JP7254560B2 - ソケットユニット、水栓及び水栓の施工方法 - Google Patents
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Description
図9(a)、(b)に示すように、壁面11に設けられた配管13である湯用配管13a及び水用配管13bが、一対のソケット70を介して水栓本体90の給湯管90a及び給水管90bに接続されている。ソケット70は、管状のジョイント71と、ジョイント71に一体に形成されたソケット本体72とを有しており、全体の形状がクランク型になっている。一対のソケット70におけるジョイント71が、壁面11の湯用配管13a及び水用配管13bにねじ込みにより接続されるとともに、ソケット本体72の接続部としての袋ナット72aが、水栓本体90の給湯管90a及び給水管90bに接続されることによって、水栓本体90は壁面11に取り付けられている。
図1、2に示すように、浴室の壁面11には、配管としての湯用配管及び水用配管(図示省略)が設けられている。湯用配管及び水用配管には、それぞれクランク型のソケットユニット20が接続されており、湯用配管及び水用配管とソケットユニット20との接続箇所はカバー14で覆われている。ソケットユニット20は、湯用配管及び水用配管にねじ込みにより接続される管状のジョイント30と、ジョイント30に対して一体回転可能かつジョイント30の軸方向にスライド移動可能に組み付けられた中空板状のソケット本体40とを有する。また、ソケットユニット20は、壁面11側へのソケット本体40の移動を任意の位置で規制するストッパ部材50を有する。
ジョイント30について説明する。
図3、4に示すように、ソケット本体40は、対向して配置される長尺状の一対の縦壁と、一対の縦壁の周縁を接続する接続壁43とを備え、中空板状に構成されている。一方の縦壁である第1縦壁41の一端側には、円形の第1貫通孔41aが形成されている。第1貫通孔41aの内径は、ジョイント30の第1拡径部34の外径よりも若干大きく、ジョイント30の第2拡径部35の外径よりも小さく構成されている。他方の縦壁である第2縦壁42の一端側には、第1貫通孔41aと同一軸線となる位置に円形の第2貫通孔42aが形成されている。第2貫通孔42aの内径は、第1貫通孔41aの内径よりも大きく構成されている。第2貫通孔42aの内径は、ジョイント30の第3拡径部36の外径よりも若干大きく構成されている。第2縦壁42の他端側には、円形の第3貫通孔42bが形成されている。第3貫通孔42bの内周にはネジ溝42cが形成されている。このネジ溝42cに、グラン60aを介して袋ナット60bが取り付けられる。グラン60a及び袋ナット60bによって、水栓本体12の給湯管及び給水管に接続される接続部60が構成される。
図3、4に示すように、ストッパ部材50は、円環状に構成されており、内周にネジ溝50aが形成されている。このネジ溝50aが、ジョイント30のネジ溝部31に螺合することにより、ストッパ部材50はジョイント30に取り付けられる。ストッパ部材50が螺合する位置を変更することにより、ジョイント30のネジ溝部31における任意の位置にストッパ部材50を配置することができるように構成されている。ストッパ部材50の軸方向における両側の表面50bは平面で構成されている。後述のように、ソケットユニット20の各部材を組み付けた状態で、ストッパ部材50の表面50bは、ジョイント30の第1連結面37aに当接する。また、ソケット本体40の第1周壁41bの先端側端面41cと、ストッパ部材50の表面50bとの間には、若干の隙間Wが形成されている。この隙間Wが形成されていることにより、ソケット本体40の空回りが許容されている。また、ソケット本体40が壁面11側へ移動した際には、ストッパ部材50の表面50bがソケット本体40の第1周壁41bの先端側端面41cに当接することにより、壁面11側へのソケット本体40の移動が規制される。ストッパ部材50の表面50bがソケット本体40の第1周壁41bの先端側端面41cに当接した状態で、ストッパ部材50は、ジョイント30の係止溝33よりもジョイント30の他端側に位置するように構成されている。
図4に示すように、ソケット本体40の第2貫通孔42aに、ジョイント30の一端側であるネジ溝部31を挿入し、ソケット本体40の第1貫通孔41aからネジ溝部31を突出させる。ジョイント30における第1拡径部34と第2拡径部35の間の第2連結面37bを、ワッシャー38とともにソケット本体40の段差部41dに収容する。第2連結面37bがワッシャー38を介して段差部41dに当接することにより、それ以上、ジョイント30が第1貫通孔41aから突出することが規制される。
図5(a)に示すように、ソケット本体40の内側凸部43aとジョイント30の外側凸部35bとが当接した状態では、ソケット本体40を矢印の方向(図中の右回り)に回転させると、ジョイント30も一体となって回転する。すなわち、ソケット本体40とジョイント30とを一体回転させることができる。
(1)ジョイント30に対して一体回転可能かつジョイント30の軸方向にスライド移動可能に組み付けられたソケット本体40を有し、ジョイント30には、壁面11側へのソケット本体40の移動を任意の位置で規制するストッパ部材50が取り付けられている。
・本実施形態では、各袋ナット60bに水栓本体12の給湯管及び給水管を仮接続した状態でソケット本体40の位置を調整することによって、水栓本体12が壁面11と平行となるように水栓本体12の位置を調整し、その後、水栓本体12を本接続していたが、この態様に限定されない。各袋ナット60bの水栓本体12側の端部同士を繋いだ仮想直線が、壁面11に対して平行となるように調整したうえで、水栓本体12を接続してもよい。すなわち、水栓本体12の仮接続を省略してもよい。
・ジョイント30に取り付けられる止め輪32は省略されていてもよい。同様に、ジョイント30のネジ溝部31は、止め輪32が取り付けられる係止溝33を有することなく構成されていてもよい。
Claims (6)
- 水栓本体と壁面の配管とを接続するためのクランク型のソケットユニットであって、
前記壁面の配管にねじ込みにより接続される管状のジョイントと、
前記水栓本体に接続される接続部を備え、前記ジョイントに対して一体回転可能かつ前記ジョイントの軸方向にスライド移動可能に組み付けられたソケット本体とを有し、
前記ソケット本体は前記ジョイントに対して360度未満の範囲で空回り可能に構成されており、
前記ジョイントには、前記壁面側及び前記水栓本体側の少なくとも一方への前記ソケット本体の移動を任意の位置で規制するストッパ部材が取り付けられていることを特徴とするソケットユニット。 - 水栓本体と壁面の配管とを接続するためのクランク型のソケットユニットであって、
前記壁面の配管にねじ込みにより接続される管状のジョイントと、
前記水栓本体に接続される接続部を備え、前記ジョイントに対して一体回転可能かつ前記ジョイントの軸方向にスライド移動可能に組み付けられたソケット本体とを有し、
前記ソケット本体は、前記壁面側に位置する第1貫通孔と、前記水栓本体側に位置する第2貫通孔とを有しており、前記ソケット本体は、前記ジョイントが前記第1貫通孔と前記第2貫通孔を貫通した状態で前記ジョイントに組み付けられており、
前記ジョイントには、前記壁面側及び前記水栓本体側の少なくとも一方への前記ソケット本体の移動を任意の位置で規制するストッパ部材が取り付けられていることを特徴とするソケットユニット。 - 前記ストッパ部材は、前記壁面側への前記ソケット本体の移動を任意の位置で規制する請求項1又は2に記載のソケットユニット。
- 前記ジョイントの外周にはネジ溝が形成されており、
前記ストッパ部材は、前記ネジ溝に螺合した状態で取り付けられている請求項1~3のいずれか一項に記載のソケットユニット。 - 前記水栓本体と、前記水栓本体に接続される一対のソケットユニットとを備え、
前記一対のソケットユニットの少なくとも一方が請求項1~4のいずれか一項に記載のソケットユニットである水栓。 - 壁面の湯用配管及び水用配管に水栓を接続する水栓の施工方法であって、
前記水栓は、水栓本体と、一対のソケットユニットとを有し、
前記ソケットユニットは、管状のジョイントと、前記ジョイントに対して一体回転可能かつ前記ジョイントの軸方向にスライド移動可能に組み付けられたソケット本体と、前記ジョイントに取り付けられて、前記壁面側への前記ソケット本体の移動を任意の位置で規制するストッパ部材とを有し、
前記ソケット本体は前記ジョイントに対して360度未満の範囲で空回り可能に構成されており、
前記ソケット本体は、前記水栓本体に接続される接続部を備え、
前記一対のソケットユニットにおける各ジョイントを前記湯用配管及び前記水用配管にねじ込んで接続した後、
前記ソケット本体を360度未満の範囲で回転させて前記接続部同士の間隔を調整するとともに、前記一対のソケットユニットのうち、前記ソケット本体の接続部が前記壁面からより離間している方のソケット本体を前記壁面側にスライド移動させた後、
スライド移動させた前記ソケット本体の壁面側への移動を規制する位置に前記ストッパ部材を配置することを特徴とする水栓の施工方法。
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JP2019034223A JP7254560B2 (ja) | 2019-02-27 | 2019-02-27 | ソケットユニット、水栓及び水栓の施工方法 |
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