JP6459716B2 - 凝集沈殿処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、凝集沈殿処理装置に関する。
従来より、廃水処理の有力な手段の一つとして、特許文献1のように、廃水に対して凝集剤を添加することで有機物等を凝集沈殿させて分離する凝集沈殿槽として、例えば、特許文献1のようなスラッジブランケット型凝集沈殿槽が知られている。スラッジブランケット型凝集沈殿槽は、凝集剤が添加された流入水が上昇するに伴ってフロックが成長するフロック成長ゾーンを有するスラッジブランケット部と、スラッジブランケット部に対し区画してスラッジブランケット部の下方に設けられ、スラッジブランケット部から流入した汚泥を沈降する汚泥沈降部と、汚泥沈降部の下部に設けられて汚泥を濃縮して排出する汚泥排出部と、を有している。スラッジブランケット部と汚泥排出部とは、スラッジブランケット部の底板として機能する中間底板や側板により区切られている。
特開2010−274199号公報
上記のスラッジブランケット型の凝縮沈殿処理装置では、例えば、運転開始時や停止時に、スラッジブランケット部には液体が入っていて汚泥排出部には液体が入っていない場合や、その逆の場合が起こり得る。このように、スラッジブランケット部及び排出部の一方側のみに液体が入っているような場合、両者に圧力差が生じ、両者を区切る中間底板や側板が負荷を受ける可能性がある。
本発明は上記を鑑みてなされたものであり、装置内のスラッジブランケット部と排出部との圧力差によって両者を区切る部材に生じる負荷を低減することができる凝縮沈殿処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る凝集沈殿処理装置は、原水に含まれる固形物を捕捉し、凝集する凝集沈殿処理装置において、前記原水が流入し、固形物を捕捉するスラッジブランケットを備えたスラッジブランケット部と、前記スラッジブランケット部に隣接し、前記スラッジブランケットで発生した余剰スラッジを排出する排出部と、前記スラッジブランケット部と前記排出部との間で圧力差が生じた際に、前記スラッジブランケット部と前記排出部との間を連通させる連通機構と、を備えることを特徴とする。
上記の凝集沈殿処理装置によれば、排出部とスラッジブランケット部との間に圧力差が生じた場合に、両者を連通可能な連通機構を備えることで、圧力差を小さくするように液体を移動させることが可能となる。これにより、装置内のスラッジブランケット部と排出部とを区切る部材に生じる圧力差による負荷を低減することが可能となる。
ここで、前記スラッジブランケット部に対して前記排出部は上方又は下方に配置され、前記連通機構は、前記スラッジブランケット部と前記排出部とを上下方向で区切る中間底板に取り付けられる態様とすることができる。
中間底板は、スラッジブランケット部と排出部との間を上下方向で区切る位置にあるため、両者の微小な圧力差も検知が可能である。したがって、上記のように、中間底板に連通機構を設けることで、圧力差により生じる負荷をより効果的に低減することができる。
また、前記スラッジブランケット部に対して前記排出部は上方又は下方に配置され、前記連通機構は、前記スラッジブランケット部と前記排出部とを水平方向で区切る側壁に取り付けられる態様とすることができる。
上記のように、側壁に連通機構を取り付ける場合、取り付け位置の自由度が増すため、凝集沈殿処理装置の形状に依らず連通機構の取り付けが容易となる。
また、前記連通機構は、前記スラッジブランケット部と前記排出部との間の連通を開始させる圧力差を調整可能である態様とすることができる。
この場合、スラッジブランケット部と排出部とを区切る部材の強度や、原水の種類等に応じて、スラッジブランケット部と排出部との間の連通を開始させる圧力差を調整することができ、スラッジブランケット部と排出部とを区切る部材に対する負荷の低減を効果的に行うことができる。また、連通を開始させる圧力差を調整する構成を備えることで、例えば、連通機構が不用意に動作することを防ぐことも可能となる。
前記連通機構は取り外し可能である態様とすることができる。
この場合、連通機構内の各部材の調整や洗浄等を容易に行うことができる。
本発明によれば、装置内のスラッジブランケット部と排出部との圧力差によって両者を区切る部材に生じる負荷を低減することができる凝縮沈殿処理装置が提供される。
本発明の一実施形態に係る凝集沈殿処理装置を示す断面図である。 図2(A)、図2(B)は、連通機構の概略構成を示す断面図であり、図2(C)は、その変形例である。 本発明の一実施形態に係る凝集沈殿処理装置における連通機構の取り付け位置の変更例を示す断面図である。 図4(A)、図4(B)は、変形例に係る連通機構の概略構成を示す断面図である。 図5(A)〜図5(C)は、変形例に係る連通機構の概略構成を示す断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る凝集沈殿処理装置の凝集沈殿槽を示す断面図である。また、図2は、凝集沈殿処理装置における連通機構を説明する概略構成図である。本実施形態に係る凝集沈殿処理装置は、所謂「スラッジブランケット型」と称される凝集沈殿槽を有している。スラッジブランケット型凝集沈殿槽は、槽内に上昇水流による凝集フロックの流動層を形成し、その流動層内に、新たに生成したフロックを通過させるものである。このとき、小さなフロックは、流動層における大きなフロックに捕捉されて大きくなり、沈降速度が速まる。これにより、スラッジブランケット型凝集沈殿槽への流入水は、処理水と汚泥に分離され、それぞれ槽外に排出される。以下、フロックは、凝集フロック、汚泥、固形物と称されることがある。
図1に示す凝集沈殿処理装置100は、凝集フロックを含む流入水を導入し、スラッジブランケット部Sに形成されたスラッジブランケットにおいて、凝集フロックを成長させた後、固形物としての凝集フロックと処理水とを分離する機能を有する。凝集沈殿処理装置100に導入される流入水は、有機性排水等の原水に対して、例えばPAC(ポリ塩化アルミニウム)等の無機凝集剤と、例えばアニオン系ポリマー等の高分子凝集剤と、が供給されたものとすることができる。原水に対して凝集剤を混合させることで、凝集フロックが生成される。
本実施形態の凝集沈殿処理装置100は、図1に示すように、有底円筒状の下筒水槽1と、この下筒水槽1の上方に設けられた有底円筒状の上筒水槽2と、を備える。この凝集沈殿処理装置100にあっては、上筒水槽2の底部が下筒水槽1の底部から上方に所定長離隔しており、2重水槽構造を呈している。なお、本実施形態では、下筒水槽1及び上筒水槽2を円筒状としているが、角筒状であっても良い。
下筒水槽1と上筒水槽2とは軸線Lに沿って同軸に配置されている。そして、下筒水槽1と上筒水槽2とは、下筒水槽1及び上筒水槽2の外周の一部に設けられて、軸線Lに沿って上下方向に延びる流路3によって接続されている。流路3は、上筒水槽2の側壁21の外方において、下筒水槽1の側壁11に形成された開口12と、上筒水槽2の側壁21に設けられた開口22と、を囲うように上下方向に延びる流路壁31によって形成される。なお、下筒水槽1及び上筒水槽2の外周のうち流路3が形成されていない領域では、下筒水槽1の側壁11及び上筒水槽2の側壁21が凝集沈殿処理装置100の外壁を形成する。
なお、図1に示す凝集沈殿処理装置100では、流路3の上方が開放されている構成について示しているが、閉じた構成であってもよい。また、流路3は、上筒水槽2の側壁21に設けられた開口22と下筒水槽1の開口12とを接続している例を示しているが、上筒水槽2の径が下筒水槽1よりも小さい等の場合には、流路3の形状を適宜変更することができる。
また、下筒水槽1と上筒水槽2との間には、上筒水槽2の底部を形成する中間底板23が設けられる。この中間底板23は、下筒水槽1の天面となる。
凝集沈殿処理装置100の軸線L上には、センターシャフト40が配置されている。センターシャフト40の外側には、センターシャフト40を囲むようにフィードパイプ41が設けられている。フィードパイプ41は、流入水配給管42に連結されている。流入水配給管42は、凝集沈殿処理装置100の外壁を形成する上筒水槽2の側壁21を貫通して外側に突き出し、上流側と接続されている。流入水配給管42の内部とフィードパイプ41の内部とは連通している。
フィードパイプ41は、上下方向で上部41aと下部41bとに分けられており、上部41aと下部41bとの間は、ラビリンス構造等のロータリジョイント43により接続されている。フィードパイプ41は、その上部41aの側面で流入水配給管42と接続されており、フィードパイプ41の下部41bには、分散管44が設けられている。分散管44には、複数の流入水吐出口44aが形成されている。分散管44は、流入水吐出口44aを上筒水槽2の底部を形成する中間底板23側に向けた状態でセンターシャフト40とともに回転する。このとき、フィードパイプ41の下部41bは、分散管44と一緒に回転する。
センターシャフト40は、ロータリジョイント等により中間底板23と接続され、さらに下方へ延びる。センターシャフト40の下端には、濃縮汚泥掻寄機45が設けられている。センターシャフト40の回転に伴って濃縮汚泥掻寄機45も回転する。濃縮汚泥掻寄機45は、凝集沈殿処理装置100の外壁を形成する下筒水槽1の底面13上に設けられ、底面13に堆積した濃縮汚泥を中央に掻き寄せる。掻き寄せられた濃縮汚泥は、排出口14から外方に排出する。
凝集沈殿処理装置100では、上筒水槽2内の開口22よりも下側の領域はスラッジブランケット部Sとして機能する。また、上筒水槽2の開口22と下筒水槽1の開口12とを接続する流路3内は、汚泥(スラッジブランケットで発生した余剰スラッジ)を沈降する沈降ゾーンZ1として機能する。また、下筒水槽1内の濃縮汚泥掻寄機45が設けられている領域は、余剰スラッジを濃縮する濃縮ゾーンZ2として機能する。上記の沈降ゾーンZ1及び濃縮ゾーンZ2は、余剰スラッジを外部に排出するための排出部として機能する。スラッジブランケット部Sと排出部(沈降ゾーンZ1及び濃縮ゾーンZ2)とは、側壁21(のうち、流路3を形成する領域)と中間底板23とを介して隣接している。
また、流路3の沈降ゾーンZ1と下筒水槽1の濃縮ゾーンとを含む排出部と、上筒水槽2のスラッジブランケット部Sと、の間には、連通機構50が設けられている。図1では、凝集沈殿処理装置100の外壁のうち、下筒水槽1の側壁11と上筒水槽2の側壁21とが連続する領域(図1における図示右側)に、連通機構50が設けられていて、上筒水槽2の底部を形成する中間底板23よりも外側端部で下筒水槽1の上部と上筒水槽2の下部とを連続させた形状とされている。
連通機構50は、下筒水槽1側の排出部と上筒水槽2側のスラッジブランケット部Sとの間で圧力差が生じた場合に、両者を連通する機能を有する。図1では、連通機構50の取り付け位置を概略示しているが、凝集沈殿処理装置100には、2種類の連通機構50A、50Bの双方が取り付けられる。2種類の連通機構50A、50Bの一方のみを取り付ける場合、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間の圧力差(水圧差)が一方側(取り付けられた連通機構が作動可能な側)に偏ったときに限り、圧力差を小さくすることができる。
図2は、連通機構50A,50Bの概略構成を説明する図である。図2(A)は、連通機構50Aの概略構成図であり、図2(B)は、連通機構50Bの概略構成図である。また、図2(C)は、連通機構50Bの変形例を示す図である。連通機構50A,50Bは、下筒水槽1の側壁11及び上筒水槽2の側壁21から外方に突出し、下筒水槽1と上筒水槽2との間を連通する略C字型状の連通管51と、連通管51の開閉を制御するヒンジとして機能する開閉弁52(52A,52B)とを備えている。
連通機構50Aは、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間の圧力差(水圧差)が「排出部(Z1+Z2)>スラッジブランケット部S」の関係になった場合に、下筒水槽1と上筒水槽2との間を連通させる機能を有する。連通機構50Aにおける開閉弁52Aは、中間底板23よりも上側で軸心53に取り付けられた弁体54と、弁体54に取り付けられたカウンターウエイト55とを含んで構成される。弁体54は、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間の圧力差が小さい場合にはカウンターウエイト55の重量により閉状態となるが、圧力差がカウンターウエイト55の重量よりも大きくなった場合には、下筒水槽1側から弁体54が押し上げられることで開状態となり連通管51内を液体が連通可能となる。これにより、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間の圧力差が小さくなるように、液体が移動する。
連通機構50Bは、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間の圧力差(水圧差)が「排出部(Z1+Z2)<スラッジブランケット部S」の関係になった場合に、下筒水槽1と上筒水槽2との間を連通させる機能を有する。連通機構50Bにおける開閉弁52Bは、中間底板23よりも下側で軸心53に取り付けられた弁体54と、弁体54に取り付けられた浮き(凝集沈殿処理装置100内の液体に対して浮力を有する部材)56とを含んで構成される。弁体54は、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間の圧力差が小さい場合には、浮き56により閉状態とされるが、圧力差が浮き56の浮力よりも大きくなった場合には、上筒水槽2側から弁体54が押し下げられることで開放状態となり、連通管51内を液体が連通可能となる。これにより、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間の圧力差が小さくなるように、液体が移動する。
連通機構50Cは、連通機構50Bと同様に、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの圧力差(水圧差)が「排出部(Z1+Z2)<スラッジブランケット部S」の関係になった場合に、下筒水槽1と上筒水槽2との間を連通させる機能を有するが、連通機構50Bと比較すると連通管51の形状が変更されている。連通機構50Cでは、連通管51は略U字型状とされている。また、開閉弁52Cの取り付け位置が連通機構50Bとは異なる。連通機構50Cでは、下筒水槽1の側壁11の上端から外方に延びるフランジ部11Aの上側で、弁体54が軸心53に対して取り付けられている。したがって、弁体54は、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間の圧力差が小さい場合には、カウンターウエイト55の重量により開状態とされるが、圧力差がカウンターウエイト55の重量よりも大きくなった場合には、上筒水槽2側の液体が弁体54を押し上げることで開放状態となり、連通管51内を液体が連通可能となる。これにより、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間の圧力差が小さくなるように、液体が移動する。
また、連通機構50は、凝集沈殿処理装置100の下筒水槽1及び上筒水槽2から取り外し可能であってもよい。この場合、連通機構50の開閉弁52の調整や洗浄等を容易に行うことができる。なお、連通機構50を取り外すことができるのは、凝集沈殿処理装置100内から液体を排出した場合である。連通機構50のように、凝集沈殿処理装置100の外壁に取り付けられている場合、取り外し容易な構成とすることができる。
上記の凝集沈殿処理装置100では、凝集剤が添加された原水が流入水として、流入水配給管42を経て、フィードパイプ41に導入される。フィードパイプ41に導入された流入水は、フィードパイプ41の内を下方に向けて流動し、分散管44で分かれて流入水吐出口44aから噴出する。流入水は、スラッジブランケット部Sに対してほぼ均等に供給され、流入水の上昇流により流動層を形成する。流入水に含まれた小さいフロックは、流動層で上昇する過程で、凝集フロックと接触して捕集され、粒子径が大きく成長する。このように、流入水は、スラッジブランケット部Sを上昇しながらフロックを成長させる。
スラッジブランケット部Sの上方に集まったフロックの一部は、流入水による流動層により上筒水槽2の側壁21側に移動し、開口22から流路3方向に沿って越流することで沈降ゾーンZ1に流れ込む。ここで、越流とは、大きく且つ重くなったフロックが、開口22から側壁21を超えて沈降ゾーンZ1へ溢れ出されることをいう。
スラッジブランケット部Sを通過した処理水は、流入水の上昇流によって上昇し、上筒水槽2の上部から外部へ排出される。一方、開口22から流路3側へ越流した凝集フロックは、余剰スラッジとして、沈降ゾーンZ1に流れ込み、沈降される。
沈降ゾーンZ1は、越流して流れ込んだ凝集フロック(汚泥)を沈降する。ここで、スラッジブランケット部Sから越流して流れ込んだ凝集フロックは、比重が水より大きいので、流路3内を沈降し、開口12から下筒水槽1内へ導入される。下筒水槽1の底面13上に沈降して堆積した凝集フロックは、濃縮されて濃縮汚泥になり、濃縮ゾーンZ2に設けられた濃縮汚泥掻寄機45の回転により、中央部に掻き寄せられ、排出口14から外方に排出される。
ここで、本実施形態に係る凝集沈殿処理装置100では、下筒水槽1と上筒水槽2との間を連通可能な連通機構50A,50Bを備えていることにより、下筒水槽1及び流路3により形成される排出部と、上筒水槽2のスラッジブランケット部Sとの間に圧力差が生じた際に、両者の間を連通させることができる。
凝集沈殿処理装置100では、通常運転の際には、排出部(Z1+Z2)を構成する下筒水槽1及び流路3と、スラッジブランケット部Sを形成する上筒水槽2と、の両方に液体が満たされているが、運転開始時や停止時に一方側にしか液体が満たされない場合がある。このような事象が生じるのは、例えば、運転開始時に、凝集沈殿処理装置100の内部に液体が導入されていない状態から、下筒水槽1及び上筒水槽2のいずれか一方のみに液体導入を開始した場合が挙げられる。また、凝集沈殿処理装置100の内部が満水の状態から、下筒水槽1及び上筒水槽2のいずれか一方の液体のみを引き抜いた場合にも同様の事象が生じることが考えらえる。上記のように下筒水槽1及び流路3により構成される排出部、及び、上筒水槽2により構成されるスラッジブランケット部Sのいずれか一方のみに液体が導入されて、他方が空の場合(もしくは著しく導入量が少ない場合)、両者の間には圧力差が生じる。
排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間に圧力差が生じると、両者を区切る部材には大きな負荷(荷重)がかかる。排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとを区切る部材とは、中間底板23と、上筒水槽2の側壁21のうち流路3を形成する流路壁31により囲われる部分である。
これに対して、圧力差が生じることが想定される場合には、両者を接続する配管を設けて、配管のバルブを手動で開閉することで圧力差の調整を行うことが考えられる。しかし、バルブの開閉を行う場合とは、予め圧力差が生じることが分かっている場合であると考えられる。したがって、何らかの事情により想定していないタイミングで排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間に圧力差が生じた場合には対応ができない。
この点について、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間に圧力差が生じ両者を区切る部材に負荷がかかることが考えられる場合、対策として、圧力差に耐えることができるように部材の強度を高める方法を採ることも考えられる。しかし、両者を区切る部材の強度を高めるためには中間底板23及び側壁21をより強固な材料とするか、板材の厚みを大きくするか、又は、これらの部材に対して補強部材を取り付けるか等の方法があるが、いずれにしろ部材・設計及び制作に多大なコストがかかる。特に、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間に圧力差が生じた場合、中間底板23が最も負荷を受けやすく、負荷に耐え得る構造にしようとすると多大なコストがかかる。
これに対して、本実施形態に係る凝集沈殿処理装置100では、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間に圧力差が生じた場合に、両者を連通可能な連通機構50(50A,50B)を備えることで、圧力差を小さくするように液体を移動させることが可能となる。また、連通機構50(50A,50B)によれば、何らかの事情により、意図しないタイミングで排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間に圧力差が生じた場合であっても、凝集沈殿処理装置100を作業者が操作する必要なく、圧力差を小さくするように液体を移動させることが可能となる。このように、凝集沈殿処理装置100では、連通機構50(50A,50B)により、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとに圧力差が生じた場合に、これらを区切る部材である側壁21及び中間底板23に生じる負荷を低減することができる。
また、連通機構50(50A,50B)は、カウンターウエイト55の重さ(又は浮き56の浮力)を変えることで、連通機構50(50A,50B)を開状態(連通した状態)で維持する基準となる圧力差を制御することができる。したがって、例えば、側壁21や中間底板23の強度に応じて、連通機構50を開状態で維持する基準となる圧力差を調整することもできる。連通機構50を開状態で維持する基準となる圧力差は、カウンターウエイト55の重さ(又は浮き56の浮力)÷連通管51の断面積で求めることができるので、側壁21や中間底板23の強度に応じてカウンターウエイト55の重さ(又は浮き56の浮力)を調整すればよい。このように、連通を開始させる圧力差を調整する構成を備えることで、例えば、連通機構50が不用意に動作することを防ぐことも可能となる。
また、連通機構50(50A,50B)のように、凝集沈殿処理装置100の外壁に設けられていて、且つ取り外しが可能な構成である場合、連通機構50を構成する各部材の洗浄等が容易となる。
(変形例)
上記実施形態で示した連通機構50に代えて取り付けることができる連通機構を変形例として説明する。
上述のように、連通機構は、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間に圧力差が生じ両者を区切る部材に負荷がかかりそうな場合に、両者の圧力差を調整する機構であればよい。したがって、連通機構は、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間を区切る部材(すなわち、負荷がかかる部材)において、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間を連通可能なであればよい。
図3では、連通機構の取り付け位置の変形例を示している。排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとを区切る部材は、上筒水槽2における側壁21のうちスラッジブランケット部Sを囲う部分(すなわち、開口22よりも下側)と、上筒水槽2の底部を形成する中間底板23である。したがって、側壁21又は中間底板23に連通機構が設けられていればよい。
図4は、中間底板23に取り付けられる連通機構60の例を示している。連通機構60は、2種類の連通機構60A,60Bにより構成され、両方とも中間底板23に取り付けられることで、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間の圧力差に対して対応可能となる。
図4(A)は、連通機構60Aの概略構成図であり、図4(B)は、連通機構60Bの概略構成図である。連通機構60A,60Bは、いずれも中間底板23に形成された開口61に対して取り付けられる。
連通機構60Aは、開口61を塞ぐように中間底板23上に取り付けられたカウンターウエイト62と、中間底板23の上面から上方に突出しカウンターウエイト62の位置決めを行う壁体63とを含んで構成される。カウンターウエイト62は、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間の圧力差が小さい場合にはカウンターウエイト62の重量により開口61を塞ぐ閉状態となるが、圧力差が排出部(Z1+Z2)>スラッジブランケット部Sの関係となり、「カウンターウエイト62の重量÷開口61の面積」よりも圧力差が大きくなった場合には、下筒水槽1側からカウンターウエイト62が押し上げられることで開状態となり開口61内を液体が連通可能となる。これにより、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間の圧力差が小さくなるように、液体が移動する。
連通機構60Bは、開口61を塞ぐように中間底板23の下方に配置された浮き(凝集沈殿処理装置100内の液体に対して浮力を有する部材)64と、中間底板23の下面から下方に突出し、浮き64の位置決めを行う壁体63とを含んで構成される。浮き64は、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間の圧力差が小さい場合には浮き64の浮力により開口61を塞ぐ閉状態となるが、圧力差が排出部(Z1+Z2)<スラッジブランケット部Sの関係となり、「浮き64の浮力÷開口61の面積」よりも圧力差が大きくなった場合には、上筒水槽2側から浮き64が押し下げられることで開状態となり開口61内を液体が連通可能となる。これにより、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間の圧力差が小さくなるように、液体が移動する。
このように、連通機構60を中間底板23に取り付けた場合であっても、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間の圧力差が大きくなった場合に、これを小さくするように液体を移動させることができ、中間底板23や側壁21に対する負荷を小さくすることができる。中間底板23は、凝集沈殿処理装置100において、圧力差による負荷を受けやすい。中間底板23は、上筒水槽2の底面であり、下筒水槽1の天面でもあるため、両者の微小な圧力差を最も検知しやすい。したがって、この中間底板23に連通機構60を設けることで、微小な圧力差により中間底板23及び側壁21に生じる負荷についても低減することを可能とし、中間底板23及び側壁21に生じる負荷を効果的に低減することができる。
なお、連通機構60(60A,60B)では、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間の圧力差によりカウンターウエイト62(又は浮き64)が開口61から上方(又は下方)へ移動した場合に、自由に移動できる可能性がある。これに対して、壁体63の形状を変更し、する等により、開口61からカウンターウエイト62(又は浮き64)が外れた場合であっても保持可能な構成とすることもできる。このように、連通機構60の構成は適宜変更することができる。
図5は、側壁21のうち、流路3の壁面を形成する領域に取り付けられる連通機構70の例を示している。連通機構70は、2種類の連通機構70A,70Bにより構成され、両方とも側壁21に取り付けられることで、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間の圧力差に対して対応可能となる。
図5(A)は、連通機構70Aの概略構成図であり、図5(B)は、連通機構70Bの概略構成図である。連通機構70A,70Bは、いずれも側壁21に形成された開口71に対して取り付けられる。開口71を設ける位置は適宜変更できるが、より低い圧力差で連通機構を作動させようとする場合には、より低い位置(中間底板23に近い位置)に設けることが望まれる。
連通機構70Aは、側壁21のスラッジブランケット部S側(上筒水槽2の内部側)であって開口71の上部に取り付けられた軸心72と、軸心72に取り付けられた弁体73と、弁体73に取り付けられたカウンターウエイト74とを含んで構成される。カウンターウエイト74は、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間の圧力差が小さい場合にはカウンターウエイト74の重量により開口71を塞ぐ閉状態となるが、圧力差が排出部(Z1+Z2)>スラッジブランケット部Sの関係となり、「カウンターウエイト74の重量÷開口71の面積」よりも圧力差が大きくなった場合には、流路3側からカウンターウエイト74が押し込まれることで開状態となり開口71内を液体が連通可能となる。これにより、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間の圧力差が小さくなるように、液体が移動する。
連通機構70Bは、側壁21の沈降ゾーンZ1側(上筒水槽2の外側であって流路3側)であって開口71の上部に取り付けられた軸心72と、軸心72に取り付けられた弁体73と、弁体73に取り付けられたカウンターウエイト74とを含んで構成される。カウンターウエイト74は、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間の圧力差が小さい場合にはカウンターウエイト74の重量により開口71を塞ぐ閉状態となるが、圧力差が排出部(Z1+Z2)<スラッジブランケット部Sの関係となり、「カウンターウエイト74の重量÷開口71の面積」よりも圧力差が大きくなった場合には、上筒水槽2の内側からカウンターウエイト74が押し込まれることで開状態となり開口71内を液体が連通可能となる。これにより、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間の圧力差が小さくなるように、液体が移動する。
このように、流路3を形成し、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとを水平方向に区切る側壁21に連通機構70を取り付けた場合であっても、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間の圧力差が大きくなった場合に、これを小さくするように液体を移動させることができ、中間底板23や側壁21に対する負荷を小さくすることができる。連通機構70は、凝集沈殿処理装置100において、中間底板23と比較して圧力差による負荷は小さく、ある程度強度に余裕をもって設計することができる部材である。したがって、側壁21に連通機構70を取り付ける場合、その他の部位に連通機構を取り付ける場合と比較して、取り付け位置の自由度が増す。そのため、例えば、中間底板に対して連通機構を取り付けることができない場合であっても、側壁には取り付け可能な場合がある。したがって、凝集沈殿処理装置の形状に依らず連通機構の取り付けることが容易となる。
なお、図5(C)は、連通機構70の変形例であり、連通機構70A,70Bの機能を一体の連通機構70Cで実現するものである。連通機構70Cは、側壁21の開口71内の上端に取り付けられた軸心72と、軸心72に取り付けられた弁体73と、弁体73に取り付けられたカウンターウエイト74とを含んで構成される。カウンターウエイト74は、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間の圧力差が小さい場合にはカウンターウエイト74の重量により開口71を塞ぐ閉状態となる。一方、圧力差が「排出部(Z1+Z2)<スラッジブランケット部S」又は「排出部(Z1+Z2)>スラッジブランケット部S」の関係となり、「カウンターウエイト74の重量÷開口71の面積」よりも圧力差が大きくなった場合には、圧力差によりカウンターウエイト74が移動して開状態となり開口71内を液体が連通可能となる。これにより、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの間の圧力差が小さくなるように、液体が移動する。このように、連通機構70の構成は適宜変更することができる。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
例えば、上記実施形態においては、上筒水槽2がスラッジブランケット部Sを構成し、下筒水槽1が汚泥を排出する濃縮ゾーンZ2を構成する構成としたが、スラッジブランケット部Sを下筒水槽1に配置して、上筒水槽2で汚泥を排出する構成としてもよい。この場合、分散管44及び濃縮汚泥掻寄機45の配置を変更して、上記実施形態で説明した排出部(Z1+Z2)をスラッジブランケット部Sとして機能させることで、上記実施形態で説明した凝集沈殿処理装置100と同様の処理を行うことができる。
上記実施形態で説明したように、上筒水槽2がスラッジブランケット部Sを構成する場合には、下筒水槽1における濃縮汚泥の外部への排出が容易となる。一方、下筒水槽1がスラッジブランケット部Sを構成する場合には、下筒水槽1と上筒水槽2との形状を変更することで、凝集沈殿処理装置100内においてスラッジブランケット部Sの占める割合(容積比率)を大きくすることが容易となり、処理効率の向上が見込まれる。
スラッジブランケット部Sを下筒水槽1及び上筒水槽2のいずれに配置した場合でも、排出部(Z1+Z2)とスラッジブランケット部Sとの圧力差が中間底板23及び側壁21に負荷を与えることは変わりがないので、上記実施形態で説明した連通機構50,60,70は有効である。
また、上記実施形態においては、原水に対して無機凝集剤と高分子凝集剤を添加し、フロックを粗大化する凝集沈殿処理装置100に導入する運用について説明したが、添加する凝集剤の種類等については特に限定されない。また、原水の種類によっては、凝集剤を添加せずに凝集沈殿処理装置100に流入水として導入する構成としてもよい。
また、また、上記実施形態では、カウンターウエイトの重さや浮きの浮力等を利用して、スラッジブランケット部と排出部との間の連通を開始させる圧力差を調整する連通機構について説明したが、重力及び浮力とは異なる力(例えば、磁力、電力、空気圧等)を利用した連通機構を採用することもできる。このような構成としては、例えば電磁石等を利用することで、スラッジブランケット部と排出部との間の連通を開始させる圧力差を外部から調整可能とすることが挙げられる。このような構成を備えている場合、例えば、凝集沈殿処理装置100に導入されている原水の種類に応じて、スラッジブランケット部と排出部との間の連通を開始させる圧力差を適宜することもできる。
1…下筒水槽、2…上筒水槽、3…流路、11、21…側壁、23…中間底板、50(50A〜50C),60(60A,60B),70(70A〜70C)…連通機構、100…凝集沈殿処理装置。

Claims (5)

  1. 原水に含まれる固形物を捕捉し、凝集する凝集沈殿処理装置において、
    前記原水が流入し、固形物を捕捉するスラッジブランケットを備えたスラッジブランケット部と、
    前記スラッジブランケット部に隣接し、前記スラッジブランケットで発生した余剰スラッジを排出する排出部と、
    前記スラッジブランケット部と前記排出部との間に設けられ、前記スラッジブランケットで発生した前記余剰スラッジを、前記排出部側へ越流させる開口と、
    前記開口よりも下方に設けられ、前記スラッジブランケット部と前記排出部との間で圧力差が生じた際に、前記スラッジブランケット部と前記排出部との間を連通させる連通機構と、を備える凝集沈殿処理装置。
  2. 前記スラッジブランケット部と前記排出部とは、前記スラッジブランケット部と前記排出部とを上下方向で区切る中間底板、及び前記スラッジブランケット部と前記排出部とを水平方向で区切る側壁によって区切られ、
    前記スラッジブランケット部に対して前記排出部は上方又は下方に配置され、
    前記連通機構は、前記中間底板に取り付けられる請求項1に記載の凝集沈殿処理装置。
  3. 前記スラッジブランケット部と前記排出部とは、前記スラッジブランケット部と前記排出部とを上下方向で区切る中間底板、及び前記スラッジブランケット部と前記排出部とを水平方向で区切る側壁によって区切られ、
    前記スラッジブランケット部に対して前記排出部は上方又は下方に配置され、
    前記連通機構は、前記側壁に取り付けられる請求項1に記載の凝集沈殿処理装置。
  4. 前記連通機構は、前記スラッジブランケット部と前記排出部との間の連通を開始させる圧力差を調整可能である請求項1〜3のいずれか一項に記載の凝集沈殿処理装置。
  5. 前記連通機構は取り外し可能である請求項1〜4のいずれか一項に記載の凝集沈殿処理装置。
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