JP7255356B2 - エンジンのヒータコア装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒータシャットバルブを備えるエンジンのヒータコア装置に関する。
従来、例えば特許文献1には、エンジンから流出したエンジン冷却水がラジエータを経由して該エンジンに戻る主冷却水経路と、主冷却水経路と並列に設けられエンジン冷却水が空調装置のヒータコアを経由して該エンジンに戻る副冷却水経路と、副冷却水経路におけるエンジン冷却水の流通を制御する弁が記載されている。
特開2002-235544号公報
しかしながら、特許文献1には冷却水の流通を制限するヒータシャットバルブの配置について何ら開示されていない。ヒータシャットバルブの配置によっては、上方から落下する雨水によってヒータシャットバルブが被水し、そのままでは該ヒータシャットバルブのハーネスカプラ部への浸水が発生する可能性がある。
本発明はかかる実情に鑑みてなされたものであり、ヒータシャットバルブのハーネスカプラ部まわりに対して高い防水性を保証することを目的とする。
本発明のヒータコア装置は、車両幅方向に配列される複数の気筒を有するエンジン本体とラジエータとの間で冷却水を循環させる冷却装置と、気筒列方向に延びるサージタンクとこのサージタンク及び各前記気筒間を連絡する複数の分岐管とを有し、前記エンジン本体の後部に連結される吸気マニホールドと、前記エンジン本体との間で冷却水を循環させるヒータ用冷却水通路によって前記エンジン本体に連結されるヒータコアとカプラ部から供給される電力によって前記ヒータコアへの冷却水の流れを遮断するヒータシャットバルブとからなるヒータコア装置と、を備えたエンジンにおいて、前記ヒータ用冷却水通路を構成するヒータ用冷却水戻し通路の途中に前記ヒータシャットバルブが装着され、前記ヒータ用冷却水戻し通路は、前記ヒータコアの冷却水出口及び前記エンジン本体のヒータ用冷却水戻し口間を連絡し、前記サージタンクは、その底部が車両上下方向で前記冷却水出口及び前記ヒータ用冷却水戻し口との間に配置される一方、前記分岐管が前記サージタンクの上部に連結され、前記ヒータシャットバルブを、前記サージタンクの底部に近接するように配置したことを特徴とする。
本発明によれば、ヒータシャットバルブのカプラ部に対する浸水の発生を防止し、高い防水性を保証することができる。
本発明の適用例としての車両に搭載されるエンジンまわりの左方側面図である。 図1の要部拡大図である。 本発明の適用例としての車両に搭載されるエンジンまわりの右方側面図である。 図3の要部拡大図である。 本発明の適用例としての車両に搭載されるエンジンまわりの右後方斜視図である。 図5の要部拡大図である。 本発明の適用例としての車両に搭載されるエンジンまわりの後方正面図である。 本発明の適用例としての車両に搭載されるエンジンにおける冷却水の流れを示す冷却回路のブロック図である。
以下、図面に基づき、本発明によるエンジンのヒータコア装置における好適な実施の形態を説明する。
本発明の一実施の形態に係る本発明のエンジンのヒータコア装置は、車両幅方向に配列される複数の気筒を有するエンジン本体とラジエータとの間で冷却水を循環させる冷却装置と、気筒列方向に延びるサージタンクとこのサージタンク及び各前記気筒間を連絡する複数の分岐管とを有し、前記エンジン本体の後部に連結される吸気マニホールドと、前記エンジン本体との間で冷却水を循環させるヒータ用冷却水通路によって前記エンジン本体に連結されるヒータコアとカプラ部から供給される電力によって前記ヒータコアへの冷却水の流れを遮断するヒータシャットバルブとからなるヒータコア装置と、を備えたエンジンにおいて、前記ヒータ用冷却水通路を構成するヒータ用冷却水戻し通路の途中に前記ヒータシャットバルブが装着され、前記ヒータ用冷却水戻し通路は、前記ヒータコアの冷却水出口及び前記エンジン本体のヒータ用冷却水戻し口間を連絡し、前記サージタンクは、その底部が車両上下方向で前記冷却水出口及び前記ヒータ用冷却水戻し口との間に配置される一方、前記分岐管が前記サージタンクの上部に連結され、前記ヒータシャットバルブを、前記サージタンクの底部に近接するように配置する。
本発明に係るエンジンのヒータコア装置において、ヒータ用冷却水戻し通路は、サージタンクの底部に近接する位置に配置され、ヒータシャットバルブをそのヒータ用冷却水戻し通路の途中で、サージタンクの底部に近接するように配置する。これによりヒータシャットバルブの上方から滴下する雨水等の液体によりヒータシャットバルブが被水するのを防ぐことができる。
車両として例えば乗用車等の車両であってよく、図1において車両1の前部にエンジンルーム2を有し、エンジンルーム2内にエンジン10が搭載される。先ず、本実施例に係るエンジン10の概略構成について説明する。なお、図1等を含め、以下の説明で用いる図においては車両1の運転席から見る方向を車両の前方とし、その逆方向を後方とする。また、右側を右方、左側を左方とし、これらの方向をそれぞれ必要に応じて適宜、矢印により示す。ここに、図1はエンジン10全体の左方側面図、図2は図1の要部拡大図、図3はエンジン10全体の右方側面図、図4は図3の要部拡大図、図5はエンジン10全体の右後方斜視図、図6は図5の要部拡大図である。
車両1は、エンジンルーム2の後部に設けられるダッシュパネル3や、エンジンルーム2の側部に配置されて前後方向に沿って延びる左右の車体フレーム(図示せず)等を有する。なお、以下の説明では必要に応じて部品もしくは部材の図示を適宜省略する。ダッシュパネル3が車両1のエンジンルーム2と車室4を仕切り、また、車体フレームにより車体の骨格構造が形成される。エンジン10はエンジンマウントを介してエンジンルーム2内の所定位置に支持される。エンジンルーム2の上部にはエンジンフードが開閉可能に取り付けられ、エンジンルーム2の前部にはフロントグリル等が付設される。
エンジン10は本実施例において例えば多気筒、典型的には4気筒エンジン等であってよい。この場合、例えば、1番(#1)気筒から4番(#4)気筒が左右方向に一直線状(直列)に配置され、各気筒のそれぞれシリンダ軸線が略鉛直方向を指向する。エンジン10のクランクケース11の左側にはトランスミッション(図示せず)が一体的に結合し、これら全体がエンジン10の右側部、及びトランスミッションの左側部にてエンジンマウントを介して車体フレームに支持される。
エンジン10において、図3に示したようにクランクケース11の上部にはシリンダブロック12がクランクケース11と一体的に形成されている。シリンダブロック12の上部には、順次、シリンダヘッド13及びシリンダヘッドカバー14が一体的に結合し、上述のように直列4気筒エンジンとして構成され、これが実質的にエンジン本体となる。動弁装置として例えば、シリンダブロック12、シリンダヘッド13の右側面には動弁機構のカムシャフトを駆動するためのカムタイミングチェーンが配置され、そのチェーンカバー15が動弁機構のカムシャフト、カムタイミングチェーンを右方から覆っている。
エンジン10には更に、エアクリーナから供給される空気を供給する吸気装置、燃料を供給する燃料供給装置、燃焼後の排気ガスをエンジン10から排出する排気装置、エンジン10を冷却する冷却装置及びエンジン10の可動部を潤滑する潤滑装置、更にはそれらを作動制御する制御装置(ECU;Engine Control Unit)が付属する。制御装置の制御により複数の装置が上述の補機類等と協働し、これによりエンジン10全体として円滑な作動が遂行される。
吸気装置において♯1気筒~♯4気筒ともシリンダヘッド13の後側に吸気ポートが開口し、それらの吸気ポートに接続する吸気マニホールド16が図3、図4及び図5等に示すようにエンジン10に連結される。この吸気マニホールド16を介してエンジン10の後側から燃焼用空気が供給される。なお、エンジン10の例えば、左側前方付近にエアクリーナが配置され、該エアクリーナにおいてエアインレットパイプから取り込んだ空気がエアクリーナケースへ送られる。そのエアクリーナケース内にはエアフィルタが装着されており、エアクリーナケース内に取り込まれた空気は該エアフィルタで清浄化される。エアクリーナにより清浄化された空気がスロットルボディを介して、吸気マニホールド16へ供給される。
本実施例では吸気装置は吸気マニホールド16へ至るまでの空気供給経路の途中に、エンジン10に供給する空気を圧縮する過給機(ターボチャージャ)を備えてよい。この場合、過給機はシリンダヘッド13の前側に配置され、排気ガスの流れによって回転するタービンとこのタービンの回転軸と同軸上に配置されるコンプレッサとを有する。エアクリーナから送られてくる空気は、タービンにより駆動されるコンプレッサで取り込まれて、コンプレッサで圧縮された空気が吸気マニホールド16側へ送給される。
過給機を備える場合、それに付随して吸気用インタークーラを設けるとよい。過給機のコンプレッサによって圧縮された空気は高温になるため、そのままではエンジン10に対する吸気効率を低下させる原因となる。そのため過給機から吸気マニホールド16までの吸気通路の途中にインタークーラを接続し、インタークーラにより、過給機から供給される空気を冷却することで吸気効率を有効に向上することができる。
排気装置において♯1気筒~♯4気筒ともシリンダヘッド13の前側に排気ポートが開口し、この排気ポートには上述の過給機が連結される。過給機のタービンには、該タービンを回転させた後の排気ガスが排出される排気管が接続される。排気管は過給機から下方へ延びて、エンジン10の下部に回り込んで、更に後方へ延びる。
次に、エンジン10の冷却装置において、シリンダブロック12及びシリンダヘッド13の内部には冷却水が循環するように形成されたウォータジャケット(図示せず)が構成される。図1及び図3等に示すように、ウォータジャケットに送られる冷却水を冷却するラジエータ17を装備する。本実施例ではラジエータ17は正面視で矩形状を呈し、図1あるいは図3のようにエンジン10の前方にエンジン10から離れて配置され、エンジン10のシリンダヘッド13の右側近上方にリザーバタンク18が配置される。シリンダヘッド13に接続された配管が、過給機を経てリザーバタンク18に接続される。なお、ラジエータ17は車体フレーム等を利用して、その適所に支持される。この場合、インタークーラがラジエータ17の前側に配置され、そのインタークーラアウトレットホースがラジエータ17の裏側(後側)に配索されてよい。
エンジン10はその冷却系に冷却水を循環させるためのウォータポンプ19を備える。ウォータポンプ19は図5等に示されるように、シリンダブロック12の右端部後側に配置され、ラジエータ17で冷却された冷却水をシリンダブロック12等のウォータジャケットに給送する。ウォータポンプ19から吐出されてエンジン10のウォータジャケット内を流通した冷却水は、図1及び図2に示すようにシリンダヘッド13の左側端部に設けた冷却水流出部20に接続された冷却水ホース21(アッパホース)を介してラジエータ17へ送られる。各図において冷却水の流れを適宜実線矢印で示す。ラジエータ17により冷却された冷却水は冷却水ホース22(ロアホース)を介してウォータポンプ19へ還流される。図8にも示すようにエンジン10とラジエータ17の間は冷却水ホース21及び冷却水ホース22で接続され、この主要冷却水通路にウォータポンプ19で冷却水を循環させる。
更に冷却装置には、図1~図4等に示されるように吸気マニホールド16より後方に配置され、エンジン10のエンジン本体との間で冷却水を循環させるヒータ用冷却水通路23によってエンジン本体に連結されるヒータコア24を含むヒータコア装置が付帯する。ヒータコア24はダッシュパネル3を挟んでエンジンルーム2とは反対の車室4側に配設され、冷却水が循環されることで暖房用熱源となる。
ヒータ用冷却水通路23として、図2に示されるようにヒータ用冷却水供給通路23Aとヒータ用冷却水戻し通路23Bとを有する。ヒータ用冷却水供給通路23Aは、冷却水流出部20に接続され、冷却水流出部20から後方へ延出する。ヒータ用冷却水戻し通路23Bは、ヒータ用冷却水通路23の一部を構成し、ヒータコア24の冷却水出口25及びエンジン10のエンジン本体のヒータ用冷却水戻し口26(図7をも参照)間を連絡する。ヒータ用冷却水供給通路23Aは冷却水流出部20から後方へ延出して山状に湾曲して後に、ダッシュパネル3の冷却水入口27に接続される。冷却水は冷却水入口27から、図示しない冷却水通路を介してヒータコア24に流入する。ヒータコア24を循環した冷却水は、図示しない冷却水通路を介して冷却水出口25に送られ、ヒータ用冷却水戻し通路23Bに流入する。ヒータ用冷却水戻し通路23Bは冷却水出口25から吸気マニホールド16の後端部付近まで延出し、その後下方へ屈曲し、更に図7等に示されるように右方へ延出してウォータポンプ19の左方付近に設定されたヒータ用冷却水戻し口26に接続される。
図2、図6及び図7等に示されるようにヒータ用冷却水戻し通路23Bの途中にヒータシャットバルブ28が配置される。このヒータシャットバルブ28は、カプラ部28aから供給される電力によって冷却水の流れを遮断するバルブを作動させるように構成されている。ここで、吸気マニホールド16は、図6等に示されるように♯1気筒~♯4気筒の気筒列方向に延びるサージタンク29とこのサージタンク29及び各気筒間を連絡する複数(この例では4つ)の分岐管30とを有する。吸気マニホールド16において概して筒状容器型を呈する単一のサージタンク29から、♯1気筒~♯4気筒のそれぞれ吸気ポートに向けて対応する分岐管30が延出する。そして、これらの分岐管30がシリンダヘッド13の後側で開口する♯1気筒~♯4気筒の吸気ポートに接続・固定されることで、吸気マニホールド16がエンジン本体の後部に連結される。
サージタンク29は図2、図7等に示されるように、その底部29aが車両上下方向で冷却水出口25及びヒータ用冷却水戻し口26との間に配置される一方、分岐管30がサージタンク29の上部にて図4のように斜め上方へ突出するかたちで連結される。
サージタンク29及び分岐管30からなる吸気マニホールド16において、分岐管30が上方へ突出するためサージタンク29の底部29aが上下方向で最も低い位置に設定される。
また、ヒータ用冷却水戻し通路23Bの一部は、サージタンク29の底部29aに近接する位置に配置され、ヒータシャットバルブ28が、サージタンク29の底部29aに近接するようにヒータ用冷却水戻し通路23Bに配置される。
上述したようにヒータ用冷却水戻し通路23Bは冷却水出口25から吸気マニホールド16のサージタンク29の後端部付近まで延出してその後下方へ屈曲するが、図2及び図7等のようにヒータ用冷却水戻し通路23Bの一部23aがサージタンク29の底部29aの下側に潜り込むようにして近接して配置される。ヒータシャットバルブ28は、このヒータ用冷却水戻し通路23Bの一部23aに配置される。
ヒータシャットバルブ28は、図6等に示されるように、上端がサージタンク29に連結され、下端がサージタンク29の底部29aの下方へ延出するブラケット31を介して、サージタンク29に固定される。
ブラケット31は、図4に示されるように薄金属板により概略「く」の字状を呈して形成され、その上端及び下端がそれぞれボルト32によりサージタンク29の右後端部とヒータシャットバルブ28の上部付近に締結される。
ここで、エンジン10はEGRシステム(Exhaust Gas Recirculation)を採用し、排気ガスの一部を吸気側へ再循環させるようにしている。この場合、図2あるいは図6等に示されるように吸気マニホールド16の左寄りの分岐管30の上方にEGRクーラ33が搭載され、EGRクーラ33のコア部に排気ガスが導入される。各図において排気ガスの流れを適宜点線矢印で示す。吸気マニホールド16の上面には、図6のように排気ガスをサージタンク29に導入するためのEGR通路34が吸気マニホールド16の上面から外方へ膨出するように形成される。なお、サージタンク29に対する排気ガスの導入量はEGRバルブ35により制御される。
図6あるいは図7に示されるようにEGR通路34は、ブラケット31の上方を横切るように形成される。
EGRクーラ33には、ヒータ用冷却水供給通路23Aから分岐するEGR用冷却水通路36(図2、図6等参照)が接続され、冷却水を利用してコア部を冷却しその排気ガスの温度を下げるようにしている。EGRクーラ33を流通した冷却水はEGR用冷却水通路36を介して冷却水ホース22に還流される。
エンジン10が始動することで冷却系の冷却水が所定温度になると、ウォータポンプ19が作動して冷却系に冷却水を循環させる。ウォータポンプ19から吐出されてエンジン10のウォータジャケット内を流通した冷却水は、シリンダヘッド13から冷却水ホース21を介してラジエータ17へ送られる。ラジエータ17により冷却された冷却水は冷却水ホース22を介してウォータポンプ19へ還流される。エンジン10とラジエータ17の間で冷却水を循環させ、エンジン10が冷却される。一方、冷却水の一部は冷却水流出部20からヒータ用冷却水通路23を介してヒータコア24に送られ、その際、ヒータシャットバルブ28がヒータコア24に対する冷却水の流れを遮断して、空調温度が適温となるように制御する。
本発明において特に、サージタンク29の底部29aが車両上下方向で冷却水出口25及びヒータ用冷却水戻し口26との間に配置され、分岐管30がサージタンク29の上部に連結されるため、サージタンク29の底部29aの下側にヒータ用冷却水戻し通路23Bを直線的な経路で配置する空間を確保できる。
この場合、更にヒータ用冷却水戻し通路23Bは、サージタンク29の底部29aに近接する位置に配置され、ヒータシャットバルブ28をそのようなヒータ用冷却水戻し通路23Bの途中で、サージタンク29の底部29aに近接するように配置する。これによりヒータシャットバルブ28の上方から滴下する雨水等の液体によりヒータシャットバルブ28が被水するのを防ぐことができる。従って、ヒータシャットバルブ28のカプラ部28aに対する浸水の発生を防止し、ヒータコア装置の安全作動を保証することができる。
また、ヒータシャットバルブ28をサージタンク29に固定するブラケット31は、サージタンク29の後方からアクセスして、ボルト32による締結作業ができるため、ヒータシャットバルブ28の組付け性を大幅に改善することが可能である。
更に、吸気マニホールド16の上面から外方へ膨出するEGR通路34がブラケット31の上方を横切るように形成されるため、EGR通路34が、吸気マニホールド16の上面に沿って流れる雨水を遮る。これにより雨水等でヒータシャットバルブ28が被水するのを更に確実に防ぐことができる。
以上、本発明の実施例を、図面を参照して詳細に説明したが、各実施例は、本発明の実施にあたっての具体例を示したに過ぎない。本発明の技術的範囲は、各実施例に限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の構成を左右逆の関係で構成することも可能である。
またヒータシャットバルブ28は、ヒータ用冷却水通路23のうちヒータ用冷却水供給通路23Aの途中に設けることも可能である。
1 車両、2 エンジンルーム、3 ダッシュパネル、4 車室、10 エンジン、11 クランクケース、12 シリンダブロック、13 シリンダヘッド、14 シリンダヘッドカバー、15 チェーンカバー、16 吸気マニホールド、17 ラジエータ、18 リザーバタンク、19 ウォータポンプ、20 冷却水流出部、21,22 冷却水ホース、23 ヒータ用冷却水通路、24 ヒータコア、25 冷却水出口、26 ヒータ用冷却水戻し口、27 冷却水入口、28 ヒータシャットバルブ、29 サージタンク、30 分岐管、31 ブラケット、32 ボルト、33 EGRクーラ、34 EGR通路、35 EGRバルブ、36 EGR用冷却水通路、37 冷却装置。

Claims (3)

  1. 車両幅方向に配列される複数の気筒を有するエンジン本体とラジエータとの間で冷却水を循環させる冷却装置と、
    気筒列方向に延びるサージタンクとこのサージタンク及び各前記気筒間を連絡する複数の分岐管とを有し、前記エンジン本体の後部に連結される吸気マニホールドと、
    前記エンジン本体との間で冷却水を循環させるヒータ用冷却水通路によって前記エンジン本体に連結されるヒータコアとカプラ部から供給される電力によって前記ヒータコアへの冷却水の流れを遮断するヒータシャットバルブとからなるヒータコア装置と、を備えたエンジンにおいて、
    前記ヒータ用冷却水通路を構成するヒータ用冷却水戻し通路の途中に前記ヒータシャットバルブが装着され、
    前記ヒータ用冷却水戻し通路は、前記ヒータコアの冷却水出口及び前記エンジン本体のヒータ用冷却水戻し口間を連絡し、
    前記サージタンクは、その底部が車両上下方向で前記冷却水出口及び前記ヒータ用冷却水戻し口との間に配置される一方、前記分岐管が前記サージタンクの上部に連結され、
    前記ヒータシャットバルブを、前記サージタンクの底部に近接するように配置したことを特徴とするエンジンのヒータコア装置。
  2. 前記ヒータシャットバルブは、上端が前記サージタンクに連結され、下端が前記サージタンクの底部の下方へ延出するブラケットを介して、前記サージタンクに固定されることを特徴とする請求項1に記載のエンジンのヒータコア装置。
  3. 前記吸気マニホールドの上面には、排気ガスを前記サージタンクに導入するEGR通路が前記吸気マニホールドの上面から外方へ膨出するように形成され、
    前記EGR通路は、前記ブラケットの上方を横切るように形成されることを特徴とする請求項2に記載のエンジンのヒータコア装置。
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