JP7263824B2 - スパークプラグ、及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、スパークプラグに関する。
従来、点火コイルの導通用ばねに接触させる端子電極の端部に、円錐状の凹部を形成したスパークプラグがある(特許文献1参照)。特許文献1によれば、凹部が円錐状であるため、点火コイルの導通用ばねを取り付ける際に簡単に誘導することができるとともに、振動があっても凹部内に導通用ばねの先端部を良好に固定することができるとしている。
特表2013-501180号公報
ところで、端子電極の端部に凹部を形成していないスパークプラグにおいて、端子電極の端面に識別子が印刷されることがある。しかし、端子電極の端部に円錐状の凹部を形成したスパークプラグにおいて、凹部の底面に識別子を印刷すると、以下の問題が生じることに本願発明者は着目した。すなわち、スパークプラグの軸線方向から識別子に光を当てて撮影を行うと、円錐状の凹部内で光が乱反射して識別子を読み取りにくくなる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、端子電極の端部に凹部を形成したスパークプラグにおいて、凹部の底面に書かれた識別子を読み取り易くすることにある。
上記課題を解決するための第1手段は、
軸線方向に延びる端子電極を備え、前記端子電極の前記軸線方向の端部に凹部を形成したスパークプラグであって、
前記凹部の底面に識別子が書かれており、
前記凹部の側面が前記軸線方向に平行である。
上記構成によれば、スパークプラグは、軸線方向に延びる端子電極を備えている。端子電極の軸線方向の端部には、凹部が形成されている。このため、凹部の内部に、点火コイルの導通用ばね等の先端部を収納することができる。なお、導通用ばね等の先端部を必ずしも凹部の内部に収納しなくてもよく、導通用ばね等は端子電極に接触させればよい。
凹部の底面に識別子が書かれているため、識別子を読み取ることにより、スパークプラグに関する情報を得ることができる。ここで、凹部の側面が軸線方向に平行である。このため、スパークプラグの軸線方向から識別子に光を当てた際に、光が凹部の側面で反射されることを抑制することができる。したがって、凹部内で光が乱反射することを抑制することができ、凹部の底面に書かれた識別子を読み取り易くすることができる。すなわち、端子電極の端部に凹部を形成したスパークプラグであっても、端子電極の端部に識別子によって情報を付与することができ、且つ識別子を良好に読み取ることができるといった顕著な効果を奏する。
第2の手段では、前記凹部は、互いに対向する側面同士の距離が第1距離である第1凹部と、前記第1凹部の底部に形成され、互いに対向する側面同士の距離が前記第1距離よりも短い第2距離である第2凹部と、を含み、前記第2凹部の底面に前記識別子が書かれている。
上記構成によれば、凹部は、第1凹部と第2凹部とを含んでいる。第1凹部は、互いに対向する側面同士の距離が第1距離である。第2凹部は、第1凹部の底部に形成されており、互いに対向する側面同士の距離が第1距離よりも短い第2距離である。そして、第2凹部の底面に識別子が書かれている。このため、点火コイルの導通用ばね等の先端部を、第1凹部の内部に収納し、第2凹部の内部には収納しないようにすることができる。したがって、導通用ばね等の先端部が、第2凹部の底面に書かれた識別子に接触しないようにすることができる。その結果、スパークプラグが使用されても、識別子が摩耗することを抑制することができる。
第3の手段は、
軸線方向に延びる端子電極を備え、前記端子電極の前記軸線方向の端部に凹部を形成したスパークプラグであって、
前記凹部は、互いに対向する側面同士の距離が第1距離である第1凹部と、前記第1凹部の底部に形成され、互いに対向する側面同士の距離が前記第1距離よりも短い第2距離である第2凹部と、を含み、
前記第2凹部の底面に識別子が書かれており、
前記第1凹部及び前記第2凹部のうち、前記軸線方向における深さが深い方の凹部の側面が、前記軸線方向に平行である。
上記構成によれば、第1凹部及び第2凹部のうち、軸線方向における深さが深い方の凹部の側面が、軸線方向に平行である。このため、スパークプラグの軸線方向から識別子に光を当てた際に、第1凹部及び第2凹部のうち深さが深い方の凹部の側面で光が反射されることを抑制することができる。したがって、第1の手段に準じた作用効果を奏することができる。さらに、第2の手段と同様の構成を備えるため、第2の手段と同様の作用効果を奏することができる。なお、第1凹部及び第2凹部のうち、軸線方向における深さが浅い方の凹部の側面は、軸線方向に平行であってもよいし、平行でなくてもよい。
第4の手段では、前記凹部の底面の外形が円形である、又は前記凹部の底面の外形と前記識別子の外形とが相似である。
上記構成によれば、凹部の底面の外形が円形であるため、端子電極の軸線方向の端部に凹部を容易に形成することができる。又は、凹部の底面の外形と識別子の外形とが相似であるため、凹部の底面に識別子を書く位置を容易に決めることができる。さらに、識別子が凹部の底面を占める割合を高くすることができるため、凹部の底面の範囲内で識別子に多くの情報を含ませることができる。
第5の手段では、前記識別子は2次元コードであるため、識別子が数字等である場合と比較して、端子電極の軸線方向の端部という狭い領域に書かれる識別子に、多くの情報を含ませることができる。
第6の手段では、前記識別子は、前記スパークプラグの製造年月日の情報と、前記製造年月日における通し番号の情報とを含む。こうした構成によれば、スパークプラグの製造年月日と、その日における番号とを容易に特定することができる。このため、スパークプラグに不具合が発生した時に、その発生原因の分析に識別子を役立てることができる。
第7の手段では、前記識別子は、前記スパークプラグの特性を示す情報を含む。こうした構成によれば、スパークプラグからスパークプラグの特性を直接読み取ることができる。
第8の手段は、第1~第7の手段のいずれか1つのスパークプラグを製造する方法であって、前記凹部の底面にレーザ加工により前記識別子を書く。
上記工程によれば、凹部の底面にレーザ加工により識別子が書かれる。このため、加工を行いにくい凹部の底面にも識別子を書くことができる。さらに、識別子が微細な文字や模様を含む場合であっても、識別子を明確に書くことができる。
第1実施形態のスパークプラグの半断面図。 図1のスパークプラグの平面図。 図1のスパークプラグの上部拡大図。 DMCを示す図。 第2実施形態のスパークプラグの平面図。 図5のスパークプラグの上部拡大図。 第3実施形態のスパークプラグの上部拡大図。 第3実施形態のスパークプラグの変更例の上部拡大図。 第4実施形態のスパークプラグの平面図。 QRコードを示す図。 変更例のスパークプラグの上部拡大図。
(第1実施形態)
以下、内燃機関に用いられるスパークプラグに具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、スパークプラグ10は、鉄等の金属材料によって形成された円筒状のハウジング11を備えている。ハウジング11(主体金具)の下部の外周には、ねじ部11aが形成されている。
ハウジング11の内部には、円筒状の絶縁碍子12の下端部が同軸に挿入されている。絶縁碍子12は、アルミナ等の絶縁材料で成形されている。絶縁碍子12に対してハウジング11の上端部11bをかしめることにより、ハウジング11と絶縁碍子12とが一体に結合されている。そして、絶縁碍子12の下部(一端部)において、貫通孔12a(中空部)には、中心電極13が挿入されて保持されている。
中心電極13は、耐熱性等に優れているNi合金を母材として、円柱状に形成されている。具体的には、中心電極13の内材(中心材)が銅で形成され、外材(外皮材)がNi(ニッケル)基合金で形成されている。中心電極13の先端部13aは、絶縁碍子12の下端(一端)から露出している。
中心電極13の先端部13aに対向する位置には、ハウジング11の下端面(一端面)から一体的に湾曲して延びる接地電極14が配置されている。すなわち、接地電極14は、ハウジング11に接続されて、中心電極13の先端面15aに先端部14aが対向するように湾曲している。接地電極14もNi基合金によって形成されている。
中心電極13の先端部13aと接地電極14の先端部14aとの間に、火花ギャップが形成されている。すなわち、中心電極13の先端部13aと接地電極14の先端部14aとの間で放電が行われ、放電火花が形成される。
ハウジング11のねじ部11aの上端部には、内燃機関への取り付けに用いられるガスケット16が設けられている。スパークプラグ10が内燃機関の燃焼室に対して取り付けられた状態では、スパークプラグ10の中心電極13及び接地電極14が燃焼室に露出している。
中心電極13の上部には、抵抗17を介して端子電極20が電気的に接続されている。端子電極20は、スパークプラグ10の軸線C1の方向(以下、「軸線方向」という)に延びている。端子電極20は円柱状(柱状)に形成されている。
端子電極20の軸線方向の端部21には、火花発生用の高電圧を印加する点火コイル(外部回路)が、導通用ばねを介して接続される。端部21は、軸線方向において端子電極20の上側(中心電極13と反対側)の端部である。端部21の外径は、端子電極20の他の部分の外径よりも大きくなっている。そして、軸線方向において、絶縁碍子12の上側(端部21側)の端面12bに、端部21の下側(中心電極13側)の端面21aが当接している。
図2はスパークプラグ10の平面図であり、図3はスパークプラグ10の上部拡大図である。
同図に示すように、端子電極20の端部21には、軸線方向にへこむ凹部23が形成されている。凹部23は円柱状に形成されている。これにより、端部21は有底円筒状に形成されている。凹部23の底面23aの外形は円形である。底面23aの中心は軸線C1上にある。底面23aは、軸線方向(軸線C1)に垂直である。側面23bは、軸線方向(軸線C1)に平行である。そして、凹部23の内部に、点火コイルの導通用ばね等の先端部が収納される。
底面23aには、図4に示すDMC30(Data Matrix Code)が書かれている。DMC30の外形は正方形である。DMC30(2次元コード、識別子)は、底面23aをレーザ加工することにより書かれている。レーザ加工(レーザ照射)により、底面23aの表面を削って彫り込んでもよいし、底面23aを焦がしたり酸化させたりして変色させてもよいし、底面23aの表面の塗装やメッキ等を剥離してコントラストを形成してもよい。
DMC30は、スパークプラグ10の製造年月日の情報と、その製造年月日における通し番号の情報とを含んでいる。通し番号は、その製造年月日に製造したスパークプラグ10に対して、例えば1,2,3・・・と、順に付けられる番号である。DMC30は、さらにスパークプラグ10の特性を示す情報を含んでいる。スパークプラグ10の特性を示す情報は、上記火花ギャップの幅、上記抵抗17の抵抗値、スパークプラグ10取り付け時の締め付けトルク、及び熱価の少なくとも1つである。その他に、DMC30は、スパークプラグ10を適合可能な内燃機関(適合可能車種)、スパークプラグ10の交換を推奨する車両の走行距離、スパークプラグ10の型式及び製品名、スパークプラグ10を購入する顧客名、スパークプラグ10の製造者名及び製造場所、及びスパークプラグ10についてのサービスを説明するHPアドレスの少なくとも1つを含んでいてもよい。
以上詳述した本実施形態は、以下の利点を有する。
・凹部23の底面23aに識別子が書かれているため、識別子を読み取ることにより、スパークプラグ10に関する情報を得ることができる。ここで、凹部23の側面23bが軸線方向に平行である。このため、スパークプラグ10の軸線方向から識別子に光を当てた際、例えばカメラによりフラッシュ撮影を行う際に、光が凹部23の側面23bで反射されることを抑制することができる。したがって、凹部23内で光が乱反射することを抑制することができ、凹部23の底面23aに書かれた識別子を読み取り易くすることができる。すなわち、端子電極20の端部21に凹部23を形成したスパークプラグ10であっても、端子電極20の端部21に識別子によって情報を付与することができ、且つ識別子を良好に読み取ることができるといった顕著な効果を奏する。
・凹部23の底面23aの外形が円形であるため、ドリル切削等により端子電極20の軸線方向の端部21に凹部23を容易に形成することができる。
・識別子はDMC30(2次元コード)であるため、識別子が数字等である場合と比較して、端子電極20の軸線方向の端部21という狭い領域に書かれる識別子に、多くの情報を含ませることができる。
・DMC30は、スパークプラグ10の製造年月日の情報と、製造年月日における通し番号の情報とを含む。こうした構成によれば、スパークプラグ10の製造年月日と、その日における番号とを容易に特定することができる。このため、スパークプラグ10に不具合が発生した時に、その発生原因の分析にDMC30を役立てることができる。
・DMC30は、スパークプラグ10の特性を示す情報を含む。こうした構成によれば、スパークプラグ10からスパークプラグ10の特性を直接読み取ることができる。
・凹部23の底面23aにレーザ加工によりDMC30が書かれる。このため、加工を行いにくい凹部23の底面23aにもDMC30を書くことができる。さらに、DMC30が微細な模様を含む場合であっても、DMC30を明確に書くことができる。
(第2実施形態)
図5,6に示すように、第2実施形態では、端子電極20の軸線方向の端部21に、第1凹部35及び第2凹部37を含む凹部33が形成されている。以下、第2実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同一の部分については、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
同図に示すように、端子電極20の端部21には、軸線方向にへこむ凹部33が形成されている。凹部33は、第1凹部35と第2凹部37とを含んでいる。第1凹部35,第2凹部37は円柱状に形成されている。
第1凹部35の内径は内径D1である。すなわち、第1凹部35において、互いに対向する側面35b同士の距離はD1(第1距離)である。第2凹部37は、第1凹部35の底部に形成されている。第2凹部37の内径は、内径D1よりも小さい内径D2である。すなわち、第2凹部37において、互いに対向する側面37b同士の距離はD2(第2距離)である。
第1凹部35の底面35a及び第2凹部37の底面37aの外形は円形である。底面35a,37aの中心は軸線C1上にある。底面35a,37aは、軸線方向(軸線C1)に垂直である。側面35b,37bは、軸線方向(軸線C1)に平行である。第1凹部35の内部に点火コイルの導通用ばね等の先端部が収納され、第2凹部37の内部に点火コイルの導通用ばね等の先端部は収納されない。すなわち、第2凹部37の内径D2は、導通用ばね等の先端部の外径よりも小さい。
そして、底面37aには、第1実施形態と同様のDMC30が書かれている。
本実施形態は、以下の利点を有する。ここでは、第1実施形態と異なる利点のみを述べる。
・凹部33は、第1凹部35と第2凹部37とを含んでいる。第1凹部35は、互いに対向する側面35b同士の距離がD1である。第2凹部37は、第1凹部35の底部に形成されており、互いに対向する側面37b同士の距離がD1よりも短いD2である。そして、第2凹部37の底面37aにDMC30が書かれている。このため、点火コイルの導通用ばね等の先端部を、第1凹部35の内部に収納し、第2凹部37の内部には収納しないようにすることができる。したがって、導通用ばね等の先端部が、第2凹部37の底面37aに書かれたDMC30に接触しないようにすることができる。その結果、スパークプラグ10が使用されても、DMC30が摩耗することを抑制することができる。
(第3実施形態)
図7に示すように、第3実施形態では、第1凹部35の側面35bは軸線方向に平行であるのに対して、第2凹部37の側面37bは軸線方向に平行でない。その他の点は、第2実施形態と同一である。なお、第1,第2実施形態と同一の部分については、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
ここで、第1凹部35の深さAは、第2凹部37の深さBよりも深い。すなわち、第1凹部35及び第2凹部37のうち、軸線方向における深さが深い方の第1凹部35の側面35bが、軸線方向(軸線C1)に平行である。一方、第1凹部35及び第2凹部37のうち、軸線方向における深さが浅い方の第2凹部37の側面37bは、軸線方向に平行でなく、軸線方向に対して傾斜している。第2凹部37は円錐台状に形成されている。
本実施形態は、以下の利点を有する。ここでは、第1,第2実施形態と異なる利点のみを述べる。
・第1凹部35及び第2凹部37のうち、軸線方向における深さが深い方の第1凹部35の側面35bが、軸線方向に平行である。このため、スパークプラグ10の軸線方向からDMC30に光を当てた際に、第1凹部35及び第2凹部37のうち深さが深い方の第1凹部35の側面35bで光が反射されることを抑制することができる。したがって、第1,第2実施形態に準じた作用効果を奏することができる。
なお、上記第3実施形態を、以下のように変更して実施することもできる。
図8に示すように、第1凹部35の側面35bが軸線方向(軸線C1)に平行でないのに対して、第2凹部37の側面37bが軸線方向に平行であってもよい。なお、第1~第3実施形態と同一の部分については、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
ここで、第1凹部35の深さAは、第2凹部37の深さBよりも浅い。すなわち、第1凹部35及び第2凹部37のうち、軸線方向における深さが深い方の第2凹部37の側面37bが、軸線方向(軸線C1)に平行である。一方、第1凹部35及び第2凹部37のうち、軸線方向における深さが浅い方の第1凹部35の側面35bは、軸線方向に平行でなく、軸線方向に対して傾斜している。第1凹部35は円錐台状に形成されている。
上記構成によれば、第1凹部35及び第2凹部37のうち、軸線方向における深さが深い方の第2凹部37の側面37bが、軸線方向に平行である。このため、スパークプラグ10の軸線方向からDMC30に光を当てた際に、第1凹部35及び第2凹部37のうち深さが深い方の第2凹部37の側面37bで光が反射されることを抑制することができる。したがって、第1~第3実施形態に準じた作用効果を奏することができる。
(第4実施形態)
図9に示すように、第4実施形態では、凹部53の底面53aの外形とDMC30(識別子)の外形とが相似である。その他の点は、第1実施形態と同一である。なお、第1実施形態と同一の部分については、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
同図に示すように、凹部53は四角柱状(多角柱柱)に形成されている。凹部53の底面53aの外形は正方形である。凹部53において互いに対向する側面53b同士の距離Eは、DMC30の一辺の長さFよりも長い。底面53aの中心は軸線C1上にある。底面53aは、軸線方向(軸線C1)に垂直である。側面53bは、軸線方向(軸線C1)に平行である。底面53aには、第1実施形態と同様のDMC30が書かれている。そして、凹部53の内部に、点火コイルの導通用ばね等の先端部が収納される。
本実施形態は、以下の利点を有する。ここでは、第1~第3実施形態と異なる利点のみを述べる。
・凹部53の底面53aの外形とDMC30の外形とが相似であるため、凹部53の底面53aにDMC30を書く位置を容易に決めることができる。さらに、DMC30が凹部53の底面53aを占める割合を高くすることができるため、凹部53の底面53aの範囲内でDMC30に多くの情報を含ませることができる。
なお、凹部53が、互いに対向する側面同士の距離が第1距離である第1凹部と、第1凹部の底部に形成され、互いに対向する側面同士の距離が前記第1距離よりも短い第2距離である第2凹部と、を含んでいてもよい。そして、第2凹部の底面に識別子が書かれていてもよい。
なお、上記の各実施形態を、以下のように変更して実施することもできる。なお、第1~第4実施形態と同一の部分については、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
・識別子を、図10に示すQRコード60(登録商標)や、マイクロQRコードにすることもできる。この場合も、識別子が数字等である場合と比較して、端子電極20の軸線方向の端部21という狭い領域に書かれる識別子に、多くの情報を含ませることができる。また、識別子を、バーコード、数字、文字、記号等にすることもできる。
・底面23a,37a,53aに、スタンプにより識別子を表示したり、インクジェットにより識別子を印刷したり、シールにより識別子を貼り付けたりすることもできる。
・図11に示すように、端部21の外周に、点火コイルの導通用ばね等の先端部が嵌合されるスパークプラグ10であってもよい。この場合も、凹部23の底面23aに識別子が書かれることにより、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
10…スパークプラグ、20…端子電極、21…端部、23…凹部、23a…底面、23b…側面、30…DMC、33…凹部、35…第1凹部、35a…底面、35b…側面、37…第2凹部、37a…底面、37b…側面、53…凹部、53a…底面、53b…側面、60…QRコード。

Claims (7)

  1. 軸線方向に延びる端子電極(20)を備え、前記端子電極の前記軸線方向の端部(21)に凹部(23、33、53)を形成したスパークプラグ(10)であって、
    前記凹部の底面(23a、37a、53a)に識別子(30、60)が書かれており、
    前記凹部の側面(23b、35b、37b、53b)が前記軸線方向に平行であり、
    前記凹部(33)は、互いに対向する側面(35b)同士の距離が第1距離である第1凹部(35)と、前記第1凹部の底部に形成され、互いに対向する側面(37b)同士の距離が前記第1距離よりも短い第2距離である第2凹部(37)と、を含み、
    前記第2凹部の底面(37a)に前記識別子が書かれている、スパークプラグ。
  2. 軸線方向に延びる端子電極(20)を備え、前記端子電極の前記軸線方向の端部(21)に凹部(33)を形成したスパークプラグであって、
    前記凹部は、互いに対向する側面(35b)同士の距離が第1距離である第1凹部(35)と、前記第1凹部の底部に形成され、互いに対向する側面(37b)同士の距離が前記第1距離よりも短い第2距離である第2凹部(37)と、を含み、
    前記第2凹部の底面(37a)に識別子(30、60)が書かれており、
    前記第1凹部及び前記第2凹部のうち、前記軸線方向における深さが深い方の凹部の側面が、前記軸線方向に平行である、スパークプラグ。
  3. 前記凹部の底面の外形が円形である、又は前記凹部の底面の外形と前記識別子の外形とが相似である、請求項1又は2に記載のスパークプラグ。
  4. 前記識別子は2次元コード(30、60)である、請求項1~のいずれか1項に記載のスパークプラグ。
  5. 前記識別子は、前記スパークプラグの製造年月日の情報と、前記製造年月日における通し番号の情報とを含む、請求項1~のいずれか1項に記載のスパークプラグ。
  6. 前記識別子は、前記スパークプラグの特性を示す情報を含む、請求項1~のいずれか1項に記載のスパークプラグ。
  7. 請求項1~のいずれか1項に記載のスパークプラグを製造する方法であって、
    前記凹部の底面にレーザ加工により前記識別子を書く、スパークプラグの製造方法。
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