JP7273085B2 - ロッカアーム、内燃機関の給油構造及びロッカアームの加工方法 - Google Patents

ロッカアーム、内燃機関の給油構造及びロッカアームの加工方法 Download PDF

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Description

本発明は、供給油路を備えるロッカアーム、それを備えた内燃機関の給油構造及びロッカアームの加工方法に関する。
内燃機関の動弁機構において、各部材の摩擦摺動面等に潤滑用のオイルを供給する機構が種々提案されている。例えば、特許文献1は、ロッカシャフトの軸線方向に延びる油路からオイルをロッカシャフト外部に導き、そのオイルをロッカアームの外面の溝に沿って導き、同ロッカアームの揺動中心部から延出するアーム部に直交する方向に延びる油路を介して吸気弁側へと導く構成を開示する。
特開2011-52572号公報
しかし、特許文献1に記載の構成では、ロッカシャフトの吸気弁側へのオイルの供給に確実性の点で課題を有する。本発明の目的は、内燃機関のロッカアームにおける可動部との接触部により効果的にオイルを供給することを可能にする構成を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1態様は、
揺動中心部と、該揺動中心部から延びるとともに可動部に接するように構成された接触部を備える延出部とを備え、
前記延出部には、前記揺動中心部から前記延出部の前記接触部に向けて延びる供給油路が区画形成されていて、
前記供給油路は前記揺動中心部と前記接触部との間で開口する、
ことを特徴とするロッカアームを提供する。
上記構成によれば、揺動中心部側から供給油路を介して延出部の接触部にオイルを供給することができる。よって、本発明の第1態様によれば、内燃機関のロッカアームにおける可動部との接触部により効果的にオイルを供給することが可能になる。
好ましくは、前記供給油路の中心軸線に平行な仮想線を前記供給油路の接触部側内壁面を通るように定めたとき、前記仮想線は前記延出部の前記接触部に接する又は前記接触部から所定長さ以内の距離離れている。この構成により、内燃機関のロッカアームにおける可動部との接触部により積極的にオイルを供給することが可能になる。
好ましくは、前記供給油路における前記接触部側の開口部の少なくとも一部は、前記接触部側を向いた前記延出部の面に設けられている。この構成により、その面にドリルを立てて、ドリル加工により供給油路を形成することが可能になる。
好ましくは、前記開口部の少なくとも一部は前記延出部の隆起部の前記面に位置付けられている。この構成により、隆起部を設けることで容易に上記面を形成でき、よって供給油路を簡単にドリルで形成することが可能になる。
好ましくは、前記隆起部は第1除去面を両側に有し、中央に第2除去面を有する。例えば、第1除去面を形成する第1の機械加工と、第2除去面を形成する第2の機械加工とにより、開口部に応力集中が生じる可能性を十分に緩和することができる。
好ましくは、前記第1除去面の底部は前記第2除去面の底部より浅い。これにより、より確実に、開口部の縁部又はその端部における応力集中を防ぐことができる。
好ましくは、前記延出部は、吸気弁又は排気弁に作用するアーム部である。この構成により、吸気弁又は排気弁に接触する接触部、例えばタペット面にオイルを直接的に噴射供給することが可能になる。
好ましくは、前記ロッカアームは2つの前記アーム部を備え、2つの該アーム部は前記揺動中心部から延出する第1のアーム部と、該第1のアーム部と二股状になるように前記揺動中心部から延出する第2のアーム部であり、前記第1のアーム部と前記第2のアーム部とのうち少なくともいずれか一方に前記供給油路が区画形成されている。この構成により、内燃機関の他の構成との適合性を高めたロッカアームを提供しつつ、その接触部にオイルを好適に提供することが可能になる。
本発明の第2態様は、
前述のロッカアームと、
前記揺動中心部において前記ロッカアームを揺動自在に支持するシャフトと
を備え、
前記ロッカアームの前記供給油路は前記シャフトの油路に連通可能に構成されていることを特徴とする内燃機関の給油構造
を提供する。
第2態様の上記構成によれば、揺動中心部のシャフトの油路から供給油路を介して延出部の接触部にオイルを供給することができる。よって、本発明の第2態様によれば、内燃機関のロッカアームにおける可動部との接触部により効果的にオイルを供給することが可能になる。
本発明の第3態様は、
揺動中心部と、該揺動中心部から延びるとともに可動部に接するように構成された接触部を備える延出部とを備えたロッカアームの加工方法であって、
前記延出部に、前記揺動中心部から前記延出部の前記接触部に向けて延びる供給油路を区画形成する第1工程と、
前記供給油路における前記接触部側の開口部を機械加工する第2工程と
を含むことを特徴とする方法
を提供する。
第3態様の上記構成によれば、ロッカアームに、揺動中心部から延出部の接触部に向けて延びる供給油路を区画形成することができ、また供給油路における接触部側の開口部を機械加工することができる。よって、本発明の第3態様により加工されたロッカアームによれば、供給油路の開口部の応力集中を好適に緩和しつつ、内燃機関のロッカアームにおける可動部との接触部により効果的にオイルを供給することが可能になる。
前記第1工程は、前記延出部の隆起部から前記揺動中心部に向けて前記供給油路をドリル加工することを含むとよい。また、前記第2工程は、前記隆起部の少なくとも一部を除去する第1の機械加工を行うことと、該第1の機械加工により加工された前記供給油路の前記開口部の縁部を除去する第2の機械加工を行うこととを含むとよい。この構成により、供給油路をドリルであけ、更にその開口部の縁部での応力集中を適切に緩和することが可能になる。
好ましくは、前記供給油路の中心軸線に平行な仮想線を前記供給油路の接触部側内壁面を通るように定めたとき、前記仮想線は前記延出部の前記接触部に接する又は前記接触部から所定長さ以内の距離離れている。この構成により、内燃機関のロッカアームにおける可動部との接触部により積極的にオイルを供給することが可能になる。
本発明の上記第1から第3態様によれば、上記構成を備えるので、内燃機関のロッカアームにおける可動部との接触部により効果的にオイルを供給することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る、内燃機関及びその周囲の構成図である。 図1の内燃機関における、ヘッドカバーを外したシリンダヘッド部分の、その内部の構成を示す図である。 図1の内燃機関における、ヘッドカバーの底面図である。 図1の内燃機関における、ヘッドカバーの平面図である。 図1の内燃機関における、ヘッドカバー、プレート部材及びブリーザーカバーの分解斜視図である。 図1の内燃機関の一部の断面図であり、図2のVI-VI線に沿った位置での断面図であり、それよりもカムチェーン室側の締結部材も表している図である。 図1の内燃機関の一部の断面図であり、図2のVII-VII線に沿った位置での断面図である。 図1の内燃機関のブリーザー構造における仕切り部材を示す図であり、(a)はその平面図であり、(b)はその側面図であり、(c)はその図8(a)のVIIIC-VIIIC線に沿った断面図である。 図1の内燃機関のブリーザー構造における弾性位置決め部材を示す図であり、(a)はその正面図であり、(b)はその側面図である。 図1の内燃機関のブリーザー構造におけるプレート部材の図であり、(a)はその平面図であり、(b)はその側面図である。 図1の内燃機関のブリーザー構造におけるブリーザーカバーを示す図であり、(a)は(b)のXIA-XIA線に沿った断面図であり、(b)はその平面図であり、(c)は(b)のXIC-XIC線に沿った断面図である。 図1の内燃機関のブリーザー構造におけるブローバイガス及びオイルの流れの一例を説明するための模式図である。 図1の内燃機関における吸気ロッカアームの図であり、(a)はその正面図であり、(b)はそれの(a)のXIIIB矢視図である。 図1の内燃機関における吸気ロッカアームの断面図であり、(a)は図13(b)のXIVA線-XIVA線に沿った第1吸気アーム部に関する吸気ロッカアームの断面図であり、(b)は図13(b)のXIVB線-XIVB線に沿った第2吸気アーム部に関する吸気ロッカアームの断面図である。 図1の内燃機関における図であり、吸気ロッカアームにおける給油通路を備えた給油構造を示す図である。 図1の内燃機関における排気ロッカアームの図であり、(a)は排気ロッカアームの正面図であり、(b)は(a)のXVIB矢視図である。 図1の内燃機関における排気ロッカアームの断面図であり、(a)は図16(b)のXVIIA線-XVIIA線に沿った第1排気アーム部に関する排気ロッカアームの断面図であり、(b)は図16(b)のXVIIB線-XVIIB線に沿った第2排気アーム部に関する排気ロッカアームの断面図である。 吸気ロッカアームの供給油路の作成工程を説明するための図であり、(a)はアーム面に設けられた隆起部を示し、(b)は隆起部に関して設けられた油路を示し、(c)は(b)の状態から更に第1の機械加工が施された隆起部を示し、(d)は(c)の状態から更に第2の機械加工が施された隆起部を示す。 吸気ロッカアームの供給油路の作成工程を説明するための図であり、(a-1)、(b-1)、(c-1)、(d-1)は図18(d)のXIXA矢視での図に対応し、図19(a-2)、(b-2)、(c-2)、(d-2)は図18(d)のXIXB矢視での図に対応する。 吸気ロッカアームの供給油路の別の作成工程を説明するための図であり、(a)はアーム部のアーム面の凹部を示し、(b)はその凹部の面に供給油路を形成することを示す。
以下、本発明に係る実施形態を添付図に基づいて説明する。同一の部品(又は構成)には同一の符号を付してあり、それらの名称及び機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
本発明の一実施形態に係る内燃機関10を備えたパワーユニット12の断面図を図1に示す。図1では、主として内燃機関10側の構成を示す。パワーユニット12は、鞍乗り型車両としての自動二輪車に搭載されるものであり、特に、オフロード走行用の自動二輪車に搭載される。しかし、本発明は自動二輪車以外の車両等に搭載される内燃機関にも適用可能である。
内燃機関10は単気筒の4ストロークサイクル内燃機関である。内燃機関10において、クランクシャフト13はパワーユニットケース14に回転自在に支持されている。クランクシャフト13にはコネクティングロッド15を介してピストン16が連結されている。ピストン16は、パワーユニットケース14のクランクケース部14a上に一体に締結されるシリンダブロック18のシリンダ20において往復動可能である。シリンダブロック18にはシリンダヘッド22が重ねて設けられ、更にシリンダヘッド22にはヘッドカバー24が重ねて設けられる。ピストン16の頂面が臨む燃焼室38をシリンダブロック18との間に形成してシリンダヘッド22がシリンダブロック18に締結される。シリンダヘッド22の上をヘッドカバー24が覆っている。シリンダブロック18、シリンダヘッド22、ヘッドカバー24は、シリンダ20のシリンダ軸線Cに沿って下から上に順に設けられている。
ここで、図2に、ヘッドカバー24を外した内燃機関10のシリンダヘッド22部分の、その内部の構成を示す。内燃機関10は、SOHC型式の4バルブシステムを採用しており、シリンダヘッド22に動弁機構30が設けられている。動弁機構30を覆うように、シリンダヘッド22にはヘッドカバー24が重ねられて被せられる。動弁機構30はシリンダヘッド22とヘッドカバー24とにより区画形成されるカム室31に設けられている。このカム室31はシリンダヘッド22の上部に凹ませるように設けられた凹部22aに位置付けられている。
動弁機構30に動力伝達を行うため、無端状のカムチェーン32が、クランクケース部14a、シリンダブロック18及びシリンダヘッド22のクランクシャフト13方向の一方側に設けられたカムチェーン室34を通って、カムシャフト36とクランクシャフト13との間に掛け渡されている。カムシャフト36はクランクシャフト13に同期して1/2の回転速度で回転する。
シリンダヘッド22において、燃焼室天井面に開口した吸気弁口40と排気弁口42からは、各々吸気ポート44と排気ポート46が互いに上下に離れる方向に湾曲しながら延出して形成される。シリンダヘッド22には、2本の吸気ポート44が延出し、それらは途中合体して1本の上流側吸気ポート44aとして延出している。またシリンダヘッド22には2本の排気ポート46が延出し、それらは途中合体して1本の下流側排気ポート46aとして延出している。
吸気ポート44、44aの上流端は、シリンダヘッド22に開口し、吸気管48と接続して、連続した吸気通路50が構成される。吸気通路50の上流側には、上流側から順にエアクリーナ及びスロットルボディが設けられる。また更に燃料噴射弁52が設けられている。ここでは燃料噴射弁52は吸気ポートに臨んで設けられている。なお、シリンダヘッド22において燃焼室38内に向かって図示しない点火プラグが嵌挿されている。
排気ポート46、46aの下流端は、シリンダヘッド22の下方に向けて開口し、図示しない排気管が接続され、連続した排気通路54が構成される。この排気通路54には、排気ガス浄化用の触媒装置及び消音装置が設けられる。
シリンダヘッド22における吸気ポート44の湾曲外壁部に一体に吸気弁ガイド56が嵌着されている。吸気弁58は、吸気弁ガイド56に摺動可能に支持され、吸気ポート44の燃焼室38に臨む吸気弁口40を開閉する。また、シリンダヘッド22における排気ポート46の湾曲外壁部に一体に排気弁ガイド60が嵌着されている。排気弁62は、排気弁ガイド60に摺動可能に支持され、排気ポート46の燃焼室38に臨む排気弁口42を開閉する。
吸気弁58及び排気弁62はその傘部が、いずれも燃焼室38に臨む吸気弁口40、排気弁口42を閉じるように、弁ばね64i、64eにより上方に付勢されている。図1に示すように、カムシャフト36の吸気カム36i、排気カム36eに当接揺動する吸気ロッカアーム66、排気ロッカアーム68によって、吸気弁58、排気弁62のステムエンドが押し下げられて、所定のタイミングで吸気弁58、排気弁62が開弁し、吸気ポート44と燃焼室38、また、排気ポート46と燃焼室38が連通し、所定のタイミングの吸気、排気がなされる。
図2に示すように、シリンダヘッド22の凹部22aは略四角形であり、ヘッドカバー24との間にカム室31及びカムチェーン室34の一部を区画形成する。カムシャフト36の軸線方向つまりX軸方向はクランクシャフト13の軸線方向に一致する。カム室31は、X軸方向においてカムチェーン室34と並ぶ。X軸に直交するY軸方向において、カムシャフト36の両側に、例えば吸気ロッカアーム66を含む吸気系と、例えば排気ロッカアーム68を含む排気系とが配置されている。Y軸方向は、シリンダ軸線Cに平行なZ軸方向にも直交する。
上記構成を備える内燃機関10は、ブリーザー構造70を備える。ブリーザー構造70は、ブリーザー空間72を備える。ブリーザー空間72は、ヘッドカバー24内の空間と、プレート部材74を介してヘッドカバー24に重ねて設けられるカバー部材であるブリーザーカバー76内の空間とを含み、更に後で詳述する仕切り部材86によりシリンダヘッド22内に区画形成された空間を含む。内燃機関10のヘッドカバー24側にあるブリーザーカバー76にブリーザー出口78が設けられている。
図3及び図4に、ヘッドカバー24を示す。図3はヘッドカバー24の底面図であり、図4はヘッドカバー24の平面図である。ヘッドカバー24内には、その内部の空間を仕切る隔壁80が設けられている。この隔壁80は、その両端でヘッドカバー24の外壁24oにつながる。
ヘッドカバー24はその上側につまりシリンダヘッド22とは反対側に開口部82を有する。ここではこの開口部82は排気側に設けられていて、内燃機関10においてヘッドカバー24がシリンダヘッド22を覆うとき、排気ロッカアーム68上方に位置する。開口部82は、図4に示すように略長方形形状を有し、シリンダヘッド22とヘッドカバー24との間に区画形成されたカム室31の一部からカムチェーン室34の一部にわたって延びるように形成されている。前述の隔壁80は、その上端で開口部82を実質的に2つに隔て、かつヘッドカバー24とシリンダヘッド22との合わせ面MF(図6及び図7参照)まで延びるように延在する。なお、隔壁80の開口部82側には、隔壁80の両側をつなぐ切り欠き部80cが設けられている。
また、ヘッドカバー24は、その上側につまりシリンダヘッド22とは反対側に上記開口部82から離れて位置する別の開口部83を有する。ここではこの開口部83は吸気側に設けられていて、内燃機関10においてヘッドカバー24がシリンダヘッド22を覆うとき、吸気ロッカアーム66上方に位置する。開口部83は、図4に示すように略長方形形状を有しているが、排気側の開口部82に比べて小さく、カム室31の一部の上にのみ延びる。なお、開口部83はカバー部材83aによって覆われる(図1参照)
ヘッドカバー24の排気側の開口部82に設けられた隔壁80につづく壁を構成するように、仕切り部材86がシリンダヘッド22内に配置される。図2では、仕切り部材86はシリンダヘッド22の凹部22a内に配置されている。そして、この仕切り部材86は、シリンダヘッド22とヘッドカバー24との合わせ面MFよりシリンダヘッド22側にブリーザー空間72の区画形成用に設けられる。ここでは、仕切り部材86は、ヘッドカバー24側では合わせ面MFにまで延びるようにシリンダヘッド22内に設けられる。この仕切り部材86とシリンダヘッド22とにより区画形成された空間(以下、第1ブリーザー空間)72a及びヘッドカバー24の隔壁80によりその外壁24oとの間に区画形成された空間(以下、第2ブリーザー空間)72bにつながる空間(以下、第3ブリーザー空間)72cは、プレート部材74を介してヘッドカバー24に重ねて設けられるブリーザーカバー76内に区画形成される。図5に、ヘッドカバー24、プレート部材74及びブリーザーカバー76の分解斜視図を示す。プレート部材74及びブリーザーカバー76は、ヘッドカバー24の排気側の開口部82を覆うように形作られていて、開口部82を覆うように設けられる。
シリンダヘッド22に、ヘッドカバー24、プレート部材74及びブリーザーカバー76が取り付けられた内燃機関10の一部の断面図を図6及び図7に示す。図6は図2のVI-VI線に沿った位置での断面図であり、更にそれよりもカムチェーン室34側の締結部材としてのボルト部材88b等を表している。図7は図2のVII-VII線に沿った位置での断面図である。
図2及び図6から明らかなように、仕切り部材86は、シリンダブロック18へのシリンダヘッド22の締め付け座88sに沿って着脱自在に設けられる。締め付け座88sは、X軸方向においてカムチェーン室34側に位置し、かつ、Y軸方向において排気系側に位置するとともに、略四角形状のシリンダヘッド22の凹部22aのコーナー部に位置する。
図8(a)及び(b)に仕切り部材86の平面図と側面図をそれぞれ示し、図8(c)に図8(a)のVIIIC-VIIIC線に沿ったその断面図を示す。図8(a)に示すように仕切り部材86は、1枚のプレートを湾曲させた形状を有する。仕切り部材86は、シリンダ軸線Cに略直交する断面において略L字状のL字状部86aと、それに連続してその断面において弧状に湾曲する弧状部86bと、更にそれに連続してその断面において概ね真っすぐに延びる平板状部86cとを備える。L字状部86aには、ヘッドカバー24側にU字状の第1切り欠き部86dが設けられ、更にシリンダヘッド22側にU字状の第2切り欠き部86eが設けられている。第1切り欠き部86dは、第2切り欠き部86eとずらして設けられていて、シリンダヘッド22内においてカム室31側に位置付けられる。第2切り欠き部86eは、シリンダヘッド22内において、カムチェーンが通るカムチェーン室34側に設けられている。弧状部86bは、締め付け座88sの締付部材つまりボルト部材88bとの干渉防止用の切り欠き部86fをシリンダヘッド22側に備えている。更に、L字状部86aの一部から弧状部86bの一部にかけて連続してヘッドカバー24側に段差部86gが設けられている。
仕切り部材86の段差部86gには、弾性位置決め部材90が設けられる。図9に弾性位置決め部材90を示す。図9(a)は弾性位置決め部材90の正面図であり、図9(b)はその側面図である。弾性位置決め部材90は、ゴム材のような弾性材で作られ、耐油性及び耐熱性に優れ、例えばシリコンゴムで作製される。この材料は、内燃機関10の熱に十分耐えられることが必要である。弾性位置決め部材90は、段差部86gに沿って設けられ、仕切り部材86のL字状部86aと弧状部86bとにわたって配置されるので、その仕切り部材86の湾曲形状に適合するように、長手方向に沿ってわずかに湾曲する。弾性位置決め部材90は、その長手方向の全体にわたって略H形の断面形状を有し、仕切り部材86が嵌まり込む第1溝部90aと、ヘッドカバー24の隔壁80が嵌まり込む第2溝部90bを備える。第2溝部90bには、その底部に突起部90cが設けられている。この突起部90cにより、シリンダヘッド22にヘッドカバー24を締結したときに、その密閉性をより高めることを可能にする。
なお、シリンダヘッド22側の仕切り部材86とヘッドカバー24の隔壁80との間に弾性位置決め部材90が設けられるが、弾性位置決め部材90が位置付けられないそれらの間は図7に示すように隙間なく当接するように寸法付けされている。シリンダヘッド22又はそこに設けられる仕切り部材86と、ヘッドカバー24との間には液体ガスケットつまり液体パッキンが設けられ、それらの間の気密性が確保される。
上述のようにヘッドカバー24とブリーザーカバー76との間にプレート部材74が設けられる。プレート部材74を図10に示す。図10(a)はプレート部材74の平面図であり、図10(b)はその側面図である。プレート部材74は薄板の部材である。ここではプレート部材74に3つの孔74a、74b、74cが設けられている。そのうちの2つは第1貫通孔74aと第2貫通孔74bである。第2貫通孔74bは第1貫通孔74aよりも小さい。これら2つの貫通孔74a、74bはヘッドカバー24の隔壁80により区画形成される第2ブリーザー空間72bに連通するように位置付けられている。そして、Y軸方向において、第1貫通孔74aはカム室31側に位置付けられ、第2貫通孔74bはヘッドカバー24の外壁24o寄りに設けられている。プレート部材74のもう1つの孔は第3貫通孔74cであり、ここでは長孔であり、ヘッドカバー24の隔壁80よりもX軸方向においてカム室31側に、換言すると第2ブリーザー空間72bの外側に位置付けられ、ヘッドカバー24の外壁24o寄りに設けられている。
図11にブリーザーカバー76を示す。ブリーザーカバー76は、プレート部材74の第1及び第2貫通孔74a、74bが連通する第3ブリーザー空間72cと、プレート部材74の第3貫通孔74cが連通する空間(以下、第4ブリーザー空間)72dとを区画形成するようにプレート部材74を介してヘッドカバー24に締め付け部材であるボルト部材を用いて締結される。ブリーザーカバー76はヘッドカバー24の開口部82の全体をちょうど覆うように形作られている。このとき、プレート部材74とヘッドカバー24との間には液体パッキンが用いられ、ブリーザーカバー76とプレート部材74との間にはガスケット、例えばメタルガスケットが用いられる。なお、これに限定されず、液体パッキンは種々のガスケットとされてもよく、またガスケットは液体パッキンとされてもよい。
ブリーザーカバー76はケース部材76aと、ケース部材76a内を仕切る仕切壁76bとを備える。仕切壁76bは、ブリーザーカバー76内を第3ブリーザー空間72cと第4ブリーザー空間74dとに分ける。仕切壁76bの一方側の、第1の空間である第3ブリーザー空間72cは、仕切り部材86により少なくとも部分的に区画形成される第1ブリーザー空間72aにヘッドカバー24内の第2ブリーザー空間72bを介して連通する。仕切壁76bの他方側の、第2の空間である第4ブリーザー空間72dは、ブリーザー出口78につながる。特に、図11から明らかなように、ブリーザー出口78は第4ブリーザー空間72dに直接的につながる。そして、仕切壁76bには、第3ブリーザー空間72cと第4ブリーザー空間72dとをつなげることを可能にする通路部76cが、ここでは、図11に示すようにU字状切り欠き部として設けられている。なお、ここでは、ブリーザーカバーの仕切壁76bは1つであるが、その数は複数であってもよい。複数の仕切壁がブリーザーカバー76のケース部材76a内に設けられる場合、それぞれに少なくとも1つの通路部が設けられるとよい。
このようにブリーザーカバー76は第3ブリーザー空間72cと第4ブリーザー空間72dとを区画形成するように構成され、幅広の形状を有する。具体的には、ブリーザーカバー76は、シリンダヘッド22とヘッドカバー24とにより区画形成されたカム室31の一部からカムチェーン室34の一部にわたって延びるように形成されている。なお、図11から明らかなように、ブリーザーカバー76はその幅に比して小さな寸法の厚みを有し、Y軸方向及びZ軸方向において薄い構成を有する。
上記構成を備える内燃機関10のブリーザー構造70におけるブローバイガスの流れの一例を図12の模式図に基づいて説明する。なお、図12では、ブローバイガスの流れを実線の矢印で示し、そこから分離されたオイルの流れを破線の矢印で示す。カム室31やカムチェーン室34のブローバイガスはシリンダヘッド22の仕切り部材86の流体通路部、例えば第1切り欠き部86dを介して、仕切り部材86により少なくとも部分的に区画形成された第1ブリーザー空間72aに流入する。また、ヘッドカバー24の通路部である切り欠き部80cを介して、ブローバイガスは第2ブリーザー空間72bに直接流入することもできる。そして、そのブローバイガスは、プレート部材74の貫通孔、例えば第1貫通孔74aを介して第3ブリーザー空間72cに至り、仕切壁76bの通路部76cを介して第4ブリーザー空間72dにも至ることができる。この過程で、ブローバイガス中のオイルはブリーザー空間72(72a、72b、72c、72d)を区画形成する各種部材の壁面に付着するなどして、ブローバイガスから分離し、各ブリーザー空間の底部に溜まるなどして、鉛直方向下方側に流れる。これにより、例えば、プレート部材74の第2、第3貫通孔74b、74c及び仕切り部材86の第2切り欠き部86eを介してカム室31やカムチェーン室34にオイルは戻ることが可能になる。
上記ブリーザー構造70では、仕切り部材86が、図6及び図7に示すようにシリンダヘッド22とヘッドカバー24との合わせ面MFよりシリンダヘッド22側にブリーザー空間72の区画形成用に設けられ、該仕切り部材86に流体通路部として第1及び第2切り欠き部86d、86eが区画形成されている。したがって、ヘッドカバー内でのみブリーザー空間を構築する場合に比して、ブリーザー構造70によれば、ブリーザー空間72を拡張することができる。よって、ブローバイガスからのオイルの分離性能を高めることができる。
このブリーザー構造70との配置の調和を図るとともに、内燃機関10の小型化に適合するように、図2に示すように吸気ロッカアーム66は二股となっていて、1つのカム36iで2つの吸気弁58を作動させるように構成されている。同様に、排気ロッカアーム68は二股となっていて、1つのカム36eで2つの排気弁62を作動させるように構成されている。
詳しく述べると、吸気ロッカアーム66は、吸気ロッカシャフト69iにより揺動可能に軸支される揺動中心部66aと、この揺動中心部66aからその軸線から略径方向に延びる延出部であるアーム部66b、66cとを備える。このアーム部66b、66cは上記のように二股に吸気ロッカアーム66に設けられている。更に、吸気ロッカアーム66は、アーム部66b、66cの略反対側において、揺動中心部66aからその軸線から略径方向に延びる揺動接触部66dを備える。揺動接触部66dには、ローラ66eが軸支されている。したがって、吸気ロッカアーム66の一端に軸支されたローラ66eがカムシャフト36の吸気カム36iのカムロブに転がり接触し、他端のアーム部66b、66cの先端のタペット面66fが吸気弁58の弁ばね64iにより上方に付勢されたバルブステムの上端のステムエンドに接する。つまり、吸気カム36iは、カムシャフト36の所定の回転角度でそのカムロブが吸気ロッカアーム66のローラ66eを上方に移動して吸気ロッカアーム66を揺動することで、他端のタペット面66fが吸気弁58を弁ばね64iに抗して押し、吸気ポート44の燃焼室38に臨む吸気弁口40を所定のタイミングで開く。なお、タペット面66fには、タペットねじが螺着されていてもよい。
同様に、排気ロッカアーム68は、排気ロッカシャフト69eにより揺動可能に軸支される揺動中心部68aと、この揺動中心部68aからその軸線から略径方向に延びる延出部であるアーム部68b、68cとを備える。このアーム部68b、68cは上記のように二股に設けられている。更に、排気ロッカアーム68は、アーム部68b、68cの略反対側において、揺動中心部68aからその軸線から略径方向に延びる揺動接触部68dを備える。揺動接触部68dには、ローラ68eが軸支されている。したがって、排気ロッカアーム68の一端に軸支されたローラ68eがカムシャフト36の排気カム36eのカムロブに転がり接触し、他端のアーム部68b、68cの先端のタペット面68fが排気弁62の弁ばね64eにより上方に付勢されたバルブステムの上端のステムエンドに接する。つまり、排気カム36eは、カムシャフト36の所定の回転角度でそのカムロブが排気ロッカアーム68のローラ68eを上方に移動して排気ロッカアーム68を揺動することで、他端のタペット面68fが排気弁62を弁ばね64eに抗して押し、排気ポート46の燃焼室38に臨む排気弁口42を所定のタイミングで開く。なお、タペット面68fには、タペットねじが螺着されていてもよい。
さて、内燃機関10は、ロッカアーム66、68の各々において弁58、62との接触部、ここではタペット面66f、68fにオイルを供給する給油構造を更に備える。まず、吸気ロッカアーム66及びその給油構造について図2及び、図13から図15に基づいて説明する。なお、タペット面66f、68fは、上述のように接触部であり、可動部である弁58、62に接するつまり当接するように構成され、当接部又は摺動部と称されてもよい。
図2に示す吸気ロッカアーム66の正面図を図13(a)に示し、図13(a)のXIIIB矢視図を図13(b)に示す。図13(b)は図2に示す吸気ロッカアーム66をシリンダ20側から見た図に概ね相当する。既に述べたように、吸気ロッカアーム66は二股となっていて、2つのアーム部66b、66cを備え、1つのカム36iで2つの吸気弁58を作動させるように構成されている。吸気ロッカアーム66は、吸気ロッカシャフト69iが挿通される略筒状の揺動中心部66aと、この揺動中心部66aからその軸線Iaから略径方向に延びる延出部であるアーム部66b、66cとを備える。アーム部(以下、第1吸気アーム部)66bは図2及び図13(b)において軸線Iaと斜めに交差するように真っすぐに延びる。他方のアーム部(以下、第2吸気アーム部)66cは図2及び図13(b)において軸線Iaと直角に交差するように真っすぐに延びる。図2に示すように、X軸方向において、第1吸気アーム部66bは相対的にカム室31側に位置し、第2吸気アーム部66cは相対的にカムチェーン室34側に位置する。
図13(b)のXIVA線-XIVA線に沿った第1吸気アーム部66bに関する吸気ロッカアーム66の断面図を図14(a)に示す。第1吸気アーム部66bには、揺動中心部66aから第1吸気アーム部66bの先端の吸気弁との接触面つまりタペット面66fに向けて延びる供給油路(以下、第1アーム油路)100が区画形成されている。第1アーム油路100は真っすぐな孔である。第1アーム油路100は揺動中心部66aの吸気ロッカシャフト69iが挿通される孔102にまで延びて開口し、更に第1吸気アーム部66bの凹湾曲するタペット面66f側のアーム面104に開口する。つまり、第1吸気アーム部66bは揺動中心部とタペット面66fとの間で開口する。第1アーム油路100の中心軸線100Aに平行な仮想線IL1を第1アーム油路100のタペット面側内壁面100Bを通るように定めたとき、その仮想線IL1は第1吸気アーム部66bのタペット面66fから所定長さ以内の距離d1離れている。タペット面側内壁面100Bとは、第1アーム油路100の中心軸線100Aを通るとともに第1吸気アーム部66bの長手方向に延びかつその先端のタペット面66fを通過する図14(a)の断面において、最もタペット面66f側に定められる壁面であり、接触部側内壁面の一例である。この所定長さは例えば10mm以下の長さであり得るが、吸気ロッカアーム66の大きさ等に応じて任意に定められるとよい。好ましくは、この所定長さは、第1アーム油路100のタペット面66f側の開口部100cから後述するように噴射されるオイルがタペット面66fに直接的にかかるように定められるとよい。仮想線IL1は第1吸気アーム部66bのタペット面66fと接しても、プラス側に離れても、マイナス側に離れていてもよい。なお、プラス側に離れるとは、仮想線IL1が第1吸気アーム部66bと交わらずにタペット面66fから離れることを意味し、マイナス側に離れるとは、仮想線IL1が第1吸気アーム部66bと交わることを意味する。
図13(b)のXIVB線-XIVB線に沿った第2吸気アーム部66cに関する吸気ロッカアーム66の断面図を図14(b)に示す。第2吸気アーム部66cには、揺動中心部66aから第2吸気アーム部66cの先端の吸気弁との接触面つまりタペット面66fに向けて延びる供給油路(以下、第2アーム油路)106が区画形成されている。第2アーム油路106は真っすぐな孔である。第2アーム油路106は揺動中心部66aの吸気ロッカシャフト69iが挿通される孔102にまで延びて開口し、更に第2吸気アーム部66cの凹湾曲するタペット面66f側のアーム面107に開口する。つまり、第2吸気アーム部66cは揺動中心部とタペット面66fとの間で開口する。第2アーム油路106の中心軸線106Aに平行な仮想線IL2を第2アーム油路106のタペット面側内壁面106Bを通るように定めたとき、その仮想線IL2は第2吸気アーム部66cのタペット面66fから所定長さ以内の距離d2離れている。タペット面側内壁面106Bとは、前述のタペット面側内壁面100Bと同様に、第2アーム油路106の中心軸線106Aを通るとともに第2吸気アーム部66cの長手方向に延びかつその先端のタペット面66fを通過する図14(b)の断面において、最もタペット面66f側に定められる壁面であり、接触部側内壁面の一例である。ここでのこの所定長さも、第1吸気アーム部66bに関して説明した通りであり、例えば10mm以下の長さであり得る。仮想線IL2は第2吸気アーム部66cのタペット面66fと接しても、プラス側に離れていても、マイナス側に離れていてもよい。
揺動中心部66aの吸気ロッカシャフト69iには、第1アーム油路100に連通可能な油路、及び、第2アーム油路106に連通可能な油路が形成されている。そして、これらの油路には、内燃機関10の図示しないオイルポンプからオイルが圧送される。第2アーム油路106に連通可能な油路について図15に基づいて説明して、第1アーム油路100に連通可能な油路についての説明は省略する。
図15に示すように、吸気ロッカシャフト69iには、揺動中心部66aの軸線Iaに沿って延びる油路108とその油路108から径方向に延びて吸気ロッカシャフト69iの外周面に開く径方向油路108aが区画形成されている。吸気ロッカアーム66はその揺動中心部66aで、シリンダヘッド22に支持されている吸気ロッカシャフト69i周りに揺動可能である(図15の矢印参照)。所定のタイミングで、吸気ロッカアーム66の第2アーム油路106は、図15に示すように、それまで連通状態になかった径方向油路108aに連通する。これにより、オイルポンプから圧送されるオイルは、第2アーム油路106を流れ、そのアーム面107の開口部106cから噴射され、第2吸気アーム部66cのタペット面66fに向けて直接的に噴射される。これは、第2吸気アーム部66cの第2アーム油路106が、揺動中心部66aから第2吸気アーム部66cの先端のタペット面66fに向けて延びるように区画形成されているからである。なお、所定のタイミングは、吸気ロッカアーム66が吸気弁58を押し下げて開くタイミングを含むとよいが、このタイミングに限定されない。
同様に、排気ロッカアーム68及びその給油構造について図2及び、図16及び図17に基づいて説明する。なお、排気ロッカアーム68及びその給油構造は、吸気ロッカアーム66及びその給油構造と概ね同じ構成を備える。
図2に示す排気ロッカアーム68の正面図を図16(a)に示し、図16(a)のXVIB矢視図を図16(b)に示す。図16(b)は図2に示す排気ロッカアーム68をシリンダ20側から見た図に概ね相当する。既に述べたように、排気ロッカアーム68は二股となっていて、2つのアーム部68b、68cを備え、1つのカム36eで2つの排気弁62を作動させるように構成されている。排気ロッカアーム68は、排気ロッカシャフト69eが挿通される略筒状の揺動中心部68aと、この揺動中心部68aからその軸線Ibから略径方向に延びる延出部であるアーム部68b、68cとを備える。アーム部(以下、第1排気アーム部)68bは図2及び図16(b)において軸線Ibと斜めに交差するように真っすぐに延びる。他方のアーム部(以下、第2排気アーム部)68cは図2及び図16(b)において軸線Ibと直角に交差するように真っすぐに延びる。図2に示すように、X軸方向において、第1排気アーム部68bは相対的にカム室31側に位置し、第2排気アーム部68cは相対的にカムチェーン室34側に位置する。
図16(b)のXVIIA線-XVIIA線に沿った第1排気アーム部68bに関する排気ロッカアーム68の断面図を図17(a)に示す。第1排気アーム部68bには、揺動中心部68aから第1排気アーム部68bの先端の排気弁との接触面つまりタペット面68fに向けて延びる供給油路(以下、第3アーム油路)110が区画形成されている。第3アーム油路110は真っすぐな孔である。第3アーム油路110は揺動中心部68aの排気ロッカシャフト69eが挿通される孔112にまで延びて開口し、更に第1排気アーム部68bの凹湾曲するタペット面68f側のアーム面114に開口部110cで開口する。つまり、第1排気アーム部68bは揺動中心部とタペット面68fとの間で開口する。第3アーム油路110の中心軸線110Aに平行な仮想線IL3を第3アーム油路110のタペット面側内壁面110Bを通るように定めたとき、その仮想線IL3は第1排気アーム部68bのタペット面66fに概ね接するが、タペット面66fから所定長さ以内の距離離れていてもよい。ここでのこの所定長さも、第1吸気アーム部66bに関して説明した通りであり、例えば10mm以下の長さであり得る。仮想線IL3は図17(a)に示すように第1排気アーム部68bのタペット面68fと概ね接するが、プラス側に離れてもマイナス側に離れていてもよい。
図16(b)のXVIIB線-XVIIB線に沿った第2排気アーム部68cに関する排気ロッカアーム68の断面図を図17(b)に示す。第2排気アーム部68cには、揺動中心部68aから第2排気アーム部68cの先端の排気弁との接触面つまりタペット面68fに向けて延びる供給油路(以下、第4アーム油路)116が区画形成されている。第4アーム油路116は真っすぐな孔である。第4アーム油路116は揺動中心部68aの排気ロッカシャフト69eが挿通される孔112にまで延びて開口し、更に第2排気アーム部68cの凹湾曲するタペット面68f側のアーム面118に開口部116cで開口する。つまり、第2排気アーム部68cは揺動中心部とタペット面68fとの間で開口する。第4アーム油路116の中心軸線116Aに平行な仮想線IL4を第4アーム油路116のタペット面側内壁面116Bを通るように定めたとき、その仮想線IL4は第2排気アーム部68cのタペット面68fから所定長さ以内の距離d4離れている。ここでのこの所定長さも、第1吸気アーム部66bに関して説明した通りであり、例えば10mm以下の長さであり得る。仮想線IL4は第2排気アーム部68cのタペット面68fと接しても、プラス側に離れてもマイナス側に離れていてもよい。
揺動中心部68aの排気ロッカシャフト69eには、第3アーム油路110に連通可能な油路、及び、第4アーム油路116に連通可能な油路が形成されている。そして、これらの油路には、内燃機関10の図示しないオイルポンプからオイルが圧送される。第3及び第4アーム油路110、116に連通可能な油路については、図15に基づいて説明した第2アーム油路106に連通可能な油路108、108aと概ね同じなので、ここでの更なる説明は省略する。排気ロッカアーム68の第3及び第4アーム油路110、116が排気ロッカシャフトの径方向油路と連通する所定のタイミングは、排気ロッカアーム68が排気弁62を押し下げて開くタイミングを含むとよいが、このタイミングに限定されない。
ここで第1から第4アーム油路100、106、110、116の加工について、ここでは第1から第4アーム油路100、106、110、116の加工方法及びそのための構成は同じであるので、第2アーム油路106を例に図18及び図19に基づいて説明する。
図14(b)から明らかなように、第2アーム油路106は、それが形成されている吸気ロッカアーム66の第2吸気アーム部66cの凹湾曲するタペット面66f側のアーム面107と非直角に交差する。その交差角度θは図14(b)では約135°である。このように交差角度が90°から大きくずれているとき、ドリルで第2アーム油路106をアーム面107側から加工することは難しい。そこで、ここでは、ドリル加工用の座として隆起部120が吸気ロッカアーム66の第2吸気アーム部66cの凹湾曲するアーム面107に設けられる。隆起部120は鋳造工程又は鍛造工程でアーム面107に設けられるとよい。そして、その隆起部120の少なくとも一部の表面を第2アーム油路106の軸線106Aに対して概ね直角をなすように設けることで、隆起部120側から第2アーム油路106をドリルで加工することが可能になる。更にここでは、隆起部120が弁ばね64iなどの吸気弁58の周囲の構成と干渉するのを防ぐために、第2アーム油路106を開けた後、隆起部120を少なくとも部分的に除去する第1の機械加工が行われる。更には、第2アーム油路106のアーム面107の開口部106cの縁部における応力集中を緩和するように第2の機械加工が行われる。
図18(a)はアーム面107に設けられた隆起部120を示し、図18(b)は隆起部120に関して設けられた第2アーム油路106を示し、図18(c)は図18(b)の状態から更に第1の機械加工が施された隆起部120を示し、図18(d)は図18(c)の状態から更に第2の機械加工が施された隆起部120を示す。図19の(a-1)、(b-1)、(c-1)、(d-1)は図18(d)のXIXA矢視での図に対応し、図19の(a-2)、(b-2)、(c-2)、(d-2)は図18(d)のXIXB矢視での図に対応する。しかし、図19の(a-1)及び(a-2)は図18(a)の状態での隆起部120を示す図であり、図19の(b-1)及び(b-2)は図18(b)の状態での隆起部120を示す図であり、図19の(c-1)及び(c-2)は図18(c)の状態での隆起部120を示す図であり、更に図19の(d-1)及び(d-2)は図18(d)の状態での隆起部120を示す図である。なお、本実施形態では、吸気ロッカアーム66の第2吸気アーム部66cにおいて、タペット面と同じ側においてアーム面107は凹湾曲して滑らかに延びる面である。しかし、アーム面は、この形状に限定されず、種々の形状を有し得る。アーム面が種々の形状を有するとき、そのアーム面を滑らかな仮想面と仮定し、この仮想面から隆起するように隆起部120が設けられるとよい。これは、第1吸気アーム部66b、第1排気アーム部68b及び第2排気アーム部68cにおいても同様である。
図18(a)、図19の(a-1)及び(a-2)から明らかなように、隆起部120は略三角錐形であり、タペット面66f側を向いた傾斜面120aを有する。傾斜面120aは、以下のステップであけられる孔の軸線に略直交するとよいが、例えば10°以内のずれは許容され得る。
この傾斜面120aに略直交するようにドリル加工により第2アーム油路106が形成される。図18(b)、図19の(b-1)及び(b-2)から明らかなように、第2アーム油路106は、その開口部106cが隆起部120のタペット面66f側にわずかにずれて設けられる。したがって、第2アーム油路106の開口部106cは、隆起部120に位置する第1縁部106dと、隆起部120を外れてタペット面側に位置する第2縁部106eとを有している。なお、開口部106cの全てが隆起部120に位置するように、第2アーム油路106を形成することも可能である。なお、この穴あけの工程は、ロッカアームの加工方法の第1工程に含まれる。
更に、隆起部120の凹湾曲するアーム面107からの突出高さを低くするように、第1の機械加工が施される。これにより、隆起部120上に面(以下、第1除去面)120bが形成される。その結果、図18(c)、図19の(c-1)及び(c-2)から明らかなように、隆起部120の凹湾曲するアーム面107からの突出高さは低くなる。これにより、図19の(c-2)から明らかなように、第2アーム油路106の開口部106cの一部は切り欠かれ、その開口部106cの揺動中心部66a側の端部は、揺動中心部66a側に拡張される(図19の(c-2)の線L1と線L2参照)。なお、この第1の機械加工の工程は、ロッカアームの加工方法の第2工程に含まれる。第1の機械加工は、フライス盤で、例えばエンドミルを用いて実行され得る。第1の機械加工による隆起部120の除去量は、弁ばね64i及びその周囲の構成部材との間での隆起部120の干渉を確実に生じさせないように定められるとよい。
更に、第1の機械加工により第2アーム油路106の開口部106cの、例えば揺動中心部66a側の端部106fに応力集中が生じる可能性が高まり得るので、それを緩和するように、その端部106fを除去するように第2の機械加工が施される。その結果、図18(d)、図19の(d-1)及び(d-2)から明らかなように、第1の機械加工による第1除去面120bと開口部106cとの間に第2の機械加工による面(以下、第2除去面)120cが形成される。つまり、第1除去面120bの底部は、第2の機械加工による第2除去面120cの底部より浅い。これにより、図19の(d-2)から明らかなように、第2アーム油路106の開口部106cの一部は更に切り欠かれ、その開口部106cの揺動中心部66a側の端部は、揺動中心部66a側に更に拡張される(図19の(d-2)の線L2と線L3参照)。なお、図18(d)及び図19の(d-1)に示すように、これにより、第2アーム油路106の開口部106cにおける隆起部120に位置する揺動中心部66a側の縁部の周囲には第2除去面120cを介して第1除去面120bが延在するようになる。つまり、開口部106cが位置付けられている隆起部120は、ここでは開口部106cの一部が位置付けられている隆起部120の部分は、第1除去面120bを両側に有し、それらの間につまり中央に第2除去面120cを有するようになる。したがって、開口部106cの縁部又はその端部における応力集中を十分に防ぐことが可能になる。なお、この第2の機械加工の工程は、ロッカアームの加工方法の第2工程に含まれる。第2の機械加工も、フライス盤で行われ得、例えばエンドミル又はバイトを用いて実行され得る。
なお、隆起部120を設けるのではなく、凹部をアーム面107に形成してもよい。図20(a)に示すように、第2アーム油路106に略直角に交差するような面122を備えた凹部124をアーム面107に設けてもよい。この場合、その面122に対してドリル加工を施して、第2アーム油路106を形成するとよい。図20(b)はこうして形成した第2アーム油路106の開口部106cを示す。なお、図20(a)、(b)は、図18(d)のXIXA矢視での図に対応する。
なお、上記実施形態では、吸気ロッカアーム66における可動部である吸気弁57との接触部であるタペット面66fにオイルを供給するように供給油路100、106を設けた。また、排気ロッカアーム68における可動部である排気弁62との接触部であるタペット面68fにオイルを供給するように供給油路110、116を設けた。しかし、延出部は吸気ロッカアーム66のアーム部又は排気ロッカアーム68のアーム部に限定されない。例えば、延出部は、可動部であるカムシャフト36のカム36i、36eと接触する揺動接触部66d、68dであってもよい。この場合、カムと接触するスリッパー面などが、例えばローラ66e、68eが接触部に相当する。この構成により、揺動接触部66d、68dの接触部に、例えばローラ66e、68eやスリッパー面にオイルを直接的に噴射供給することが可能になる。また、上記実施形態では、吸気弁又は排気弁に作用する全てのアーム部に上記供給油路が設けられたが、そのうちのいずれか1つのみに供給油路が区画形成されてもよい。例えば、吸気ロッカアーム66の2つのアーム部のうち、揺動中心部から延出する第1のアーム部66c、68cと、該第1のアーム部と二股状になるようにその揺動中心部から延出する第2のアーム部66b、68bとのうち少なくともいずれか一方に上記供給油路を区画形成してもよい。
また、上記実施形態では、図18及び図19に基づいて説明したように、ロッカアーム66、68に供給油路100、106、110、116を形成するために、ドリル加工、第1の機械開口及び第2の機械加工を行った。しかし、ロッカアームの加工方法はこれに限定されない。本開示は、ロッカアームの加工方法がこの全てのステップを含むことも、その一部のステップのみを含むことも、またこれ以外のステップを含み得ることも許容し得る。
更に、上記実施形態では、吸気ロッカアーム66は2つのアーム部66b、66cを備え、同様に排気ロッカアーム68は2つのアーム部68b、68cを備えた。しかし、吸気ロッカアーム66が備えるアーム部の数は上記実施形態に限定されず、幾つであってもない。例えば、吸気ロッカアーム66はたった1つのアーム部を備えて構成されてもよい。同様に、排気ロッカアーム68が備えるアーム部の数は上記実施形態に限定されず、幾つであってもよく、例えばたった1つであってもよい。
以上、本発明に係る実施形態及びその変形例について説明したが、本発明はそれらに限定されない。本願の特許請求の範囲によって定義される本発明の精神及び範囲から逸脱しない限り、種々の置換、変更が可能である。
10…内燃機関、12…パワーユニット、13…クランクシャフト、16…ピストン
18…シリンダブロック、20…シリンダ、22…シリンダヘッド、24…ヘッドカバー
30…動弁機構、31…カム室、34…カムチェーン室、38…燃焼室
58…吸気弁、62…排気弁、66…吸気ロッカアーム、68…排気ロッカアーム
69i…吸気ロッカシャフト、69e…排気ロッカシャフト、70…ブリーザー構造
72…ブリーザー空間、74…プレート部材、76…ブリーザーカバー、78…ブリーザー出口
80…隔壁、82…開口部、86…仕切り部材、88s…締め付け座、90…弾性位置決め部材
100、106、110、116…供給油路、中心軸線…100A、106A、110A、116A
100c、106c、110c、116c…開口部、120…隆起部
IL1、IL2 、IL3、IL4…仮想線、MF…合わせ面

Claims (7)

  1. 揺動中心部(66a、68a)と、該揺動中心部から延びるとともに可動部(36i、36e)に接するように構成された接触部(66f、68f)を備える延出部(66b、66c、68b、68c)とを備え、
    前記延出部には、前記揺動中心部から前記延出部の前記接触部に向けて延びる供給油路(100、106、110、116)が区画形成されていて、
    前記供給油路は前記揺動中心部と前記接触部との間で開口し、
    前記供給油路における前記接触部側の開口部(100c、106c、110c、116c)の少なくとも一部は、前記接触部側を向いた前記延出部の隆起部(120)の面(120a)に位置付けられていて、
    前記隆起部(120)は第1除去面(120b)を両側に有し、中央に第2除去面(120c)を有し、
    前記第1除去面(120b)の底部は前記第2除去面(120c)の底部より浅い
    ことを特徴とするロッカアーム(66、68)。
  2. 前記供給油路の中心軸線(100A、106A、110A、116A)に平行な仮想線(IL1、IL2 、IL3、IL4)を前記供給油路の接触部側内壁面を通るように定めたとき、前記仮想線は前記延出部の前記接触部に接する又は前記接触部から所定長さ以内の距離離れていることを特徴とする請求項1に記載のロッカアーム(66、68)。
  3. 前記延出部は、吸気弁又は排気弁に作用するアーム部(66b、66c、68b、68c)であることを特徴とする請求項1又は2に記載のロッカアーム(66、68)。
  4. 前記ロッカアーム(66、68)は2つの前記アーム部(66b、66c、68b、68c)を備え、
    2つの該アーム部は前記揺動中心部から延出する第1のアーム部(66c、68c)と、該第1のアーム部と二股状になるように前記揺動中心部から延出する第2のアーム部(66b、68b)であり、
    前記第1のアーム部と前記第2のアーム部とのうち少なくともいずれか一方に前記供給油路が区画形成されていることを特徴とする請求項に記載のロッカアーム(66、68)。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載のロッカアーム(66、68)と、
    前記揺動中心部において前記ロッカアームを揺動自在に支持するシャフト(69i、69e)と
    を備え、
    前記ロッカアームの前記供給油路は前記シャフトの油路(108、108a)に連通可能に構成されていることを特徴とする内燃機関の給油構造。
  6. 揺動中心部(66a、68a)と、該揺動中心部から延びるとともに可動部(36i、36e)に接するように構成された接触部(66f、68f)を備える延出部(66b、66c、68b、68c)とを備えたロッカアーム(66、68)の加工方法であって、
    前記延出部に、前記揺動中心部から前記延出部の前記接触部に向けて延びる供給油路(100、106、110、116)を区画形成する第1工程と、
    前記供給油路における前記接触部側の開口部(100c、106c、110c、116c)を機械加工する第2工程と
    を含み、
    前記第1工程は、前記延出部の隆起部(120)から前記揺動中心部に向けて前記供給油路(100、106、110、116)をドリル加工することを含み、
    前記第2工程は、前記隆起部(120)の少なくとも一部を除去する第1の機械加工を行うことと、該第1の機械加工により加工された前記供給油路の前記開口部(100c、106c、110c、116c)の縁部(106f)を除去する第2の機械加工を行うこととを含
    ことを特徴とする方法。
  7. 前記供給油路の中心軸線(100A、106A、110A、116A)に平行な仮想線(IL1、IL2 、IL3、IL4)を前記供給油路の接触部側内壁面を通るように定めたとき、前記仮想線は前記延出部の前記接触部に接する又は前記接触部から所定長さ以内の距離離れていることを特徴とする請求項に記載の方法。
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