JP7427479B2 - 越流堰 - Google Patents

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Description

本発明は、越流堰に関するものである。特に、反応槽に設けられる越流堰に関するものである。
一般に、流体処理を行う反応槽などの処理装置において、流体の流量調整を行うための調整機構が設けられている。このような調整機構としては、流量調整弁のほか、流体が越流して通過する領域を備え、越流分を移送・回収する越流堰が知られている。
越流堰は、越流堰の内側にある流体水位を一定に保ち、越流堰の外側に越流した流体を移送・回収することができるため、流体処理に係る様々な処理装置に用いられている。
越流堰を備える処理装置としては、例えば、排水などの被処理水を処理する手段の一つであり、被処理水中の固形物などの不純物を除去する固液分離を行う固液分離装置が挙げられる。
例えば、特許文献1には、被処理水を上澄液と汚泥とに分離するための沈殿槽を備え、この沈殿槽の内周面上側位置に、縦断面L字状の越流堰を設けた固液分離装置が記載されている。また、特許文献1には、沈殿槽内で分離された上澄液は、この越流堰を超えて、越流堰と沈殿槽内周面とで形成される溝に流れ込み、外部に排出されることも記載されている。
特開2004-113964号公報
特許文献1に記載されるように、沈殿槽を備える固液分離装置では、越流堰により沈殿槽内で固体と分離された処理済みの流体(上澄液)を外部に排出している。このとき、特許文献1に記載の断面L字状の構造を有する越流堰は、流体の流入量が比較的大きく、いわゆる越流負荷が大きい場合に好適に用いられている。
一方、沈殿槽で処理する被処理水量が少ないなど、越流堰に対する流体の流入量が少ない場合、特許文献1に記載の越流堰の構造のように、流体が越流して通過する箇所が直線状であると、越流水深が浅くなることで、越流堰の微細な高さの違いにより流体が越流する箇所と越流できない箇所が出てきてしまい、越流堰を越流する流体の流れが不均一になり、偏流を生じるという問題がある。越流する流体の流れが不均一になると、越流堰に振動が加わることによる越流堰の落下や、ショートパス(短絡流)の発生等、固液分離装置における流体処理が不安定になるという懸念が生じる。
越流負荷が小さい場合、いわゆるVノッチと呼ばれる形状を有する越流堰を用いることが知られている。しかし、固液分離装置のように、通常時の運転においては越流堰に対する流体の流入量をある程度見込むことができるものについては、越流堰は越流負荷が高い状態に対応できることも求められる。
本発明の課題は、流体の流入量が変化しても越流堰全長にわたり安定した流れを形成することができる越流堰を提供することである。
本発明者は、上記の課題について鋭意検討した結果、越流堰において、流体が越流し通過する領域の形状を規定することで、低流入量時に流体が流れる領域と、高流入量時に流体が流れる領域を分けることができ、越流堰全長にわたり安定した流れを形成できることを見出して、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下の越流堰である。
上記課題を解決するための本発明の越流堰は、流体が越流し通過する領域を備える越流堰であって、領域は、三角形からなる一段目と、四角形からなる二段目と、を有する形状からなることを特徴とするものである。
本発明の越流堰によれば、流体が越流し通過する領域を2段階に分け、一段目は低流入時に対応可能な形状である三角形とし、二段目は高流入時に対応可能な形状である四角形とすることで、流体の流入量に応じて適切な越流水深を確保することが可能となる。これにより、流体の流入量が変化しても越流堰全長にわたり安定した流れを形成することが可能となる。
また、本発明の越流堰の一実施態様としては、領域内に、一段目の形状が複数個設けられているという特徴を有する。
この特徴によれば、流体の低流入時において、越流堰全長にわたり安定した流れをより確実に形成することが可能となる。
また、上記課題を解決するための本発明の越流堰は、反応槽の全周にわたって設けられる越流堰であって、流体が越流し通過する領域が、2以上の形状からなるという特徴を有する。
反応槽の全周に設けられる越流堰においては、越流堰の全長にわたり水平を維持することが困難であり、特に流体の低流入時には偏流を生じやすく、ショートパスにつながってしまうという問題がある。一方、本発明の越流堰によれば、反応槽の全周に設けられるような全長距離が長い越流堰において、流体の流入量に応じ、流体が越流し通過する領域を分けることができ、越流堰全長にわたり安定した流れを形成することが可能となる。これにより、反応槽による処理を安定して行うことが可能となる。
また、上記課題を解決するための本発明の越流堰は、反応槽の全幅にわたって設けられる越流堰であって、流体が越流し通過する領域が、2以上の形状からなるという特徴を有する。
反応槽の全幅に設けられる越流堰においては、流体の低流入時において偏流が生じると、ショートパスの発生に加え、越流堰に振動が生じやすいため、越流堰の落下につながることが懸念される。一方、本発明の越流堰によれば、反応槽の全幅に設けられるような全長距離が長い越流堰において、流体の流入量に応じ、流体が越流し通過する領域を分けることができ、越流堰全長にわたり安定した流れを形成することが可能となる。これにより、反応槽による処理を安定して行うことが可能となる。
また、本発明の越流堰の一実施態様としては、上記反応槽に設けられる越流堰において、流体が越流し通過する領域は、三角形からなる一段目と、四角形からなる二段目と、を有する形状からなるという特徴を有する。
この特徴によれば、流体が越流し通過する領域を2段階に分け、一段目は低流入時に対応可能な形状である三角形とし、二段目は高流入時に対応可能な形状である四角形とすることで、流体の流入量に応じて適切な越流水深を確保することが可能となる。これにより、流体の流入量が変化しても越流堰全長にわたり安定した流れを形成することが可能となる。
さらに、本発明の越流堰の一実施態様としては、被処理水中の固液を分離する固液分離装置に対して設けられるという特徴を有する。
一般に、固液分離装置においては、固液分離後の処理水を越流堰で越流させ、装置外に排出・回収することが行われている。また、固液分離装置においては、被処理水の処理量及び処理条件等により、越流堰に対する流体の流入量の変動が生じる。したがって、この特徴によれば、流体の流入量の変動に対応し、越流堰全長にわたり安定した流れを形成することができる本発明の越流堰の効果を十分に活かすことが可能となる。また、本発明の越流堰を固液分離装置に設けることで、固液分離における被処理水のショートパスの発生を抑制し、安定した固液分離処理を行うことが可能となる。
本発明によれば、流体の流入量が変化しても越流堰全長にわたり安定した流れを形成することができる越流堰を提供することができる。
本発明の第1の実施態様の越流堰の構造を示す概略説明図である。 本発明の第1の実施態様の越流堰の使用時に係る概略説明図である。 従来の越流堰の使用時に係る概略説明図である。 本発明の第2の実施態様の越流堰を備える固液分離装置の構造を示す概略説明図(側面図)である。 本発明の第2の実施態様の越流堰を備える固液分離装置の構造を示す概略説明図(平面図)である。 本発明の第3の実施態様の越流堰を備える固液分離装置の構造を示す概略説明図(側面図)である。 本発明の第3の実施態様の越流堰を備える固液分離装置の構造を示す概略説明図(平面図)である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る越流堰の実施態様を詳細に説明する。なお、実施態様に記載する越流堰の構造については、本発明に係る越流堰を説明するために例示したにすぎず、これに限定されるものではない。
本発明における越流堰は、流体の流量調整機構として用いられるものである。特に、本発明における越流堰は、反応槽など流体の処理装置に設けられ、越流堰の内側にある流体水位を一定に保ち、越流堰の外側に越流した流体を移送・回収するために用いられるものである。
〔第1の実施態様〕
図1は、本発明の第1の実施態様の越流堰の構造を示す概略説明図である。
本実施態様に係る越流堰1Aは、図1に示すように、本体2と、越流領域3とを備えている。また、越流領域3は、一段目3aと二段目3bとに分かれて形成されている。
本体2は、流体との接触による変質や破損が生じにくい材質からなるものが好ましく、例えば、金属やプラスチックからなるものを用いることが挙げられる。さらに金属やプラスチックに対し、耐水性処理や耐腐食性処理などの表面処理を行ったものを用いるものとしてもよい。これにより、越流堰1Aのメンテナンスに係るコストを低減させることが可能となる。
また、本体2は、設置箇所に係止するための係止手段を備えるものとしてもよい。係止手段の例としては、例えば、本体2に係止具を直接設けることのほか、係止具を接続するための補助具を設置することが挙げられる。あるいは、係止具や補助具の位置取りのためのマーキングが設けられているものとすることが挙げられる。これにより、越流堰1Aの設置を簡便に行うことが可能となる。
越流領域3は、流体が越流し通過する領域であり、図1に示すように、一段目3a及び二段目3bに分かれた2段階構造として形成されている。越流領域3を2段階構造とすることで、越流堰1Aに対する流体の流入量に応じて、流体が通過する越流領域3の形状が変わるため、流体の低流入時及び高流入時のいずれにも対応可能とすることが可能となる。なお、本実施態様の越流堰1Aにおける一段目3aと二段目3bの位置関係については、一段目3aの上部に二段目3bが形成されているものとする。
一段目3aは、流体の低流入時において適切な越流水深を確保するためのものであり、図1に示すように、三角形からなるものとすることが挙げられる。
一段目3aは、三角形の頂点が下向きになるように構成されるものであればよく、正三角形あるいは二等辺三角形とすることが挙げられる。
また、一段目3aとしては、少なくとも一以上の三角形からなる形状を有するものであればよく、一段目3aの形状として設けられる個数は特に限定されないが、図1に示すように、越流領域3内において一段目3aの形状を複数個設けられるものとすることが挙げられる。このとき、一段目3aの形状が規則性を持つように設けることが好ましい。より具体的には、一段目3aの形状が所定の間隔を空け、越流堰1Aの全長にわたって等間隔となるように設けることが好ましい。特に、越流堰1Aの全長距離が長くなるほど、一段目3aの形状は、複数設けることが好ましい。これにより、流体が一段目3aを越流する際、越流堰1Aの全長にわたって安定した流れをより確実に形成することが可能となる。
一方、二段目3bは、流体の高流入時において適切な越流水深を確保するためのものであり、図1に示すように、四角形からなるものとすることが挙げられる。
二段目3bは、主に長方形から構成されることが挙げられる。なお、本実施態様における四角形とは、長方形に限定するものではなく、例えば、正方形のほか、台形や平行四辺形なども含むものである。
図2は、本実施態様の越流堰1Aの使用時に係る概略説明図である。また、図3は、従来の越流堰1′の使用時に係る概略説明図である。
図3に示すように、流体が越流し通過する箇所(図3中の越流箇所A)が本体2′の上縁部に直線的に形成されている従来の越流堰1′の場合、越流箇所Aを高精度で水平に形成することや、越流堰1′の設置時に越流箇所Aの水平を維持することは困難である。このとき、流体が高水位で流入する際には大きな問題は生じないが、流体が低水位で流入する際には、図3に示すように、流体が越流できる箇所と越流できない箇所が、不均一に形成されたり、偏在して形成されたりするため、流体の越流時において偏流を起こすという問題が生じる。
一方、図2に示すように、本実施態様の越流堰1Aにおいては、一段目3aとして、三角形からなる形状の領域を形成することで、流体の低流入時において適切な越流水深を確保することが可能となる。また、一段目3aの形状を一定の規則性をもって複数個設けることにより、越流時において安定した流れをより確実に形成することが可能となる。また、二段目3bとして、四角形からなる形状の領域を形成することで、流体の高流入時において適切な越流水深を確保することが可能となる。
図2に示すように、本実施態様の越流堰1Aに対する流体の流入量に応じて、流体が通過する越流領域3の形状が変わるため、流体の流入量に対して適切な越流水深を常に確保することが可能となる。また、図2に示すように、一段目3aを三角形からなる形状とし、三角形の頂点側から流体を越流させるようにすることで、低流入時でも流体が越流しやすい構造が形成される。これにより、従来の越流堰1′のように、越流箇所Aの水平構造を高精度で形成することや水平状態を維持する必要がなく、越流堰の製造に係るコストや設置に係る煩雑性を低減させることが可能となる。
本実施態様における越流領域3の形状(一段目3aの形状及び二段目3bの形状)に係る詳細な設計を行う手段については、特に限定されない。例えば、越流堰への流入水量(単位:m/h)を、堰の全長(単位:m)で除した値である越流負荷(単位:m/h・m)を基準とし、越流領域3の形状を設計することが挙げられる。
越流負荷を用いた設計の例としては、算出した越流負荷に基づき、二段目3bの形状を設計するとともに、越流負荷により想定される最小流入水量における流体の水位に対応できるように、一段目3aの形状及び設置個数を設計することが挙げられる。このとき、流体は、主に二段目3bからなる領域から越流し、流体の流入量が越流堰1Aを越流する最小限度の水位となったときに、主に一段目3aからなる領域から越流するようにすることができる。これにより、流体の高流入時のように、流体の流入量がある程度見込まれる通常時においては、効率的に越流を行うことができる領域(二段目3b)を流体が通過し、流体の低流入時に対しては、偏流が生じにくい構造を有する領域(一段目3a)を流体が通過するため、流体の流入量に応じて流体の越流をスムーズに行うことが可能となる。
なお、本実施態様における越流堰1Aは、流体の流量調整機構として機能するものであり、設置箇所については特に限定されない。例えば、水処理に係る反応槽等のように、扱う流体量の大きい処理装置に設けられる越流堰として好適に用いることができる。
以上のように、本実施態様における越流堰1Aは、流体が越流し通過する領域を2段階に分け、一段目は低流入時に対応可能な形状である三角形とし、二段目は高流入時に対応可能な形状である四角形とすることで、流体の流入量に応じて適切な越流水深を確保することが可能となる。これにより、流体の流入量が変化しても越流堰全長にわたり安定した流れを形成することが可能となる。
〔第2の実施態様〕
本発明の第2の実施態様における越流堰1Bは、反応槽に設けられる越流堰とするものである。これにより、反応槽における水面位置の制御や、反応槽で処理された流体(処理水)の移送・回収において、越流時における流体の流れを安定させることが可能となり、反応槽における処理を安定して行うことが可能となる。
特に、本実施態様における越流堰1Bは、反応槽の全周に設けられる越流堰とする。反応槽の全周に設けられる越流堰は、越流堰自体の全長距離が長くなることから、従来の越流堰では、水平構造に係る精度を維持することがさらに困難となるという問題があった。一方、本実施態様における越流堰1Bは、流体が越流し通過する領域を2以上の形状からなるものとすることで、流体の流入量に応じ適切な越流水深を確保することが可能となる。これにより、反応槽の全周に設けられ、全長距離の長い越流堰においても、安定した流れを形成することが可能となる。
本実施態様における越流堰を備える反応槽の種類は特に限定されないが、例えば、固形物を含む被処理水を、処理水と固形物(沈殿物)に分離する固液分離処理に利用される固液分離装置が挙げられる。
固液分離装置においては、被処理水から固形物を分離した処理水が上澄液となり、この上澄液の排出・回収を行うために、越流堰が用いられている。また、固液分離装置においては、被処理水の処理量及び処理条件等により、越流堰に対する流体の流入量の変動が生じる。したがって、固液分離装置に対して本実施態様における越流堰1Bを設けることで、流体の流入量の変動に対応し、越流堰全長にわたり安定した流れを形成することができるという本実施態様の越流堰1Bの効果を十分に活かすことが可能となる。
なお、本実施態様に係る固液分離処理における処理水と固形物の分離手段は、特に限定されない。例えば、被処理水に薬品を添加して化学反応させ、被処理水中から結晶を析出させる反応晶析によって、処理水と固形物に分離するものや、被処理水に凝集剤を添加して被処理水中の固形物を凝集させ、処理水と凝集した固形物に分離するものが挙げられる。また、反応晶析と凝集処理の組み合わせによるものなどが挙げられる。
以下、実施態様においては、被処理水に凝集剤を添加して、固形物を凝集沈殿させて分離する固液分離処理を行う固液分離装置について主に説明するが、これに限定されるものではない。
本実施態様における処理対象である被処理水は、分離対象である固形物を含むものであればよく、発生源や固形物の種類は特に限定されない。また、本実施態様における被処理水は、薬品等の添加により固形物が析出するものも含まれる。被処理水としては、例えば、工場排水や生活排水のほか、河川水や他の水処理設備からの一次処理水などが挙げられる。
以下、図4及び図5に基づき、本発明の第2の実施態様における越流堰1Bを備える固液分離装置の一実施態様について説明する。
図4は、本実施態様における越流堰1Bを備える固液分離装置100Aの構造を示す概略説明図(側面図)である。また、図5は、本実施態様における越流堰1Bを備える固液分離装置100Aの構造を示す概略説明図(上方から見た平面図)である。
本実施態様に係る固液分離装置100Aは、図4に示すように、沈殿槽10と、沈殿槽10内に設けられ、被処理水Wの固形物を凝集してフロック化するミキシングチャンバ20とを備えている。ここで、ミキシングチャンバ20を通過することにより凝集したフロックFを含む被処理水Wが、ディストリビュータ30を介して沈殿槽10内に吐出され、沈殿槽10の下方にフロックFが沈殿する一方、沈殿槽10の上方には上澄みである清澄層Cが形成され、清澄された処理水W1は、沈殿槽10の上部側に設けた処理水排出部40により排出される。この処理水排出部40には、越流堰1Bが設けられている。また、沈殿槽10の底部に沈殿したフロックF(沈殿物P)は、沈殿槽10の底部中央から汚泥排出部50を介して排出される。さらに、固液分離装置100Aには、沈殿槽10の底部に沈殿した沈殿物Pを汚泥排出部50側へ掻き寄せる掻き寄せ部60を備えている。
以下、各構成について説明する。
ミキシングチャンバ20は、沈殿槽10の中央に直立状態で配設された筒状の中空部材であり、その内部に被処理水Wが流入して流れる流路20aが形成されている。また、ミキシングチャンバ20には、ミキシングチャンバ20内に被処理水Wを供給する流入管21が接続されている。流入管21は、ミキシングチャンバ20内に被処理水Wを供給することができるものであればよく、例えば図4に示すように、沈殿槽10に対し水平方向に延びた管を、沈殿槽10の周壁10aを貫通して内部に進入させ、ミキシングチャンバ20と接続されるものが挙げられる。
ミキシングチャンバ20内には、流入管21から供給される被処理水Wに対し、被処理水W中の固形物を凝集しフロック化するために、凝集剤を添加するための凝集剤添加手段を備えている。
本実施態様の凝集剤添加手段としては、ミキシングチャンバ20内の流路20aを流れる被処理水Wに対し、ノズル22により凝集剤が添加されるものを図4に例示しているが、これに限定されるものではない。他の例としては、例えば、流入管21の上流に凝集剤添加部を別途設け、この凝集剤添加部より被処理水Wに凝集剤が添加されるものとすることが挙げられる。
被処理水Wに混合される凝集剤としては、無機凝集剤及び高分子凝集剤が挙げられる。凝集剤は、無機凝集剤あるいは高分子凝集剤のみを用いるものであってもよく、無機凝集剤と高分子凝集剤を併用するものであってもよい。なお、無機凝集剤及び高分子凝集剤を併用する場合、無機凝集剤、高分子凝集体の順に被処理水Wに添加することが好ましい。これにより、安定したフロック形成が可能となる。
凝集剤の具体例としては、例えば、無機凝集剤としては、硫酸バンドやPAC等のAl系無機凝集剤や、ポリ硫酸鉄等のFe系無機凝集剤が挙げられる。あるいは、NaOH、Ca(OH)等のアルカリ又はHSO、HCl等の酸によるpH調整剤や、Ca、Al、Fe系化合物の添加や、酸化剤・還元剤の添加等により結晶を析出させるものとしてもよい。また、高分子凝集剤としては、ポリアミノアルキルメタクリレート、ポリエチレンイミン、ハロゲン化ポリジアリルアンモニウム、キトサン、尿素-ホルマリン樹脂等のカチオン性高分子凝集剤、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリルアミド部分加水分解物、部分スルホメチル化ポリアクリルアミド、ポリ(2-アクリルアミド)-2-メチルプロパン硫酸塩等のアニオン性高分子凝集剤、ポリアクリルアミド、ポリエチレンオキシド等のノニオン性高分子凝集剤、アクリルアミドとアミノアルキルメタクリレートとアクリル酸ナトリウムの共重合体等の両性高分子凝集剤が挙げられる。
また、ミキシングチャンバ20内には、被処理水Wと凝集剤を混合し撹拌するための円筒状の回転ミキサ23が配設されている。この回転ミキサ23内に、沈殿槽10に沿った高さ方向に延在するシャフト70が配置されており、シャフト70は上端に取り付けられたモータ等の駆動装置80によって軸心周りに回転可能となっている。ミキシングチャンバ20とシャフト70とは互いに接しておらず、ミキシングチャンバ20内をシャフト70が貫通している。
シャフト70の下部には、ミキシングチャンバ20内の被処理水Wを沈殿槽10に供給するためのディストリビュータ30が固定されている。このディストリビュータ30は、ミキシングチャンバ20内に連通した複数本の管が、水平かつ放射状に延びるように設けられている。また、ミキシングチャンバ20内で形成されたフロックFを含む被処理水Wを吐出するための吐出孔30aが、沈殿槽10底部に向けた状態で複数設けられている。
シャフト70が回転駆動することで、シャフト70と共にディストリビュータ30が回転し、ミキシングチャンバ20内のフロックFを含む被処理水Wは、沈殿槽10内に均等に分配供給される。
また、シャフト70には、ミキシングチャンバ20及びディストリビュータ30よりもさらに下方側に、掻き寄せ部60が取り付けられている。この掻き寄せ部60により、ディストリビュータ30から供給されて沈殿槽10底部に沈殿したフロックF(沈殿物P)を汚泥排出部50側に掻き寄せることができる。
汚泥排出部50は、沈殿槽10の底部に沈殿した沈殿物Pを固液分離装置100A外に排出することができるものであればよく、具体的な構造については特に限定されない。汚泥排出部50としては、例えば、図4に示すように、沈殿槽10の底部に設けられた汚泥引抜用凹部51、汚泥引抜管52、汚泥引抜ポンプ(不図示)などからなるものが挙げられる。また、図4に示すように、汚泥引抜用凹部51内の沈殿物Pを掻き落とすためのスクレーパ53をシャフト70に取り付けるものとすること等が挙げられる。
掻き寄せ部60は、沈殿槽10の底部に沈殿した沈殿物Pを掻き寄せ、汚泥排出部50側に掻き寄せることができるものであればよく、具体的な構造については特に限定されない。掻き寄せ部60としては、例えば、図4に示すように、旋回シャフト61、支持ロッド62、掻き寄せブレード63などからなるものが挙げられる。
処理水排出部40は、沈殿槽10内でフロックFと分離し、清澄層Cを形成している処理水W1を固液分離装置100A外に排出するためのものである。処理水排出部40は、越流堰1Bと、排出管41と、トラフ42とを備えている。
図4及び図5に示すように、越流堰1Bは沈殿槽10の内周に対し環状に設けられている。また、越流堰1Bと沈殿槽10の周壁10aの間には、トラフ42が設けられている。さらに、トラフ42と排出管41が接続されている。
図5に示すように、清澄層Cから越流堰1Bを越流した処理水W1はトラフ42に流入し、トラフ42に流入した処理水W1は排出管41を介して系外に排出される。
本実施態様における越流堰1Bは、流体が越流し通過する領域が2以上の形状からなるものであればよい。これにより、流体の流入量に応じ、流体が越流し通過する領域を分けることができ、越流堰全長にわたり安定した流れを形成することが可能となる。
越流堰1Bにおいて、流体が越流し通過する領域を構成する形状の具体的な構造については、特に限定されない。例えば、越流堰1Bは、本体と、流体が越流し通過する領域である越流領域を備え、越流領域の下方側(本体の上縁部)には、低水位の処理水W1が均一に越流可能となる構造を設け、越流領域の上方側には、高水位の処理水W1が効率的に越流可能となる構造を設けるものとすることが挙げられる。
低水位の処理水W1が均一に越流可能となる構造としては、比較的小さな面積からなる構造を規則的に複数設けることが挙げられる。例えば、三角形、四角形、台形、円形、半円形のいずれか一つから選択された構造を、越流堰1Bの全長にわたって本体上縁部に規則的に複数並べて設けることが挙げられる。これにより、処理水W1は、規則的に設けられた構造により形成された領域から優先的に越流するため、偏流が生じることを抑制することが可能となる。また、従来の越流堰のように、本体上縁部において高精度の水平構造を形成・維持する必要がなく、越流堰の製造コストなどを低減させることが可能となる。
また、高水位の処理水W1が効率的に越流可能となる構造としては、比較的大きな面積からなる一の構造を設けることが挙げられる。例えば、長方形等の四角形からなる構造を設けることが挙げられる。これにより、本体の上縁部よりも上方で越流する処理水W1は流れを阻害されることがなく、効率的に越流堰1Bの外側に移動する。
より具体的には、本実施態様における越流堰1Bとしては、例えば、第1の実施態様における越流堰1Aと同様に、本体に対し、三角形からなる一段目及び四角形からなる二段目とを有する越流領域を設けるものとすることが挙げられる。これにより、越流堰1Bにおいても、一段目は低流入時に対応可能な形状とし、二段目は高流入時に対応可能な形状とすることで、流体の流入量に応じて適切な越流水深を確保することが可能となり、流体の流入量が変化しても越流堰全長にわたり安定した流れを形成することが可能となる。
以上のように、本実施態様の越流堰1Bによって、反応槽の全周に設けられるような全長距離が長い越流堰においても、流体の流入量に応じ、流体が越流し通過する領域を分けることができ、越流堰全長にわたり安定した流れを形成することが可能となる。
従来の越流堰では、反応槽の全周に設けられる際に、越流堰の全長にわたり水平を維持することが困難であり、特に流体の低流入時には偏流を生じやすく、ショートパスにつながってしまうという問題があった。一方、本実施態様における越流堰1Bにおいては、越流堰全長にわたり安定した流れを形成することが可能となるため、反応槽による処理を安定して行うことが可能となる。
〔第3の実施態様〕
本発明の第3の実施態様における越流堰1Cは、反応槽の全幅に設けられる越流堰とする。ここで、反応槽の全幅に設けられる越流堰とは、反応槽の直径方向に架け渡される越流堰を指すものである。このとき、越流堰自体の全長距離が長くなることから、従来の越流堰では、水平構造に係る精度を維持することが困難であるという問題がある。また、流体の低流入時において偏流が生じると、ショートパスの発生に加え、越流堰に振動が生じやすいため、越流堰の落下につながることが懸念される。一方、本実施態様における越流堰1Cは、流体が越流し通過する領域を2以上の形状からなるものとすることで、流体の流入量に応じ適切な越流水深を確保することが可能となる。これにより、反応槽の全幅に設けられ、全長距離が長く、偏流に起因する振動による影響を受けやすい越流堰においても、安定した流れを形成することが可能となる。
以下、図6及び図7に基づき、本発明の第3の実施態様における越流堰1Cを備える固液分離装置の一実施態様について説明する。
図6は、本実施態様における越流堰1Cを備える固液分離装置100Bの構造を示す概略説明図(側面図)である。また、図7は、本実施態様における越流堰1Cを備える固液分離装置100Bの構造を示す概略説明図(上方から見た平面図)である。
本実施態様における固液分離装置100Bは、第2の実施態様における固液分離装置100Aにおける処理水排出部40において、環状に設けられた越流堰1Bに代えて、沈殿槽10の直径方向に設けられた越流堰1Cを備えるものである。なお、第2の実施態様における固液分離装置100Aの構成と同じものについては、説明を省略する。
本実施態様の固液分離装置100Bにおける処理水排出部40は、越流堰1Cと、排出管41と、トラフ43とを備えている。
図6及び図7に示すように、越流堰1Cは沈殿槽10の直径方向に対し、平行かつ直線状に架け渡すように設けられている。また、平行に設けられた越流堰1Cの間には、トラフ43が設けられている。さらに、トラフ43と排出管41が接続されている。
図7に示すように、清澄層Cから越流堰1Cを越流した処理水W1はトラフ43に流入し、トラフ43に流入した処理水W1は排出管41を介して系外に排出される。
本実施態様における越流堰1Cは、流体が越流し通過する領域が2以上の形状からなるものであればよい。これにより、流体の流入量に応じ、流体が越流し通過する領域を分けることができ、越流堰全長にわたり安定した流れを形成することが可能となる。
越流堰1Cにおいて、流体が越流し通過する領域を構成する形状の具体的な構造については、特に限定されない。例えば、第1の実施態様における越流堰1Aや、第2の実施態様における越流堰1Bと同様の構造を用いることが可能である。
これにより、越流堰1Cにおいても、流体の流入量に応じて適切な越流水深を確保することが可能となり、流体の流入量が変化しても越流堰全長にわたり安定した流れを形成することが可能となる。
以上のように、本実施態様の越流堰1Cによって、反応槽の全幅に設けられるような全長距離が長い越流堰においても、流体の流入量に応じ、流体が越流し通過する領域を分けることができ、越流堰全長にわたり安定した流れを形成することが可能となる。
従来の越流堰では、反応槽の全幅に設けられる際に、越流堰の全長にわたり水平を維持することが困難であり、特に流体の低流入時には偏流を生じやすく、ショートパスにつながってしまうという問題があった。また、流体の低流入時において偏流が生じると、越流堰に振動が生じやすいため、越流堰の落下につながることが懸念されるという問題もあった。一方、本実施態様における越流堰1Cにおいては、越流堰全長にわたり安定した流れを形成することが可能となるため、反応槽による処理を安定して行うことが可能となる。
なお、上述した実施態様は越流堰の一例を示すものである。本発明に係る越流堰は、上述した実施態様に限られるものではなく、要旨を変更しない範囲で、上述した実施態様に係る越流堰を変形してもよい。
例えば、本実施態様における越流堰を備える固液分離装置は、ミキシングチャンバを備える沈殿槽を用いたものに限定されるものではない。固液分離装置としては、越流堰を介して処理水を回収する反応槽を備えるものであればどのようなものであってもよく、本実施態様に記載されたものに限定されない。他の例としては、例えば、センターウェルを備える沈殿槽のほか、スラッジブランケットを形成する凝集沈殿槽を備えるもの等が挙げられる。なお、スラッジブランケットを形成する固液分離装置の例としては、例えば、外壁部及び内壁部による二重構造式の凝集沈殿槽を用い、凝集剤を添加した被処理水が上昇するに伴ってフロックが成長するブランケット状のフロック成長ゾーンを形成するスラッジブランケット部と、スラッジブランケット部において発生した余剰スラッジを濃縮する濃縮部とを備えた凝集沈殿槽を有するものなどが挙げられる。このような各種固液分離装置に対し、本実施態様における越流堰を適用することで、安定した固液分離処理を行うことが可能となるとともに、処理効率を向上させることが可能となる。
また、本実施態様における越流堰は、固液分離装置などの反応槽に複数箇所設けるものとしてもよい。例えば、第2の実施態様の固液分離装置において、越流堰1Bの内側(沈殿槽10の中心方向)に、越流堰1Bよりも小径の越流堰を設けるものとしてもよい。また、第3の実施態様の固液分離装置において、越流堰1Cとは別の直径方向に、さらに越流堰を設けるものとしてもよい。これにより、複数の越流堰により処理水W1の回収、排出を行うものとすることができ、処理水W1の移動効率を向上させることが可能となる。
本発明の越流堰は、流体の流量調整や越流分の流体の回収など、流体の移動に係る調整機構として利用することができる。
また、本発明の越流堰は、反応槽の全周や全幅に設けられる越流堰として好適に用いることができる。特に、本発明の越流堰は、固液分離装置に設けられ、上澄液を処理水として回収する際の調整機構として好適に用いることができる。
1A,1B,1C 越流堰、1′ 従来の越流堰、2 本体、2′従来の越流堰における本体、3 越流領域、3a 一段目、3b 二段目、
100A,100B 固液分離装置、10 沈殿槽、10a 周壁、20 ミキシングチャンバ、20a 流路、21 流入管、22 ノズル、23 回転ミキサ、30 ディストリビュータ、30a 吐出孔、40 処理水排出部、41 排出管、42,43 トラフ、50 汚泥排出部、51 汚泥引抜用凹部、52 汚泥引抜管、53 スクレーパ、60 掻き寄せ部、61 旋回シャフト、62 支持ロッド、63 掻き寄せブレード、70 シャフト、80 駆動装置、A 従来の越流堰における越流箇所、C 清澄層、F フロック、P 沈殿物、W 被処理水、W1 処理水

Claims (6)

  1. 流体が越流し通過する領域を備える越流堰であって、
    前記領域は、三角形からなる一段目と、四角形からなる二段目と、を有する形状からなり、当該三角形は所定の間隔を空け、前記越流堰の全長にわたって等間隔となるように複数設けられることを特徴とする、越流堰。
  2. 記一段目は、三角形の頂点が下向きになるように構成されることを特徴とする、請求項1に記載の越流堰。
  3. 反応槽の全周にわたって設けられる越流堰であって、
    流体が越流し通過する領域は、三角形からなる一段目と、四角形からなる二段目と、を有する形状からなり、当該三角形は所定の間隔を空け、前記越流堰の全長にわたって等間隔となるように設けられることを特徴とする、越流堰。
  4. 反応槽の環状の直径方向に架け渡される越流堰であって、
    流体が越流し通過する領域は、三角形からなる一段目と、四角形からなる二段目と、を有する形状からなり、当該三角形は所定の間隔を空け、前記越流堰の全長にわたって等間隔となるように設けられることを特徴とする、越流堰。
  5. 前記一段目は、三角形の頂点が下向きになる形状から構成されることを特徴とする、請求項3又は4に記載の越流堰。
  6. 請求項1~5のいずれか一項に記載の越流堰を備えた固液分離装置。
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