JP2919462B1 - 凝集沈殿装置 - Google Patents

凝集沈殿装置

Info

Publication number
JP2919462B1
JP2919462B1 JP13343798A JP13343798A JP2919462B1 JP 2919462 B1 JP2919462 B1 JP 2919462B1 JP 13343798 A JP13343798 A JP 13343798A JP 13343798 A JP13343798 A JP 13343798A JP 2919462 B1 JP2919462 B1 JP 2919462B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mixing chamber
liquid
treated
distributor
sedimentation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13343798A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11319416A (ja
Inventor
稔 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP13343798A priority Critical patent/JP2919462B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2919462B1 publication Critical patent/JP2919462B1/ja
Publication of JPH11319416A publication Critical patent/JPH11319416A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 極めて清澄化された上澄液を得ることができ
る凝集沈殿装置の提供。 【解決手段】 沈殿槽2内で被処理液中の懸濁物質を凝
集・沈殿させて被処理液を清澄化する凝集沈殿装置1
は、沈殿槽2内に直立する状態で固定されており、被処
理液及び添加剤が導入されると共に、被処理液と添加剤
とを混合攪拌可能なミキシングチャンバ5と、ミキシン
グチャンバ5の下端部に接続されると共に、ミキシング
チャンバ5の中心軸周りに回転自在であり、被処理液を
ミキシングチャンバ5から沈殿槽2内に吐出させる吹出
管11を有するディストリビュータ10と、ミキシング
チャンバ5とディストリビュータ10との間の間隙に形
成されたシール部14とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、沈殿槽内で被処理
液中の懸濁物質等を凝集・沈殿させて被処理液を清澄化
する凝集沈殿装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
被処理液が導入されるミキシングチャンバを直立させた
状態で沈殿槽内に固定し、吹出管を有するディストリビ
ュータをミキシングチャンバの下端に回転自在に設けた
凝集沈殿装置が知られている。このような凝集沈殿装置
を用いて清澄な上澄液を得る場合には、ミキシングチャ
ンバ内に原廃水等の被処理液と共に所定の添加剤を導入
し、両者をミキシングチャンバ内に設けられたタービン
によって混合攪拌する。これにより、被処理液中の懸濁
物質等が凝集してフロックを形成し、凝集フロックを含
む被処理液は回転するディストリビュータの吹出管から
沈殿槽内に分配供給される。そして、被処理液中の凝集
フロックは沈殿槽内で沈降分離し、清澄な上澄液が上昇
して沈殿槽上部から流出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した凝集沈殿装置
は、排水処理や製紙白水回収等の各種用途に用いられる
ものであるが、近年では、各種工業製品の品質向上、環
境保全といった見地から、例えば、浮遊粒子濃度が10
ppm以下であるような極めて清澄化された上澄液を得
ることができる凝集沈殿装置に対するニーズが高まって
いる。
【0004】そこで、本発明は、極めて清澄化された上
澄液を得ることができる凝集沈殿装置の提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
よる凝集沈殿装置は、沈殿槽内で被処理液中の懸濁物質
を凝集・沈殿させて被処理液を清澄化する凝集沈殿装置
において、沈殿槽内に直立する状態で固定されており、
被処理液及び添加剤が導入されると共に、被処理液と添
加剤とを混合攪拌可能なミキシングチャンバと、ミキシ
ングチャンバの下端部に接続されると共に、ミキシング
チャンバの中心軸周りに回転自在であり、被処理液をミ
キシングチャンバから沈殿槽内に吐出させる吹出管を有
するディストリビュータと、ミキシングチャンバとディ
ストリビュータとの間の間隙に形成されたシール部とを
備えることを特徴とする。
【0006】凝集沈殿装置の沈殿槽内にミキシングチャ
ンバを直立させた状態で固定し、吹出管を有するディス
トリビュータをミキシングチャンバの下端に回転自在に
設けた場合、ディストリビュータをスムースに回転させ
る必要があることから、ミキシングチャンバとディスト
リビュータとの間には、ある程度の間隙を形成せざるを
得ない。しかしながら、従来の凝集沈殿装置では、ミキ
シングチャンバとディストリビュータとの間の間隙を積
極的に閉塞する手段は何ら講じられてはいなかった。
【0007】かかる状況の下、本発明者らは、極めて清
澄化された上澄液を得ることができる凝集沈殿装置を提
供すべく、このような回転分配方式の凝集沈殿装置につ
いて鋭意研究を進めた。その結果、被処理液は、ミキシ
ングチャンバ内から吹出管に送り込まれる際に、吹出管
を経由することなくミキシングチャンバとディストリビ
ュータとの間の間隙から直接沈殿槽内に吐出(短絡)す
ることがあり、しかも、このように短絡してしまう被処
理液の量は決して少ないものではないということが解明
されると共に、この短絡現象は、極めて清澄化された処
理水を得ようとした場合、上澄液の清澄度に多大な影響
を及ぼすことが見い出された。
【0008】このような研究結果を踏まえ、本発明で
は、ミキシングチャンバとディストリビュータとの間の
間隙にシール部を形成している。このような構成を採用
することにより、被処理液がミキシングチャンバとディ
ストリビュータとの間の間隙から直接沈殿槽内に吐出す
ることが防止され、被処理液が確実に吹出管から沈殿槽
内に分配供給されることになる。従って、沈殿槽内にお
ける沈降分離効率が向上し、極めて清澄度の高い上澄液
を得ることができる。
【0009】この場合、シール部を、ディストリビュー
タの上部に設けられ、ミキシングチャンバの下端部に挿
入させる係合部と、ミキシングチャンバの内周面下部に
設けられ、係合部の上端面と対向する水切フランジとか
らなるラビリンスとして形成すると好ましい。このよう
な構成のもとでは、ミキシングチャンバからディストリ
ビュータに向けて下降する被処理液のうち、ミキシング
チャンバとディストリビュータとの間の間隙に入り込も
うとする被処理液の流れは、水切フランジによって内方
に向けられることになる。この際、ミキシングチャンバ
内の液面(水圧)と沈殿槽内の液面(水圧)とは、殆ど
変わらないものといってよいことから、このような低コ
ストで施工可能かつ簡易な構成により、ディストリビュ
ータの良好な回転状態を維持したまま、ミキシングチャ
ンバとディストリビュータとの間の間隙から被処理液が
直接吐出することを防止でき、実用上極めて良好な結果
を得ることができる。
【0010】また、水切フランジの内周部に固定されて
係合部の内周面に沿う水切リップを更に備えると好まし
い。このような構成を採用すれば、ミキシングチャンバ
とディストリビュータとの間の間隙に側方から入り込も
うとする被処理液の流れ、すなわち、水切フランジと係
合部との間の間隙に入り込もうとする被処理液の流れが
水切リップによって遮られることになるので、シール効
果を向上させることができる。
【0011】更に、係合部の上縁部外側に固定されて水
切フランジと対向する水切リップを更に備えるものとし
てもよい。このような構成を採用すれば、ミキシングチ
ャンバとディストリビュータとの間の間隙に入り込もう
とする被処理液の流れは、水切フランジによって内方に
向けられると共に、水切フランジと対向する水切リップ
によっても遮断されることになるので、シール効果を向
上させることができる。
【0012】また、ミキシングチャンバの下縁部又は係
合部の外周面の何れか一方に固定されて他方に対して摺
動するパッキンを更に備えると好ましく、これにより、
シール効果をより一層向上させることができる。
【0013】一方、シール部は、ミキシングチャンバの
下縁部、又は、ディストリビュータの上部に設けられ、
ミキシングチャンバの下端部に挿入させる係合部の何れ
か一方に固定されて他方に対して摺動するパッキンから
なるものとしてもよい。この場合、パッキンは、リング
状に形成された2枚の合成樹脂製シートからなると好ま
しい。これにより、パッキンによるシール効果を良好に
維持すると共に、パッキンの取付性を向上させることが
できる。
【0014】また、シール部は、断面P字形状を有する
と共に、ミキシングチャンバの内周面下部、又は、ディ
ストリビュータの上部に設けられ、ミキシングチャンバ
の下端部に挿入させる係合部の何れか一方に固定されて
他方に対して摺動する成形パッキンからなるものとして
もよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による凝
集沈殿装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明による凝集沈殿装置を示す
部分断面図である。同図に示す凝集沈殿装置1は、処理
対象となる被処理液の特性に応じて、いわゆるスラッジ
循環運転、スラッジブランケット運転が可能であり、排
水処理、製紙白水回収、DIP排水回収、苛性化緑液清
澄、用水処理、無機物沈殿洗浄処理等の各種用途に適用
することができる。凝集沈殿装置1は、原廃水等の被処
理液を清澄化するための沈殿槽2を有し、この沈殿槽2
は、槽深4000〜5000mm程度の有底円筒状に形
成されている。また、沈殿槽2の槽径は、設置スペー
ス、被処理液の特性や量に応じて、1500〜3000
0mm程度の範囲内で任意に設定される。沈殿槽2は、
凝集沈殿装置1を設置するスペースに設けられたベース
部3上に固定されている。ベース部3はコンクリート等
によって形成されている。
【0017】この凝集沈殿装置1は、沈殿槽2の上縁部
に架設された架台4を備える。架台4は、主として、各
種メインテナンス作業時に作業員の作業スペースとされ
るものである。この架台4の中央部からは、ミキシング
チャンバ5が垂設されている。ミキシングチャンバ5は
円筒状に形成されており、例えば、沈殿槽の槽深のおよ
そ3分の2程度の高さを有する。ミキシングチャンバ5
は、その中心軸を沈殿槽2の中心軸と一致させた状態で
架台4に固定される。これにより、ミキシングチャンバ
5は、沈殿槽2内に直立する状態で固定されると共に、
ミキシングチャンバ5の下縁部と沈殿槽2の底面との間
に所定の間隔(空間)が形成される。
【0018】ミキシングチャンバ5の上部には、系外ポ
ンプ等に接続させた処理液流入管6と連通する導入管6
aが接続されている。すなわち、この凝集沈殿装置1で
は、原廃水等の被処理液が、先ず、導入管6aを介して
ミキシングチャンバ5内に導入されることになる。導入
管6aは、凝集沈殿装置1の運転中における清澄液面、
及び、ミキシングチャンバ5内の液面よりも下方に設け
られる。これにより、被処理液の導入に起因する気泡等
の発生が防止される。
【0019】また、ミキシングチャンバ5には、被処理
液中の懸濁物質等を凝集させる各種添加剤を注入するた
めの注入ノズル7が複数配備されている。ミキシングチ
ャンバ5内に導入する添加剤としては、被処理液の特性
に応じて、各種の高分子凝集剤等が採用される。各注入
ノズル7は、ミキシングチャンバ5の高さ方向に沿って
配設され、例えば、ミキシングチャンバ5の上段部、中
段部、及び、下段部に各1体づつ設けられる。また、注
入ノズル7には、図示しない添加剤導入ポンプが接続さ
れており、添加剤の注入量は各注入ノズル7毎に制御可
能とされている。
【0020】更に、図1に示すように、ミキシングチャ
ンバ5には、被処理液と添加剤とを混合攪拌するための
攪拌タービン8が内蔵されている。攪拌タービン8は、
複数の攪拌翼を備えた中空筒体として形成されており、
その中心軸をミキシングチャンバ5の中心軸と一致させ
た状態で架台4から回転自在に垂設されている。凝集沈
殿装置1の運転時には、架台4上に載置されたタービン
駆動部8aによって攪拌タービン8を回転駆動する。更
に、攪拌タービン8の内部には、センターシャフト9が
挿通されている。このセンターシャフト9も、その中心
軸をミキシングチャンバ5の中心軸と一致させた状態で
架台4から回転自在に垂設されており、架台4上に載置
された駆動部9aによって回転駆動される。
【0021】このセンターシャフト9には、ディストリ
ビュータ10が固定されている。ディストリビュータ1
0は、ミキシングチャンバ5の下端に接続されており、
ミキシングチャンバ5のための底部として機能すると共
に、センターシャフト9の回転によってミキシングチャ
ンバ5の中心軸周りに回転自在である。ディストリビュ
ータ10は、複数本(例えば4本)の吹出管11を有
し、各吹出管11の下部には、複数の吹出孔11aが形
成されている。凝集沈殿装置1の運転時には、ディスト
リビュータ10が駆動部9aによって回転されると共
に、ミキシングチャンバ5内の凝集フロックを含む被処
理液は、各吹出孔11aから沈殿槽2内に吐出する。こ
れにより、沈殿槽2内に偏流や短絡流が生じることがな
く、均等な上昇流を得ることができる。
【0022】また、各吹出管11aの下方には、バッフ
ルプレート12が取り付けられている。これにより、吹
出孔11aから吐出した被処理液は、バッフルプレート
12を介して沈殿槽2の下方へ供給されるので、吹出管
11から吐出する被処理液によって凝集フロックが攪拌
されてしまうことが防止され、凝集沈殿装置1の沈降分
離効率はより向上する。なお、吹出管11の径を大きく
すると、沈殿槽内に旋回流を過剰に引き起こすおそれが
あることから、吹出管11は、細径のものとして形成す
るとよい。また、沈殿槽2の槽径が大きい場合には、
6、8、10、又は12本といったように吹出管11の
本数を増やしていくとよい。
【0023】ここで、凝集沈殿装置1のような回転分配
式の凝集沈殿装置では、ディストリビュータ10をスム
ースに回転させる必要があることから、ミキシングチャ
ンバ5とディストリビュータ10との間には、ある程度
の間隙を形成する必要がある。しかしながら、本発明者
らが鋭意研究を行ったところ、被処理液は、ミキシング
チャンバ5内から吹出管11に送り込まれる際に、吹出
管11を経由することなくミキシングチャンバ5とディ
ストリビュータ10との間の間隙から直接沈殿槽2内に
吐出(短絡)する場合があることが判明した。そして、
このように短絡してしまう被処理液の量は決して少ない
ものではなく、この短絡現象は、極めて清澄化された処
理水を得ようとした場合、上澄液の清澄度に多大な影響
を及ぼすことが見い出された。
【0024】そこで、この凝集沈殿装置1では、図2に
示すように、ミキシングチャンバ5とディストリビュー
タ10との間の間隙に、いわゆる非接触型のシール部1
4を設けている。このシール部14は、ディストリビュ
ータ10の上部に設けられた係合部15と、ミキシング
チャンバ5の内周面下部に設けられた水切フランジ16
とからなるラビリンスとして形成されている。係合部1
5は、ミキシングチャンバ5の内径よりも小さい外径を
もった低い円筒状に形成されている。ディストリビュー
タ10は、係合部15をミキシングチャンバ5の下端部
に挿入させた状態でセンターシャフト9に固定され、ミ
キシングチャンバ5のための底部として機能する。
【0025】水切フランジ16は、鋼板等によって形成
されたリング状の板体であり、ミキシングチャンバ5の
内径と概略同一の外径を有すると共に、係合部15の内
径よりも小さい内径を有する。水切フランジ16は、溶
接等の手段によって、ミキシングチャンバ5の内周面下
部に水平に固定されている。水切フランジ16の下面
は、係合部15の上端面と対向しており、両者の間に
は、所定の間隔が形成される。また、水切フランジ16
には、図2に示すように、水切リップ17が固定されて
いる。水切リップ17は、細幅の長尺板をリング状に形
成したものであり、その外周面が係合部15の内周面に
沿うように水切フランジ16の内周部に固定されてい
る。水切リップ17の外周面と係合部15の内周面との
間にも所定の間隔が形成される。
【0026】また、ミキシングチャンバ5の下縁部は、
図2に示すようにフランジ部5aとして形成されてい
る。このフランジ部5aには、2枚のパッキン19がボ
ルト・ナット及び押え板20を介して固定されている。
パッキン19は、合成樹脂製シート等をリング状に形成
したものである。各パッキン19の内周部は、下方に屈
曲しており、上側のパッキン19が係合部15の外周面
と接触する。そして、ディストリビュータ10が回転し
ている際には、ミキシングチャンバ5側に固定されたパ
ッキン19は、係合部15に対して摺動することにな
る。これによって、シール効果がより一層向上する。
【0027】各パッキン19は、ミキシングチャンバ5
の下端にディストリビュータ10を接続させた後に、フ
ランジ部5aに取り付けられる。この場合、先ず、図3
に示すように、パッキン19の周方向における1ヶ所
に、スリット19aを形成する。そして、スリット19
aを利用して各パッキン19をディストリビュータ10
の係合部15に沿わせる。パッキン19を2枚重ねにし
た際、各パッキン19のスリット19aが互いに重なり
合わないようにする。そして、ボルト・ナット及び押え
板20を介して各パッキン19をフランジ部5aに固定
する。これにより、パッキン19によるシール効果を良
好に維持したまま、パッキン19の取付性を向上させる
ことができる。また、ミキシングチャンバ5の径が大き
い場合には、半円リング状に形成したパッキン19を用
い、係合部15を両側から挟み込むようにしてフランジ
部5aに固定すればよい。この場合も、各パッキン19
同士を突き合わせた部分が上下に重なり合わないように
する。
【0028】このように、ミキシングチャンバ5とディ
ストリビュータ10との間の間隙にシール部14を形成
することより、被処理液がミキシングチャンバ5とディ
ストリビュータ10との間の間隙から直接沈殿槽2内に
吐出することが防止され、被処理液が確実に吹出管11
の吹出孔11aから沈殿槽2内に分配供給されることに
なる。従って、沈殿槽2内における沈降分離効率が向上
し、極めて清澄度の高い上澄液を得ることができる。な
お、パッキン19をディストリビュータ10の係合部1
5の外周面に固定し、ミキシングチャンバ5の内周面に
対して摺動させてもよい。
【0029】一方、上述したディストリビュータ10が
固定されたセンターシャフト9は、図1に示すように、
更にディストリビュータ10よりも下方に延長されてお
り、沈殿槽2の底面まで達する。そして、センターシャ
フト9の先端には、ディストリビュータ10と共に回転
するレーキ21及びコーンスクレーパ22が取り付けら
れている。レーキ21は、吹出管11から吐出した被処
理液中の凝集フロックが沈降して形成する汚泥を攪拌す
るためのものである。これにより、沈殿槽2内のディス
トリビュータ10よりも下方の領域に濃縮汚泥層が形成
される。
【0030】また、沈殿槽2は、その底面中央部でベー
ス部3内に設けられた汚泥引抜管23と連通しており、
コーンスクレーパ22は、この沈殿槽2と汚泥引抜管2
3との接続部に配される。汚泥引抜管23は、汚泥引抜
ポンプ24及び汚泥返送ポンプ25に接続されている。
スラッジブランケット運転を行う際には、沈殿槽2内に
設けた界面検知計(図示せず)の指示値に基づいて、汚
泥引抜ポンプ24を作動させて沈殿槽2内の濃縮汚泥を
系外へ排出することにより、スラッジブランケット層の
界面高さを一定範囲内に保つ。この際、コーンスクレー
パ22が回転しているので、沈殿槽2内の濃縮汚泥は均
等に排出される。また、スラッジ循環運転を行う際に
は、界面検知計の指示値に基づいて、汚泥返送ポンプ2
5を作動させて汚泥を返送循環する。一方、上澄液は、
沈殿槽2の上部に設けられた流出口26から系外に流出
する。
【0031】ところで、回転分配方式を採用する凝集沈
殿装置1は、沈殿槽2内の上昇流を均等にすることがで
きるため、高い沈降分離効率を有するものである。その
一方で、極めて清澄化された上澄液を得ることができる
凝集沈殿装置に対するニーズも高まっている。そこで、
本発明者らは、このような回転分配方式の凝集沈殿装置
の性能を更に向上させるべく鋭意研究を行った。その結
果、回転分配方式の凝集沈殿装置では、吹出管が回転す
ることに起因して、沈殿槽内の吹出管上方で旋回流が発
生し、極めて清澄化された処理水を得ようとする場合、
この旋回流が上澄液の清澄度に多大な影響を及ぼすこと
が見い出された。
【0032】すなわち、吹出管の回転に伴って沈殿槽内
に発生する旋回流の流速(上昇速度)が、沈殿槽内で沈
降する凝集フロックの沈降速度よりも早い場合、微細な
凝集フロックは、沈殿槽内で沈降することなく、旋回流
と共に上昇して上澄液中を浮遊することになる。この結
果、上澄液の浮遊粒子濃度を所望のレベルまで下げるこ
とが困難になることが判明した。かかる研究結果を踏ま
えた上で、図1に示すように、凝集沈殿装置1に対し
て、沈殿槽2の内周面とミキシングチャンバ5の外周面
との間に旋回流防止部材27を張設することとした。
【0033】旋回流防止部材27は、ビニルコーティン
グを施したナイロンシートや布等のシート材によって矩
形シート状に形成されている。図4に示すように、旋回
流防止部材27は、その上縁及び下縁を折り返すと共に
縫合することにより形成された筒部28を有する。これ
により、旋回流防止部材27を簡易に構成することがで
きると共に、その製造コストを低減することができる。
この旋回流防止部材27を沈殿槽2内に取り付けるに
は、図4に示すように、ターンバックル29を有するワ
イヤ30を用いる。
【0034】この場合は、まず、旋回流防止部材27の
各筒部28に、それぞれワイヤ30を挿通する。そし
て、上側に位置することになるワイヤ30を、清澄液面
位置の下方(例えば、導入管6aの下方)、かつ、沈殿
槽2の内周面とミキシングチャンバ5の外周面との間で
ミキシングチャンバ5の中心軸と直交する方向、すなわ
ち、ミキシングチャンバ5の半径方向に張設する。ま
た、他方のワイヤ30を、上側のワイヤ30の真下、か
つ、吹出管11の上方で、ミキシングチャンバ5の中心
軸と直交する方向に張設する。これにより、旋回流防止
部材27は、ミキシングチャンバ5の中心軸と平行をな
し、沈殿槽2の内周面とミキシングチャンバ5の外周面
との間を沈殿槽2の半径方向に遮ることになる。なお、
吹出管11の上方に張設するワイヤ30は、ミキシング
チャンバ5の位置決め(中心決め)に用いられているも
のを旋回流防止部材27の取付用として兼用するとよ
い。
【0035】これにより、旋回流防止部材27を沈殿槽
2内に取り付ける際の作業性が良好になると共に、旋回
流防止部材27を設けることに伴う全体のコストを低減
することができる。更に、凝集沈殿装置1の運転方式に
よっては、旋回流防止部材27が不要な場合も有り得る
が、そのような場合であっても、旋回流防止部材27を
容易に取り外すことができるので、凝集沈殿装置1の汎
用性を向上させることができる。
【0036】ここで、旋回流防止部材27の下縁と吹出
管11との間の間隔dは、200mm〜1000mm間
で設定すると好ましい。これにより、吹出管11のスム
ースな回転を損なうことなく、旋回流を抑制することが
可能となる。また、図4に示すように、沈殿槽2の内周
面及びミキシングチャンバ5の外周面に、鉛直方向に延
びる補強プレート31を溶接等によって固定し、この補
強プレート31に旋回流防止部材27の両側縁部を固定
するとよい。これにより、旋回流防止部材27の剛性が
高まり、旋回流を効果的に抑制することができる。
【0037】なお、旋回流防止部材27は、凝集沈殿装
置に対して、少なくとも1枚設ければよいが、上述した
凝集沈殿装置1は旋回流防止部材27を4枚備え、各旋
回流防止部材27は、ミキシングチャンバ5の周りに9
0°間隔で取り付けられている。このように複数枚の旋
回流防止部材を設ければ、大型の凝集沈殿装置において
旋回流を効果的に抑制することが可能となる。また、旋
回流防止部材27は、鋼板によって形成してもよく、旋
回流防止部材27の剛性を確保したい場合に有効であ
る。更に、旋回流防止部材27は、吹出管がミキシング
チャンバと一体化されており、ミキシングチャンバ自体
を回転させる形式の凝集沈殿装置に採用することも可能
である。
【0038】次に、上述した凝集沈殿装置1を用いて被
処理液を清澄化する手順について説明する。ここでは、
図5等を参照しながら、スラッジブランケット運転を行
って清澄な上澄液を得る場合について説明する。
【0039】まず、処理液流入管6及び導入管6aを介
して、被処理液Aをミキシングチャンバ5内に導入す
る。また、ミキシングチャンバ5内の被処理液Aに対し
ては、多段に分割して設けられた注入ノズル7の何れか
又はすべてから添加剤が任意のタイミングで注入され
る。これにより、添加剤による効果が長時間持続すると
共に、沈降性の良好な凝集フロックが形成されることに
なる。そして、ミキシングチャンバ5内の被処理液Aと
添加剤とは、タービン駆動部9aによって回転駆動され
る攪拌タービン8によって攪拌され、被処理液A中の懸
濁物質等が凝集して凝集フロック(初期フロック)を形
成する。
【0040】凝集フロックを含む被処理液Aは、駆動部
9aによって回転駆動されるディストリビュータ10の
吹出管11から沈殿槽2内に分配供給される。この際、
ミキシングチャンバ5からディストリビュータ10に向
けて下降する被処理液Aのうち、ミキシングチャンバ5
とディストリビュータ10との間の間隙に入り込もうと
する被処理A液の流れは、シール部14を形成する水切
フランジ16によって内方に向けられることになる(図
2参照)。
【0041】また、ミキシングチャンバ5とディストリ
ビュータ10との間の間隙に側方から入り込もうとする
被処理液Aの流れ、すなわち、水切フランジ16と係合
部15との間の間隙に入り込もうとする被処理液Aの流
れが水切リップ17によって遮られることになるので、
被処理液Aの短絡が確実に防止される。更に、水切フラ
ンジ16と係合部15との間の間隙に入り込んだ被処理
液Aは、ミキシングチャンバ5の下縁に形成されたフラ
ンジ部5aと係合部15との間に設けられたパッキン1
9によってシールされる(図2参照)。
【0042】このように、ミキシングチャンバ5内の液
面高さ(水圧)と沈殿槽2内の清澄液面(水圧)とは、
殆ど変わらないものといってよいことから、このような
低コストで施工可能かつ簡易な構成により、ディストリ
ビュータ10の良好な回転状態を維持したまま、ミキシ
ングチャンバ5とディストリビュータ10との間の間隙
から被処理液Aが直接吐出することを防止できる。従っ
て、沈殿槽2内における沈降分離効率が向上し、極めて
清澄度の高い上澄液Fを得ることができる。
【0043】凝集フロックを含む被処理液Aは、回転す
る吹出管11の吹出孔11aから沈殿槽2内に均等に分
配される。これにより、沈殿槽2内に均等な上昇流が発
生し、吹出管11の上方にスラッジブランケット層Cが
形成される。被処理液A中の凝集フロックのうち、沈殿
槽2内で沈降分離したものは、沈殿槽2の下部でレーキ
21によって攪拌されて濃縮汚泥層Dを形成する。この
濃縮汚泥層Dから、界面検知計の指示値に基づいて制御
される汚泥引抜ポンプ24によって、濃縮汚泥Eを随時
引抜くことにより、スラッジブランケット層Cの界面高
さは一定の範囲内に保たれる。一方、上昇流中の微細フ
ロックは、スラッジブランケット層の大きなフロックに
よって捕捉される。
【0044】一方、吹出管11の回転に伴って発生した
旋回流は、吹出管11付近から沈殿槽2内を旋回しなが
ら上昇する際に、旋回流防止部材27と衝突することに
なる。従って、沈殿槽2内の吹出管11の上方かつ清澄
液面下方における微細な凝集フロックの巻上がりが抑制
されるので、上澄液Fの浮遊粒子濃度を所望のレベルま
で下げることが可能となる。また、旋回流防止部材27
は、ミキシングチャンバ5の中心軸と直交する方向に張
設され、沈殿槽2の内周面とミキシングチャンバ5の外
周面との間を沈殿槽2の半径方向に遮っているので、旋
回流防止部材27と旋回流とが概略直交し、更なる偏流
が発生することが抑制される。これにより、極めて、清
澄な上澄液Fが沈殿槽2内を上昇し、清澄層Bが形成さ
れる。上澄液Fは、沈殿槽2の上部に設けられた流出口
26から流出する。
【0045】図6は、シール部の他の実施形態を示す断
面図である。同図に示すシール部14Aは、係合部15
に水切リップ18を設けたものである。水切リップ18
は、鋼板等によって形成されたリング状の板体であり、
係合部15の上縁部外側に溶接等によって固定されてい
る。水切フランジ16の下面と水切リップ18の上面は
互いに対向する。この場合、ミキシングチャンバ5とデ
ィストリビュータ10との間の間隙に入り込もうとする
被処理液の流れは、水切フランジ16によって内方に向
けられると共に、水切フランジ16と対向する水切リッ
プ18によっても遮断されることになるので、シール効
果を向上させることができる。なお、図2に示したシー
ル部14に、このような水切リップ18を設けてもよ
い。
【0046】また、図7に示すシール部14Bは、2枚
重ねにしたシート状のパッキン19を、ミキシングチャ
ンバ5の下縁に形成されたフランジ部5aに固定すると
共に、係合部15の外周面に対して摺動するように構成
したものである。図8に示すシール部14Cは、断面P
字形状を有する成形パッキン19Aをミキシングチャン
バ5の内周面下部に固定すると共に、係合部15の外周
面に対して摺動するように構成したものである。何れの
場合も、パッキン19又はパッキン19Aは、係合部1
5に固定して、ミキシングチャンバ5の内周面に対して
摺動するように構成してもよい。また、シール部は、グ
ラントパッキン、メカニカルシールとして構成すること
も可能である。
【0047】
【発明の効果】本発明による凝集沈殿装置は、以上説明
したように構成されているため、次のような効果を得
る。すなわち、凝集沈殿装置のミキシングチャンバとデ
ィストリビュータとの間の間隙にシール部を形成するこ
とにより、極めて清澄化された上澄液を得ることができ
る凝集沈殿装置の実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による凝集沈殿装置を示す部分断面図で
ある。
【図2】図1の凝集沈殿装置に含まれるシール部を示す
断面図である。
【図3】シール部の構成を示す斜視図である。
【図4】図1の凝集沈殿装置に含まれる旋回流防止部材
を示す立面図である。
【図5】図1の凝集沈殿装置の運転状態を示す部分断面
図である。
【図6】シール部の他の実施形態を示す断面図である。
【図7】シール部の更に他の実施形態を示す断面図であ
る。
【図8】シール部の他の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…凝集沈殿装置、2…沈殿槽、5…ミキシングチャン
バ、7…注入ノズル、8…攪拌タービン、9…センター
シャフト、10…ディストリビュータ、11…吹出管、
14、14A、14B、14C…シール部、15…係合
部、16…水切フランジ、17、18…水切リップ、1
9、19A…パッキン、27…旋回流防止部材、28…
筒部、30…ワイヤ、A…被処理液、B…清澄層、C…
スラッジブランケット層、D…濃縮汚泥層、E…濃縮汚
泥、F…上澄水。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 沈殿槽内で被処理液中の懸濁物質を凝集
    ・沈殿させて被処理液を清澄化する凝集沈殿装置におい
    て、 前記沈殿槽内に直立する状態で固定されており、前記被
    処理液及び添加剤が導入されると共に、前記被処理液と
    前記添加剤とを混合攪拌可能なミキシングチャンバと、 前記ミキシングチャンバの下端部に接続されると共に、
    前記ミキシングチャンバの中心軸周りに回転自在であ
    り、前記被処理液を前記ミキシングチャンバから前記沈
    殿槽内に吐出させる吹出管を有するディストリビュータ
    と、 前記ミキシングチャンバと前記ディストリビュータとの
    間の間隙に形成されたシール部とを備えることを特徴と
    する凝集沈殿装置。
  2. 【請求項2】 前記シール部は、前記ディストリビュー
    タの上部に設けられ、前記ミキシングチャンバの下端部
    に挿入させる係合部と、前記ミキシングチャンバの内周
    面下部に設けられ、前記係合部の上端面と対向する水切
    フランジとからなるラビリンスとして形成されることを
    特徴とする請求項1に記載の凝集沈殿装置。
  3. 【請求項3】 前記水切フランジの内周部に固定されて
    前記係合部の内周面に沿う水切リップを更に備えること
    を特徴とする請求項2に記載の凝集沈殿装置。
  4. 【請求項4】 前記係合部の上縁部外側に固定されて前
    記水切フランジと対向する水切リップを更に備えること
    を特徴とする請求項2又は3に記載の凝集沈殿装置。
  5. 【請求項5】 前記ミキシングチャンバの下縁部又は前
    記係合部の外周面の何れか一方に固定されて他方に対し
    て摺動するパッキンを更に備えることを特徴とする請求
    項2〜4の何れかに記載の凝集沈殿装置。
  6. 【請求項6】 前記シール部は、前記ミキシングチャン
    バの下縁部、又は、前記ディストリビュータの上部に設
    けられ、前記ミキシングチャンバの下端部に挿入させる
    係合部の何れか一方に固定されて他方に対して摺動する
    パッキンからなることを特徴とする請求項1に記載の凝
    集沈殿装置。
  7. 【請求項7】 前記パッキンは、リング状に形成された
    2枚の合成樹脂製シートからなることを特徴とする請求
    項5又は6に記載の凝集沈殿装置。
  8. 【請求項8】 前記シール部は、断面P字形状を有する
    と共に、前記ミキシングチャンバの内周面下部、又は、
    前記ディストリビュータの上部に設けられ、前記ミキシ
    ングチャンバの下端部に挿入させる係合部の何れか一方
    に固定されて他方に対して摺動する成形パッキンからな
    ることを特徴とする請求項1に記載の凝集沈殿装置。
JP13343798A 1998-05-15 1998-05-15 凝集沈殿装置 Expired - Fee Related JP2919462B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13343798A JP2919462B1 (ja) 1998-05-15 1998-05-15 凝集沈殿装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13343798A JP2919462B1 (ja) 1998-05-15 1998-05-15 凝集沈殿装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2919462B1 true JP2919462B1 (ja) 1999-07-12
JPH11319416A JPH11319416A (ja) 1999-11-24

Family

ID=15104759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13343798A Expired - Fee Related JP2919462B1 (ja) 1998-05-15 1998-05-15 凝集沈殿装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2919462B1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4223651B2 (ja) * 2000-04-06 2009-02-12 住友重機械エンバイロメント株式会社 凝集沈殿装置
JP4421731B2 (ja) * 2000-03-27 2010-02-24 住友重機械エンバイロメント株式会社 凝集沈殿装置
JP4524520B2 (ja) * 2000-10-25 2010-08-18 栗田工業株式会社 沈殿槽
JP4724953B2 (ja) * 2001-06-06 2011-07-13 栗田工業株式会社 凝集沈殿装置
JP4934925B2 (ja) * 2001-08-10 2012-05-23 栗田工業株式会社 凝集沈澱装置
JP5824714B2 (ja) * 2010-04-20 2015-11-25 デュプロ精工株式会社 脱墨装置及び古紙再生処理装置
JP6492305B2 (ja) * 2015-03-20 2019-04-03 住友重機械エンバイロメント株式会社 凝集沈殿処理装置
JP7163758B2 (ja) * 2018-12-21 2022-11-01 栗田工業株式会社 ピッチ含有水の処理方法及び処理装置
JP7263076B2 (ja) * 2019-03-25 2023-04-24 住友重機械エンバイロメント株式会社 凝集沈殿処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11319416A (ja) 1999-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2919462B1 (ja) 凝集沈殿装置
KR101678993B1 (ko) 슬러지 응집 및 농축 장치
EP1057510B1 (en) Coagulating sedimentation apparatus
JP3251233B2 (ja) 凝集沈殿装置
CN109081414A (zh) 基于气动旋流强制掺混技术的高效澄清器
US2400598A (en) Liquid treatment
JP3310629B2 (ja) 凝集沈殿装置
JPH08187405A (ja) 凝集沈殿装置
JP4142321B2 (ja) 凝集沈殿装置
US6719911B2 (en) Apparatus and method for the treatment of a contaminated fluid
JP4934925B2 (ja) 凝集沈澱装置
JP2981378B2 (ja) 凝集沈澱処理装置
JP4223651B2 (ja) 凝集沈殿装置
KR20190121114A (ko) 무동력 교반기 및 이를 포함하는 응집 반응 장치
JP3557129B2 (ja) 凝集沈殿装置
JPH0138523B2 (ja)
US3152071A (en) Apparatus and process for the separation of solid particles from fluids
JP2002282605A (ja) 強制循環式分離装置
JP4381551B2 (ja) 凝集沈殿装置
JP4416904B2 (ja) 塩水精製装置
KR102054499B1 (ko) 수처리용 응집반응장치
CN219194737U (zh) 絮凝设备及废水处理系统
JP4150148B2 (ja) 凝集沈殿装置
JPS6357089B2 (ja)
JP2600779Y2 (ja) 固形物付着防止型凝集混和槽

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080423

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100423

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees