JP2002085907A - 凝集沈澱装置 - Google Patents

凝集沈澱装置

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JP2002085907A
JP2002085907A JP2000279022A JP2000279022A JP2002085907A JP 2002085907 A JP2002085907 A JP 2002085907A JP 2000279022 A JP2000279022 A JP 2000279022A JP 2000279022 A JP2000279022 A JP 2000279022A JP 2002085907 A JP2002085907 A JP 2002085907A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾斜板を備えた凝集沈澱装置において、傾斜
板上の堆積物を容易に除去できるようにし、有機性排水
処理に対しても高速処理を行えるようにする。 【解決手段】 原水中の懸濁物質を凝集剤と粒状物の添
加によりフロックとして凝集させる凝集槽と、凝集槽か
らの導入水中のフロックを沈降させ処理水とフロックと
に分離する沈澱槽と、沈澱槽内上部に設けられ沈澱槽内
におけるフロックの沈降分離を助長する傾斜板と、沈澱
槽から抜き出した沈降フロックを含むスラリーを汚泥と
粒状物とに分離し、分離した粒状物を凝集槽に戻す分離
器とを備えた凝集沈澱装置において、沈澱槽の前記傾斜
板設置部下方に、傾斜板の少なくとも一部を大気中に露
出させるまで水面を低下させることが可能な水抜き手段
を設けたことを特徴とする凝集沈澱装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原水中の懸濁物質
を凝集剤と粒状物を用いた凝集沈澱により汚泥と処理水
とに分離する凝集沈澱装置に関し、とくに沈澱槽に凝集
フロックの沈降分離を助長するための傾斜板を有する凝
集沈澱装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】原水中に懸濁している物質(以下、SS
[Suspended Solid] と称することもある。)を沈澱によ
り分離除去する装置が知られている。従来の原水中のS
Sを除去するための凝集沈澱装置として、原水に単に凝
集剤を添加して凝集物を沈澱させ、凝集物を汚泥として
引き抜くとともに上部から処理水を導出するようにした
装置はよく知られている。
【0003】たとえば図3に示すような凝集沈澱装置が
知られている。図3に示す装置では、原水101は凝集
槽102に供給され、無機凝集剤103が添加されて攪
拌機104で攪拌凝集され、さらにフロック形成槽10
5に導入され高分子凝集剤106が添加されて攪拌機1
07で攪拌凝集されることによりさらに大きなフロック
に成長される。凝集フロックを含む被処理水は沈澱槽1
08に導入され、フロックが処理水109に対し沈降分
離され、集泥機110によって集められた沈澱汚泥が沈
澱槽108の底部から汚泥引抜ポンプ111を介して引
き抜かれ、引き抜かれた汚泥112は、図示を省略した
後段の汚泥処理装置等に送られるようになっている。
【0004】このような一般的な凝集沈澱装置では、凝
集物の沈澱に長時間を要し、沈澱槽108としても極め
て大型のものが要求されることから、より効率よく凝集
沈澱を行わせるようにした凝集沈澱装置が提案されてい
る。
【0005】たとえばフランス特許第1411792号
には、凝集槽において、原水に凝集剤とともに、粒径1
0〜200μm程度の粒状物(代表的には、砂)を添加
し、原水中のSSを比重の大きい粒状物を含んだ比較的
大きなフロックとして凝集させ、沈澱槽において凝集槽
から導入された被処理水中のフロックを沈澱させて処理
水と分離する凝集沈澱装置が開示されている。沈澱槽か
ら引き抜かれた沈澱フロックを含むスラリーは、サイク
ロン等の分離器により汚泥と粒状物とに分離され、分離
された粒状物は凝集槽に戻されて循環再使用される。こ
のような凝集沈澱装置では、比較的小型の沈澱槽にて、
高流速で処理水と凝集フロックとの分離処理が可能にな
る。すなわち、図3に示したような一般的な凝集沈澱装
置に比べ、沈澱槽を小型にでき、かつ、沈澱槽での処理
速度の大幅な増加が可能になる。
【0006】この凝集剤とともに粒状物を用いて凝集沈
澱を行うようにした装置においては、沈澱槽における凝
集フロックの沈降分離を助長し、より効率よく分離処理
を行うために、沈澱槽内に傾斜板を設置することが有効
であることが知られている。
【0007】沈澱槽内に傾斜板が配設された凝集沈澱装
置は、たとえば図4に示すように構成される。図4に示
す凝集沈澱装置121においては、凝集槽122と、そ
れに隣接配置された沈澱槽123が設けられている。原
水供給ライン124を介して供給される原水125に無
機凝集剤126が添加され、凝集槽122内に供給され
た高分子凝集剤127と、粒状物としての砂128が添
加され、攪拌機129による攪拌によって原水中の懸濁
物質が、無機凝集剤126、高分子凝集剤127、砂1
28を含むフロックとして凝集、成長される。成長した
凝集フロックを含む被処理水は、越流ぜき130を介し
て沈澱槽123へと導入される。沈澱槽123では、導
入水中のフロックが下方に沈降され、沈降されたフロッ
クは上方の処理水131に対して分離される。沈澱槽1
23内の上部には、複数の傾斜板132が並設されてお
り、処理水131とともにフロックが流出するのを抑制
している。沈澱槽123の底部には、沈降されたフロッ
クを引き抜くための引抜ライン133が接続されてお
り、汚泥引抜ポンプ134によって、沈降した凝集フロ
ックを含むスラリーが引き抜かれる。引き抜かれたスラ
リーは、分離器としてのサイクロン135に送られ、サ
イクロン135内における遠心分離により、汚泥136
と砂128とに分離される。分離された砂128は、再
び凝集槽122内に戻されて循環再使用される。
【0008】沈澱槽123内に設けられる傾斜板132
は、フロックの沈降面積を増大し、かつ、傾斜板132
上に沈降した比較的小さなフロックを合一させて傾斜板
132上を滑落または転落させながら成長させて沈澱槽
123内底部に向けて沈澱させる役目を果たし、沈澱槽
123におけるフロックの沈降分離機能をより高めると
ともに、比較的小さな沈降しにくいフロックが処理水と
ともに流出するのを抑制する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図4に示したような凝
集沈澱装置121により、装置全体、とくに沈澱槽12
3を小型に構成しつつ高い処理速度を達成でき、しかも
傾斜板132の設置により一層優れた処理能力、処理水
の水質を達成することが可能になった。ところが、この
ような凝集沈澱装置121で、活性汚泥処理水等の有機
性排水を処理しようとすると、傾斜板132上に生物膜
や藻類が発生、付着し、それが堆積して、極端な場合に
は傾斜板間の隙間を閉塞してしまう等、傾斜板132の
機能を低下させてしまうという問題が生じる。傾斜板1
32上の堆積物を除去するために、各傾斜板132に対
しノズル等を設けて噴流で連続的に洗浄する方法も考え
られるが、設備費が大幅に増大するため現実的な解決策
とはならない。
【0010】このような傾斜板閉塞に関する問題がある
ため、有機性排水を処理する場合には、現実的には傾斜
板132の採用が困難となっている。傾斜板132を設
置しないと、沈澱槽123における沈降分離処理性能が
低下するので、沈澱槽123の処理速度を低下せざるを
得ない。たとえば、傾斜板132を設置した場合の無機
性排水の沈澱槽123における処理線速度が50m/h
程度であるとすると、傾斜板132を設置しない場合の
有機性排水の処理線速度は25m/h程度と約1/2に
低下して運転する必要があり、効率のよい処理ができな
いという問題があった。そのため、凝集剤と粒状物を併
用した凝集沈澱装置における、沈澱槽の小型化、高速処
理という利点が大きく損なわれてしまうこととなってい
た。
【0011】なお、図3に示したような一般的な凝集沈
澱装置においては、通常傾斜板は設けられていないの
で、前記のような傾斜板の閉塞の問題は生じない。この
種の凝集沈澱装置においても、より効果的な沈降分離処
理を行うという面から沈澱槽に傾斜板を設置することが
考えられないわけではないが、そうすると、とくに生物
膜や藻類が発生するような排水の処理の場合には、たと
えば定期的に沈澱槽の水位を傾斜板が露出するまで下げ
て傾斜板を洗浄することが必要となり、その際、沈澱槽
が大きいため多量の排水が発生するので、その排水のた
めの大型の貯槽やポンプ等の設備が必要になるという問
題、洗浄の間装置が長時間停止するため連続的な運転が
不可能になるという問題等を招くことになる。したがっ
て、この種の凝集沈澱装置には、通常、傾斜板は採用さ
れていない。
【0012】本発明の課題は、とくに凝集剤と粒状物を
用いて凝集沈降を行う装置において、沈澱槽内に設置さ
れた傾斜板上に堆積物が生じるような場合にも、それを
簡単にかつ迅速に除去できるようにし、この種の凝集沈
澱装置における、沈澱槽を小型に構成できること、高速
の処理速度を達成でき優れた水質の処理水が得られるこ
と、等の利点を活かしつつ、有機性排水等に対しても傾
斜板閉塞の問題を生じさせることなく、実質的に処理速
度を低下させることなく安定して良好な処理を行うこと
ができる、改良された構成を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る凝集沈澱装置は、原水中の懸濁物質を
凝集剤と粒状物の添加によりフロックとして凝集させる
凝集槽と、凝集槽からの導入水中のフロックを沈降させ
処理水とフロックとに分離する沈澱槽と、沈澱槽内上部
に設けられ沈澱槽内におけるフロックの沈降分離を助長
する傾斜板と、沈澱槽から抜き出した沈降フロックを含
むスラリーを汚泥と粒状物とに分離し、分離した粒状物
を凝集槽に戻す分離器とを備えた凝集沈澱装置におい
て、沈澱槽の前記傾斜板設置部下方に、傾斜板の少なく
とも一部を大気中に露出させるまで水面を低下させるこ
とが可能な水抜き手段を設けたことを特徴とするものか
らなる。
【0014】上記水抜き手段は、たとえば、沈澱槽に接
続された水抜き用のノズルと、水抜きのタイミングや時
間、量を制御するための弁を有するものからなる。この
水抜き手段は、たとえば排水貯槽に接続され、抜かれた
排水が貯留される。排水貯槽からの排水は、凝集沈澱装
置の後段の汚泥処理工程に合流されたり、あるいは、原
水側に戻されたりすることができる。
【0015】上記のような本発明に係る凝集沈澱装置に
おいては、傾斜板上に堆積物が生じた後適当なタイミン
グで、沈澱槽の傾斜板設置部の下方から水抜き手段によ
り沈澱槽内の水が抜かれ、その水面(水位)が傾斜板の
一部あるいは全部が露出するまで低下される。この凝集
沈澱装置は、粒状物を用いて凝集フロックを形成するも
のであり、傾斜板上の堆積物には凝集フロックに含有さ
れた粒状物が含まれているので、粒状物を含まない場合
に比べ堆積物の比重は大きい。水面が低下していく際
に、露出された直後の堆積物の自重が、傾斜板に付着し
ている堆積物に直接的に作用し、付着力に打ち勝って水
面の低下とともに傾斜板から迅速かつ容易に剥離してい
く。この現象は、後述の実施例と比較例との比較からも
明らかなように、傾斜板上の堆積物が粒状物(たとえ
ば、砂)を含んでいる場合には、驚くべきことに、粒状
物を含まない場合に比べて、極めて明瞭に現われる。す
なわち、粒状物を含まない場合には、水面の低下ととも
に露出した堆積物は、その自重が付着力に打ち勝つこと
ができず、その大半が傾斜板に付着したまま取り残され
てしまうが、粒状物を含む場合には、露出された直後か
ら次々と傾斜板から剥離していき、水面の低下に伴って
自然に、洗浄されたのと同様の傾斜板面が現われ始め
る。
【0016】単に傾斜板の下方から水を抜くだけで傾斜
板上の堆積物を除去できるので、極めて簡単であり、し
かもその除去時間も短時間で済む。また、粒状物を含む
凝集フロック沈降分離用の沈澱槽であるから、図3に示
した一般の凝集沈澱装置における沈澱槽に比べ、元々小
型に設計されており、傾斜板を露出させるための排水量
は少なくて済む。したがって、排水貯槽も小さくてよ
く、装置全体の小型化を維持しつつ、本発明は安価に実
施できる。
【0017】傾斜板上の堆積物が容易にかつ迅速に除去
される結果、傾斜板を設置した凝集沈澱装置であって
も、有機性排水等を、傾斜板閉塞の問題を起こすことな
く処理できるようになり、傾斜板閉塞の不安が除去され
るため、沈澱槽の処理速度を低下させる必要もなくな
る。したがって、実質的にあらゆる種類の原水の処理に
対し、凝集剤と粒状物を用いて凝集沈澱を行う装置にお
ける、装置全体を小型化できること、高速処理でかつ優
れた水質の処理水が得られること、等の特徴が活かさ
れ、安定して目標とする良好な処理を行うことが可能に
なる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施の
形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明
の一実施態様に係る凝集沈澱装置を示している。図1に
おいて、凝集沈澱装置1は、凝集槽2と、それに隣接配
置された沈澱槽3を備えている。原水5は、本実施態様
では、原水貯槽4から原水供給ポンプ6、原水供給ライ
ン7を介して凝集槽2に供給され、凝集槽2への導入前
に無機凝集剤8が添加されるようになっている。
【0019】凝集槽2内には、高分子凝集剤9に加え、
粒状物としての砂10が添加される。凝集槽2には、モ
ータ11によって駆動される攪拌機12が設けられてお
り、攪拌機12による攪拌によって原水中の懸濁物質
が、無機凝集剤8、高分子凝集剤9、砂10を含むフロ
ックとして凝集、成長される。
【0020】この凝集においては、無機凝集剤8が懸濁
物質を凝集させて微細なフロックを生成させ、それに高
分子凝集剤9が絡まってより大きなフロックに成長さ
せ、成長したフロックには比重の大きい粒状物としての
砂10が含有され、全体として比較的大きな、比重の大
きい沈降しやすいフロックに成長する。
【0021】成長した凝集フロックを含む被処理水は、
越流ぜき13を介して沈澱槽3へと導入される。沈澱槽
3では、導入水中のフロックが下方に沈降され、沈降さ
れたフロックは上方の処理水14に対して分離される。
この沈澱槽3内の上部に、複数の傾斜板15が並設され
ており、凝集フロックの沈降分離を助長するとともに、
処理水14とともにフロックが流出するのを抑制してい
る。
【0022】沈澱槽3の底部には、沈降されたフロック
を引き抜くための引抜ライン16が接続されており、汚
泥引抜ポンプ17によって、沈降した凝集フロックを含
むスラリーが引き抜かれる。引き抜かれたスラリーは、
分離器としてのサイクロン18に送られ、サイクロン1
8内における遠心分離により、汚泥19と砂10とに分
離される。分離された砂10は、再び凝集槽2内に戻さ
れて循環再使用される。
【0023】サイクロン18で分離された汚泥19は、
本実施態様では、濃縮槽20に送られた後、一旦汚泥貯
槽21に貯留され、そこからポンプ22によって脱水装
置23に送られ脱水処理されるようになっている。ただ
し、上記濃縮槽20は、汚泥の種類によっては省略する
こともある。
【0024】沈澱槽3には、傾斜板15の設置部よりも
下方の位置に、水抜き手段24が設けられている。水抜
き手段24は、沈澱槽3の傾斜板15設置部の下方の位
置に水抜き可能に接続されたノズル25と、該ノズル2
5からの水抜きライン26と、水抜きライン26に設け
られた弁27とを有している。弁27は、自動弁でも手
動弁でもよく、自動弁の場合には適当な操作手段あるい
は制御装置からの指令に基づいて開閉される。水抜きラ
イン26を通して送られる排水は、本実施態様では、一
旦排水貯槽28に貯留されるようになっている。この排
水貯槽28の容量は、沈澱槽3からの、傾斜板15の全
部を露出させるのに必要な排水の量を収容できるだけの
量があれば十分であり、沈澱槽3自身小型に構成されて
いるので、排水貯槽28としては小型のものでよい。
【0025】排水貯槽28からの排水は、本実施態様で
は排水送給ライン29を介して濃縮槽20に送られるよ
うになっている。濃縮槽20が設けられていない場合に
は、排水送給ライン30を介して汚泥貯槽21に送るこ
ともできる。排水中の汚泥は、分離器18からの汚泥と
ともに処理される。また、排水貯槽28からの排水は、
排水送給ライン31を介して原水側、たとえば原水貯槽
4に戻すようにしてもよい。この場合には、排水中の汚
泥は、原水とともに通常の凝集沈澱処理に供される。
【0026】上記のように構成された凝集沈澱装置1に
おいては、傾斜板15上に、比較的小さな凝集フロック
や、生物膜や藻類等を含む堆積物が付着した場合、適当
なタイミング、適当な間隔で、水抜き手段24により、
沈澱槽3から、傾斜板15の少なくとも一部、好ましく
は全部が露出するまで、排水される。この排水に伴って
図2に示すように、沈澱槽3の水面32(水位)は低下
していくが、このとき、露出直後の、傾斜板15上に付
着していた堆積物33が、傾斜板15の板面から自然次
々と剥離していき、剥離した堆積物34はランダムな大
きさの塊状物となって、水面下に沈降する。沈降した堆
積物34は、水抜き手段24による排水の流れに乗って
排水とともに排水貯槽28へと排出される。また、この
排水の流れに乗らなかった一部の堆積物34は、沈澱槽
3の底部へと沈降し、凝集沈澱処理時の沈澱物とともに
処理される。
【0027】上記の傾斜板15からの付着堆積物の剥離
は、水面の低下に伴って、自然に、極めて容易にかつ露
出直後から極めて迅速に行われる。このような剥離が生
じるか否かは、剥離力が付着力に打ち勝てるか否かによ
ると考えられるが、上記のように極めて容易にかつ迅速
に剥離できるのは、以下のような理由によるものと考え
られる。
【0028】すなわち、剥離力は、基本的には露出した
直後の付着堆積物の自重によって発生すると考えられ
る。付着堆積物が水中にある場合には、その体積分浮力
が作用しているので、自重による剥離力は小さくなる。
たとえば、粒状物(砂)を含まない堆積物の場合、比重
は1.05程度であるので、浮力分(比重1相当分)を
差し引くと、自重による剥離力としては、殆ど浮力に相
殺されてしまって、比重0.05相当分しか働かない。
一方、粒状物を含む堆積物の場合には、比重は1.5程
度と大きくなるので、浮力分を差し引くと、自重による
剥離力としては比重0.5相当分が働くことになる。堆
積物の全体が水中に没している場合には、堆積物全体に
対してこの剥離力しか働かないことになる。したがっ
て、堆積物全体が水中にある場合には、上記程度の剥離
力では、両者とも付着力に打ち勝つことができず、その
結果傾斜板15上に堆積物が付着、堆積していくことに
なる。
【0029】しかし水抜き手段24による排水により水
面32が低下されると、露出直後の粒状物含有付着堆積
物33には、その自重分(比重1.5程度分)が直接作
用するので、粒状物を含まない場合(比重1.05程
度)に比べ、露出直後部分だけでも約1.5倍の剥離力
が作用する。また、順次剥離されていく堆積物はある塊
状の大きさを有しているので、剥離される直前の形態
は、多かれ少なかれ、水面上に露出した直後の部分と、
未だ水中にあり次の瞬間に露出される部分とを有してい
ることになる。実際には、この露出直後の部分に作用す
る剥離力と、未だ水中にある部分に作用する剥離力と
が、トータルの剥離力として、ある大きさの剥離される
べき堆積物に作用すると考えられる。このうち、未だ水
中にある部分の堆積物に作用する剥離力は、前述の如
く、粒状物を含まない堆積物が比重0.05相当分であ
るのに対し、粒状物を含む堆積物の場合には比重0.5
相当分となり、実に10倍も大きくなる。したがって、
ある大きさをもって次々と剥離されていく堆積物に実際
に作用する剥離力は、堆積物が粒状物を含んでいる場合
と、含んでいない場合とでは、トータルの剥離力として
極めて大きな差となって現われる。その結果、粒状物を
含む堆積物を対象とした本発明の場合には、自然に、容
易にかつ迅速に、傾斜板15に付着していた堆積物が剥
離されていくことになり、粒状物を含まない本発明の対
象外の堆積物の場合には、本発明におけるような格別の
作用、効果は得られにくいことになる。この差は、後述
の実施例において明確に実証される。
【0030】したがって本発明においては、凝集剤と粒
状物を用いる凝集沈澱装置の利点である、装置全体、と
くに沈澱槽3を小型に構成できること、沈澱槽3におい
て高速処理が可能になり、かつ、沈澱槽3から得られる
処理水14の水質が優れていること、等の特徴がそのま
ま維持されつつ、傾斜板15上の堆積物が容易にかつ迅
速に除去できるようになるので、本凝集沈澱装置1を、
活性汚泥処理水等の有機性排水を処理する場合にも、傾
斜板15の閉塞の問題がなくなって傾斜板15の採用が
可能になり、それによって沈澱槽3における高速処理、
沈澱槽3からの処理水の優れた水質の達成が可能とな
る。
【0031】しかも、傾斜板15上の堆積物の除去は、
単に水抜き手段24による水抜きにより少量の排水を行
うだけで達成できるから、容易かつ迅速に実行でき、長
時間原水の凝集沈澱処理を中止する必要もない。また、
水抜きによる排水量も少量でよいので、その排水処理も
簡単に行うことができ、排水貯槽28等の付加設備に要
する費用も少なくて済む。
【0032】
【実施例】本発明による作用、効果を確認するために、
以下のような実験を行った。
【0033】実施例1、2、比較例1、2 満水の水槽に傾斜板を水没するように設置し、別に生成
させたフロックを傾斜板に水槽上部から添加して堆積さ
せ、その状態で120時間放置し、その後傾斜板設置部
の下方の部位から水抜きを行って、傾斜板から剥離した
フロックを回収し、その量を測定して水抜きによる傾斜
板の洗浄性を測定した。
【0034】この時、傾斜板に付着させるフロックとし
ては、粒状物(珪砂)を加えたもの(実施例1、2)と
加えないもの(比較例1、2)の2種類を用い、これら
フロックは別の水槽で凝集沈澱させて生成し、沈澱した
フロックを5リットル傾斜板を設置した水槽に投入し、
上記の如く傾斜板に堆積させた。実験の条件は以下の通
りであり、結果を表1に示した。
【0035】 (実験装置) 水槽容量 :1000リットル 傾斜板 :500mmW×750mmL×5枚(60°傾斜)、 材質:塩化ビニル (フロックの形成条件) 活性汚泥 :500mg/リットル 無機凝集剤(PAC:ポリ塩化アルミニウム):500mg/リットル 高分子凝集剤 :10mg/リットル 珪砂 :1000mg/リットル (実験条件) 水抜き洗浄速度:20m/h(25m3 /h)、 50m/h(62.5m3 /h)
【0036】
【表1】
【0037】上記実験の結果、珪砂を加えないフロック
は水抜き洗浄によってフロックを回収できる量が少なか
ったが(比較例1、2)、珪砂がある場合は、フロック
をほぼ全量に近い量回収することができ、その洗浄性が
高いことが明らかとなった(実施例1、2)。
【0038】なお、本発明における原水の凝集沈澱処理
に使用される無機凝集剤や高分子凝集剤については、と
くに限定されないが、無機凝集剤としては、たとえばポ
リ塩化アルミニウム(PAC)、塩化第二鉄、硫酸第二
鉄を使用でき、高分子凝集剤としては、たとえばノニオ
ン性、アニオン性あるいは両性の高分子凝集剤を用いる
ことができる。アニオン性の高分子凝集剤としては、た
とえば、アクリル酸またはその塩の重合物、アクリル酸
またはその塩とアクリルアミドとの共重合物、アクリル
アミドと2−アクリルアミド−2メチルプロパンスルホ
ン酸塩の共重合物、アクリル酸またはその塩とアクリル
アミドと2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスル
ホン酸塩の3元共重合物、ポリアクリルアミドの部分加
水分解物などが挙げられるが、特にこれらに限定される
ものではない。ノニオン性の高分子凝集剤としては、代
表的なものとしてポリアクリルアミドが挙げられるが、
特にこれに限定されるものではない。両性の高分子凝集
剤としては、たとえば、ジメチルアミノエチル(メタ)
アクリレートの3級塩および4級塩(塩化メチル塩等)
等の少なくとも1種のカチオン性単量体と、アクリル酸
およびその塩(ナトリウム、カルシウム等の塩類)、2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸塩
(ナトリウム、カルシウム等の塩類)等の少なくとも1
種のアニオン性単量体の共重合物、あるいは、上記の少
なくとも1種のカチオン性単量体および上記の少なくと
も1種のアニオン性単量体とアクリルアミド等の少なく
とも1種のノニオン性単量体との三元もしくは四元以上
の共重合物等が挙げられるが、特にこれらに限定される
ものではない。高分子凝集剤の分子量の範囲は特に限定
されないが、500万〜2000万の範囲が好ましい。
これらの高分子凝集剤は、単独で又は混合物として用い
ることができる。高分子凝集剤の添加量は、一般的に経
済的な観点から0.3〜2mg/l程度である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の凝集沈澱
装置によれば、凝集剤と粒状物を用いて凝集沈澱処理を
行う装置において、沈澱槽内に設置した傾斜板上の堆積
物を容易にかつ迅速に除去できるようになり、傾斜板閉
塞の問題を解消して、活性汚泥処理水等の有機性排水の
処理に対しても傾斜板を採用できるようになる。したが
って、あらゆる種類の原水に対し、問題なく円滑に、高
速で処理でき、かつ、良好な水質の処理水を得ることが
できる。
【0040】また、凝集剤と粒状物を用いる凝集沈澱装
置本来の、装置を小型に構成できること、優れた水質の
処理水を高処理速度で得ることができることの特徴をそ
のまま維持することができる。さらに、水抜き手段によ
る排水系の設備も小型のものでよく、本発明は安価に実
施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係る凝集沈澱装置の全体
構成図である。
【図2】図1の装置の傾斜板部における作用を説明する
ための部分構成図である。
【図3】従来一般の凝集沈澱装置の全体構成図である。
【図4】凝集剤と粒状物を用いる従来の凝集沈澱装置の
全体構成図である。
【符号の説明】
1 凝集沈澱装置 2 凝集槽 3 沈澱槽 4 原水貯槽 5 原水 6 原水供給ポンプ 7 原水供給ライン 8 無機凝集剤 9 高分子凝集剤 10 粒状物としての砂 11 モータ 12 攪拌機 13 越流ぜき 14 処理水 15 傾斜板 16 引抜ライン 17 汚泥引抜ポンプ 18 分離器としてのサイクロン 19 汚泥 20 濃縮槽 21 汚泥貯槽 22 ポンプ 23 脱水装置 24 水抜き手段 25 ノズル 26 水抜きライン 27 弁 28 排水貯槽 29、30、31 排水送給ライン 32 水面 33 露出直後の付着堆積物 34 剥離された堆積物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原水中の懸濁物質を凝集剤と粒状物の添
    加によりフロックとして凝集させる凝集槽と、凝集槽か
    らの導入水中のフロックを沈降させ処理水とフロックと
    に分離する沈澱槽と、沈澱槽内上部に設けられ沈澱槽内
    におけるフロックの沈降分離を助長する傾斜板と、沈澱
    槽から抜き出した沈降フロックを含むスラリーを汚泥と
    粒状物とに分離し、分離した粒状物を凝集槽に戻す分離
    器とを備えた凝集沈澱装置において、沈澱槽の前記傾斜
    板設置部下方に、傾斜板の少なくとも一部を大気中に露
    出させるまで水面を低下させることが可能な水抜き手段
    を設けたことを特徴とする凝集沈澱装置。
  2. 【請求項2】 水抜き手段が、沈澱槽に接続されたノズ
    ルと弁とを有する、請求項1の凝集沈澱装置。
  3. 【請求項3】 水抜き手段が排水貯槽に接続されてい
    る、請求項1または2の凝集沈澱装置。
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