JP2020157248A - 凝集沈殿処理装置及び凝集沈殿処理装置の運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した処理運転の維持及び良好な水質の処理水の取得が可能な凝集沈殿処理装置を提供する。【解決手段】原水中の固形物を凝集沈殿により捕捉する凝集沈殿処理装置であって、スラッジブランケット部と、濃縮部と、ディストリビュータと、スラッジブランケット部内の流動性を検知する検知部とを備える凝集沈殿処理装置及び凝集沈殿処理装置の運転方法を提供する。処理運転時におけるスラッジブランケット部内のスラッジの流動性に係る情報を得ることができ、この情報を得ることで、処理運転条件に係る判断の精度が高まるため、安定した処理運転を維持するとともに、処理水の水質を良好に保つことが可能となる。【選択図】図2

Description

本発明は、凝集沈殿処理装置及び凝集沈殿処理装置の運転方法に関するものである。
一般に、排水処理の手段の一つとして、排水中の固形物などの不純物を除去する固液分離処理が行われている。
このような固液分離処理としては、排水に対して凝集剤を添加することで、不純物である有機物や懸濁物質等を凝集沈殿させて分離する凝集沈殿を行う凝集沈殿処理装置を用いた処理が挙げられる。例えば、凝集剤を添加した原水が上昇するに伴ってフロックが成長するブランケット状のフロック成長ゾーン(スラッジブランケット)を形成するスラッジブランケット型(「フロックゾーン型」や「フロックブランケット型」と呼ばれることもある)の凝集沈殿槽を備える凝集沈殿処理装置が知られている。
例えば、特許文献1には、原水に対して凝集剤を加えて、凝集沈殿槽(分離槽)内に設けた内槽に濃縮フロック層を形成させるスラッジブランケット型の凝集沈殿処理装置が記載されている。また、特許文献1には、凝集沈殿槽から排出された処理水をサンプリング槽に導入し、濁度やpHを測定することが記載されている。
特開2002−35503号公報
特許文献1に記載された凝集沈殿処理装置は、凝集沈殿槽から排出された処理水をサンプリング槽に導入し、濁度やpHなどの水質データを測定することで、処理水質のデータ管理に利用するものである。
一方、凝集沈殿を行う凝集沈殿処理装置においては、処理水の水質を確認するだけではなく、処理運転時において凝集沈殿槽内で形成されるスラッジブランケットの状態を直接判断し、この判断結果を運転条件に反映することで安定した処理を行い、良好な水質を維持することが望ましい。
このようなスラッジブランケットの状態を判断する方法として、スラッジブランケットの界面の位置を検出することが知られている。一方、スラッジブランケット内のスラッジ濃度が高い場合やスラッジの比重が大きい場合、スラッジブランケット内でのスラッジの流動性が悪くなることで、供給される原水の流れに偏りが生じ、偏流が起きることがある。このとき、スラッジブランケットの界面位置が部分的に変化するため、界面計などによる界面位置の検出ではスラッジブランケットの異常を検知することが困難であり、結果として処理水の水質が悪化するという問題がある。
したがって、スラッジブランケット部内のスラッジブランケットの状態に係る情報として、界面位置以外の情報を得ることが求められている。
本発明の課題は、原水中の固形物を捕捉するスラッジブランケット型の凝集沈殿処理装置において、処理運転時におけるスラッジブランケット部内のスラッジの流動性について検知を行うことで、安定した処理運転を維持するとともに、処理水の水質を良好に保つことのできる凝集沈殿処理装置及び凝集沈殿処理装置の運転方法を提供することである。
本発明者は、上記の課題について鋭意検討した結果、スラッジブランケット型の凝集沈殿処理装置において、スラッジブランケット部内のスラッジの流動性を検知する検知部を設けることで、処理運転中のスラッジの流動性を判定し、安定した処理運転を維持するとともに、処理水の水質を良好に保つことが可能になることを見出して、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下の凝集沈殿処理装置及び凝集沈殿処理装置の運転方法である。
上記課題を解決するための本発明の凝集沈殿処理装置は、原水中の固形物を凝集沈殿により捕捉する凝集沈殿処理装置であって、原水が流入し、原水に含まれる固形物を捕捉するスラッジブランケットを有するスラッジブランケット部と、スラッジブランケット部において発生した余剰スラッジを濃縮する濃縮部と、回転するとともにスラッジブランケット部に原水を供給するディストリビュータと、スラッジブランケット部内の流動性を検知する検知部とを備えることを特徴とするものである。
本発明の凝集沈殿処理装置は、スラッジブランケット部と濃縮部を備える凝集沈殿処理装置において、スラッジブランケット部内の流動性を検知する検知部を設けるものである。これにより、処理運転時におけるスラッジブランケット部内のスラッジブランケットの流動性に係る情報を得ることができる。また、この情報を得ることで、処理運転条件に係る判断の精度が高まるため、安定した処理運転を維持するとともに、処理水の水質を良好に保つことが可能となる。
また、本発明の凝集沈殿処理装置の一実施態様としては、検知部の検知結果からスラッジブランケット部内の流動状態を判定する判定部を備えるという特徴を有する。
この特徴によれば、処理運転時におけるスラッジブランケット部内のスラッジブランケットの流動性に係る情報から、スラッジブランケットの流動状態を判定することができる。この判定結果を得ることで、処理運転条件の制御が容易となり、安定した処理運転を維持するとともに、処理水の水質を良好に保つことが可能となる。
また、本発明の凝集沈殿処理装置の一実施態様としては、判定部の結果をもとに、スラッジブランケット部内の撹拌度合を調整する撹拌制御部を設けるという特徴を有する。
この特徴によれば、スラッジブランケットの流動状態に応じて、スラッジブランケット部内の撹拌度合を調整し、流動性を改善することが可能となる。これにより、凝集沈殿処理における安定した処理運転を維持するとともに、処理水の水質を良好に保つことが可能となる。
また、本発明の凝集沈殿処理装置の一実施態様としては、凝集剤の添加量を調整する凝集剤添加部を設けるという特徴を有する。
この特徴によれば、スラッジブランケットの流動状態に応じて、凝集剤の添加量を調整し、流動性を改善することが可能となる。これにより、凝集沈殿処理における安定した処理運転を維持するとともに、処理水の水質を良好に保つことが可能となる。
また、本発明の凝集沈殿処理装置の一実施態様としては、原水の供給量を調整する流量調整部を設けるという特徴を有する。
この特徴によれば、スラッジブランケットの流動状態に応じて、原水の供給量を調整し、流動性を改善することが可能となる。これにより、凝集沈殿処理における安定した処理運転を維持するとともに、処理水の水質を良好に保つことが可能となる。
上記課題を解決するための本発明の凝集沈殿処理装置の運転方法は、原水中の固形物を凝集沈殿により捕捉する凝集沈殿処理装置の運転方法であって、原水に含まれる固形物をスラッジブランケット部内のスラッジブランケットで捕捉する工程と、スラッジブランケット部において発生した余剰スラッジを濃縮する工程と、回転するディストリビュータにより、スラッジブランケット部に原水を供給する工程と、スラッジブランケット部内の流動性を検知する工程を備えるという特徴を有する。
この特徴によれば、スラッジブランケット部を備える凝集沈殿処理装置において、スラッジブランケット部内の流動性を検知することができる。これにより、処理運転時におけるスラッジブランケット部内のスラッジブランケットの流動性に係る情報を得ることができる。また、この情報を得ることで、処理運転条件に係る判断の精度が高まるため、安定した処理運転を維持するとともに、処理水の水質を良好に保つことが可能となる。
本発明によれば、原水中の固形物を捕捉するスラッジブランケット型の凝集沈殿処理装置において、処理運転時におけるスラッジブランケット部内のスラッジの流動性について検知を行うことで、安定した処理運転を維持するとともに、処理水の水質を良好に保つことのできる凝集沈殿処理装置及び凝集沈殿処理装置の運転方法を提供することができる。
本発明の第1の実施態様の凝集沈殿処理装置を示す概略説明図である。 本発明の第1の実施態様の凝集沈殿処理装置における凝集沈殿槽の構造を示す概略説明図である。 本発明の第2の実施態様の凝集沈殿処理装置を示す概略説明図である。 本発明の第3の実施態様の凝集沈殿処理装置を示す概略説明図である。
本発明の凝集沈殿処理装置及び凝集沈殿処理装置の運転方法は、固形物を含む原水の処理に利用されるものである。特に、原水に凝集剤を添加して、有機物などを凝集沈殿させて分離する凝集沈殿処理に好適に利用されるものである。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る凝集沈殿処理装置及び凝集沈殿処理装置の運転方法の実施態様を詳細に説明する。なお、本発明の凝集沈殿処理装置の運転方法については、以下の凝集沈殿処理装置の構造及び作動の説明に置き換えるものとする。また、実施態様に記載する凝集沈殿処理装置の構造については、本発明に係る凝集沈殿処理装置を説明するために例示したにすぎず、これに限定されるものではない。
[第1の実施態様]
本実施態様に係る凝集沈殿処理装置100Aは、いわゆるスラッジブランケット型と呼ばれる凝集沈殿槽を有している。一般に、スラッジブランケット型凝集沈殿槽は、槽内に上昇水流によるスラッジ(凝集フロック)の流動層を形成し、その流動層内に新たに生成したフロックを通過させるものである。このとき、小さなフロックは流動層における大きなフロックに捕捉されて大きくなり、沈降速度が速まる。これにより、スラッジブランケット型凝集沈殿槽へ導入された原水Wは、処理水W1と濃縮されたフロック(汚泥)に分離され、それぞれ槽外に排出される。
図1は、本発明の第1の実施態様の凝集沈殿処理装置100Aの構造を示す概略説明図である。なお、図1における凝集沈殿槽1内については、後述する図2において詳細に説明するものとする。
本実施態様に係る凝集沈殿処理装置100Aは、図1に示すように、凝集沈殿槽1内に原水Wを導入する原水導入部2と、原水W中の固形物を捕捉するためのスラッジがブランケット状に浮遊した状態で形成されたスラッジブランケット部3と、スラッジブランケット部3を通過することにより凝集したフロックがスラッジブランケット部3下に沈殿し濃縮される濃縮部4と、スラッジブランケット部3におけるスラッジの流動性を検知する検知部5と、検知部5の検知結果からスラッジブランケット部3内の流動状態を判定する判定部6と、判定部6の結果をもとに、スラッジブランケット部3内の撹拌度合を調整する撹拌制御部7を備えている。
また、スラッジブランケット部3の上方には上澄みである清澄層Cが形成され、清澄された処理水W1は、凝集沈殿槽1の上部側に位置する処理水排出ラインL1により排出される。また、濃縮部4に沈殿し濃縮されたフロックは、凝集沈殿槽1の底部中央から汚泥排出ラインL2を介して排出される。なお、汚泥排出ラインL2には、排出されたフロックを処理するための汚泥処理設備を別途設けるものとしてもよい。
図2は、本発明の第1の実施態様の凝集沈殿処理装置100Aにおける凝集沈殿槽1の概略説明図である。
凝集沈殿槽1は、有底円筒状の外壁部11と、この外壁部11より小径でかつ高さも小さい円筒状の内壁部12とを備える。図2に示すように、内壁部12は、外壁部11の内側に、外壁部11と同心になるように立設されている。また、内壁部12の底部側に、開口部13aを有する仕切り板13が設けられている。これにより、内壁部12の内側には、後述するスラッジブランケット部3が形成される。また、仕切り板13は外壁部11の底部から上方に所定長離隔しており、スラッジブランケット部3と濃縮部4を区画している。また、外壁部11及び内壁部12の軸線L上には、モーターMにより回転駆動するセンターシャフト14が配置されている。センターシャフト14は、ロータリージョイント15により仕切り板13と接続されている。なお、外壁部11、内壁部12は円筒状に限定されず、角筒状であってもよい。また、内壁部12を有底円筒状とし、内壁部12底部を仕切り板13とするものであってもよい。
原水導入部2は、原水Wを凝集沈殿槽1内に導入するための導入管21と、導入管21から導入された原水Wを内壁部12内に供給するフィードパイプ22を備えている。
図2に示すように、導入管21は、外壁部11の側壁を挿通して、槽外部に突き出しており、原水Wの供給源と接続されている。
また、図2に示すように、フィードパイプ22は、導入管21と通水可能に連結しており、センターシャフト14の外側にセンターシャフト14を囲むように設けられている。本実施態様における固液分離装置は、外壁部11、内壁部12、センターシャフト14、フィードパイプ22の軸線は全て共通の軸線Lになっている。
フィードパイプ22は、上下方向で上部22aと下部22bとに分けられており、上部と下部との間はラビリンス構造等のロータリージョイント23により接続されている。フィードパイプ22の上部22a側面に導入管21が接続されており、フィードパイプ22の下部22bにはディストリビュータ24が設けられている。ディストリビュータ24は内壁部12の下部に配置されるとともに、複数の原水吐出口24aが形成されている。センターシャフト14の回転とともにフィードパイプ22の下部が回転し、このとき、ディストリビュータ24は原水吐出口24aを内壁部12の底部側に向けた状態で回転する。なお、フィードパイプ22の上端部は閉じられていてもよく、上方に向かって開放されていてもよい。
原水導入部2から導入される原水Wとしては、固形物である懸濁物質(フロックや粒子等)を含むものであればよく、発生源や懸濁物質の種類は特に限定されない。原水Wとしては、例えば、工場排水や生活排水のほか、河川水や他の水処理設備からの処理水などが挙げられる。また、原水Wは、凝集剤を混合したものとしてもよい。
本実施態様の原水導入部2の導入管21を流れる原水Wには、導入管21上に設けた凝集剤供給ラインL3より凝集剤が添加されるものを図1に例示しているが、これに限定されるものではない。例えば、後述するように、凝集沈殿槽1の上流側であらかじめ原水Wに凝集剤を混合するものとしてもよい。
原水Wに混合される凝集剤としては、無機凝集剤及び高分子凝集剤が挙げられる。凝集剤は、無機凝集剤あるいは高分子凝集剤のみを用いるものであってもよく、無機凝集剤と高分子凝集剤を併用するものであってもよい。なお、無機凝集剤及び高分子凝集剤を併用する場合、無機凝集剤、高分子凝集体の順に原水Wに添加することが好ましい。これにより、安定したフロック形成が可能となる。
凝集剤の具体例としては、例えば、無機凝集剤としては、硫酸バンドやPAC等のAl系無機凝集剤や、ポリ硫酸鉄等のFe系無機凝集剤が挙げられる。あるいは、NaOH、Ca(OH)等のアルカリ又はHSO、HCl等の酸によるpH調整剤や、Ca、Al、Fe系化合物の添加や、酸化剤・還元剤の添加等により結晶を析出させるものとしてもよい。また、高分子凝集剤としては、ポリアミノアルキルメタクリレート、ポリエチレンイミン、ハロゲン化ポリジアリルアンモニウム、キトサン、尿素−ホルマリン樹脂等のカチオン性高分子凝集剤、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリルアミド部分加水分解物、部分スルホメチル化ポリアクリルアミド、ポリ(2−アクリルアミド)−2−メチルプロパン硫酸塩等のアニオン性高分子凝集剤、ポリアクリルアミド、ポリエチレンオキシド等のノニオン性高分子凝集剤、アクリルアミドとアミノアルキルメタクリレートとアクリル酸ナトリウムの共重合体等の両性高分子凝集剤が挙げられる。
スラッジブランケット部3は、原水導入部2から供給される原水W中の固形物を、ブランケット状に浮遊するスラッジによって捕捉して凝集し、凝集フロックと処理水W1に分離する工程を行うためのものである。
スラッジブランケット部3は、図2に示すように、凝集沈殿槽1内の円筒状の内壁部12と仕切り板13により形成される内側領域を指すものである。また、スラッジブランケット部3は、フロック成長ゾーンZ1を有している。フロック成長ゾーンZ1は、原水導入部2により内壁部12の内側に流入する原水Wの上昇水流によって凝集フロックの流動層を形成している。
原水Wは、原水導入部2のディストリビュータ24から内壁部12内の下部方向(仕切り板13の方向)に一様に噴出され、スラッジブランケット部3内に形成されたフロックはスラッジブランケット部3の底部に堆積しようとするが、さらに供給される原水Wによりフロック成長ゾーンZ1内に流動層が形成されていく。原水Wに含まれる小さなフロックは、流動層を上昇する過程で先に生成されたフロックに接触して捕捉されることで、フロックの粒子径が大きく成長する。このように、原水Wはフロック成長ゾーンZ1を上昇しながらフロックを成長させる。
そして、原水Wがスラッジブランケット部3内を上昇する過程において、原水W中のフロックは成長してより大きく、かつ重くなるため、一定程度まで成長すると、上昇しなくなる。よって、図2に示すように、スラッジブランケット部3の上部には、より大きく、かつ重くなったフロックが堆積し続ける。スラッジブランケット部3の上部に集まったフロックは、原水Wによる流動層により内壁部12の上端縁部から外壁部11側に越流する。
また、図2に示すように、スラッジブランケット部3を通過した処理水は、原水Wの上昇流によって上昇し、スラッジブランケット部3の上方に、処理水W1からなる清澄層Cが形成される。清澄層Cの処理水W1は、凝集沈殿槽1上部に設けられた処理水排出ラインL1を介して槽外に排出される。
濃縮部4は、スラッジブランケット部3から流出したフロックFを濃縮する工程を行うためのものである。
濃縮部4は、図2に示すように、前述した仕切り板13によって区画されて、スラッジブランケット部3の下に位置しており、スラッジブランケット部3を上昇流で通過することによって凝集したフロックが内壁部12と外壁部11との間を通って沈降して濃縮されるフロック濃縮ゾーンZ2を形成している。
図2に示すように、スラッジブランケット部3から流出し、内壁部12と外壁部11の間に流入したフロックFは、比重が水より大きいため、自然に濃縮部4に向けて沈降する。これにより、フロック成長ゾーンZ1から流出したフロックFは、スラッジブランケット部3側に逆流することがないため、スラッジブランケット部3内で形成されたフロック成長ゾーンZ1における処理が安定する。
濃縮部4に沈降して堆積した濃縮フロック(汚泥)は、凝集沈殿槽1の底部に設けられた汚泥排出ラインL2から排出される。
また、仕切り板13を貫通して濃縮部4内に延在したセンターシャフト14の下端部に、濃縮汚泥掻寄機41を取り付けるものとしてもよい。この濃縮汚泥掻寄機41は、濃縮部4に沈降した濃縮フロックを凝集沈殿槽1内の底面中央に掻き寄せて、汚泥排出部7から回収するために設けられるものである。
なお、センターシャフト14の下端部に取り付ける濃縮汚泥掻寄機41としては、センターシャフト14の回転に伴って回転し、凝集沈殿槽1の底面中央部に濃縮フロックを掻き寄せることができる構造であれば、特に限定されない。例えば、図2に示すように、センターシャフト14に対して垂直に掻き取り部材を設けるもの以外に、センターシャフト14に対して垂直に交差した支持体に複数の掻き取り部材(レーキ)を設けるものとしてもよく、曲面を有する掻き取り部材を槽上方から見た際にS字を形成するようにセンターシャフト14に設けるものとしてもよい。
検知部5は、スラッジブランケット部3内のスラッジの流動性を検知する工程を行うためのものである。
検知部5は、スラッジの流動性を検知することができるものであれば特に限定されない。検知部5として用いる検知手段は、例えば、流速計、画像解析、ドップラーレーダーを用いるものなどが挙げられる。
検知手段として、流速計を用いる場合、スラッジブランケット部3の内壁部12上端に複数設けるものとすることが好ましい。例えば、内壁部12の円周上に、2以上の流速計を等間隔で設けるものとすることが挙げられる。これにより、スラッジブランケット部3内のスラッジの流動性が低下し、偏流が起きた状態を検知することが可能となる。また、流速計をスラッジブランケット部3の内壁部12上端側と、内壁部12下端側(ディストリビュータ24の下側)の両方に設けるものとしてもよい。これにより、スラッジブランケット部3内に供給された原水Wの流速変化に係る情報を得ることが可能となり、スラッジブランケット部3内の流動性に係る情報の精度を高めることができる。なお、流速計の種類は、固形物を含む液体における固形物の移動又は液体の移動を測定することができるものであれば特に限定されず、流速計または流量計として公知のものを用いることができる。
検知手段として、画像解析を用いる場合、画像の取得を行うものと、取得した画像の解析を行うものを一体として設けるものとしてもよく、別々に設けるものとしてもよい。ここで、取得する画像は静止画(写真)であってもよく、動画であってもよい。画像解析の一例としては、スラッジブランケット部3の界面部(内壁部12上端側)に係る画像を連続して取得し、取得した画像の変化についての解析を行うことや、スラッジブランケット部3内の画像を連続して取得し、取得した画像の変化についての解析を行うことなどが挙げられる。
検知手段として、ドップラーレーダーを用いる場合、凝集沈殿槽1の天井側に設け、スラッジブランケット部3の界面部(内壁部12上端側)におけるスラッジの移動についての情報を得ることで、スラッジの流動性に係る情報を得ることができる。なお、ドップラーレーダーとしては、ドップラー効果を利用して対象物(本実施態様ではスラッジに相当)の相対的な移動を観測することができるものであれば特に限定されない。例えば、レーザーを用いたドップラーライダーや、超音波やマイクロ波を用いたドップラーレーダーなどが挙げられる。
判定部6は、検知部5の検知結果からスラッジブランケット部3内のスラッジの流動状態を判定する工程を行うためのものである。
判定部6は、記憶部61と演算部62を備えている。
記憶部61は、スラッジブランケット部3内のスラッジの流動状態に係るデータを記憶するものである。記憶部61で記憶するデータとしては、例えば、各検知部5の種類に応じた設定値(例えば、流速計における上限値及び下限値など)、前回(又は前日)の凝集沈殿処理におけるスラッジの流動性に係る各検知部5の検知結果又は作業者による目視の結果などが挙げられる。
記憶部61にデータを記憶させる手段については、特に限定されない。例えば、作業者があらかじめデータ(数値)を入力するものであってもよく、安定運転時にあるときの運転条件を記憶部61が自動取得し、記憶するものであってもよい。
演算部62は、記憶部61に記憶された運転条件に係るデータと、検知部5で検知された結果との比較演算を行う。
演算部62における比較演算の一例としては、検知部5として流速計を用いた場合、検知部5による測定値が記憶部61に記憶された設定値から逸脱したものについて、スラッジの流動性が悪化傾向にあると判断することが挙げられる。より具体的には、例えば、記憶部61に記憶された設定下限値に対して、検知部5による測定値が下回った場合、スラッジの流動性が悪化傾向にあると判断する。また、記憶部61に記憶された設定上限値に対して、検知部5による測定値が上回った場合、スラッジブランケット部3内でスラッジの偏りが生じているものと判断し、検知箇所以外の場所でスラッジの流動性が悪化傾向にあると判断する。これにより、スラッジブランケット部3内のスラッジの流動状態の変化の有無についての判定情報を得ることができる。
また、検知部5として画像解析やドップラーレーダーを用いた場合においても同様に、判定部6において、記憶部61に記憶されたデータと、検知部5で検知された結果を比較演算することで、スラッジの流動状態について判断を行い、スラッジブランケット部3内のスラッジの流動状態に係る判定情報を得ることができる。
判定部6による判定結果に基づき、スラッジブランケット部3内のスラッジの流動状態を改善することが好ましい。
本実施態様の凝集沈殿処理装置100Aは、スラッジブランケット部3内のスラッジの流動状態を改善する手段として、撹拌制御部7を設けている。
撹拌制御部7は、判定部6の結果をもとに、スラッジブランケット部3内の撹拌度合を調整する工程を行うためのものである。
判定部6により、スラッジブランケット部3内の流動状態が悪化傾向にあると判断された場合、撹拌制御部7により、スラッジブランケット部3内の撹拌度合を高めるように調整することで、スラッジの流動性を改善させることが可能となる。
撹拌制御部7は、スラッジブランケット部3内の撹拌度合を調整するものであれば特に限定されない。例えば、図1に示すように、判定部6の判定結果を入力可能に接続した撹拌制御部7を、さらにモーターMに接続し、モーターMの駆動を制御するものとし、判定部6の判定結果に応じて、ディストリビュータ24の回転数を調整することが挙げられる。また、撹拌制御部7のその他の例としては、ディストリビュータ24とは別に、スラッジブランケット部3内に設けられた撹拌機の駆動を制御するものとしてもよい。
また、撹拌制御部7による撹拌度合の調整を行うために、センターシャフト14やディストリビュータ24に撹拌を促進するための板状あるいは棒状の構造物を設けるものとしてもよい。これにより、スラッジブランケット部3内における撹拌効率が向上し、スラッジの流動状態の改善を迅速に行うことが可能となる。
以上のように、本実施態様の凝集沈殿処理装置100Aは、スラッジブランケット部3内の流動性を検知する検知部5を設けることで、処理運転時におけるスラッジブランケット部3内のスラッジブランケットの流動性に係る情報を得ることができる。また、検知部5の検知結果からスラッジの流動状態を判定する判定部6を備えることで、処理運転時におけるスラッジブランケット部3内の流動状態に係る判定を行うことができる。この判定結果は、凝集沈殿処理の運転条件を制御する際のパラメータとして好適に用いられる。
また、本実施態様の凝集沈殿処理装置100Aは、上記判定部6の結果をもとに、スラッジブランケット部3内の撹拌度合を調整する撹拌制御部7を設け、スラッジブランケット部3内の流動状態に応じて、スラッジブランケット部3内の撹拌度合を調整し、流動性を改善することが可能となる。これにより、凝集沈殿処理における安定した処理運転を維持するとともに、処理水の水質を良好に保つことが可能となる。
[第2の実施態様]
図3は、本発明の第2の実施態様の凝集沈殿処理装置100Bの概略説明図である。
本実施態様に係る凝集沈殿処理装置100Bは、図3に示すように、第1の実施態様における凝集沈殿槽1の上流側に反応槽Tを設け、反応槽Tに添加する凝集剤添加量を調整可能な凝集剤添加部8を備える。また、凝集剤添加部8は、第1の実施態様で示した判定部6と接続されており、判定部6の判定結果に基づき、凝集剤添加部8からの凝集剤添加量が調整可能となるものである。
本実施態様の凝集沈殿処理装置100Bは、スラッジブランケット部3内のスラッジの流動状態を改善する手段として、第1の実施態様の凝集沈殿処理装置100Aにおける撹拌制御部7に代えて、凝集剤添加部8を設けるものである。
なお、本実施態様における凝集沈殿処理装置100Bの構成のうち、第1の実施態様の凝集沈殿処理装置100Aの構成と同じものについては、説明を省略する。
反応槽Tは、原水Wを導入するとともに、凝集剤添加部8により凝集剤を添加するものである。これにより、反応槽Tからの処理水を、原水Wとして、導入管21を介して凝集沈殿槽1へ供給する。
反応槽Tは、1つ又は複数の槽からなるものとし、例えば、図3に示すように、第1反応槽T1、第2反応槽T2の2つの槽を設け、それぞれに凝集剤添加部81、82を設けるものとする。このとき、第1反応槽T1には、凝集剤添加部81により無機凝集剤を添加する。一方、第2反応槽T2には、凝集剤添加部82により高分子凝集剤を添加する。これにより、凝集沈殿槽1に導入する原水W中に安定な凝集フロックを形成することが可能となる。
なお、反応槽Tには、撹拌機などの撹拌機構を設けることとしてもよい。これにより、原水と凝集剤の混合効率を高め、凝集効果を向上させることが可能となる。
凝集剤添加部8は、判定部6の判定結果に基づき、反応槽Tへの凝集剤の添加量を制御するためのものである。凝集剤添加部8の制御の一例としては、例えば、判定部6の判定結果から、スラッジブランケット部3内のスラッジの流動状態が悪化傾向にある場合、凝集剤の過剰添加を防ぐことが好ましい。したがって、このとき、凝集剤添加部8により凝集剤の添加量を低減させ、スラッジの流動性を改善することなどが挙げられる。
凝集剤添加部8において、凝集剤の添加量を制御する手段は特に限定されない。例えば、凝集剤添加部8に設けたバルブの開閉を制御するものなどが挙げられる。
以上のように、本実施態様における凝集沈殿処理装置100Bにおいては、判定部6の結果をもとに、原水Wに対する凝集剤の添加量を調整可能な凝集剤添加部8を設け、スラッジブランケット部3内の流動状態に応じて、凝集剤の過剰添加を抑制するように凝集剤添加量を調整し、流動性を改善することが可能となる。これにより、凝集沈殿処理における安定した処理運転を維持するとともに、処理水の水質を良好に保つことが可能となる。
[第3の実施態様]
図4は、本発明の第3の実施態様の凝集沈殿処理装置100Cの概略説明図である。
本実施態様に係る凝集沈殿処理装置100Cは、図4に示すように、第1の実施態様における凝集沈殿槽1の導入管21に、原水Wの供給量を調整する流量調整部9を設ける。また、流量調整部9は、第1の実施態様で示した判定部6と接続されており、判定部6の判定結果に基づき、原水導入部2からの原水Wの供給量が調整可能となるものである。
本実施態様の凝集沈殿処理装置100Cは、スラッジブランケット部3内のスラッジの流動状態を改善する手段として、第1の実施態様の凝集沈殿処理装置100Aにおける撹拌制御部7に代えて、流量調整部9を設けるものである。
なお、本実施態様における凝集沈殿処理装置100Cの構成のうち、第1の実施態様の凝集沈殿処理装置100Aの構成と同じものについては、説明を省略する。
流量調整部9は、導入管21から凝集沈殿槽1に導入される原水Wの供給量を調節するためのものである。例えば、流量制御弁やバルブなどが挙げられる。また、流量調整部9を配設する場所は、導入管21に限定されない。例えば、凝集沈殿槽1の上流側に反応槽Tを設けた場合、反応槽Tからの排出ラインに流量調整部9を設けるものとしてもよい。
流量調整部9は、判定部6の判定結果に基づき、凝集沈殿槽1への原水Wの供給量を制御するためのものである。流量調整部9の制御の一例としては、例えば、判定部6の判定結果から、スラッジブランケット部3内のスラッジの流動性が悪化傾向にある場合、流量調整部9により凝集沈殿槽1への原水Wの供給量を増加させ、スラッジブランケット部3内のスラッジブランケットを膨潤させ、スラッジの流動性を改善させることなどが挙げられる。
以上のように、本実施態様における凝集沈殿処理装置100Cにおいては、判定部6の結果をもとに、原水導入部2から導入する原水Wの供給量を調整する流量調整部9を設け、スラッジブランケット部3内の流動状態に応じて、凝集沈殿槽1に供給する原水Wの供給量を調整し、流動性を改善することが可能となる。これにより、凝集沈殿処理における安定した処理運転を維持するとともに、処理水の水質を良好に保つことが可能となる。
なお、上述した実施態様は凝集沈殿処理装置及び凝集沈殿処理装置の運転方法の一例を示すものである。本発明に係る凝集沈殿処理装置及び凝集沈殿処理装置の運転方法は、上述した実施態様に限られるものではなく、要旨を変更しない範囲で、上述した実施態様に係る凝集沈殿処理装置及び凝集沈殿処理装置の運転方法を変形してもよい。
例えば、本実施態様の凝集沈殿処理装置において、検知部の配置箇所を、スラッジブランケット部の界面近傍あるいはスラッジブランケット部内とする場合、検知部は鉛直方向の高さを調節可能とするものとしてもよい。スラッジブランケット部内のフロック成長ゾーンZ1は、処理の状況によって高さが変化することがある。また、フロック成長ゾーンZ1内において、高さの異なる箇所でのスラッジの流動性に係る情報を取得することで、処理の悪化傾向を素早く検知することが可能となる。
なお、検知部の高さ調整の手段としては、特に限定されない。例えば、検知部に糸や鎖などの紐状の吊下支持具を直接取り付け、この吊下支持具の長さを手動あるいは自動的に変更することで検知部の高さを調節可能とすることなどが挙げられる。
また、本発明の凝集沈殿処理装置は、実施態様において例示した凝集沈殿処理装置を組み合わせてなるものとしてもよい。
例えば、第1〜3の実施態様においてスラッジの流動性を改善する手段として示したもの(撹拌制御部、凝集剤添加部、流量調整部)を適宜組み合わせるものとすることが挙げられる。これにより、スラッジの流動性を効果的に改善することが可能となる。
本発明の凝集沈殿処理装置及び凝集沈殿処理装置の運転方法は、固形物を含む原水の処理に利用されるものである。特に、本発明の凝集沈殿処理装置及び凝集沈殿処理装置の運転方法は、原水に凝集剤を添加して凝集沈殿処理を行う凝集沈殿処理装置として好適に用いられる。
100A,100B,100C 凝集沈殿処理装置、1 凝集沈殿槽、11 外壁部、12 内壁部、13 仕切り板、13a 開口部、14 センターシャフト、15 ロータリージョイント、2 原水導入部、21 導入管、22 フィードパイプ、22a 上部、22b 下部、23 ロータリージョイント、24 ディストリビュータ、24a 原水吐出口、3 スラッジブランケット部、4 濃縮部、41 濃縮汚泥掻寄機、5 検知部、6 判定部、61 記憶部、62 演算部、7 撹拌制御部、8,81,82 凝集剤添加部、9 流量調整部、C 清澄層、F フロック、L 軸線、L1 処理水排出ライン、L2 汚泥排出ライン、L3 凝集剤供給ライン、M モーター、T,T1,T2 反応槽、W 原水、W1 処理水、Z1 フロック成長ゾーン、Z2 フロック濃縮ゾーン

Claims (6)

  1. 原水中の固形物を凝集沈殿により捕捉する凝集沈殿処理装置であって、
    原水が流入し、前記原水に含まれる固形物を捕捉するスラッジブランケットを有するスラッジブランケット部と、
    前記スラッジブランケット部において発生した余剰スラッジを濃縮する濃縮部と、
    回転するとともに前記スラッジブランケット部に前記原水を供給するディストリビュータと、
    前記スラッジブランケット部内の流動性を検知する検知部と、を備えることを特徴とする、凝集沈殿処理装置。
  2. 前記検知部の検知結果からスラッジブランケット部内の流動状態を判定する判定部を備えることを特徴とする、請求項1に記載の凝集沈殿処理装置。
  3. 前記判定部の結果をもとに、前記スラッジブランケット部内の撹拌度合を調整する撹拌制御部を設けることを特徴とする、請求項2に記載の凝集沈殿処理装置。
  4. 前記判定部の結果をもとに、凝集剤の添加量を調整する凝集剤添加部を設けることを特徴とする、請求項2に記載の凝集沈殿処理装置。
  5. 前記判定部の結果をもとに、原水の供給量を調整する流量調整部を設けることを特徴とする、請求項2に記載の凝集沈殿処理装置。
  6. 原水中の固形物を凝集沈殿により捕捉する凝集沈殿処理装置の運転方法であって、
    前記原水に含まれる固形物をスラッジブランケット部内のスラッジブランケットで捕捉する工程と、
    前記スラッジブランケット部において発生した余剰スラッジを濃縮する工程と、
    回転するディストリビュータにより、前記スラッジブランケット部に前記原水を供給する工程と、
    前記スラッジブランケット部内の流動性を検知する工程を備えることを特徴とする、凝集沈殿処理装置の運転方法。



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