JP7262632B2 - 消火栓装置 - Google Patents
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Description
まず、第1の実施形態の消火栓装置1-1について、図1乃至図4を参照しつつ説明する。
図1乃至図3に示したように、消火栓装置1は、消火用ホース6が収納されるホース収納部9等を内蔵する筐体2を有している。筐体2の前面には、前面パネル2aが設けられており、その前面パネル2aには、消火用ホース6を外部に引き出すための引き出し口3や、その引き出し口3を開閉する消火栓扉4等が設けられている。
消火栓扉4は、ヒンジ5により引き出し口3に回動可能に取り付けられて、そのヒンジ5が有する回転軸5a回りに回動することにより引き出し口3を開閉する。本実施形態においては、消火栓扉4として、閉扉時下側の端縁部4dが筐体2の横方向(幅方向)に沿う回転軸5aを有するヒンジ5により回動可能に引き出し口3の下端縁3bに取り付けられて、下方に回転して引き出し口3を開く前傾式扉を用いている。また、その全開時の回転角度を略180度とするものを用いている。なお、消火栓扉4は全開時、引き出し口3の下端縁3bから下方に略垂下して、裏面4cが正面方向に略正対する状態になるまで回転する。
ノズルホルダ6bは、消火用ノズル6aを掴むようにして保持する掴持部6cと、その掴持部6cが先端に設けられると共に基端側に突縁部4hへの取付部が設けられる支柱部6dとからなる。ノズルホルダ6bにおいて、支柱部6dは、基端側の取付部によって突縁部4hの扉裏面4cに臨む側の面上に立設されて設けられており、先端側の掴持部6cは、それに保持される消火用ノズル6aを消火栓扉4の幅方向に沿って横向きに扉裏面4c上に位置させる配置で設けられている。支柱部6dに設けられる取付部としては、図示は省略するが、略L字状の曲折部として、その曲折部をボルト等の締結部材により突縁部4hに取り付けられるものとすることができる。なお、本実施形態の場合、ノズルホルダ6bの数を消火栓扉4の幅方向に並んで2個としているが、その数は適宜変更することができる。
ヒンジ5は、図2に示したように、その回転軸5a回りに回転する2つの回動連結部5b、5cを有しており、一方の回動連結部5bが消火栓扉4の端縁部4dに接続されると共に、他方の回動連結部5cが引き出し口3の下端縁3bに接続されて、消火栓扉4が下方に回転して引き出し口3を開く前傾式扉となるように設けられている。そして、本実施形態においては、ヒンジ5は、消火栓扉4の回転動作を制御するダンパーを内蔵して有するダンパーヒンジを用いている。このダンパーヒンジを用いることにより、筐体2内にダンパーを収納するスペースを設ける必要をなくすことができ、消火栓扉4の回転動作を制御するダンパーを備えつつも、筐体4の薄型化をすることができるようになっている。なお、本実施形態の場合、ヒンジ5の数を消火栓扉4の幅方向に並んで2個としているが、
その数は適宜変更することができる。
次に、第2の実施形態の消火栓装置1-2について、図5乃至図7を参照しつつ説明する。なお、前記の消火栓装置1-1と異なる構成部分についてのみ説明することとし、同じ構成部分については同一図面符号を付して説明を省略する。
図5及び図6に示したように、消火栓装置1-2は、消火栓装置1-1における突縁部4hに代わって部品の取り付け位置が設けられるものとして、従動回動部10を備えている。
ヒンジ11は、ヒンジ5の回転軸5aと同じ軸線上に位置する回転軸回りに回転する2つの回動連結部(図示省略)を有しており、一方の回動連結部が従動回動部10に接続されると共に、他方の回動連結部が引き出し口3の下端縁3bに接続され、従動回動部10を消火栓扉4と同じ方向に回動可能にするものとして設けられている。
消火栓扉4には、その開扉方向への回転に従動させて前記の従動回動部10を回転させる引っ掛け部12が設けられている。
3a:上端縁 3b:下端縁 4:消火栓扉 4c:裏面
4d~4g:端縁部 4h:突縁部 5:ヒンジ(消火栓扉用)
5a:回転軸 5b~5c:回動連結部 6:消火用ホース
6a:消火用ノズル 6b:ノズルホルダ 6c:掴持部 6d:支柱部
7:レバー機構部 7a:操作レバー 8:ラッチ機構部 8a:ラッチ
9:ホース収納部 10:従動回動部 11:ヒンジ 12:引っ掛け部
12a:支柱部 12b:接触部
Claims (5)
- 筐体の前面に設けられる消火用ホースの引き出し口にヒンジによって回動可能に取り付けられて、前記引き出し口を回動して開閉する消火栓扉を備える消火栓装置において、
前記消火栓扉とは別体のものとして、前記消火栓扉取り付け用の前記ヒンジとは別のヒンジによって前記引き出し口に回動可能に取り付けられると共に、前記消火栓扉が回転するのに従動して回転するように設けられる従動回動部をさらに備え、
前記従動回動部は、部品の取り付け位置を有し、
前記従動回動部取り付け用の前記ヒンジは、前記消火栓扉取り付け用の前記ヒンジの回転軸と同じ軸線上に位置する回転軸回りに前記従動回動部を回転させることを特徴とする消火栓装置。 - 前記消火栓扉は、開扉方向に回転する際、それに従動させて前記従動回動部を回転させるように引き動かす引っ掛け部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の消火栓装置。
- 前記引っ掛け部は、前記消火栓扉が開扉方向に回転する際、それに遅れて前記従動回動部を回転させるように引き動かすことを特徴とする請求項2に記載の消火栓装置。
- 前記消火栓扉取り付け用の前記ヒンジと前記従動回動部取り付け用の前記ヒンジはいずれも、回転動作を制御するダンパーを有するダンパーヒンジであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の消火栓装置。
- 前記部品の取り付け位置に取り付けられる部品は、消火用ノズルを保持するノズルホルダであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の消火栓装置。
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JP2016214558A (ja) | 2015-05-20 | 2016-12-22 | ホーチキ株式会社 | トンネル内消火栓設備 |
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JPH0642683Y2 (ja) * | 1988-03-30 | 1994-11-09 | 能美防災株式会社 | 消火栓装置 |
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Patent Citations (2)
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