JP7263076B2 - 凝集沈殿処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、凝集沈殿処理装置に関するものである。
一般に、排水処理の手段の一つとして、排水中の固形物などの不純物を除去する固液分離処理が行われている。
このような固液分離処理としては、排水に対して凝集剤を添加することで不純物である有機物や懸濁物質等を凝集沈殿させて分離する凝集沈殿を行う凝集沈殿処理装置を用いた処理が挙げられる。例えば、凝集剤を添加した被処理水が上昇するに伴ってフロックが成長するブランケット状のフロック成長ゾーン(スラッジブランケット)を形成するスラッジブランケット型(「フロックゾーン型」や「フロックブランケット型」と呼ばれることもある)の凝集沈殿槽を備える凝集沈殿処理装置が知られている。
例えば、特許文献1には、沈殿槽内にスラッジブランケットが形成されるスラッジブランケット型の凝集沈殿処理装置が記載されている。また、特許文献1には、スラッジブランケット型の凝集沈殿処理装置として、スラッジブランケット内に設けられた回転軸により水平に旋回するディストリビュータと、沈殿槽内の水中に上下方向に支持されて固定されたセンターカラムを備え、センターカラムの下端とディストリビュータの中心部上面に設けた開口の周辺部を近接(摺接)させて、原水がセンターカラム内からディストリビュータへ流れる連通部を形成し、かつ連通部分がスラッジブランケット中に位置するものが記載されている。
特開2003-53105号公報
一般に、スラッジブランケットは原水の組成や凝集剤の注入量、処理水量などにより、スラッジの濃度が大きく異なる。スラッジブランケット内のスラッジ濃度が過剰になると、流体抵抗の増加による運転トルクの増加という問題が生じる。また、特許文献1のように、スラッジブランケット内に、センターカラムとディストリビュータ上面の摺接部分や、ディストリビュータ下面と回転軸の摺接部分などが位置する場合、これらの摺接部分にスラッジが固着し、運転不能に陥る可能性が高いという問題がある。
したがって、凝集沈殿処理装置の運転に支障が生じないように、スラッジブランケット内のスラッジ濃度を調整することが求められている。
本発明の課題は、スラッジブランケット型の凝集沈殿処理装置において、スラッジブランケット内のスラッジ濃度を適切に調整し、安定した運転が可能となる凝集沈殿処理装置を提供することである。
本発明者は、上記の課題について鋭意検討した結果、スラッジブランケット型の凝集沈殿処理装置において、スラッジブランケット部下に設けられた仕切り板と、仕切り板を貫通し、回転可能に設けられたシャフトとの間から、スラッジブランケット部内のスラッジを流出させ、スラッジブランケット部内のスラッジの濃度を調整する濃度調整手段を設けることで、スラッジブランケット内のスラッジ濃度を適切に調整し、凝集沈殿処理装置の安定運転が可能になることを見出して、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下の凝集沈殿処理装置である。
上記課題を解決するための本発明の凝集沈殿処理装置、スラッジブランケット型の凝集沈殿処理装置であって、スラッジがブランケット状に形成され、被処理水中のフロックを捕捉するスラッジブランケット部と、スラッジブランケット部下に設けられ、スラッジが濃縮される濃縮部と、スラッジブランケット部及び濃縮部を区画するための仕切り板と、仕切り板を貫通し、回転可能に設けられたシャフトと、仕切り板及びシャフトの間から、スラッジブランケット部内のスラッジを濃縮部へ流出させ、スラッジブランケット部内のスラッジの濃度を調整する濃度調整手段とを備えることを特徴とするものである。
本発明の凝集沈殿処理装置によれば、濃度調整手段を設け、スラッジブランケット部と濃縮部を区画する仕切り板及び回転可能に設けられたシャフトの間からスラッジを流出させることで、スラッジブランケット内の過剰なスラッジを排出し、スラッジブランケット内のスラッジ濃度が過剰とならないように調整することが可能となる。また、仕切り板とシャフトの間からスラッジが流出するため、仕切り板とシャフトの間に高濃度のスラッジが固着することを抑制できる。これにより、スラッジブランケット内のスラッジ濃度を適切に調整し、凝集沈殿処理装置の運転を安定して継続することが可能となる。
また、本発明の凝集沈殿処理装置の一実施態様としては、濃度調整手段は、下方に開放されると共に気体が溜まるように設けられた凹部と、該凹部に進入する突出部とを備え、凹部は、該凹部を形成する内周壁及び外周壁を備え、外周壁は内周壁よりも高さ方向に長いという特徴を有する。
この特徴によれば、濃度調整手段を、気体が溜まる領域を有したものとすることで、スラッジブランケット内のスラッジ濃度が適正であるときには気体によってスラッジの流出を抑制し、スラッジ濃度が高くなったときにスラッジを流出させてスラッジ濃度の調整を行うことが可能となる。また、濃度調整手段が凹部と突出部を備えることで気体が漏れにくくなり、スラッジ濃度が適正である際のスラッジの流出抑制に係るシール機能を向上させることが可能となる。さらに、濃度調整手段の凹部を形成する内周壁及び外周壁において、外周壁は内周壁よりも高さ方向に長いことで、凹部に供給された気体は外周壁よりも外側には排出されないため、シール機能をより一層向上させることが可能となる。これにより、スラッジブランケット内のスラッジ濃度の調整をより適切に行うことが可能となる。
また、本発明の凝集沈殿処理装置の一実施態様としては、濃度調整手段に気体を供給する気体供給手段と、気体供給手段から供給する気体の供給量を制御する制御部とを備えるという特徴を有する。
この特徴によれば、気体供給手段を設けることで、濃度調整手段として気体が溜まる領域を有するものについて、常に気体が溜まる状態を維持することができる。また、気体の供給量を制御することで、濃度調整手段によって流出するスラッジ濃度を制御することができ、スラッジ濃度の調整機能をより向上させることが可能となる。
また、本発明の凝集沈殿処理装置の一実施態様としては、濃度調整手段は、凹部の鉛直方向下端から突出部の鉛直方向上端までの高さを調整することで、スラッジブランケット部内のスラッジの濃度を調整するという特徴を有する。
この特徴によれば、濃度調整手段として気体が溜まる領域の体積及びスラッジが越流する高さを変えることで、濃度調整手段によって流出するスラッジ濃度を制御することができる。これにより、スラッジ濃度の調整機能をより向上させることが可能となる。
本発明によれば、スラッジブランケット型の凝集沈殿処理装置において、スラッジブランケット内のスラッジ濃度を適切に調整し、安定した運転が可能となる凝集沈殿処理装置を提供することができる。
本発明の第1の実施例の凝集沈殿処理装置を示す概略説明図である。 本発明の第1の実施例の凝集沈殿処理装置における濃度調整手段の構造を示す概略説明図である。 本発明の第1の実施例の凝集沈殿処理装置における濃度調整手段によるスラッジ濃度の調整機構に係る説明図である。 本発明の第1の実施例の凝集沈殿処理装置における気体封止手段の構造を示す概略説明図である。 本発明の第2の実施例の凝集沈殿処理装置を示す概略説明図である。 本発明の第3の実施例の凝集沈殿処理装置を示す概略説明図である。
本発明の凝集沈殿処理装置は、固形物を含む被処理水の処理に利用されるものである。特に、被処理水に凝集剤を添加して、有機物などを凝集沈殿させて分離する凝集沈殿処理に好適に利用されるものである。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る凝集沈殿処理装置の実施態様を詳細に説明する。なお、実施態様に記載する凝集沈殿処理装置の構造については、本発明に係る凝集沈殿処理装置を説明するために例示したにすぎず、これに限定されるものではない。
[第1の実施態様]
本実施態様に係る凝集沈殿処理装置100Aは、いわゆるスラッジブランケット型と呼ばれる凝集沈殿槽を有している。一般に、スラッジブランケット型凝集沈殿槽は、槽内に上昇水流によるスラッジ(凝集フロック)の流動層を形成し、その流動層内に新たに生成したフロックを通過させるものである。このとき、小さなフロックは流動層における大きなフロックに捕捉されて大きくなり、沈降速度が速まる。これにより、スラッジブランケット型凝集沈殿槽へ導入された被処理水Wは、処理水W1と濃縮されたフロックCF(汚泥)に分離され、それぞれ槽外に排出される。
図1は、本発明の第1の実施態様の凝集沈殿処理装置の構造を示す概略説明図である。
本実施態様に係る凝集沈殿処理装置100Aは、図1に示すように、凝集沈殿槽1内に被処理水Wを導入する被処理水流入部2、被処理水W中の固形物を捕捉するためのスラッジがブランケット状に浮遊した状態で形成されたスラッジブランケット部3、スラッジブランケット部3を通過することにより凝集したフロックFがスラッジブランケット部3下に沈殿し濃縮される濃縮部4、及びスラッジブランケット部3内のスラッジの濃度を調整する濃度調整手段5を備えている。スラッジブランケット部3の上方には上澄みである清澄層Cが形成され、清澄された処理水W1は、凝集沈殿槽1の上部側に位置する処理水排出部6により排出される。また、濃縮部4に沈殿し濃縮されたフロックCFは、凝集沈殿槽1の底部中央から汚泥排出部7を介して排出される。
被処理水流入部2は、水平方向に延びて凝集沈殿槽1の周壁1aを貫通して内部に進入し、被処理水Wを凝集沈殿槽1内に供給する流入管11と、流入管11に接続され、凝集沈殿槽1の中央にて上下方向(高さ方向)に延びるセンターウェル12を有する。センターウェル12は、筒状の中空部材であり、その内部に被処理水Wが流入して流れる流路2aと、センターウェル12の周囲に形成されたスラッジブランケット部3とを区画するための固定部材である。センターウェル12内部には、凝集沈殿槽1に沿った高さ方向(以下、単に「高さ方向」という。)に延在するシャフト8が配置されており、シャフト8は上端に取り付けられたモータ等の駆動装置9によって軸心周りに回転可能となっている。センターウェル12とシャフト8とは互いに接しておらず、センターウェル12内をシャフト8が貫通している。
被処理水流入部2から導入される被処理水Wとしては、固形物である懸濁物質(フロックや粒子等)を含むものであればよく、発生源や懸濁物質の種類は特に限定されない。被処理水Wとしては、例えば、工場排水や生活排水のほか、河川水や他の水処理設備からの処理水などを原水とし、凝集剤を混合したものが挙げられる。
本実施態様の被処理水流入部2内の流路2aを流れる被処理水Wには、上流に設けた凝集剤添加部Gより凝集剤が添加されるものを図1に例示しているが、これに限定されるものではない。例えば、被処理水流入部2において凝集剤を添加するものとしてもよい。被処理水流入部2にて凝集剤を添加する場合、図1に示した凝集剤添加部Gは設けなくてもよい。
被処理水Wに混合される凝集剤としては、無機凝集剤及び高分子凝集剤が挙げられる。凝集剤は、無機凝集剤あるいは高分子凝集剤のみを用いるものであってもよく、無機凝集剤と高分子凝集剤を併用するものであってもよい。なお、無機凝集剤及び高分子凝集剤を併用する場合、無機凝集剤、高分子凝集体の順に被処理水Wに添加することが好ましい。これにより、安定したフロック形成が可能となる。
凝集剤の具体例としては、例えば、無機凝集剤としては、硫酸バンドやPAC等のAl系無機凝集剤や、ポリ硫酸鉄等のFe系無機凝集剤が挙げられる。あるいは、NaOH、Ca(OH)等のアルカリ又はHSO、HCl等の酸によるpH調整剤や、Ca、Al、Fe系化合物の添加や、酸化剤・還元剤の添加等により結晶を析出させるものとしてもよい。また、高分子凝集剤としては、ポリアミノアルキルメタクリレート、ポリエチレンイミン、ハロゲン化ポリジアリルアンモニウム、キトサン、尿素-ホルマリン樹脂等のカチオン性高分子凝集剤、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリルアミド部分加水分解物、部分スルホメチル化ポリアクリルアミド、ポリ(2-アクリルアミド)-2-メチルプロパン硫酸塩等のアニオン性高分子凝集剤、ポリアクリルアミド、ポリエチレンオキシド等のノニオン性高分子凝集剤、アクリルアミドとアミノアルキルメタクリレートとアクリル酸ナトリウムの共重合体等の両性高分子凝集剤が挙げられる。
スラッジブランケット部3は、後述する回転体41を介して流路2aから供給される被処理水W中の懸濁物質を、ブランケット状に浮遊するスラッジによって捕捉して凝集するフロック成長ゾーンである。
スラッジブランケット部3は、中央に開口部21aが設けられ、凝集沈殿槽1内の下部側に水平に配置された仕切り板21と、仕切り板21の外周の端部の一部から上方に向かって突出して延び、周壁1aに連結された側壁22とによって、凝集沈殿槽1内の仕切り板21よりも上方であって側壁22よりも内周側に画成された区画内に形成されている。そして、この仕切り板21よりも上方に、前述したセンターウェル12の下端が位置している。この仕切り板21は凝集沈殿槽1における周壁1aに取り付けられていることから、仕切り板21及び側壁22は固定された部材である。上述したシャフト8は、開口部21aを介して仕切り板21を貫通しており、仕切り板21よりも下方に向かって延出している。
センターウェル12の下方であって仕切り板21より上方には、シャフト8に固定された中空状の回転体41が設けられる。この回転体41は、センターウェル12と連通する中空の中央部、及び中央部と連通し、径方向に延出された複数のディストリビュータDを有する。これにより、センターウェル12内の流路2aから、中央部を介してディストリビュータDへ被処理水Wが流入する。
回転体41の各ディストリビュータDの下面には、複数の開口部41aが長手方向(水平方向)に沿って設けられており、これらの開口部41aを介して、流路2aから供給された被処理水Wをスラッジブランケット部3が形成されている区画内に流入させる(図1中の矢印W)。このような回転体41を用いることによって、被処理水Wはスラッジブランケット部3内に均等に分散して供給される。
回転体41から仕切り板21の方向に被処理水Wが一様に噴出され、スラッジブランケット部3内に形成されたフロックFはスラッジブランケット部3の底部に堆積しようとするが、さらに供給される被処理水Wによりスラッジブランケット部3内に流動層が形成されていく。被処理水Wに含まれる小さなフロックは、流動層を上昇する過程で先に生成されたフロックFに接触して捕捉されることで、フロックの粒子径が大きく成長する。このように、被処理水Wはスラッジブランケット部3内を上昇しながらフロックFを成長させる。
そして、被処理水Wがスラッジブランケット部3内を上昇する過程において、被処理水W中のフロックFは成長してより大きく、かつ重くなるため、一定程度まで成長すると、上昇しなくなる。よって、図1に示すように、スラッジブランケット部3の上部には、より大きく、かつ重くなったフロックが堆積し続ける。スラッジブランケット部3の上部に集まったフロックは、被処理水Wによる流動層により側壁22の上端縁部から周壁1a側に越流する。
また、図1に示すように、スラッジブランケット部3を通過した処理水は、被処理水Wの上昇流によって上昇し、スラッジブランケット部3の上方に、処理水W1からなる清澄層Cが形成される。清澄層Cの処理水W1は、凝集沈殿槽1上部に設けられた処理水排出部6を介して槽外に排出される(図1中の矢印W1)。
濃縮部4は、前述した仕切り板21によって区画されて、スラッジブランケット部3の下に位置しており、スラッジブランケット部3を上昇流で通過することによって凝集したフロックFが側壁22と周壁1aとの間を通って沈降して濃縮されるフロック沈殿ゾーンである。
図1に示すように、スラッジブランケット部3から流出し、側壁22と周壁1aの間に流入したフロックFは、比重が水より大きいため、自然に濃縮部4に向けて沈降する(図1中の矢印F)。
濃縮部4に沈降して堆積した濃縮フロックCF(汚泥)は、凝集沈殿槽1の底部に設けられた汚泥排出部7から排出される。
また、仕切り板21を貫通して濃縮部4内に延在したシャフト8の下端部に、レーキ42を取り付けるものとしてもよい。このレーキ42は、濃縮部4に沈降した濃縮フロックCFを凝集沈殿槽1内の底面中央に掻き寄せて、汚泥排出部7から回収するために設けられるものである。
なお、シャフト8の下端部に取り付ける部材としては、シャフト8の回転に伴って回転し、凝集沈殿槽1の底面中央部に濃縮フロックCFを掻き寄せることができる構造であれば、特に限定されない。例えば、図1に示すように、シャフト8に対して垂直に交差した支持体に複数のレーキ42を設けるもの以外に、シャフト8に対して垂直に掻き取り部材を設けるものとしてもよく、曲面を有する掻き取り部材を槽上方から見た際にS字を形成するようにシャフト8に設けるものとしてもよい。
濃度調整手段5は、固定された仕切り板21と回転するシャフト8との間に設けられており、スラッジブランケット部3から濃縮部4へスラッジSを流出させてスラッジブランケット部3内のスラッジ濃度を調整するものである。
濃度調整手段5の詳細について、図2及び図3を用いて説明する。
図2は、本実施態様における凝集沈殿処理装置100Aに係る濃度調整手段5の近傍を拡大した概略説明図である。また、図3は、本実施態様における濃度調整手段5によるスラッジ濃度の調整機構に係る説明図である。
図2に示すように、高さ方向におけるシャフト8の回転体41と仕切り板21との間には、径方向に広がる円板状の板状部材8aが、当該シャフト8に貫通されて固定されている。この板状部材8aは、シャフト8の一部として構成され、回転体41の中央部の底部を兼ねている。板状部材8aの周端には下方へ突出する環状の外周壁54が設けられる。また、板状部材8aには、当該外周壁54よりも内周側に位置し、下方へ突出する環状の内周壁53が設けられている。
濃度調整手段5の一部として、板状部材8aにおける内周壁53及び外周壁54、並びに内周壁53と外周壁54とを連結する環状部分によって、気体を溜められるように下方に開放された環状の凹部51が形成されている。
一方、仕切り板21は、その開口部21aの縁から上方へ突出する環状の突出部52を有しており、当該突出部52は、凹部51の内側に進入している。このような突出部52が進入した凹部51に気体が充填されることによって、環状かつ断面U字形状をなす領域が形成され、この領域が濃度調整手段5として機能するものである。
濃度調整手段5の凹部51において、外周壁54は内周壁53よりも高さ方向に長くなっている。これにより、凹部51に供給された気体は外周壁54よりも外側(スラッジブランケット部3側)には排出されず、凹部51内に溜まる。また、濃度調整手段5において、スラッジブランケット部3側から濃縮部4側へスラッジS等が流出することができるが、濃縮部4側からスラッジブランケット部3側へのスラッジS等の移動については制限することが可能となる。
ここで、濃度調整手段5内に充填される気体の必要高さ(高さ方向における気体の長さ)Hは、スラッジブランケット部3内のスラッジの比重s1、濃縮部4内の上澄み水の比重s2、及びスラッジブランケット部3の高さ(側壁22の高さに相当)h1から算出できる。充填される気体の必要高さHは、例えば、機械製作上の余裕(軸のぶれ、誤差など)を見込んで、H=h1×(s1-s2)×安全率とすることが挙げられる。また、充填される気体の必要高さHは、例えば、過去の運転条件などからスラッジブランケット部3内のスラッジ濃度を適正に保つことができる実測値や推計値を用いるものとすることなどが挙げられる。
図2に示すように、本実施態様における濃度調整手段5に対しては、気体を供給するための気体供給手段31が設けられている。気体供給手段31は、濃度調整手段5に気体を継続的又は間欠的に供給するものであり(図2中の矢印A1)、例えば、コンプレッサ、ファン、又はブロワ等の気体を圧送する気体供給装置に接続され、凝集沈殿槽1内に設置される気体ホースとを有する。気体供給手段31における気体供給装置は凝集沈殿槽1の外部に配置され、気体ホースは凝集沈殿槽1内の仕切り板21(固定された部材)に取り付けられる。
気体供給手段31を設けることで、濃度調整手段5において、常に気体が溜まる状態を維持することができる。これにより、後述するシール性能の維持及びスラッジ濃度の調整を容易に行うことが可能となる。
なお、気体供給手段31により、濃度調整手段5に溜められる気体の種類は特に限定されない。例えば、空気、酸素、窒素等が挙げられる。
また、図2に示すように、本実施態様における濃度調整手段5に対しては、気体供給手段31から供給する気体の供給量を制御するための気体供給制御部32が設けられている。気体供給制御部32は、気体供給手段31から濃度調整手段5に供給される気体の供給量を制御することができるものであればよく、特に限定されない。例えば、上述した気体供給装置の運転制御を行うものとすることなどが挙げられる。
気体供給制御部32を設けることで、濃度調整手段5に溜められる気体の量を制御することが可能となる。これにより、濃度調整手段5に充填される気体の必要高さHを満たすように気体の供給量を調整することで、凝集沈殿処理装置100Aの安定運転を継続することができる。また、気体供給制御部32により気体の供給量を調整することで、濃度調整手段5によって流出するスラッジ濃度を制御することができ、スラッジ濃度の調整機能をより向上させることが可能となる。
さらに、図2に示すように、本実施態様における濃度調整手段5に対しては、濃度調整手段5に供給された余剰気体を排出するための気体排出手段33が設けられている。この気体排出手段33は、図2中の矢印A2、A3に沿って余剰気体を排出するものであり、板状部材8aに開口された気体流入口33aと、気体流入口33aに接続され、回転体41及びセンターウェル12内を上方に延びる気体ホースとを有する。気体排出手段33の気体流入口33aは、板状部材8aにおいて内周壁53よりも内側に設けられる。
ここで、気体供給手段31により濃度調整手段5に供給された気体が過剰になると、外周壁54は内周壁53よりも高さ方向に長くなっているため、凹部51に供給された気体は外周壁54よりも外側(スラッジブランケット部3側)には排出されず、内周壁53よりも内側に排出され、気体流入口33a及び気体排出手段33を介して凝集沈殿槽1外へ排出される。このため、余剰気体が外周壁54を超えてスラッジブランケット部3内に混入してブランケット状のスラッジの流動状態を乱すことを防ぎ、処理水W1の質の悪化を抑制することが可能となる。
図3を参照して、濃度調整手段5によるスラッジ濃度の調整機構について説明する。
図3Aは、スラッジブランケット部3内のスラッジ濃度が適正である場合を示している。図3Aに示すように、気体供給手段32により、濃度調整手段5の凹部51内に気体が充填されることで、仕切り板21とシャフト8の間は気体によりシールされる。これにより、仕切り板21とシャフト8の間からスラッジブランケット部3内のスラッジSが流出することが抑制され、該流出によるスラッジ濃度の過度な減少を防ぐことができる。このとき、仕切り板21とシャフト8の間にシール部材を設ける必要がないため、経時によるシール性能の劣化がない。したがって、シール部材(例えばゴム板等)の交換に伴うメンテナンスが不要となるという効果も奏する。
一方、図3Bは、スラッジブランケット部3内のスラッジ濃度が高濃度になった場合を示している。図3Bに示すように、スラッジブランケット部3内のスラッジ濃度が過剰となった場合、スラッジSの比重が増加することで、気体供給手段31からの気体の供給を継続している状態であっても、スラッジSが突出部52上端を越流して濃縮部4に流出する。そして、スラッジSが濃縮部4に流出することにより、スラッジブランケット部3内のスラッジ濃度が低下し、スラッジブランケット部3内のスラッジ濃度が適正化する。このとき、気体供給手段31から気体を供給し続けることで、スラッジブランケット部3内のスラッジ濃度が適正化した際に、濃度調整手段5の凹部51に気体が充填され、再び図3Aのように、仕切り板21とシャフト8の間がシールされ、スラッジSの流出が抑制される。
図3に示すように、スラッジブランケット部3内のスラッジ濃度に応じて、濃度調整手段5からスラッジSの流出が自動的に進行し、スラッジブランケット部3内のスラッジ濃度を調整することが可能となる。これにより、スラッジブランケット部3内のスラッジ濃度が過剰となることを抑制し、凝集沈殿処理装置100Aの運転を安定して継続することが可能となる。
本実施態様の凝集沈殿処理装置100Aにおいて、固定されたセンターウェル12と回転する回転体41との間には、気体によるシールを行う気体封止手段34を設けるものとしてもよい。気体封止手段34はセンターウェル12の流路2aからスラッジブランケット部3内へ直接被処理水Wが供給されることを防止するためのものであり、センターウェル12及び回転体41の間に周方向に沿って環状に設けられている。
図4は、本実施態様における凝集沈殿処理装置100Aに係る気体封止手段34の近傍を拡大した概略説明図である。
図4に示すように、回転体41の下部側に濃度調整手段5が設けられ、回転体41の上部に気体封止手段34が設けられている。気体封止手段34として、センターウェル12の下端部である環状の内周壁63には、径方向に広がる環状の延出部材12aが連結され、この延出部材12aの周端には、下方に突出する外周壁64が環状に設けられている。これらの内周壁63及び外周壁64、並びに内周壁63と外周壁64とを連結する環状部材によって、気体を溜められるように下方に開放された環状の凹部61が形成されている。凹部61において、外周壁64は内周壁63よりも高さ方向に長くなっている。一方、回転体41は、その中央部から上方へ突出する環状の突出部62を有しており、当該突出部62は、凹部61の内部に進入している。このような突出部62が浸入した凹部61に気体が充填されることによって、環状かつ断面U字形状をなす気体封止手段34が形成されている。
また、図4に示すように、本実施態様における気体封止手段34に対しては、気体封止手段34に気体を供給するための気体供給手段35が設けられている。この気体供給手段35は、気体封止手段34に気体を継続的又は間欠的に供給するものであり(図4中の矢印A4)、外周壁64に開口される気体流入口35aと、気体流入口35aに接続され、高さ方向に延在する気体ホースとを有している。また、気体封止手段34の余剰気体を排出するための気体排出手段36が設けられている。この気体排出手段36は、図4中の矢印A5に沿って余剰気体を排出するものであり、外周壁64に開口される気体流入口36aと、気体流入口36aに接続され、高さ方向に延在する気体ホースとを有している。これにより、気体封止手段34の凹部61内に気体が充填され、センターウェル12と回転体41の間は気体によりシールされる。
以上のように、本実施態様の凝集沈殿処理装置100Aは、濃度調整手段5を設け、スラッジブランケット部3と濃縮部4を区画する仕切り板21及び回転可能に設けられたシャフト8の間からスラッジSを流出させることで、スラッジブランケット部3内の過剰なスラッジを排出し、スラッジブランケット部3内のスラッジ濃度が過剰となることを抑制することが可能となる。また、仕切り板21とシャフト8の間からスラッジSが流出するため、仕切り板21とシャフト8の間に高濃度のスラッジSが固着することを抑制できる。これにより、スラッジブランケット部3内のスラッジ濃度を適切に調整し、凝集沈殿処理装置100Aの運転を安定して継続することが可能となる。
また、本実施態様の凝集沈殿処理装置100Aにおいて、濃度調整手段5として気体が充填される領域を形成することで、スラッジブランケット部3内のスラッジ濃度が適正である場合は、シール部材を用いることなく、仕切り板21とシャフト8の間をシールすることができ、シール部材の交換に伴うメンテナンスが不要になるという効果も奏する。
本発明の凝集沈殿処理装置に係る濃度調整手段及び気体封止手段としては、上述した第1の実施態様に記載した構造に限定されるものではない。以下、第2~5の実施態様として、本発明の凝集沈殿処理装置の別態様について示す。
[第2の実施態様]
図5は、本発明の第2の実施態様の凝集沈殿処理装置100Bの構造を示す概略説明図である。
本実施態様の凝集沈殿処理装置100Bは、第1の実施態様の凝集沈殿処理装置100Aの濃度調整手段5において、凹部51の鉛直方向下端から突出部52の鉛直方向上端までの高さH1を調整する高さ調整部55をさらに設けたものである。高さ調整部55を設けることにより、凹部51に溜まる気体の量及びスラッジSの流出において越流すべき高さを制御することができ、スラッジブランケット部3内のスラッジ濃度を調整することが可能となる。
なお、本実施態様の凝集沈殿処理装置100Bの構成のうち、第1の実施態様の凝集沈殿処理装置100Aの構成と同じものについては、説明を省略する。
高さ調整部55は、凹部51の鉛直方向下端から突出部52の鉛直方向上端までの高さH1を調整することができるものであればよく、特に限定されない。例えば、図5に示すように、突出部52を上下可動式とすることが挙げられる。これにより、高さH1を調整し、凹部51に溜まる気体の量及びスラッジSの流出において越流すべき突出部52の高さを制御することで、スラッジブランケット部3内のスラッジ濃度を調整することが可能となる。例えば、高さ調整部55により、高さH1を高くすることで、スラッジブランケット部3内からのスラッジSの流出を抑制して、スラッジブランケット部3内のスラッジ濃度を維持するものとすることができる。一方、高さH1を低くすることで、スラッジブランケット部3内からのスラッジSの流出を容易とし、スラッジブランケット部3内のスラッジ濃度が過剰にならないようにすることなどが挙げられる。
高さ調整部55によって高さH1を調整するタイミングは、凝集沈殿処理装置100Bの稼働前(被処理水W導入前やスラッジブランケット部3内のスラッジブランケット形成前など)であってもよく、凝集沈殿処理装置100Bの稼働途中であってもよい。なお、凝集沈殿処理装置100Bの稼働途中で高さH1を調整する際には、遠隔操作により突出部52を上下方向に昇降させることができる機構を有するものとすることなどが挙げられる。これにより、被処理水Wの性質が途中で変化した場合において、スラッジブランケット部3内から流出させるスラッジSの量を変更することが可能となるため、凝集沈殿処理装置100Bの安定した運転を継続させることが可能となる。
[第3の実施態様]
図6は、本発明の第3の実施態様の凝集沈殿処理装置100Cの構造を示す概略説明図である。
本実施態様の凝集沈殿処理装置100Cは、第1の実施態様の凝集沈殿処理装置100Aの突出部52よりも内側に、板状部材8aよりも下方に突出している気体排出手段33のパイプ33bが設けられている。このパイプ33bの先端である気体流入口33aは、高さ方向において突出部52の先端面52aと外周壁54の先端面54aとの間に位置している。このとき、濃縮部4内のシャフト8の外周面が、第1の実施態様の凹部51における内周壁53に相当する。
なお、本実施態様の凝集沈殿処理装置100Cの構成のうち、第1の実施態様の凝集沈殿処理装置100Aの構成と同じものについては、説明を省略する。
本実施態様の凝集沈殿処理装置100Cは、気体供給手段31により供給された凹部51内の余剰気体は、外周壁54を越えて外周壁54よりも外側(スラッジブランケット部3側)へは排出されず、気体排出手段33から排出される。これにより、余剰気体が凹部51の外周壁54を越えてスラッジブランケット部3内に混入してブランケット状のスラッジの流動状態を乱すことを防ぎ、処理水W1の質の悪化を抑制できる。また、気体排出手段33としてパイプ33bを設けることで、濃度調整手段5内に充填される気体の高さをパイプ33bの設置位置に合わせて安定させることが容易となる。これにより、濃度調整手段5におけるシール性能を安定して発揮させることが可能となる。
なお、上述した実施態様は凝集沈殿処理装置の一例を示すものである。本発明に係る凝集沈殿処理装置は、上述した実施態様に限られるものではなく、要旨を変更しない範囲で、上述した実施態様に係る凝集沈殿処理装置を変形してもよい。
例えば、本実施態様の凝集沈殿処理装置は、回転体やシャフト等の回転に係るトルクを検出するトルク検出部を設け、トルク検出部における検出結果に応じ、気体供給制御部32を介して気体供給手段31からの気体供給量を制御するものとしてもよい。
トルク検出部における検出結果に応じた制御の一例としては、例えば、スラッジブランケット部3のスラッジ濃度が過剰となり、トルク検出部において過負荷状態が検出された際に、気体供給制御部32を介して、気体供給手段31からの気体供給を停止することが挙げられる。これにより、濃度調整手段5からのスラッジSの流出を促進させることが可能となり、スラッジブランケット部3のスラッジ濃度を適正化することができる。
また、例えば、本実施態様の凝集沈殿処理装置は、必ずしも気体封止手段34を備えるものでなくてもよい。スラッジブランケット部3のスラッジ濃度が高濃度化することによる不具合は、スラッジが沈降することでスラッジ濃度が高濃度化しやすいスラッジブランケット部3の下部(仕切り板21とシャフト8の間など)で特に問題となる。したがって、センターウェル12と回転体41との間は、例えば、ロータリージョイント、樹脂(例えばウレタン等)、及びパッキン等の既存のシール部材を用いてシールされるものであってもよい。これにより、気体供給手段35や気体排出手段36に係る部品が不要となり、凝集沈殿処理装置の構造を簡略化することができる。
また、本実施態様の凝集沈殿処理装置において、気体排出手段33は、シャフト8に設けるものとしてもよい。例えば、シャフト8の外周面に一又は複数の気体流入口33aを設け、シャフト8の内部を介して余剰気体を排出するものとしてもよい。これにより、気体排出手段33を容易に設けることが可能となる。
また、本実施態様の凝集沈殿処理装置において、回転体41又は回転体41近傍のシャフト8に、掻き寄せ部材(レーキなど)を設けるものとしてもよい。これにより、仕切り板21上に沈降して堆積したフロックFの回収が容易となる。
本発明の凝集沈殿処理装置は、固形物を含有する被処理水の処理に利用することができる。特に、本発明の凝集沈殿処理装置は、被処理水に凝集剤を添加してフロックを形成させる凝集沈殿処理に好適に用いられる。
100A,100B,100C,100D,100E 凝集沈殿処理装置、1 凝集沈殿槽、1a 周壁、2 被処理水流入部、2a 流路、3 スラッジブランケット部、4 濃縮部、5 濃度調整手段、6 処理水排出部、7 汚泥排出部、8 シャフト、8a 板状部材、9 駆動装置、11 流入管、12 センターウェル、12a 延出部材、21 仕切り板、21a 開口部、22 側壁、31,35 気体供給手段、32 気体供給制御部、33,36 気体排出手段、34 気体封止手段、33a,35a,36a 気体流入口、33b パイプ、41 回転体、41a 開口部、42 レーキ、51,61 凹部、52,62 突出部、53,63 内周壁、54,64 外周壁、55 高さ調整部、C 清澄層、CF 濃縮フロック、D ディストリビュータ、F フロック、G 凝集剤供給部、H1 高さ、S スラッジ、W 被処理水、W1 処理水

Claims (3)

  1. スラッジブランケット型の凝集沈殿処理装置であって、
    スラッジがブランケット状に形成され、被処理水中のフロックを捕捉するスラッジブランケット部と、
    前記スラッジブランケット部下に設けられ、前記スラッジが濃縮される濃縮部と、
    前記スラッジブランケット部及び前記濃縮部を区画するための仕切り板と、
    前記仕切り板を貫通し、回転可能に設けられたシャフトと、
    下方に開放されると共に気体が溜まるように設けられた凹部と、該凹部に進入する突出部からなる濃度調整手段と、
    前記濃度調整手段の前記凹部の鉛直方向下端から前記突出部の鉛直方向上端までの高さを調整する高さ調整部と、を備え
    前記濃度調整手段は、前記凹部と前記突出部の間から前記スラッジブランケット部内の前記スラッジを流出させ、前記スラッジブランケット部内の前記スラッジの濃度を調整することを特徴とする、凝集沈殿処理装置。
  2. 記凹部は、該凹部を形成する内周壁及び外周壁を備え、
    前記外周壁は前記内周壁よりも高さ方向に長いことを特徴とする、請求項1に記載の凝集沈殿処理装置。
  3. 前記濃度調整手段に気体を供給する気体供給手段と、
    前記気体供給手段から供給する気体の供給量を制御する制御部と、を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の凝集沈殿処理装置。
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