JP7056825B2 - 固液分離装置 - Google Patents

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Description

本発明は、固液分離装置に関するものである。
一般に、排水処理の手段の一つとして、排水中の固形物などの不純物を除去する固液分離処理が行われている。
このような固液分離処理としては、排水に対して凝集剤を添加することで不純物である有機物や懸濁物質等を凝集沈殿させて分離する凝集沈殿を行う固液分離装置を用いた処理が挙げられる。例えば、被処理水を受け入れる内筒が沈殿槽内に配設されているフロックゾーン型(「スラッジブランケット型」や「フロックブランケット型」と呼ばれることもある)の凝集沈殿槽を備える固液分離装置が知られている。
例えば、特許文献1には、原水に対して凝集剤を加えて、凝集沈殿槽(分離槽)内に設けた内槽に濃縮フロック層を形成させるスラッジブランケット型の凝集沈殿処理装置が記載されている。また、特許文献1には、凝集沈殿槽から排出された処理水をサンプリング槽に導入し、濁度やpHを測定することが記載されている。
特開2002-35503号公報
特許文献1に記載された凝集沈殿処理装置は、凝集沈殿槽から排出された処理水をサンプリング槽に導入し、濁度やpHなどの水質データを測定することで、処理水質のデータ管理に利用するものである。一方、凝集沈殿を行う固液分離装置においては、処理水の水質を確認するだけではなく、処理運転時における凝集沈殿槽内のフロックの凝集状態を直接判断し、この判断結果を運転条件に反映することで安定した処理を行い、良好な水質を維持することが望ましい。
本発明の課題は、排水中の固形物を捕捉する固液分離装置において、処理運転時におけるスラッジブランケット部内のフロックの凝集状態を直接評価することで、安定した処理運転を維持するとともに、処理水の水質を良好に保つことのできる固液分離装置を提供することである。
本発明者は、上記の課題について鋭意検討した結果、スラッジブランケット部を備える固液分離装置において、スラッジブランケット部内のフロックの凝集状態を監視する監視部を設けることで、処理運転中のフロックの凝集状態を評価することが可能になることを見出して、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下の固液分離装置である。
上記課題を解決するための本発明の固液分離装置は、被処理水中の固形物を固液分離する固液分離装置であって、被処理水を導入する被処理水導入部と、被処理水導入部から導入された被処理水中の固形物を捕捉し、フロックとして成長させるフロック成長ゾーンを有するスラッジブランケット部と、スラッジブランケット部内のフロックの凝集状態を監視する監視部を備えるという特徴を有する。
本発明の固液分離装置は、スラッジブランケット部を有する固液分離装置において、スラッジブランケット部内のフロックの凝集状態を監視する監視部を設けるものである。これにより、処理運転時におけるスラッジブランケット部内のフロックの凝集状態を評価することができる。これにより、評価結果を処理運転条件に反映することができ、安定した処理運転を維持するとともに、処理水の水質を良好に保つことが可能となる。
また、本発明の固液分離装置の一実施態様としては、監視部はスラッジブランケット部内に設けられているという特徴を有する。
この特徴によれば、スラッジブランケット部におけるフロックの凝集状態を直接監視することができ、より高い精度で評価することが可能となる。
また、本発明の固液分離装置の一実施態様としては、監視部は、スラッジブランケット部から引き抜いたフロックを導入する監視槽を有し、前記監視槽内のフロックの凝集状態を監視するという特徴を有する。
この特徴によれば、スラッジブランケット部のフロックを直接引き抜き、フロックの凝集状態を監視することで、監視に係る外乱要因を少なくした状態でフロックの凝集状態を評価することができる。
また、本発明の固液分離装置の一実施態様としては、監視槽は、スラッジブランケット部から引き抜いたフロックを希釈するための希釈手段及び濁度を測定する測定手段を備えるという特徴を有する。
この特徴によれば、フロックの凝集状態を監視するために懸濁物質濃度(以下、SS濃度)をパラメータとする場合において、スラッジブランケット部から引き抜いたフロックのSS濃度が高い場合であっても、濁度計による測定に適したSS濃度範囲にした状態で測定することができ、幅広いSS濃度に対応した評価が可能となる。
また、本発明の固液分離装置の一実施態様としては、監視槽は、スラッジブランケット部から引き抜いたフロックを自然沈降させて上澄み液を得るための分離手段及び上澄み液の濁度を測定する測定手段を備えるという特徴を有する。
この特徴によれば、フロックの凝集状態が良い場合は沈降性が高く、上澄み液におけるSS濃度は低くなるが、フロックの凝集状態が悪い場合は上澄み液において比較的高いSS濃度が検出されることになるため、上澄み液の濁度を測定することでフロックの凝集状態を比較的簡単に判断することが可能となる。
本発明によると、排水中の固形物を捕捉する固液分離装置において、処理運転時におけるスラッジブランケット部内のフロックの凝集状態を直接評価することで、安定した処理運転を維持するとともに、処理水の水質を良好に保つことのできる固液分離装置を提供することができる。
本発明の第1の実施態様に係る固液分離装置の概略説明図である。 本発明の第1の実施態様に係る固液分離装置における監視部の概略説明図である。 本発明の第1の実施態様に係る固液分離装置における監視部の別の一態様を示す概略説明図である。 本発明の第1の実施態様に係る固液分離装置における監視部の別の一態様を示す概略説明図である。 本発明の第1の実施態様に係る固液分離装置における監視部の別の一態様を示す概略説明図である。 本発明の第2の実施態様に係る固液分離装置の概略説明図である。 本発明の第3の実施態様に係る固液分離装置の概略説明図である。
本発明の固液分離装置は、固形物を含む被処理水の処理に利用されるものである。特に、被処理水に凝集剤を添加して、有機物などを凝集沈殿させて分離する凝集沈殿処理に好適に利用されるものである。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る固液分離装置の実施態様を詳細に説明する。
なお、以下の実施態様に記載する固液分離装置については、凝集沈殿装置を例として説明する。ただし、以下の実施態様は、本発明に係る固液分離装置を説明するために例示したものにすぎず、本発明に係る固液分離装置は、凝集沈殿装置に限定されるものではない。
[第1の実施態様]
図1は、本発明の第1の実施態様の固液分離装置100の概略説明図である。
本実施態様に係る固液分離装置100は、いわゆるスラッジブランケット型と呼ばれる凝集沈殿槽を有している。一般に、スラッジブランケット型凝集沈殿槽は、槽内に上昇水流による凝集フロックの流動層を形成し、その流動槽内に新たに生成したフロックを通過させるものである。このとき、小さなフロックは流動層における大きなフロックに捕捉されて大きくなり、沈降速度が速まる。これにより、スラッジブランケット型凝集沈殿槽へ導入された被処理水は、処理水と汚泥に分離され、それぞれ槽外に排出される。以下、フロックは、凝集フロック、汚泥、固形物と称されることがある。
図1に示すように、本実施態様に係る固液分離装置100は、凝集沈殿槽1内に、被処理水Wを導入する被処理水導入部2と、被処理水W中のフロック(固形物)を捕捉し、フロックと処理水W1に分離するスラッジブランケット部3と、スラッジブランケット部3におけるフロックの凝集状態を監視する監視部4と、処理水W1を排出する処理水排出ラインL1を備え、スラッジブランケット部3上方には、処理水W1からなる清澄層Cが形成されている。
また、凝集沈殿槽1は、スラッジブランケット部3を通過することにより凝集したフロックが、スラッジブランケット部3の上端を越流し、凝集沈殿槽1の底部に沈殿して濃縮される濃縮部5を有し、濃縮部5に沈殿したフロック(汚泥)を系外に排出する汚泥排出ラインL2を設ける。なお、汚泥排出ラインL2には、汚泥を処理するための汚泥処理設備を設けるものとしてもよい(不図示)。
凝集沈殿槽1は、有底円筒状の外筒水槽11と、この外筒水槽11より小径でかつ高さも小さい有底円筒状の内筒水槽12とを備える。図1に示すように、内筒水槽12は、外筒水槽11の内側に、外筒水槽11と同心になるように立設されている。また、内筒水槽12の底部が外筒水槽11の底部から上方に所定長離隔しており、二重水槽構造を呈している。また、外筒水槽11及び内筒水槽12の軸線L上には、モーターMにより回転駆動するセンターシャフト13が配置されている。センターシャフト13は、ロータリージョイント14により内筒水槽12底部と接続されている。なお、外筒水槽11、内筒水槽12は円筒状に限定されず、角筒状であってもよい。
被処理水導入部2は、被処理水Wを凝集沈殿槽1内に導入するための導入管21と、導入管21から導入された被処理水Wを内筒水槽12内に供給するフィードパイプ22を備えている。図1に示すように、導入管21は、外筒水槽11の側壁を挿通して、槽外部に突き出しており、被処理水Wの供給源と接続されている。また、フィードパイプ22は、導入管21と通水可能に連結しており、センターシャフト13の外側にセンターシャフト13を囲むように設けられている。本実施態様における固液分離装置は、外筒水槽11、内筒水槽12、センターシャフト13、フィードパイプ22の軸線は全て共通の軸線Lになっている。
フィードパイプ22は、上下方向で上部22aと下部22bとに分けられており、上部と下部との間はラビリンス構造等のロータリージョイント23により接続されている。フィードパイプ22の上部22a側面に導入管21が接続されており、フィードパイプ22の下部22bには分散管24が設けられている。分散管24は内筒水槽12の下部に配置されるとともに、複数の被処理水吐出口24aが形成されている。センターシャフト13の回転とともにフィードパイプ22の下部が回転し、このとき、分散管24は被処理水吐出口24aを内筒水槽12の底部側に向けた状態で回転する。なお、フィードパイプ22の上端部は閉じられていてもよく、上方に向かって開放されていてもよい。
被処理水導入部2から導入される被処理水Wは、固形物を含む排水であって、例えば有機性排水に凝集剤を混合したものである。本実施態様においては、有機性排水と凝集剤を混合するために、導入管21に対して凝集剤を供給する凝集剤供給ラインL3を接続するものを図1に例示しているが、これに限定されるものではない。例えば、後述するように、凝集沈殿槽1の上流側であらかじめ原水W0に凝集剤を混合することで得られた被処理水Wを導入管21に供給するものとしてもよい。
混合される凝集剤としては、無機凝集剤及び有機高分子凝集剤が挙げられる。凝集剤は、無機凝集剤あるいは有機高分子凝集剤のみを用いるものであってもよく、無機凝集剤と有機高分子凝集剤を併用するものであってもよい。なお、無機凝集剤及び有機高分子凝集剤を併用する場合、無機凝集剤、有機高分子凝集体の順に被処理水Wに添加することが好ましい。これにより、安定したフロック形成が可能となる。
凝集剤の具体例としては、例えば、無機凝集剤としては、硫酸バンドやPAC等のAl系無機凝集剤や、ポリ硫酸鉄等のFe系無機凝集剤が挙げられる。あるいは、NaOH、Ca(OH)等のアルカリ又はHSO、HCl等の酸によるpH調整剤や、Ca、Al、Fe系化合物の添加や、酸化剤・還元剤の添加等により結晶を析出させるものとしてもよい。また、有機高分子凝集剤としては、ポリアミノアルキルメタクリレート、ポリエチレンイミン、ハロゲン化ポリジアリルアンモニウム、キトサン、尿素-ホルマリン樹脂等のカチオン性高分子凝集剤、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリルアミド部分加水分解物、部分スルホメチル化ポリアクリルアミド、ポリ(2-アクリルアミド)-2-メチルプロパン硫酸塩等のアニオン性高分子凝集剤、ポリアクリルアミド、ポリエチレンオキシド等のノニオン性高分子凝集剤、アクリルアミドとアミノアルキルメタクリレートとアクリル酸ナトリウムの共重合体等の両性高分子凝集剤が挙げられる。
スラッジブランケット部3は、被処理水導入部から凝集剤を含む被処理水Wを導入し、凝集フロックを成長させた後、凝集フロックと処理水W1を分離するものである。
なお、分離された処理水W1は凝集沈殿槽1上部に設けられた処理水排出ラインL1から系外に排出される。また、スラッジブランケット部3の上端から越流した凝集フロックは、スラッジブランケット部3の下部に設けられる濃縮部5に沈降し、凝集沈殿槽1の底部に設けられた汚泥排出ラインL2を介して、系外に排出される。
本実施態様におけるスラッジブランケット部3は、図1に示すように、凝集沈殿槽1内の有底円筒状の内筒水槽12の内側領域を指すものである。スラッジブランケット部3は、フロック成長ゾーンZ1と、フロック成長ゾーンより上方に形成される分離ゾーンZ2とを有している。フロック成長ゾーンZ1は、被処理水導入部2により内筒水槽12内に流入する被処理水Wの上昇水流によって凝集フロックの流動層を形成している。また、分離ゾーンZ2は、凝集フロック(固形物)と処理水W1とを固液分離するものである。
凝集剤を含む被処理水Wは内筒水槽12内の被処理水導入部の分散管24から内筒水槽12内の下部に一様に噴出され、この噴出する水流の撹拌力、剪断力等により混合されてフロックを形成していく。内筒水槽12内に形成されたフロックは内筒水槽12底部に堆積していくが、さらに供給される被処理水Wによりフロック成長ゾーンZ1内に流動層が形成されていく。被処理水Wに含まれる小さなフロックは、流動層を上昇する過程で先に生成されたフロックに接触して捕捉されることで、フロックの粒子径が大きく成長する。このように、被処理水Wはフロック成長ゾーンZ1を上昇しながらフロックを成長させる。
ここで、フロックはその比重が水より大きいため、フロック成長ゾーンZ1の底部に堆積しようとするが、被処理水Wの連続供給により上昇する。被処理水Wがフロック成長ゾーンZ1を上昇する過程において、被処理水W中のフロックは成長してより大きく、かつ重くなるため、一定程度まで成長すると、上昇しなくなる。よって、図1に示すように、内筒水槽12の上部には、より大きく、かつ重くなったフロックが集まり、被処理水Wの上昇流による上昇力とフロックの沈降性(自重)が平衡状態となることで、フロック濃度が不連続に変化する仮想境界層Kが形成される。ここで、仮想境界層K及びその下方付近を分離ゾーンZ2とする。分離ゾーンZ2には、フロックが高濃度で保持されている。また、分離ゾーンZ2に集まったフロックの一部は、被処理水Wによる流動層により内筒水槽12の上端縁部から外筒水槽11側に越流する。なお、越流した凝集フロックは、比重が水よりも大きいため、自然に外筒水槽11の底部の濃縮部5に向けて沈降する。濃縮部5に沈降して堆積した凝集フロックは濃縮されて濃縮汚泥になり、外筒水槽11の底部に設けられた汚泥排出ラインL2から排出される。
また、図1に示すように、スラッジブランケット部3を通過した処理水は、被処理水Wの上昇流によって上昇し、スラッジブランケット部3の上方に、処理水W1からなる清澄層Cが形成される。つまり、清澄層Cとスラッジブランケット部3との境界に仮想境界層Kが形成されている。清澄層Cの処理水W1は、外筒水槽11上部に設けられた処理水排出ラインL1を介して槽外に排出される。
一方、濃縮部5に堆積した濃縮汚泥は、センターシャフト13の下端に設けられた濃縮汚泥掻き寄せ機51によって、汚泥排出ラインL2が設けられた外筒水槽11の底面中央に掻き寄せられる。なお、濃縮汚泥掻き寄せ機51は、センターシャフト13の回転に伴って回転し、外筒水槽11の底面中央部に濃縮汚泥を掻き寄せることができる構造であれば、特に限定されない。例えば、図1に示すように、センターシャフト13に対して垂直に掻き取り部材を設けるもの以外に、センターシャフト13に対して垂直に交差した支持体に複数の掻き取り部材を設けるものとしてもよく、曲面を有する掻き取り部材を槽上方から見た際にS字を形成するようにセンターシャフト13に設けるものとしてもよい。
監視部4は、スラッジブランケット部3におけるフロックの凝集状態を監視するためのものである。また、監視部4は、スラッジブランケット部3におけるフロックの凝集状態の評価を行うものであり、この評価結果は、安定した処理運転条件を維持するために用いられるものである。
監視部4は、フロックの凝集状態を監視するための検出器41を備える。また、検出器41による測定結果は、スラッジブランケット部3におけるフロックの凝集状態の評価を行う際に用いられる。
凝集状態を監視するための測定対象としては、濁度、色度、粘度、凝集フロックのサイズ等を測定対象とすることが挙げられる。
検出器41としては、濁度計、色度計、粘度計、カメラなどが挙げられる。ここで、検出器41としてのカメラは、静止画(写真)を撮影するものであってもよく、動画を撮影するものであってもよい。撮影したものを画像解析可能なデータとして収集が可能であるものが特に好ましい。これにより、撮影により得られたデータを画像解析ソフトなどにより解析し、凝集フロックのサイズなどを求めることで、フロックの凝集状態を判断することが容易となる。
なお、監視部4は、スラッジブランケット部3の仮想境界層Kの高さを測定対象とし、検出器41として界面計を用いたものとしてもよいが、仮想境界層Kの高さは変化しないまま、その下方部に当たるフロック成長ゾーンZ1及び分離ゾーンZ2のフロックの凝集状態が悪化していることがある。このため、界面計のみを検出器41とすると、フロックの凝集状態を正確に評価できない可能性がある。したがって、本実施態様における検出器41として界面計を用いる場合、仮想境界層Kの高さに加えて、例示した他の測定対象を測定するための他の検出器41を設けることが好ましい。
本実施態様における監視部4は、スラッジブランケット部3内のフロックの凝集状態を直接あるいは間接的手段によって監視するものである。
以下、それぞれの手段について説明する。
図2及び図3は、本発明の第1の実施態様に係る固液分離装置における監視部の概略説明図である。なお、図1に示した固液分離装置100と同一の構成については、説明を省略する。
図2及び図3に示すように、スラッジブランケット部3内のフロックの凝集状態を直接的に監視する手段としては、スラッジブランケット部3に直接検出器41を投入するものが挙げられる。
スラッジブランケット部3内に直接監視部4を設ける場合、高SS濃度のフロック内でもデータ取得が可能な検出器41を用いる必要がある。このような検出器41としては、例えば、粘度計やカメラを用いることが好ましい。また、監視部4を直接スラッジブランケット部3内に設ける場合は、スラッジブランケット部3内のフロックの流動などの外乱要因を少なくした状態でその場測定を行うことが好ましい。
例えば、図2に示すように、一部が開閉可能な筐体42内に検出器41を入れて、スラッジブランケット部3に直接投入し、所定の測定地点において筐体42を一度開放し、周辺のフロックを筐体42内に取り込んだ後、筐体42を閉じて測定を行うことや、図3に示すように、スラッジブランケット部3内に区画壁43に囲まれた空間を形成し、区画壁43の内側に検出器41を配置して測定を行うことなどが挙げられる。区画壁43は、スラッジブランケット部3内において、フロックの流動等の影響を受けない空間を設けるものであれば、特に限定されない。例えば、図3に示したように、内筒水槽12の内壁に設けるものであってもよく、フィードパイプ22に外壁に設けるものであってもよい。なお、検出器41の種類や性能によっては、外乱要因を排除するための構成を特に設けることなく、直接スラッジブランケット部3内に投入して測定を行うものであってもよい。
図4及び図5は、本発明の第1の実施態様に係る固液分離装置における監視部の別の一態様を示す概略説明図である。なお、図1に示した固液分離装置100と同一の構成については、説明を省略する。
図4及び図5に示すように、スラッジブランケット部3内のフロックの凝集状態を間接的に監視する手段としては、スラッジブランケット部3にフロックの引き抜きを行うためのサンプリングラインL4を設け、引き抜いたフロックF1を導入するための監視槽44を設けるものが挙げられる。サンプリングラインL4によるフロックの引き抜きは、手動または自動のいずれによるものでもよい。例えば、所定のサンプリング間隔を設定し、自動でフロックの引き抜き及び測定を行うことにより、定期的にフロックの凝集状態を確認することなどが挙げられる。なお、監視(測定)の終わったフロックF1は、監視槽44に設けた返送ラインL5により、被処理水導入部2を介してスラッジブランケット部3に返送される。これにより、スラッジブランケット部3内の外乱要因を少なくした状態で測定を行うことができる。
また、スラッジブランケット部3にフロックの引き抜きを行うためのサンプリングラインL4を設け、引き抜いたフロックF1を導入するための監視槽44を設ける場合、測定及び評価の容易性の観点から、検出器41としては濁度計や色度計を用いることが好ましい。なお、検出器41として用いる濁度計の検出方式としては、表面散乱光方式、透過散乱光方式、透過散乱比較方式等の公知の検出方式によるものであればよく、特に限定されない。
一般的に、通常運転時において、スラッジブランケット部3内のSS濃度は数万mg/L(30000~50000mg/L)となるため、濁度計による直接測定は困難である。
したがって、例えば、図4に示すように、監視槽44に希釈水を添加する希釈手段45を設け、フロックF1のSS濃度が濁度計による測定可能範囲濃度となるように調整した後、検出器41による測定を行うことが挙げられる。なお、通常運転時のスラッジブランケット部3内のフロックのSS濃度を考慮すると、希釈手段45による希釈倍率は100倍以上とすることが好ましく、500倍以上とすることが特に好ましい。
また、図5に示すように、監視槽44内に導入されたフロックF1を自然沈降させて上澄み液Sを得るための分離手段46と、得られた上澄み液Sを検出器41により測定することが挙げられる。分離手段46は、フロックF1の自然沈降が起きる条件を満たすものであれば特に限定されず、例えば、監視槽44を一定時間静置することも含まれる。
図4に示したように、希釈手段45を設けた場合、従来の濁度計では検出できない濃度範囲にあるフロックのSS濃度についても検出することが可能となり、スラッジブランケット型凝集沈殿槽のように、フロックを高濃度に維持することが重要な固液分離装置に対して、好適に用いられる手段の一つである。
一方、図5に示したように、上澄み液Sを得るための分離手段46を設けた場合、フロックの凝集状態が良い場合は沈降性が高く、上澄み液SにおけるSS濃度は低くなるが、フロックの凝集状態が悪い場合は上澄み液Sにおいて比較的高いSS濃度が検出されることになるため、上澄み液Sの濁度を測定することで、フロックの凝集状態のうち、沈降性に係る評価を比較的簡単に判断することが可能となる。
ここで、希釈手段45によって添加される希釈水としては、SS濃度がゼロに近い水であれば特に限定されない。例えば、固液分離装置100で処理されて処理水排出ラインL1から排出される処理水W1を用いるものとしてもよい。
また、図4及び図5で示した手段を両方行うものとしてもよい。例えば、まず、分離手段46により得られた上澄み液SのSS濃度を測定して、フロックF1の沈降性について評価した後、希釈手段45により希釈水を添加し、監視槽44内でフロックF1の撹拌と希釈を同時に行い、フロックF1のSS濃度を測定し、スラッジブランケット部3におけるフロックのSS濃度を算出し、評価を行うものとしてもよい。
さらに、監視部4は、鉛直方向の高さを調節可能に配置する。スラッジブランケット部3内のフロック成長ゾーンZ1や分離ゾーンZ2は、処理の状況によって高さが変化することがある。また、それぞれのフロック成長ゾーンZ1及び分離ゾーンZ2内において、高さの異なる箇所でのフロックの凝集状態を評価することで、処理の悪化傾向を素早く検知できると考えられる。したがって、監視部4の高さを調節可能とすることが好ましい。
なお、監視部4の高さ調整の手段としては、特に限定されない。例えば、監視部4としてスラッジブランケット部3内に直接検出器41を設ける場合、検出器41に糸や鎖などの紐状の吊下支持具を直接取り付け、この吊下支持具の長さを手動あるいは自動的に変更することで監視部4の高さを調節可能とすることなどが挙げられる(不図示)。一方、監視部4として、サンプリングラインL4及び監視槽44を設ける場合、サンプリングラインL4の位置を変更可能とすることなどが挙げられる。
また、本実施態様の凝集沈殿槽1にスラッジブランケット部3の仮想境界層Kと清澄層Cの界面を検出するための界面計を設け、界面計の測定結果に応じて、監視部4の高さを調整可能とするものとしてもよい(不図示)。これにより、監視部4の高さ調整を精度よく行うことが可能となる。
また、本実施態様における固液分離装置100は、スラッジブランケット部3で固液分離された処理水Wの水質を測定するための水質検出部を設けるものとしてもよい(不図示)。
水質としては、濁度、色度、水温、pH、有機物濃度等を測定対象とすることが挙げられる。また、測定対象を検出するための検出器としては、濁度計、色度計、水温計、pH計、COD計、BOD計、TOD計、TOC計等が挙げられる。これにより、監視部4による評価結果と合わせて、処理運転時の全体の処理傾向を監視することが可能となる。
[第2の実施態様]
図6は、本発明の第2の実施態様の固液分離装置101の概略説明図である。
本実施態様に係る固液分離装置101は、図6に示すように、第1の実施態様における凝集沈殿槽1の上流側に反応槽6を設け、反応槽6に凝集剤を添加する凝集剤添加手段7を備える。また、監視部4の評価結果に基づき、凝集剤添加手段7を制御する制御部8を設ける。ここで、監視部4としては、第1の実施態様で示した監視部4のいずれの構成を用いるものとしてもよい。例えば、図2~図5に示したような監視手段に基づくものを用いることができる。
なお、本実施態様における固液分離装置101の構成のうち、第1の実施態様の固液分離装置100の構成と同じものについては、説明を省略する。
反応槽6は、原水W0を導入するとともに、凝集剤添加手段7により凝集剤を添加するものである。これにより、反応槽6からの処理水を、固形物を含む被処理水Wとして、導入管21を介して凝集沈殿槽1へ供給する。
反応槽6は、1つ又は複数の槽からなるものとし、例えば、図6に示すように、第1反応槽61、第2反応槽62の2つの槽を設け、それぞれに凝集剤添加手段71、72を設けるものとする。このとき、第1反応槽61には、凝集剤添加手段71により無機凝集剤を添加する。一方、第2反応槽62には、凝集剤添加手段72により有機高分子凝集剤を添加する。これにより、凝集沈殿槽1に導入する被処理水W中に安定な凝集フロックを形成することが可能となる。
なお、反応槽6には、撹拌機などの撹拌機構を設けることとしてもよい。これにより、原水と凝集剤の混合効率を高め、凝集効果を向上させることが可能となる。
制御部8は、監視部4の評価結果に基づき、凝集剤添加手段7による凝集剤の添加量を制御するためのものである。例えば、監視部4の評価結果から、スラッジブランケット部3内のフロックの凝集状態が悪化傾向にあることが認められた場合、凝集剤の添加量を増加させる。
凝集剤の添加量を制御する手段は特に限定されない。例えば、凝集剤添加手段7に設けたバルブの開閉を制御するものなどが挙げられる。
以上のように、本実施態様における固液分離装置101においては、スラッジブランケット部3のフロックの凝集状態を監視する監視部4の評価結果に基づき、凝集剤の添加量を制御する。これにより、スラッジブランケット部3内のフロックの凝集状態を適正な状態に維持することができ、その結果、処理水の水質を良好に維持することが可能となる。
[第3の実施態様]
図7は、本発明の第3の実施態様の固液分離装置102の概略説明図である。
本実施態様に係る固液分離装置102は、図7に示すように、第1の実施態様における凝集沈殿槽1の導入管21に流量調節機構9を設ける。また、監視部4の評価結果に基づき、流量調節機構9を制御する制御部80を設ける。ここで、監視部4としては、第1の実施態様で示した監視部4のいずれの構成を用いるものとしてもよい。例えば、図2~図5に示したような監視手段に基づくものを用いることができる。
なお、本実施態様における固液分離装置102の構成のうち、第1の実施態様の固液分離装置100又は第2の実施態様の固液分離装置101の構成と同じものについては、説明を省略する。
流量調節機構9は、導入管21から凝集沈殿槽1に導入される被処理水Wの流量を調節するためのものである。例えば、流量制御弁やバルブなどが挙げられる。また、流量調節機構9を配設する場所は、導入管21に限定されない。例えば、凝集沈殿槽1の上流側に反応槽6を設けた場合、反応槽6からの排出ラインに流量調節機構9を設けるものとしてもよい。
制御部80は、監視部4の評価結果に基づき、流量調節機構9による被処理水Wの添加量を制御するためのものである。例えば、監視部4の評価結果から、スラッジブランケット部3内のフロックの凝集状態が悪化傾向にあることが認められた場合、流量調節機構9により凝集沈殿槽1に導入する被処理水Wの流量を減少させる。
以上のように、本実施態様における固液分離装置102においては、スラッジブランケット部3のフロックの凝集状態を監視する監視部4の評価結果に基づき、凝集沈殿槽1に導入する被処理水Wの流量を制御する。これにより、スラッジブランケット部3内のフロックの凝集状態を適正な状態に維持することができ、その結果、処理水の水質を良好に維持することが可能となる。
なお、上述した実施態様は固液分離装置の一例を示すものである。本発明に係る固液分離装置は、上述した実施態様に限られるものではなく、請求項に記載した要旨を変更しない範囲で、上述した実施態様に係る固液分離装置を変形してもよい。
例えば、本実施態様の固液分離装置は、外筒水槽及び内筒水槽による二重構造式の凝集沈殿槽を用いているが、これに限定されない。例えば、凝集沈殿槽内に水平に配置された底板と、底板の外周の端部の一部から上方に向かって突出して延び、凝集沈殿槽周壁に連結された側壁とによって、底板の上方及び側壁の内周側に画成された区画内にフロックの流動層(スラッジブランケット部)を形成させるものとしてもよい。
また、本実施態様の固液分離装置は、被処理水導入部としてフィードパイプを用いているが、被処理水を槽内に導入できるものであれば特に限定されない。本実施態様に示したフィードパイプを設けることなく、導入管が外筒水槽の槽周壁及び内筒水槽の槽周壁を挿通して内筒水槽の内に被処理水を直接導入するものであってもよい。これにより、装置の部品点数を削減することが可能となる。
また、本実施態様の固液分離装置は、汚泥排出ラインから排出される汚泥の一部を凝集沈殿槽に返送して循環させるものとしてもよい。これにより、凝集沈殿槽にフロックが成長する核としての種晶を供給することができる。種晶を核としてフロックを大きな粒子として成長させることで、凝集沈殿槽における固形物と処理水との固液分離性が向上する。
また、本実施態様の固液分離装置は、スラッジブランケット部内から抜き出したフロックの一部を凝集沈殿槽あるいは凝集沈殿槽の上流に設けられた反応槽に返送することとしてもよい。例えば、サンプリングライン以外のラインを設けてもよく、サンプリングラインから分岐させたラインを設けてもよい。これにより、スラッジブランケット部内で成長したフロックを循環させることができるため、スラッジブランケット部の容量を大きくすることなく、良好なフロックを成長させるための滞留時間と被処理水の上昇流速を保つことができ、清澄な処理水を得ることができる。
本発明の固液分離装置は、固形物を含む被処理水の処理に利用されるものである。特に、本発明の固液分離装置は、被処理水に凝集剤を添加して凝集沈殿処理を行う凝集沈殿装置として好適に用いられる。
100,101,102 固液分離装置、1 凝集沈殿槽、11 外筒水槽、12 内筒水槽、13 センターシャフト、14 ロータリージョイント、2 被処理水導入部、21 導入管、22 フィードパイプ、22a 上部、22b 下部、23 ロータリージョイント、24 分散管、24a 被処理水吐出口、3 スラッジブランケット部、4 監視部、41 検出器、42 筐体、43 区画壁、44 監視槽、45 希釈手段、46 分離手段、5 濃縮部、51 濃縮汚泥掻き寄せ機、6,61,62 反応槽、7,71,72 凝集剤添加手段、8,80 制御部、9 流量調節機構、L1 処理水排出ライン、L2 汚泥排出ライン、L3 凝集剤供給ライン、L4 サンプリングライン、L5 返送ライン、C 清澄層、F1 スラッジブランケット部から引き抜かれたフロック、K 仮想境界層、L 軸、M モーター、S 上澄み液、W 被処理水、W0 原水、W1 処理水、Z1 フロック成長ゾーン、Z2 分離ゾーン

Claims (5)

  1. 被処理水中の固形物を固液分離する固液分離装置であって、
    前記被処理水を導入する被処理水導入部と、
    前記被処理水導入部から導入された前記被処理水中の固形物を捕捉し、フロックとして成長させるフロック成長ゾーンを有するスラッジブランケット部と、
    前記スラッジブランケット部内のフロックの凝集状態を監視する監視部を備え
    前記監視部は、前記スラッジブランケット部から引き抜いたフロックを導入する監視槽を有し、前記監視槽内のフロックの凝集状態を監視することを特徴とする、固液分離装置。
  2. 前記監視槽は、前記スラッジブランケット部から引き抜いたフロックを希釈するための希釈手段及び濁度を測定する測定手段を備えることを特徴とする、請求項に記載の固液分離装置。
  3. 前記監視槽は、前記スラッジブランケット部から引き抜いたフロックを自然沈降させて上澄み液を得るための分離手段及び上澄み液の濁度を測定する測定手段を備えることを特徴とする、請求項に記載の固液分離装置。
  4. 前記監視槽は、監視の終わったフロックをスラッジブランケット部に返送する手段を備えることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の固液分離装置。
  5. 前記スラッジブランケット部は、前記凝集沈殿槽内に設けられ、前記スラッジブランケット部の周囲に、前記スラッジブランケット部の上端を越流した凝集フロックが沈殿して濃縮される濃縮部を備えていることを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の固液分離装置。
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