JP4150148B2 - 凝集沈殿装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、沈殿槽内で被処理液中の懸濁物質等を凝集・沈殿させて被処理液を清澄化する凝集沈殿装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
凝集沈殿装置は、沈降分離方式の水処理装置の一種であり、原廃水等の被処理液に含まれている懸濁物質等を適当な添加剤により凝集しフロック化し、被処理液から懸濁物質等を沈殿除去しようとするものである。
【0003】
この種の凝集沈殿装置としては、特公平1−38523号公報によって開示されたものが知られている。この公報に記載された凝集沈殿装置においては、添加剤を添加することで懸濁物質等の凝集を行う筒状のミキシングチャンバが沈殿槽内の中心に直立状態で設けられており、ミキシングチャンバ内の凝集フロックを有する被処理液は、ディストリビュータにより沈殿槽内に分配供給されるようになっている。
【0004】
ミキシングチャンバ内には、被処理液中の懸濁物質等の凝集を促進するために、被処理液と添加剤とを混合し撹拌するためのミキサ装置が設けられている。ミキサ装置は、ミキシングチャンバと同軸に配置されたミキサ筒体と、ミキサ筒体の外周面に取り付けられた複数枚のミキサ羽根と、ミキサ筒体を回転駆動するミキサ駆動装置とから構成されている。
【0005】
また、近年のディストリビュータは、基本的には、ミキサ筒体内に同軸に配置されたセンタシャフトの下部部分に接続され、ミキシングチャンバの下端部分として機能するカップ状の回転支持体と、回転支持体の外周面から放射状に延びる複数本の吐出管と、センタシャフトを回転駆動する駆動装置とから構成されている。センタシャフトが回転駆動されると、各吐出管の吐出孔からフロック含有被処理液が吐出され、沈殿槽内に分配供給される。
【0006】
沈殿槽内では、被処理液中の凝集フロックが沈降分離し、沈殿槽の底部にて濃縮された汚泥層を形成する。その一方で、沈殿槽の上部には上澄液が上昇していき、清澄化された処理済み液として沈殿槽上部から流出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような従来の凝集沈殿装置においては、ミキサ筒体はその上端部のみで回転可能に支持され、下端部は拘束されずに自由状態となっている。このため、ミキサ筒体を回転駆動させた際、製造誤差や長年使用による摩耗やスケールの付着等により、ミキサ筒体の下端部が偏心して振れ回ることがある。特に、凝集沈殿装置が大型のものである場合には、この振れ幅が大きくなる可能性がある。
【0008】
このような振れ回りを防止し、減速機を保護するために、センタシャフトとミキサ筒体の下部との間に玉軸受やころ軸受等を配置することが考えられる。しかしながら、玉軸受等を取り付けるとすると、凝集沈殿装置の製造の精度を高める必要があり、手間やコストがかかる。また、ミキサ筒体が偏心した場合、このような軸受の存在はミキサ筒体又はセンタシャフトに反力を繰り返し与えることになり、ミキサ筒体等を損傷させるおそれがある。
【0009】
本発明は、かかる従来における技術的課題を解決することのできる新規な凝集沈殿装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明者らは、ミキサ筒体に比してセンタシャフトは上部と下部の2カ所で支持されているため、殆ど偏心することがないという知見に基づいて、本発明をなした。すなわち、本発明による凝集沈殿装置は、沈殿槽内に直立状態で配設されており、被処理液及び添加剤が導入されるミキシングチャンバと、ミキシングチャンバ内に同軸に配置され上部が回転可能に支持されたミキサ筒体と、ミキサ筒体の外周面に取り付けられたミキサ羽根と、ミキサ筒体内に同軸に配置され、上部及び下部がそれぞれ回転可能に支持されているセンタシャフトと、ミキシングチャンバ内の被処理液を沈殿槽内に分配供給すべくミキシングチャンバの下方に配置され、センタシャフトと共に回転されるディストリビュータと、ミキサ筒体の下部に取り付けられ、中央部にセンタシャフトが挿通される開口を有する軸受器であって、その内面とセンタシャフトの外面との間に所定寸法の間隙が形成されるよう位置決めされている軸受器とを備えることを特徴としている。
【0011】
このような凝集沈殿装置においては、ミキサ筒体が偏心して回転時にぶれを生じ始めた場合に、軸受器の内面がセンタシャフトに接し、それ以上のぶれを防止することができる。また、偏心が生じていない場合或いは小さい場合には、軸受器とセンタシャフトは接していないので、ミキサ筒体及びセンタシャフトは円滑に回転運動を行うことができる。
【0012】
軸受器の構造としては、周方向に等間隔に配置された複数の軸受部材からなるものや、1個の環状の軸受部材からなるものが考えられる。軸受部材は、例えばMCナイロンのように耐摩耗性を有する樹脂材料から形成されることが、接触時の衝撃を吸収することができ、好適である。
【0013】
また、軸受器は、偏心の度合いや接触位置等の関係で、位置調整可能にミキサ筒体に取り付けられていることが有効である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明による凝集沈殿装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0015】
図1は、本発明による凝集沈殿装置を示す部分断面図である。同図に示す凝集沈殿装置10は、原廃水等の被処理液から懸濁物質や凝集フロックを沈降分離し、清澄化された上澄液を処理済み液として取り出すことのできる沈殿槽12と、その内側に配置され、被処理液中の懸濁物質等を予め凝集しフロック化するためのミキシングチャンバ14とを備えるタイプのものである。このタイプの凝集沈殿装置10は、処理対象となる被処理液の特性に応じて、いわゆるスラッジブランケット型運転やスラリー循環型運転が可能で、排水処理、製紙白水回収、DIP排水回収、苛性化緑液清澄、用水処理、無機物沈殿洗浄処理等の各種用途に適用することができる。
【0016】
図示の凝集沈殿装置10における沈殿槽12は、凝集沈殿装置10を設置するエリアに設けられたコンクリート等の基礎16上に鋼板製の側壁18を固定して形成されている。側壁18の上縁部には架台20が架け渡されている。架台20は、主として、各種メンテナンス作業時に作業員の作業スペースとされるものである。この架台20の中央部からはミキシングチャンバ14が垂設されている。ミキシングチャンバ14は細長い略円筒形状であり、例えば、沈殿槽12の槽深のおよそ3分の2程度の全長を有する。ミキシングチャンバ14は、その中心軸線を沈殿槽12の中心軸線と一致させた状態で架台20に固定される。これにより、ミキシングチャンバ14は、沈殿槽12内に直立状態で固定されると共に、ミキシングチャンバ14の下端と沈殿槽12の底面との間に所定の間隔(空間)が形成される。
【0017】
ミキシングチャンバ14の上部には、系外ポンプ等に接続された被処理液流入管22と連通する導入管24が接続されている。すなわち、この凝集沈殿装置10では、被処理液流入管22を通して供給された原廃水等の被処理液が、先ず、導入管24を介してミキシングチャンバ14内に導入されることになる。
【0018】
また、ミキシングチャンバ14には、被処理液中の懸濁物質等を凝集させフロックを形成する各種添加剤を注入するための注入ノズル26が複数配置されている。ミキシングチャンバ14内に導入する添加剤としては高分子凝集剤等が用いられるが、被処理液及びその含有物質によって適宜選定されることは勿論である。各注入ノズル26は、ミキシングチャンバ14の高さ方向に沿って配設されている。
【0019】
ミキシングチャンバ14には、被処理液と添加剤とを混合し撹拌するためのミキサ装置28が内蔵されている。ミキサ装置28は、ミキシングチャンバ14と同軸となるよう架台20において上端部が回転可能に支持され、そこから垂下された中空のミキサ筒体30と、その外周面に取り付けられた複数のミキサ羽根32とから構成されている。また、ミキサ装置28のミキサ筒体30は、架台20上に載置されたミキサ駆動装置34により凝集沈殿装置10の運転時に回転駆動されるようになっている。ミキサ筒体30の下端はミキシングチャンバ14の下端よりも上方の位置で終端しており、下端は開放されている。
【0020】
更に、ミキサ筒体30の内部には、ディストリビュータ36及びレーキ38の回転軸となるセンタシャフト40が挿通されている。このセンタシャフト40も、ミキシングチャンバ14と同軸に配置された状態で架台20から回転可能に垂設されており、架台20上に載置された駆動装置42によって回転駆動される。このセンタシャフト40は、コンクリート基礎16の中央部に設けられた汚泥引抜き用凹部43まで垂直に延びており、センタシャフト40の下端部分は凹部43内に配置された軸受44によって回転可能に支持されている。このようにセンタシャフト40は上端部と下端部で回転可能に支持されているので、センタシャフト40の回転駆動時、その中心軸線を沈殿槽12の中心軸線に一致させた状態を維持することができる。
【0021】
ここで、図2及び図3を参照する。これらの図に示すように、ミキサ筒体30の下端にはフランジ46が形成されており、このフランジの下面に軸受器48が取り付けられている。図示の軸受器48は複数個(本実施形態では4個)の軸受部材50から構成されており、周方向において等間隔に配置されている。各軸受部材50は略直方体形状をなし、摺動性材料、好ましくはMCナイロン(モノマーキャストナイロン)のような耐摩耗性、自己潤滑性に優れた樹脂材料から作られている。
【0022】
各軸受部材50はフランジに直接取り付けてもよいが、図示のものはフランジ46の下面に固定された取付座52によって取り付けられている。取付座52としては種々の形態が考えられるが、本実施形態の取付座52は、フランジ46に固定される上板52aと、上板52aに平行な下板52bと、下板52a及び上板52b間を連結する1枚の側板52cとから構成されている。また、取付座52の一端には端板52dが設けられている。軸受部材50は、上板52a、下板52b、側板52c及び端板52dで囲まれる空間に配置され、ボルト54を軸受部材50のボルト穴56及び側板52cのボルト穴に通し、ナット60で締め付けることで取付座52に固定される。軸受部材50のボルト穴56は長穴となっており、ナット60を緩めることで軸受部材50を取付座52、ひいてはミキサ筒体30に対して位置調整することができる。このため、取付座52の一端に設けられている端板52dには、軸受部材50の押さえとしてボルト62が取り付けられており、軸受部材50の位置に応じてボルト62の先端位置を調整することができるようになっている。このように軸受部材50の位置を調整可能とすることで、ミキサ筒体30及びその周辺部の組立てが容易となる。
【0023】
取付座52に軸受部材50を取り付けた状態においては、軸受部材50の長手方向軸線はミキサ筒体30の中心軸線に直交し、軸受部材50の先端は取付座からミキサ筒体30の中心軸線の側に突出する。センタシャフト40は、これらの軸受部材50により囲まれる空間(すなわち軸受器48の中央開口)を通って垂直方向に延びる。各軸受部材50とセンタシャフト40との間には適当な大きさの間隙が形成されるが、この間隙はミキサ筒体30の許容最大振れ幅とすることが好ましい。なお、振れ幅とは、ミキサ筒体30を回転駆動させた場合に、ミキサ筒体30の下端の中心点が本来の回転中心軸線(沈殿槽12又はセンタシャフト40の中心軸線)からずれた距離をいう。また、許容最大振れ幅とは、ミキサ筒体30が振れ回ったとしても凝集沈殿装置10の機能に特に問題が生じない最大の振れ幅をいう。
【0024】
このような軸受部材50は、ミキサ筒体30が偏心していない場合、或いは、偏心して振れ回りを生じていたとしても振れ幅が許容最大振れ幅よりも小さい場合には、センタシャフト40とは接することはない。従って、ミキサ筒体30及びセンタシャフト40は軸受部材50からの力を全く受けず、円滑に回転駆動される。また、ミキサ筒体30の偏心が大きく、振れ幅が許容最大振れ幅を越える場合、軸受部材50のいずれかがセンタシャフト40に接する。前述したように、センタシャフト40の中心軸線は位置ずれを実質的に生じないので、軸受部材50が接することで、ミキサ筒体30の下端の偏心は抑制される。この際、ミキサ筒体30及びセンタシャフト40には、軸受部材50が接した時のみに力が作用するため、ミキサ筒体30、センタシャフト40その他に過度の負荷が作用することはなく、凝集沈殿装置10に与える影響は極めて少ない。また、軸受部材50が樹脂製であるので、接触時の衝撃も吸収することができる。
【0025】
更に、軸受部材50とセンタシャフト40との間には間隙があり、軸受部材50同士間にも間隔があるため、ミキサ筒体30内で被処理液が滞留することはない。従って、例えば被処理液が生活廃水のようなものである場合に、ミキサ筒体30内で被処理液が滞留して腐敗臭が生ずるというような弊害も生じない。
【0026】
一方、センタシャフト40の下部部分はミキシングチャンバ14の下端よりも下方に突出している。センタシャフト40のこの下部部分にはディストリビュータ36が固定されている。ディストリビュータ36は、基本的には、センタシャフト40に同軸に固定されミキシングチャンバ14の下端部を閉じるよう配置されたカップ状の回転支持体64と、回転支持体64の内部と連通し且つ回転支持体64の外周面から径方向外方に水平に延びる複数本の吐出管66とから構成されている。各吐出管66には、その長手方向に沿って一列に複数の吐出孔が穿設されている。凝集沈殿装置10の運転時には、ディストリビュータ36が駆動装置42によってセンタシャフト40と共に回転され、ミキシングチャンバ14内の凝集フロックを含む被処理液は吐出管66の吐出孔から円を描きながら沈殿槽12内に吐出され分配供給される。
【0027】
ディストリビュータ36が固定されたセンタシャフト40は、更にディストリビュータ36よりも下方に延長されており、沈殿槽12の底面まで達している。そして、センタシャフト40の下端部分には、ディストリビュータ36と共に回転するレーキ38が取り付けられている。レーキ38は、吐出管66から吐出された被処理液中の凝集フロックが沈降して形成する汚泥を撹拌すると共に、槽底面中央の汚泥引抜き用凹部43に汚泥を掻き寄せるためのものである。これにより、沈殿槽12内のディストリビュータ36よりも下方の領域に濃縮汚泥層Aが形成される。汚泥引抜き用凹部43に集められた汚泥は、基礎16に形成された汚泥引抜管60を通して系外に排出される。
【0028】
次に、上述した凝集沈殿装置10を用いて被処理液を清澄化する手順について簡単に説明する。
【0029】
先ず、被処理液流入管22及び導入管24から、被処理液をミキシングチャンバ14内に供給する。ミキシングチャンバ14内に供給された被処理液に対しては、注入ノズル26の何れか又は全てから添加剤が任意のタイミングで注入される。これにより、添加剤による効果が長時間持続すると共に、沈降性の良好な凝集フロックが形成されることになる。そして、ミキシングチャンバ14内の被処理液と添加剤とは、ミキサ駆動装置34によって回転駆動されるミキサ装置28によって撹拌され、被処理液中の懸濁物質等が凝集して凝集フロックを形成する。この際、軸受器48の存在により、ミキサ装置28は長期にわたり軸ぶれの少ない安定した回転運動を続け、凝集フロックを安定して形成することができる。
【0030】
凝集フロックを含む被処理液は、ミキシングチャンバ14の下端部に配置されたディストリビュータ36における回転支持体64から吐出管66の吐出孔を通って沈殿槽12内に供給される。これにより、沈殿槽12内には均等な上昇流が発生し、ディストリビュータ36の上方に、良好なスラッジブランケット層Bが形成される。
【0031】
また、被処理液中の凝集フロックのうち、沈殿槽12内で沈降分離したものは、沈殿槽12の底部で汚泥層Aを形成する。沈殿槽12の底部ではレーキ38によって汚泥層Aが撹拌されると共に、槽中央部の汚泥引抜き用凹部43に掻き寄せられるので、汚泥層Aは濃縮された均質なものとなる。汚泥引抜き用凹部43からは汚泥が随時引抜かれる。
【0032】
一方、上昇流中には微細フロックその他の微細粒子も含まれるが、これらの微細フロック等はスラッジブランケット層Bの大きなフロックによって確実に捕捉され、上昇流から除去される。このようにして、上昇流からフロックその他の粒子類が沈降除去され、極めて清澄な上澄液が沈殿槽12内を上昇し、清澄層Cが形成される。そして、上澄液は処理済み液として沈殿槽12の上部の流出口70から流出する。
【0033】
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。
【0034】
例えば、上記実施形態では軸受器48を4個の軸受部材50から構成するとしているが、その数は適宜定めることができる。また、図4の(A)及び(B)に示すように、軸受器は1個の環状の軸受部材72a、72bから構成してもよい。この場合、軸受部材72a、72bは、その中央の開口にセンタシャフト40が挿通されるよう、ミキサ筒体30に取り付けられる。このような環状の軸受部材72a,72bは、図4の(A)に示すように、内周面が円柱形状のものであってもよいし、図4の(B)に示すように、内周面が波形のものであってもよい。いずれの場合も、軸受部材72a,72bの内面とセンタシャフト40との間には間隙が形成されるため、図2及び図3に示す実施形態と同様な作用を呈する。
【0035】
更に、軸受器48の取付位置はミキサ筒体30の下端が好ましいが、ミキサ筒体30の内面の適当な高さ位置に設けるようにしてもよい。
【0036】
また、軸受部材50,72a,72bは、全体が樹脂材料から作られたものである必要はなく、他の材料からなるものや、センタシャフト40と接する部分のみMCナイロン等の材料から作られたものであってもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明による凝集沈殿装置では、ミキサ装置のミキサ筒体が安定して回転するため、凝集沈殿装置の構成部材に損傷を与えるおそれがなく、安定した凝集作用が得られる。
【0038】
また、本発明による軸受器は機構が簡単なものであるため、ミキサ筒体への取付や周辺機器の位置調整も容易であり、凝集沈殿装置の製造の手間を増加させるものではない。
【0039】
更に、軸受器を取り付けても、軸受器とセンタシャフトとの間の間隙が比較的大きいので、ミキサ筒体内に被処理液が滞留するという弊害は発生せず、また、微粒子の付着による部材間の膠着等の問題も生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用され得る凝集沈殿装置を示す断面図である。
【図2】本発明により構成された軸受器が取り付けらたミキサ筒体の下部を示す側面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿っての断面図である。
【図4】(A)及び(B)はそれぞれ軸受器の変形態様を示す、ミキサ筒体を下方から見た斜視図である。
【符号の説明】
10…凝集沈殿装置、12…沈殿槽、14…ミキシングチャンバ、28…ミキサ装置、30…ミキサ筒体、32…ミキサ羽根、34…ミキサ駆動装置、36…ディストリビュータ、40…センタシャフト、42…駆動装置、46…フランジ、48…軸受器、50…軸受部材、52…取付座、72a,72b…環状軸受部材。
Claims (4)
- 沈殿槽内で被処理液中の懸濁物質や凝集フロック等を沈降分離させて被処理液を清澄化する凝集沈殿装置において、
前記沈殿槽内に直立状態で配設されており、被処理液及び添加剤が導入されるミキシングチャンバと、
前記ミキシングチャンバ内に同軸に配置され上部が回転可能に支持されたミキサ筒体と、
前記ミキサ筒体の外周面に取り付けられたミキサ羽根と、
前記ミキサ筒体内に同軸に配置され、上部及び下部が回転可能に支持されているセンタシャフトと、
前記ミキシングチャンバ内の前記被処理液を前記沈殿槽内に分配供給すべく前記ミキシングチャンバの下方に配置され、前記センタシャフトと共に回転されるディストリビュータと、
前記ミキサ筒体の下部に取り付けられ、中央部にセンタシャフトが挿通される開口を有する軸受器であって、その内面と前記センタシャフトの外面との間に所定寸法の間隙が形成されるよう位置決めされている軸受器と、
を備えることを特徴とする凝集沈殿装置。 - 前記軸受器が周方向に等間隔に配置された複数の軸受部材からなることを特徴とする請求項1に記載の凝集沈殿装置。
- 前記軸受部材が耐摩耗性を有する樹脂材料から形成されていることを特徴とする請求項2に記載の凝集沈殿装置。
- 前記軸受器は位置調整可能に前記ミキサ筒体に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の凝集沈殿装置。
Priority Applications (1)
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