JP7260580B2 - 内燃機関のブリーザー構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ブローバイガスが流れることができるブリーザー空間を備える内燃機関のブリーザー構造に関する。
従来、内燃機関においては、ブローバイガスを、クランク室からシリンダブロック及びシリンダヘッドに設けた孔を通してヘッドカバー内に導き、ヘッドカバーのブリーザー出口から吸気系に導き、燃焼室で燃焼させるようにしている。ここで、ブローバイガスとは、ピストンとシリンダ内壁との間の隙間からクランク室に漏出したガスのことであり、未燃成分のみではなく、ミスト状のオイル成分も含む。そこで、吸気系に戻す前にブローバイガスからオイルを分離するべく、ブリーザー構造を設け、そのブリーザー室つまりブリーザー空間を種々の形状又は構成にすることが提案されている。一般に、ブリーザー空間は、内燃機関のヘッドカバーの内側に遮蔽板又はバッフルプレートなどを設けることで、ヘッドカバー内に区画形成されている(例えば特許文献1参照)。
実開平1-97017号公報
例えば自動二輪車等の鞍乗り型車両では、車体が大きく傾くことを繰り返すので、ブローバイガスにオイルが混入し易い。このような場合にもブローバイガスからより効果的にオイルを分離することが望まれる。本発明の目的は、ブローバイガスからのオイルの分離性能を高めることを可能にする内燃機関のブリーザー構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様は、
シリンダヘッドに重ねて設けられるヘッドカバー側にブリーザー出口を備えた内燃機関のブリーザー構造であって、
前記シリンダヘッドと前記ヘッドカバーとの合わせ面より前記シリンダヘッド側にブリーザー空間の区画形成用に設けられる仕切り部材を備えている
ことを特徴とする内燃機関のブリーザー構造
を提供する。
上記構成によれば、仕切り部材が、シリンダヘッドとヘッドカバーとの合わせ面よりヘッドカバー側にブリーザー空間の区画形成用に設けられる。したがって、上記一態様のブリーザー構造によれば、ヘッドカバー内にブリーザー空間を構築する特許文献1のブリーザー構造と比して、ブリーザー空間を拡張することができる。よって、ブローバイガスからのオイルの分離性能を高めることが可能になる。
好ましくは、前記シリンダヘッドの締め付け座に沿って前記仕切り部材は着脱自在に設けられている。この構成により、締め付け座に締付部材を締め付けた後、その仕切り部材を容易に取り付けることが可能になる。
好ましくは、前記仕切り部材は前記締め付け座の締付部材との干渉防止用の切り欠き部を更に備えている。この構成により、締付部材と仕切り部材との干渉を防ぐ又は最小限に抑えることができ、ブリーザー空間をより密閉性良く構築することができる。更に、仕切り部材をより締め付け座側に位置付けることが可能になる。したがって、カム室やカムチェーン室をより大きくとることが可能になる。
好ましくは、前記締め付け座は前記シリンダヘッドにより少なくとも部分的に区画形成されたカムチェーン室に隣接して設けられる。この構成により、カムチェーン室の脇のわずかな空間をブリーザー空間に有効活用することが可能になる。
好ましくは、前記ブリーザー構造は、前記ヘッドカバーの外部に重ねて設けられるカバー部材を更に備える。該カバー部材には前記ブリーザー出口が設けられ、前記カバー部材は前記ブリーザー空間の一部を区画形成するとよい。この構成により、カム室やカムチェーン室を十分に大きくとりながら、ブリーザー空間を外側に効果的に広げることが可能になる。
好ましくは、前記カバー部材は、前記シリンダヘッドと前記ヘッドカバーとの間に区画形成されたカム室の一部からカムチェーン室の一部にわたって延びるように形成される。この構成により、カム室の動弁機構及びカムチェーンの上部の幅広の領域を活用してブリーザー空間の拡張を可能にしながら、内燃機関の拡張を最小限に抑制することが可能になる。
好ましくは、前記カバー部材は該カバー部材内を仕切る仕切壁を備える。該仕切壁の一方側の第1の空間は前記ヘッドカバー(24)内を介して前記仕切り部材により少なくとも部分的に区画形成される空間に連通し、前記仕切壁の他方側の第2の空間は前記ブリーザー出口につながり、前記第1の空間と前記第2の空間とをつなげる通路部が前記仕切壁に設けられているとよい。この構成により、ブリーザー空間においてブローバイガスが流れる流路をより長くすることが可能になる。よって、ブローバイガスからのオイルの分離性能を更に高めることが可能になる。
好ましくは、前記ヘッドカバーは、前記シリンダヘッドに取り付けられたとき、前記仕切り部材に当接する隔壁を備えていて、該隔壁は前記ブリーザー空間の一部を区画形成する。この構成により、シリンダヘッド内からヘッドカバー内に延びるブリーザー空間をより確実に構築することが可能になる。
好ましくは、前記隔壁と前記仕切り部材との間に弾性位置決め部材が設けられている。この構成により、仕切り部材を用いてブリーザー空間をより確実に構築することが可能になる。
本発明の上記態様によれば、上記構成を備えるので、ブローバイガスからのオイルの分離性能を高めることが可能になる。
本発明の一実施形態に係る内燃機関のブリーザー構造が適用された内燃機関及びその周囲の構成図である。 図1の内燃機関における、ヘッドカバーを外したシリンダヘッド部分の、その内部の構成を示す図である。 図1の内燃機関における、ヘッドカバーの底面図である。 図1の内燃機関における、ヘッドカバーの平面図である。 図1の内燃機関における、ヘッドカバー、プレート部材及びブリーザーカバーの分解斜視図である。 図1の内燃機関の一部の断面図であり、図2のVI-VI線に沿った位置での断面図であり、それよりもカムチェーン室側の締結部材も表している図である。 図1の内燃機関の一部の断面図であり、図2のVII-VII線に沿った位置での断面図である。 図1の内燃機関のブリーザー構造における仕切り部材を示す図であり、(a)はその平面図であり、(b)はその側面図であり、(c)はその図8(a)のVIIIC-VIIIC線に沿った断面図である。 図1の内燃機関のブリーザー構造における弾性位置決め部材を示す図であり、(a)はその正面図であり、(b)はその側面図である。 図1の内燃機関のブリーザー構造におけるプレート部材の図であり、(a)はその平面図であり、(b)はその側面図である。 図1の内燃機関のブリーザー構造におけるブリーザーカバーを示す図であり、(a)は(b)のXIA-XIA線に沿った断面図であり、(b)はその平面図であり、(c)は(b)のXIC-XIC線に沿った断面図である。 図1の内燃機関のブリーザー構造におけるブローバイガス及びオイルの流れの一例を説明するための模式図である。 図1の内燃機関のブリーザー構造における、シリンダヘッドの締め付け座に沿って着脱自在に設けられた仕切り部材及びその周囲を示す図であり、締付部材を外した状態での図である。
以下、本発明に係る実施形態を添付図に基づいて説明する。同一の部品(又は構成)には同一の符号を付してあり、それらの名称及び機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
本発明の一実施形態に係る内燃機関10を備えたパワーユニット12の断面図を図1に示す。図1では、主として内燃機関10側の構成を示す。パワーユニット12は、鞍乗り型車両としての自動二輪車に搭載されるものであり、特に、オフロード走行用の自動二輪車に搭載される。しかし、本発明は自動二輪車以外の車両等に搭載される内燃機関にも適用可能である。
内燃機関10は単気筒の4ストロークサイクル内燃機関である。内燃機関10において、クランクシャフト13はパワーユニットケース14に回転自在に支持されている。クランクシャフト13にはコネクティングロッド15を介してピストン16が連結されている。ピストン16は、パワーユニットケース14のクランクケース部14a上に一体に締結されるシリンダブロック18のシリンダ20において往復動可能である。シリンダブロック18にはシリンダヘッド22が重ねて設けられ、更にシリンダヘッド22にはヘッドカバー24が重ねて設けられる。ピストン16の頂面が臨む燃焼室38をシリンダブロック18との間に形成してシリンダヘッド22がシリンダブロック18に締結される。シリンダヘッド22の上をヘッドカバー24が覆っている。シリンダブロック18、シリンダヘッド22、ヘッドカバー24は、シリンダ20のシリンダ軸線Cに沿って下から上に順に設けられている。
ここで、図2に、ヘッドカバー24を外した内燃機関10のシリンダヘッド22部分の、その内部の構成を示す。内燃機関10は、SOHC型式の4バルブシステムを採用しており、シリンダヘッド22に動弁機構30が設けられている。動弁機構30を覆うように、シリンダヘッド22にはヘッドカバー24が重ねられて被せられる。動弁機構30はシリンダヘッド22とヘッドカバー24とにより区画形成されるカム室31に設けられている。このカム室31はシリンダヘッド22の上部に凹ませるように設けられた凹部22aに位置付けられている。
動弁機構30に動力伝達を行うため、無端状のカムチェーン32が、クランクケース部14a、シリンダブロック18及びシリンダヘッド22のクランクシャフト13方向の一方側に設けられたカムチェーン室34を通って、カムシャフト36とクランクシャフト13との間に掛け渡されている。カムシャフト36はクランクシャフト13に同期して1/2の回転速度で回転する。
シリンダヘッド22において、燃焼室天井面に開口した吸気弁口40と排気弁口42からは、各々吸気ポート44と排気ポート46が互いに上下に離れる方向に湾曲しながら延出して形成される。シリンダヘッド22には、2本の吸気ポート44が延出し、それらは途中合体して1本の上流側吸気ポート44aとして延出している。またシリンダヘッド22には2本の排気ポート46が延出し、それらは途中合体して1本の下流側排気ポート46aとして延出している。
吸気ポート44、44aの上流端は、シリンダヘッド22に開口し、吸気管48と接続して、連続した吸気通路50が構成される。吸気通路50の上流側には、上流側から順にエアクリーナ及びスロットルボディが設けられる。また更に燃料噴射弁52が設けられている。ここでは燃料噴射弁52は吸気ポートに臨んで設けられている。なお、シリンダヘッド22において燃焼室38内に向かって図示しない点火プラグが嵌挿されている。
排気ポート46、46aの下流端は、シリンダヘッド22の下方に向けて開口し、図示しない排気管が接続され、連続した排気通路54が構成される。この排気通路54には、排気ガス浄化用の触媒装置及び消音装置が設けられる。
シリンダヘッド22における吸気ポート44の湾曲外壁部に一体に吸気弁ガイド56が嵌着されている。吸気弁58は、吸気弁ガイド56に摺動可能に支持され、吸気ポート44の燃焼室38に臨む吸気弁口40を開閉する。また、シリンダヘッド22における排気ポート46の湾曲外壁部に一体に排気弁ガイド60が嵌着されている。排気弁62は、排気弁ガイド60に摺動可能に支持され、排気ポート46の燃焼室38に臨む排気弁口42を開閉する。
吸気弁58及び排気弁62はその傘部が、いずれも燃焼室38に臨む吸気弁口40、排気弁口42を閉じるように、弁ばね64i、64eにより上方に付勢されている。図1に示すように、カムシャフト36の吸気カム36i、排気カム36eに当接揺動する吸気ロッカアーム66、排気ロッカアーム68によって、吸気弁58、排気弁62のステムエンドが押し下げられて、所定のタイミングで吸気弁58、排気弁62が開弁し、吸気ポート44と燃焼室38、また、排気ポート46と燃焼室38が連通し、所定のタイミングの吸気、排気がなされる。
図2に示すように吸気ロッカアーム66は二股となっていて、1つのカム36iで2つの吸気弁58を作動させるように構成されている。同様に、排気ロッカアーム68は二股となっていて、1つのカム36eで2つの排気弁62を作動させるように構成されている。
詳しく述べると、吸気ロッカアーム66は、吸気ロッカシャフト69iが挿通されてそれにより揺動可能に軸支される揺動中心部66aと、この揺動中心部66aからその軸線から略径方向に延びる延出部であるアーム部66b、66cとを備える。このアーム部66b、66cは上記のように二股に吸気ロッカアーム66に設けられている。更に、吸気ロッカアーム66は、アーム部66b、66cの略反対側において、揺動中心部66aからその軸線から略径方向に延びる揺動接触部66dを備える。揺動接触部66dには、ローラ66eが軸支されている。したがって、吸気ロッカアーム66の一端に軸支されたローラ66eがカムシャフト36の吸気カム36iのカムロブに転がり接触し、他端のアーム部66b、66cの先端のタペット面66fが吸気弁58の弁ばね64iにより上方に付勢されたバルブステムの上端のステムエンドに接する。つまり、吸気カム36iは、カムシャフト36の所定の回転角度でそのカムロブが吸気ロッカアーム66のローラ66eを上方に移動して吸気ロッカアーム66を揺動することで、他端のタペット面66fが吸気弁58を弁ばね64iに抗して押し、吸気ポート46の燃焼室38に臨む吸気弁口40を所定のタイミングで開く。なお、タペット面66fには、タペットねじが螺着されていてもよい。
同様に、排気ロッカアーム68は、排気ロッカシャフト69eが挿通されてそれにより揺動可能に軸支される揺動中心部68aと、この揺動中心部68aからその軸線から略径方向に延びる延出部であるアーム部68b、68cとを備える。このアーム部68b、68cは上記のように二股に設けられている。更に、排気ロッカアーム68は、アーム部68b、68cの略反対側において、揺動中心部68aからその軸線から略径方向に延びる揺動接触部68dを備える。揺動接触部68dには、ローラ68eが軸支されている。したがって、排気ロッカアーム68の一端に軸支されたローラ68eがカムシャフト36の排気カム36eのカムロブに転がり接触し、他端のアーム部68b、68cの先端のタペット面68fが排気弁62の弁ばね64eにより上方に付勢されたバルブステムの上端のステムエンドに接する。つまり、排気カム36eは、カムシャフト36の所定の回転角度でそのカムロブが排気ロッカアーム68のローラ68eを上方に移動して排気ロッカアーム68を揺動することで、他端のタペット面68fが排気弁62を弁ばね64eに抗して押し、排気ポート46の燃焼室38に臨む排気弁口42を所定のタイミングで開く。なお、タペット面68fには、タペットねじが螺着されていてもよい。
なお、図2に示すように、シリンダヘッド22の凹部22aは略四角形であり、ヘッドカバー24との間にカム室31及びカムチェーン室34の一部を区画形成する。カムシャフト36の軸線方向つまりX軸方向はクランクシャフト13の軸線方向に一致する。カム室31は、X軸方向においてカムチェーン室34と並ぶ。X軸に直交するY軸方向において、カムシャフト36の両側に、例えば吸気ロッカアーム66を含む吸気系と、例えば排気ロッカアーム68を含む排気系とが配置されている。Y軸方向は、シリンダ軸線Cに平行なZ軸方向にも直交する。
さて、上記構成を備える内燃機関10は、ブリーザー構造70を備える。ブリーザー構造70は、ブリーザー空間72を備える。ブリーザー空間72は、ヘッドカバー24内の空間と、プレート部材74を介してヘッドカバー24の外部に重ねて設けられるカバー部材であるブリーザーカバー76内の空間とを含み、更に後で詳述する仕切り部材86によりシリンダヘッド22内に区画形成された空間を含む。内燃機関10のヘッドカバー24側にあるブリーザーカバー76にブリーザー出口78が設けられている。
図3及び図4に、ヘッドカバー24を示す。図3はヘッドカバー24の底面図であり、図4はヘッドカバー24の平面図である。ヘッドカバー24内には、その内部の空間を仕切る隔壁80が設けられている。この隔壁80は、その両端でヘッドカバー24の外壁24oにつながる。
ヘッドカバー24はその上側につまりシリンダヘッド22とは反対側に開口部82を有する。ここではこの開口部82は排気側に設けられていて、内燃機関10においてヘッドカバー24がシリンダヘッド22を覆うとき、排気ロッカアーム68上方に位置する。開口部82は、図4に示すように略長方形形状を有し、シリンダヘッド22とヘッドカバー24との間に区画形成されたカム室31の一部からカムチェーン室34の一部にわたって延びるように形成されている。前述の隔壁80は、その上端で開口部82を実質的に2つに隔て、かつヘッドカバー24とシリンダヘッド22との合わせ面MF(図6及び図7参照)まで延びるように延在する。なお、隔壁80の開口部82側には、隔壁80の両側をつなぐ切り欠き部80cが設けられている。
また、ヘッドカバー24は、その上側につまりシリンダヘッド22とは反対側に上記開口部82から離れて位置する別の開口部83を有する。ここではこの開口部83は吸気側に設けられていて、内燃機関10においてヘッドカバー24がシリンダヘッド22を覆うとき、吸気ロッカアーム66上方に位置する。開口部83は、図4に示すように略長方形形状を有しているが、排気側の開口部82に比べて小さく、カム室31の一部の上にのみ延びる。なお、開口部83はカバー部材83aによって覆われる(図1参照)
ヘッドカバー24の排気側の開口部82に設けられた隔壁80につづく壁を構成するように、仕切り部材86がシリンダヘッド22内に配置される。図2では、仕切り部材86はシリンダヘッド22の凹部22a内に配置されている。そして、この仕切り部材86は、シリンダヘッド22とヘッドカバー24との合わせ面MFよりシリンダヘッド22側にブリーザー空間72の区画形成用に設けられる。ここでは、仕切り部材86は、ヘッドカバー24側では合わせ面MFにまで延びるようにシリンダヘッド22内に設けられる。この仕切り部材86とシリンダヘッド22とにより区画形成された空間(以下、第1ブリーザー空間)72a及びヘッドカバー24の隔壁80によりその外壁24oとの間に区画形成された空間(以下、第2ブリーザー空間)72bにつながる空間(以下、第3ブリーザー空間)72cは、プレート部材74を介してヘッドカバー24に重ねて設けられるブリーザーカバー76内に区画形成される。図5に、ヘッドカバー24、プレート部材74及びブリーザーカバー76の分解斜視図を示す。プレート部材74及びブリーザーカバー76は、ヘッドカバー24の排気側の開口部82を覆うように形作られていて、開口部82を覆うように設けられる。
シリンダヘッド22に、ヘッドカバー24、プレート部材74及びブリーザーカバー76が取り付けられた内燃機関10の一部の断面図を図6及び図7に示す。図6は図2のVI-VI線に沿った位置での断面図であり、更にそれよりもカムチェーン室34側の締結部材としてのボルト部材88b等を表している。図7は図2のVII-VII線に沿った位置での断面図である。
図2及び図6から明らかなように、仕切り部材86は、シリンダブロック18へのシリンダヘッド22の締め付け座88sに沿って着脱自在に設けられる。締め付け座88sは、X軸方向においてカムチェーン室34側に位置し、かつ、Y軸方向において排気系側に位置するとともに、略四角形状のシリンダヘッド22の凹部22aのコーナー部に位置する。
図8(a)及び(b)に仕切り部材86の平面図と側面図をそれぞれ示し、図8(c)に図8(a)のVIIIC-VIIIC線に沿ったその断面図を示す。図8(a)に示すように仕切り部材86は、1枚のプレートを湾曲させた形状を有する。仕切り部材86は、シリンダ軸線Cに略直交する断面において略L字状のL字状部86aと、それに連続してその断面において弧状に湾曲する弧状部86bと、更にそれに連続してその断面において概ね真っすぐに延びる平板状部86cとを備える。L字状部86aには、ヘッドカバー24側にU字状の第1切り欠き部86dが設けられ、更にシリンダヘッド22側にU字状の第2切り欠き部86eが設けられている。第1切り欠き部86dは、第2切り欠き部86eとずらして設けられていて、シリンダヘッド22内においてカム室31側に位置付けられる。第2切り欠き部86eは、シリンダヘッド22内において、カムチェーンが通るカムチェーン室34側に設けられている。弧状部86bは、締め付け座88sの締付部材つまりボルト部材88bとの干渉防止用の切り欠き部86fをシリンダヘッド22側に備えている。切り欠き部86fは凹部と称されてもよい。更に、L字状部86aの一部から弧状部86bの一部にかけて連続してヘッドカバー24側に段差部86gが設けられている。
仕切り部材86の段差部86gには、弾性位置決め部材90が設けられる。図9に弾性位置決め部材90を示す。図9(a)は弾性位置決め部材90の正面図であり、図9(b)はその側面図である。弾性位置決め部材90は、ゴム材のような弾性材で作られ、耐油性及び耐熱性に優れ、例えばシリコンゴムで作製される。この材料は、内燃機関10の熱に十分耐えられることが必要である。弾性位置決め部材90は、段差部86gに沿って設けられ、仕切り部材86のL字状部86aと弧状部86bとにわたって配置されるので、その仕切り部材86の湾曲形状に適合するように、長手方向に沿ってわずかに湾曲する。弾性位置決め部材90は、その長手方向の全体にわたって略H形の断面形状を有し、仕切り部材86が嵌まり込む第1溝部90aと、ヘッドカバー24の隔壁80が嵌まり込む第2溝部90bを備える。第2溝部90bには、その底部に突起部90cが設けられている。この突起部90cにより、シリンダヘッド22にヘッドカバー24を締結したときに、その密閉性をより高めることを可能にする。
なお、シリンダヘッド22側の仕切り部材86とヘッドカバー24の隔壁80との間に弾性位置決め部材90が設けられるが、弾性位置決め部材90が位置付けられないそれらの間は図7に示すように隙間なく当接するように寸法付けされている。シリンダヘッド22又はそこに設けられる仕切り部材86と、ヘッドカバー24との間には液体ガスケットつまり液体パッキンが設けられ、それらの間の気密性が確保される。
上述のようにヘッドカバー24とブリーザーカバー76との間にプレート部材74が設けられる。プレート部材74を図10に示す。図10(a)はプレート部材74の平面図であり、図10(b)はその側面図である。プレート部材74は薄板の部材である。ここではプレート部材74に3つの孔74a、74b、74cが設けられている。そのうちの2つは第1貫通孔74aと第2貫通孔74bである。第2貫通孔74bは第1貫通孔74aよりも小さい。これら2つの貫通孔74a、74bはヘッドカバー24の隔壁80により区画形成される第2ブリーザー空間72bに連通するように位置付けられている。そして、Y軸方向において、第1貫通孔74aはカム室31側に位置付けられ、第2貫通孔74bはヘッドカバー24の外壁24o寄りに設けられている。プレート部材74のもう1つの孔は第3貫通孔74cであり、ここでは長孔であり、ヘッドカバー24の隔壁80よりもX軸方向においてカム室31側に、換言すると第2ブリーザー空間72bの外側に位置付けられ、ヘッドカバー24の外壁24o寄りに設けられている。
図11にブリーザーカバー76を示す。ブリーザーカバー76は、プレート部材74の第1及び第2貫通孔74a、74bが連通する第3ブリーザー空間72cと、プレート部材74の第3貫通孔74cが連通する空間(以下、第4ブリーザー空間)72dとを区画形成するようにプレート部材74を介してヘッドカバー24に締め付け部材であるボルト部材を用いて締結される。ブリーザーカバー76はヘッドカバー24の開口部82の全体をちょうど覆うように形作られている。このとき、プレート部材74とヘッドカバー24との間には液体パッキンが用いられ、ブリーザーカバー76とプレート部材74との間にはガスケット、例えばメタルガスケットが用いられる。なお、これに限定されず、液体パッキンは種々のガスケットとされてもよく、またガスケットは液体パッキンとされてもよい。
ブリーザーカバー76はケース部材76aと、ケース部材76a内を仕切る仕切壁76bとを備える。仕切壁76bは、ブリーザーカバー76内を第3ブリーザー空間72cと第4ブリーザー空間74dとに分ける。仕切壁76bの一方側の、第1の空間である第3ブリーザー空間72cは、仕切り部材86により少なくとも部分的に区画形成される第1ブリーザー空間72aにヘッドカバー24内の第2ブリーザー空間72bを介して連通する。仕切壁76bの他方側の、第2の空間である第4ブリーザー空間72dは、ブリーザー出口78につながる。特に、図11から明らかなように、ブリーザー出口78は第4ブリーザー空間72dに直接的につながる。そして、仕切壁76bには、第3ブリーザー空間72cと第4ブリーザー空間72dとをつなげることを可能にする通路部76cが、ここでは、図11に示すようにU字状切り欠き部として設けられている。なお、ここでは、ブリーザーカバーの仕切壁76bは1つであるが、その数は複数であってもよい。複数の仕切壁がブリーザーカバー76のケース部材76a内に設けられる場合、それぞれに少なくとも1つの通路部が設けられるとよい。
このようにブリーザーカバー76は第3ブリーザー空間72cと第4ブリーザー空間72dとを区画形成するように構成され、幅広の形状を有する。具体的には、ブリーザーカバー76は、シリンダヘッド22とヘッドカバー24とにより区画形成されたカム室31の一部からカムチェーン室34の一部にわたって延びるように形成されている。より詳しくは、ブリーザーカバー76は、仕切り部材86が配置されるY軸方向の排気側の一端部において、X軸方向においてカム室31の一部からカムチェーン室34の一部にわたって延びるように形成されている。なお、図11から明らかなように、ブリーザーカバー76はその幅に比して小さな寸法の厚みを有し、Y軸方向及びZ軸方向において薄い構成を有する。
上記構成を備える内燃機関10のブリーザー構造70におけるブローバイガスの流れを図12の模式図に基づいて説明する。なお、図12では、ブローバイガスの流れを実線の矢印で示し、そこから分離されたオイルの流れを破線の矢印で示す。カム室31やカムチェーン室34のブローバイガスはシリンダヘッド22の仕切り部材86の流体通路部、例えば第1切り欠き部86dを介して、仕切り部材86により少なくとも部分的に区画形成された第1ブリーザー空間72aに流入する。また、ヘッドカバー24の通路部である切り欠き部80cを介して、ブローバイガスは第2ブリーザー空間72bに直接流入することもできる。そして、そのブローバイガスは、プレート部材74の貫通孔、例えば第1貫通孔74aを介して第3ブリーザー空間72cに至り、仕切壁76bの通路部76cを介して第4ブリーザー空間72dにも至ることができる。この過程で、ブローバイガス中のオイルはブリーザー空間72(72a、72b、72c、72d)を区画形成する各種部材の壁面に付着するなどして、ブローバイガスから分離し、各ブリーザー空間の底部に溜まるなどして、鉛直方向下方側に流れる。これにより、例えば、プレート部材74の第2、第3貫通孔74b、74c及び仕切り部材86の第2切り欠き部86eを介してカム室31やカムチェーン室34にオイルは戻ることが可能になる。
上記構成を備える内燃機関10のブリーザー構造70による効果を以下説明する。
まず、ブリーザー構造70では、仕切り部材86が、図6及び図7に示すようにシリンダヘッド22とヘッドカバー24との合わせ面MFよりシリンダヘッド22側にブリーザー空間72の区画形成用に設けられる。したがって、ヘッドカバー内でのみブリーザー空間を構築する特許文献1のブリーザー構造と比して、ブリーザー構造70によれば、ブリーザー空間72を拡張することができる。よって、ブローバイガスからのオイルの分離性能を高めることができる。
更に、ブリーザー構造70では、仕切り部材86に流体通路部として第1及び第2切り欠き部86d、86eが区画形成されている。したがって、仕切り部材86により区画形成された空間に、より効果的にブローバイガスを導いたり、そこからオイルを排出したりすることが可能になる。よって、ブローバイガスからのオイルの分離性能をより効果的に高めることができる。
更に、仕切り部材86は、シリンダブロック18へのシリンダヘッド22の締め付け座88sに沿って着脱自在に設けられている。ここでは、図13に、締め付け座88sに沿って設けられた仕切り部材86及びその周囲を模式的に示す。図13及び図6から明らかなように、締め付け座88sに仕切り部材86を取り付けた状態では締結部材88bの締め付け座88sへの取り付けは困難である。これは締め付け座88sに沿ってその一部の上に位置するように仕切り部材86が設けられるように構成されているからである。しかし、ブリーザー構造70では、仕切り部材86は締め付け座88sに沿って着脱自在に設けられているので、締め付け座88sに締付部材88bを締め付けた後、その仕切り部材86を容易に取り付けることができ、作業性に優れる。
更に、仕切り部材86は締め付け座88sの締付部材88bとの干渉防止用の切り欠き部86fを更に備えている。したがって、締付部材88bと仕切り部材86との干渉を防ぐ又は最小限にしてそれらの親和性を高めることができ、ブリーザー空間72をより密閉性良く構築することができる。更に、仕切り部材88をより締め付け座88s側に位置付けることが可能になるので、カム室31やカムチェーン室34をより大きくとることが可能になる。
ブリーザー構造70では、締め付け座88sはシリンダヘッド22のカムチェーン室34に隣接して設けられている。こうすることで、カムチェーン室34の脇のわずかな空間をブリーザー空間72に有効活用することが可能になる。
ブリーザー構造70では、ヘッドカバー24の外部に重ねて設けられるブリーザーカバー76を更に備え、このブリーザーカバー76にはブリーザー出口78が設けられる。したがって、カム室31やカムチェーン室34を十分に大きくとりながら、ブリーザー空間72を外側に効果的に広げることが可能になる。
ブリーザーカバー76は、シリンダヘッド22とヘッドカバー24とにより区画形成されたカム室31の一部からカムチェーン室34の一部にわたって延びるように形成されている。したがって、カム室31の動弁機構及びカムチェーンの上部の幅広の領域を活用してブリーザー空間の拡張を可能にしながら、内燃機関10の拡張を最小限に抑制することが可能になる。具体的には、上記実施形態の説明から明らかなように、ブリーザーカバー76の厚みを薄くしたまま、その幅をカム室31からカムチェーン室34にわたるように長くとることで、内燃機関10を実質的に拡張せずに、ブリーザー空間72におけるブローバイガスの流路長さを非常に長くとることができる。これにより、ブローバイガスからのオイルの分離性能を更に高めることを可能にする。
ブリーザーカバー76は該ブリーザーカバー内を仕切る仕切壁76bを備える。そして、仕切壁の一方側の第1の空間つまり第3ブリーザー空間72cは仕切り部材76により区画形成される第1ブリーザー空間72aに連通し、仕切壁76bの他方側の第4ブリーザー空間72dはブリーザー出口78につながり、それらの空間をつなげる通路部76cが仕切壁76bに設けられている。したがって、ブリーザー空間72においてブローバイガスが流れる流路をより長くすることが可能になる。よって、ブローバイガスからのオイルの分離性能を更に高めることが可能になる。
ヘッドカバー24は、シリンダヘッド22に取り付けられたとき、仕切り部材86に当接する隔壁80を備えている。これにより、シリンダヘッド22内からヘッドカバー24内に延びるブリーザー空間74をより確実に構築することが可能になる。
更に、ブリーザー構造70では、隔壁80と仕切り部材86との間に弾性位置決め部材90が設けられている。これにより、仕切り部材86を用いてブリーザー空間72をより確実に構築することが可能になる。
以上、本発明に係る実施形態及びその変形例について説明したが、本発明はそれらに限定されない。本願の特許請求の範囲によって定義される本発明の精神及び範囲から逸脱しない限り、種々の置換、変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、ブローバイガス及びオイルが流れ得る各種通路部を円形形状にしたり、細長い形状にしたり、U字状などの切り欠き部にしたりした。しかし、通路部は、これらの形状に限定されず、種々の形状を有し得、また、その位置も上記実施形態に限定されない。
更に、上記実施形態では、内燃機関10は、SOHC型式の4バルブシステムを採用した。しかし、本発明のブリーザー構造が適用される内燃機関は、これに限定されず、例えばDOHC形式の内燃機関であってもよい。
10…内燃機関、12…パワーユニット、13…クランクシャフト、16…ピストン
18…シリンダブロック、20…シリンダ、22…シリンダヘッド、24…ヘッドカバー
30…動弁機構、31…カム室、34…カムチェーン室、38…燃焼室
58…吸気弁、62…排気弁、66…吸気ロッカアーム、68…排気ロッカアーム
69i…吸気ロッカシャフト、69e…排気ロッカシャフト、70…ブリーザー構造
72…ブリーザー空間、74…プレート部材、76…ブリーザーカバー、78…ブリーザー出口
80…隔壁、82…開口部、86…仕切り部材、88s…締め付け座、90…弾性位置決め部材
MF…合わせ面

Claims (7)

  1. シリンダヘッド(22)に重ねて設けられるヘッドカバー(24)側にブリーザー出口(78)を備えた内燃機関(10)のブリーザー構造(70)であって、
    前記シリンダヘッド(22)と前記ヘッドカバー(24)との合わせ面(MF)より前記シリンダヘッド側にブリーザー空間(72)の区画形成用に設けられる仕切り部材(86)を備えていて、
    前記ヘッドカバー(24)は、前記シリンダヘッドに取り付けられたとき、前記仕切り部材(86)に当接する隔壁(80)を備えていて、該隔壁は前記ブリーザー空間(72)の一部を区画形成し、
    前記隔壁(80)と前記仕切り部材(86)との間に弾性位置決め部材(90)が設けられていることを特徴とする内燃機関のブリーザー構造(70)。
  2. 前記シリンダヘッド(22)の締め付け座(88s)に沿って前記仕切り部材(86)は着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のブリーザー構造(70)。
  3. 前記仕切り部材(86)は前記締め付け座(88s)の締付部材(88b)との干渉防止用の切り欠き部(86f)を更に備えていることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関のブリーザー構造(70)。
  4. 前記締め付け座(88s)は前記シリンダヘッドにより少なくとも部分的に区画形成されたカムチェーン室(34)に隣接して設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の内燃機関のブリーザー構造(70)。
  5. 前記ヘッドカバー(24)の外部に重ねて設けられるカバー部材(76)を更に備え、
    該カバー部材(76)には前記ブリーザー出口(78)が設けられ、
    前記カバー部材(76)は前記ブリーザー空間(72)の一部を区画形成する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の内燃機関のブリーザー構造(70)。
  6. 前記カバー部材(76)は、前記シリンダヘッドと前記ヘッドカバーとの間に区画形成されたカム室(31)の一部からカムチェーン室(34)の一部にわたって延びるように形成されていることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関のブリーザー構造(70)。
  7. 前記カバー部材(76)は該カバー部材内を仕切る仕切壁(76b)を備え、
    該仕切壁の一方側の第1の空間(72c)は前記ヘッドカバー(24)内を介して前記仕切り部材により少なくとも部分的に区画形成される空間(72a)に連通し、前記仕切壁の他方側の第2の空間(72d)は前記ブリーザー出口(78)につながり、
    前記第1の空間と前記第2の空間とをつなげる通路部(76c)が前記仕切壁(76b)に設けられていることを特徴とする請求項5又は6に記載の内燃機関のブリーザー構造(70)。
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