、バッテリ装置5はダウンチューブ18の内部に組み込まれている。なお、バッテリ装置5を組み込む場所は、車体フレーム10を構成する中空のフレーム部材の内部であれば、必ずしもトップチューブ11やダウンチューブ18に限られない。
折り畳みが可能な図1の電動アシスト自転車1において、車体フレーム10の中心をなすトップチューブ11は、長さ中央部から後部寄りの位置で二つ折りが可能な構造になっている。この二つ折り部分にはジョイント部2が設けられており、前後に分割されたトップチューブ11はジョイント部2によって結合される。ジョイント部2はレバー20を有し、レバー操作によって結合したり結合状態が外れたりする。
トップチューブ11の後端部には、上下方向を向くシートチューブ12および左右対をなすバックフォーク13,13が設けられている。トップチューブ11の前端部には、上下方向を向くヘッドチューブ14を介して左右対をなすフロントフォーク15,15が設けられている。ヘッドチューブ14は、折り畳みのために二つ折りが可能な構造になっている。この二つ折り部分はレバー22を有するジョイント部21により結合されている。
シートチューブ12にはシートポスト16が高さ調節が可能に支持されている。シートポスト16の上端部にはサドル16aが取り付けられている。ヘッドチューブ14にはステム17が高さ調節が可能に支持されている。ステム17の上端部にはハンドル17aが設けられている。左右のバックフォーク13は斜め後方へ延びている。バックフォーク13の後端部間には後車輪3が回転自由に支持されている。左右のフロントフォーク15は斜め下方を向いており、下端部間に前車輪30が回転自由に支持されている。
トップチューブ11の後部の下方には、バックフォーク13L,13Rに取り付けられた軸受筒31が位置している。軸受筒31は駆動軸32を回転自由に支持する。駆動軸32の両端部にはクランクアーム33がそれぞれ取り付けられている。各クランクアーム33の先端にはペダル33aが装着されている。駆動軸32およびクランクアーム33の回転はスプロケット34およびチェン35を介して後車輪3に伝えられる。
トップチューブ11、シートチューブ12、バックフォーク13、ヘッドチューブ14、フロントフォーク15などの中空のフレーム部材は、電動アシスト自転車1の骨格をなす車体フレーム10を構成する。各フレーム部材はアルミニウム合金の展伸材により構成される。
補助駆動装置4は、モータ駆動部40、コントローラ41、図示しないトルク検出器などで構成される。モータ駆動部40は前車輪30のハブ36に組み込まれている。コントローラ41はトップチューブ11のジョイント部2に対して後側の位置に組み込まれている。トルク検出器はクランクアーム33の位置に設けられている。コントローラ41はトルク検出器による検出トルクを取り込み、検出トルクの大きさに応じた補助駆動力をモータ駆動部40に発生させる。補助駆動装置4に電力を供給するためのバッテリ装置5は、トップチューブ11のジョイント部2に対して前側の位置に組み込まれている。
図2に示す電動アシスト自転車1は、車体フレーム10の中心をなすトップチューブ11およびダウンチューブ18を含んでいる。トップチューブ11とダウンチューブ18の後端部間には上下方向を向くシートチューブ12が、前端部間には上下方向を向くヘッドチューブ14が、それぞれ設けられている。
シートチューブ12の上端部にはシートポスト16が高さ調節が可能に支持されている。シートポスト16の上端部にはサドル16aが取り付けられている。ヘッドチューブ14の上端部にはステム17が連設されている。ステム17の上端部にはハンドル17aが設けられている。
シートチューブ12の上端部には左右対をなすシートステイ19a,19aの前端部が、下端部には左右対をなすチェーンステイ19b,19bの前端部が、それぞれ連設されている。シートステイ19aおよびチェーンステイ19bは後方へ延びて連結され、連結部間に後車輪3が回転自由に支持されている。
ヘッドチューブ14の下端部には左右のフロントフォーク15が連設されている。フロントフォーク15は斜め下方を向いており、下端部間に前車輪30が回転自由に支持されている。
シートチューブ12の下端部には軸受筒31が位置し、軸受筒31に駆動軸32が回転自由に支持されている。駆動軸32の両端部にはクランクアーム33がそれぞれ取り付けられている。各クランクアーム33の先端にはペダル33aが装着されている。駆動軸32およびクランクアーム33の回転はスプロケット34およびチェン35を介して後車輪3に伝えられる。
トップチューブ11、ダウンチューブ18、シートチューブ12、ヘッドチューブ14、フロントフォーク15、シートステイ19a、チェーンステイ19bなどの中空のフレーム部材は、電動アシスト自転車1の骨格をなす車体フレーム10を構成する。各フレーム部材はアルミニウム合金の展伸材により構成される。
補助駆動装置4は、モータ駆動部40、コントローラ41、図示しないトルク検出器などで構成されている。モータ駆動部40は後車輪3のハブ37に組み込まれている。コントローラ41はダウンチューブ18の中間位置に組み込まれている。トルク検出器はクランクアーム33の位置に設けられている。コントローラ41はトルク検出器による検出トルクを取り込み、検出トルクの大きさに応じた補助駆動力をモータ駆動部40に発生させる。補助駆動装置4に電力を供給するためのバッテリ装置5は、ダウンチューブ18の中間位置に組み込まれている。
図1および図3に示す各電動アシスト自転車1において、バッテリ装置5は、補助駆動装置4を構成するモータ駆動部40、コントローラ41、およびトルク検出器と図示しないコード線により電気接続される。また、コントローラ41は、モータ駆動部40およびトルク検出器と図示しないコード線により電気接続される。
図3は、図1の電動アシスト自転車1のトップチューブ11に組み付けられたバッテリ装置5の外観を示している。
バッテリ装置5は、図4に示すように、トップチューブ11の中空内部に形成されるバッテリユニット格納部(以下、単に「格納部」という。)6と、トップチューブ11の外周面の上方を向く面11aに形成される開口部60を塞ぐための開閉可能な蓋板部7とを備えている。トップチューブ11の外周面は丸みを帯び、長さ方向と直交する方向の断面形状が略矩形状である。格納部6は、対向する側壁面と底面とで囲まれ、長さ方向と直交する方向の断面形状は略矩形状である。
開口部60は、トップチューブ11の幅より小さい開口幅を有し、トップチューブ11の長さ方向に沿って長い矩形状に形成されている。蓋板部7は上面がトップチューブ11の外周面と同じ丸みを帯び、平面形状が開口部60より一回り大きい矩形状である。蓋板部7とトップチューブ11とは同じ材質であり、蓋板部7の表面はトップチューブ11と同色の着色が施されている。施蓋状態のとき、蓋板部7はトップチューブ11の開口部60の周縁上に支持され、トップチューブ11の外周面を構成する。施蓋状態は後述する保持機構部70により保持される。開口部60は格納部6と連通し、格納部6の直上に位置するもので、後述するバッテリユニット50は上方から出し入れされる。
なお、開口部60は、トップチューブ11の側方を向く面11bに設けることもでき、この場合は、後述するバッテリユニット50は側方から出し入れされる。
バッテリ装置5は、格納部6に対して開口部60より出し入れされるバッテリユニット50を備えている。バッテリユニット50は、図4~図8に示すように、補助駆動装置4の動力源であるバッテリ51と、バッテリ51を密閉状態で収納するバッテリ収納ケース8とを備えている。
バッテリ収納ケース8は、上面および両端が開放された金属製の筐体部80と、筐体部80の両端の開放部分に装着される合成樹脂製の第1、第2の各端板部81,82とで構成されている。蓋板部7は筐体部80の上面の開放部分を塞ぐように装着され、バッテリ収納ケース8の外壁の一部、すなわち上板部を構成する。筐体部80は、側板部80a,80bと底板部8cを有し、長さおよび幅が開口部60の開口長さおよび開口幅より小さく、高さが格納部6の深さより小さく設定されており、これによりバッテリ収納ケース8は格納部6に対して開口部60より出し入れが可能となる。なお、筐体部80は、両側板部80a,80bと連続する上板部を備えたものであってもよく、この場合は、蓋板部7はバッテリ収納ケース8の上板部を兼ねる必要はない。
バッテリ51は、複数本のリチウムイオン電池よりなり、充電が可能であり、第2の端板部82の一方の側面には、図5および図8に示すように、充電用端子83が設けられている。充電用端子83に充電器具を介して外部電源に接続することにより充電が可能である。
バッテリ51は、図8に示すように、保護板52およびプリント基板53とともにバッテリ収納ケース8の内部に収納される。筐体部80の両端の開放部分は第1、第2の端板部81,82により塞がれる。プリント基板53上には、図8には図示していないが、電源スイッチと、バッテリ残量を段階的に点灯表示するための複数個のLEDとが実装されている。蓋板部7には1個の大きな円形の孔72と4個の小さな円形の孔73とが設けられ、図3に示すように、これらの孔72,73内に電源スイッチ55およびLED54を位置させることにより外部から操作および視認が可能になっている。
プリント基板53には、さらに、LED54の点灯動作を制御するLED表示回路、バッテリ51の充電および放電を制御する充放電回路、第1の端板部81の外面に設けられるUSB端子84(図7参照)へバッテリ51より電源電圧を出力する電源供給回路などが実装されている。USB端子84はスマートフォンなどの外部機器を接続することで電源の供給を可能としたものである。
第1の端板部81の外側の面には、図6に示すように、位置合わせ用の台形状の凸部85と、複数個の溝の内側面に板状の駆動用端子86がそれぞれ配置されたソケット87とが設けられている。第2の端板部82の外側の面には、図7に示すように、後述するラッチボルト68が係合する係合穴88と前記したUSB端子84とが設けられている。
図9は、バッテリユニット50が格納される格納部6を示している。格納部6は、長さ方向に沿う側壁部61,62と合成樹脂製の前壁部63および後壁部64とで囲まれる平面形状が矩形状の空間である。
後壁部64には、図10に示すように、複数本の接続用端子65よりなるプラグ66と位置合わせ用の凹部67とが設けられている。各接続用端子65はバッテリユニット50のソケット87の各溝に対して挿脱が可能である。各接続用端子65が駆動用端子86と接触して導通するとき、補助駆動装置4とバッテリ51とが電気接続される。位置合わせ用の凹部67はバッテリユニット50の位置合わせ用の凸部85が嵌合するもので、両者が嵌合した状態のとき、バッテリユニット50は格納部6内に適正に収まっている。
前壁部63には、図11に示すように、ラッチボルト68と押出機構9とが設けられている。ラッチボルト68は、図示しないバネにより前方へ付勢されて壁面より突出している。バッテリユニット50が格納部6へ嵌め込まれたとき、ラッチボルト68が引っ込んだ後にバネ力を受けて突出し、バッテリユニット50の係合穴88に係合する。ラッチボルト68と係合穴88との係合により格納部6にバッテリユニット50が保持されるとともに、バッテリユニット50を格納部6から取り出すことができなくなる。
トップチューブ11の内部には解除操作機構71を構成するシリンダ錠(図示せず)が設けられている。解除操作機構71はラッチボルト68と係合穴88との係合を解除するための手段であり、シリンダ錠は、トップチューブ11の側面に開口する鍵穴69と、鍵穴69へ挿入した鍵を回すことにより一体に回動してラッチボルト68を後退させるシリンダ(図示せず)とを備えている。ラッチボルト68と係合穴88とが係合した状態において、鍵孔69に適正な鍵を挿入して回すと、シリンダが一体に回動してシリンダの端部に連結された作動機構(図示せず)が連動し、ラッチボルト68を後退動作させ、これによりラッチボルト68と係合穴88との係合が外れる。なお、作動機構はドアのノブを回してラッチボルトを後退動作させる機構と同様の構成のものであって公知であり、ここでは詳細な構造の図示並びにその説明を省略する。ラッチボルト68と係合穴88と解除操作機構71とで保持機構部70が構成される。
押出機構9は、図11に示すように、上下動自由に支持されるピン90と、ピン90を上方へ付勢するバネ(図示せず)とを備えている。格納部6にバッテリユニット50が嵌め込まれたとき、ピン90がバッテリユニット50の第2の端板部82の段部82a(図7に示す)の下面に突き当たって押し込まれる。鍵操作によりラッチボルト68が後退して係合穴88との係合が外れたとき、バッテリユニット50の前端側がピン90により突き上げられて格納部6より押し出される。これによりバッテリユニット50を手でつかんで取り出すことができる。なお、押出機構9は、上記した機械的に動作させる構成のものに限らず、例えば、電磁ソレノイドや圧電素子のように、電気的に動作させる構成のものであってもよく、この場合、鍵操作によって電磁ソレノイドや圧電素子に通電する。
図2に示す実施態様の電動アシスト自転車1については、バッテリ装置5がダウンチューブ18に組み付けられている点で図1の電動アシスト自転車1と相違するが、バッテリ装置5の具体的な構成は図1の実施形態と同様であり、ここでは説明を省略する。
電動アシスト自転車1の走行に先立ち、バッテリ収納ケース8に設けられた充電用端子83に充電機器を接続してバッテリ51を充電した後、バッテリユニット50をトップチューブ11の開口部60より格納部6へ嵌め込み、蓋板部7により開口部60を塞ぐと、保持機構部70のラッチボルト68と係合穴88との係合によって施蓋状態が保持される。開口部60はトップチューブ11の外周面に形成されているので、バッテリユニット50の格納部6への挿入作業が容易である。バッテリユニット50を格納した状態では、格納部6の接続用端子65にバッテリユニット50の駆動用端子86が接触して導通し、バッテリ51から補助駆動装置4へ電力が供給される。また、バッテリ格納状態では、バッテリユニット50は外から見えず、見栄えが良好である。
停車時は、鍵操作により保持機構部70のラッチボルト68と係合穴88との係合を解除し、トップチューブ11の開口部60より蓋板部7を外してバッテリユニット50を格納部6より取り出す。この場合、折り畳みが可能な図2の電動アシスト自転車においては、バッテリユニット50の取り出しに車体を折り畳む必要がない。格納部6からの取り出しによってバッテリユニット50を持ち運ぶことができ、充電用端子83に外部電源を接続することでバッテリユニット50への充電が可能である。
1 電動アシスト自転車
2 ジョイント部
4 補助駆動装置
5 バッテリ装置
6 バッテリユニット格納部
7 蓋板部
8 バッテリ収納ケース
9 押出機構
11 トップチューブ
18 ダウンチューブ
50 バッテリユニット
51 バッテリ
60 開口部
65 接続用端子
68 ラッチボルト
69 鍵穴
70 保持機構部
71 解除操作機構
83 充電用端子
86 駆動用端子
88 係合穴

Claims (4)

  1. 補助駆動装置およびバッテリ装置が搭載された電動アシスト自転車であって、
    前記バッテリ装置は、車体を構成するフレーム部材の内部に設けられ前記補助駆動装置と電気接続される接続用端子を備えるバッテリユニット格納部と、前記フレーム部材の外周面の上方を向く面に形成された開口部の周縁上に支持される開閉可能な蓋板部と、前記バッテリユニット格納部に対して前記開口部より出し入れされるバッテリユニットと、前記蓋板部の施蓋状態を保持する保持機構部と、前記バッテリユニット格納部の一端部に設けられ前記バッテリユニットの一端部を前記開口部に向けて付勢する押出機構とを備え、
    前記バッテリユニットは、バッテリと、前記バッテリを収納するための側板部及び底板部を有するバッテリ収納ケースと、前記バッテリを充電するための充電用端子と、前記バッテリユニット格納部に格納されたとき前記接続用端子と接触して前記補助駆動装置と前記バッテリとを電気接続する駆動用端子とを備え、
    前記蓋板部は、前記バッテリ収納ケースの上板部を構成し、かつ、前記上板部は前記バッテリ収納ケースの側板部と連続し、施蓋状態のとき、前記蓋板部が前記フレーム部材の外周面を構成しており、
    前記保持機構部は、前記バッテリユニット格納部の一端部に設けられ前記バッテリユニット格納部内へ突出するように付勢されるラッチボルトと、前記バッテリユニットに設けられ前記ラッチボルトと係合が可能な係合穴と、前記ラッチボルトを後退させて係合穴との係合を解除する解除操作機構とを含んでなる電動アシスト自転車。
  2. 前記フレーム部材は、トップチューブであって、長さ方向の中間位置に二つ折り部および二つ折り部を結合するジョイント部を有し、前記ジョイント部に対して前側の位置に前記バッテリユニット格納部および前記開口部が設けられる請求項1に記載の電動アシスト自転車。
  3. 前記フレーム部材は、ダウンチューブであって、長さ方向の中間位置に前記バッテリユニット格納部および前記開口部が設けられる請求項1に記載の電動アシスト自転車。
  4. 前記解除操作機構は、シリンダ錠を含んでおり、前記シリンダ錠は、前記フレーム部材の外周面に開口する鍵穴と、鍵穴へ挿入した鍵を操作することにより回動して前記ラッチボルトを後退させるシリンダとを備える請求項1に記載の電動アシスト自転車。
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