JP2959567B1 - 防火区画用スクリーン装置 - Google Patents

防火区画用スクリーン装置

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JP2959567B1
JP2959567B1 JP26059198A JP26059198A JP2959567B1 JP 2959567 B1 JP2959567 B1 JP 2959567B1 JP 26059198 A JP26059198 A JP 26059198A JP 26059198 A JP26059198 A JP 26059198A JP 2959567 B1 JP2959567 B1 JP 2959567B1
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孝幸 久保田
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OOBAYASHIGUMI KK
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Abstract

【要約】 【課題】 枢着部材をこじる様なモーメント力が作用す
ることなく開放作動でき、内外圧力差により開動される
こともない扉部を有した防火区画用スクリーン装置を提
供する。 【解決手段】 不燃性あるいは耐火性に富んだスクリー
ン幕12の下端縁から上向きにスリット部36a,36
bを形成して、捻り回転される矩形状の扉部38を設け
る。扉部38とスクリーン幕12との下端縁にはウエイ
トバー16a,b、 18a,bを取り付け、扉用ウエイ
トバー18a,bの下側を通るスクリーン用ウエイトバ
ー16の連結部材16cと扉用ウエイトバー18a,b
とを水平・鉛直方向の2軸の回動軸を有する枢着部材で
連結する。扉部38の開動時には、扉用ウエイトバー1
8a,bは連結部材16cに対して水平方向に回動する
とともに鉛直方向に回動して揺動先端側が上昇移動す
る。内外圧力差は水平方向回動軸に対し左右対称になっ
て扉部38に作用するから開動モーメントは相殺され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不燃性または耐火
性に富んだスクリーン幕を天井側から垂下して建物の内
部空間を間仕切りすることにより、建物の延焼や煙の拡
散を防止する防火区画用スクリーン装置に係り、特に、
スクリーン幕に下端縁から上向きに形成されたスリット
部を通じて人が容易にスクリーン幕を通過できる防火区
画用スクリーン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の内部には、従来から、火災時に備
えて、火炎や煙を遮断するための防火隔壁や防火シャッ
ターなどの防火設備や、人が避難できるようにするため
の防火扉などの避難通路などが計画的に配備されてい
る。最近、これら防火隔壁や防火シャッターなどに代わ
る新しい防火設備として、不燃性または耐火性に富んだ
スクリーン幕を使用して火炎や煙を遮断する防火区画用
スクリーン装置が注目されるに至っている。
【0003】この防火区画用スクリーン装置は、不燃性
または耐火性に富み可撓性を有するスクリーン幕を巻取
軸から繰り出して天井側から垂下させて設置したもの
で、スクリーン幕の下端縁には棒体状のウエイトバーが
取り付けられていて、スクリーン幕の揺動を防止しその
姿勢を安定した状態に保持するようになっている。これ
によって、防火区画用スクリーン装置は、建物の室内空
間を間仕切りし、火炎や煙を遮断するようになってい
る。
【0004】一方、この防火区画用スクリーン装置に
は、避難時にスクリーン幕を人が容易に通過できるよう
にするために、スクリーン幕の下端縁から上向きに所定
高さに亘ってスクリーン幕を左右に分断するスリット部
を形成してあり、このスリット部によってスクリーン幕
のスリット部の片側には、三角形状でその斜辺に沿って
折り曲げ自在な扉部が形成されている。従って、この扉
部に対応する下端部のウエイトバーは、スクリーン幕の
一般部分の下端部のウエイトバーと分離して開閉可能と
なっている。
【0005】従って、分離された扉部のウエイトバーの
回動中心側は、一般部分のウエイトバーに枢着しておく
ことが望ましく、従来では図14に示すように枢着部材
としての蝶番1を介して扉部5のウエイトバー2と一般
部分のウエイトバー3とが蝶着される。尚、同図中一点
鎖線はスクリーン幕4の折り曲げ部分Cを示し、この折
り曲げ部分Cから図中左方に適宜間隔をもって上記スリ
ット部が形成され、図中該折り曲げ部分Cより左側が扉
部5となっている。このとき、上記蝶番1は傾斜して取
り付けられ、これの回動中心となるピン1aを上記折り
曲げ部分Cと同軸に配置することにより、上記扉部5の
開閉を滑らかに行うようになっている。
【0006】そして、上記折り曲げ部分Cが傾斜してい
ることにより扉部5は斜め上方に持ち上げられつつ開動
し、その後、ウエイトバー2の自重によって扉部5は自
動的に閉動されるようになっている。従って、火災発生
により上記スクリーン幕4は直ちに遮断され、この状態
で避難する人は扉部5を押し開いて該スクリーン幕4を
通過するが、通過した後は閉じ力を付加することなく該
扉部5は自然に閉動されて、延焼を阻止するようになっ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、人が避難時
にスクリーン膜4の扉部5を開けようとすれば、当然の
ことながら手、若しくは肩で押し開くことになり、従っ
て扉部5は床面よりもだいぶ高い位置が開放力の入力点
になって押し開かれることになる。ここで、図15中に
仮想線L1で示すように、扉部5が撓まずに平らな板状
のままで開放作動すれば、傾斜して取り付けられた蝶番
1のピン1aを回動中心軸にして極めて円滑に動作する
ことになる。
【0008】しかしながら、スクリーン膜4の扉部5は
可撓性に富み、しかも扉5の下端にもウエイトバー2が
取り付けられて、扉部5は絶えず鉛直に吊り下がろうと
しているから、人が扉部5を押し開こうとしたときに
も、扉部5はその開放力Fの入力点で大きく撓んで湾曲
し、それより下側部分が吊り下がった状態で開放動作す
ることになる。つまり、ピン1aを中心軸として回動す
るウエイトバー2の先端部の本来的な揺動軌跡をMとす
ると、上記扉部5の湾曲によりウエイトバー2の先端部
の実際の位置はその揺動軌跡Mよりもδだけ上方に引き
上げられることになる。
【0009】従って、その引き上げ力は蝶番1にそのピ
ン1aを曲げようとするモーメント力となって作用する
ことになるので、これが抵抗になつて扉の円滑な開放作
動が損なわれてしまうという課題があった。
【0010】また、上記従来の防火区画用スクリーン装
置では、ウエイトバー2の自重により扉部5は自動的に
閉動されるが、火災により発生する空気対流や外気の流
入等でスクリーン幕4の内外間に圧力差が発生した場
合、この圧力差により上記扉部5が高圧側から低圧側に
押圧されて開動されるため密閉性が損なわれ、スクリー
ン幕の防火機能が低下されるという課題もあった。
【0011】本発明はかかる従来の課題に鑑みて成され
たもので、その第1の目的は、人が扉を押し開こうとし
たときに枢着部材にこれをこじる様なモーメント力が作
用することがなく円滑に開放作動させることができる防
火区画用スクリーン装置を提供することにある。また、
第2の目的は、スクリーン幕に形成された扉部が上記圧
力差により回動されて扉部の密閉性が損なわれることが
ない防火区画用スクリーン装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明の請求項1に示す防火区画用スクリー
ン装置は、天井側から垂下されて建物の内部空間を間仕
切りする不燃性または耐火性の可撓性を有するスクリー
ン幕と、該スクリーン幕の下端縁から上向きに形成さ
れ、該スクリーン幕を左右に分断して該スクリーン幕の
下端縁との間に三角形状でその斜辺に沿って折り曲げ自
在な扉部を形成するスリット部と、該扉部の下端縁に沿
ってこれに取り付けられた扉用ウエイトバーと、該扉部
を除いて該スクリーン幕の下端縁に沿ってこれに取り付
けられたスクリーン用ウエイトバーと、該スクリーン用
ウエイトバーに対し該扉用ウエイトバーを回動自在に連
結する枢着部材とを備え、該枢着部材は、上記扉用ウエ
イトバーを上記スクリーン用ウエイトバーに対し水平方
向と鉛直方向とに回動させる2軸を有することを特徴と
する。
【0013】上記構成に係る請求項1の防火区画用スク
リーン装置では、火災時に上記スクリーン幕を天井側か
ら垂下させて建物の内部空間を間仕切りすることによ
り、火炎や煙を遮断して延焼を防止する。一方、避難者
は、スクリーン幕に形成された扉部の表面を押圧し、こ
れをスクリーン幕の裏側へ押し出すことによって、該扉
部は開放側に形成したスリット部が大きく開けられて開
動され、この開けられた部分から人が通過して避難する
ことができる。
【0014】上記扉部は、スクリーン幕の下端縁から上
向きに形成されたスリット部と、これを一辺とする斜辺
とによって三角形状に形成されており、該扉部の開動時
には該斜辺に沿って折り曲げられるようになっている。
この扉部の開動時には、扉用ウエイトバーはスクリーン
用ウエイトバーに対して、枢着部材により水平方向に回
動するとともに鉛直方向にも回動する。このため、人が
避難時に扉を手、若しくは肩等により、床面よりもだい
ぶ高い位置を開放力の入力点にして押し開き、扉がその
開放力の入力点で大きく撓んで湾曲し、それより下側部
分が吊り下がった状態で開放動作して、扉用ウエイトバ
ーにその揺動先端部側を上方に引き上げるような力が作
用しても、当該扉用ウエイトバーは枢着部材の鉛直方向
側の回動軸を中心にして揺動先端側が上方に向けて揺動
するから、枢着部材の水平方向側の回動軸にこれをこじ
る様なモーメント力が作用することがなく、扉の円滑な
開放作動が損なわれることがない。
【0015】そして、開放状態にある上記扉部は、上記
扉用ウエイトバーの自重による復帰力にによって自動的
に閉動され、この扉部の閉止状態は扉用ウエイトバーの
自重をもって維持される。
【0016】また、上記第1の目的を達成するために、
本発明の請求項2に示す防火区画用スクリーン装置は、
天井側から垂下されて建物の内部空間を間仕切りする不
燃性または耐火性の可撓性を有するスクリーン幕と、該
スクリーン幕の下端縁から上向きに形成され、該スクリ
ーン幕を左右に分断して該スクリーン幕の下端縁との間
に三角形状でその斜辺に沿って折り曲げ自在な扉部を形
成するスリット部と、該扉部の下端縁に沿ってこれに取
り付けられた扉用ウエイトバーと、該扉部を除いて該ス
クリーン幕の下端縁に沿ってこれに取り付けられたスク
リーン用ウエイトバーと、該スクリーン用ウエイトバー
に対し該扉用ウエイトバーを水平方向に回動自在に連結
するとともに、その回動軸に沿って該扉用ウエイトバー
を鉛直方向に昇降移動可能に連結する枢着部材と、を備
えたことを特徴とする。
【0017】上記構成に係る請求項2の防火区画用スク
リーン装置では、火災時に上記スクリーン幕を天井側か
ら垂下させて建物の内部空間を間仕切りすることによ
り、火炎や煙を遮断して延焼を防止する。一方、避難者
は、スクリーン幕に形成された扉部の表面を押圧し、こ
れをスクリーン幕の裏側へ押し出すことによって、該扉
部は開放側に形成したスリット部が大きく開けられて開
動され、この開けられた部分から人が通過して避難する
ことができる。
【0018】上記扉部は、スクリーン幕の下端縁から上
向きに形成されたスリット部と、これを一辺とする斜辺
とによって三角形状に形成されており、該扉部の開動時
には該斜辺に沿って折り曲げられるようになっている。
この扉部の開動時には、扉用ウエイトバーはスクリーン
用ウエイトバーに対して、枢着部材により水平方向に回
動するとともに鉛直方向に上昇移動する。このため、人
が避難時に扉を手、若しくは肩等により、床面よりもだ
いぶ高い位置を開放力の入力点にして押し開き、扉がそ
の開放力の入力点で大きく撓んで湾曲し、それより下側
部分が吊り下がった状態で開放動作して、これにより扉
用ウエイトバーにその揺動先端部側を上方に引き上げる
ような力が作用しても、当該扉用ウエイトバーは枢着部
材の回動軸に沿って全体的に上方に向けて上昇移動する
から、枢着部材の回動軸にこれをこじる様なモーメント
力が作用することがなく、扉の円滑な開放作動が損なわ
れることがない。
【0019】そして、開放状態にある上記扉部は、上記
扉用ウエイトバーの自重による復帰力にによって自動的
に閉動され、この扉部の閉止状態は扉用ウエイトバーの
自重をもって維持される。
【0020】さらに上記第1,第2の目的を達成するた
めに、本発明の請求項3に示す防火区画用スクリーン装
置は、天井側から垂下されて建物の内部空間を間仕切り
する不燃性または耐火性の可撓性を有するスクリーン幕
と、該スクリーン幕の下端縁から上向きに形成され、該
スクリーン幕を左右に分断して該スクリーン幕に矩形状
の捻り回転自在な扉部を形成するスリット部と、該扉部
の下端縁に沿ってこれに取り付けられた扉用ウエイトバ
ーと、該扉用ウエイトバーとは分離されてその下側を通
り、該スクリーン幕の下端縁に沿ってこれに取り付けら
れたスクリーン用ウエイトバーと、該スクリーン用ウエ
イトバーに対し該扉用ウエイトバーの中央部を回動自在
に連結する枢着部材とを備え、該枢着部材は、上記扉用
ウエイトバーを上記スクリーン用ウエイトバーに対し水
平方向と鉛直方向とに回動させる2軸を有することを特
徴とする。
【0021】上記構成に係る請求項3の防火区画用スク
リーン装置では、火災時に上記スクリーン幕を天井側か
ら垂下させて建物の内部空間を間仕切りすることによ
り、火炎や煙を遮断して延焼を防止する。一方、避難者
は、スクリーン幕に形成された扉部の表面を押圧し、こ
れをスクリーン幕の裏側へ押し出すことによって、該扉
部は開放側に形成したスリット部が大きく開けられて開
動され、この開けられた部分から人が通過して避難する
ことができる。
【0022】上記扉部は、スクリーン幕の下端縁から上
向きに形成されたスリット部によって矩形状に形成され
ており、該扉部の開動時にはその扉用ウエイトバーの中
央部に設けられた枢着部材により捩れながら下側が大き
く回転されるようになっている。この扉部の開動時に
は、扉用ウエイトバーはスクリーン用ウエイトバーに対
して、枢着部材により水平方向に回動するとともに鉛直
方向に回動して揺動先端側が上昇移動する。このため、
人が避難時に扉を手、若しくは肩等により、床面よりも
だいぶ高い位置を開放力の入力点にして押し開き、扉が
その開放力の入力点で大きく撓んで湾曲し、それより下
側部分が吊り下がった状態で開放動作して、これにより
扉用ウエイトバーにその揺動先端部側を上方に引き上げ
るような力が作用しても、当該扉用ウエイトバーは鉛直
方向にも回動してのその揺動先端側が上方に向けて上昇
移動するから、枢着部材の回動軸にこれをこじる様なモ
ーメント力が作用することがなく、扉の円滑な開放作動
が損なわれることがない。
【0023】そして、開放状態にある上記扉部は、上記
扉用ウエイトバーの自重による復帰力にによって自動的
に閉動され、この扉部の閉止状態は扉用ウエイトバーの
自重をもって維持される。また、閉止状態にあるとき
に、火災により発生する空気対流や外気の流入等でスク
リーン幕の内外間に圧力差が発生した場合でも、扉はそ
の下端縁の扉用ウエイトバーが中央部で枢着部材を介し
てスクリーン用ウエイトバーに回動自在に連結されてい
るから、その捩れ回転軸に対して左右対称に上記内外圧
力差が働くから、当該圧力差による扉の回転モーメント
は相殺される。このため、スクリーン幕の内外間に圧力
差が発生した場合にも、扉部が開くのを阻止することが
でき、もって該スクリーン幕の密閉性を維持して、延焼
防止効果を大幅に向上することができる。
【0024】また、上記第1,第2の目的を達成するた
めに、本発明の請求項4に示す防火区画用スクリーン装
置は、天井側から垂下されて建物の内部空間を間仕切り
する不燃性または耐火性の可撓性を有するスクリーン幕
と、該スクリーン幕の下端縁から上向きに形成され、該
スクリーン幕を左右に分断して該スクリーン幕に矩形状
の捻り回転自在な扉部を形成するスリット部と、該扉部
の下端縁に沿ってこれに取り付けられた扉用ウエイトバ
ーと、該扉用ウエイトバーとは分離されてその下側を通
り、該スクリーン幕の下端縁に沿ってこれに取り付けら
れたスクリーン用ウエイトバーと、該スクリーン用ウエ
イトバーに対し該扉用ウエイトバーの中央部を水平方向
に回動自在に連結するとともに、その回動軸に沿って該
扉用ウエイトバーを鉛直方向に昇降移動可能に連結する
枢着部材と、を備えたことを特徴とする。
【0025】上記構成に係る請求項4の防火区画用スク
リーン装置では、火災時に上記スクリーン幕を天井側か
ら垂下させて建物の内部空間を間仕切りすることによ
り、火炎や煙を遮断して延焼を防止する。一方、避難者
は、スクリーン幕に形成された扉部の表面を押圧し、こ
れをスクリーン幕の裏側へ押し出すことによって、該扉
部は開放側に形成したスリット部が大きく開けられて開
動され、この開けられた部分から人が通過して避難する
ことができる。
【0026】上記扉部は、スクリーン幕の下端縁から上
向きに形成されたスリット部によって矩形状に形成され
ており、該扉部の開動時にはその扉用ウエイトバーの中
央部に設けられた枢着部材により捩れながら下側が大き
く回転されるようになっている。この扉部の開動時に
は、扉用ウエイトバーはスクリーン用ウエイトバーに対
して、枢着部材により水平方向に回動するとともに鉛直
方向に上昇移動する。このため、人が避難時に扉を手、
若しくは肩等により、床面よりもだいぶ高い位置を開放
力の入力点にして押し開き、扉がその開放力の入力点で
大きく撓んで湾曲し、それより下側部分が吊り下がった
状態で開放動作して、これにより扉用ウエイトバーにそ
の揺動先端部側を上方に引き上げるような力が作用して
も、当該扉用ウエイトバーは枢着部材の回動軸に沿って
全体的に上方に向けて上昇移動するから、枢着部材の回
動軸にこれをこじる様なモーメント力が作用することが
なく、扉の円滑な開放作動が損なわれることがない。
【0027】そして、開放状態にある上記扉部は、上記
扉用ウエイトバーの自重による復帰力にによって自動的
に閉動され、この扉部の閉止状態は扉用ウエイトバーの
自重をもって維持される。また、閉止状態にあるとき
に、火災により発生する空気対流や外気の流入等でスク
リーン幕の内外間に圧力差が発生した場合でも、扉はそ
の下端縁の扉用ウエイトバーが中央部で枢着部材を介し
てスクリーン用ウエイトバーに回動自在に連結されてい
るから、その捩れ回転軸に対して左右対称に上記内外圧
力差が働くから、当該圧力差による扉の回転モーメント
は相殺される。このため、スクリーン幕の内外間に圧力
差が発生した場合にも、扉部が開くのを阻止することが
でき、もって該スクリーン幕の密閉性を維持して、延焼
防止効果を大幅に向上することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づき詳細に説明する。図1から図4は本願の第1
発明に係る防火区画用スクリーン装置の一実施形態を示
し、図1は防火区画用スクリーン装置を全体的に示す斜
視図、図2は防火区画用スクリーン装置の扉部が開いた
ときの斜視図、図3は要部である枢着部材取付部の斜視
図、図4はその要部拡大正面図で、(a)は閉止状態を
示し、(b)は開放作動状態を示す。
【0029】即ち、この実施形態の防火区画用スクリー
ン装置10は、図1に示すようにスクリーン幕12と、
このスクリーン幕12の上方に設けられてこれの繰り出
しおよび巻き取りを行う巻取軸14と、スクリーン幕1
2の下端縁に取り付けられた帯板状のスクリーン用ウエ
イトバー16および扉用ウエイトバー18とを備えてい
る。そして、スクリーン幕12には、下端縁中央部から
上向きにスリット部20が形成されていて、スクリーン
幕12は左右に分断されている。そして、左右に分断さ
れたスクリーン幕12のスリット部20の左右両側部
は、当該スリット部20において隙間ができないように
左右のスクリーン幕12が相互に所定の幅分だけ重なっ
ている。
【0030】ここで、スクリーン幕12は、ガラス繊維
の織布やシリカクロスなどの不燃性あるいは耐火性に富
んだ布製の素材から形成されていて、天井側から垂れ下
ろされて建物の室内空間を間仕切りしたときに、火炎ま
たは煙を遮断する機能を有している。
【0031】他方、巻取軸14は、例えば建物の内部の
天井側に水平方向に沿って配設され、火災時にスクリー
ン幕12を繰り出して天井側から垂れ下ろすとともに、
スクリーン幕12が不要になったときには、これを巻き
取って天井側に格納する場合に使用される。巻取軸14
によるスクリーン幕12の繰り出しまたは巻き取りにつ
いては、当該巻取軸14を例えば巻取駆動装置などに連
結すれば自動的に行うことができる。
【0032】また、スクリーン用ウエイトバー16およ
び扉用ウエイトバー18は、ともにスクリーン幕12の
下端縁に水平に取り付けられている。スクリーン用ウエ
イトバー16は、扉用ウエイトバー18を挟んで左右両
側に分割されて配設されているスクリーン用左ウエイト
バー16aと、スクリーン用右ウエイトバー16b、及
びこれら左右のウエイトバー16a,16bの下部に取
り付けられてこれらを一直線上に連結して上記扉用ウエ
イトバー18の下側を通る連結ウエイトバー16cとか
らなる。また、スクリーン用右および左ウエイトバー1
6a,16bと扉用ウエイトバー18とは一直線状を成
して配列され、扉用ウエイトバー18と連結ウエイトバ
ー16cとは分離されている。
【0033】また、スクリーン幕12のスリット部20
の右側部には、当該スリット部20とスクリーン幕12
の下端縁との間に位置して、三角形状の扉部22が形成
されている。この扉部22は、スリット部20の上端部
から右斜め下方向に沿って一直線状に延びるその三角形
の斜辺24に沿って折り曲げ自在に形成されている。ま
た、扉部22の下端縁には、上記扉用ウエイトバー18
が横方向に沿って取り付けられている。そして、この扉
部22は、その表面を手や体で押せば、図2に示すよう
に、斜辺24に沿って折れ曲がりつつ下端縁に取り付け
られた扉用ウエイトバー18とともにスクリーン幕12
の裏側へ押し出されて、スリット部20には大きな開口
部が形成される。これにより、避難者はこの開口部を通
じてスクリーン幕12の裏側に出て簡単に通過すること
ができ、迅速かつ速やかに安全な場所に避難することが
できる。
【0034】一方、上記扉用ウエイトバー18は扉部2
2の表面が押圧されることによって若干上方に持ち上げ
られるため、避難者が通過し扉部22の表面が押圧から
解放されたときは、その自重によって元の位置に復帰す
るように移動し、スリット部20は再び閉塞される。
【0035】ここで、図3,図4に示すように扉用ウエ
イトバー18とスクリーン用ウエイトバー16bとの間
に、枢着部材として蝶番26が取り付けられ、これら扉
用ウエイトバー18とスクリーン用ウエイトバー16b
とは、上記扉部22の斜辺24に沿って回動自在に連結
されている。
【0036】上記蝶番26は、スクリーン用ウエイトバ
ー16の連結ウエイトバー16cに一体的に鉛直方向を
指向して立設されて水平方向の回動軸となる鉛直ピン2
6aと、この鉛直ピンに回動自在に嵌合されるボス部材
26b、このボス部材26bの周側面から扉用ウエイト
バー18に向けて側方に一体的に延出形成された接続片
26、及びこの接続片26cに水平方向を指向して植設
された水平ピン26dとからなり、この水平ピン26d
に扉用ウエイトバー18の一端が鉛直方向に回動自在に
連結されている。つまり、蝶番26は扉用ウエイトバー
18をスクリーン用ウエイトバー16に対して、水平方
向及び鉛直方向の2軸周りに回動自在に連結している。
【0037】従って、本実施形態の防火区画用スクリー
ン装置10にあっては、スクリーン幕12に形成される
扉部22は、該スクリーン幕12の下端縁から上向きに
形成されたスリット部20と、これを一辺とする斜辺2
4とによって三角形状に形成されており、該扉部の開動
時には該斜辺に沿って折り曲げられるようになってい
る。この扉部22の開動時には、扉用ウエイトバー18
とスクリーン用ウエイトバー16の連結用ウエイトバー
16cとの間に取り付けられた蝶番26により、扉用ウ
エイトバー18は連結用ウエイトバー16cに対し、水
平方向に回動するとともに鉛直方向にも回動して、揺動
側の先端部が上方に持ち上げられる。
【0038】このため、人が避難時に扉部22を手、若
しくは肩等により、床面よりもだいぶ高い位置を開放力
Fの入力点にして押し開き、扉部22がその開放力Fの
入力点で大きく撓んで湾曲し、それより下側部分が吊り
下がった状態で開放動作して、これにより扉用ウエイト
バー18にその揺動先端部側を上方に引き上げるような
力が作用しても、当該扉用ウエイトバー18は枢着部材
である蝶番26の水平ピン26dを回動軸にしてその揺
動先端側が上方に向けて上昇移動するから、蝶番26の
水平方向の回動軸をなす鉛直ピン26aにこれをこじる
様なモーメント力が作用することがなく、扉部22の円
滑な開放作動が損なわれることがない。
【0039】また、開放状態にある上記扉部22は、上
記扉用ウエイトバー18の自重による復帰力によって自
動的に閉動されることになる。そして、この扉部22の
閉止状態は扉用ウエイトバー18の自重をもって維持さ
れる。
【0040】図5は第1発明の他の実施形態を示し、上
記実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する
説明を省略して述べる。即ち、同図は上記図4に対応す
る要部拡大正面図で、扉用ウエイトバー18とスクリー
ン用ウエイトバー16aとの突き合わせ部分に、両者に
跨らせて蝶番28を配設している。この蝶番28は、ス
クリーン用ウエイトバー16aの端部に一体的に固定さ
れた第1取付板28aと、この第1取付板28aに鉛直
方向を指向して形成された嵌合孔に下部が植接された鉛
直ピン28bと、この鉛直ピン28bの上部に嵌合孔が
回動自在に嵌合されて扉用ウエイトバー18に向けて側
方に延びる第2取付板28cと、この第2取付板に水平
方向を指向して取り付けられた水平ピン28dとからな
り、扉用ウエイトバー18は、その水平ピン28dに回
動自在に連結されていて、スクリーン用ウエイトバー1
6aに対して、鉛直ピン28bを介して水平方向に回動
自在に、かつ水平ピン28dを介して鉛直方向に回動自
在になっている。
【0041】従って、この実施形態にあっても、前述の
実施形態と全く同様の作用効果が得られる。
【0042】図6は本願の第2発明にかかる防火区画用
スクリーン装置の要部拡大正面図であり、前述の第1発
明の実施形態例における図4及び図5に対応する。ここ
で、この第2発明が前述の第1発明と異なる点は枢着部
材の蝶番構造のみであるので、当該蝶番以外の共通する
部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0043】即ち、この第2発明では、枢着部材の蝶番
30はスクリーン用ウエイトバー16に対し、扉用ウエ
イトバー18を水平方向に回動自在に連結するととも
に、その回動軸に沿って扉用ウエイトバー18を鉛直方
向に昇降移動可能に連結している。つまり、蝶番30
は、スクリーン用ウエイトバー16aの一端部に一体的
に固定された第1取付板30aと、扉用ウエイトバー1
8の一端部に取り付けられた第2取付板30cと、これ
ら両取付板30a,30cにそれぞれ鉛直方向を指向し
て形成された嵌合孔に挿通配置される鉛直ピン30bと
からなり、第1取付板30aの嵌合孔と第2取付板30
cの嵌合孔とは上下に同軸に配されて、第1取付板30
aの嵌合孔が下側に位置し、鉛直ピン30bはその下部
が第1取付板30aの嵌合孔に植設されるとともに、第
2取付板30cの嵌合孔に対して遊嵌されている。そし
て、鉛直ピン30bの上部は第2取付板30cの上面か
ら上方に延びて露出し、第2取付板30cを第1取付板
30aに対して水平方向に回動自在に、かつ上下方向に
移動可能に連結していて、その上端部には第2取付板3
0cの脱落を防止するための拡径部30dが形成されて
いる。
【0044】従って、この第2発明では、扉部22の開
動時には、扉用ウエイトバー18はスクリーン用ウエイ
トバー16aに対して、枢着部材の蝶番30により水平
方向に回動するとともに鉛直方向に上昇移動する。この
ため、人が避難時に扉部22を手、若しくは肩等によ
り、床面よりもだいぶ高い位置を開放力の入力点にして
押し開き、扉部22がその開放力の入力点で大きく撓ん
で湾曲し、それより下側部分が吊り下がった状態で開放
動作して、これにより扉用ウエイトバー18にその揺動
先端部側を上方に引き上げるような力が作用しても、当
該扉用ウエイトバー18は回動軸である蝶番30の鉛直
ピン30bに沿って全体的に上方に向けて上昇移動する
から、蝶番30の鉛直ピン30bにこれをこじる様なモ
ーメント力が作用することがなく、扉部22の円滑な開
放作動が損なわれることがない。
【0045】そして、開放状態にある上記扉部22は、
上記扉用ウエイトバーの自重による復帰力にによって自
動的に閉動され、この扉部22の閉止状態は扉用ウエイ
トバー18の自重をもって維持される。
【0046】図7は第2発明における蝶番の変形実施例
である。この蝶番32は扉用ウエイトバー18の端部に
一体形成されたボス部32aと、このボス部32aに鉛
直方向を指向して形成された嵌合孔に遊嵌状態で挿通さ
れて、下端がスクリーン用ウエイトバー16の連結ウエ
イトバー16cに一体的に植設された鉛直ピン32bと
からなる。そして、この鉛直ピン32bはボス部32a
の上面から上方に向けて延び、扉用ウエイトバー18を
水平方向に回動自在に、かつ上下方向に移動自在に連結
している。また、その上端部にはボス部の脱落を防止す
るために水平方向に延びる係止ピン32dが一体化され
て設けられている。
【0047】従って、この変形実施形態にあっても、前
述の第2発明の実施形態と全く同様の作用効果が得られ
る。
【0048】図8から図11は本願の第3発明に係る防
火区画用スクリーン装置の一実施形態を示し、上記第1
発明及び第2発明の各実施形態と同一構成部分には同一
符号を付して重複する説明を省略して述べる。即ち、図
8は防火区画用スクリーン装置を全体的に示す斜視図、
図9は防火区画用スクリーン装置の扉部が開いたときの
斜視図、図10は要部である枢着部材取付部の斜視図、
図11はその要部拡大正面図で、(a)は閉止状態を示
し、(b)は開放作動状態を示す。
【0049】図8に示すように、スクリーン幕12に
は、下端縁両側部から等長の部分にそれぞれ上向きにス
リット部36a,36bが2つ形成されていて、スクリ
ーン幕12は3つに分断されている。そして、各分断さ
れたスクリーン幕12のスリット部36a,36bの左
右両側部は、当該スリット部36a,36bにおいて隙
間ができないように左右のスクリーン幕12が相互に所
定の幅分だけ重なっている。
【0050】また、スクリーン用ウエイトバー16およ
び扉用ウエイトバー18は、ともにスクリーン幕12の
下端縁に水平に取り付けられている。スクリーン用ウエ
イトバー16は、扉用ウエイトバー18を挟んで左右両
側に分割されて配設されているスクリーン用左ウエイト
バー16aと、スクリーン用右ウエイトバー16b、及
びこれら左右のウエイトバー16a,16bの下部に取
り付けられてこれらを一直線上に連結して上記扉用ウエ
イトバー18の下側を通る連結ウエイトバー16cとか
らなる。また、スクリーン用右および左ウエイトバー1
6a,16bと扉用ウエイトバー18とは一直線状を成
して配列され、扉用ウエイトバー18と連結ウエイトバ
ー16cとは分離されている。
【0051】また、スクリーン幕12の中央部は2つの
スリット部36a,36bとスクリーン幕12の下端縁
との間に位置して、矩形状の扉部22が形成されてい
る。この扉部22は、スクリーン幕12が可撓性に富む
のでスリット部36a,36bの上端部から捻り変形自
在になっている。また、扉部38の下端縁には、上記扉
用ウエイトバー18が横方向に沿って取り付けられてい
る。そして、この扉部38は、その表面を手や体で押せ
ば、図9に示すように、捻られて回転しつつ下端縁に取
り付けられた扉用ウエイトバー18とともにスクリーン
幕12の裏側へ押し出されて、スリット部36a,36
bには大きな開口部が形成される。これにより、避難者
はこの開口部の特にスリット36a側を通じてスクリー
ン幕12の裏側に出て簡単に通過することができ、迅速
かつ速やかに安全な場所に避難することができる。
【0052】一方、上記扉用ウエイトバー18は扉部2
2の表面が押圧されて捻り変形されることによって若干
上方に持ち上げられるため、避難者が通過し扉部22の
表面が押圧から解放されたときは、その自重によって元
の位置に復帰するように移動し、スリット部36a,3
6bは再び閉塞される。
【0053】ここで、図10,図11に示すように扉用
ウエイトバー18の中央部には、スクリーン用ウエイト
バー16の連結ウエイトバー16cとの間に、枢着部材
として蝶番40が取り付けられ、これら扉用ウエイトバ
ー18と連結ウエイトバー16cとは、相対回動自在に
連結されている。
【0054】上記蝶番40は、鉛直方向を指向して連結
ウエイトバー16cに一体的に立設されて水平方向の回
動軸となる鉛直ピン40bと、この鉛直ピン40bに回
動自在に嵌合されるボス部材40a、このボス部材40
aの周側面から左右両側方に向けて一体的に一直線状に
延出形成された接続片40c、及びこの接続片40cに
水平方向を指向して植設された水平ピン40dとからな
る。扉用ウエイトバー18は、この蝶番40を挟んで左
右両側の2部材に分断形成されていて、その扉用左ウエ
イトバー18aと扉用右ウエイトバー18bとはそれぞ
れ蝶番40の水平ピン40dに鉛直方向に回動自在に連
結されている。つまり、蝶番40は左右の扉用ウエイト
バー18a,18bをスクリーン用ウエイトバー16に
対して、水平方向及び鉛直方向の2軸周りに回動自在に
連結している。なお、鉛直ピン40bの上端はボス部材
40aの脱落を防止するために各径されて大径に形成さ
れている。
【0055】従って、この実施形態にかかる第3発明の
防火区画用スクリーン装置にあっては、スクリーン幕1
2に形成される扉部38は、該スクリーン幕12の下端
縁から上向きに形成された2つのスリット部36a,3
6bと、これらスリット部36a,36bの上端を結ぶ
上辺37とによって矩形状に形成されて、該扉部38の
開動時にはその上辺37から捻り変形されて回転するよ
うになっている。そして、この扉部38の開動時には、
扉用ウエイトバー18a,18bと連結用ウエイトバー
16cとの間に取り付けられた蝶番40により、扉用ウ
エイトバー18a,18bは連結用ウエイトバー16c
に対し、水平方向に回動するとともに鉛直方向にも回動
して、回転外周側となる揺動側の先端部が上方に持ち上
げられる。
【0056】このため、人が避難時に扉部38を手、若
しくは肩等により、床面よりもだいぶ高い位置を開放力
Fの入力点にして押し開き、扉部38がその開放力Fの
入力点で大きく撓んで湾曲し、これにより下側部分が吊
り下がった状態で捻れ回転して開放動作したときに、扉
用ウエイトバー18a,18bにその揺動先端部側を上
方に引き上げるような力が作用しても、当該扉用ウエイ
トバー18a,18bは枢着部材である蝶番40の水平
ピン40dを回動軸にしてその揺動先端側が上方に向け
て上昇移動するから、蝶番40の水平方向の回動軸をな
す鉛直ピン40bにこれをこじる様なモーメント力が作
用することがなく、扉部38の円滑な開放作動が損なわ
れることがない。
【0057】また、開放状態にある上記扉部38は、上
記扉用ウエイトバー18a,18bの自重による復帰力
によって自動的に閉動されることになる。そして、この
扉部38の閉止状態は扉用ウエイトバー18a,18b
の自重をもって維持される。
【0058】そして、閉止状態にあるときに、火災によ
り発生する空気対流や外気の流入等でスクリーン幕12
の内外間に圧力差が発生した場合でも、扉部38はその
下端縁の扉用ウエイトバー18が中央部で枢着部材の蝶
番40を介してスクリーン用ウエイトバー16の連結ウ
エイトバー16cに回動自在に連結されているから、そ
の捩れ回転軸に対して左右対称に上記内外圧力差が働く
ことになり、当該圧力差による扉部38の回転モーメン
トは相殺される。このため、スクリーン幕12の内外間
に圧力差が発生した場合にも、扉部38が開くのを阻止
することができ、もってスクリーン幕12の密閉性を維
持して、延焼防止効果を大幅に向上することができる。
【0059】図12と図13は本願の第4発明に係る防
火区画用スクリーン装置の一実施形態を示し、上記第3
発明の実施形態と同一構成部分には同一符号を付して重
複する説明を省略して述べる。即ち、図12は防火区画
用スクリーン装置を全体的に示す斜視図、図13は防火
区画用スクリーン装置の扉部が開いたときの斜視図であ
る。ここで、この第4発明が上述の第3発明と異なる点
は枢着部材である蝶番の構造にある。
【0060】即ち、図示するようにこの第4発明では、
枢着部材はスクリーン用ウエイトバー16の連結ウエイ
トバー16cに対し、扉用ウエイトバー18の中央部を
水平方向に回動自在に連結するとともに、その回動軸に
沿って扉用ウエイトバー18を鉛直方向に昇降移動可能
に連結する蝶番構造となっている。つまり、蝶番50は
連結ウエイトバー16cに鉛直方向を指向して一体的に
立設された鉛直ピン50aと、扉用ウエイトバー18の
中央部に鉛直方向を指向して形成され、上記鉛直ピン5
0aに遊嵌状態で嵌合挿通される係合孔とからなり、扉
用ウエイトバー18は左右分割されずに一体化されてい
る。
【0061】従って、この実施形態にかかる第4発明の
防火区画用スクリーン装置にあっては、スクリーン幕1
2に形成される扉部38は、該スクリーン幕12の下端
縁から上向きに形成された2つのスリット部36a,3
6bと、これらスリット部36a,36bの上端を結ぶ
上辺37とによって矩形状に形成されて、該扉部38の
開動時にはその上辺37から捻り変形されて回転するよ
うになっている。そして、この扉部38の開動時には、
扉用ウエイトバー18と連結用ウエイトバー16cとの
間に取り付けられた蝶番50により、扉用ウエイトバー
18は連結用ウエイトバー16cに対し、水平方向に回
動するとともに鉛直方向に全体的に上昇移動して上方に
持ち上げられる。
【0062】このため、人が避難時に扉部38を手、若
しくは肩等により、床面よりもだいぶ高い位置を開放力
Fの入力点にして押し開き、扉部38がその開放力Fの
入力点で大きく撓んで湾曲し、これにより下側部分が吊
り下がった状態で捻れ回転して開放動作したときに、扉
用ウエイトバー18にその揺動先端部側を上方に引き上
げるような力が作用しても、当該扉用ウエイトバー18
は枢着部材である蝶番50の鉛直ピン50aを回動軸に
して回転しつつ、鉛直ピン50aに沿って上方に向けて
上昇移動するから、蝶番50の水平方向の回動軸をなす
鉛直ピン50bにこれをこじる様なモーメント力が作用
することがなく、扉部38の円滑な開放作動が損なわれ
ることがない。
【0063】また、開放状態にある上記扉部38は、上
記扉用ウエイトバー18の自重による復帰力によって自
動的に閉動されることになる。そして、この扉部38の
閉止状態は扉用ウエイトバー18の自重をもって維持さ
れる。
【0064】そして、閉止状態にあるときに、火災によ
り発生する空気対流や外気の流入等でスクリーン幕12
の内外間に圧力差が発生した場合でも、扉部38はその
下端縁の扉用ウエイトバー18が中央部で枢着部材の蝶
番50を介してスクリーン用ウエイトバー16の連結ウ
エイトバー16cに回動自在に連結されているから、そ
の捩れ回転軸に対して左右対称に上記内外圧力差が働く
ことになり、当該圧力差による扉部38の回転モーメン
トは相殺される。このため、スクリーン幕12の内外間
に圧力差が発生した場合にも、扉部38が開くのを阻止
することができ、もってスクリーン幕12の密閉性を維
持して、延焼防止効果を大幅に向上することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る防火区
画用スクリーン装置によれば、次の様な優れた効果を奏
する。
【0066】(1)請求項1の防火区画用スクリーン装
置では、人が避難時に扉を手、若しくは肩等によって床
面よりもだいぶ高い位置を開放力の入力点にして押し開
き、それより下側部分が吊り下がった状態で開放動作し
て、扉用ウエイトバーの揺動先端部側を上方に引き上げ
るような力が作用しても、扉用ウエイトバーはスクリー
ン用ウエイトバーに対して、枢着部材により水平方向と
鉛直方向との2軸周りにに回動するから、枢着部材の水
平方向側の回動軸にこれをこじる様なモーメント力が作
用することがなく、扉の円滑な開放作動が損なわれるこ
とがない。
【0067】(2)請求項2の防火区画用スクリーン装
置では、人が避難時に扉を手、若しくは肩等によって床
面よりもだいぶ高い位置を開放力の入力点にして押し開
き、それより下側部分が吊り下がった状態で開放動作し
て、扉用ウエイトバーの揺動先端部側を上方に引き上げ
るような力が作用しても、扉用ウエイトバーはスクリー
ン用ウエイトバーに対して、枢着部材の回動軸を中心に
水平方向に回動するとともに鉛直方向に上昇移動するた
め、枢着部材の回動軸にこれをこじる様なモーメント力
が作用することを防止でき、扉の円滑な開放作動が損な
われることがない。
【0068】(3)請求項3の防火区画用スクリーン装
置では、人が避難時に扉を手、若しくは肩等によって床
面よりもだいぶ高い位置を開放力の入力点にして押し開
き、それより下側部分が吊り下がった状態で開放動作し
て、扉用ウエイトバーの揺動先端部側を上方に引き上げ
るような力が作用しても、扉用ウエイトバーはスクリー
ン用ウエイトバーに対して、枢着部材により水平方向と
鉛直方向との2軸周りにに回動するから、枢着部材の水
平方向側の回動軸にこれをこじる様なモーメント力が作
用することを防止でき、扉の円滑な開放作動が損なわれ
ることがない。
【0069】また、上記扉部が閉止状態にあるときに、
火災により発生する空気対流や外気の流入等でスクリー
ン幕の内外間に圧力差が発生した場合でも、扉はその下
端縁の扉用ウエイトバーが中央部で枢着部材を介してス
クリーン用ウエイトバーに対して水平方向に回動自在に
連結されているから、その回動軸に対して左右対称に上
記内外圧力差が働くから、当該圧力差による扉の回転モ
ーメントを相殺することができる。このため、スクリー
ン幕の内外間に圧力差が発生した場合にも、扉部が開く
のを阻止することができ、もって該スクリーン幕の密閉
性を維持して、延焼防止効果を大幅に向上することがで
きる。
【0070】(4)請求項4の防火区画用スクリーン装
置では、人が避難時に扉を手、若しくは肩等によって床
面よりもだいぶ高い位置を開放力の入力点にして押し開
き、それより下側部分が吊り下がった状態で開放動作し
て、扉用ウエイトバーの揺動先端部側を上方に引き上げ
るような力が作用しても、扉用ウエイトバーはスクリー
ン用ウエイトバーに対して、枢着部材の回動軸を中心に
水平方向に回動するとともにこの回動軸に沿って鉛直方
向に上昇移動するため、枢着部材の回動軸にこれをこじ
る様なモーメント力が作用することを防止でき、扉の円
滑な開放作動が損なわれることがない。
【0071】また、上記扉が閉止状態にあるときに、火
災により発生する空気対流や外気の流入等でスクリーン
幕の内外間に圧力差が発生した場合でも、扉はその下端
縁の扉用ウエイトバーが中央部で枢着部材を介してスク
リーン用ウエイトバーに回動自在に連結されているか
ら、その捩れ回転軸に対して左右対称に上記内外圧力差
が働くから、当該圧力差による扉の回転モーメントを相
殺することができる。このため、スクリーン幕の内外間
に圧力差が発生した場合にも、扉部が開くのを阻止する
ことができ、もって該スクリーン幕の密閉性を維持し
て、延焼防止効果を大幅に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の一実施形態の防火区画用スクリーン
装置を全体的に示す斜視図である。
【図2】図1の防火区画用スクリーン装置の扉部が開い
た状態を示す斜視図である。
【図3】図1中の要部拡大斜視図である。
【図4】図1中の要部拡大斜視図で、(a)は閉止状態
を示し、(b)は開放状態を示す。
【図5】第1発明の他の実施形態の防火区画用スクリー
ン装置を示す要部拡大正面図である。
【図6】第2発明の防火区画用スクリーン装置の要部拡
大正面図で、(a)は閉止状態を示し、(b)は開放状
態を示す。
【図7】第2発明における蝶番の変形実施例の斜視図で
ある。
【図8】第3発明の防火区画用スクリーン装置を全体的
に示す斜視図である。
【図9】図8の防火区画用スクリーン装置の扉部が開い
たときの斜視図である。
【図10】第3発明の要部である枢着部材取付部の斜視
図である。
【図11】第3発明の要部拡大正面図で、(a)は閉止
状態を示し、(b)は開放作動状態を示す。
【図12】第4発明の防火区画用スクリーン装置を全体
的に示す斜視図である。
【図13】図12の防火区画用スクリーン装置の扉部が
開いたときの斜視図である。
【図14】従来の防火区画用スクリーン装置を示す要部
拡大正面図である。
【図15】従来の防火区画用スクリーン装置の開放時の
状態を説明する要部縦断面図である。
【符号の説明】
12 スクリーン幕 16,16a,16b,16c スクリーン用ウエイト
バー 18,18a,18b 扉用ウエイトバー 20,36a,36b スリット部 22,38 扉部 26、28,30,32,40,50 蝶番(枢着部
材)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A62C 2/10 - 2/16 E06B 9/17

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井側から垂下されて建物の内部空間を
    間仕切りする不燃性または耐火性の可撓性を有するスク
    リーン幕と、 該スクリーン幕の下端縁から上向きに形成され、該スク
    リーン幕を左右に分断して該スクリーン幕の下端縁との
    間に三角形状でその斜辺に沿って折り曲げ自在な扉部を
    形成するスリット部と、 該扉部の下端縁に沿ってこれに取り付けられた扉用ウエ
    イトバーと、 該扉部を除いて該スクリーン幕の下端縁に沿ってこれに
    取り付けられたスクリーン用ウエイトバーと、 該スクリーン用ウエイトバーに対し該扉用ウエイトバー
    を回動自在に連結する枢着部材とを備え、 該枢着部材は、上記扉用ウエイトバーを上記スクリーン
    用ウエイトバーに対し水平方向と鉛直方向とに回動させ
    る2軸を有することを特徴とする防火区画用スクリーン
    装置。
  2. 【請求項2】 天井側から垂下されて建物の内部空間を
    間仕切りする不燃性または耐火性の可撓性を有するスク
    リーン幕と、 該スクリーン幕の下端縁から上向きに形成され、該スク
    リーン幕を左右に分断して該スクリーン幕の下端縁との
    間に三角形状でその斜辺に沿って折り曲げ自在な扉部を
    形成するスリット部と、 該扉部の下端縁に沿ってこれに取り付けられた扉用ウエ
    イトバーと、 該扉部を除いて該スクリーン幕の下端縁に沿ってこれに
    取り付けられたスクリーン用ウエイトバーと、 該スクリーン用ウエイトバーに対し該扉用ウエイトバー
    を水平方向に回動自在に連結するとともに、その回動軸
    に沿って該扉用ウエイトバーを鉛直方向に昇降移動可能
    に連結する枢着部材と、 を備えたことを特徴とする防火区画用スクリーン装置。
  3. 【請求項3】 天井側から垂下されて建物の内部空間を
    間仕切りする不燃性または耐火性の可撓性を有するスク
    リーン幕と、 該スクリーン幕の下端縁から上向きに形成され、該スク
    リーン幕を左右に分断して該スクリーン幕に矩形状の捻
    り回転自在な扉部を形成するスリット部と、 該扉部の下端縁に沿ってこれに取り付けられた扉用ウエ
    イトバーと、 該扉用ウエイトバーとは分離されてその下側を通り、該
    スクリーン幕の下端縁に沿ってこれに取り付けられたス
    クリーン用ウエイトバーと、 該スクリーン用ウエイトバーに対し該扉用ウエイトバー
    の中央部を回動自在に連結する枢着部材とを備え、 該枢着部材は、上記扉用ウエイトバーを上記スクリーン
    用ウエイトバーに対し水平方向と鉛直方向とに回動させ
    る2軸を有することを特徴とする防火区画用スクリーン
    装置。
  4. 【請求項4】 天井側から垂下されて建物の内部空間を
    間仕切りする不燃性または耐火性の可撓性を有するスク
    リーン幕と、 該スクリーン幕の下端縁から上向きに形成され、該スク
    リーン幕を左右に分断して該スクリーン幕に矩形状の捻
    り回転自在な扉部を形成するスリット部と、 該扉部の下端縁に沿ってこれに取り付けられた扉用ウエ
    イトバーと、 該扉用ウエイトバーとは分離されてその下側を通り、該
    スクリーン幕の下端縁に沿ってこれに取り付けられたス
    クリーン用ウエイトバーと、 該スクリーン用ウエイトバーに対し該扉用ウエイトバー
    の中央部を水平方向に回動自在に連結するとともに、そ
    の回動軸に沿って該扉用ウエイトバーを鉛直方向に昇降
    移動可能に連結する枢着部材と、 を備えたことを特徴とする防火区画用スクリーン装置。
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