JP7254970B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本開示は、複数のスイッチング素子を含むスイッチング回路を備える電力変換装置に関する。
一般的な電力変換装置は、複数のスイッチング素子を含むスイッチング回路を備えている。電力変換装置の大容量化は、電力変換装置自体の並列接続、もしくはスイッチング素子の並列接続によって実現可能であるが、複数のスイッチング素子を並列接続してスイッチング回路を構成することにより、電力変換装置自体を並列接続するよりも電力変換装置を小型化することができる。また、電力変換装置では、小型化と同時に電力損失の低減が求められる。
特許文献1には、並列接続された複数のスイッチング素子のそれぞれの電流経路において、自己インダクタンスと相互インダクタンスとの和を等しくすることによって、各スイッチング素子を流れる電流を均等化する技術が記載されている。
また、特許文献2には、並列接続された複数のスイッチング素子において、各スイッチング素子のゲート抵抗を異なる値に設定することによって、各スイッチング素子を流れる電流を均等化する技術が記載されている。
特許文献2では、電流経路のインダクタンスが大きいスイッチング素子の場合には、ゲート抵抗は小さく設定され、電流経路のインダクタンスが小さいスイッチング素子の場合には、ゲート抵抗は大きく設定される。各スイッチング素子のスイッチング速度は、それぞれのゲート抵抗値に応じて異なる値となる。
また、特許文献3では、並列接続された複数のスイッチング素子において、事前に測定された各スイッチング素子のスイッチング特性に基づいて、各スイッチング素子のスイッチング損失を均等化する技術が記載されている。
特許文献3では、各スイッチング素子のスイッチング特性、具体的にはゲート電圧値およびゲート電圧値の傾きをパラメータとするスイッチング速度di/dtが事前に測定される。各スイッチング素子の実際の動作時には、事前に測定されたスイッチング特性に基づいて、各スイッチング素子の電圧値および電圧値の傾きが可変制御されることによって、各スイッチング素子のスイッチング損失が均等化される。
特開2019-29457号公報 特開2005-261035号公報 特開2018-82587号公報
特許文献1および2では、各スイッチング素子を流れる電流が均等化されることにより、各スイッチング素子の導通損失が均等化される。結果として、複数のスイッチング素子における導通損失の最大値が低減されることが予想される。
しかしながら、特許文献1では、複数のスイッチング素子の閾値電圧、ゲート電圧等の諸特性のばらつきまでは考慮されていない。そのため、特定のスイッチング素子のスイッチング損失が、他のスイッチング素子のスイッチング損失に比べて、突出して増大してしまう可能性がある。そのため、特許文献1では、複数のスイッチング素子における「最大スイッチング損失」、すなわち複数のスイッチング素子におけるスイッチング損失の最大値を低減することはできない。
また、特許文献2では、スイッチング素子のゲート抵抗値を大きく設定した場合には、それに応じてスイッチング速度が遅くなるため、結果としてスイッチング損失が増大してしまう。また、特許文献1と同様に、複数のスイッチング素子の閾値電圧、ゲート電圧等の諸特性のばらつきまでは考慮されていない。そのため、特許文献2でも、複数のスイッチング素子における「最大スイッチング損失」を低減することはできない。
また、特許文献3では、複数のスイッチング素子のスイッチング損失が均等化されることにより、複数のスイッチング素子における「最大スイッチング損失」が低減されることが予想される。しかしながら、特許文献3では、各スイッチング素子のスイッチング特性を事前に測定する必要があり、これは製造工数の大幅な増加を伴う。また、特許文献3では、ゲート電圧値およびゲート電圧値の傾きを可変制御するための追加部品が必要であり、これは製造コストの大幅な増加を伴う。
本開示は、上記のような課題を解決するためのものであり、並列接続された複数のスイッチング素子の諸特性にばらつきが存在する場合でも、製造工数および製造コストの増加を伴うことなく、複数のスイッチング素子における最大スイッチング損失を低減することができる、電力変換装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本開示に係る電力変換装置は、2以上の整数であるM個の並列接続されたスイッチング素子を含むスイッチング回路と、M個のスイッチング素子のスイッチング動作をそれぞれ制御することによって、スイッチング回路を制御する制御部とを備え、制御部は、スイッチング回路のスイッチング周期の1以上の整数倍である第1の設定周期毎に、M個のスイッチング素子の中から、1個以上かつM個未満の第1の対象スイッチング素子および1個以上かつM個未満の第2の対象スイッチング素子をそれぞれ選択し、スイッチング回路のターンオン動作時において、第1の対象スイッチング素子のターンオン開始時刻が、第1の対象スイッチング素子でない他のスイッチング素子のターンオン開始時刻よりも、第1の設定時間だけ早くなるように制御し、第1の設定時間は、第1の対象スイッチング素子のターンオン動作におけるターンオン時間以上に設定され、スイッチング回路のターンオフ動作時において、第2の対象スイッチング素子のターンオフ開始時刻が、第2の対象スイッチング素子でない他のスイッチング素子のターンオフ開始時刻よりも、第2の設定時間だけ遅くなるように制御し、第2の設定時間は、第2の対象スイッチング素子でない他のスイッチング素子のターンオフ動作におけるターンオフ時間以上に設定される。
本開示に係る電力変換装置によれば、並列接続された複数のスイッチング素子の諸特性にばらつきが存在する場合でも、製造工数および製造コストの増加を伴うことなく、複数のスイッチング素子における最大スイッチング損失を低減することができる。
実施の形態1に係る電力変換装置の回路図である。 比較例に係る制御において、第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子の閾値電圧のばらつきを考慮しない場合の動作波形を示す図である。 比較例に係る制御において、第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子の閾値電圧のばらつきを考慮した場合の動作波形を示す図である。 図1の電力変換装置における、第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子の諸特性にばらつきが存在しない場合の動作波形を示す図である。 図1の電力変換装置における、第1の設定周期TP1=T、第2の設定周期TP2=2×Tの場合の例である。 図1の電力変換装置における、第1の設定周期TP1=2×T、第2の設定周期TP2=4×Tの場合の例である。 図1の電力変換装置における、第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子の諸特性にばらつきが存在する場合の動作波形を示す図である。 実施の形態2に係る電力変換装置における、電流経路の寄生インダクタンスを考慮した等価回路図である。 実施の形態3に係る電力変換装置の回路図である。 実施の形態4に係る電力変換装置の回路図である。 実施の形態5に係る電力変換装置の回路図である。 図11の電力変換装置における、第1~第3のスイッチング素子の動作波形を示す図である。 実施の形態6に係る電力変換装置の回路図である。 図13の電力変換装置における、第1~第4のスイッチング素子の動作波形の第1の例を示す図である。 図13の電力変換装置における、第1~第4のスイッチング素子の動作波形の第2の例を示す図である。 実施の形態1~6に係る電力変換装置の各機能を専用のハードウェアである処理回路で実現する場合を示した構成図である。 実施の形態1~6に係る電力変換装置の各機能をプロセッサおよびメモリを備えた処理回路より実現する場合を示した構成図である。
以下、添付図面を参照して、本開示の実施の形態について、詳細に説明する。ただし、以下に示す実施の形態は一例であり、これらの実施の形態によって、本開示が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る電力変換装置100の回路図である。電力変換装置100は、スイッチング回路110と、制御部120とを備えている。
スイッチング回路110は、第1のスイッチング素子101と、第2のスイッチング素子102とを含んでいる。第1のスイッチング素子101と第2のスイッチング素子102とは、並列接続されている。
第1のスイッチング素子101および第2のスイッチング素子102は、自己消弧型の半導体素子である。例えば、第1のスイッチング素子101および第2のスイッチング素子102は、Si-MOSFET(Silicon Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である。
また、第1のスイッチング素子101および第2のスイッチング素子102は、SiC(Silicon Carbide)、GaN(Gallium Nitride)等のワイドバンドギャップ半導体素子であってもよい。あるいは、第1のスイッチング素子101および第2のスイッチング素子102は、ダイヤモンド半導体素子であってもよい。
制御部120は、第1のスイッチング素子101および第2のスイッチング素子102のスイッチング動作をそれぞれ制御することによって、スイッチング回路110を制御する。
詳細には、制御部120は、第1のスイッチング素子101のゲート信号を制御することによって、第1のスイッチング素子101のスイッチング動作を制御する。
また、制御部120は、第2のスイッチング素子102のゲート信号を制御することによって、第2のスイッチング素子102のスイッチング動作を制御する。
まず、本実施の形態1に係る電力変換装置100の動作を説明するのに先立って、比較例に係る制御における、図1のスイッチング回路110の動作について、図2および図3を参照して説明する。
図2は、比較例に係る制御における、第1のスイッチング素子101および第2のスイッチング素子102の動作波形を示す図である。ただし、図2は、2つのスイッチング素子101および102の諸特性にばらつきが存在しない理想的な場合のものである。2つのスイッチング素子101および102の諸特性にばらつきが存在しない場合には、両者の閾値電圧、ゲート抵抗、電流経路の寄生インダクタンス等は、全て同一である。
図2の時刻t0において、制御部120は、第1のスイッチング素子101および第2のスイッチング素子102のゲート信号を、ともに増加させていく。これにより、第1のスイッチング素子101のゲート-ソース電圧Vgs1および第2のスイッチング素子102のゲート-ソース電圧Vgs2が、ともに立ち上がり始める。
時刻t1において、第1のスイッチング素子101のゲート-ソース電圧Vgs1および第2のスイッチング素子102のゲート-ソース電圧Vgs2が、ともに閾値電圧Vthに到達する。
これにより、第1のスイッチング素子101および第2のスイッチング素子102のターンオン動作が、ともに開始される。具体的には、第1のスイッチング素子101のドレイン電流Id1および第2のスイッチング素子102のドレイン電流Id2が、ともに流れ始める。同時に、第1のスイッチング素子101と第2のスイッチング素子102とで共通のドレイン-ソース電圧Vdsが下降し始める。
時刻t2において、ドレイン-ソース電圧Vdsがゼロになる。これにより、第1のスイッチング素子101および第2のスイッチング素子102のターンオン動作が、ともに完了する。すなわち、第1のスイッチング素子101および第2のスイッチング素子102が、ともに導通状態になる。
時刻t1から時刻t2までの時間において、第1のスイッチング素子101および第2のスイッチング素子では、ともにスイッチング損失が発生する。このとき、2つのスイッチング素子101および102の諸特性にばらつきが存在しない理想的な場合には、両者のスイッチング損失は等しくなる。しかしながら、両者の諸特性にばらつきが存在する実際の場合には、両者のスイッチング損失は等しくならない。
図3は、比較例に係る制御において、2つのスイッチング素子101および102の閾値電圧のばらつきを考慮した場合における動作波形を示す図である。
図3の時刻t0において、制御部120は、第1のスイッチング素子101および第2のスイッチング素子102のゲート信号を、ともに増加させていく。これにより、第1のスイッチング素子101のゲート-ソース電圧Vgs1および第2のスイッチング素子102のゲート-ソース電圧Vgs2が、ともに立ち上がり始める。
時刻t1において、第1のスイッチング素子101のゲート-ソース電圧Vgs1が閾値電圧Vth1に到達する。これにより、第1のスイッチング素子101のターンオン動作が開始される。具体的には、第1のスイッチング素子101のドレイン電流Id1が流れ始め、同時にドレイン-ソース電圧Vdsが下降し始める。
この時、第2のスイッチング素子102のゲート-ソース電圧Vgs2は、閾値電圧Vth2に到達していない。そのため、第2のスイッチング素子102は非導通状態であり、ドレイン電流Id2はゼロである。
時刻t2において、第2のスイッチング素子102のゲート-ソース電圧Vgs2が閾値電圧Vth2に到達する。これにより、第2のスイッチング素子102のターンオン動作が開始され、ドレイン電流Id2が流れ始める。
この時、ドレイン-ソース電圧Vdsはゼロになっている。そのため、第2のスイッチング素子102のターンオン動作は、ゼロボルトスイッチングとなる。したがって、第2のスイッチング素子102のターンオン動作時のスイッチング損失はゼロである。
これに対して、第1のスイッチング素子101では、時刻t1から時刻t2までの時間において、スイッチング損失が発生する。一般的に、スイッチング素子のスイッチング損失Pswは、スイッチング動作時のドレイン-ソース電圧およびドレイン電流に比例する。
ここで、図3の2つのスイッチング素子101および102の閾値電圧のばらつきを考慮した場合と、図2の2つのスイッチング素子101および102の閾値電圧のばらつきを考慮しない理想的な場合とを、比較してみる。
時刻t1から時刻t2までの時間において、図3の第1のスイッチング素子101のドレイン電流Id1は、図2の第2のスイッチング素子101のドレイン電流Id1の2倍になっている。したがって、図3の第1のスイッチング素子101のスイッチング損失は、図2の第1のスイッチング素子101のスイッチング損失の2倍になる。
上記を考慮すると、図3の2つのスイッチング素子101および102の閾値電圧のばらつきを考慮した場合における、第1のスイッチング素子101の最大スイッチング損失Psw_max[W]は、次式のように表される。
Psw_max=2×Psw_ref×fsw (1)
上式において、Psw_refは、図2の2つのスイッチング素子101および102の閾値電圧のばらつきを考慮しない理想的な場合におけるスイッチング損失である。また、fswは、スイッチング回路110のスイッチング周波数である。
次に、本実施の形態1に係る電力変換装置100の動作について、図4~図6を参照して説明する。
図4は、本実施の形態1に係る電力変換装置100における、第1のスイッチング素子101および第2のスイッチング素子102の動作波形を示す図である。
ただし、図4は、2つのスイッチング素子101および102の諸特性にばらつきが存在しない理想的な場合のものである。これは以降の説明を容易にするためであり、図4を参照して行われる以降の説明は、2つのスイッチング素子101および102の諸特性にばらつきが存在する実際の場合についても、容易に拡張することができる。
また、図4では、スイッチング素子の数は2個である。しかしながら、以降の説明は、スイッチング素子の数が3個以上の場合についても、同様に成立する。
まず、スイッチング回路110のターンオン動作について説明する。図4の時刻t0において、制御部120は、第1のスイッチング素子101および第2のスイッチング素子102の中から、第1のスイッチング素子101を「第1の対象スイッチング素子」として選択する。そして、制御部120は、第1の対象スイッチング素子である第1のスイッチング素子101のゲート信号を増加させていく。これにより、第1のスイッチング素子101のゲート-ソース電圧Vgs1が立ち上がり始める。
時刻t1において、第1のスイッチング素子101のゲート-ソース電圧Vgs1が閾値電圧Vthに到達する。これにより、第1のスイッチング素子101のターンオン動作が開始される。具体的には、第1のスイッチング素子101のドレイン電流Id1が流れ始め、同時にドレイン-ソース電圧Vdsが下降し始める。
この時、第1の対象スイッチング素子でない他方のスイッチング素子である第2のスイッチング素子102のゲート-ソース電圧Vgs2はゼロのままであり、閾値電圧Vthに到達していない。そのため、第2のスイッチング素子102は非導通状態であり、ドレイン電流Id2はゼロである。
時刻t2において、制御部120は、第2のスイッチング素子102のゲート信号を増加させていく。これにより、第2のスイッチング素子102のゲート-ソース電圧Vgs2が立ち上がり始める。この時、第1のスイッチング素子101のドレイン電流Id1は増加し続け、同時にドレイン-ソース電圧Vdsは下降し続ける。
時刻t3において、第2のスイッチング素子102のゲート-ソース電圧Vgs2が閾値電圧Vthに到達する。これにより、第2のスイッチング素子102のターンオン動作が開始され、ドレイン電流Id2が流れ始める。
この時、ドレイン-ソース電圧Vdsはゼロになっている。換言すれば、制御部120は、ドレイン-ソース電圧Vdsがゼロになるタイミングで、第2のスイッチング素子102のターンオン動作が開始されるように、前述した時刻t2を設定する。
第2のスイッチング素子102のターンオン動作は、時刻t3でドレイン-ソース電圧Vdsがゼロになっているため、ゼロボルトスイッチングとなる。したがって、第2のスイッチング素子102のターンオン動作時のスイッチング損失はゼロである。
これに対して、第1のスイッチング素子101では、時刻t1から時刻t3までの時間において、スイッチング損失が発生する。
ここで、スイッチング素子のゲート-ソース電圧の上昇が開始される時刻を「ターンオン開始時刻」と定義する。したがって、第1のスイッチング素子101のターンオン開始時刻は、時刻t0である。また、第2のスイッチング素子102のターンオン開始時刻は、時刻t2である。さらに、第1の設定時間ΔT1=t2-t0と定義する。
上記の用語によってこれまでの動作を要約すると、制御部120は、スイッチング回路110のターンオン動作時において、第1の対象スイッチング素子である第1のスイッチング素子101のターンオン開始時刻が、第1の対象スイッチング素子でない他方のスイッチング素子である第2のスイッチング素子102のターンオン開始時刻よりも、第1の設定時間ΔT1だけ早くなるように制御する。
ただし、第1の設定時間ΔT1=t2-t0は、第1の対象スイッチング素子である第1のスイッチング素子101のターンオン動作におけるターンオン時間t3-t1と同一になるように設定される。これにより、第2のスイッチング素子102のターンオン動作時のスイッチング損失をゼロにすることができる。
なお、図4では、制御部120は、第1のスイッチング素子101を第1の対象スイッチング素子として選択した。そして、制御部120は、スイッチング回路110のターンオン動作時において、第1のスイッチング素子101のターンオン開始時刻が、第2のスイッチング素子102のターンオン開始時刻よりも、第1の設定時間ΔT1だけ早くなるように制御した。
これに替えて、第2のスイッチング素子102を第1の対象スイッチング素子として選択してもよい。この場合、制御部120は、スイッチング回路110のターンオン動作時において、第2のスイッチング素子102のターンオン開始時刻が、第1のスイッチング素子101のターンオン開始時刻よりも、第1の設定時間ΔT1だけ早くなるように制御する。
また、この場合、第1の設定時間Δ1は、第2のスイッチング素子102のターンオン動作におけるターンオン時間と同一になるように設定される。これにより、第1のスイッチング素子101のターンオン動作時のスイッチング損失をゼロにすることができる。
続いて、スイッチング回路110のターンオフ時の動作について説明する。図4の時刻t4において、制御部120は、第1のスイッチング素子101および第2のスイッチング素子102の中から、第1のスイッチング素子101を「第2の対象スイッチング素子」として選択する。そして、制御部120は、第2の対象スイッチング素子でない他方のスイッチング素子である第2のスイッチング素子102のゲート信号を減少させていく。これにより、第2のスイッチング素子102のゲート-ソース電圧Vgs2が下降し始める。
この時、第2の対象スイッチング素子である第1のスイッチング素子101のゲート-ソース電圧Vgs1は変化しない。そのため、第1のスイッチング素子101は、導通状態のままである。
時刻t5において、第2のスイッチング素子102のゲート-ソース電圧Vgs2がミラー電圧Vplatを下回る。これにより、第2のスイッチング素子102のターンオフ動作が開始される。具体的には、第2のスイッチング素子102のドレイン電流Id2が減少し始める。ただし、ドレイン-ソース電圧Vdsはゼロのままである。
また、時刻t5において、制御部120は、第1のスイッチング素子101のゲート信号を減少させていく。これにより、第1のスイッチング素子101のゲート-ソース電圧Vgs1が下降し始める。
時刻t6において、第1のスイッチング素子101のゲート-ソース電圧Vgs1がミラー電圧Vplatを下回る。これにより、第1のスイッチング素子101のターンオフ動作が開始される。具体的には、第1のスイッチング素子101のドレイン電流Id1が減少し始め、同時にドレイン-ソース電圧Vdsが上昇し始める。
この時、第2のスイッチング素子102のターンオフ動作が完了し、ドレイン電流Id2はゼロになっている。換言すれば、制御部120は、ドレイン電流Id2がゼロになるタイミングで、第1のスイッチング素子101のターンオフ動作が完了するように、前述した時刻t5を設定する。
時刻t7において、第1のスイッチング素子101のターンオフ動作が完了し、ドレイン電流Id1がゼロになる。
第2のスイッチング素子102のターンオフ動作は、時刻t5から時刻t6までの時間において、ドレイン-ソース電圧Vdsがゼロであるため、ゼロボルトスイッチングとなる。したがって、第2のスイッチング素子102のターンオフ動作時のスイッチン損失はゼロである。
これに対して、第1のスイッチング素子101では、時刻t6から時刻t7までの時間において、スイッチング損失が発生する。
ここで、スイッチング素子のゲート-ソース電圧の下降が開始される時刻を「ターンオフ開始時刻」と定義する。したがって、第2のスイッチング素子102のターンオフ開始時刻は、時刻t4である。また、第1のスイッチング素子101のターンオフ開始時刻は、時刻t5である。さらに、第2の設定時間ΔT2=t5-t4と定義する。
上記の用語によってこれまでの動作を要約すると、制御部120は、スイッチング回路110のターンオフ動作時において、第2の対象スイッチング素子である第1のスイッチング素子101のターンオフ開始時刻が、第2の対象スイッチング素子でない他方のスイッチング素子である第2のスイッチング素子102のターンオフ開始時刻よりも、第2の設定時間ΔT2だけ遅くなるように制御する。
ただし、第2の設定時間ΔT2=t5-t4は、第2の対象スイッチング素子でない他方のスイッチング素子である第2のスイッチング素子102のターンオフ動作のターンオフ時間t6-t5と同一になるように設定される。これにより、第2のスイッチング素子102のターンオフ動作時のスイッチング損失をゼロにすることができる。
なお、図4では、制御部120は、第1のスイッチング素子101を第2の対象スイッチング素子として選択した。そして、制御部120は、スイッチング回路110のターンオフ動作時において、第1のスイッチング素子102のターンオフ開始時刻が、第2のスイッチング素子102のターンオフ開始時刻よりも、第2の設定時間ΔT2だけ遅くなるように制御した。
これに替えて、第2のスイッチング素子102を第2の対象スイッチング素子として選択してもよい。この場合、制御部120は、スイッチング回路110のターンオフ動作時において、第2のスイッチング素子102のターンオフ開始時刻が、第1のスイッチング素子101のターンオフ開始時刻よりも、第2の設定時間ΔT2だけ遅くなるように制御する。
また、この場合、第2の設定時間ΔT2は、第1のスイッチング素子101のターンオフ動作におけるターンオフ時間と同一になるように設定される。これにより、第2のスイッチング素子102のターンオフ動作時のスイッチング損失をゼロにすることができる。
なお、図4では、スイッチング回路110のスイッチング動作の1周期、すなわち1回のターンオン動作および1回のターンオフ動作のみが記載されている。しかしながら、実際のスイッチング回路110の動作では、ターンオン動作およびターンオフ動作が一定の周期で繰り返されることになる。
そのため、制御部120は、スイッチング回路110のスイッチング周期の1以上の整数倍である第1の設定周期TP1毎に、第1の対象スイッチング素子および第2の対象スイッチング素子をそれぞれ変更する。
また、好ましくは、制御部120は、第1の設定周期TP1の2以上の整数倍である第2の設定周期において、第1のスイッチング素子101および第2のスイッチング素子102が第1の対象スイッチング素子として選択される回数が等しくなるようにする。
同様に、好ましくは、制御部120は、第1の設定周期TP1の2以上の整数倍である第2の設定周期において、第1のスイッチング素子101および第2のスイッチング素子102が第2の対象スイッチング素子として選択される回数が等しくなるようにする。
図5は、第1の設定周期TP1=T、第2の設定周期TP2=2×Tの場合の例である。ただし、Tはスイッチング回路110のスイッチング周期である。図5では、第1の対象スイッチング素子と第2の対象スイッチング素子とは、同一である。
図5では、1周期目において、第1のスイッチング素子101が第1の対象スイッチング素子および第2の対象スイッチング素子として選択される。また、2周期目において、第2のスイッチング素子102が第1の対象スイッチング素子および第2の対象スイッチング素子として選択される。以降、これが繰り返される。
図6は、第1の設定周期TP1=2×T、第2の設定周期TP2=4×Tの場合の例である。ただし、Tはスイッチング回路110のスイッチング周期である。図6では、第1の対象スイッチング素子と第2の対象スイッチング素子とは、同一ではない。
図6では、1周期目および2周期目において、第1のスイッチング素子101が第1の対象スイッチング素子として選択され、第2のスイッチング素子102が第2の対象スイッチング素子として選択される。また、3周期目および4周期目において、第2のスイッチング素子102が第1の対象スイッチング素子として選択され、第1のスイッチング素子101が第2の対象スイッチング素子として選択される。
上記のように制御することによって、第2の設定周期TP2において、第1のスイッチング素子101および第2のスイッチング素子102におけるスイッチング損失を均等化することができる。
引き続き、第2の設定周期TP2において、第1のスイッチング素子101および第2のスイッチング素子102が第1の対象スイッチング素子として選択される回数が等しく、かつ第1のスイッチング素子101および第2のスイッチング素子102が第2の対象スイッチング素子として選択される回数も等しい場合について考える。
この時、2つのスイッチング素子101および102における、最大スイッチング損失Psw_max,new[W]は、次式のように表される。
Psw_max,new=2×Psw_ref×fsw×(1/2) (2)
上式において、Psw_refは、図2の2つのスイッチング素子101および102の閾値電圧のばらつきを考慮しない理想的な場合におけるスイッチング損失である。また、fswは、スイッチング回路110のスイッチング周波数である。
式(2)と式(1)を比較すると、本実施の形態1に係る電力変換装置100では、2つのスイッチング素子101および102における最大スイッチング損失Psw_max,newは、比較例に係る最大スイッチング損失Psw_maxの1/2になっている。
ただし、以上の説明は、2つのスイッチング素子101および102の閾値電圧、ゲート抵抗、電流経路の寄生インダクタンス等の諸特性が等しいと仮定する理想的な場合のものであった。そのため、第1の設定時間ΔT1は、第1の対象スイッチング素子のターンオン動作におけるターンオン時間と等しくなるように設定された。また、第2の設定時間ΔT2は、第2の対象スイッチング素子でない他方のスイッチング素子のターンオフ動作におけるターンオフ時間と等しくなるように設定された。
しかしながら、先述したように実際の場合には、2つのスイッチング素子101および102の閾値電圧、ゲート抵抗、電流経路の寄生インダクタンス等の諸特性にばらつきが存在する。
これに対応するために、本実施の形態1では、第1の設定時間ΔT1を、第1の対象スイッチング素子のターンオン動作におけるターンオン時間以上に設定する。また、第2の設定時間ΔT2を、第2の対象スイッチング素子でない他方のスイッチング素子のターンオフ動作におけるターンオフ時間以上に設定する。このように設定することによって、2つのスイッチング素子101および102の諸特性のばらつきを吸収することができる。
図7は、2つのスイッチング素子101および102の諸特性にばらつきが存在する実際の場合における、第1のスイッチング素子101および第2のスイッチング素子102の動作波形を示す図である。図7では、第1のスイッチング素子101が第1の対象スイッチング素子および第2の対象スイッチング素子として選択されている。
図7において、第1の設定時間ΔT1=t3-t0は、第1の対象スイッチング素子である第1のスイッチング素子101のターンオン動作におけるターンオン時間t2-t1よりも長く設定されている。
また、第2の設定時間ΔT2=t7-t5は、第2の対象スイッチング素子でない他方のスイッチング素子である第2のスイッチング素子102のターンオフ動作におけるターンオフ時間t8-t6よりも長く設定されている。
本実施の形態1に係る電力変換装置100では、第1の設定時間ΔT1および第2の設定時間ΔT2を上記のように設定することによって、2つのスイッチング素子101および102の諸特性にばらつきが存在する場合でも、2つのスイッチング素子101および102における最大スイッチング損失を低減することができる。
なお、図7では、時刻t2から時刻t4までの時間、および時刻t8から時刻t9までの時間において、第1のスイッチング素子101のみが導通状態になっている。そのため、これらの時間における第1のスイッチング素子101の導通損失の増大が懸念される。
しかしながら、一般的なスイッチング素子のターンオン時間およびターンオフ時間は、数十ナノ秒程度である。そのため、図7における第1の設定時間ΔT1および第2の設定時間ΔT2は、数ナノ秒程度である。したがって、図7の1周期において、第1のスイッチング素子101のみが導通状態になる時間は、数ナノ秒程度である。
また、一般的な電力変換装置の駆動周波数は、数十kHzから数百kHz程度である。そのため、図7の1周期において、第1のスイッチング素子101が導通状態になる総時間は、数マイクロ秒程度である。したがって、第1のスイッチング素子101のみが導通状態になる数ナノ秒程度の時間における導通損失の増大の影響はごく僅かである。
以上説明したように、本実施の形態1に係る電力変換装置100において、制御部120は、第1の設定周期TP1毎に、2つのスイッチング素子101および102の中から、第1の対象スイッチング素子および第2の対象スイッチング素子をそれぞれ選択する。ただし、第1の設定周期TP1は、スイッチング回路110のスイッチング周期Tの1以上の整数倍である。
より一般的には、制御部120は、スイッチング回路110のスイッチング周期Tの1以上の整数倍である第1の設定周期TP1毎に、M個のスイッチング素子の中から、1個以上かつM個未満の第1の対象スイッチング素子および1個以上かつM個未満の第2の対象スイッチング素子をそれぞれ選択する。この際、第1の対象スイッチング素子と第2の対象スイッチング素子とは、同一であってもよいし、異なっていてもよい。
制御部120は、スイッチング回路110のターンオン動作時において、第1の対象スイッチング素子のターンオン開始時刻が、第1の対象スイッチング素子でない他のスイッチング素子のターンオン開始時刻よりも、第1の設定時間ΔT1だけ早くなるように制御する。ただし、第1の設定時間ΔT1は、第1の対象スイッチング素子のターンオン動作におけるターンオン時間以上に設定される。
また、制御部120は、スイッチング回路110のターンオフ動作時において、第2の対象スイッチング素子のターンオフ開始時刻が、第2の対象スイッチング素子でない他のスイッチング素子のターンオフ開始時刻よりも、第2の設定時間ΔT2だけ遅くなるように制御する。ただし、第2の設定時間ΔT2は、第2の対象スイッチング素子でない他のスイッチング素子のターンオフ動作におけるターンオフ時間以上に設定される。
上記の特徴によって、本実施の形態1に係る電力変換装置100では、並列接続される複数のスイッチング素子の諸特性にばらつきが存在する場合でも、製造工数および製造コストの増加を伴うことなく、複数のスイッチング素子における最大スイッチング損失を低減することができる。
また、複数のスイッチング素子における最大スイッチング損失が低減されることにより、電力変換装置100の発熱が抑制される。結果として、電力変換装置100に搭載される図示しない冷却器の小型化および低コスト化も可能になる。
さらに近年では、SiC、GaN等の高速スイッチング可能なスイッチング素子を用いた電力変換装置の高周波駆動化が進められている。スイッチング素子の導通損失は、駆動周波数が高周波になると概ね不変である。これに対して、スイッチング素子のスイッチング損失は、駆動周波数に比例して増加する。したがって、複数のスイッチング素子における最大スイッチング損失を低減可能であることは、非常に有利である。
また、本実施の形態1に係る電力変換装置100では、第1の設定周期TP1の2以上の整数倍である第2の設定周期TP2において、複数のスイッチング素子のそれぞれが、第1の対象スイッチング素子として選択される回数は全て等しく、かつ第2の対象スイッチング素子として選択される回数も全て等しい。これにより、各スイッチング素子のスイッチング損失を均等化することができる。
実施の形態2.
図8は、実施の形態2に係る電力変換装置200における、電流経路の寄生インダクタンスを考慮した等価回路図である。電力変換装置200は、スイッチング回路210と、制御部220とを備えている。図8のL1~L4は、スイッチング回路210の基板パターン、バスバー等の電流経路に存在する寄生インダクタンスである。
先述した特許文献1では、複数のスイッチング素子のそれぞれの電流経路において、自己インダクタンスと相互インダクタンスとの和を等しくすることによって、各スイッチング素子を流れる電流を均等化していた。
しかしながら、特許文献1では、複数のスイッチング素子のそれぞれの電流経路において、自己インダクタンスと相互インダクタンスとの和を等しくするために、スイッチング回路のレイアウトを工夫する必要がある。結果として、電流経路の長大化、回路の大型化、レイアウトの自由度の低下等を招くことになる。
これに対して、本実施の形態2に係る電力変換装置200では、制御部220は、2つのスイッチング素子101および102のそれぞれの電流経路の寄生インダクタンスに基づいて、第2の設定周期TP2において、2つのスイッチング素子101および102のそれぞれが、第1の対象スイッチング素子として選択される回数および第2の対象スイッチング素子として選択される回数を決定する。
詳細には、制御部220は、第2の設定周期TP2において、2つのスイッチング素子101および102のそれぞれが、第1の対象スイッチング素子として選択される回数および第2の対象スイッチング素子として選択される回数を、両者の寄生インダクタンス差分に基づく導通損失差を打ち消すように選択する。
上記の特徴によって、本実施の形態2に係る電力変換装置200では、電流経路の長大化、回路の大型化、レイアウトの自由度の低下等を招くことなく、各スイッチング素子の導通損失を均等化することができる。
実施の形態3.
図9は、実施の形態3に係る電力変換装置300の回路図である。電力変換装置300は、スイッチング回路310と、制御部320と、第1の温度検出器301と、第2の温度検出器302とを備えている。
第1の温度検出器301は、第1のスイッチング素子101の温度またはその周辺の温度を検出する。第2の温度検出器302は、第2のスイッチング素子102の温度またはその周辺の温度を検出する。
スイッチング回路310の内部または周辺のレイアウトによっては、図示しない冷却器の冷却能力、図示しない他の発熱部品からの熱干渉等に起因して、2つのスイッチング素子101および102の温度が大きく異なる場合がある。また、2つのスイッチング素子101および102の導通損失のばらつきに起因して、2つのスイッチング素子101および102の温度が大きく異なる場合もある。
制御部320は、第1の温度検出器301および第2の温度検出器302によってそれぞれ検出される温度に基づいて、第2の設定周期TP2において、2つのスイッチング素子101および102のそれぞれが、第1の対象スイッチング素子として選択される回数および第2の対象スイッチング素子として選択される回数を決定する。
詳細には、制御部320は、第2の設定周期TP2において、2つのスイッチング素子101および102のそれぞれが、第1の対象スイッチング素子として選択される回数および第2の対象スイッチング素子として選択される回数を、温度の高いスイッチング素子がより多く第1の対象スイッチング素子および第2の対象スイッチング素子として選択されるように決定する。
上記の特徴によって、本実施の形態3に係る電力変換装置300では、各スイッチング素子の温度を均等化することができる。
実施の形態4.
図10は、実施の形態4に係る電力変換装置400の回路図である。電力変換装置400は、スイッチング回路410と、制御部420と、第1の電流検出器401と、第2の電流検出器402と、電圧検出器403とを備えている。
第1の電流検出器401は、第1のスイッチング素子101のドレイン電流Id1を検出する。
第2の電流検出器402は、第2のスイッチング素子102のドレイン電流Id2を検出する。
電圧検出器403は、2つのスイッチング素子101および102において共通のドレイン-ソース電圧Vdsを検出する。
制御部420は、電圧検出器403によって検出されるドレイン-ソース電圧Vdsが予め決定される電圧閾値を下回る時刻として、第1の設定時間ΔT1の終了時刻を決定する。
また、制御部420は、第1の電流検出器401または第2の電流検出器402によって検出される第2の対象スイッチング素子でない他方のスイッチング素子のドレイン電流が、予め決定される電流閾値を下回る時刻として、第2の設定時間ΔT2の終了時刻を決定する。
先述した実施の形態1の図7では、2つのスイッチング素子101および102の諸特性のばらつきに対応するために、第1の対象スイッチング素子または第2の対象スイッチング素子のみが導通状態になる時間が存在していた。
これに対して、本実施の形態4に係る電力変換装置400では、上記の電圧閾値および電流閾値を適切に調整することによって、第1の対象スイッチング素子または第2の対象スイッチング素子のみが導通状態になる時間を最大限短縮することができる。結果として、2つのスイッチング素子101および102の動作波形を、先述した実施の形態1の図4の動作波形に近づけることができる。
実施の形態5.
図11は、実施の形態5に係る電力変換装置500の回路図である。電力変換装置500は、スイッチング回路510と、制御部520とを備えている。スイッチング回路510は、並列接続された第1~第3のスイッチング素子101~103を含んでいる。
図12は、本実施の形態5に係る電力変換装置500における、第1~第3のスイッチング素子101~103の動作波形を示す図である。ただし、図12は、3つのスイッチング素子101~103の諸特性にばらつきが存在しない理想的な場合のものである。
図12において、Vgs1~Vgs3は、各スイッチング素子101~103のゲート-ソース電圧である。また、Id1~Id3は、各スイッチング素子101~103のドレイン電流である。
図12の動作波形と、先述した実施の形態1の図4の動作波形とを比較すると、基本的な振る舞いは同様である。ただし、図12では、並列接続されるスイッチング素子の数が3個であるため、時刻t3から時刻t5までの導通時間において、各スイッチング素子101~103のドレイン電流Id1~Id3は、それぞれトータル電流の1/3になっている
また、図12では、第1の対象スイッチング素子である第1のスイッチング素子101のターンオン開始時刻が、第1の対象スイッチング素子でない他のスイッチング素子である第2のスイッチング素子102および第3のスイッチング素子103のターンオン開始時刻よりも、第1の設定時間ΔT1だけ早くなっている。この場合、第2のスイッチング素子102および第3のスイッチング素子103のターンオン動作時のスイッチング損失はゼロになる。
図12には示されていないが、第1の対象スイッチング素子が第2のスイッチング素子102である場合には、第1のスイッチング素子101および第3のスイッチング素子103のターンオン動作時のスイッチング損失がゼロになる。
同様に、第1の対象スイッチング素子が第3のスイッチング素子103である場合には、第1のスイッチング素子101および第2のスイッチング素子102のターンオン動作時のスイッチング損失がゼロになる。
また、図12では、第2の対象スイッチング素子である第1のスイッチング素子101のターンオフ開始時刻が、第2の対象スイッチング素子でない他のスイッチング素子である第2のスイッチング素子102および第3のスイッチング素子103のターンオフ開始時刻よりも、第2の設定時間ΔT2だけ遅くなっている。この場合、第2のスイッチング素子102および第3のスイッチング素子103のターンオフ動作時のスイッチング損失はゼロになる。
図12には示されていないが、第2の対象スイッチング素子が第2のスイッチング素子102である場合には、第1のスイッチング素子101および第3のスイッチング素子103のターンオフ動作時のスイッチング損失がゼロになる。
同様に、第2の対象スイッチング素子が第3のスイッチング素子103である場合には、第1のスイッチング素子101および第2のスイッチング素子102のターンオフ動作時のスイッチング損失がゼロになる。
以上説明したように、並列接続されるスイッチング素子の数が3個の場合でも、複数のスイッチング素子のスイッチング損失を均等化すると共に、最大スイッチング損失を低減することができる。ただし、先述した実施の形態1では最大スイッチング損失が1/2に低減されたのに対して、本実施の形態3では、スイッチング素子の数が3個であるため、最大スイッチング損失は1/3に低減される。
実施の形態6.
図13は、実施の形態6に係る電力変換装置600の回路図である。電力変換装置600は、スイッチング回路610と、制御部620とを備えている。スイッチング回路610は、並列接続された第1~第4のスイッチング素子101~104を含んでいる。
図14は、本実施の形態6に係る電力変換装置600における、第1~第4のスイッチング素子101~104の動作波形を示す図である。ただし、図14は、4つのスイッチング素子101~104の諸特性にばらつきが存在しない理想的な場合のものである。
図14において、Vgs1~Vgs4は、各スイッチング素子101~104のゲート-ソース電圧である。また、Id1~Id4は、各スイッチング素子101~104のドレイン電流である。
図14の動作波形と、先述した実施の形態1の図4の動作波形とを比較すると、基本的な振る舞いは同様である。ただし、図14では、並列接続されるスイッチング素子の数が4個であるため、時刻t3から時刻t5までの導通時間において、各スイッチング素子101~104のドレイン電流Id1~Id4は、それぞれトータル電流の1/4になっている。
また、図14では、第1の対象スイッチング素子である第1のスイッチング素子101のターンオン開始時刻が、第1の対象スイッチング素子でない他のスイッチング素子である第2~第4のスイッチング素子102~104のターンオン開始時刻よりも、第1の設定時間ΔT1だけ早くなっている。この場合、第2~第4のスイッチング素子102~104のターンオン動作時のスイッチング損失はゼロになる。
図14には示されていないが、第1の対象スイッチング素子として、第2のスイッチング素子102、第3のスイッチング素子103および第4のスイッチング素子104がそれぞれ選ばれた場合についても、同様である。
また、図14では、第2の対象スイッチング素子である第1のスイッチング素子101のターンオフ開始時刻が、第2の対象スイッチング素子でない他のスイッチング素子である第2~第4のスイッチング素子102~104のターンオフ開始時刻よりも、第2の設定時間ΔT2だけ遅くなっている。この場合、第2~第4のスイッチング素子102~104のターンオフ動作時のスイッチング損失はゼロになる。
図14には示されていないが、第2の対象スイッチング素子として、第2のスイッチング素子102、第3のスイッチング素子103および第4のスイッチング素子104がそれぞれ選ばれた場合についても、同様である。
以上説明したように、並列接続されるスイッチング素子の数が4個の場合でも、複数のスイッチング素子のスイッチング損失を均等化すると共に、最大スイッチング損失を低減することができる。ただし、本実施の形態6では、スイッチング素子の数が4つであるため、最大スイッチング損失は1/4に低減される。
なお、先述したように、第1の対象スイッチング素子として選択されるスイッチング素子の数は、2個以上であってもよい。詳細には、並列接続されるスイッチング素子の数をM個とすると、第1の対象スイッチング素子の数は、1個以上かつM個未満であればよい。
同様に、第2の対象スイッチング素子として選択されるスイッチング素子の数は、2個以上であってもよい。詳細には、並列接続されるスイッチング素子の数をM個とすると、第2の対象スイッチング素子の数は、1個以上かつM個未満であればよい。
図15は、並列接続された4つのスイッチング素子101~104の中から、第1の対象スイッチング素子および第2の対象スイッチング素子として、2つのスイッチング素子101および102を選択した場合の例である。
図15では、4つのスイッチング素子101~104の動作を、2つのゲート信号によって制御することができる。通常、スイッチング素子のスイッチング動作を制御するドライバIC(Integrated Circuit)は、1出力または2出力である。そのため、スイッチング素子の制御に必要なゲート信号の数を減らすことにより、ドライバICの数を削減することができる。結果として、電力変換装置の小型化および低コスト化が可能になる。
なお、上述した実施の形態1~6に係る電力変換装置における各機能は、処理回路によって実現される。各機能を実現する処理回路は、専用のハードウェアであってもよく、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサであってもよい。図16は、実施の形態1~6に係る電力変換装置の各機能を専用のハードウェアである処理回路4000で実現する場合を示した構成図である。また、図17は、実施の形態1~6に係る電力変換装置の各機能をプロセッサ5001およびメモリ5002を備えた処理回路5000により実現する場合を示した構成図である。
処理回路が専用のハードウェアである場合、処理回路4000は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。電力変換装置の各部の機能それぞれを個別の処理回路4000で実現してもよいし、各部の機能をまとめて処理回路4000で実現してもよい。
一方、処理回路がプロセッサ5001の場合、電力変換装置の各部の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアおよびファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ5002に格納される。プロセッサ5001は、メモリ5002に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、電力変換装置は、処理回路5000により実行されるときに、上述した各制御が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ5002を備える。
これらのプログラムは、上述した各部の手順あるいは方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ5002とは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリが該当する。また、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等も、メモリ2002に該当する。
なお、上述した各部の機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述した各部の機能を実現することができる。
100,200,300,400,500,600 電力変換装置、101 第1のスイッチング素子(スイッチング素子)、102 第2のスイッチング素子(スイッチング素子)、103 第3のスイッチング素子(スイッチング素子)、104 第4のスイッチング素子(スイッチング素子)、110,210,310,410,510,610 スイッチング回路、120,220,320,420,520,620 制御部、301 第1の温度検出器(温度検出器)、302 第2の温度検出器(温度検出器)、401 第1の電流検出器(電流検出器)、402 第2の電流検出器(電流検出器)、403 電圧検出器。

Claims (6)

  1. 2以上の整数であるM個の並列接続されたスイッチング素子を含むスイッチング回路と、
    前記M個のスイッチング素子のスイッチング動作をそれぞれ制御することによって、前記スイッチング回路を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記スイッチング回路のスイッチング周期の1以上の整数倍である第1の設定周期毎に、前記M個のスイッチング素子の中から、1個以上かつM個未満の第1の対象スイッチング素子および1個以上かつM個未満の第2の対象スイッチング素子をそれぞれ選択し、
    前記スイッチング回路のターンオン動作時において、前記第1の対象スイッチング素子のターンオン開始時刻が、前記第1の対象スイッチング素子でない他のスイッチング素子のターンオン開始時刻よりも、第1の設定時間だけ早くなるように制御し、該第1の設定時間は、前記第1の対象スイッチング素子のターンオン動作におけるターンオン時間以上に設定され、
    前記スイッチング回路のターンオフ動作時において、前記第2の対象スイッチング素子のターンオフ開始時刻が、前記第2の対象スイッチング素子でない他のスイッチング素子のターンオフ開始時刻よりも、第2の設定時間だけ遅くなるように制御し、該第2の設定時間は、前記第2の対象スイッチング素子でない他のスイッチング素子のターンオフ動作におけるターンオフ時間以上に設定され、
    前記ターンオン時間は、前記スイッチング素子のゲート-ソース電圧が閾値電圧に到達する時刻からミラー電圧に到達する時刻までの時間であり、前記ターンオフ時間は、前記スイッチング素子の前記ゲート-ソース電圧が前記ミラー電圧を下回る時刻から前記閾値電圧を下回る時刻までの時間であり、
    前記制御部は、前記M個のスイッチング素子のそれぞれの電流経路の寄生インダクタンスに基づいて、前記第1の設定周期の2以上の整数倍である第2の設定周期において、前記M個のスイッチング素子のそれぞれが、前記第1の対象スイッチング素子として選択される回数および前記第2の対象スイッチング素子として選択される回数を決定する
    電力変換装置。
  2. 前記制御部は、前記M個のスイッチング素子のゲート信号をそれぞれ制御することによって、前記M個のスイッチング素子のスイッチング動作をそれぞれ制御する、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記M個のスイッチング素子に共通のドレイン-ソース電圧を検出する電圧検出器と、
    前記M個のスイッチング素子のドレイン電流をそれぞれ検出する電流検出器と
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記電圧検出器によって検出される前記ドレイン-ソース電圧が予め決定される電圧値を下回る時刻によって、前記第1の設定時間の終了時刻を決定し、
    前記電流検出器によって検出される前記第2の対象スイッチング素子でない他のスイッチング素子のドレイン電流が予め決定される電流値を下回る時刻によって、前記第2の設定時間の終了時刻を決定する、請求項に記載の電力変換装置。
  4. 前記第1の対象スイッチング素子の数および前記第2の対象スイッチング素子の数は、それぞれ1個である、請求項1~のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  5. 前記第1の対象スイッチング素子と前記第2の対象スイッチング素子とは、同一である、請求項1~のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  6. 前記M個のスイッチング素子は、ワイドバンドギャップ半導体である、請求項1~のいずれか一項に記載の電力変換装置。
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