JP7163758B2 - ピッチ含有水の処理方法及び処理装置 - Google Patents
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Description
ピッチは水中でコロイドとして存在しているが、大きなせん断力やpHの変化、水温の変化、薬剤の添加等でコロイド状態が破壊されることにより水中で析出し、微細なピッチ同士あるいは炭酸カルシウムなどの填料や微細繊維などと凝集物を形成することで、製品へのピッチ凝集物の混入、搾水不良、断紙等を引き起こすことがある。このため、ピッチに起因して、製品の品質及び不留り低下や、設備を停止して抄紙用具等を洗浄することによる生産性低下等の問題が発生する。
合成ポリマーの作用機構は、僅かな負電荷を持つピッチをカチオン性の合成ポリマーでパルプに定着させることであるが、荷電反応であるため疎水性が強いピッチに対しては定着作用が劣るという欠点がある。あるいはイオン性に関わらず合成ポリマーによる凝集作用により、フロックへピッチを取り込む方法もあるが、定着作用が弱いために十分な効果を示さない。
界面活性剤はピッチを水中に分散させることを目的に用いられるが、分散させたピッチが抄紙工程を循環することにより濃縮し、薬剤不足あるいはせん断力により薬剤とピッチの結合が剥がれることで、ピッチが粗大化し様々な障害を引き起こす問題がある。
また、無機凝集剤は至適pHがあるため、範囲外の水質においては作用が劣る。
すなわち、例えば、粒子径150μmを区切りに、これよりも大きなものをマクロピッチ、小さなものをミクロピッチとして分けた場合、通常、マクロピッチは機械的な固液分離処理が可能であるが、ミクロピッチは固液分離できない。
この要因としては、ミクロピッチは表面荷電が小さい傾向があり、凝集剤を添加しても凝集効果もしくは繊維への定着効果が得られにくく、水相と効率的に分離し得ないことが挙げられる。
このため、低濃度白水は、繊維質、マクロピッチ、ミクロピッチといった固形分のうち、ミクロピッチの含有比率が高濃度白水よりも非常に高くなっている。
すなわち、本発明は以下を要旨とする。
本発明は特に、製紙工程における紙料回収工程の分離白水、特に下流側の低濃度白水中のミクロピッチの除去に有効であり、低濃度白水からミクロピッチを効率的に除去して、その回収再利用を可能とし、系外への排水量を大幅に低減することができる。
本発明によれば、上記特定のポリマーを添加して添加後に直接ブランケット式沈降槽に上向流通水することにより、従来の機械的処理や凝集処理では除去困難なミクロピッチを効率的に除去することができる。
本発明によりミクロピッチを効率的に除去し得るメカニズムの詳細は明らかではないが、以下のように推定される。
しかも、水中のピッチが低濃度であることで、却ってポリマーとミクロピッチ以外の繊維やマクロピッチとの接触機会が低減することによっても、ミクロピッチの処理に関与するポリマーの割合が多くなり、ミクロピッチを効果的に分離することができる。
このようなことから、低濃度ピッチ含有水であっても、ブランケット法であれば安定処理が可能である。
なお、被処理水中の繊維はそれ自体がペレットの核になるか、或いはペレットに巻きついて粗大化を推進する。
本発明で処理対象とするミクロピッチを含む被処理水としては、特に製紙工程の余剰白水の紙料回収工程で得られる分離白水が挙げられ、本発明は特に、前述の低濃度白水からのミクロピッチの除去に好適である。
このノニオン性、アニオン性のいずれのミクロピッチに対しても、ブランケット式沈降槽におけるスラッジブランケット層において、ピッチ同士あるいは繊維、填料との衝突機会を増加させることができるため、沈降分離しやすい凝集体の形成が促進される。
以下の方法でマクロピッチを定量評価する。
乾燥重量として20gの製紙スラリーを、円穴スクリーンの振動スクリーンを用いて下から一定の水を流しながら粗選する。粗選した原料は100メッシュの篩で受ける。その後、100メッシュの篩で受けた原料を0.15mmのスリットスクリーンを用いて下から一定の水を流しながら精選する。0.15mmのスリットに残った残渣は、ろ紙(Advantec製、No.2ろ紙、φ185mm)を用いて、円筒手すき機にてろ過する。ろ過残渣は平版乾燥器(PTI製)を用いて95℃、7分間乾燥する。乾燥したろ過残渣を純水で薄めた墨汁に完全に浸漬し、キムタオルで余分な墨汁を吸取り、5分間風乾させた後、再度平版乾燥器を用いて95℃、7分間乾燥する。粉末アルミナを残渣の上に均一に巻き、更に平版乾燥機にて95℃、10分間乾燥させる。乾燥後、粉末アルミナを刷毛で掃くと疎水性のピッチ上にはアルミナが残り、繊維には残らないことから、150μm以上の大きさのピッチが残渣上に浮き彫りになる。これを、画像解析ソフト(DOMAS、PTS製)を用いて150μm以上のピッチの個数を数え、1m2あたりのマクロピッチ含有率として定量評価する。
前掲の特許文献2に記載の方法に準拠し、以下の方法でミクロピッチを定量評価する。
試料水に蛍光染料を添加し、染色されたピッチを含む試料水の蛍光顕微鏡による観察画像に対して、画像解析ソフトウェアを用いて、下記(a)~(e)の手順で画像解析処理を行う。
(a)カラー画像をグレースケール画像へ変換する変換処理
(b)前記グレースケール画像のノイズを除去し、白黒に2値化する2値化処理
(c)前記2値化処理後の画像の白色領域のうち、アスペクト比が0.2以下の粒子分の領域を除去する除去処理
(d)前記除去処理後の画像の白色領域の各粒子を球体へ概算し、体積(μm3)の計測
ここで算出される体積(μm3)は、同一条件下で試料水の一部を観察し、画像解析の過程で観察画像中のピッチ面積から各ピッチを球体とみなして体積を概算したものである。
(e)観察した面の面積比と試料水量とから試料水量当たりのミクロピッチ含有量を概算する。
本発明で被処理水に添加するポリマー(以下、「本発明のポリマー」と称す場合がある。)は、カチオン性モノマーとアニオン性モノマーおよび/またはノニオン性モノマーとの共重合物であり、カチオン性モノマーに由来する構造単位(以下、「カチオン基」と称す場合がある。)/アニオン性モノマーに由来する構造単位(以下、「アニオン基」と称す場合がある。)/ノニオン性モノマーに由来する構造単位(以下、「ノニオン基」と称す場合がある。)の比率(mol%)が2~90/0~50/0~98で、これらの合計が100mol%となるものであって、かつ、塩粘度が5~50mPa・sのものである。
これらのノニオン性モノマーの中では、(メタ)アクリルアミドが好ましい。
なお、塩粘度とは、4質量%NaCl溶液中にポリマーを0.5質量%溶解させた試料の25℃での粘度をいう。
塩粘度5~50mPa・sのポリマーは、ミクロピッチを相性よく捕捉することができる。また、このようなポリマーはそれ自体で粗大化して沈降性を得るには時間がかかるが、本発明では、ポリマーの反応が行われている間に、即ち、ポリマー添加後短時間内にブランケット式の沈降分離を行うことで、ピッチを捕捉したポリマーがブランケットを形成するペレットに付着して良好な沈降性を得ることができ、効率よく沈降分離を行うことができる。
また、予めポリマーが沈降槽内のペレットに付着して沈降性を得た状態で、未凝集で沈降槽に流入したピッチを捕捉することで効率よく沈降分離を行うことができる。
一方、塩粘度5mPa・s未満のポリマーでは、フロックの形成において十分な大きさのフロックを形成できず、沈降分離性に劣る。また、50mPa・s超のポリマーでは、ピッチの捕捉性に劣る。
本発明においては、上記の本発明のポリマーと共に、本発明の効果を損なわない範囲でその他のポリマーや無機凝集剤を被処理水に添加してもよい。
例えば、他のカチオン性ポリマーとして、ジアリルジメチルアンモニウムハライド単位を有する重合体、ポリエチレンイミン及びエピクロロヒドリン単位を有する重合体からなる群から選択される少なくとも1種のポリマーを添加することができる。
また、疎水基を有するポリマーとしては、例えば、フェノール樹脂、ポリビニルアルコール、ポリアルキレングリコールなどを添加することができる。
無機凝集剤としては、例えばアルミニウム化合物が挙げられる。アルミニウム化合物は特に制限されないが、硫酸アルミニウム(硫酸バンド)、塩化アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム、アルミナゾル、珪酸アルミニウム、硝酸アルミニウム等のアルミニウム化合物等である。
他の無機凝集剤として、タルク、ベントナイト、カオリンなども用いることができる。
この場合、無機凝集剤の添加量は被処理水に対して50~200mg/L、特に50~100mg/L程度とすることが好ましい。無機凝集剤の添加量が上記下限以上であれば、処理が安定化するが、上記上限を超えてもその添加効果は頭打ちとなり、徒に薬注量が増えて好ましくない。
例えば、上記のアルミニウム系無機凝集剤の場合、酸又はアルカリのpH調整剤の添加で被処理水のpHを5~8、好ましくは5.5~7.5程度に調整することが好ましい。
本発明では、被処理水に本発明のポリマーを添加した後、短時間内に、具体的には5分以内に直接ブランケット式沈降槽に上向流通水してミクロピッチを分離除去する。
これらの通水配管や注入配管の構造は、ライン注入された水が、ブランケット式沈降槽2内で均一な上向流として通水されるように沈降槽2に流入させることができる構造であればよく、特に限定されない。
(1)沈降槽2の底部に設置した汚泥引抜ポンプを間欠運転させ、定期的に排泥制御とする。間欠運転の制御は、タイマーを用いるか、もしくはスラッジブランケット層の高さを感知する機器と連動させ、ある設定高さに到達したら排泥する制御とする。
(2)図1のように、沈降槽2に接するように界面調整槽3を設置し、スラッジブランケット層がある高さに到達したら、溢れたスラッジブランケットが重力で界面調整槽3にこぼれ落ち、自動的にスラッジブランケット層の高さが維持される方式とする。この場合、界面調整槽3に堆積した汚泥は、界面調整槽3の底部に設置された図示しない汚泥引抜ポンプにより配管14を経て排泥される。この汚泥引抜ポンプの制御は、タイマーを用いるか、もしくはスラッジブランケット層の高さを感知する機器と連動させ、ある設定高さに到達したら排泥する制御とする。
スラッジブランケット層を形成するSSが処理水にリークすることを防止するために、スラッジブランケット層の界面高さとトラフの底部との間に、0.2m以上の距離を確保することが好ましい。
特に限定されるものではないが、本発明による処理は、ブランケット式沈降槽の後段に膜濾過や層濾過のような濾過装置を備える場合に、前段でミクロピッチ等を除去することでこれらの濾過装置の閉塞等を防止して安定処理を行うことができ、好ましい。
即ち、余剰白水の紙料回収工程からの低濃度白水を濾過すると濾過装置内で濃縮されることで析出した析出物により閉塞し易く、処理不良を引き起こす懸念がある。あるいは閉塞を防止するために頻繁に洗浄する必要が生じる。
このような濾過装置の前段で本発明による処理を行うことで、これらの問題を解消ないし軽減することができる。
アクリルアミド/アクリル酸/アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド/メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド/アクリル酸/アクリルアミド共重合物であって、カチオン基/アニオン基/ノニオン基の組成は20mol%/5mol%/75mol%であり、25℃の4質量%NaCl水溶液中に0.5質量%溶解させた溶液の粘度をブルックフィールド型粘度計で測定した値が15.5mPa.sである両性ポリマー
被処理水と処理水および汚泥スラリー試料各2mlに、疎水性蛍光染料(エキシトン社製Fluorol 555)の0.1重量%エタノール溶液を、染料濃度が0.01mg/Lとなるように添加し、ボルテックスミキサーを用いて撹拌した。染色した試料水10μLを200μL用マイクロピペットで速やかに採取し、18mm×18mmのカバーガラスでプレパラートを作成し、蛍光顕微鏡を用いて下記条件にて観察し、CCDカメラで撮影した。
顕微鏡:蛍光ミラーユニット:オリンパス株式会社製U-FBW
蛍光源:ハロゲンランプ:オリンパス株式会社製U-HG LGPS)
CCDカメラ:オリンパス株式会社製DP73-SET-A
接眼レンズ:10倍
対物レンズ:10倍
シャッタースピード:1秒
視野絞り、開口絞り:共に開放
ハロゲンランプ強度:3
画像サイズ:1200×1600ピクセル
得られた画像データを画像解析計測ソフトウェア(三谷商事株式会社製WinROOF)にて画像解析した。解析処理は、下記(1)~(5)の順に行った。
(1)カラー画像をグレースケール画像へ変換する変換処理
(2)黒を0、白を100とした場合の前記グレースケール画像の明度が20以下の領域を黒色、20を超える領域を白色に2値化する2値化処理
(3)前記2値化処理後の画像の白色領域のうち、アスペクト比が0.2以下の粒子分の領域を除去する除去処理
(4)前記除去処理後の画像の白色領域の各粒子を球体へ概算し、体積(μm3)の計測
(5)0.44μm/ピクセルとし、画像サイズとカバーガラスの面積比及び試料水量とから試料水量当たりのミクロピッチの体積としてミクロピッチ含有量の算出
図1に示すピッチ含有水の処理装置を用いて、被処理水(原水)の処理を行った。
即ち、反応槽1で原水に無機凝集剤として硫酸バンドを添加すると共に、凝集pHを調整して凝集処理した後、ブランケット式沈降槽2に送水する通水配管12でポリマーAをライン注入した後、ブランケット式沈降槽2に上向流通水した。ブランケット式沈降槽2のスラッジブランケット層は汚泥界面調整槽3の汚泥引抜ポンプのタイマー制御で排泥制御することにより高さを制御した。
・原水:余剰白水をディスクフィルター分離した低濃度白水
・原水pH:3~4
・原水SS:50~100mg/L、平均80mg/L
・原水量:1.5~4.0m3/h
・硫酸バンド添加量:150mg/L
・凝集pH:5.5~6.0(20%NaOHにより調整)
・ポリマーA添加量:5mg/L
・沈降槽の上向流通水LV:1.9~5.1m/h
・スラッジブランケット層高さ:0.45m
・汚泥引抜ポンプのタイマー制御:1分ON/9分OFF
・通水時間:60日間
上記の方法により固液分離操作を行った処理前後の水及び汚泥中に存在するミクロピッチ含有量(μm3/μL)を測定した結果を、原水のマクロピッチ含有率(個/m2)と共に下記表1に示す。
表1に示す通り、経時的に原水中のマクロピッチ含有率やミクロピッチ含有量は変動し、ミクロピッチの含有量がときおり高くなる原水であったが、本発明によれば、処理水中のミクロピッチ含有量を安定して8700μm3/μL以下に維持することができた。
2 ブランケット式沈降槽
3 汚泥界面調整槽
Claims (14)
- ミクロピッチを含有する被処理水にポリマーを添加し、
添加後に直接ブランケット式沈降槽に上向流通水するピッチ含有水の処理方法であって、
該ポリマーは、
カチオン性モノマーとアニオン性モノマーおよび/またはノニオン性モノマーとの共重合物であり、
該カチオン性モノマーに由来する構造単位/該アニオン性モノマーに由来する構造単位/該ノニオン性モノマーに由来する構造単位の比率(mol%)が2~90/0~50/0~98で、これらの合計が100mol%となるものであって、かつ、
塩粘度が5~50mPa・sであることを特徴とするピッチ含有水の処理方法。 - 前記被処理水は、明細書記載の方法で測定したマクロピッチ含有率が100個/m2以下で、ミクロピッチ含有量が870μm3/μL以上である請求項1に記載のピッチ含有水の処理方法。
- 前記ミクロピッチが粒子径0.5~150μmの疎水性懸濁物質であり、前記マクロピッチが粒子径150μmを超える疎水性懸濁物質である請求項2に記載のピッチ含有水の処理方法。
- 前記被処理水への前記ポリマーの添加量が1~10mg/Lである請求項1ないし3のいずれか1項に記載のピッチ含有水の処理方法。
- 前記ポリマーの添加に先立ち、前記被処理水に無機凝集剤を50~2500mg/L添加する請求項1ないし4のいずれか1項に記載のピッチ含有水の処理方法。
- 前記被処理水が製紙工程における余剰白水の紙料回収工程で得られる分離白水である請求項1ないし5のいずれか1項に記載のピッチ含有水の処理方法。
- 前記ブランケット式沈降槽で得られた分離水を濾過処理する請求項1ないし6のいずれか1項に記載のピッチ含有水の処理方法。
- ミクロピッチを含有する被処理水の処理装置であって、
該被処理水を通水する通水配管と、
該通水配管にポリマーをライン注入するポリマー添加手段と、
該通水配管の下流端に接続された、上向流通水方式のブランケット式沈降槽とを備え、
該ポリマーは、
カチオン性モノマーとアニオン性モノマーおよび/またはノニオン性モノマーとの共重合物であり、
該カチオン性モノマーに由来する構造単位/該アニオン性モノマーに由来する構造単位/該ノニオン性モノマーに由来する構造単位の比率(mol%)が2~90/0~50/0~98で、これらの合計が100mol%となるものであって、かつ、
塩粘度が5~50mPa・sであることを特徴とするピッチ含有水の処理装置。 - 前記被処理水は、明細書記載の方法で測定したマクロピッチ含有率が100個/m2以下で、ミクロピッチ含有量が870μm3/μL以上である請求項8に記載のピッチ含有水の処理装置。
- 前記ミクロピッチが粒子径0.5~150μmの疎水性懸濁物質であり、前記マクロピッチが粒子径150μmを超える疎水性懸濁物質である請求項9に記載のピッチ含有水の処理装置。
- 前記ポリマー添加手段による前記被処理水への前記ポリマーの添加量が1~10mg/Lである請求項8ないし10のいずれか1項に記載のピッチ含有水の処理装置。
- 前記ポリマー添加手段の前段に、前記被処理水に無機凝集剤を50~2500mg/L添加する無機凝集剤添加手段を備える請求項8ないし11のいずれか1項に記載のピッチ含有水の処理装置。
- 前記被処理水が製紙工程における余剰白水の紙料回収工程で得られる分離白水である請求項8ないし11のいずれか1項に記載のピッチ含有水の処理装置。
- 前記ブランケット式沈降槽で得られた分離水を濾過処理する濾過手段を備える請求項8ないし13のいずれか1項に記載のピッチ含有水の処理装置。
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